JP4090316B2 - 冷却ユニットの包装装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばプレハブ冷凍・冷蔵庫などに採用される天井置型の冷却ユニットの如く、ベースアングル上に冷却用機器を設置して成る冷却ユニットを包装するための包装装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より例えばプレハブ冷凍・冷蔵庫に取り付けられる冷却ユニットは、厚肉鋼板製のベースアングル上に冷凍サイクルを構成する冷却用機器である圧縮機や凝縮器を設置して構成されている。また、このベースアングル上には断熱性の冷却器箱体も前記圧縮機や凝縮器などと共に並設され、この冷却器箱体内には、これも冷凍サイクルを構成する冷却用機器である冷却器やこの冷却器と熱交換した冷気を前記プレハブ冷凍・冷蔵庫の庫内に循環させるための送風機(冷却用機器)が取り付けられる。
【0003】
このような冷却ユニットを搬送の際に包装(梱包)する場合、従来では冷却ユニットを強化段ボール製の箱内に収納し、バンドで結束する方法が採られていた(特許文献1参照)。
【0004】
即ち、従来より冷却ユニットを包装する際には、先ず、底面カバー材の底壁上に冷却ユニットを載置した後、縦壁材を冷却ユニット周囲のベースアングル上に載置させる。このとき、縦壁材の下端部はベースアングルの把手の内側に係合させている。この把手によって縦壁材の位置決めが成されると共に倒れ防止が成されている。
【0005】
該縦壁材の高さは圧縮機や凝縮器、冷却器箱体より高く設計されており、この状態で圧縮機や凝縮器、冷却器箱体と縦壁材の上面間には上面に開放した空間が構成され、この空間に冷却ユニットの付属品箱が収納される。その後、縦壁材の上面を、上面カバー材により塞ぎ、その状態で、上面カバー材から縦壁材、底面カバー材にバンドが掛け渡されると共に、締め付けられて全体が共に結束されていた。これにより、冷却ユニットの倉庫での保管時や輸送の際に複数段積み重ねた場合にも、圧縮機や凝縮器、冷却器箱体自体に荷重が加わって損傷を生じる危険性を防止していた。
【0006】
また、底面カバー材の下面には底面カバー材の長手方向に渡って所定の間隔でゲタ材(強化段ボール製)が複数列設けられると共に、ゲタ材は底面カバー材の底壁に接着剤にて接着されていた。そして、この底面カバー材の下面に設けられたゲタ材間に、フォークリフトのフォークなどの搬送用機器を挿入することにより、包装した冷却ユニットの移動や搬送ができるように構成されていた。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−211674号公報(第6頁乃至第8頁参照。)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、係る従来の冷却ユニットの包装装置では、ゲタ材を底面カバー材の外方に少許出っ張らせて段ボール製の箱にものが当たらないようにしていたため、底面カバー材の底壁に接着剤にて接着されたゲタ材が剥がれて脱落してしまうという問題があった。
【0009】
また、底面カバー材自体を保管・輸送する際には効率良く保管・搬送するために複数段積み重ねられる。しかしながら、従来では下側となる底面カバー材上に上側となる底面カバー材が当接して積み重ねられていたため、下側となる底面カバー材が潰れて破損する問題もあった。
【0010】
本発明は、係る従来の技術課題を解決するために成されたものであり、冷却ユニットの包装装置の底面カバー材の破損を未然に防止することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の冷却ユニットの包装装置は、ベースアングル上に冷却用機器を設置して成る冷却ユニットを包装するものであって、ベースアングルが載置され、底壁と周囲側壁から成る底面カバー材と、この底面カバー材の底壁下面に所定の間隔を存して取り付けられた複数のゲタ材と、底面カバー材の底壁上面の周辺部に取り付けられた補強材とを備え、ゲタ材は、底面カバー材の側壁外面よりも内側に位置して取り付けられ、且つ、当該側壁内側に進入可能な寸法を有していると共に、ゲタ材と補強材の高さ寸法の和が、底面カバー材の底壁上面から側壁上端までの寸法よりも大きくなり、ゲタ材と交差する方向の補強材は、ゲタ材と同一の方向の補強材よりも高いものである。
