JP3152892B2 - 保冷体 - Google Patents

保冷体

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JP3152892B2
JP3152892B2 JP17050797A JP17050797A JP3152892B2 JP 3152892 B2 JP3152892 B2 JP 3152892B2 JP 17050797 A JP17050797 A JP 17050797A JP 17050797 A JP17050797 A JP 17050797A JP 3152892 B2 JP3152892 B2 JP 3152892B2
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忠義 寺本
文博 村田
丈晴 中野
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • F25D2303/08Devices using cold storage material, i.e. ice or other freezable liquid
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    • F25D2303/08221Fasteners or fixing means for the element
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    • F25D2303/0822Details of the element
    • F25D2303/08222Shape of the element

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、輸送用容器の内部
保冷用として使用される保冷体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】各種の飲料水を宅配する場合、保冷体と
して氷が充填された断熱性保冷容器の中に、予め冷蔵庫
で冷却された飲料水を収納して運搬していた。しかしな
がら特に夏場は氷がすぐに溶けて保冷容器内に充満して
しまうので、飲料水の容器が濡れてしまい見た目が悪か
った。そこで、濡れた飲料水の容器を布で拭くことによ
り対処していたが、この作業は面倒であるし、商品名を
記したラベルが容器表面に貼ってある場合はそのラベル
が剥がれてしまうという問題点があった。また、紙製の
容器等では、紙がふやけてしまう。
【0003】上記のように保冷容器内に氷の溶けた水が
充満してしまうのを解決するために、氷をビニール袋に
詰めたり、氷の代わりにドライアイスを保冷体として用
いていた。しかしながら、ビニール袋への氷詰め作業も
面倒であるし、ビニール袋が破損して氷の溶けた水が保
冷容器内に漏れるという事態も生じていた。また、氷の
代わりにドライアイスを使用する場合は、保冷容器内に
水が充満するという問題点は解決されるが、気化したガ
ス状ドライアイスの回収は不可能であるため、繰り返し
使用ができずコストアップとなった。
【0004】上記のような水漏れや繰り返し使用の問題
点を解決することを意図した保冷体は、これまでにもい
くつか開発されていた。例えば実公昭45−27082
号公報には、ポリビニルアルコール水溶液にホウ砂また
はホウ酸を加えてゲル化した含水ゲルをプラスチック等
の袋に充填した保冷体や、ポリビニルアルコール水溶液
にポリ酢酸ビニルを分散させて得たポリ酢酸ビニルエマ
ルジョンにホウ砂またはホウ酸を加えてゲル化した含水
ゲルからなる蓄冷剤をプラスチック等の袋に充填した保
冷温器、特公昭57−28505号公報には、ポリアク
リル酸に少なくとも2個のエポキシ基を有する化合物を
加えて得た含水ゲルからなる蓄冷材、特公平1−244
34号公報には、ポリアクリル酸水溶液に飽和カルボン
酸を溶解し、水酸化ナトリウムとアルミン酸ナトリウム
で中和架橋した後炭酸水素ナトリウムと無機塩類を添加
して得たゲルからなる蓄冷剤が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の保冷体はその保冷温度の上下の温度で塑性変形してし
まい、一定の形状を保持することができなかった。つま
り、保冷温度より高い温度において一定しない形状であ
った保冷体は、使用する前に保冷温度よりも低い温度で
冷却すると、その一定しない形状のままで凍結してしま
うので、非常に使いにくいという課題を有していた。
【0006】また、氷,ドライアイス,上記に示したゲ
