JPS6027825Y2 - 燃料噴射ポンプ - Google Patents
燃料噴射ポンプInfo
- Publication number
- JPS6027825Y2 JPS6027825Y2 JP17591179U JP17591179U JPS6027825Y2 JP S6027825 Y2 JPS6027825 Y2 JP S6027825Y2 JP 17591179 U JP17591179 U JP 17591179U JP 17591179 U JP17591179 U JP 17591179U JP S6027825 Y2 JPS6027825 Y2 JP S6027825Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel injection
- hardened
- sliding hole
- plunger
- pump
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本発明は、内燃機関用の燃料噴射ポンプに関するもので
ある。
ある。
本考案の目的は、ボッシュ式の燃料噴射ポンプにおいて
、ポンプ本体をしてバレルを兼用せしめ得るようにする
ことによって燃料噴射ポンプの小形軽量化を計ることで
あり、以下、添付の図面を参照して本考案の実施例にか
かる燃料噴射ポンプを説明する。
、ポンプ本体をしてバレルを兼用せしめ得るようにする
ことによって燃料噴射ポンプの小形軽量化を計ることで
あり、以下、添付の図面を参照して本考案の実施例にか
かる燃料噴射ポンプを説明する。
第１図において、符号１は燃料噴射ポンプのポンプ本体
、２はタペット、３はカム軸である。
、２はタペット、３はカム軸である。
この燃料噴射ポンプにおいては、タペット２およびカム
軸３は、ポンプ本体１から分離されて機関本体２０側に
装着されている。
軸３は、ポンプ本体１から分離されて機関本体２０側に
装着されている。
このポンプ本体１は、肌焼鋼あるいは軸受鋼等の硬化処
理可能な材料で一体に形成されており、その内部には、
プランジャ４を摺動自在に嵌挿するための摺動穴５が貫
設されている。
理可能な材料で一体に形成されており、その内部には、
プランジャ４を摺動自在に嵌挿するための摺動穴５が貫
設されている。
即ち、このポンプ本体１はプランジャ摺動用のバレルを
兼用している。
兼用している。
該摺動穴５には、下方によりプランジャ４が摺動自在に
嵌挿されるとともに、摺動穴５におけるプランジャ４の
頂部４ａに臨む一端側は吐出弁６を嵌挿するための受入
５ａとされている。
嵌挿されるとともに、摺動穴５におけるプランジャ４の
頂部４ａに臨む一端側は吐出弁６を嵌挿するための受入
５ａとされている。
前記ポンプ本体１の上部には、吐出弁押え７を螺着する
ためにネジ筒１０が一体に形成されている。
ためにネジ筒１０が一体に形成されている。
又、ポンプ本体１の下端部には、プランジャ戻しバネ９
用のバネ座１１および該バネ座１１の中央部より垂設さ
れた案内筒１２が前記プランジャ摺動穴５の内周硬化時
に硬化される如くして一体に形成されている。
用のバネ座１１および該バネ座１１の中央部より垂設さ
れた案内筒１２が前記プランジャ摺動穴５の内周硬化時
に硬化される如くして一体に形成されている。
更に、ポンプ本体１外周には、前記バネ座１１より上位
であって前記摺動穴５と油通路２４とを連通ずる油逃し
穴２３より下位に、機関本体２０に対して位置決め固定
するためのフランジ１３が一体に形成されている。
であって前記摺動穴５と油通路２４とを連通ずる油逃し
穴２３より下位に、機関本体２０に対して位置決め固定
するためのフランジ１３が一体に形成されている。
上記の如く、ポンプ本体１を肌焼鋼あるいは軸受鋼等の
硬化処理可能な材料で製作する場合、硬化処理時の熱影
響により、その厚肉部と薄肉部とが熱歪を受けるが該フ
ランジ１３を小熱容量の薄板状とし且つフランジ一体成
形部位を油逃し穴２３より下位として、硬化処理時にお
けるフランジ部１３から熱影響を可及的に小さく抑えた
ことにより、前記油逃し穴２３の円筒状内周面に残留す
る熱歪を小さくおさえることができるとともに、摺動穴
５におけるプランジャ頂部４ａが摺動する内周面に対す
る熱歪も小さくおさえることができるのである。
硬化処理可能な材料で製作する場合、硬化処理時の熱影
響により、その厚肉部と薄肉部とが熱歪を受けるが該フ
ランジ１３を小熱容量の薄板状とし且つフランジ一体成
形部位を油逃し穴２３より下位として、硬化処理時にお
けるフランジ部１３から熱影響を可及的に小さく抑えた
ことにより、前記油逃し穴２３の円筒状内周面に残留す
る熱歪を小さくおさえることができるとともに、摺動穴
５におけるプランジャ頂部４ａが摺動する内周面に対す
る熱歪も小さくおさえることができるのである。
従って、油通路２４の接合部のシール性の低下をきたす
こともなく、熱硬化処理時におけるポンプ本体１の熱変
形の発生を極めて小さくすることができる。
こともなく、熱硬化処理時におけるポンプ本体１の熱変
形の発生を極めて小さくすることができる。
前記吐出弁６は、吐出弁押え７および吐出弁バネ８によ
って前記摺動穴５の一端側の受入５ａに嵌装固定される
