JP2900631B2 - セクタ・スキャン・インジケーション回路 - Google Patents
セクタ・スキャン・インジケーション回路Info
- Publication number
- JP2900631B2 JP2900631B2 JP3086341A JP8634191A JP2900631B2 JP 2900631 B2 JP2900631 B2 JP 2900631B2 JP 3086341 A JP3086341 A JP 3086341A JP 8634191 A JP8634191 A JP 8634191A JP 2900631 B2 JP2900631 B2 JP 2900631B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- frequency
- detection circuit
- received signal
- azimuth angle
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、アクティブソーナー装
置におけるセクタ・スキャン・インジケーション回路に
関する。
置におけるセクタ・スキャン・インジケーション回路に
関する。
【０００２】
【従来の技術】セクタ・スキャン・インジケーション(S
ector Scan Indication)回路は、目標艦の方位角測定を
行う回路であるが、従来、この回路は例えば図４に示す
ように、スプリットビーム相関回路１と、電気位相角検
出回路２と、方位角検出回路３ｂとで基本的に構成され
る。
ector Scan Indication)回路は、目標艦の方位角測定を
行う回路であるが、従来、この回路は例えば図４に示す
ように、スプリットビーム相関回路１と、電気位相角検
出回路２と、方位角検出回路３ｂとで基本的に構成され
る。
【０００３】図４において、スプリットビームは、同一
方向に所定間隔（ｄ）をおいてビームフォーミングされ
た平行な２本のビームからなり、一方がＲビーム他方が
Ｌビームと称され、それぞれのビームでの受信信号は実
部（Ｒｅａｌ）と虚部（Ｉｍａｇ）を備える複素信号で
表される。スプリットビーム相関回路１は、このスプリ
ットビームによる受信信号を受けてＬビームとＲビーム
の相互相関をとり、相関結果を複素信号に形で出力す
る。
方向に所定間隔（ｄ）をおいてビームフォーミングされ
た平行な２本のビームからなり、一方がＲビーム他方が
Ｌビームと称され、それぞれのビームでの受信信号は実
部（Ｒｅａｌ）と虚部（Ｉｍａｇ）を備える複素信号で
表される。スプリットビーム相関回路１は、このスプリ
ットビームによる受信信号を受けてＬビームとＲビーム
の相互相関をとり、相関結果を複素信号に形で出力す
る。
【０００４】電気位相角検出回路２は、相関結果を受け
てＬビームとＲビームでの受信信号の位相差φを求め
る。そして、方位角検出回路３ｂは、位相差φとビーム
間距離ｄと受信信号の周波数ｆとによって受信信号の到
来方位角θを検出する。
てＬビームとＲビームでの受信信号の位相差φを求め
る。そして、方位角検出回路３ｂは、位相差φとビーム
間距離ｄと受信信号の周波数ｆとによって受信信号の到
来方位角θを検出する。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のセクタ
・スキャン・インジケーション回路では、方位検出回路
で使用する周波数値は固定値であるので、送信波がＦＭ
波である場合には、中心周波数などの特定の周波数を限
定使用することになる。そうすると、例えば、図３に示
すように、送信パルスがＦＭ波であると、周波数は中心
周波数ｆ0 の前後（ｆ0L、ｆ0H）に変化しているが、目
標艦のドップラーにより受信パルスにドップラーシフト
を生じ、またＦＭ波では周波数の振り幅（ｆ0L−ｆ0H）
があるので、その変化した周波数値は方位検出で使用す
る周波数値と異なったものとなり、方位検出誤差を生ず
るという問題がある。
・スキャン・インジケーション回路では、方位検出回路
で使用する周波数値は固定値であるので、送信波がＦＭ
波である場合には、中心周波数などの特定の周波数を限
定使用することになる。そうすると、例えば、図３に示
すように、送信パルスがＦＭ波であると、周波数は中心
周波数ｆ0 の前後（ｆ0L、ｆ0H）に変化しているが、目
標艦のドップラーにより受信パルスにドップラーシフト
を生じ、またＦＭ波では周波数の振り幅（ｆ0L−ｆ0H）
があるので、その変化した周波数値は方位検出で使用す
る周波数値と異なったものとなり、方位検出誤差を生ず
るという問題がある。
【０００６】本発明の目的は、ＦＭ波の周波数偏移やド
ップラー偏移による誤差を生ずることなく目標艦の方位
測定をなし得るアクティブソーナー装置におけるセクタ
・スキャン・インジケーション回路を提供することにあ
