JPS6028626B2

JPS6028626B2 - 研削盤

Info

Publication number: JPS6028626B2
Application number: JP52032502A
Authority: JP
Inventors: 征雄大津; 政幸中島
Original assignee: Toyoda Koki KK
Current assignee: Toyoda Koki KK
Priority date: 1977-03-24
Filing date: 1977-03-24
Publication date: 1985-07-05
Also published as: JPS53117886A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は長さの異なる種々の工作物を一対の砥石車によ
って両側から研削する研削盤に関するもので、その目的
は工作物の長さに応じて心押台を移動させるためのモー
タによりロータリドレツサを回転駆動して一対の砥石車
を簡単な構成で高精度に同一形状にドレッシングし、高
精度、高能率な研削加工を可能にすることである。

近時ト互いに対向する一対の砥石車によって工作物の同
一加工個所を両側から同時に研削し、これにより研削抵
抗を相殺して工作物の事由心変位を防止するとともに研
削能率を向上する研削盤が開発されているが、この場合
、前記一対の砥石車の間に形状誤差があると所期の目的
を達成することができないので、両砥石車を高精度に同
一形状にドレッシングすることが要求される。

本発明はかかる要望を満たすためになされたもので、セ
ンタ間で工作物を挟持する主軸台及び心押台が装架され
たテーブルを互いに対向する一対の砥石車の間に配設し
、このテーブル上に固定された基台と前記心押台との間
に回転運動を直線運動に変換して心押台を主軸台に対し
て進退移動させる送り機構を介在し、前記基台にロータ
リドレッサを前記センタと同一軸線上で回転可能に支承
し「前記送り機構にクラッチ装置を介して連結されたモ
ータをこのロータリドレツサに回転連結したことを要旨
とするものである。

以下本発明の実施例を図面に基いて説明する。

１はベッドで、このベッド１上に固着されたスライドベ
ース２にはテーブル３がＺ軸方向に摺動自在に教壇され
、スライドベース２に固定されたサーボモー夕４により
送りねじを介して移動されるようになっている。

５はスライドベース２に固着された位層検出器で、この
位置検出器５はテーブル３が原位置に位置するときテー
ブル３に固着されたドッグ６により作動されて原位置信
号を送出する。

テーブル３上には主軸台８及び心押台９が戦遣され、工
作物Ｗはこの主軸台８及び心押台９のセンタ１０，１１
間に回転可能に挟持される。主軸台８の本体１２はテー
ブル３の左端部に固着され、この本体１２に前記主軸台
センタ１０が俵着されるとともにモータ亀３によって駆
動される面板１４が回転可能に支承されている。この面
板１４の回転はケレ、ケレ回し１５を介して工作物Ｗに
伝達される。ベッドーに案内ベース１７，１８がスライ
ドベース２を挟んで互いに対向して固着され、案内ベー
ス１７，１８上に一対の砥石台１９，２０がＺ軸に対し
て一定角度づつ反対方向に傾斜した×軸及びＵ軸方向に
それぞれ摺動自在に戦直されている。

そして砥石台１９，２川ま、各砥石台１９，２０をそれ
ぞれ移動させる送り装置として案内ベース１７，１８に
固着されたサーボモータ２１，２２に送りねじを介して
連結されている。砥石台１９，２川こはモータ２３，２
４によって同一方向に回転駆動される砥石車２５，２６
がそれぞれ回転可能に支承され、この砥石車２５，２６
により工作物Ｗは同一加工個所を両側から同時に研削さ
れるのである。心押台９について説明すると、心押台本
体３０はテーブル３上にＺ軸方向に進退自在に装架され
、この本体３８１こ前記心押台センター１を先端に接着
したラム３１がＺ軸方向に摺動自在に鉄合されている。

