JPS6027627B2 - エレベ−タ故障検出装置 - Google Patents

エレベ−タ故障検出装置

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JPS6027627B2
JPS6027627B2 JP13051876A JP13051876A JPS6027627B2 JP S6027627 B2 JPS6027627 B2 JP S6027627B2 JP 13051876 A JP13051876 A JP 13051876A JP 13051876 A JP13051876 A JP 13051876A JP S6027627 B2 JPS6027627 B2 JP S6027627B2
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JP
Japan
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speed
circuit
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elevator
input
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JP13051876A
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弘晟 黒羽
清哉 島
武喜 安藤
博美 稲葉
俊明 黒沢
睦弘 照沼
英夫 宮尾
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は速度指令と実際の速度との差が大きいと故障と
判断するェレベータ故障検出装置に係り、特に運転に問
題を生じない不足速度のときは故障と判断しないように
するのに好適なェレべ−タ故障検出装置に関する。
開ループを構成するェレベータの制御装置において、そ
の故障を検出して安全にェレベータを停止させる方式に
、その制御装置の入力信号(速度指令)と帰還信号を比
較し、その差の大きさにしたがって故障検出装置を動作
させ、この信号によって安全装置を動作させるようにし
たものがある。
これは制御装置が正常であれば、制御装置の帰還信号は
入力信号とほぼ等しくなり、差信号が小さくなるのに対
し、故障が生じると差信号が大きくなることに着目した
ものである。ところで、従来のこの種故障検出装置(例
えば持開昭48一5827y号)を有する制御回路は第
1図に示す構成になっている。
第1図において、制御装置1には入力信号8が加えられ
、出力9を発生する。出力9は加算器4に帰還信号とし
て加えられている。このように閉ループが構成されてい
る場合、出力に振動を生じることがあるので、それを防
止するために、出力9は制動回路2を通して加算器3に
も加えられている。ところで入力信号8と出力9との差
信号を取出す場合、それらの間にある伝達関数で表わさ
れる遅れがあるので、入力信号8と出力9とをそのまま
比較すると、入力信号8が変化したときに、過渡的に大
きな差信号を発生し、故障検出装置が誤動作する。そこ
でこの遅れを補償するために、出力9を模擬回路5を通
して入力信号8が入力されている比較器6に加え、その
出力を継電器回路7に入力している。ところで模擬回路
5の伝達関数は入力信号8と出力9の間の伝達関数の逆
関数でなければならないが、このような関数を正確に作
ることはきわめて困難で、また、その調整も容易でなく
、調整に多大の時間を要するのが普通である。模擬回路
5の伝達関数が正確でない場合は、ェレベータ加減速時
の入力信号8と出力9の突合せが良好とならないため、
比較器6と継電器回路7とよりなる故障検出装置の検出
精度、すなわち、入力信号8と出力9と差信号をあまり
小さくできない。そこでェレベータの速度制御全範囲に
おいて、入力信号8である速度指令と出力9である実際
の速度との差である故障の判断の基礎となる過速度レベ
ルと不足速度レベルを同一変化量としている。第2図は
この状態を示しており、第2図において、aは速度指令
、bは週速度レベル、cは不足速度レベルである。第3
図は従来の第1図の比較器6と継電器回路7の具体的回
路図で、比較器6は同一構成の比較回路601,602
よりできている。
比較回路601は入力点67,68からの入力信号8(
以下E8で表わす)と模擬回路5の出力E5をそれぞれ
入力抵抗62,63を通して演算増幅器61に加え、そ
の出力を帰還抵抗65を通して帰還している。66はダ
イオードで、入力点68の信号E5が入力点67の信号
E8とバィス抵抗64を通して与えられるプラス電圧E
からのバイアスの和よりも大きくなったときだけ出力す
るようにするためのものである。
なお、抵抗70は周知の接地抵抗であり、上記帰還抵抗
65の抵抗値は、抵抗値の等しい入力抵抗62〜64、
接地抵抗70の抵抗値より十分大きい値にしてあるので
、演算増幅器61のゲインは非常に大きくなっている。
したがって、継電器回路7の一部である継電器71は、
模擬回路5の出力E5が入力信号E8とバイアス入力E
の和よりも大きいとき、つまり、次式を満足するとき動
作する。E5>E8十E ....
..(11比較回路602も比較回路601と同一構成
になっているが、入力点67には模擬回路5の出力E5
