JPS6028606Y2 - 積層樹脂フイルム又はシ−ト - Google Patents

積層樹脂フイルム又はシ−ト

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JPS6028606Y2
JPS6028606Y2 JP15214880U JP15214880U JPS6028606Y2 JP S6028606 Y2 JPS6028606 Y2 JP S6028606Y2 JP 15214880 U JP15214880 U JP 15214880U JP 15214880 U JP15214880 U JP 15214880U JP S6028606 Y2 JPS6028606 Y2 JP S6028606Y2
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JP
Japan
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synthetic resin
sheet
resin film
dielectric loss
layer
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JP15214880U
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JPS5776030U (ja
Inventor
弘水 木根淵
Original Assignee
日本ウエ−ブロツク株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、高周波ウエルダーによって容易に溶接するこ
とのできる積層合成樹脂フィルム又はシートに関するも
のである。
従来、高周波ウエルダーによって高周波接合することの
可能である合成樹脂フィルム又はシートとしては、ポリ
塩化ビニルフィルム又はシートなどのように誘電体損失
の大きいプラスチックに限られており、誘電体損失の小
さいフィルム又はシート、例えば、ポリエチレン、ポリ
エステル、ポリスチレンなどを使用したフィルム又はシ
ートは、高周波接合することができなかった。
また、単体の合成樹脂フィルム又はシートの他に、各種
のフィルム又はシートを接着剤等によって相互に接着さ
れて構成されている積層合成樹脂フィルム又はシートに
おいても同様に、これらを相互に高周波ウエルダーによ
って接合するためには、接合面に誘電体損失の大きな合
成樹脂層が存在していなければならない。
ところで、従来、この種積層合成樹脂フィルム又はシー
トの1種として、例えば、ポリエステルフィルムの片面
の上に金属を蒸着又はコーティングし、更に、この金属
の蒸着又はコーティングした面の上に織物を接着したも
のが、そのポリエステルの有する本来の耐薬品性、柔軟
性、成形性に加えて、金属の有する紫外線、可視光線、
赤外線のしゃ断性や防湿性並びに織物による延伸に対す
る抵抗性などの特性を合わせて有しているために、各種
の包装材料、あるいは、壁紙材料、装飾材料どして広く
使用されている。
しかしながら、この積層合成樹脂フィルム又はシートは
、その構成上、相互に高周波溶接をする場合には、誘電
体損失の小さなフィルム又はシートと、・織布層とが接
触することとなるので溶接が困難であるだけでなく、特
に、導電性の金属層も含まれているので、高周波溶接の
際にスパークを発生するなどのために、高周波溶接は全
く不可能とされており、従って、この積層合成樹脂フィ
ルム又はシートは、その応用分野が限定されていた。
そこで、本考案は、このような構成を有し、しかも、高
周波溶接を可能とした積層合成樹脂フィルム又はシート
を得ることを、その目的とするものである。
本考案は、この目的を達成するために、前記のように、
高周波溶接の不可能な合成樹脂フィルム又はシートと、
金属蒸着層又は金属コーティング層と、織物層とから成
立っている積層合成樹脂フィルム又はシートの両方の外
表面の上に、高周波溶接の可能な誘電体損失の大きな合
成樹脂フィルム又はシートを、それぞれ、接着して成る
ことを、特徴とするものである。
以下、本考案をその1実施例を示す添付図面に基づいて
説明する。
図に示すように、本考案による積層合成樹脂フィルム又
はシートは誘電体損失の小さな合成樹脂、例えば、ポリ
エチレン、ポリエステル、ポリスチレンなどから作られ
たフィルム又はシート1の一方の面の上に、金属、例え
ば、アルミニウムを蒸着又はコーティングして金属層2
を作り、この金属層2の外面の上には織物又はタテ糸及
びヨコ糸を波形となるように相互にからませることによ
って構成された織布層3を接着剤4によって接着し、更
に、誘電体損失の小さな合成樹脂フィルム又はシート1
の他方の面及び織布層3の外面の上に、それぞれ、接着
剤5及び6を介して、誘電体損失の大きな合成樹脂、例
