JPS6027324Y2

JPS6027324Y2 - 箱形冷凍庫用冷却器

Info

Publication number: JPS6027324Y2
Application number: JP4716280U
Authority: JP
Inventors: 武美佐藤
Original assignee: 日本建鐵株式会社
Priority date: 1980-04-08
Filing date: 1980-04-08
Publication date: 1985-08-17
Also published as: JPS56148575U

Description

【考案の詳細な説明】この考案は箱形冷凍庫用冷却器の改良に関するものであ
る。

近年、等に交通不便な地域における一般家庭用あるいは
業務用として大量の食品等の冷凍貯蔵のため、冷凍専用
の大形の箱形冷凍庫が出回ってきた。

この種の箱形冷凍庫内に装着する冷却器としては、一般
に、その冷凍庫内の４側面を復うように配設され、冷媒
入口より上記４側面の対応面を隈無く蛇行して冷媒出口
に至るクーラパイプを備えたほぼ４角筒状に構成された
ものが用いられる。

この場合、上記冷却器を冷凍庫に装着する前から筒状に
形成しておくと、運搬上あるいは保管上等において不都
合であるため、従来、第１図に示すように、これをそれ
ぞれコ字形に２分割し、冷凍庫内に装着する際に筒状に
組み立てられるようにしていた。

しかしながらこのような従来冷却器では、運搬あるいは
保管時等において、第２図に示すように置かれた場合に
は、６部からの力によっては勿論、自重によっても図中
矢印に示すように内方に屈曲してしまった。

また、梱包時、クーラパイプ等を傷めない範囲で最も空
間をとらないようにするには第３図に示すように梱包す
ればよいが、これでも可成りの空間をとってしまい、特
にその製造工場等において、多数運搬したり保管する場
合には多大な空間を必要とし、さらに梱包に要する費用
も多くなる等の欠点があった。

この考案は上記のような欠点を序去するためになされた
もので、梱包、運搬あるいは保管等において、傷めたり
、変形させることがなく、かつ少ない空間で効率よく梱
包でき、占有空間を著しく縮少できると共に、梱包に要
する費用も低減させることができる箱形冷凍庫用冷却器
を提供することを目的とする。

以下第４図および第５図を参照してこの考案の実施例を
説明する。

第４図はこの考案による箱形冷凍庫用冷却器の一実施例
を示す斜視図で、図中１ａ〜１ｄはそれぞれＬ字形に４
分割されてなる冷却器分割体である。

これら冷却器分割体１ａ〜１ｄは図示するように組み立
てることによって箱形冷凍庫（図示せず）内の４側面を
覆うように４角筒状に形成される。

また、これら冷却器分割体１ａ〜１ｄは、金属内板２と
、上記４側面に対応する金属内板２外面を、冷媒人口３
ａから冷媒出口３ｂに至って隈無く蛇行するクーラパイ
プ３と、このクーラパイプ３を介在させて金属薄板２外
面に貼着されるもので、クーラパイプ３を金属内板２に
熱伝導よく密着固定するアルミ薄板（図示せず）で構成
されている。

この場合、隣り合う冷却器分割体１ａとｌｂ、ｌａとｌ
ｃ、ｌｃと１ｄのクーラパイプ接続部３Ｃは、冷却器分
割体分割端１ｅ中央部に配設されている。

すなわちこの考案では、上述したように冷却器をそれぞ
れＬ字形に４分割することにより１つの冷却器分割体ｌ
ａｙｌｂｙｌｃまたは１ｄを小形状とし、機械
的強度を高めたものである。

また、梱包時、クーラパイプ３等を傷めない範囲で最も
空間をとらないようにするには第５図に示すように保護
材（図示せず）を介して積み重ね梱包すればよく、第３
図と比較すれば明らかなように、その占有空間は少ない
。

従って、特に製造工場等において、多数運搬しやり保管
する場合に極めて有効である。

さらに、この考案ではターラバイブは接続部３Ｃを冷却
器分割体分割端１ｅ中央部に配設したもので、第４図に
例示の実施例のように４つの冷却器分割体１ａ〜１ｄの
うち２つずつ（冷却器分割体１ａとｌｂ、ｌｃとｌｄ）
が同形状である場合には、冷媒人口３ａ％出口３ｂ
を備えていない冷却器分割体１ａと１０は上、下を逆に
しても何ら支障なく組み立てられる。

また、図示しないが、４つの冷却器分割体１ａ〜１ｃの
全てが同形状である場合には、さらに、冷却器分割体１
ａと１ｅ間に互換性をもたせ得る。

以上述べたようにこの考案によれば、冷却器をＬ字形に
４分割したので、梱包、搬送あるいは保管等において傷
めたり変形させることがなく、かつ少ない空間で効率よ
く梱包でき、占有空間を著しく縮少できると共に、梱包
に要する費用も低減させることができる。

また、４分割された冷却器分割体のうちの隣り合う冷却
器分割体のクーラパイプ接続部を分割端中央部に配設し
たので、冷却器分割体組み立ての際、便利であり、作業
性が向上する等の効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来冷却器の斜視図、第２図は同冷却器の変形
の様子を示す図、第３図は同冷却器の梱包を説明するた
めの図、第４図はこの考案による箱形冷凍庫用冷却器の
一実施例を示す斜視図、第５図は同冷却器の梱包を説明
すための図である。１ａ〜１ｄ・・・・・・冷却器分割体、１ｅ・・・・・
・分割端、３・・・・・・クーラパイプ、３ａ・・・・
・・冷媒入口、３ｂ・・・・・・冷媒出口、３ｃ・・・
・・・クーラパイプ接続部。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

（１）箱形冷凍庫内の４側面を復うように配設されるも
ので、冷媒入口から上記４側面の対応面を蛇行して冷媒
出口に至るクーラパイプを備えたほぼ４角筒状の冷却器
において、それぞれＬ字形に４分割すると共に、隣り合
う冷却器分割体のクーラパイプ接続部を分割端中央部に
配設したことを特徴とする箱形冷凍庫用冷却器。
（２）４つの冷却器分割体のうち２つずつが同形状、で
ある実用新案登録請求の範囲第（１）項記載の箱形冷凍
庫用冷却器。
（３）４つの冷却器分割体の全てが同形状である実用新
案登録請求の範囲第（１）項記載の箱形冷凍庫用冷却器
。