JP2516323Y2 - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

Info

Publication number
JP2516323Y2
JP2516323Y2 JP1993037264U JP3726493U JP2516323Y2 JP 2516323 Y2 JP2516323 Y2 JP 2516323Y2 JP 1993037264 U JP1993037264 U JP 1993037264U JP 3726493 U JP3726493 U JP 3726493U JP 2516323 Y2 JP2516323 Y2 JP 2516323Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluid passage
fluid
passage
parallel
heat exchanger
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1993037264U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH072763U (ja
Inventor
中 裕 二 田
山 博 隆 田
Original Assignee
株式会社エー・アール・シー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社エー・アール・シー filed Critical 株式会社エー・アール・シー
Priority to JP1993037264U priority Critical patent/JP2516323Y2/ja
Publication of JPH072763U publication Critical patent/JPH072763U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2516323Y2 publication Critical patent/JP2516323Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はオイル、温水、冷水、
薬液、ガスのような2種類の流体(液体、気体)を冷却
又は加熱して所定の温度に2種類の流体の温度を管理す
る熱交換器に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりきわめて普通に使われている
動車のインタークーラとしての熱交換 器は、インナーフ
ィンを有する水平方向の流体用通路とインナーフィンを
有する水平方向の流体用通路との間にアウターフィンを
介在させて、流体用通路を水平方向に多数並列して設
け、この多数並列した流体用通路の左右両側にタンクを
それぞれ設けたものがある(実開平1−149525号
公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この従来の熱交換器で
は、例えばインタークーラとして使用した際に加熱され
た1種類の水を流体用通路に通過させると、流体用通路
と流体用通路の外側に有するアウターフィンにより10
0℃以下に加熱された水が強制冷却ファンからの強制冷
空気により冷却(空冷)されるだけであるのであまり
冷却効果が良くないという問題点とともに水なら水だけ
という1種類の流体だけしか冷却されないという問題点
があった。
【0004】この考案は従来の熱交換器が有するこれら
の問題点を解消し、2種類の流体を冷却又は加熱して所
定の温度に2種類の流体を同時に効率良く強制的に冷却
又は加熱して2種類の流体を所定の温度に管理すること
などを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案の熱交換器は、
インナーフィンを内部に有するチューブからなる第1
体用通路を所定の間隔をおいて多数並列するとともに所
定の間隔をおいて多数並列した第1流体用通路と第1
体用通路との間にアウターフィンをそれぞれ設け、該多
数並列した第1流体用通路と直角方向の第1流体用通路
片側端部に、インナーフィンを内部に有するとともに
前後両側の閉鎖板と第2流体用通路と第3流体用通路と
を隔壁するアルミニウム合金製隔壁板とからなる第2
体用通路と、該第2流体用通路を所定の間隔をおいて多
数並列して第2流体用通路のアルミニウム合金製隔壁板
とアルミニウム合金製隔壁板との間の前後側開口部およ
び第3流体用通路と同じ方向の両端側開口部に閉鎖板を
それぞれ設けるとともにインナーフィンを内部に有する
第3流体用通路とを、第2流体用通路と第3流体用 通路
が前後両側に露出するように交互に多数並列して設け
更に該第2流体用通路から前記第1流体用通路まで
の開口両端にタンクをそれぞれ設け、閉鎖された第3流
体用通路に出入用切欠部を前後側閉鎖板の片側両端部に
それぞれ設けるとともに該第3流体用通路の出入用切欠
部を設けた側の両端部に別箇のタンクをそれぞれ設けた
ものである。
【0006】
【作用】この熱交換器の第2流体用通路と第1流体用通
路とにタンクから例えば自動車のエンジンで80℃に
熱された水を供給するとともに第3流体用通路に別箇の
タンクから例えば自動車のエンジンで200℃に加熱さ
れた高温オイルを供給することにより、80℃の加熱水
は従前と同様に自動車の走行中に第1流体用通路と第2
流体用通路に当たる空気や強制冷却ファンからの強制送
風空気により空冷されるし、200℃の高温オイルは前
後面に露出している第3流体用通路の前面側に直接当た
る空気や強制冷却ファンからの強制送風空気により空冷
されるとともに露出している第3流体用通路の後面側か
らも第1流体用通路と第1流体用通路との間に設けたア
ウターフィンの隙間を通過してきた空気により多少空冷
されたり、自然放熱により冷却されたりして冷却され
そして第2流体用通路と共通のアルミニウム合金製
隔壁板により隔壁されている第3流体用通路を通過する
200℃の高温オイルは隣接する通路を通過する低温
80℃)水で両側から水冷されるし、更に共通のアル
ミニウム合金製隔壁板が熱伝導性が良いので200℃の
高温オイルが通る第3流体用通路側から80℃の水が通
る第2流体用通路側に熱が良く伝わるために良く熱交換
されて高温オイルは良く冷却される。また、第2流体用
通路と第1流体用通路にタンクから温度が極めて低いオ
イル、例えば0℃以下のオイルを供給するとともに第3
流体用通路にタンクから加熱された高温水を流入させる
ことにより前記と同様に良く熱交換されて極めて低温の
オイルは良く加熱される。
【0007】
【実施例】次にこの考案の熱交換器を1実施例について
図面とともに説明する。図1から図に図示したよう