る。
ップラー偏移による誤差を生ずることなく目標艦の方位
測定をなし得るアクティブソーナー装置におけるセクタ
・スキャン・インジケーション回路を提供することにあ
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のセクタ・スキャン・インジケーション回路
は次の如き構成を有する。即ち、本発明のセクタ・スキ
ャン・インジケーション回路は、同一方向に形成された
平行な２本のビームにより受信された信号の相関をとる
スプリットビーム相関回路と； このスプリットビーム
相関回路の出力を受けて２本のビームでの受信信号の位
相差を求める電気位相角検出回路と； 検出した受信信
号の位相差、ビーム間距離、周波数によって受信信号の
到来方位角を検出する方位角検出回路と； を備えるア
クティブソーナー装置におけるセクタ・スキャン・イン
ジケーション回路において；前記スプリットビーム相関
回路の出力を受けて受信信号の振幅を求める２乗検波回
路と； 当該ソーナー装置から目標ドップラー周波数と
送信パルスの周波数データを受けて受信エコーに適合す
る周波数値を求める受信パルス適合周波数算出回路と；
前記方位角検出回路と前記受信パルス適合周波数算出
回路との間に設けられるスイッチと； 前記２乗検波回
路の出力を受けてその振幅値がしきい値を越えたとき送
信パルス幅に相当する時間内、前記受信パルス適合周波
数算出回路が求めた周波数値を前記方位角検出回路に使
用させるため前記スイッチを閉成するトリガ回路と；
を備えたことを特徴とするものである。
に、本発明のセクタ・スキャン・インジケーション回路
は次の如き構成を有する。即ち、本発明のセクタ・スキ
ャン・インジケーション回路は、同一方向に形成された
平行な２本のビームにより受信された信号の相関をとる
スプリットビーム相関回路と； このスプリットビーム
相関回路の出力を受けて２本のビームでの受信信号の位
相差を求める電気位相角検出回路と； 検出した受信信
号の位相差、ビーム間距離、周波数によって受信信号の
到来方位角を検出する方位角検出回路と； を備えるア
クティブソーナー装置におけるセクタ・スキャン・イン
ジケーション回路において；前記スプリットビーム相関
回路の出力を受けて受信信号の振幅を求める２乗検波回
路と； 当該ソーナー装置から目標ドップラー周波数と
送信パルスの周波数データを受けて受信エコーに適合す
る周波数値を求める受信パルス適合周波数算出回路と；
前記方位角検出回路と前記受信パルス適合周波数算出
回路との間に設けられるスイッチと； 前記２乗検波回
路の出力を受けてその振幅値がしきい値を越えたとき送
信パルス幅に相当する時間内、前記受信パルス適合周波
数算出回路が求めた周波数値を前記方位角検出回路に使
用させるため前記スイッチを閉成するトリガ回路と；
を備えたことを特徴とするものである。
【０００８】
【作用】次に、前記の如く構成される本発明のセクタ・
スキャン・インジケーション回路の作用を説明する。本
発明では、実際に受信した受信信号の周波数を求め、そ
の受信信号の受信時間に相当する時間内、その求めた受
信周波数を方位検出回路に与えて方位検出の周波数値と
して使用する。
スキャン・インジケーション回路の作用を説明する。本
発明では、実際に受信した受信信号の周波数を求め、そ
の受信信号の受信時間に相当する時間内、その求めた受
信周波数を方位検出回路に与えて方位検出の周波数値と
して使用する。
【０００９】その結果、ＦＭ波の周波数偏移やドップラ
ー偏移による誤差を生ずることなく目標艦の方位測定を
なし得ることになる。
ー偏移による誤差を生ずることなく目標艦の方位測定を
なし得ることになる。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図１は、本発明の一実施例に係るセクタ・スキャ
ン・インジケーション回路を示す。図４と同一構成部分
には同一符号を付してある。本発明では、２乗検波回路
４、トリガ回路５、受信パルス適合周波数算出回路６及
びスイッチ７を設け、方位角検出回路３ａに若干の機能
追加をしてある。
する。図１は、本発明の一実施例に係るセクタ・スキャ
ン・インジケーション回路を示す。図４と同一構成部分
には同一符号を付してある。本発明では、２乗検波回路
４、トリガ回路５、受信パルス適合周波数算出回路６及
びスイッチ７を設け、方位角検出回路３ａに若干の機能
追加をしてある。
【００１１】２乗検波回路４は、スプリットビーム相関
回路１の出力を受けて受信信号の振幅を求め、それをト
リガ回路５に出力する。トリガ回路５では、入力された
受信信号の振幅とトリガレベルとを比較し（図２
（ａ））、入力信号がトリガレベルをを越えたとき送信
パルス幅に相当する時間内（図２（ｂ））、スイッチ７
を閉成し、受信パルス適合周波数算出回路６の出力が方