。
って前記摺動穴５の一端側の受入５ａに嵌装固定される
。
前記案内筒１２の外周面は、前記バネ座１１から延設さ
れ且つプランジャ戻しバネ９の内径より稍犬径された環
状保合面１４と該環状保合面から延設され且つプランジ
ャ戻しバネ９の内径と略同径とされた案内面１５とによ
って構成されている。
れ且つプランジャ戻しバネ９の内径より稍犬径された環
状保合面１４と該環状保合面から延設され且つプランジ
ャ戻しバネ９の内径と略同径とされた案内面１５とによ
って構成されている。
一方、前記プランジャ４の下端部には、最下端にプラン
ジャ４を回動操作するためのレバー１６か取付けられ、
該レバー１６の直上位に形成された鍔部１７の上方にバ
ネ受１８が遊嵌され、更に該バネ受１８の直上位にプラ
ンジャ抜は止め用のリング体１９が嵌着されている。
ジャ４を回動操作するためのレバー１６か取付けられ、
該レバー１６の直上位に形成された鍔部１７の上方にバ
ネ受１８が遊嵌され、更に該バネ受１８の直上位にプラ
ンジャ抜は止め用のリング体１９が嵌着されている。
即ち、バネ受１８は、鍔部１７とリング体１９との間に
遊嵌係止されている。
遊嵌係止されている。
前記バネ受１８の外径はプランジャ戻しバネ９の内径よ
り稍大径とされている。
り稍大径とされている。
そして、プランジャ戻しバネ９は、その上下両端部を案
内筒１２の環状係合面１４およびバネ受１８の外周面に
それぞれ無理嵌めすることによって摩擦係止されており
、これによってポンプ本体１とプランジャ４とが一体的
に結合される。
内筒１２の環状係合面１４およびバネ受１８の外周面に
それぞれ無理嵌めすることによって摩擦係止されており
、これによってポンプ本体１とプランジャ４とが一体的
に結合される。
この燃料噴射ポンプは、機関本体２０に対して該機関本
体２０に形成された取付穴２１にポンプ本体１をフラン
ジ１３で位置決めしつつ嵌装固定される。
体２０に形成された取付穴２１にポンプ本体１をフラン
ジ１３で位置決めしつつ嵌装固定される。
符号２２は燃料噴射ポンプを固定するための取付具であ
る。
る。
この時、バネ受１８はタペット２の上面に当接されるよ
うにされており、カム軸３によるタペット２の揺動によ
ってプランジャ４が摺動穴５内を往復動される。
うにされており、カム軸３によるタペット２の揺動によ
ってプランジャ４が摺動穴５内を往復動される。
なお、符号２３は油逃し穴、２４は油通路、２５は燃料
噴射管、２６はガバナーレバーである。
噴射管、２６はガバナーレバーである。
続いて本考案の燃料噴射ポンプの効果を以下に列記する
。
。
即ち、本考案によれば、
（１）プランジャ摺動穴５を貫設したポンプ本体１を肌
焼鋼あるいは軸受鋼等の熱硬化処理可能な材料で形成す
るとともに、該ポンプ本体１外周に、機関本体２０に対
して位置決め固定するためのフランジ１３を一体に形成
したので、ポンプ本体１がバレルを兼用することとなり
、且つポンプ本体１を機関本体２０に直接取付けること
ができることから、部品点数の低減とポンプ装置の小型
軽量化とを計ることができる。
焼鋼あるいは軸受鋼等の熱硬化処理可能な材料で形成す
るとともに、該ポンプ本体１外周に、機関本体２０に対
して位置決め固定するためのフランジ１３を一体に形成
したので、ポンプ本体１がバレルを兼用することとなり
、且つポンプ本体１を機関本体２０に直接取付けること
ができることから、部品点数の低減とポンプ装置の小型
軽量化とを計ることができる。
（２）ポンプ本体１下端部に、プランジャ摺動穴５の内
周硬化時に硬化されるプランジャ戻しバネ用のバネ座１
１および案内筒１２を一体に形成するようにしたので、
ポンプ本体１がプランジャ戻しバネ９のためのバネ受を
兼用することとなり、部品点数の低減およびプランジャ
戻しバネ９の組付構造の簡略化を計ることができる。
周硬化時に硬化されるプランジャ戻しバネ用のバネ座１
１および案内筒１２を一体に形成するようにしたので、
ポンプ本体１がプランジャ戻しバネ９のためのバネ受を
兼用することとなり、部品点数の低減およびプランジャ
戻しバネ９の組付構造の簡略化を計ることができる。
（３）前記フランジ１３を薄板状とし、その一体成形部
品をバネ座１１より上位であって油逃し穴２３より下位
としたので、ポンプ本体１熱硬化処理時における油逃し
穴２３の円筒状内周面に残留する熱歪を小さくおさえる
ことができるとともに、摺動穴５におけるプランジャ頂
部４ａが摺動する内周面に対する熱歪も小さくおさえる
ことができ、油逃し穴２３と油通路２４との接合部のシ
ール性が損なわれるようなこともなく、又、摺動穴５の
円筒度も損なわれないため、プランジャ４および摺動穴
５の偏摩耗によるポンプの劣化も防止できることとなり
、この種の燃料噴射ポンプの小形化の妬鮪こ大きく寄与
する、 等の実用的な効果がある。
品をバネ座１１より上位であって油逃し穴２３より下位
としたので、ポンプ本体１熱硬化処理時における油逃し
穴２３の円筒状内周面に残留する熱歪を小さくおさえる
ことができるとともに、摺動穴５におけるプランジャ頂
部４ａが摺動する内周面に対する熱歪も小さくおさえる
ことができ、油逃し穴２３と油通路２４との接合部のシ
ール性が損なわれるようなこともなく、又、摺動穴５の