【0012】
これにより、ゲタ材は底面カバー材より外方に張り出さないので、例えばゲタ材を底面カバー材の底壁下面に接着した場合にもゲタ材が底面カバー材から剥がれてしまう不都合が発生することを抑制できるようになる。また、ゲタ材を積み重ねる際には、上側となる底面カバー材に取り付けられたゲタ材が、下側となる底面カバー材の側壁内側に進入できるので、積み重ねられた底面カバー材全体の高さを低く抑えることができるようになる。これにより、複数段積み重ねた底面カバー材が高く嵩張ってしまうのを防止し、保管管理並びに輸送にかかるコストの削減を図ることができるようになるものである。
【0013】
また、ゲタ材と補強材の高さ寸法の和が、底面カバー材の底壁上面から側壁上端までの寸法よりも大きくなるようにしたので、底面カバー材を積み重ねた際、上側となる底面カバー材に取り付けられたゲタ材が下側となる底面カバー材に取り付けられた補強材上に載った状態で、下側となる底面カバー材の側壁上端は、上側となる底面カバー材に当接しなくなる。従って、例えば倉庫での保管時や輸送の際に底面カバー材を複数段積み重ねた場合にも、下側となる底面カバー材の側壁が上側となる底面カバー材によって潰されてしまうのを防止することができるようになるものである。
【0014】
更に、ゲタ材と交差する方向の補強材を、ゲタ材と同一の方向の補強材よりも高くしたので、底面カバー材を複数段積み重ねた場合に、上側となる底面カバー材に取り付けられたゲタ材は、それらの両端がそれに交差する方向となっている下側の底面カバー材に取り付けられた補強材上面に当接することになる。従って、底面カバー材を複数段安定して積み重ねることができるようになるものである。
【0015】
請求項2の発明の冷却ユニットの包装装置は、上記に加えて、ベースアングルの縁部には把手が設けられ、当該把手に対応する位置の底面カバー材の側壁には切欠を形成したものである。これにより、底面カバー材内に冷却ユニットを載置した状態で切欠部から容易に把手を持つことができるようになり、底面カバー材内への冷却ユニットの収納並びに取り出し作業が極めて容易となるものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の実施形態を詳述する。図1は本発明の包装装置を適用する冷却ユニット1を備えたプレハブ冷凍・冷蔵庫50の正面図、図2は冷却ユニット1の斜視図、図3は本発明の包装装置を構成する底面カバー材20の斜視図をそれぞれ示している。
【0017】
実施例の冷却ユニット1は、プレハブ冷凍・冷蔵庫(冷凍、若しくは、冷蔵、或いは、冷凍及び冷蔵の温度域にて使用されるプレハブ低温庫)50の天井に設置され、庫内を冷却するための天井置型の冷却装置である。このプレハブ冷凍・冷蔵庫50は、断熱パネルを組み合わせて箱状に形成された断熱箱体52によって構成されており、この断熱箱体52内には、貯蔵室(庫内)が構成されている。
【0018】
断熱箱体52の前壁には貯蔵食品等の物品を出し入れする物品出入口、及び、この物品出入口の一側に回動自在に枢支された断熱扉53が設けられている。尚、54はこの断熱扉53を開閉するハンドルである。断熱箱体52の天壁には図示しない矩形状の開口が形成され、この開口を上から閉塞する形で冷却ユニット1のベースアングル6が取り付けられる。このベースアングル6上には、後述する冷却器箱体9が設置される位置に、断熱箱体52の天壁に形成された開口に合致する開口が形成され、冷却器箱体9内と貯蔵室内とを連通する。
【0019】
冷却ユニット1は、長方形状を呈した厚肉鋼板製のベースアングル6と、このベースアングル6上に設置された冷却用機器としての圧縮機7、凝縮器8などから構成されている。このベースアングル6上には更に断熱性で略矩形状の前記冷却器箱体9が並設され、この冷却器箱体9内には図示しないが冷却用機器としての冷却器と、この冷却器と熱交換した冷気をプレハブ冷凍・冷蔵庫50の貯蔵室内に循環させるための送風機などが収納取り付けされている。
