JPH0752542Y2 - 冷却器 - Google Patents

冷却器

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JPH0752542Y2
JPH0752542Y2 JP1988023817U JP2381788U JPH0752542Y2 JP H0752542 Y2 JPH0752542 Y2 JP H0752542Y2 JP 1988023817 U JP1988023817 U JP 1988023817U JP 2381788 U JP2381788 U JP 2381788U JP H0752542 Y2 JPH0752542 Y2 JP H0752542Y2
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JP
Japan
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container
cooler
cooled
containers
engaging
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JP1988023817U
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JPH01136361U (ja
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篤 佐治
隆之 酒寄
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Yamato Transport Co Ltd
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Yamato Transport Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、たとえば生鮮食料品などを冷却状態にしたま
ま運搬可能な保冷車の冷却源として用いられる冷却器に
関する。
(従来の技術) たとえば生鮮食料品などを冷却状態にしたまま運搬可能
な保冷車が用いられる。この種保冷車においては、コン
テナ内に形成される冷却室に冷却器を配設し、かつ被冷
却物を出し入れ自在に収納する。従来より上記冷却器
は、冷凍サイクル装置の一構成部品として用いられてい
て、長時間に亘って極端な低温にする必要のある被冷却
物を保冷するには最適である。しかしながら、これ以外
の被冷却物,すなわち運搬時間が比較的短くてすむとと
もにシビアな冷却が不要である被冷却物を対象とする保
冷では、ランニングコストがかかって不適である。ま
た、冷凍サイクル装置による冷却は被冷却物から水分を
奪って乾燥させるため、その対策も講じなければならな
い。
そこで、外気温よりある程度の差をもった冷却でよく、
かつ冷却時間が比較的短くてすむ被冷却物や、乾燥を嫌
う被冷却物に対する保冷として、合成樹脂材(たとえば
ポリエチレン)からなる容器に蓄冷剤を密封収容した冷
却器が用いられるようになった。上記蓄冷剤としては、
塩化ナトリウム水溶液などの無機塩類水溶液が使用され
る。
そして保冷車の場合は第8図に示すように、断熱構造の
コンテナ1の内底面に、合成樹脂材の複数の容器2…に
それぞれ上記蓄冷剤を密封収容してなる冷却器3を一面
に敷設し、この冷却器3上に多数の孔部を有するたとえ
ばスノコ4を載設してなる。そしてコンテナ1内に収納
する被冷却物5…は、上記スノコ4に載置することにな
る。
時間の経過とともに各容器2…に密封収容される蓄冷剤
が溶融し、このとき冷熱を放散して被冷却物を冷却す
る。当然、目的地に搬入する迄は蓄冷剤の放熱が継続す
るよう、各容器2…の蓄冷剤容量が選択される。なお、
新たな被冷却物を運搬する前に、溶融した蓄冷剤を有す
る容器2…は冷蔵庫等の冷凍装置で蓄冷剤が固体化する
まで冷却する必要がある。すなわち、一組の冷凍装置を
備えれば、多数の冷却器3…を交互に使用して被冷却物
を保冷でき、ランニングコストが廉価ですむ。
このようにして構成される冷却器において、上記蓄冷剤
の放熱量(熱交換量)は、蓄冷剤の量と容器2の表面積
で決定される。ただし冷却器としての容積は、たとえば
保冷車であればコンテナ1の内容積から一定範囲を越え
ることはできないから、この範囲内でより多くの放熱量
を得られれば冷却効率が向上するので都合よい。