に、第1流体用通路1はアルミニウム合金製扁平チュー
ブ2の中にアルミニウム合金製インナーフィン3を設け
たものである。このチューブ2からなる第1流体用通路
1を左右方向に所定の間隔をおいて多数並列するととも
に所定の間隔をおいて多数並列した上下方向の第1流体
用通路1と第1流体用通路1との間にアウターフィン4
をそれぞれ設ける。この上下方向の第1流体用通路1と
アウターフィン4とからなる熱交換器の右側端部(図1
の図面上)に、第2流体用通路5と第3流体用通路12
とを双方の流体用通路5,12の前後両側壁が前後側に
露出するように交互に多数並列して設ける。この第2流
体用通路5は前後両側のアルミニウム合金製閉鎖板5′
とアルミニウム合金製隔壁板5″とで扁平チューブ6に
予め一体に成形し、内部にアルミニウム合金製インナー
フィン7を設けたものである。隔壁板5″は第2流体用
通路5と第3流体用通路12とを隔壁するものである
第3流体用通路12は第2流体用通路5を左右方向に所
定の間隔をおいて多数並列し、この第2流体用通路5の
隔壁板5″と第2流体用通路5の隔壁板5″との間の前
後側開口部にアルミニウム合金製閉鎖板9,9をそれぞ
れ設けて通路を形成して、この通路の上下両端側の開口
部にアルミニウム合金製閉鎖板11,11をそれぞれ設
けるとともに内部に蛇行させたアルミニウム合金製イン
ナーフィン8を設け、更に出入用切欠部10を前面側の
閉鎖板9の上下端部にそれぞれ設けたものである。そし
第2流体用通路5から第1流体用通路1までの上下両
端にタンク13,13をそれぞれ設け、第3流体用通路
12の前面側上下端部、即ち出入用切欠部10を設けた
側の上下端部に別箇のタンク14,14をそれぞれ設け
た熱交換器15である。
【0008】この実施例の熱交換器15を造る際は図5
に図示のとおり、前記のように扁平チューブ6の形状に
予め一体に成形した第2流体用通路5の上に、製造後に
他方の流体用通路12のインナーフィンとなる蛇行させ
たフィン8を、載せたものを1単位として所定数を積層
し、第2流体用通路5と第2流体用通路5との間の開口
部を閉鎖する位置に、予め出入用切欠部10を設けた
鎖板9と閉鎖板11を、それぞれ設ける。そしてこの上
に、インナーフィン3を設けたチューブ2にアウターフ
ィン4を載せたものを1単位として所定数のものを、積
層し、図5の図面上の前後端部に所定の間隔を保持する
保持板16を設け、更にタンク13,14を所定の位置
にそれぞれ設けてからロウ付けして熱交換器15を造
る。造った熱交換器15を図5に図示の方向を90度向
きを変えて図1などに図示したようにする。なお、この
実施例の熱交換器15では第2流体用通路5を予め一体
にロウ付け成形した扁平チューブ6を使用した実施例に
ついて説明したが、第2流体用通路5はアルミニウム合
製隔壁板の上に別体のインナーフィンを載せ、この上
別体の隔壁板を載せて所定の位置に別体の閉鎖板を設
けるようにして熱交換器全体をロウ付け成形する際に第
2流体用通路をもロウ付け成形して造った熱交換器でも
よい。
【0009】この実施例の熱交換器15を実際に使用す
る際は上部タンク13の入口13′から加熱された液
体、例えば80℃に加熱された水を供給し、上部別箇タ
ンク14の入口14′から加熱された高温の液体、例え
ば200℃に加熱された高温オイルを供給すると、80
℃の加熱水は第1流体用通路1と第2流体用通路5を通
ることにより前後側が露出した第1流体用通路1と第2
流体用通路5に従前と同様に空気が直接当たって空冷さ
れ、空冷された水は下部タンク13の出口13″から
出する200℃の高温オイルは第3流体用通路12を
通ることにより前後側が露出した第3流体用通路12に
空気が直接当たって空冷されるとともに隣接する第2流
体用通路5の中を通る水により両側から強制的に効率良
水冷されるし、更に第2流体用通路5と第3流体用通
路12とを隔壁する隔壁板として熱伝導性が良いアルミ
ニウム合金製隔壁板を使用したために高温オイル通路側
から低温水通路側に良く熱伝導されるので高温オイルは
更に良く冷却される。更に高温オイルが第3流体用通路
12を通る際に内部に設けた蛇行インナーフィン8によ
りオイルの泡が消滅されるので泡がほとんどなくなると
ともに良く冷却されたオイルは下部別箇のタンク14の
出口14″から流出する。なお、この使用例では流体と
して双方とも液体を用いたものについて説明したが、使
用する流体としては液体と気体(ブタンガス)や気体
(窒素ガス)気体(水蒸気など)でもよい。
【0010】
【考案の効果】この考案の熱交換器は第1流体用通路と
第2流体用通路に比較的低温の流体を通すとともに第3
流体用通路に高温の流体を通すことにより高温の流体は
第3流体用通路が前後側に露出しいるために前後側か
空冷することができるとともに高温の流体は、第3流体
用通路の両側に設けてある第2流体用通路中の比較的低
温の流体により、両側から強制的に効率良く冷却(流体
が水の時は水冷)することができる。また比較的低温の
流体は、第1流体用通路と第2流体用通路が前後側に露
出しいるために前後側から空冷することができるそし
て第2流体用通路と第3流体用通路との隔壁板として熱
伝導が良いアルミニウム合金製隔壁板を用いたことによ
り第3流体用通路側から第2流体用通路側に熱が良く伝
わるために良く熱交換されて高温の流体を更に良く冷却
することができる。更に第1流体用通路と第2流体用通
路に極めて低い温度の流体を通すとともに第3流体用通
路に高温の流体を通すことにより極めて低い温度の流体
を高温の流体により加熱することができる。このように
この考案の熱交換器は2種類の流体を同時に効率良く強
制的に冷却又は流体の1方を加熱して2種類の流体を所
定の温度に管理することができる。請求項2の熱交換器
においては、オイルなどの液体が有する泡を蛇行させた
インナーフィンにより消滅されることができるので泡が
殆どなくて良く冷却された液体又は良く加熱された液体
にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案品の正面図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】同じく右側面図である。
【図4】同じく要部の拡大横断面図である。
【図5】同じく要部の組付け前の斜視図である。
【符号の説明】
第1流体用通路 2 チューブ 3 インナーフィン 4 アウターフィン 5 第2流体用通路閉鎖板 アルミニウム合金製隔壁板 6 チューブ 7 インナーフィン 8 蛇行させたインナーフィン 9 閉鎖板 10 出入用切欠部 11 閉鎖板 12 第3流体用通路 13 タンク 14 別箇のタンク 15 熱交換器 16 保持板