【0020】
前記圧縮機7、凝縮器8及び冷却器は図示しない減圧装置と共に周知の冷凍サイクルを構成する。また、ベースアングル6の両側縁部には把手13がそれぞれ二つずつ取り付けられている。これらの冷却用機器が収納取り付けされるベースアングル6は、縦長略矩形状を呈しており、把手13はベースアングル6の長手方向両側の縁部6Aに取り付けられている。尚、図中14は電装部品を収納した電装箱である。
【0021】
一方、冷却ユニット1を包装する本発明の包装装置は、強化段ボール製の底面カバー材20と、これも強化段ボール製で縦長略矩形筒状に形成された縦壁材30と、この縦壁材30の上面を覆うことができる寸法の上面カバー材31と、結束具としてのバンド32とから構成されている。
【0022】
底面カバー材20は、ベースアングル6より所定寸法大きな縦長略矩形状の底壁21と、この底壁21の周囲に設けられた周囲側壁22とから構成されている。周囲側壁22は、底壁21の長辺縁部を上方に略直角に折曲して構成された長側壁(長辺)22A、22Aと、短辺縁部を上方に略直角に折曲して構成され、これら長側壁22A、22Aの両側をそれぞれ連結するかたちで固定された短側壁(短辺)22B、22Bとから構成されている。各短側壁22B、22Bの両端部には接着辺22C、22Cが折曲形成されており、この接着辺22Cは、長側壁22Aと平行とされ、長側壁22Aの両端部に外側から接着剤(若しくは鋲)によって固定されている(図3中××印部)。
【0023】
即ち、底面カバー材20は、冷却ユニット1のベースアングル6を収容可能な寸法を有する略長方形状を呈しており、その周縁部には上向きの周囲側壁22が起立形成されている。また、底面カバー材20の底壁21下面には強化段ボール製のゲタ材28が接着剤によって複数(実施例では4本)取り付けられている。このゲタ材28は、角柱形状或いは角筒形状に形成された複数(実施例では3個)の基材28Aと、これら基材28Aの底面を連結する平板状の連結部材28Bとから構成されており、フォークリフトのフォークが挿入可能な所定の間隔を存して、それぞれ底面カバー材20の短辺方向に渡って取り付けられている。
【0024】
この場合、各ゲタ材28の長手方向の寸法は底面カバー材20内に進入可能な寸法とされると共に、底面カバー材の長手方向における両側に位置するゲタ材28、28は、底面カバー材20の周囲側壁22(この場合、両短側壁22B、22B)内面よりも所定寸法内側に位置して接着固定される。また、各ゲタ材28・・・の長手方向の端部も底面カバー材20の周囲側壁22(この場合、両長側壁22A、22A)内面よりも所定寸法内側に位置して接着固定されている。これにより、底面カバー材20を複数段積み重ねる際、上側となる底面カバー材20のゲタ材28が、下側となる底面カバー材20の周囲側壁22内側に進入可能となる。尚、ゲタ材28の両端に周囲側壁22(両長側壁22A、22A)より内側に傾斜する傾斜辺を設け、ゲタ材28を周囲側壁22内側に進入し易くしても差し支えない。これにより、底面カバー材20を複数段積み重ねる場合にも、上側の底面カバー材20のゲタ材28を下側の底面カバー材20の周囲側壁22内側に進入させることができるようになる。
【0025】
また、係る取り付け構造であることにより、各ゲタ材28・・・は底面カバー材20の周囲側壁22の外面よりも内側となる。従って、ゲタ材28・・・が底面カバー材20から外方に出っ張らなくなるので、ゲタ材28がものに当たって底面カバー材20から剥がれてしまう不都合を防止若しくは抑制できるようになる。
【0026】
また、底面カバー材20の底壁21上面には補強材29(これも強化段ボール製)が接着剤にて接着固定され、この補強材29は底面カバー材20上面の周辺部に位置している。補強材29は、二本の長補強材(長辺)29A、29Aと二本の短補強材(短辺)29B、29Bとから構成されており(この実施例では何れも同じ高さ寸法)、長補強材29Aは底面カバー材20の長手方向の両端に渡って、短辺方向における両側に配置されている。また、短補強材29Bは長補強材29A、29A間において底面カバー材20の短辺方向に渡って設けられると共に、底面カバー材20の長手方向における両端に配置されている。