本体３０の後端に固着されたキャップ３２には力を電気
信号に変換する荷重変換器３３が螺着され、この荷重変
換器３３の受感部にはラム３１の後端部に穿設された孔
３４に遊鼓する当援部材３５が当接している。当援部村
３５とラム３１との間には圧縮スプリング３６が介在さ
れ、この圧縮スプリング３６の溌力によりラム３１は常
時前進端に付勢されている。ラム３亀を圧縮スプリング
３６の溌力に抗して手動で後退させるために〜外部突出
端に回し部３７が設けられた髄３８が本体３肌こ回転可
能に藤承され「この軸３８の先端に刻設されたピニオ
ン３９がラム３軍の側面に刻設されたラック母Ｑ‘こ噛
合されている。そして心押台９をテーブル３にクランプ
するために、クランブア−ム４１が本体３川こ回鰯可能
に枢支され、このクランプアーム４１の先端屈曲部はテ
ーブル３にＺ鞠方向に刻設された長溝４２内に係入して
いる。よってクランプアーム４１の後端部が本体３０１
こ設けられたシリンダ菱贋４３の作動により押動される
と、先端屈曲部が最澄４２の水平上面に押圧され、本体
３川まテーブル３上に引付けられてクランプされる。第
４図において４６はテーブル３の右端部に固着された基
台で、この基台４６と心押台９との間には回転運動を直
線運動に変換して心押台９を主軸台８に対して進退移動
させる送り機構４５が介在されている。

すなわち基台４６に心押台本体３８の下方後端部に固着
された中空のラックバー４７が摺敷自在に貫通され「
このラックバー４７に基台４６に回転自在に支承された
ピニオン５２が噛合されている。なお、前記シリンダ装
置亀３に庄油を給排するパイプ６１及び荷重変換器３３
に接続された電線はラックバー４７の鞠線に穿談された
貫通穴６０を通って外部に引出されている。４８は基台
４６にＺ軸方向に回転自在に軸承された伝達軸で、この
伝達軸４８に回転可能に支承されたプーリ体４９は基台
４６に固着された油圧モータ５０の出力軸にキー結合さ
れている。

プーｌｉ体４９と伝達軸４８との間にはクラッチ装置５
１が介在され、このクラッチ装置５１の連結又は開離に
よりプーリ体４９と伝達軸４８とは蚤離される。この伝
達軸４８‘まウオーム「ウオールホイール及び歯車列
を介して基台４６に支承された前記ピニオン５２に回転
連結され、このピニオン５２がラックバー４７１こ刻談
されたラック５３に噛合されている。基台亀６の上方部
には回転軸５３がＺ鞠方向に回転自在に轍承され、この
回転軸５３の右端にはダイヤモンド粒体を外周部に樟設
したロータリドレッサ６４が固着されている。６５は回
転軸５３に鉄着されたプーｉＪ体で、このプーリ体５５
と前記プーリ体４９との間にはベルト５６がラックバー
４７を取囲んで張設されている。

５九ま基台４６もこ自由回転可能に支承されたテンショ
ンプーリで「このテンションプーリ５７によりベルト５
８に適当なテンションが付与される。

次に上記実施例の作動について説明する。テーブル３が
原位置に位置する状態で工作物Ｗが図略の仮受台上に搬
入されると、心押台９のシリンダ装置４３が不作動にな
って心押台９のテーブル３上へのクランプが解除され、
クラッチ装置５１が作動してプーリ体４９と伝達軸４８
とが連結される。次に油圧モータ５０が正転起動されて
伝達軸４８がプーリ体４９、クラッチ装置５１を介して
回転され、この回転がウオーム、ウオームホィール及び
歯車列により減速されてピニオン５２に伝達され、この
ピニオン５２の正転によりラックバー４７が前進されて
心押台９が工作物Ｗに向って前進される。心押台９の前
進により工作物Ｗがセンタ１０，１１間に挟持された後
はセンタ１１の前進は阻止され、その後の心押台９の前
進につれてラム３１は圧縮スプリング３６を圧縮して本
体３０に対して後退される。この圧縮スプリング３６の
綾力すなわちセンタ１１が工作物Ｗを押圧する加圧力は
荷重変換器３３により電気信号に変換され、この加圧力
が設定値に達するとクラッチ装置５１が関離して心押台
９が停止され「油圧モータ５０が停止される。次にシリ
ンダ装置４３が作動されてクランプアーム４１が押動さ
れ、心押台９はテーブル３上にクランプされる。このよ
うに工作物Ｗがセンタ１０，１１間に侠持されると、サ
ーボモータ４，２１，２２にパルス分配がなされてテー
ブル３及び砥石台１９，２０‘ま砥石車のプロフィルに
応じて相対移動され、砥石車２５，２６は油圧モータ５
０‘こよりプーリ、ベルト機構を介して高速回転される
ロータリドレッサ５４によって所望プロフィルにドレッ
シングされる。

