JPS6027349Y2 - 冷蔵庫 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は冷蔵庫の改良構成に関し、特に本体背面に凝縮器
を装着したものである。

従来此種冷蔵庫は、開梱後の運搬や据着時の移動の際に
、本体背面に装着した凝縮器を持って作業することが多
かった。

そのため凝縮器に荷重が加わって冷媒配管を変形成いは
損傷することが多かった。

更に本体下部に形成した機械室より引出された電線が多
く、この電線の束は凝縮器と本体間を延長して結束し、
本体に止着具を介して支持しており、その支持作業が行
い難く、且つ止着具等の部品を多く必要としていた。

本案は係る点に鑑みて威されたものであり、以下図につ
いて説明する。

１は冷蔵庫本体で、下部に冷媒圧縮機２等を配設する機
械室３を形成すると共に、背壁４に前記冷媒圧縮機２等
と冷媒サイクルを形成する凝縮器５を、間隔を存して装
着している。

前記凝縮器５は両側に彎曲状の屈曲部６Ａ、６Ａ・・・
が位置する如く蛇行状に折曲形成された冷媒管６に、多
数の線状フィン７．７・・・を交叉装着して形成し、且
つ前記屈曲部６Ａ、６Ａ・・・のうち、任意の一箇所式
いは複数箇所に運搬用の把手部材８を嵌合装設している
。

前記把手部材８は前記本体１の背壁４に装着する止着部
９と、該止着部９より背方の凝縮器５側に突出した基部
１０及び、該基部１０より外方に張出し且つ前記凝縮器
５の屈曲部６Ａを嵌入係合する嵌合ｉ１１Ａを形成した
係止部１１等を合成樹脂にて一体形成して構成すると共
に、前記止着部９の一辺に突設した係止舌片９Ａを前記
背壁４に穿設した透孔１２に嵌合係止し、対向他辺を螺
子１３等にて前記本体１の背壁４に止着している。

更に前記止着部９は前記背壁４と間隔を存して、該背壁
４と前記凝縮器５間へ進入する方向に支持舌片９Ｂを一
体に弾性を有して突出形成腰前記機械室３等へ引き出さ
れる一本或いは複数本のリード線１４対向適所を、前記
背壁４と共に定位置に結束挾持する。

この支持舌片９Ｂの道端には、挾持したリード線１４が
抜は出すのを防止するため、背壁４と支持舌片９Ｂ間の
開口を狭める方向に阻止突部９ｃを連続形成している。

本案は上記の如く構成したことにより、前記把生部材の
取りつけによって本体運搬時の手掛として利用出来、運
搬移動作業が容易となると共に、把手に加わった荷重は
、凝縮器に殆んど加わることなく、止着部を介して本体
に加わり、凝縮器の変形や損傷を防止出来る。

更に把手部材にはリード線を挾持する支持舌片を設けた
ので、リード線結束支持用の特別の支持具を不用或いは
数量減少が計れ部品点数の減少となると共に、リード線
を凝縮器と本体間の挿通支持を容易に出来、支持作業が
容易となり、且つ合わせて支持舌片は凝縮器と本体間に
位置し、他の物品に衝突して折損することもなく保護さ
れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案冷蔵庫の背面図、第２図は同要部縦断面図
、第３図は同じく要部横断面図、第４図は同要部分解斜
視図である。 ５・・・・・・凝縮器、訃・・・・・把手部材、９Ｂ・
・・・・・支持舌片。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 両側に彎曲状の屈曲部を形成した冷媒管に多数のフィン
   を交叉装着した凝縮器を、本体背壁に間隔を存して装着
   し、且つ止着部、基部及び係止部等を合成樹脂にて一体
   形成して構成した把手部材を具備して威り、更に前記把
   手部材は、係止部に形成した嵌合溝に対向する凝縮器の
   屈曲部を嵌入保合し、止着部を前記本体背壁に装着し、
   且つ前記止着部に前記背壁と凝縮器間へ進入する方向に
   弾性を有する支持舌片を一体に突出形成すると共に、該
   支持舌片と本体背壁とにて、前記凝縮器と本体背壁間に
   位置したリード線の対向適所を挟持支持した事を特徴と
   する冷蔵庫。