【0027】
以上の構成で冷却ユニット1を包装する際には、先ず、冷却ユニット1の把手13を持ってその長手方向と底面カバー材20の長手方向とを合わせ、底面カバー材20上方に冷却ユニット1を位置させる(図4)。次に、底面カバー材20の周囲側壁22内に冷却ユニット1を降下させ、補強材29(長補強材29A、29A及び短補強材29B、29B)内側に挿入してベースアングル6を底壁21上に載置する(図5、図6)。
【0028】
次に、縦壁材30を底面カバー材20の底壁21上(若しくは補強材29上)に載置する。縦壁材30は、強化段ボールにて筒形に形成されており、この状態で圧縮機7や凝縮器8、電装箱14や冷却器箱体9の周囲を囲繞する。
【0029】
この縦壁材30の高さは圧縮機7や凝縮器8、冷却器箱体9より高く設計されており、この状態で圧縮機7や凝縮器8、冷却器箱体9と縦壁材30の上面間には上面に開放した空間が構成される。そして、図示しないが冷却ユニット1の付属品箱が冷却器箱体9上に載置され収納される。その後、縦壁材30の上面を、これもまた強化段ボールにて構成された上面カバー材31により塞ぎ、その状態で、上面カバー材31から縦壁材30、底面カバー材20にバンド32(底面カバー材20の長手方向両端近傍及び中央部の例えば3本。それ以上の本数、それ以下の本数でもよい。また、これに加えて底面カバー材20の長手方向にもバンド32を掛け渡してもよい。)を掛け渡し、締め付けて全体を共に結束する(図7)。尚、上面カバー材31は底面カバー材20からゲタ材28及び補強材29を除いた形状と略同等の形状を呈している。
【0030】
係る縦壁材30は、圧縮機7や凝縮器8、冷却器箱体9よりも上方に延在するので、包装(梱包)した状態で複数段積み重ねる場合に、上側となる冷却ユニット1の荷重は縦壁材30が受けとめる。従って、倉庫での保管時や輸送の際に包装装置で包装した冷却ユニット1を複数段積み重ねた場合などでも、圧縮機7や凝縮器8、冷却器箱体9自体に荷重が加わって損傷を生じる危険性が無くなる。
【0031】
また、底面カバー材20にはゲタ材28が接着されて搬送用の機器を挿入可能な形状とされているので、保管や輸送のために搬送する際にも支障が生じない。更に、冷却器箱体9と縦壁材30上面間に付属品箱を収納しているので、付属品も縦壁材30内に同梱することが可能となると共に、複数段積み重ねた際にこの付属品箱に荷重が加わることもなくなる。これにより、付属品が損傷を受けることも防止することができる。
【0032】
ここで底面カバー材20に関しては、図8、図9に示す如くゲタ材28の高さ寸法(図中矢印A、この場合、底面カバー材20の底壁21下面からゲタ材28の下面までの寸法)と補強材29の高さ寸法(図中矢印C)との和が、底面カバー材20の底壁21上面から周囲側壁22上端までの寸法(図中矢印B)よりも大きくなるように設計されている。そして、底面カバー材20は、前述したようにゲタ材28を底面カバー材20の周囲側壁22内に挿入可能に構成されており、底面カバー材20を複数段積み重ねて保管する場合は、底壁21下面が補強材29の上面に当接して載置されることになる。
【0033】
これにより、複数段積み重ねた際に下側となる底面カバー材20の周囲側壁22上端と上側となる底面カバー材20との底壁21とは接触しなくなる。即ち、複数段積み重ねた下側の底面カバー材20の底壁21上に設けた補強材29の高さ寸法(図中矢印C)と載置された上側の底面カバー材20のゲタ材28の高さ寸法(図中矢印A)の和より、底壁21上面から周囲側壁22上端迄の寸法(図中矢印B)の方を小さくしているので、図10、図11に示すように積み重ねた下側の底面カバー材20の周囲側壁22が上側の底面カバー材20の底壁21に当接しなくなり、周囲側壁22が上から潰されて折れ曲がってしまうなどの不都合を確実に防止することができるようになる。
【0034】
