JP2759347B2 - ユニットインジェクタ - Google Patents

ユニットインジェクタ

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JP2759347B2 JP1197669A JP19766989A JP2759347B2 JP 2759347 B2 JP2759347 B2 JP 2759347B2 JP 1197669 A JP1197669 A JP 1197669A JP 19766989 A JP19766989 A JP 19766989A JP 2759347 B2 JP2759347 B2 JP 2759347B2
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博之 谷口
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、特にディーゼルエンジンのユニットイン
ジェクタに関する。
従来の技術 ディーゼルエンジンの燃料噴射装置として従来燃料噴
射ポンプと燃料噴射ノズルとを一体に備えたユニットイ
ンジェクタが使用されているが、その主要構成部である
ポンプ部は、燃料を圧送するためのプランジャ、そのプ
ランジャを挿入するバレル、及び、ブランジャ端部に取
り付けられるタペット等によって構成される。タペット
は、燃料噴射用の弁腕或いはカム側へ当接されて、この
タペットがそれらの弁腕やカムに押されて摺動すること
により、前記ブランジャが駆動される。第4図は、これ
らの構成部材を備えた従来のユニットインジエクタを示
している。
第4図において、(1)はインジェクタボディで、そ
の先端に、ノズルナット(2)、ノズルボディ(3)、
ノズル弁(4)、ノズルスプリング(5)等からなるノ
ズル部(6)を備えている。インジェクタボディ(1)
内には、上方からプランジャバレル(7)が差し込ま
れ、このプランジャバレル(7)にプランジャ(8)が
上下摺動自在に挿入されている。プランジャ(8)の上
端に取り付けられた筒状タペット(9)がインジェクタ
ボディ(1)の上端へ摺動自在に挿入されて、このイン
ジェクタボディ(1)の筒状内周面をガイドとしてタペ
ット(9)が摺動するようになっている。また、タペッ
ト(9)の下端と、インジェクタボディ(1)とプラン
ジャバレル(7)との間に設けたバネ受け(10)との間
に、タペット戻しバネ(11)が介装されている。タペッ
ト(9)に形成した上下方向の長孔(12)へ、インジェ
クタボディ(1)へ外側から挿入した抜け止めガイド
(13)が突出している。更に、この抜け止めガイド(1
3)自身を直径方向に位置決めするため、その抜け止め
ガイド(13)の外側に、インジェクタボディ(1)外周
面に固定した支持プレート(14)が設けられている。他
方、プランジャバレル(7)の燃料吸入孔(15)には、
インジェクタボディ(1)の連通孔(16)から同じくイ
ンジェクタボディ(1)の内周に形成した還状溝(17)
を通して、燃料が吸入され、或いは逆方向にスピル燃料
が流れるが、スピルプロテクタ(18)をその還状溝(1
7)へ取り付けて、インジェクタボディ(1)へ挿入し
たスプリングピン(19)でこのスピルプロテクタ(18)
を円周方向に位置決めしている。
発明が解決しようとする課題 ところで、この種のユニットインジェクタにおいて
は、前記ポンプ部内に配設されるプランジャ(8)の直
径をできるだけ大きくして、噴射期間を短くしたいとい
う要請がある。これにより、噴射率の制御を容易にし
て、排気色やNOxの改善を図ることができる。またプラ
ンジャ径が大きくなることにより、そのプランジャ自身
の剛性を増し、高圧化を図ることによって、更にこれら
の問題をより改善することができる。このように、プラ
ンジャ径を大きくすると、必然的にポンプ部、即ちユニ
ットインジェクタボディ全体の直径もそれだけ大きくな
ることになるが、そのようにボディ全体を大きくする
と、シリンダヘッドへの装着が困難となる一方、ディー
ゼルエンジンの小形化の障害となることから、このまま
では、プランジャ径を大きくできないという不都合があ
る。特に、プランジャバレル(7)の燃料吸入穴(15)
の外側に設けられるスピルプロテクタ(18)において
は、前記のようにこのスピルプロテクタ(18)がインジ
ェクタボディ(1)の内側に取付けられて、そのインジ
ェクタボディ(1)へ差し込んだスプリングピン(19)