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インナーフィンを内部に有するチューブ
    からなる第1流体用通路を所定の間隔をおいて多数並列
    するとともに所定の間隔をおいて多数並列した第1流体
    用通路と第1流体用通路との間にアウターフィンをそれ
    ぞれ設け、該多数並列した第1流体用通路と直角方向の
    第1流体用通路の片側端部に、インナーフィンを内部に
    有するとともに前後両側の閉鎖板と第2流体用通路と第
    3流体用通路とを隔壁するアルミニウム合金製隔壁板と
    からなる第2流体用通路と、該第2流体用通路を所定の
    間隔をおいて多数並列して第2流体用通路のアルミニウ
    ム合金製隔壁板とアルミニウム合金製隔壁板との間の前
    後側開口部および第3流体用通路と同じ方向の両端側開
    口部に閉鎖板をそれぞれ設けるとともにインナーフィン
    内部に有する第3流体用通路とを、第2流体用通路と
    第3流体用通路が前後両側に露出するように交互に多数
    並列して設けて更に該第2流体用通路から前記第1流
    体用通路までの開口両端にタンクをそれぞれ設け、閉鎖
    された第3流体用通路に出入用切欠部を前後側閉鎖板の
    片側両端部にそれぞれ設けるとともに該第3流体用通路
    の出入用切欠部を設けた側の両端部に別箇のタンクをそ
    れぞれ設けたことを特徴とする熱交換器。
  2. 【請求項2】 第3流体用通路の内部に蛇行させたイン
    ナーフィンを有することを特徴とする請求項1の熱交換
    器。
JP1993037264U 1993-06-16 1993-06-16 熱交換器 Expired - Fee Related JP2516323Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993037264U JP2516323Y2 (ja) 1993-06-16 1993-06-16 熱交換器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993037264U JP2516323Y2 (ja) 1993-06-16 1993-06-16 熱交換器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH072763U JPH072763U (ja) 1995-01-17
JP2516323Y2 true JP2516323Y2 (ja) 1996-11-06