ル状保冷体は、保冷容器内で各種の飲料水を整理して分
別収納することができなかった。すなわち、数種類の飲
料水の中から目的の商品を短時間で探しだすことが不可
能であり、作業効率が悪いという課題も有していた。
【0007】本発明は、上記のような状況に鑑みてなさ
れたものであり、保冷容器内に各種の飲料水を分別して
収納することができ、衛生的で、かつ繰り返し使用が可
能な保冷体を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
保冷体は、保冷容器内に収納する収納物を保冷するとと
もに、該保冷容器の仕切りとなる、内部に蓄冷剤を充填
した矩形板形状の蓄冷体を複数個連設してなる保冷体で
あって、上記蓄冷体は、その矩形板形状の各辺部分に形
成され、他の蓄冷体を連設させるための複数個の凸部を
有し、該蓄冷体の凸部を他の蓄冷体の凸部間に形成され
る凸部嵌合部に嵌め合わせて複数個の蓄冷体を相互に連
設させて、上記保冷容器内に収容可能であるとともに、
上記複数の凸部として、その側面に形成された突出部を
有する凸部と、その側面に形成された、上記突出部と嵌
合可能な収容部を有する凸部とを有し、該蓄冷体と他の
蓄冷体とを連結したとき、上記凸部の突出部と凸部の収
容部とが嵌合し、該嵌合部を軸にして蓄冷体同士が回動
可能であることを特徴とするものである。
【0009】また、本発明の請求項2に係る保冷体は、
上記請求項1に係る保冷体において、上記蓄冷体の凸部
は、その矩形板形状の対向する辺において同じ数に形成
されていることを特徴とするものである。
【0010】
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明による保冷体の実
施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1
は、本実施の形態による保冷体の一例を示す斜視図であ
る。図中1は保冷体、2は蓄冷体、4は仕切部屋、5は
保冷容器本体、6は蓋体、7は保冷容器、10は飲料水
などの収納物を示す。
【0012】本保冷体1は、保冷容器7内に収納する収
納物10の保冷とその仕切りを兼ねるものであり、内部
に蓄冷剤3を充填した蓄冷体2を複数個連設したものか
らなる。図1(a) は、合計12個の蓄冷体2を用いた保
冷体1が9個の仕切部屋4を形成するように保冷容器本
体5内にセットされ、各仕切部屋4に飲料水などの収納
物10が種類別に分けて分別収納されている様子を示し
ている。保冷体1と収納物10を収納した保冷容器本体
5は、図1(b) に示すように蓋体6で蓋をして運搬、保
管等される。
【0013】保冷容器7は、保冷容器本体5と蓋体6か
ら構成され、例えば、断熱層として発泡樹脂を内部に介
装した非発泡性樹脂(実公昭59−11098号公報に
開示)や合成樹脂発泡体等から製造される。保冷容器7
の大きさは、例えば340×163×280mm,40
0×400×278mm,410×203×278m
m,500×345×300mm,435×285×2
65mm,380×200×260mm等のように多様
なサイズがある。また、保冷容器7に収納する商品は、
飲料水に限る必要はなく、アイスクリームやヨーグルト
といった保冷を必要とする食品等であってもかまわな
い。
【0014】次に、蓄冷体2について説明する。図2
は、蓄冷体2の外観を示す正面図であり、図3は、図2
のAA’断面図であり、蓄冷体2の内部構造を示す。
【0015】蓄冷体2は、偏平な矩形板状に形成してな
り、各辺には他の蓄冷体2を連設させるための凸部21
が形成されている。蓄冷体2は、ポリエチレンやポリプ
ロピレンなどから、例えば実公平3−51667号公報
に開示のブロー成形法にて製造された板状のものであ
り、強度が比較的高く形状の自己保持性を有するもので
ある。蓄冷体2の内部は、中空に形成されて蓄冷剤3を
充填している。蓄冷体2の大きさは、縦横のサイズが1
88mm×188mm程度で、厚みが16mm程度の偏
平な矩形形状に形成されている。なお、蓄冷体2は、保
冷容器本体5のサイズや、その横幅方向に連結する蓄冷
体2の数などを考慮して適宜に決定することができる。
凸部21は、ブロック状に形成されており、基本的には
蓄冷体2の4辺に3個ずつ形成されるが、本実施の形態
のものでは、ある1辺において2個の凸部21の間に蓄
冷剤注入口23が形成されている。蓄冷剤注入口23
は、内径φ10mm、外径φ16mm、高さ10mm程
度の円筒状のものである。この蓄冷剤注入口23から蓄
冷剤8が蓄冷体2内に充填され、その後は入り口に栓を