が、入力点68には入力信号E8が入力するようにして
あるので、次式を満足するときに、継電器回路7の他の
一部である継電器72が動作する。
E8>E5十E .・.E5<E8一E ・..・・・
{21したがって、入力信号E8が正の場合(ェレベー
タ上昇運転時)は、継電器71が過速度検出用、72が
不足速度検出用の継電器となる。
しかし、入力信号E8が負の場合(ェレベータ下降運転
時)は、■式を満足するE5の絶対値はE8の絶対値よ
り大きくなるので、継電器72が週速度検出用、71が
不足速度検出用の継電器となる。ところで、ェレベータ
においては、過速度になると、運動エネルギーが保護装
置により安全に吸収できる量を越える可能性があったり
、行き過ぎによって端階での突き上げ、突き下げ事故を
生ずる可能性があるので非常に危険である。ところが、
不足速度の場合は、逆転して進行すべき方向と逆方向に
動かない限り、必らず目的階に近ずき、速度指令が下が
るにつれてェレベータの速度がそれ以上にならない限り
、安全に目的階に達する。特に電動発電機を用いた直流
ェレベータ制御装置などにおいては、電動発電機の発電
機界磁巻線制御用に正、負各々2個のサィリスタを使用
しているが、この回路の故障モードとしてはこれらのサ
イリスタのうち1個だけがサイリスタ回路の故障または
そのゲート回路の故障により点弧しなくなるモードがも
っとも多い。この場合上昇運転が下降運のうちどちらか
一方の最大速度が正常時の約半分になるだけで、その他
の場合は異常なく運転できる。したがって、このような
ときに故障と判断してェレベータを非常停止することは
好ましくない。本発明は上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、故障検出を合理的に行なって
非常停止の機会を少なくすることができるェレベータ故
障検出装置を提供することにある。
本発明の特徴は、速度指令と実速度との差速度を用いて
ェレベータの故障検出を行なうものにおいて、実速度が
速度指令より小さいときの差速度艮0ち不足速度レベル
を、実速度が速度指令より大きいときの差速度則ち過速
度レベルより大きくして、故障検出するようにしたとこ
ろにある。
以下本発明を、第4図、第6図、第8図に示した実施例
および第5図、第7図、第9図を用いて詳細に説明する
。第4図は本発明の故障検出装置の一実施例を示す回路
図で、第4図において、10は本発明に係る故障として
検出する不足速度レベルを故障として検出する過速度レ
ベルより大きくするための速度指令変換回路で、入力信
号、すなわち、速度指令8が正(ェレベータ上昇運転時
)のときは、不足速度を検出する比較回路602に入力
する信号は、抵抗104、ツェナーダィオード105、
ダイオード106で所定値に制限される。
ただし、この場合、過速度を検出する比較回路601に
は、速度指令8、すなわち、E8がそのまま入力する。
逆に速度指令8が負(ェレベータ下降運転時)のときは
、不足速度を検出する比較回路601に入力する信号は
、抵抗101、ダイオード103、ッェナーダィオード
102で所定値に制限されるが、過速度を検出する比較
回路602には、速度指令8、すなわち、E8がそのま
ま入力す。なお、比較回路601,602の回路構成と
動作および継電器71,72は第3図と同様であるので
説明を省略する。ところで、抵抗101,104の抵抗
値は、抵抗62,63(第3図参照)の抵抗値より十分
小さくする必要がある。したがって、比較回路601,
602で故障として検出される週速度レベルは、第5図
に示したように、従来と同様速度指令aに対応するbで
示したレベルとなるが、故障として検出される不足速度
レベルは、比較回路601,602に入力する速度指令
aに相当する信号が、第5図に鎖線で示したdのような
信号になるので、eで示したレベルとなり、第2図のc
と比較すればわかるように、大部分の速度範囲において
低い速度レベルとなる。すなわち、故障として検出する
不足速度レベルは、故障として検出する週速度レベルよ
りも見掛上大きくなっており、速度指令に対して実際の
ェレベータの速度が、従来よりもかなり小さくならない
と、故障として検出されないことになる。したがって、
それだけ合理的に故障が検出されることになる。第6図
は第4図に相当する本発明の他の実施例を示す回路図で
、11は本発明に係る速度指令変換回路で、111は上
昇運転のときに閉じる接点、1 12は下降運転のとき
に閉じる接点、1 13は,114は抵抗である。
このような回路構成にすると、上昇運転のときは、不足
速度を検出する比較回路602に入力する信号は、抵抗
114を通って入力するためゲインが下っている。しか
し、週速度を検出する比較回路601に入力する信号は
、接点111が閉じているので、速度指令8、すなわち
、E8がそのまま入力する。下降運転のときは、不足速
度を検出する比較回路601に入力信号は、抵抗1 1
3を通って入力するためゲインが下り、過速度を検出す
る比較回路602に入力する信号は、接点112が閉じ
ているためそのまま入力する。したがって、故障として
検出される過速度レベルは、第7図に示したように、速
度指令aに対応するbで示したレベルとなるが、故障と
して検出される不足速度レベルは、速度指令aに相当す
る信号が、第7図に鎖線で示したfのような信号になる