Family

ID=12492814

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993037264U Expired - Fee Related JP2516323Y2 (ja) 1993-06-16 1993-06-16 熱交換器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2516323Y2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61202084A (ja) * 1985-03-01 1986-09-06 Showa Alum Corp 熱交換器
JPS63148063U (ja) * 1987-03-17 1988-09-29
JPH01149525U (ja) * 1988-04-04 1989-10-17

Also Published As

Publication number Publication date
JPH072763U (ja) 1995-01-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2766687B1 (en) Stacked plate exhaust gas recovery device
US9581369B2 (en) Evaporator with phase change material
JP2007178053A (ja) 熱交換器
ES2263399B1 (es) Intercambiador de calor de aluminio para un sistema "egr".
JP4239260B2 (ja) 冷却装置
BR102013014855B1 (pt) trocador de calor para veículo
US20190331067A1 (en) Heat exchanger
JP2516323Y2 (ja) 熱交換器
JP2003139478A (ja) 熱交換器
JP2003240480A (ja) オイルクーラ付きラジエータ
JPS6391492A (ja) 熱交換器
JPH0650675A (ja) 熱交換器
JPH0733101Y2 (ja) 蓄冷装置
JP3561807B2 (ja) 盤用熱交換器
US1945394A (en) Heat exchanger
KR101220974B1 (ko) 열교환기
JPH05340686A (ja) 熱交換器
JP2003050092A (ja) 熱交換器
JP4126406B2 (ja) オイルクーラ内蔵ラジエータ
JP3041505B2 (ja) 熱交換器
JPH05700Y2 (ja)
JP3041506B2 (ja) 熱交換器
JPH0712784U (ja) 熱交換器
ES2315056B1 (es) Aleta para la conduccion de un fluido a refrigerar, e intercambidor de calor de placas apiladas dotado de tales aletas.
KR20060011502A (ko) 응축기와 오일쿨러 일체형 열교환기

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees