JPH0527581U - 蓄冷装置 - Google Patents

蓄冷装置

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JPH0527581U
JPH0527581U JP7408791U JP7408791U JPH0527581U JP H0527581 U JPH0527581 U JP H0527581U JP 7408791 U JP7408791 U JP 7408791U JP 7408791 U JP7408791 U JP 7408791U JP H0527581 U JPH0527581 U JP H0527581U
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昌弘 長谷川
宏之 竹内
均 月田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 全ての蓄冷容器において蓄冷剤の体積膨脹を
吸収できるようにし、蓄冷容器の亀裂等を防止する。 【構成】 流入側冷媒管10から流入した冷媒は図中実
線矢印のように流通する。即ち、1番目の蓄冷容器10
の冷媒流通路16に流入した冷媒は蓄冷容器10の下方
から上方へと移動し、これにより蓄冷剤11が下方から
先に凍結する。また、1番目の蓄冷容器10の冷媒流通
路16から流出した冷媒は2番目の蓄冷容器10の冷媒
流入口16a、即ち2番目の蓄冷容器10の冷媒流通路
16の下端側に流入し、1番目の蓄冷容器10と同様に
下方から上方へと移動する。従って、3番目及び4番目
の蓄冷容器10においても冷媒が下方から上方へと移動
し、全ての蓄冷容器10において各蓄冷剤11が下方か
ら先に凍結する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はク−リングコンテナ等に用いられる蓄冷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の蓄冷装置として図4に示したものが知られている。
【0003】 この蓄冷装置は、内部に蓄冷剤を収容した計4つの蓄冷容器1を互いに間隔を おいて配置してなり、蓄冷剤には塩化アンモニウムとセルロ−スとの混合体等を 使用している。この蓄冷剤は凍結することによって蓄冷し、融解するまで低温状 態を維持するようになっている。また、各蓄冷容器1内にはそれぞれ横方向に蛇 行した冷媒流通路2(最も手前側の蓄冷容器についてのみ図示)が上下方向に設 けられ、各冷媒流通路2の両端は各蓄冷容器1の一側端の上部及び下部に位置し 、外側に配置された蓄冷容器1と内側に配置された蓄冷容器1とは冷媒流通路2 の上側の一端同士をパイプ3を介してそれぞれ連結され、内側に配置された二つ の蓄冷容器1は冷媒流通路2の下側の一端同士をパイプ3を介してそれぞれ連結 されている。また、内側に配置された二つの蓄冷容器1は冷媒流通路2の下側の 一端をそれぞれ図示しない冷凍回路の冷媒管4に接続されている。これにより、 外側に配置された一方の蓄冷容器1の冷媒流通路2に冷媒が流入すると、該冷媒 は図中実線矢印で示すように横方向に蛇行しながら蓄冷容器1の下方から上方へ と移動し、蓄冷容器1内の蓄冷剤を冷却する。そして、外側に配置された一方の 蓄冷容器1から流出した冷媒は他の蓄冷容器1に順次流通して冷凍回路に戻る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、各蓄冷容器1内には蓄冷剤と共に若干の空気が封入されており、こ の空気が蓄冷容器内の上部に空気層を形成し、蓄冷剤が凍結の際に生ずる体積膨 脹を吸収するようになっている。しかしながら、先に述べた蓄冷装置においては 、各冷媒流通路2の上側の一端同士及び下側の一端同士を連結しているため、各 冷媒流通路2を流通する冷媒が1番目と3番目の蓄冷容器1では下方から上方へ と移動し、2番目と4番目の蓄冷容器1では上方から下方へと移動する。従って 、1番目と3番目の蓄冷容器1のように蓄冷剤が下方から先に凍結する場合は体 積膨脹が上部空気層にて吸収されるが、2番目と4番目の蓄冷容器1のように蓄 冷剤が上方から先に凍結する場合は蓄冷容器1の下部に空気層が存在しないため 体積膨脹を吸収することができず、蓄冷容器1の下端部に蓄冷剤の体積膨張によ る圧力が作用し、蓄冷容器1に亀裂等を生じ易いという問題点があった。
