JPS6027976Y2 - 自己ドプラ消去装置 - Google Patents

自己ドプラ消去装置

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JPS6027976Y2
JPS6027976Y2 JP11275077U JP11275077U JPS6027976Y2 JP S6027976 Y2 JPS6027976 Y2 JP S6027976Y2 JP 11275077 U JP11275077 U JP 11275077U JP 11275077 U JP11275077 U JP 11275077U JP S6027976 Y2 JPS6027976 Y2 JP S6027976Y2
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JP
Japan
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ship
target
frequency
doppler
speed
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Expired
Application number
JP11275077U
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JPS5439068U (ja
Inventor
春夫 須崎
Original Assignee
日本電気株式会社
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Publication date
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  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は水中目標を捜索するソーナー装置における各受
信ビーム方位の自己ドプラ消去装置に関するものである
ソーナー装置においては、一般に第1図に示すように0
本の送信ビームと待受受信方式と呼ばれる0本の受信ビ
ームによって反響信号の到来を待ち受けている。
つまり、第2図に示すように送信と受信のためにビーム
形成は時間的に分離されおり、送信時には送信ビームB
、、 B2.・・・・・・、 Bi、・・・・・・Bn
を順次(同時でもよい)各方位方向に形成する。
その後は待受受信状態に入り、このときには受信ビーム
B、% Bnは常時形成されており、全方位から到来す
る目標からの反響音響信号を待ち受けている。
通常、送信時間は数百ミリ秒、受信時間は2〜80秒程
度である。
第3図はドプラ効果による周波数変化を説明するための
自己と目標との対勢を示したもので、自己の送信ビーム
B2の送信波を目標が受ける対勢と目標からの反響波を
自己の受信ビームBiで受信する対勢を示すものである
いま同図において送信波の周波数をfoとしたとき、受
信波の周波数fRは、 fa=■0た竺九f・・・・・・・・・・・・・(1)
Vs−VICos□。
となる。
ただし目標は停止しているものとする(Vt=0)。
但し、■S:水中音速、V□:送信時の自船速力、θT
:送信送信日標方位、V2:受信時の自船速力、θR:
受信時の目標方位、 上記(1)式のfRとfoの差をΔfとおくとΔf=f
RfO・・・・・・・・・・・・・・・(2)これが自
己の運動によって生じた周波数変化であり、ドプラ効果
によって生じたものである。
目標が運動している場合も(1)式と同様で、その受信
周波数fR′は、 vst V2CO3()R+ VtCo5Ct 、 1
o、、、、、、(3)fRVs−V、Co50T−Vt
CosCtとなる。
但し、vt:目標速力、C1:目標針路、vst Vn
θT? V290R:(11式と同一。
このfR′とfRの差を△汀とおくと ΔfT=fR−fR・・・・・・・・・・・・(4)Δ
f丁が目標の運動によって生じた周波数変化である。
ソーナーにおいて送信波と受信波の周波数差を測定して
目標の速力を得るためには(4)式のfRを正確に演算
腰受信周波数fR′から引けば良い。
そのためには、自己の運動による自己ドプラを消去しな
ければならない。
従来は、送信と受信の時間が短かいことからV1CO8
OT=V2CO3ORとし、更にVS>VICO8Oア
、VS〉V2C03ORであることから(1)式は、テ
ーラ−展開して第1次の項までをとって、 と近似していた。
しかしながら目標の探知距離が長くなるにつれ、送信と
受信の時間間隔は、数十秒以上になり(5)式による近
似式では誤差が多くなり自己ドプラを完全に消去できな
くなってきた。
この誤差は自船速力および目標方位によるが、自船速力
3QKtで運動していて減速および針路変更をした場合
、(5)式は(1)式に対して1%停度の誤差になる。
この誤差は目標速力に換算すると十数Ktになり、(4
)式に示す方法で目標速力を正確に得ることは出来ない
本考案の目的は自己ドプラを完全に消去できる簡単な構
成から成る自己ドプラ消去装置を提供することになる。
本考案によれば、船舶に搭載され、音波を水中に送出し
、目標からの反響音を受波する送受波器と、受波した目
標信号の周波数fR′を抽出、出力する受信器と、前記
送受波器から音波を送出したときの自船針路と自船速力
を記憶するメモリと、このメモリから読み出した自船針
路と自船速力、および受波時の自船針路と自船速力とか
ら目標が停止していると仮定したときの受信波の周波数
fRを出力する演算回路と、前記周波数fR′から前記
周波数fRを減算するドプラ消去回路とを備えて成るこ
とを特徴とする自己ドプラ消去装置が得られる。
以下、図面を参照して本考案の一実施例を説明する。
第3図を参照して本考案の自己ドプラ消去の原理を説明
する。
自船は時刻ちに自船速力V1で自船針路C1で運動して
おり全方位にわたって(目標に向けた特定方位でも良い
)送信ビームB、〜Bnを送出し、時刻t2において方
位角ORの受信ビームBiで目標からの反響音を受信し
ている例を示す。
つまり、0本の送信ビームのうち目標に向かう送信ビー
ムに対する反響音を受信ビームBiで受信している。
ここで前述したとおり送信ビームを送出する送信時間は
通常数百ミリ秒と短かいため、送信時の自船の針路およ
び自船速力は一定と考えて差し支えない。
受信時の自船は、自船速力V2、自船針路C2である。
C,、C2は真方位針路(真北から測った自船針路)で
ある。
図から明らかなヨウニOT−〇□−(C2C2)である
から、この場合における自船の送信時と受信時の上記パ
ラメータVS、V1.V2および上記関係式を(1)式
に代入すると となる。
(6)式により自船の自己ドプラを正確に消去すること
ができる。
上記(6)式は、目標からの反響音を受けた受信ビーム
Biの受信方位ORについての自己ドプラ消去であるが
、受信ビーム方位B1からBnまで同様の処理を行なえ
ば、目標からの反響音が到来する受信ビームの方位につ
