JPS5834483Y2 - 速度制御装置の故障検出装置 - Google Patents

速度制御装置の故障検出装置

Info

Publication number
JPS5834483Y2
JPS5834483Y2 JP1982118319U JP11831982U JPS5834483Y2 JP S5834483 Y2 JPS5834483 Y2 JP S5834483Y2 JP 1982118319 U JP1982118319 U JP 1982118319U JP 11831982 U JP11831982 U JP 11831982U JP S5834483 Y2 JPS5834483 Y2 JP S5834483Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
speed
control device
braking
speed control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1982118319U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5858612U (ja
Inventor
武喜 安藤
博美 稲葉
弘晟 黒羽
俊明 黒沢
吉男 坂井
睦弘 照沼
清哉 島
Original Assignee
株式会社日立製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社日立製作所 filed Critical 株式会社日立製作所
Priority to JP1982118319U priority Critical patent/JPS5834483Y2/ja
Publication of JPS5858612U publication Critical patent/JPS5858612U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5834483Y2 publication Critical patent/JPS5834483Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はエレベータ制御装置等のような閉ループを構成
する速度制御装置の故障検出装置に関する。
閉ループを構成する速度制御装置にあ・いて、その故障
を検出し、安全に停止する方式として、その速度制御装
置の速度指令信号と速度帰還信号を比較し、その差の大
きさに従って故障検出器を動作させ、この信号によって
安全装置を動作させるものがある。
つ1す、速度制御装置が正常であれば速度制御装置の速
度帰還信号は速度指令信号とほぼ等しく、差信号は小さ
いのに対して、故障を生じると差信号が大きくなり、故
障検出器が動作するものである。
従来のこの種故障検出回路の一例(例えば特開昭48−
58279)を第1図に示す。
速度制御装置1には速度指令信号6が加えられ、実速度
信号としての出カフを発生する。
また、加算器2に出力1が速度帰還信号として加えられ
た場合、速度制御装置1の伝達関数がW(S)である場
合、速度指令信号6から出力信号7への伝達関数は次の
ようになる。
ここでW(S)が十格大きけれ=牙常は無視することが
でき、速度指令信号6と 号7はほぼ一致するが、
W(S)の絶対値がそれほど大きくなく時定数が大きい
ような場合は、出力は指令に対して遅れるようになる。
−例としてW(S)がゲインに1時定数Tの一次遅れ要
素であったとすれば、ここで が無視できない値であれば、出力 は指令に対して遅れることになる。
そのため、故障検出器5の比較器4には出力を進めるよ
うな伝達関数をもつ模擬回路3が必要となる。
が比較的大きい場合は、 このよう、な帰還 制御回路は安定であるが、速度制御装置の伝達関数が数
次の時間遅れをもち、かつループゲインKが大きい場合
、すなわち本来ならば応答が早くなるはずの場合、出力
に振動を生じる場合が多いので、第2図に示すように、
速度制御装置1の中の出カフを生じる制御本体8の加算
器10に出カフが制動回路9を通して負帰還きれる場合
が多い。
このとき制御本体8の伝達関数を 制動回路9の伝達関数をH(S)とすれば、となり、一
般にはH(S)riK// Sのような微分要素である
ので、W(S)の応答が遅れ出力が指令に対して遅れる
ようになる。
この第2図の回路に釦いて、模擬回路3の伝達関数は指
令6と出カフ0間の伝達関数の逆関数でなければならな
いが、このような関数を正確に作ることはきわめて困難
であり、正確に調整ができないだけでなく、調整に多大
の時間を要するという欠点を有する。
本考案の目的は、短時間に、しかも正確に調整すること
のできる速度制御装置の故障検出装置を提供するにある
この目的を達成するため、本考案は、速度指令信号に対
して速度帰還信号(実速度信号)と制動信号(実速度信
号の微分値)の和を比較して、その差信号により速度制
御装置の異常を検出するようにしたことを特徴とする。
一般に速度制御装置の時間遅れの大部分は制動回路信号
によって発生しており、制動信号と速度帰還信号の和は
速度指令信号と過渡的にもかなり良く一致を示す。
例えば、第2図の制御本体8の伝達関数をG (S)、
制動回路9の伝達関数をH(S)とすれば、制御回路の
伝達関数は第3図のようになる。
このとき、指令iから出力0への伝達関数は、 とな9、 一般の制御回路でHG(S) Vi十分大きいととから
石面を無視すれば、 となり、制動 回路の伝達間数分だけ指令と出力に差を生じる。
これに対して、指令iからo (H(S)+ 1 )、
つ1り制動信号と速度帰還信号の和への伝達関数は(4
)式にH(S)+ 1を掛ければよいから、となり、速
度指令信号は速度帰還信号と制動信号の和に対して定常
的にも過渡的にも一致する。
したがって、速度指令信号に対して速度帰還信号と制動
信号の和を比較すれば、模擬回路3を介することなく直
接比較しても過渡的な誤差が小さい。
以下、本考案の一実施例を第4図について説明する。
比較器4には速度指令信号6と速度帰還信号7が直接加
算されると同時に、制動信号11が加算され、速度指令
信号6に対して、速度帰還信号7と制動信号11の加算
値が比較されている。
この差の値は速度制御装置1の指令に対応してトリ、=
般に速度制御装置1のゲインが高く指令は小さいレベル
にあることからも知られるように、正常時には定常的に
も過渡的にもその値は小さい。
これに対して、速度制御装置1が故障すると指令信号6
に対して出カフを従わせる能力がなくなり、大きな差を
生じ、継電器からなる故障検出器5が動作す°る。
実際には、制動信号やその他の補正信号が多数出カフや