円筒度も損なわれないため、プランジャ４および摺動穴
５の偏摩耗によるポンプの劣化も防止できることとなり
、この種の燃料噴射ポンプの小形化の妬鮪こ大きく寄与
する、 等の実用的な効果がある。
第１図は本考案の実施例にかかる燃料噴射ポンプの縦断
面図、第２図は第１図の燃料噴射ポンプにおけるポンプ
本体の斜視図である。 １・・・・・・ポンプ本体、４・・・・・・プランジャ
、５・・・・・・摺動穴、１１・・・・・・バネ座、１
２・・・・・・案内筒、１３・・・・・・フランジ、２
０・・・・・・機関本体、２３・・・・・・油逃し穴、
２４・・・・・・油通路。
面図、第２図は第１図の燃料噴射ポンプにおけるポンプ
本体の斜視図である。 １・・・・・・ポンプ本体、４・・・・・・プランジャ
、５・・・・・・摺動穴、１１・・・・・・バネ座、１
２・・・・・・案内筒、１３・・・・・・フランジ、２
０・・・・・・機関本体、２３・・・・・・油逃し穴、
２４・・・・・・油通路。
Claims (1)
- プランシア４を摺動自在に嵌挿すべき摺動穴を貫設した
ポンプ本体１を肌焼鋼あるいは軸受鋼等の硬化処理可能
な材料で形成するとともに、該ポンプ本体１には、その
下端部に前記摺動穴５の内周硬化時に硬化されるプラン
ジャ戻しバネ用のバネ座１１および該ハネ座１１より垂
設される案内筒１２を一体に形成し、更に該バネ座１１
より上位外周であって前記摺動穴５と油通路２４とを連
通させる油逃し穴２３より下位に、機関本体２０に対し
て位置決めするための薄板状のフランジ１３を一体に形
成したことを特徴とする燃料噴射ポンプ。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17591179U JPS6027825Y2 (ja) | 1979-12-18 | 1979-12-18 | 燃料噴射ポンプ |
| US06/167,463 US4403586A (en) | 1979-12-11 | 1980-07-11 | Fuel injection pump of internal combustion engine |
| GB8023370A GB2065238B (en) | 1979-12-11 | 1980-07-17 | Fuel injection pumps |
| IT8068160A IT1128950B (it) | 1979-12-11 | 1980-07-18 | Pompa d iniezione per motori a combustione interna |
| DE19803027627 DE3027627A1 (de) | 1979-12-11 | 1980-07-21 | Kraftstoffeinspritzpumpe fuer eine brennkraftmaschine |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17591179U JPS6027825Y2 (ja) | 1979-12-18 | 1979-12-18 | 燃料噴射ポンプ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5692745U JPS5692745U (ja) | 1981-07-23 |
| JPS6027825Y2 true JPS6027825Y2 (ja) | 1985-08-22 |
Family
ID=29686558
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17591179U Expired JPS6027825Y2 (ja) | 1979-12-11 | 1979-12-18 | 燃料噴射ポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6027825Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007083404A1 (ja) * | 2006-01-20 | 2007-07-26 | Bosch Corporation | 内燃機関の燃料噴射システム |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5867970U (ja) * | 1981-10-30 | 1983-05-09 | ヤンマーディーゼル株式会社 | 燃料噴射ポンプ |
-
1979
- 1979-12-18 JP JP17591179U patent/JPS6027825Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007083404A1 (ja) * | 2006-01-20 | 2007-07-26 | Bosch Corporation | 内燃機関の燃料噴射システム |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5692745U (ja) | 1981-07-23 |
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