によって円周方向の位置決めを行なう構造としており、
このため、そのインジェクタボディ(1)部分だけ厚み
が大きくなり、全体の直径を小さくできないという不都
合があった。この発明は、このような問題を解決して、
インジェクタボディの直径をそのままとした場合にはプ
ランジャ径を従来のものよりも大径とし、これによって
燃焼性能を改善でき、他方、プランジャ径を従来と同様
のものとした場合には、ユニットインジェクタ全体の直
径を小さくし、それによってディーゼルエンジンの一層
の小形化を図ることができるようにしたものである。
課題を解決するための手段 即ち、上記の課題を解決するためのこの発明の手段と
して、プランジャバレルの燃料吸入孔を囲むようにし
て、そのプランジャバレル外周部にスピルプロテクタを
取り付けて、そのスピルプロテクタの一端をプランジャ
バレル外周の段部へ当接させ、同じくスピルプロテクタ
の他端側に対応してプランジャバレル外周に弾性固定リ
ングを外嵌して固定し、この弾性固定リングに形成した
突出部をスピルプロテクタの前記の他端に形成した溝へ
係合させて、そのスピルプロテクタの円周方向の位置決
めを行ったことを特徴とする。
作用 スピルプロテクタは、プランジャバレルへ外嵌した弾
性固定リングで円周方向の位置決めをされており、従来
のようなスプリングピンを差し込むためのインジェクタ
ボディが不要である。
実 施 例 この発明の実施例を示す第1図において、(21)はプ
ランジャバレルであって、このプランジャバレル(21)
の下端に突出して一体形成された雄螺子(22)部分に、
ノズルナット(23)が螺子込まれて、その下側のスペー
サー(24)及びノズルボディ(25)を締めつけ固定して
いる。また、この雄螺子部(22)に形成した凹部(26)
内に、ノズルスプリング(27)によって下向きに押圧さ
れたバネ受け(28)が設けられ、このバネ受け(28)に
よって、その下側のノズル弁(29)を常時閉じる方向に
付勢している。プランジャバレル(21)には、その上端
から下端近傍までプランジャ挿入穴(30)が形成され、
このプランジャ挿入穴(30)内にプランジャ(31)が上
方から摺動自在に挿入されている。プランジャ(31)下
端側の挿入穴(30)であるプランジャ室(32)よりバレ
ル(21)外周に向けて、燃料供給穴(33)が半径方向に
形成されている。この燃料供給穴(33)の外側の口部を
通って、環状の燃料溜(34)が形成され、更にこの燃料
溜(34)を塞ぐようにして、この発明のスピルプロテク
タ(35)が取付けられている。またプランジャ(31)に
は、燃料供給穴(33)との連通位置を変えることによっ
て、その噴射量を調整できるようにしたリード(36)が
その外周に形成されている。プランジャバレル(21)の
上端部は、段部(37)を介して小径に形成され、この小
径部(38)に概略筒状のタペット(39)が上下摺動自在
に上方から外嵌されている。プランジャ(31)の上端
が、このタペット(39)上部を貫通して上方へ突出し、
このプランジャ(31)上端部近傍の大径部(40)が、こ
のタペット(39)上面側に当接している。タペット(3
9)の上端に形成した大径フランジ(42)の一個所より
上方に突出して、連結部(43)が一体に形成され、この
連結部(43)の上端部に、プランジャ(31)の上端面に
当接する当金(44)が取付けられている。この当金(4
4)を、弁腕等により上方から押すことにより、プラン
ジャ(31)下向きに摺動される。また、その当金(44)
の下側におけるプランジャ(31)端部に、コントロール
レバー(45)が取付けられて、このレバー(45)でプラ
ンジャ(31)を円周方向に回動させて、前記リード(3
6)と燃料供給穴(33)との連通位置を変えられるよう
にしている。前記フランジ(42)と、プランジャバレル
(21)の前記の段部(37)との間に、プランジャ戻しバ
ネ(46)が介装されている。タペット(39)の筒状部の
一個所には、上下方向に長い長孔(48)が形成されてお
り、この長孔(48)内に、プランジャバレル(21)の前
記小径部(38)へ、そのプランジャ挿入穴(30)側の内
周面より差し込んで取付けた抜け止めガイド(49)が突
出して、この抜け止めガイド(49)によって、タペット
(39)の円周方向への回り止めと上方への抜け止めを行
なっている。
第2図が上記抜け止めガイド(49)の取付け部の拡大