速度制御装置1の内部から帰還されるが、その中で最も
影響の大きいもの、例えば出カフの微分値のような1個
の制動信号を加算すれば十分である場合が多い。
また、精密な検出を行なうときには、前記速度帰還信号
および制動信号のほかに、さらに他の制動信号や補正信
号を追加して3つ以上の値を加算すればよい。
第5図は本考案の他の実施例を示す。
制御本体8の入力側には加算器2,10を構成する制御
巻線13,14を備えた磁気増幅器12が設けられてお
シ、その出力は直流発電機15の界磁巻線16を制御し
ている。
この直流発電機15の出力電圧はシーブ17にロープ1
8を介してつるべ状に吊り下げられたエレベータケージ
19とカウンターウエート20を駆動する直流電動機2
1に加えられ、その回転数は速度発電機22で検出され
て出カフが得られる。
制動回路9は抵抗23とコンデンサ24よりなる微分回
路で構成されておシ、速度帰還信号は抵抗25を通して
与えられている。
渣た、比較器4は制御巻線27.28を有する磁気増幅
器26により構成されている。
磁気増幅器12と26は同一仕様であり、制御巻線13
,14および27゜28の巻数比が同一であ”れば、調
整は一切不要であり、しかも精度はさきに述べたとおり
十分高い。
また、速度帰還信号と速度指令信号の比較を電圧で行な
うと、例えば第4図に釦いて点c、dが断線した場合は
断線と同時に比較器4で比較される入力が変化するので
、故障検出器5を早期に動作させることができるが、点
a、bが断線した場合には、速度帰還信号が変化するこ
とによって出力信号に異常が生じ、速度指令信号と速度
帰還信号に差を生じて始めて故障検出器5が動作するた
め、故障構出が遅くなる。
しかし、第5図の実施例では、速度指令信号と速度帰還
信号の比較を電圧ではなく、電流で行なっているので、
回路の断線などに際しても即時応答できる。
比較器4として使用される磁気増幅器26の具体的回路
例を第6図に示す。
継電器を採用した故障検出器5を共通の負荷とし、変圧
器29を共通の電源とした2組の磁気増幅器30と36
よりなっている。
これらの磁気増幅器30.36Uそれぞれ出力巻線31
,32および37 、38、整流器33.34訃よび3
9,40をもってむり、第5図の制御巻線27は制御巻
線27A、27B、制御巻線28は制御巻線28A、2
8Bよりなっている。
制御巻線35,41はダイオード42゜43、抵抗44
よりなるバイアス回路の電流により故障検出レベルを設
定するためのものである。
制御信号45と46の差信号と出力電圧の関係は第7図
のようになり、差信号が一定の値以上になると、出力を
生じ故障検出器5が動作する。
第8図は本考案のさらに他の実施例を示す。
指令信号電流が抵抗47の電圧降下として検出され、帰
還信号電流と制動電流の和が抵抗48の電圧降下として
検出され、加算器4として採用された演算増幅器49に
入力抵抗so 、siを通してそれぞれ加算されている
以上述べたように、本考案によれば、故障検出装置の調
整をきわめて短時間にしかも正確に行なうことができる
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来の故障検出装置の各側を示す
ブロック図、第3図は第2図に示した速度制装置の伝達
関数を示すブロック図、第4図は本考案の一実施例を示
す故障検出装置のブロック図、第5図は本考案の他の実
施例を示す故障検出装置の電気回路図、第6図は第5図
の故障検出装置において比較器として使用される磁気増
幅器の具体的電気回路図、第7図は第6図に示した磁気
増幅器の差信号と出力電圧の関係を示す特性図、第8図
は本考案のさらに他の実施例を示す電気回路図である。 1・・・・・・速度制御装置、2,10・・・・・・加
算器、4・・・・・・比較器、5・・・・・・故障検出
器、6・・・・・・速度指令信号、7・・・、・・出力
信号(実速度信号)、8・・・・・・制御本体、9・・
・・・・制動回路、11・・・・・・制動信号、12
、26・・・・・・磁気増幅器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1.速度制御装置と、この速度制御装置の入力側にその
    出力である実速度信号を帰還する帰還回路と、上記速度
    制御装置の速度指令信号と実速度信号とを比較する比較
    器と、その差信号が所定値を越えたとき上記速度制御装
    置の異常を検出する継電要素とを備えたものにおいて、
    実速度信号を微分して制動信号を作成しこれを速度制御
    装置の入力側に帰還する制動回路と、この制動回路の出
    力である制動信号を上記比較器に加える回路とを設け、
    上記比較器により速度指令信号に対して実速度信号と制
    動信号の和を比較するようにしたことを特徴とする速度
    側8置の故障検出装置。 2、上記速度制御装置に入力される速度指令信号、実速
    度信号釦よび制動信号と、上記比較器に入力される速度
    指令信号、実速度信号訃よび制動信号とを電流として比
    例するように構成したことを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の速度側8置の故障検出装置。 3、上記比較器は磁気増幅器からなり、その制御巻線を
    上記速度制御□置の入力側に設けられた速度指令信号、
    実速度信号および制動信号をつき合わせるための磁気増
    幅器の制御巻線と直列に接続したことを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第2項記載の速度制御装置の故障検
    出装置。
JP1982118319U 1982-08-05 1982-08-05 速度制御装置の故障検出装置 Expired JPS5834483Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1982118319U JPS5834483Y2 (ja) 1982-08-05 1982-08-05 速度制御装置の故障検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1982118319U JPS5834483Y2 (ja) 1982-08-05 1982-08-05 速度制御装置の故障検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5858612U JPS5858612U (ja) 1983-04-20
JPS5834483Y2 true JPS5834483Y2 (ja) 1983-08-03