【0005】 本考案は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、 全ての蓄冷容器において蓄冷剤の体積膨脹を確実に吸収することのできる蓄冷装 置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の蓄冷装置は前記目的を達成するために、横方向に蛇行した冷媒流通路 を上下方向に設けてなる複数の蓄冷容器を間隔をおいて配列し、各蓄冷容器内に は凍結及び融解によって体積変化を生ずる蓄冷剤を収容するとともに、各蓄冷容 器内の上部には蓄冷剤の体積膨張を吸収する空気層を設けた蓄冷装置において、 前記各冷媒流通路の冷媒流入口を各冷媒流通路の下端側に、各冷媒流通路の冷媒 流出口を各冷媒流通路の上端側にそれぞれ設けるとともに、前記蓄冷容器列の一 端に位置する蓄冷容器の冷媒流入口に外部からの冷媒流入手段を、他端に位置す る蓄冷容器の冷媒流出口に外部への冷媒流出手段をそれぞれ接続し、隣り合う蓄 冷容器のうち蓄冷容器列の一端側に位置する蓄冷容器の冷媒流出口と他端側に位 置する蓄冷容器の冷媒流入口とをそれぞれ連結している。
【0007】
【作用】
本考案の蓄冷装置によれば、蓄冷容器列の一端に位置する蓄冷容器の冷媒流入 口、即ち該蓄冷容器の冷媒流通路の下端側に流入した冷媒は該蓄冷容器の下方か ら上方へと移動する。また、前記蓄冷容器の冷媒流出口、即ち該蓄冷容器の冷媒 流通路の上端側に流入した冷媒は蓄冷容器列の他端側に位置する蓄冷容器の冷媒 流入口、即ち該蓄冷容器の冷媒流通路の下端側に流入し、前記蓄冷容器と同様に 下方から上方へと移動する。従って、全ての蓄冷容器において冷媒が下方から上 方へと移動し、各蓄冷剤が全て下方から先に凍結する。
【0008】
【実施例】
図1乃至図3は本考案の一実施例を示すものである。
【0009】 同図において、10は互いに間隔をおいて配列された計4つの蓄冷容器で、塩 化ビニ−ル等のプラスチックからなり、中空の直方体状に形成されている。この 蓄冷容器10の内部には従来例と同等の物質からなる蓄冷剤11と共に若干の空 気が封入されており、この空気によって蓄冷容器10内の上方に空気層12が形 成されている。
【0010】 13は各蓄冷容器10に取付けられた熱交換器で、アルミニウム等の伝熱性金 属からなる長方形の伝熱板14,15を互いに貼着してなり、一方の伝熱板14 の表面が蓄冷容器10の一側面に接触している。また、他方の伝熱板15には蛇 行状に屈曲した溝15aが形成され、図3に示すようにこの溝15aの側面が一 方の伝熱板14によって閉塞され、熱交換器13の内部に冷媒流通路16が形成 される。また、熱交換器13の一側端の下側には冷媒流通路16の冷媒流入口1 6aが、その上側には冷媒流通路16の冷媒流出口16bがそれぞれ設けられて いる。
【0011】 各蓄冷容器10及び熱交換器13には互いに対応するボルト挿通孔10a,1 3aが形成され、各ボルト挿通孔10a,13aは蓄冷容器10及び熱交換器1 3のそれぞれ計4箇所に設けられている。即ち、蓄冷容器10の背面と熱交換器 13の一方の伝熱板14側とが互いに面接触するとともに、各ボルト挿通孔10 a,13aには計4本のボルト17が熱交換器13側から挿入されている。また 、蓄冷容器10の前面側では、上下に配置された計2つの固定板18を介して各 ボルト17に六角ナット19が螺着され、蓄冷容器10及び熱交換器13が図3 に示すように確実に締結される。各固定板18は横方向に延びる断面コ字状の部 材からなり、その両端寄りにはそれぞれボルト挿通孔18aが設けられている。
【0012】 外側に配置された一方の蓄冷容器10(図中手前側)は、冷媒流通路16の冷 媒流出口16bを冷凍回路の流出側冷媒管20に接続され、冷媒流通路16の冷 媒流入口16aを隣の蓄冷容器10の冷媒流出口16bにパイプ21を介して連 結されている。外側に配置された他方の蓄冷容器10は、冷媒流通路16の冷媒 流入口16aを冷凍回路の流入側冷媒管22に接続され、冷媒流通路16の冷媒 流出口16bを隣の蓄冷容器10の冷媒流入口16aにパイプ23を介して連結 されている。また、内側に配置された一方の蓄冷容器10(図中手前側)は冷媒 流通路16の冷媒流入口16aを内側に配置された他方の蓄冷容器10の冷媒流 出口16bにパイプ24を介して連結されている。
【0013】 以上のように構成された蓄冷装置においては、流入側冷媒管10から流入した 冷媒は図中実線矢印のように流通する。即ち、1番目の蓄冷容器10の冷媒流通 路16に流入した冷媒は蓄冷容器10の下方から上方へと移動し、これにより蓄 冷剤11が下方から先に凍結する。また、1番目の蓄冷容器10の冷媒流通路1 6から流出した冷媒は2番目の蓄冷容器10の冷媒流入口16a、即ち2番目の 蓄冷容器10の冷媒流通路16の下端側に流入し、1番目の蓄冷容器10と同様 に下方から上方へと移動する。従って、3番目及び4番目の蓄冷容器10におい ても冷媒が下方から上方へと移動し、全ての蓄冷容器10において各蓄冷剤11 が下方から先に凍結する。