この場合、一対の砥石車２５，２６は回転する１個のロ
ータリドレツサ５４によってドレッシングされるので、
両砥石車２５，２６は高精度に同一形状にドレッシング
される。そしてドレッシングが終了すると、油圧モータ
５０は停止され、テーブル３は工作物Ｗの加工個所が砥
石車２５，２６と対向するまで右進さる。続いて砥石台
１９，２０がサーボモータ２１，２２により同期前進さ
れ、工作物Ｗの加工個所が砥石車２５，２６によって両
側から同時に研削される。砥石台竃９，２８が所定量だ
け前進されて工作物Ｗが所定寸法に研削されると、砥石
台１９，２０は原位置まで後退され、テーブル３はドッ
グ６が位置検出器５を作動するまで左進ごれて原位置に
復帰する。その後、心押台９のシリンダ装置４３が不作
動になって心押台９がアンクランプされ、クラッチ装置
５１が接続され、油圧モータ５０が逆転起動されて心押
台９が後退され、工作物Ｗがセンタ１０，１１間から離
脱される。なお、上記実施例では送り機構としてラック
、ピニオン機構を使用しているが「遠送りネジ機構でも
良いことは勿論である。

以上詳述したように本発明によれば、工作物の同一加工
個所を両側から同時に研削する一対の砥石車をベッド上
に装架し、センタ間で工作物を挟持する主軸台及び心押
台が装架されたテーブルを一対の砥石車の間でベッド上
に沼動自在に装架し、このテーブル上に固定された基台
と心押台との間に回転運動を直線運動に変換して心押台
を主軸台に対して進退移動させる送り機構を介在し、前
記基台に。

ータリドレッサを前記センタと同一軸線上で回転可能に
支承し、前記送り機構にクラッチ装置を介して連結さ．
れたモータをこのロータリドレッサに回転連結している
ので、前記一対の砥石車を簡単な構成で高精度に同一形
状にドレッシングすることができ「工作物を高精度、高
能率に両側から研削することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る研削盤の平面図Ｌ第２図は第１図
の０−ロ拡大断面図、第３図は第２図のｍ一皿断面図、
第４図は第１図のＷ−Ｎ拡大断面図である。１……ベッド、３……テーフル、鼓……主離合、９・…
〜Ｄ押台、官６…・・・主軸台センタ〜１軍…・・・
心押台センタ、１９，２０・…・・一対の砥石台、２１
，２２…・・・サーボモー夕（送り装置）、２５，２６
・・…・砥石車、４５・…・・送り機構、４６…・・・
基台、４７……ラックバー、５０……油圧モータ、６１
…・・・クラッチ装置、５２・…”ピニオン、５４……
ロー夕リドレッサ、Ｗ…・・・工作物。ガー図矛２図牙３図矛４図

Claims

【特許請求の範囲】１砥石車がそれぞれ回転可能に支承され工作物の同一
加工個所に両側から同時に研削するべくベツド上に前記
工作物に向つて互いに反対側から進退自在に装架された
一対の砥石台と、各砥石台をそれぞれ移動させる送り装
置と、前記ベツド上に前記一対の砥石台の間で摺動可能
に装架されたテーブルと、このテーブルの一端に固定さ
れ主軸台センタが装備された主軸台と、前記テーブル上
に前記テーブルの摺動方向に平行に摺動可能に装架され
前記主軸台センタとの間で前記工作物を挾持する心押台
センタが装架された心押台と、前記テーブルの他端に固
着された基台と、この基台と前記心押台との間に介在さ
れ回転運動を直線運動に変換して前記心押台を前記主軸
台に対して進退移動させる送り機構と、前記基台に固着
され前記送り機構にクラツチ装置を介して連結されたモ
ータと、前記基台に前記両センタと同一軸線上で回転可
能に支承され前記モータに回転連結されたロータリドレ
ツサとを備えたことを特徴とする研削盤。２前記送り機構を、前記心押台に固着されたラツクバ
ーと、このラツクバーと噛合され前記基台に回転可能に
支承されたピニオンとで構成したことを特徴とする特許
請求の範囲第１項記載の研削盤。