JPH0618173Y2 - 保冷ボックス用蓄冷材入り冷却器 - Google Patents

保冷ボックス用蓄冷材入り冷却器

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JPH0618173Y2
JPH0618173Y2 JP1988099331U JP9933188U JPH0618173Y2 JP H0618173 Y2 JPH0618173 Y2 JP H0618173Y2 JP 1988099331 U JP1988099331 U JP 1988099331U JP 9933188 U JP9933188 U JP 9933188U JP H0618173 Y2 JPH0618173 Y2 JP H0618173Y2
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JP
Japan
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cooler
fins
cool
box
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JP1988099331U
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JPH0220074U (ja
Inventor
康成 計盛
Original Assignee
株式会社日本アルミ
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、冷凍、冷蔵品の輸送に使用する保冷ボックス
用の蓄冷材入り冷却器に関するものである。
(従来技術及びその問題点) 従来から、冷凍機と蓄冷材入り冷却器を備えた冷凍、冷
蔵品輸送用の保冷コンテナ(コールドロールボックス)
が知られているが、長時間にわたって低温を保つために
前記冷却器の蓄冷能力を一層増大することが要望されて
いる。
本件に関連する先行技術として特願昭62-336325号(特
開平1−182283号)、実開昭62-198473号があ
る。
(考案の目的) 本考案は、蓄冷能力を向上できる保冷ボックス用蓄冷材
入り冷却器を提供することを目的としている。
(考案の構成) (1)技術的手段 本考案は、冷凍機13を有する保冷ボックスの上部に設
ける蓄冷材入り冷却器16において、蓄冷材23を充填
した角形断面形状の水平な冷却器外凾15を複数本間隔
18を隔てて横に平行に配列し、冷却器外凾15の側面
に側方へ行くにつれて下降する傾斜フィン30と下面に
下向きの垂直フィン30aを一体に形成し、冷却器外凾
15の内部に、フィン付きの内部熱交換パイプ21を設
け、この内部熱交換パイプ21の多数のフィン20を冷
却器外凾15の内面の前記傾斜フィン30と垂直フィン
30aに対応する位置の内向きのフィン状突起31に対
向させて冷却器外凾15の内面から所定の間隔を隔てる
角形に形成したことを特徴とする保冷ボックス用蓄冷材
入り冷却器である。
(2)作用 冷却器外凾が角形断面形状なので、内部に大量の蓄冷材
が入る。
冷却器外凾のフィンが下向きなので、冷気が保冷ボック
スの下部によく流れる。
内部熱交換パイプのフィンが角形で広面積なので、蓄冷
材の冷凍効率がよい。
(実施例) 本考案を採用した保冷ボックス(コールドロールボック
ス)を示す第1図で、10は箱形の本体である。本体1
0の前面には開閉扉11が設けられ、内部は保冷室12
になっている。本体10の下部には冷凍機13が設けら
れ、キャスター14で搬送自在である。保冷室12の上
部には角形断面の冷却器外凾15を有する冷却器16
(第2図)が設けられている。
この冷却器16を示す第3図で例えば6本の冷却器外凾
15がアルミ板製の端板17とヘッダ24(第4図)で
連結してある。冷却器外凾15の左右両側には間隔18
を隔ててある。冷却器外凾15の内部にはフィン20を
有する内部熱交換パイプ21が蛇行して収容され、冷却
器外凾15内の空間22には蓄冷材23を充填してあ
る。第3図のIV矢視図である第4図で冷却器外凾15の
一端部はヘッダ24(第5図)に連続している。ヘッダ
24には蓄冷材23の注入口25を設けてある。
冷却器外凾15には第6図に示すように、その外周面の
3面にフィン30が冷却器外凾15と一体に連続して形
成してある。冷却器外凾15の両側壁に配置された傾斜
フィン30は斜め下向き45°に傾斜しており、冷却器外
凾15の下壁の垂直フィン30aは真下に向かって伸び
ている。冷却器外凾15の内面には各フィン30に対応
した位置および冷却器外凾15の上壁にフィン状突起3
1(第7図)が突出している。フィン状突起31は冷却
器外凾15の長手方向の全長にわたって連続して形成し
てあり、フィン状突起31の先端で前記フィン20(第
3図)を位置決めしてフィン20の周囲に等間隔を隔て
るようになっている。
以上の構成では、各冷却器外凾15内に蓄冷材23を充
填する際には、第4図の注入口25からヘッダ24を経
て、各冷却器外凾15の空間22に蓄冷材23を充填す
る。このとき、フィン20と冷却器外凾15の内面との