ので、gで示したレベルとなる。これにより、第4図と
ほぼ同様の効果がある。第8図は本発明のさらに他の実
施例を示す回路図で、第8図においては、第3図に示す
比較回路602,601のバイアス抵抗64と並列に、
上昇運転のときに閉じる接点1 1 1(下降運転のと
きに閉じる接点112)と抵抗12の直列回路を接続す
るようにした。
このようにすると、上昇運転(下降運転)で不足速度を
検出するときのバイアスが大きくなり、動作点が深くな
る。このときの故障として検出される過速度レベルと不
足速度レベルの関係は、第9図に示すようになる。すな
わち、故障として検出される過速度レベルbと速度指令
aとの関係は従来と同じであるが、故障として検出され
る不足速度レベルはhで示すようになり、速度指令aに
対して従来よりも大きく減速していないと故障として検
出されないようになる。ただし、この場合は速度指令が
小さい範囲では、逆転速度が非常に大きくなるまで故障
検出ができないという問題があるが、この問題に対して
は、逆転検出装置を設ければ解決でき、これを除けば第
4図とほぼ同一の効果がある。なお、上記の説明では、
ェレベー夕の運転方向により過速度を検出する装置と不
足速度を検出する装置を切換えて使用する構成のものに
ついて説明したが、接点により速度指令の樋性を上昇運
転時か下降運転時に切換えるようにしてそれぞれの装置
を過速度検出、不足速度検出専用としてもよく、このよ
うな回路方式のものに本発明を適用してもよく、それに
よって効果が変ることはない。
以上説明したように、本発明によれば、故障として検出
する速度指令に対する過速度レベルよりも不足速度レベ
ルが大きくなるようにしたので、合理的な故障検出がで
きるという顕著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は故障検出装置を有する制御回路のプロック図、
第2図は従来の故障検出装置の動作範囲を示す図、第3
図は従来の故障検出装置の回路図、第4図は本発明の故
障検出装置の−実施例を示す回路図、第5図は第4図の
装置の動作範囲を示す図、第6図は本発明の他の実施例
を示す回路図、第7図は第6図の装置の動作範囲を示す
図、第8図は本発明のさらに他の実施例を示す回路図、
第9図は第8図の動作範囲を示す図である。 符号の説明、5・・・・・・模擬回路、6・・・・・・
比較器、7・・・・・・雛電器回路、10,11・・・
・・・速度指令変換回路、12・・・…抵抗、61・・
・・・・演算増幅器、62〜65・・・・・・抵抗、6
6・・・・・・ダイオード、71,72……継電器、1
01,104…・・・抵抗、102,105……ツエナ
ーダイオード、103,106……ダイオード、111
,112……接点113,114・・・・・・抵抗。第
1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 第8図 第9図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 エレベータ速度指令手段と、この速度指令にしたが
    つて制御されるエレベータと、このエレベータの実速度
    を検出する実速度検出手段と、この実速度が上記速度指
    令より大きく、その差速度が第1の差速度(過速度レベ
    ル)を越えたことを検出する第1の比較手段と、上記実
    速度が上記速度指令より小さく、その差速度が上記第1
    の差速度より大きい第2の差速度(不足速度レベル)を
    越えたことを検出する第2の比較手段と、上記第1およ
    び第2の比較手段の検出信号により当該エレベータの故
    障を検出する故障検出手段とを備えたことを特徴とする
    エレベータ故障検出装置。
JP13051876A 1976-11-01 1976-11-01 エレベ−タ故障検出装置 Expired JPS6027627B2 (ja)

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JPS5357645A JPS5357645A (en) 1978-05-25
JPS6027627B2 true JPS6027627B2 (ja) 1985-06-29

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ID=15036201

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS56117976A (en) * 1980-02-20 1981-09-16 Mitsubishi Electric Corp Safety device for elevator
JPS56161279A (en) * 1980-05-08 1981-12-11 Mitsubishi Electric Corp Safety device for elevator
JPS5983854U (ja) * 1982-11-25 1984-06-06 フジテック株式会社 エレベ−タの制御装置
JPS59230981A (ja) * 1983-06-14 1984-12-25 三菱電機株式会社 エレベ−タの保護装置

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