位角検出回路３ａに与えられるようにする。トリガスタ
ートから送信パルス幅分の時間内の入力信号は受信エコ
ーと考えられるからである。
回路１の出力を受けて受信信号の振幅を求め、それをト
リガ回路５に出力する。トリガ回路５では、入力された
受信信号の振幅とトリガレベルとを比較し（図２
（ａ））、入力信号がトリガレベルをを越えたとき送信
パルス幅に相当する時間内（図２（ｂ））、スイッチ７
を閉成し、受信パルス適合周波数算出回路６の出力が方
位角検出回路３ａに与えられるようにする。トリガスタ
ートから送信パルス幅分の時間内の入力信号は受信エコ
ーと考えられるからである。
【００１２】一方、受信パルス適合周波数算出回路６で
は、当該ソーナー装置から目標ドップラー周波数と送信
パルスの周波数データを受けて受信エコーに適合する周
波数値を求める。具体的には、図３に示したように、送
信したＦＭ波（中心周波数ｆ0 ）を受信した場合、目標
艦のドップラーにより受信信号の周波数が偏移している
こと、ＦＭ波自体に周波数の振り幅（ｆ0L−ｆ0H）があ
ることから、送信したＦＭ波のパルスを受信信号と同じ
レートでサンプリングし、それにドップラーシフト分の
周波数の偏移量を加算し、受信信号が持っているであろ
う周波数（ｆL−ｆH ）を算出する。
は、当該ソーナー装置から目標ドップラー周波数と送信
パルスの周波数データを受けて受信エコーに適合する周
波数値を求める。具体的には、図３に示したように、送
信したＦＭ波（中心周波数ｆ0 ）を受信した場合、目標
艦のドップラーにより受信信号の周波数が偏移している
こと、ＦＭ波自体に周波数の振り幅（ｆ0L−ｆ0H）があ
ることから、送信したＦＭ波のパルスを受信信号と同じ
レートでサンプリングし、それにドップラーシフト分の
周波数の偏移量を加算し、受信信号が持っているであろ
う周波数（ｆL−ｆH ）を算出する。
【００１３】方位角検出回路３ａは、前述したようにし
て方位角θを求めるが、スイッチ７が開成（ＯＦＦ）し
ている場合は、従来と同様、中心周波数ｆ0(固定値）を
使用する。一方、スイッチ７がトリガ回路５によって閉
成（ＯＮ）している場合は受信パルス適合周波数算出回
路６が求めた受信パルス適合周波数（ｆL −ｆH ）をパ
ラメータｆとして使用する。
て方位角θを求めるが、スイッチ７が開成（ＯＦＦ）し
ている場合は、従来と同様、中心周波数ｆ0(固定値）を
使用する。一方、スイッチ７がトリガ回路５によって閉
成（ＯＮ）している場合は受信パルス適合周波数算出回
路６が求めた受信パルス適合周波数（ｆL −ｆH ）をパ
ラメータｆとして使用する。
【００１４】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のセクタ・
スキャン・インジケーション回路によれば、実際に受信
した受信信号の周波数を求め、その受信信号の受信時間
に相当する時間内、その求めた受信周波数を方位検出回
路に与えて方位検出の周波数値として使用するようにし
たので、ＦＭ波の周波数偏移やドップラー偏移による誤
差を生ずることなく目標艦の方位測定をなし得る効果が
ある。
スキャン・インジケーション回路によれば、実際に受信
した受信信号の周波数を求め、その受信信号の受信時間
に相当する時間内、その求めた受信周波数を方位検出回
路に与えて方位検出の周波数値として使用するようにし
たので、ＦＭ波の周波数偏移やドップラー偏移による誤
差を生ずることなく目標艦の方位測定をなし得る効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例に係るセクタ・スキャン・イ
ンジケーション回路の構成ブロック図である。
ンジケーション回路の構成ブロック図である。
【図２】トリガ回路の動作説明図である。
【図３】送信パルスと受信パルスとの関係説明図であ
る。
る。
【図４】従来のセクタ・スキャン・インジケーション回
路の構成ブロック図である。
路の構成ブロック図である。
１ スプリットビーム相関回路 ２ 電気位相角検出回路 ３ａ 方位角検出回路 ４ ２乗検波回路 ５ トリガ回路 ６ 受信パルス適合周波数算出回路 ７ スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) G01S 7/523 G01S 3/808 G01S 15/00 - 15/62
Claims (1)
- 【請求項１】 同一方向に形成された平行な２本のビー
ムにより受信された信号の相関をとるスプリットビーム
相関回路と； このスプリットビーム相関回路の出力を
受けて２本のビームでの受信信号の位相差を求める電気
位相角検出回路と； 検出した受信信号の位相差、ビー
ム間距離、周波数によって受信信号の到来方位角を検出
する方位角検出回路と； を備えるアクティブソーナー
装置におけるセクタ・スキャン・インジケーション回路