Family

ID=29912463

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1982118319U Expired JPS5834483Y2 (ja) 1982-08-05 1982-08-05 速度制御装置の故障検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5834483Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5858612U (ja) 1983-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4297623A (en) System for controlling a separately excited constant load DC electric motor
JP2608701B2 (ja) 保護装置の点検回路
JPH0230487A (ja) 産業用ロボットの制御装置
JPS5834483Y2 (ja) 速度制御装置の故障検出装置
CA1092192A (en) Fault detecting system for a control system
JPS62831B2 (ja)
US4870527A (en) Ground fault protection system
EP0165698B1 (en) Servomotor feedback fault detector
JP3340346B2 (ja) エレベータ制御装置
JP3478904B2 (ja) 変流器回路
JP2935583B2 (ja) エレベータ用インバータの速度制御装置
JPS6325917Y2 (ja)
JPH0526204B2 (ja)
JPH0340349B2 (ja)
JP2604752Y2 (ja) 同期機の励磁制御装置
JPH0265699A (ja) 同期発電機の自動電圧調整装置
JPS63277402A (ja) 電気車制御装置
JPH0314960Y2 (ja)
JP2788323B2 (ja) 直流変成器の監視装置
JPS6066681A (ja) モ−タ駆動制御装置の異常検出回路
JPH02114877A (ja) 電動機駆動装置
JPS6118399A (ja) 自動電圧調整装置
JP2000137521A (ja) 検出器の故障検出方法
JPS63311178A (ja) 位置検出器断線検出回路
JPH0566181A (ja) リゾルバの異常状態判別装置