して熱シールなどにより閉じ、密閉される。ブロック状
の凸部21の大きさとしては、高さ16mm、幅26m
m程度のものである。隣接する凸部21の間隔は、凸部
21の幅と同じく26mm程度にされ、凸部嵌合部22
を形成している。また、1辺に形成した凸部21のうち
の両端の2個には、他の蓄冷体2を連結したときに互い
に嵌め合わされる,突出部となるつめ部27と該つめ部
27の収容部となる収容溝26とが形成されている。収
容部は、円錐状、半円状等の形状でもよい。さらには、
凸部21は、その角部がすべて面取りされてRを取って
いる。したがって、連結する蓄冷体2同士は、その連結
する辺を軸にして容易に回動させることができる。ま
た、蓄冷体2の片面側の四隅には、突起部28が形成さ
れ、他面側には、この突起部28に対応する位置におい
て該突起部28を収容し得るへこみ部29が形成されて
いる。へこみ部29の深さは、複数の蓄冷体2を重ね合
わせたときに蓄冷体2の間に隙間が形成されるように、
突起部28の高さより浅く形成されている。また、蓄冷
体2の両面には、長さが150mm程度のストライプ状
の溝25が3本ずつ3か所に形成され、この溝25は、
蓄冷体2の表面積を大きくして保冷効果の増大に寄与し
ている。蓄冷体2の中央部に形成される凹部24は、外
径φ20mm程度で、深さ7mm程度のものであり、蓄
冷体2の両面に形成されている。この凹部24は、内部
を中空状態にして成形される蓄冷体2の中央部分でへこ
みが生じることを防止する役目を有する。なお、上記蓄
冷体2には、凸部21においてつめ部27やつめ部収容
溝26、また、蓄冷体2の表面においてストライプ状の
溝25、突起部28、へこみ部29、および凹部24等
が形成されているが、特にこれらを形成しないものであ
ってもよい。
【0016】蓄冷体2の内部に充填する蓄冷剤3は、ア
クリルアミドまたはメタクリルアミドの架橋性単量体か
らなり、常温で高い弾性を持つ冷却効率の高いプリン状
弾性ゲルを用いるのが好ましい。このプリン状弾性ゲル
は、従来の蓄冷剤に比べると保冷温度の上下において塑
性変形せずに凍結することができるので、与えられたス
ペースにフィットし、弾性ゲルを充填する蓄冷体2を薄
く形成することが可能となる。また、この弾性ゲルは融
解温度を−20℃〜0℃の範囲でコントロールすること
が可能なので、商品の適正温度管理に最適な融解温度を
持つ弾性ゲルを製造することができる。さらに、このプ
リン状弾性ゲルは人体に安全な物質であるので食品に直
接触れても無害である。なお蓄冷剤3は、蓄冷体2の内
部に充填できるものであれば、カルボキシメチルセルロ
ースナトリウム4%水溶液に防腐剤として約0.3%濃
度となるように安息香酸ナトリウムを添加したものや、
先述した従来の蓄冷剤であってもよく、また、単に水を
使用したものであってもかまわないが、これらは冷却効
率の点で上記に示したプリン状弾性ゲルよりも劣る。
【0017】以上のような蓄冷体2を用いると、保冷温
度の前後で塑性変形してしまう従来の蓄冷剤や水などを
上記蓄冷剤3として用いたとしても、それらは蓄冷体2
の内部に封入されているので、蓄冷体2は、その板状形
状を常に保つことができ、一定しない形状のまま凍結し
てしまうといった状態は回避される。また、蓄冷体2の
内部に封入できるものであれば、どのような蓄冷剤を用
いてもかまわないので、蓄冷剤3に対する適用範囲が広
がる。
【0018】次に、上記蓄冷体2を複数個連設させた保
冷体1について説明する。上記蓄冷体2は、その1辺に
ある3個の凸部21を、図2において鎖線で示す如く他
の蓄冷体2の凸部嵌合部22に嵌め合わせて相互に連結
させる。そして、この蓄冷体2を連設した辺と対向する
辺側にも同様に他の蓄冷体2を連結させ、3個の蓄冷体
2を横一列に連設させる。このとき、凸部21に形成し
たつめ部27とその収容溝26が互いに嵌合するように
連結させる。またブロック状の凸部21はすべての角が
面取りされてRを形成しているので、連結した蓄冷体2
を互いに容易に回動させることができる。よって、連設
させた蓄冷体2を適宜に回動させて全体の形が上から見
たときにコ字状になるよう形成する。なお、連設した蓄
冷体2をコ字状に形成するときに他の蓄冷体2を連結す
る際に蓄冷体2同士を直角にしてそれぞれの凸部21と
凸部嵌合部22とを嵌合させるようにしてもよい。この
ような3個の蓄冷体2を連設してコ字状に形成したもの
を4個準備しておく。そして、コ字状にした蓄冷体2を
その蓄冷体2の連設方向と垂直な方向に立設させた状態
で、保冷容器本体5内の4つの側壁部分にそれぞれ1つ
ずつその開放している側を内壁面に向けて配置すると、