図であって、プランジャバレル(21)の小径部(38)に
は、その外周側が小径となる取付け穴(50)が、段部
(51)によって2段形状に形成されている。他方抜け止
めガイド(49)は、同様に突出部側が小径となった2段
形状であって、プランジャ挿入穴(30)側よりこの取付
け穴(50)へ差し込まれるとともに、その大径部(52)
が、前記の段部(51)へ当接して、外側に抜けないよう
差し込まれている。更に、プランジャ挿入穴(31)の内
周にはこの取付け穴(50)を通るようにして環状の溝
(53)が形成され、この溝(53)に、針金その他の弾性
部材によって形成された押さえリング(54)が内側から
嵌合されて、この押さえリング(54)によって、抜け止
めガイド(49)の前記の大径部(52)を段部(51)へ常
に押し付けるよう付勢し、内側へ離脱するのを防止して
いる。これにより、抜け止めガイド(49)は、プランジ
ャバレル(21)とタペット(39)との摺動部において、
内外両方向の何れにも突出しないようコンパクトに収め
られている。
第3図は、前記スピルプロテクタ(35)部分を分解し
たものであって、このスピルプロテクタ(35)は、その
円周方向の適宜間隔を置いて数個の燃料連通穴(55)が
形成され、これによって、燃料溜(34)と外部とを連絡
するようにしている。そして、このスピルプロテクタ
(35)は、前記燃料溜(34)を覆うようにして、プラン
ジャバレル(21)の下端側より外嵌して取付けられ、そ
の上端部が、第1図のように、プランジャバレル(21)
外周の下向きの段部(57)へ当接されている。他方、ス
ピルプロテクタ(35)の下端側においては、プランジャ
バレル(21)の外周に形成した環状溝(58)へ、第3図
のような針金その他の弾性部材によって形成された固定
リング(59)が外嵌して取付けられている。この固定リ
ング(59)の一端が上方へほぼ垂直に折り曲げられて突
出し、この突出部(60)が、プランジャバレル(21)の
前記の溝(58)から燃料溜(34)にかけて形成した上下
方向の縦溝(61)へ係合されるとともに、更にその上端
が、スピルプロテクタ(35)下端の一個所に形成した切
欠(62)へ係合して、円周方向に回らないよう位置決め
している。
発明の効果 スピルプロテクタがプランジャバレルに外嵌されると
ともに、そのプランジャバレルに外嵌した固定リングに
よって円周方向の回り止めがなされているから、インジ
ェクタボディに差し込んだスプリングピン等によって回
り止めを施す従来のものに比較して、スピルプロテクタ
の外側に特別の部材が不要で、全体の直径を小さくで
き、全体をコンパクト化するか或いはプランジャ直径を
大きくすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の実施例を示すユニットインジェク
タの全体縦断面図、第2図は第1図の要部拡大図、第3
図はスピルプロテクタとその固定部材の分解斜視図、第
4図は従来のユニットインジェクタの全体縦断面図であ
る。 (21)……プランジャバレル、(31)……プランジャ、
(33)……燃料供給穴、(35)……スピルプロテクタ、
(39)……タペット、(49)……タペットの抜け止め用
ガイド、(57)……段部、(59)……固定リング、(6
0)……突出部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プランジャバレルの燃料吸入孔を囲むよう
    にして、そのプランジャバレル外周部にスピルプロテク
    タを取り付けて、そのスピルプロテクタの一端をプラン
    ジャバレル外周の段部へ当接させ、同じくスピルプロテ
    クタの他端側に対応してプランジャバレル外周に弾性固
    定リングを外嵌して固定し、この弾性固定リングに形成
    した突出部をスピルプロテクタの前記の他端に形成した
    溝へ係合させて、そのスピルプロテクタの円周方向の位
    置決めを行ったことを特徴とするユニットインジェク
    タ。
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JPS60219451A (ja) * 1984-04-12 1985-11-02 Yanmar Diesel Engine Co Ltd 燃料噴射装置

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