しかしながら、従来の容器2形状は単なるブロック状に
すぎず、蓄冷剤の放熱量増大のため容器2の表面積を成
形によって大きくすることは蓄冷剤の収容量とのバラン
ス上限界があり、顕著な冷却効率の向上が望むべくもな
い。
あるいはまた、通気性を有する筐体内にある程度小さく
ブロック化した容器を収容蓄積し、これをもって冷却器
としたものも考慮される。この場合、容器の熱交換面積
が増大して熱交換効率の向上、すなわち蓄冷剤の放熱量
の増大化を図れる利点がある。その反面、筐体が必要で
あるから、全体的に大型化するとともに重量が増大し、
かつ筐体分だけコスト高の悪影響もある。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は、上述したような蓄冷剤を密封収容する容器の
形状構造および組立構成の不適による蓄冷剤の放熱量の
不十分さと、装置の大型化およびコスト高などの種々の
不具合を除去し、容器により多くの蓄冷剤を密封収容
し、容器相互の組み合せを改善して熱交換面積の増大化
および蓄冷剤の放熱量の増大化を得る冷却器を提供する
ことを目的とする。
〔考案の構成〕
(課題を解決する手段) すなわち本考案においては、合成樹脂材からなる容器に
蓄冷剤を密封して収容し、この容器を空間室に被冷却物
とともに配設して上記被冷却物を冷却する冷却器であ
り、上記容器は、複数種の異なる面積の矩形板状体から
なり、その少なくとも1つの矩形板状体は、長手方向に
沿って複数の掛合部が所定間隔を存して設けられ、上記
容器の掛合部に、他の容器を直接もしくは他の容器の掛
合部を掛合し、各容器を互いに所定間隔を存するととも
に互いに交差して略井桁状に組合わされることを特徴と
する冷却器である。
(作用) このようにして構成することにより、各容器に充分な放
熱空間が得られて、この表面全てから蓄冷剤が効率よく
放熱し、容器の表面積および蓄冷剤の放熱量が増大す
る。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を保冷車に適用し、図面にもと
づいて説明する。第1図に示すように、従来と同様の断
熱構造のコンテナ1天井面に後述する冷却器10を吊持具
11を介して吊持する。上記被冷却物5…は、コンテナ1
の床面に直接載置する。
上記冷却器10は、たとえば第2図に示すようにして構成
される。すなわち、いずれも合成樹脂材からなり蓄冷剤
を密封して収容する矩形板状体であって、互いに板厚は
略同一であるが、形状面積の異なる複数の第1の容器11
…,第2の容器12…,第3の容器13…の組合わせからな
る。上記第1の容器11…は最も面積が大であるととも
に、図において上端部に長手方向に所定間隔を存して掛
合部である矩形状の掛合溝14…が設けられるとともに、
この下部側に掛合部である矩形状の掛合孔15…が開口す
る。このような第1の容器11…は所定間隔を存して立位
状態に配設される。上記第2の容器12…は最も面積が小
さく、各第1の容器11…の相対向する掛合溝14…に掛合
される。したがって第2の容器12…は、第1の容器11…
の上部に互いに所定間隔を存し、かつ第1の容器11…と
は直交するよう交差する。上記第3の容器13…は中間の
大きさの面積であり、第1の容器11…の相対向する掛合
孔15…に挿嵌される。したがって第3の容器13…は、第
1の容器11…の下部に互いに所定間隔を存し、かつ第1
の容器11…とは直交するよう交差する。このようにして
冷却器10は、異なる面積の複数の容器11,12,13の組合わ
せにより略井桁状に組まれることになり、そのまま上記
コンテナ1天井面に吊持される。
しかして、蓄冷剤を充分に冷却して固体化した状態でコ
ンテナ1内に配設すれば、第1ないし第3の容器11…,1
2…,13…はそれぞれ充分な放熱空間が得られ、これらの
表面全てから蓄冷剤が冷熱を放散して被冷却物5…を冷
却する。
なお、このようにコンテナ1の最上部位である天井面に
冷却器10を吊持したので、冷却器10から冷気がコンテナ
1内全面に均一に降下して、被冷却物5…に対する冷却
効率がよい。さらに、被冷却物5…をコンテナ1床面に
直接載置するようになり、コンテナ1内への出し入れ作
業が従来のものよりも低い位置で行うこととなり、作業
性の向上を得る。
先に説明した従来の容器の単一表面積を成形によって大
きくする場合と比較し、損傷同率とした場合の損失額は
約1/10〜1/20となり、蓄冷剤を同量とした場合の表面積