えば、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンなどから作
られたフィルム又はシート7及び8を接着することによ
って構成されている。
本考案は、このような構成を有しているが、その1実施
例として、誘電体損失の小さな合成樹脂フィルム1とし
て厚さ12μのポリエステルフィルムを、金属層2とし
て500Aの厚さの蒸着アルミニウムを、また、織布層
3として420デニールのナイロロン繊維から威る糸に
よって製織された荒目布を、それぞれ、使用し、これに
、誘電体損失の大きな合成樹脂フィルム7.8として厚
さ0.1圏のポリ塩化ビニルフィルムを積層したものを
作り、高周板つエルダーによって溶接を行い、接着試験
を行なったが、高周波溶接はポリ塩化ビニルフィルム同
志の間で行なわれるので、溶接は容易であり、また、所
望の接着強度を有することが確認された。
本考案は、以上のように、誘電体損失の小さな合成樹脂
フィルム又はシート1と、金属層2と、織布層3とが一
体に接合されて積層合成樹脂フィルム又はシートの主要
部を構成しているので、それらの各層によって、耐湿性
、輻射反射性、耐延伸性などの従来のこのような構成を
有する積層合成樹脂フィルム又はシートの発揮する特性
をそのまま維持しながら、その円外表面に一体に形成さ
れている誘電体損失の大きな合成樹脂フィルム又はシー
ト層7及び8の存在によって、相互の高周板つエルダー
による溶接が、容易に且つ確実に行なわれることができ
るようになる。
以上のように、本考案によると、主要部は誘電体損失の
小さな合成樹脂フィルム又はシートと、金属層と、織布
層とから構成されているにもかかわらず、円外表面を形
成する誘電体損失の大きな合成樹脂フィルム又はシート
の存在によって、フィルム又はシート同志を相互に、ス
パークしたり、焼けたり、過容着となったりすることな
く、高周波溶接をさせることができ、また、加工時に十
分な安全性と通常のポリ塩化ビニルの高周波接合と同等
の強度が得られるので、従来のこの種の積層合成樹脂フ
ィルム又はシートを、その高周波溶接加工の可能性によ
って、一層広範な分野に使用させることが可能となる。
なお、以上には、本考案による積層合成樹脂フィルム又
はシートを、織布層3がその一つの主要部を構成してい
るものとして説明したが、必要に応じては、この織布層
3を省略し、金属層2の外面上に誘電体損失の大きな合
成樹脂フィルム又はシート8を接着剤6を介して直接的
に接着しても、同様に、高周波溶接の可能な積層合成樹
脂フィルム又はシートを提供することのできることは、
無論のことである。
【図面の簡単な説明】
図は、本考案の1実施例を示す断面図である。 1・・・・・・誘電体損失の小さな合成樹脂フィルム又
はシート、2・・・・・・金属層、3・・・・・・織布
層、4゜5.6・・・・・・接着剤、7,8・・・・・
・誘電体損失の大きな合成樹脂フィルム又はシート。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 誘電体損失の小さな合成樹脂フィルム又はシート1
    の一方の上に金属層2を強固に設け、この金属層2の外
    面上に織布層3をその一方の面において接着し、誘電体
    損失の小さな合成樹脂フィルム又はシート1の他方の面
    及び織布層3の他方の面に、それぞれ、誘電体損失の大
    きな合成樹脂フィルム又はシート7.8を強固に設けて
    成る積層合成樹脂フィルム又はシート。 2 誘電体損失の小さな合成樹脂及び誘電体損失の大き
    な合成樹脂として、それぞれ、ポリエチレン、ポリエス
    テル、ポリエチレンン及びポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビ
    ニリデンを選択した実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の積層合成樹脂フィルム又はシート。 3 金属層2としてアルミニウム蒸着層又はコーティン
    グ層を使用した実用新案登録請求の範囲第1項又は第2
    項記載の積層合成樹脂フィルム又はシート。
JP15214880U 1980-10-27 1980-10-27 積層樹脂フイルム又はシ−ト Expired JPS6028606Y2 (ja)

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JPS5776030U JPS5776030U (ja) 1982-05-11
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JPH0243652Y2 (ja) * 1987-11-14 1990-11-20

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