いては全て自己ドプラ消去処理が為されて全方位にわた
ーって目標のドツプラ周波数を正確に検知できる。
次に本考案の一実施例を具体的にブロック図で示した第
4図および第5図に従って説明する。
第4図は、ソーナー装置のブロック図であり、1は音波
を水中に送波して目標からの反響音を受波する送受波器
であり音波と電気信号の変装をするものであり、2は送
受転換器で制御回路4からの送受切替信号41で送信器
3からの送信と受信を切替えており、受信器5は0本の
受信ビームを形成するものである。
演算制御回路6は、送信制御パルス42を受けるとラッ
チ回路8にラッチパルス61を出力して送信時の自船針
路C1と自船速力V1をラッチ(一時記憶)した後、(
前述したとおり、送信時間は数百ミリ秒と短かいためC
□とVlは一定と考えられる)、送受切替信号41が受
信状態になると一定時刻こと(例えばlQQmsecご
と)にサンプリングパルス62を出力して、ラッチ回路
9にサンプリング時刻ごとの自船針路C2と速力V2を
ラッチする。
演算回路7は、サンプリングパルス62が入力されるご
とにC1,Vエデータ81とC2,■2データ91およ
び受信ビームの方位角ORを入力して(6)式の演算を
ビームB1からビームBnまて行ない、各ビームの周波
数データ70.71.72としてドプラ消去回路10゜
11.12に出力する。
第5図は第4図のドプラ消去回路11を更に詳しくした
ブロック図であり、変調回路13へのビームBiの受信
信号は、発振回路15からの局部発振周波数73によっ
て周波数変換され、フィルタ14によって両側帯波の片
側を取り出している。
いま、ドプラ消去回路11の発振周波数が自己ドプラ周
波数fRと同一になる場合で説明すると、発振回路7で
演算されたディジタル数値((fR〕)である周波数デ
ータ71が与えられるとこのディジタル数値に対応する
発振周波数fpが出力され、変調回路13の入力である
受信周波数fR′=fR+Δftを周波数変換する。
フィルタ14の入力周波数はfR′±fRとなるので、
このフィルタで下側帯波(一符号側)を取り出すと、自
船ドプラ消去された受信周波数△f1を得ることが出来
る。
またドプラ消去回路11の発振周波数はfR以外の任意
の同周波数fKてもよいことから、fKの選択によって
11の出力周波数は(fK−fO)十Δf、とすること
も可能である。
第5図における受信ビームBiの説明は、他の受信ビー
ムについても同様であり、このドプラ消去回路で全ビー
ムの受信信号の自船ドプラ周波数消去が行なえる。
各受信ビームの自船ドプラ周波数の演算は、サンプリン
グパルスごとにビームB1からビームBnまで順次行な
われ出力されるものであり、この演算は、ディジタル演
算を行なうことにより演算積度を向上できるので、演算
による誤差をほとんど無視することができる。
上述したように本考案によれば自己ドプラ消去演算に自
船針路データを入力して演算することによって、自船の
針路および速力が送信時と受信時で如何に変化した場合
でも、正確に自船ドプラ周波数の消去をすることが出来
るため、目標のドプラ周波数から目標速力を正確に得る
ことが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はソーナー装置における送受信ビームの配置図、
第2図は送受信タイミングと送信ビーム形成タイミング
を示す図、第3図はドプラ効果を説明するための自船と
目標の関係と自船の運動による目標方位を示す関係図、
第4図は本考案による自船ドプラ消去装置のブロック図
、第5図は第4図におけるドプラ消去回路のブロック図
である。 1・・・・・・送受波器、2・・・・・・送受転換器、
3・・・・・・送信器、4・・・・・・制御回路、5・
・・・・・受信器、6・・・・・・演算制御回路、7・
・・・・・演算回路、8,9・・・・・・ラッチ回路、
10〜12・・・・・・ドプラ消去回路、13・・・・
・・変調回路、14・・・・・・フィルタ、15・・・
・・・発振回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 船舶に搭載され、音波を水中に送出し、目標からの反響
    音を受波する送受波器と、受波した目標からの反響音信
    号の周波数fR′を抽出、出力する受信器と、前記送受
    波器から音波を送出したときの自船針路と自船速力を記
    憶するメモリと、このメモリから読み出した自船針路と
    自船速力、および受波時の自船針路と自船速力および前
    記目標からの反響音の受波時の前記目標の方位とから目
    標が停止していると仮定したときの受信波の前記目標か
    らの反響音信号の周波数fRを演算する演算回路と、前
    記周波数fR’から前記周波数fRを減算するドプラ消
    去回路とを備えて成ることを特徴とする自己ドプラ消去
    装置。
JP11275077U 1977-08-22 1977-08-22 自己ドプラ消去装置 Expired JPS6027976Y2 (ja)

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JP11275077U JPS6027976Y2 (ja) 1977-08-22 1977-08-22 自己ドプラ消去装置

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JPS5439068U JPS5439068U (ja) 1979-03-14
JPS6027976Y2 true JPS6027976Y2 (ja) 1985-08-23

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1993016399A1 (en) * 1992-02-06 1993-08-19 Furuno Electric Company, Limited Underwater detector

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS597652U (ja) * 1982-07-01 1984-01-18 株式会社野亜 家具用ベ−スアジヤスタ−
JPS5945584U (ja) * 1982-09-16 1984-03-26 古野電気株式会社 船速表示装置

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WO1993016399A1 (en) * 1992-02-06 1993-08-19 Furuno Electric Company, Limited Underwater detector

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JPS5439068U (ja) 1979-03-14

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