間には、フィン状突起31(第6図)で間隔が隔ててあ
るので、粘性の高い蓄冷材23でも空間22の隅々まで
短時間でゆきわたり、蓄冷材23の充填作業が容易であ
る。
冷却器16に蓄冷する際には、第1図の冷凍機13で冷
却した冷媒を内部熱交換パイプ21に流し、この冷熱を
フィン20から蓄冷材23に伝えて、蓄冷材23に蓄冷
する。蓄冷材23を冷やすと、蓄冷材23が凍結する
が、蓄冷材23の凍結は広い面積のフィン20の全面い
わたって進行し、短時間で全量の蓄冷材23が凍結し、
フィン20を設けずに、内部熱交換パイプ21の表面だ
けから凍結が進行して行く従来の場合と比較して、蓄冷
材23への蓄冷に要する時間が短い。
また、冷却器外凾15内の空間22は角形のフィン20
で仕切られているので、保冷ボックスをトラックに搭載
して搬送する際に揺れても、空間22内の蓄冷材23が
揺動しない。
隣接する冷却器外凾15の左右両側には間隔18が隔て
てあり、冷却器外凾15の側壁のフィン30は斜め下向
き45°に傾斜しているので、フィン30で冷やされた冷
気は間隔18を通って下方へ流れ、保冷室12内(第1
図)を均一に効率よく冷却する。
冷却器外凾15は従来の丸形パイプと比較して、冷却器
16内の狭いスペースに配列する場合には、内容積が大
きくなり、大量の蓄冷材23を充填して蓄冷容量が大き
くなる。したがって、従来より保冷室12を低温に保冷
できる時間が長くなる。
(考案の効果) 以上説明したように本考案による保冷ボックス用蓄冷材
入り冷却器では、冷却器外凾15のフィン30が下向き
で、且つ冷却器外凾15の左右両側には間隔18が隔て
てあるので、冷気を保冷ボックスの内部に均一に効率よ
く流すことができる。
内部熱交換パイプ21のフィン20が角形で広面積なの
で、蓄冷材23の凍結は広い面積のフィン20の全面に
わたって進行し、短時間で全量の蓄冷材23を凍結で
き、フィン20を設けずに、内部熱交換パイプ21の表
面だけから凍結が進行して行く従来の場合と比較して、
蓄冷材23への蓄冷に要する時間を短縮でき、蓄冷材の
冷凍効率が向上する。また、フィン20は冷却器外凾1
5内の空間22を仕切る機能もあるので、保冷ボックス
をトラックに搭載して搬送する際に揺れても、空間22
内の蓄冷材23が揺動することを防止するバッフル効果
がある。
冷却器外凾15が角形断面形状なので、従来の丸形パイ
プと比較して、冷却器16内の狭いスペースに配列する
場合には、内容積が大きくなり、内部に大量の蓄冷材を
充填することができる。
又、フィン20と冷却器外凾15の内面との間には、フ
ィン状突起31(第6図)で間隔が隔ててあるので、粘
性の高い蓄冷材23でも空間22の隅々まで短時間でゆ
きわたり、蓄冷材23の充填作業を容易にできる。しか
もフィン状突起31がフィン30、30aに連続してい
るので、フィン30、30aへの伝熱効率が向上し、冷
却器外凾15の剛性も向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を採用した保冷ボックスの正面図、第2
図は第1図のII矢視図、第3図は冷却器の正面図、第4
図は第3図のIV矢視図、第5図は第4図のV矢視図、第
6図は冷却器外凾の縦断面図、第7図は第6図のA部拡
大図である。10……本体、12……保冷室、13……
冷凍機、16……冷却器、15……冷却器外凾、20…
…フィン、21……内部熱交換パイプ、23……蓄冷
材、30……フィン、31……フィン状突起

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷凍機13を有する保冷ボックスの上部に
    設ける蓄冷材入り冷却器16において、蓄冷材23を充
    填した角形断面形状の水平な冷却器外凾15を複数本間
    隔18を隔てて横に平行に配列し、冷却器外凾15の側
    面に側方へ行くにつれて下降する傾斜フィン30と下面
    に下向きの垂直フィン30aを一体に形成し、冷却器外
    凾15の内部に、フィン付きの内部熱交換パイプ21を
    設け、この内部熱交換パイプ21の多数のフィン20を
    冷却器外凾15の内面の前記傾斜フィン30と垂直フィ
    ン30aに対応する位置の内向きのフィン状突起31に
    対向させて冷却器外凾15の内面から所定の間隔を隔て
    る角形に形成したことを特徴とする保冷ボックス用蓄冷
    材入り冷却器。
JP1988099331U 1988-07-27 1988-07-27 保冷ボックス用蓄冷材入り冷却器 Expired - Lifetime JPH0618173Y2 (ja)

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JPH0220074U JPH0220074U (ja) 1990-02-09
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JPS62198473U (ja) * 1986-06-04 1987-12-17

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