比は約3〜4倍に増大する。また、容器を通気性のある
筐体にまとめて冷却器とする場合と比較してコストは約
1/2に低減し、同一放熱量とした場合の重量は約15〜20
%軽減されることになる。
なお上記冷却器10を構成する容器の形状構造は上述の実
施例に限定されるものではなく、たとえば第3図ないし
第6図に示すようにしてもよい。すなわち第3図
(A),(B)に示すような、蓄冷剤を密封して収容す
る大きな面積の矩形板状体である第1の容器21と、第4
図(A),(B)に示すような、蓄冷剤を密封して収容
する小さな面積の矩形板状体である第2の容器22を用意
する。上記第1の容器21の上下端部には所定間隔を存し
て掛合部である掛合溝23…を相対向して設ける。上記第
2の容器22の一端部に所定間隔を存して掛合部である掛
合溝24…を設ける。なお、いずれの容器21,22にも、そ
の両面に補強用の溝25…が設けられる。
そして、このような第1の容器21…を複数用意し、かつ
第2の容器22…をその倍の数だけ用意して、第5図およ
び第6図に示すように組合わせる。すなわち、第1の容
器21…の上下両端の掛合溝23…に、それぞれ第2の容器
22…の掛合溝24…を掛合する。所定間隔を存して立位状
態にある第1の容器21…の上下両端に第2の容器22…が
所定間隔を存し、かつこれらと直交する方向に交差す
る。結局、先に第2図で説明した冷却器10とは変形した
略井桁状の冷却器20が得られ、同様の作用効果を奏す
る。
あるいはまた、第7図に示すような冷却器30であっても
よい。これは2つ割にされ所定間隔を存して立位状態に
ある第1の容器31…と、これら第1の容器31…と略井桁
状に組み付けられる第2の容器32…からなり、同様の作
用効果を奏する。
この他、冷却器としての構成は、本考案の要旨を越えな
い範囲内で種々実施可能である。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、蓄冷剤を密封収容
する容器を複数種の異なる面積の矩形板状体とし、少な
くともその1つのに長手方向に沿って複数の掛合部を所
定間隔を存して設け、この掛合部に対する掛合により、
各容器を互いに所定間隔を存するとともに互いに交差し
て略井桁状に冷却器を構成したから、上記容器により多
くの蓄冷剤を密封収容できるとともに容器自体の放熱空
間である熱交換面積が増大化して、蓄冷剤の放熱量の増
大化にともなう冷却効率の向上化を得、しかも重量の軽
減とコストの低減を図れるなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す冷却器を備えた保冷車
コンテナの一部斜視図、第2図はその冷却器の斜視図、
第3図ないし第6図は本考案の他の実施例を示し、第3
図(A)は冷却器を構成する第1の容器の正面図、同図
(B)はその側面図、第4図(A)は冷却器を構成する
第2の容器の正面図、同図(B)はその側面図、第5図
は上記第1,第2の容器を組合わせてなる冷却器の平面
図、第6図は同じ冷却器の側面図、第7図はさらに異な
る本考案の他の実施例を示す冷却器の斜視図、第8図は
本考案の従来例を示す冷却器を備えた保冷車コンテナの
一部斜視図である。 11…第1の容器、12…第2の容器、13…第3の容器、14
…掛合部(掛合溝)、15…掛合部(掛合孔)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂材からなる容器に畜冷剤を密封収
    容し空間室に配設して被冷却物を冷却するものにおい
    て、 上記容器は、複数種の異なる面積の矩形板状体からな
    り、 その少なくとも1つの矩形板状体は、長手方向に沿って
    複数の掛合部が所定間隔を存して設けられ、 上記容器の掛合部に、他の容器を直接もしくは他の容器
    の掛合部を掛合し、これら容器を互いに所定間隔を存す
    るとともに互いに交差して略井桁状に組合わせてなるこ
    とを特徴とする冷却器。
JP1988023817U 1988-02-26 1988-02-26 冷却器 Expired - Lifetime JPH0752542Y2 (ja)

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JPH01136361U JPH01136361U (ja) 1989-09-19
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