において； 前記スプリットビーム相関回路の出力を受
けて受信信号の振幅を求める２乗検波回路と； 当該ソ
ーナー装置から目標ドップラー周波数と送信パルスの周
波数データを受けて受信エコーに適合する周波数値を求
める受信パルス適合周波数算出回路と； 前記方位角検
出回路と前記受信パルス適合周波数算出回路との間に設
けられるスイッチと；前記２乗検波回路の出力を受けて
その振幅値がしきい値を越えたとき送信パルス幅に相当
する時間内、前記受信パルス適合周波数算出回路が求め
た周波数値を前記方位角検出回路に使用させるため前記
スイッチを閉成するトリガ回路と； を備えたことを特
徴とするセクタ・スキャン・インジケーション回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3086341A JP2900631B2 (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | セクタ・スキャン・インジケーション回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3086341A JP2900631B2 (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | セクタ・スキャン・インジケーション回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04296682A JPH04296682A (ja) | 1992-10-21 |
| JP2900631B2 true JP2900631B2 (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=13884155
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3086341A Expired - Lifetime JP2900631B2 (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | セクタ・スキャン・インジケーション回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2900631B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11467242B2 (en) | 2019-05-29 | 2022-10-11 | Nec Corporation | Direction-of-arrival estimation apparatus, method, and non-transitory medium |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4967718B2 (ja) * | 2007-03-02 | 2012-07-04 | 日本電気株式会社 | アクティブソーナー装置 |
| JP4930130B2 (ja) * | 2007-03-20 | 2012-05-16 | 日本電気株式会社 | アクティブソーナー装置、ソーナー用受信信号処理方法、及びその信号処理プログラム |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS453599Y1 (ja) * | 1966-10-19 | 1970-02-18 | ||
| JPS5032544U (ja) * | 1973-07-19 | 1975-04-09 | ||
| DE3810658A1 (de) * | 1988-03-29 | 1989-10-12 | Lohmann Gmbh & Co Kg | Pflaster, insbesondere epikutantestpflaster und verfahren zur herstellung desselben |
-
1991
- 1991-03-26 JP JP3086341A patent/JP2900631B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11467242B2 (en) | 2019-05-29 | 2022-10-11 | Nec Corporation | Direction-of-arrival estimation apparatus, method, and non-transitory medium |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04296682A (ja) | 1992-10-21 |
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