図1(a) に示すような保冷体1が形成される。これによ
り、保冷容器本体5内には、保冷体1により9つの仕切
部屋4が形成されることとなる。その結果、最高9種類
の飲料水などの収納物10をその種類ごとに区分けして
各仕切部屋4に入れ、保冷容器本体5に収納することが
でき、したがって目的の商品をすぐに探し出すことが可
能となる。
【0019】このように、本実施の形態による保冷体1
によれば、3個の蓄冷体2を相互に連設させたものを4
個準備し、これらを蓄冷体2の連設方向と垂直な方向に
立設させた状態で保冷容器本体5内に収納して収納物1
0の仕切部屋4を形成するので、収納物10の保冷とそ
の仕切りとしての役目を果たすことができ、したがっ
て、本保冷体1は、衛生的に、かつ各仕切部屋4に種々
の収納物10を分別収納した状態で保冷でき、一見して
目的とする収納物10を出し入れすることができるとい
う効果が得られる。
【0020】また、本保冷体1は、蓄冷体2の凸部21
によって支えられた状態で保冷容器本体5内に立設され
るので、保冷容器本体5内の底部において蓄冷体2の凸
部21間の凸部嵌合部22による隙間を通じて仕切部屋
4間の冷気を流通させることができ、これにより、保冷
容器7内の保冷効果を効率よく発揮できる効果が得られ
る。
【0021】また、本保冷体2は、ブロー成形法により
蓄冷体2を簡単に製造することができ、しかも蓄冷体2
の各辺に形成した凸部21と凸部嵌合部22を利用して
他の蓄冷体2を簡単に連設させたり、ばらしたりするこ
とができ、その取り扱いが容易となる効果が得られる。
【0022】また、蓄冷体2の1辺において3個あるう
ちの両端の2個の凸部21には、他の蓄冷体2を連結し
たときに互いに嵌め合わされるつめ部27と該つめ部2
7の収容溝26とが形成されているので、連結する蓄冷
体2同士は、その連結する辺を軸にして容易に回動させ
ることができ、自由な形を形成できる効果が得られる。
【0023】さらには、本保冷体1では、保冷効果がな
くなったときには各蓄冷体2にばらして蓄冷体2同士を
積み重ねて冷凍庫内で嵩張らないよう小スペースにして
保管しておくことができ、これにより、保冷効果を回復
させて繰り返して使用することができるという効果が得
られる。このとき、蓄冷体2の片面側の四隅部分には、
突起部28とその反対面側には該突起部28に対応する
位置にへこみ部29がそれぞれ形成されているので、蓄
冷体2同士を積み重ねたときに蓄冷体2間に隙間がで
き、しかも蓄冷体2の両面にはストライプ状の溝25が
形成されて表面積を大きくしているので、効率よく蓄冷
体2を冷却して内部の蓄冷剤3の保冷機能を早く回復さ
せることができる効果も得られる。
【0024】なお、本発明に係る保冷体は、上記の実施
の形態に限られず、例えば、上記蓄冷体2に代えて、図
4に示す蓄冷体2a、あるいは図5に示す蓄冷体2bを
用いてもよい。図4に示す蓄冷体2aは、その3辺に各
々5個のブロック状にした凸部21aが形成され、残り
の1辺には4個のブロック状にした凸部21aと蓄冷剤
注入口23とが形成されたものである。そして、該蓄冷
体2aの凸部21aを他の蓄冷体2aの凸部21a間に
形成される凸部嵌合部22aに嵌め合わせて複数個の蓄
冷体2aを相互に連設させて、図1(a) に示す保冷体1
を構成することができる。また、図5に示す蓄冷体2b
は、対向する辺において凸部21bが同じ数で形成され
たものであり、各辺に2個あるいは3個のブロック状の
凸部21bが形成され、該蓄冷体2bの凸部21bを他
の蓄冷体2bの凸部21b間に形成される凸部嵌合部2
2bに嵌め合わせて複数個の蓄冷体2bを相互に連設さ
せて、図1(a) に示す保冷体1を構成することができ
る。このように、蓄冷体2同士を連結できるものであれ
ば、蓄冷体2の凸部21の数や形等は特に限定されな
い。
【0025】また、保冷体1は、3個の蓄冷体2をコ字
状に連設させたものを組み合わせることで形成している
が、例えば2個の蓄冷体2をく字状に連設させたものを
組み合わせるようにしてもよく、また、これらコ字状に
連設した蓄冷体2と、く字状に連設した蓄冷体2とを組
み合わせるようにしてもよい。このように、保冷容器7
内に仕切りを形成できるものであれば、連結する蓄冷体
2の数や連結したときの形等も特に限定されない。
【0026】さらに、本実施の形態による保冷体1は、
図1(a) で示すように、9個の仕切部屋4を形成するよ
うにしているが、保冷容器7の形状や大きさ等に合わせ
て連設蓄冷体2を適宜に配置し組み合わせることが可能
である。