【0014】 このように、本実施例の蓄冷装置によれば、冷媒流通路16の冷媒流入口16 aを各蓄冷容器10の下部に、冷媒流通路16の冷媒流出口16bを各蓄冷容器 10の上部にそれぞれ設け、各冷媒流通路16を流通する冷媒が全て蓄冷容器1 0の下方から上方へと移動するようにしたので、各蓄冷剤11が全て下方から先 に凍結し、その体積膨張が蓄冷容器10内の上部空気層12によって吸収される 。従って、従来の如く蓄冷容器10の下端部に蓄冷剤11の体積膨張による圧力 が生じることがなく、蓄冷容器10の亀裂等を確実に防止することができる。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の蓄冷装置によれば、全ての蓄冷容器において蓄 冷剤の体積膨張を吸収することができるので、蓄冷容器の亀裂等を確実に防止す ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す蓄冷装置の全体斜視図
である。
【図2】本考案の一実施例を示す蓄冷装置の分解斜視図
である。
【図3】本考案の一実施例を示す蓄冷装置の縦断面図で
ある。
【図4】従来例を示す蓄冷装置の全体斜視図である。
【符号の説明】
10…蓄冷容器、11…蓄冷剤、12…空気層、13…
熱交換器、16…冷媒流通路、16a…冷媒流入口、1
6b…冷媒流出口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横方向に蛇行した冷媒流通路を上下方向
    に設けてなる複数の蓄冷容器を間隔をおいて配列し、各
    蓄冷容器内には凍結及び融解によって体積変化を生ずる
    蓄冷剤を収容するとともに、各蓄冷容器内の上部には蓄
    冷剤の体積膨張を吸収する空気層を設けた蓄冷装置にお
    いて、 前記各冷媒流通路の冷媒流入口を各冷媒流通路の下端側
    に、各冷媒流通路の冷媒流出口を各冷媒流通路の上端側
    にそれぞれ設けるとともに、 前記蓄冷容器列の一端に位置する蓄冷容器の冷媒流入口
    に外部からの冷媒流入手段を、他端に位置する蓄冷容器
    の冷媒流出口に外部への冷媒流出手段をそれぞれ接続
    し、 隣り合う蓄冷容器のうち蓄冷容器列の一端側に位置する
    蓄冷容器の冷媒流出口と他端側に位置する蓄冷容器の冷
    媒流入口とをそれぞれ連結したことを特徴とする蓄冷装
    置。
JP7408791U 1991-09-13 1991-09-13 蓄冷装置 Expired - Lifetime JPH0733101Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0527581U true JPH0527581U (ja) 1993-04-09
JPH0733101Y2 JPH0733101Y2 (ja) 1995-07-31

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ID=13537045

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103292543A (zh) * 2009-06-05 2013-09-11 株式会社电装 蓄冷热交换器
JP2013224153A (ja) * 2009-06-05 2013-10-31 Denso Corp 蓄冷熱交換器
JPWO2014208222A1 (ja) * 2013-06-28 2017-02-23 シャープ株式会社 蓄熱部材およびそれを用いた保管容器、およびそれを用いた冷蔵庫
JP2018119766A (ja) * 2017-01-27 2018-08-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 蓄冷装置
WO2023068023A1 (ja) * 2021-10-18 2023-04-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 冷蔵庫

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JPH0733101Y2 (ja) 1995-07-31

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