【0027】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る保冷体によ
れば、複数個の蓄冷体を相互に連設させて、該蓄冷体の
連設方向と垂直な方向に立設させた状態で上記保冷容器
内に収納して収納物の仕切部屋を形成しているので、収
納物の保冷とその仕切りとしての役目を果たすことがで
き、したがって、本保冷体は、衛生的に、かつ各仕切部
屋に種々の収納物を分別収納した状態で保冷でき、一見
して目的とする収納物を出し入れすることができるとい
う効果が得られる。
【0028】また、本保冷体は、蓄冷体の凸部によって
支えられた状態で保冷容器内に立設されるので、保冷容
器内の底部において蓄冷体の凸部間の凸部嵌合部による
隙間を通じて仕切部屋間の冷気を流通させることがで
き、これにより、保冷容器内の保冷効果を効率よく発揮
できる効果が得られる。
【0029】また、本保冷体は、ブロー成形法により蓄
冷体を簡単に製造することができ、しかも蓄冷体の各辺
に形成した凸部と凸部嵌合部を利用して他の蓄冷体を簡
単に連設させたり、ばらしたりすることができ、その取
り扱いが容易となる効果が得られる。
【0030】また、本保冷体では、保冷効果がなくなっ
たときには各蓄冷体にばらして蓄冷体同士を積み重ねて
冷凍庫内で嵩張らないよう小スペースにして保管してお
くことができ、これにより、保冷効果を回復させて繰り
返して使用することができるという効果が得られる。
【0031】また、蓄冷体の複数の凸部の一部におい
て、他の蓄冷体を連結したときに互いに嵌合される,突
出部と該突出部の収容部とを形成することにより、該蓄
冷体同士を自由に回動させることができるため、その取
り扱いが便利となる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態による保冷体を示す斜視図であ
る。
【図2】 実施の形態による保冷体に使用する蓄冷体を
示す正面図である。
【図3】 図3に示す蓄冷体の内部構造を表す断面図で
ある。
【図4】 他の蓄冷体の例を示す正面図である。
【図5】 さらに他の蓄冷体の例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 保冷体、2,2a,2b 蓄冷体、3 蓄冷剤、4
仕切部屋、5 保冷容器本体、6 蓋体、7 保冷容
器、10 収納物、21,21a,21b 凸部、2
2,22a,22b 凸部嵌合部、23 蓄冷剤注入
口、24 凹部、25 溝、26 つめ部収容溝(収容
部)、27 つめ部(突出部)、28 突起部、29
へこみ部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺本 忠義 大阪府大阪市西成区玉出西1丁目16番5 号 東邦商事株式会社内 (72)発明者 村田 文博 三重県阿山郡大山田村千戸1174−215 (72)発明者 中野 丈晴 奈良県北葛城郡王寺町久度4−5−27 (56)参考文献 特開 平11−6674(JP,A) 実開 昭58−174672(JP,U) 実公 昭46−21579(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25D 3/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保冷容器内に収納する収納物を保冷する
    とともに、該保冷容器の仕切りとなる、内部に蓄冷剤を
    充填した矩形板形状の蓄冷体を複数個連設してなる保冷
    体であって、 上記蓄冷体は、 その矩形板形状の各辺部分に形成され、他の蓄冷体を連
    設させるための複数個の凸部を有し、該蓄冷体の凸部を
    他の蓄冷体の凸部間に形成される凸部嵌合部に嵌め合わ
    せて複数個の蓄冷体を相互に連設させて、上記保冷容器
    内に収容可能であるとともに、 上記複数の凸部として、その側面に形成された突出部を
    有する凸部と、その側面に形成された、上記突出部と嵌
    合可能な収容部を有する凸部とを有し、該蓄冷体と他の
    蓄冷体とを連結したとき、上記凸部の突出部と凸部の収
    容部とが嵌合し、該嵌合部を軸にして蓄冷体同士が回動
    可能である、 ことを特徴とする保冷体。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の保冷体において、 上記蓄冷体の凸部は、その矩形板形状の対向する辺にお
    いて同じ数に形成されていることを特徴とする保冷体。
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