また、前述の如くゲタ材28を周囲側壁22外面から出っ張らないようにしており、ゲタ材28にものが当接することもなくなるので、底面カバー材20に接着したゲタ材28が剥がれてしまうなどの不都合を防止若しくは抑制することが可能となる。また、ゲタ材28を下側となる底面カバー材20の周囲側壁22内側に進入させることができるので、積み重ねた底面カバー材20全体の高さ寸法を低く抑えることができるようになる。これにより、積み重ねた底面カバー材20・・・が高く嵩張ってしまうのを防止することが可能となり、底面カバー材20の保管スペースを小さく抑えることができるようになる。尚、この場合、上下に隣接する上側の底面カバー材20と下側の底面カバー材20とを交互にずらして積み重ねることも可能である(図12)。この場合も、積み重ねた底面カバー材20が高く嵩張ってしまうのを防止することが可能となり、底面カバー材20の保管スペースを小さく抑えることができる。
【0035】
次に、図13には本発明の他の実施例の底面カバー材20を示している。この場合、補強材29を構成する短補強材29Bの高さ寸法を、長補強材29Aの高さ寸法より少許低い寸法に構成している(図13)。尚、長補強材29Aの高さ寸法は前述と同様である。即ち、ゲタ材28・・・と交差する方向(底面カバー材20の長手方向)となる長補強材29A、29Aを、ゲタ材28と同一の方向(底面カバー材20の短辺方向)となる短補強材29B、29Bよりも高くしている。従って、図13の如く底面カバー材20を積み重ねた際には、上側となる底面カバー材20のゲタ材28の長手方向の両端がそれに交差する方向の下側となる底面カバー材20の長補強材29A、29A上面に載置されることになる。
【0036】
これにより、底面カバー材20を複数段積み重ねた場合に、短補強材29Bの高さ寸法のばらつきにより底面カバー材20に浮きが発生して、不安定になってしまうことがなくなると共に、ゲタ材28の両端が長補強材29Aに当接して支持されるので、底面カバー材20を極めて安定して積み重ねることができるようになる。
【0037】
次に、図14には本発明のもう一つの他の実施例の底面カバー材20を示している。この場合、底面カバー材20の周囲側壁22(長側壁22A)に切欠23を形成している。この切欠23は、長側壁22Aの一側から他側(接着辺22Cより内側)まで切り欠かれると共に、長側壁22Aの上端から底壁21側に所定寸法下まで切り欠かれている。切欠23は、冷却ユニット1に設けられた長手方向に隣接する両把手13、13の位置に渡って設けられ、底面カバー材20の周囲側壁22内に冷却ユニット1が載置された状態で、切欠23から把手13・・・が上方に露出する大きさに形成されている。
【0038】
このように、底面カバー材20の周囲側壁22(両長側壁22A、22A)に切欠23を設けているので、底面カバー材20内に冷却ユニット1を載置した状態で切欠23から把手13・・・を露出させ(図15)、冷却ユニット1を底面カバー材20内から取り出すときに容易に把手13を持てるようにしている。従って、底面カバー材20内への冷却ユニット1の収納と底面カバー材20内からの取り出し作業性を大幅に向上させることができるようになる。
【0039】
次に、図16には本発明の更にもう一つの他の実施例の底面カバー材20を示している。この場合も、底面カバー材20の周囲側壁22(長側壁22A)に切欠24を設けている。この切欠24は、冷却ユニット1に設けられた把手13に対応する位置に把手13より少許大きい幅に切り欠かれると共に、長側壁22Aの上端から底壁21側に所定寸法切り欠かれている。
【0040】
この場合も底面カバー材20の周囲側壁22内側に冷却ユニット1が載置された状態で、各切欠24・・・に各把手13・・・をそれぞれ露出させることができるようになる。これにより、冷却ユニット1を底面カバー材20内から取り出すとき前述同様極めて容易に把手13を持つことが可能となる。従って、底面カバー材20内への冷却ユニット1の収納、底面カバー材20からの取り出し作業性を大幅に向上させることができるようになる。
【0041】
尚、実施例では縦壁材30を筒状に形成したが、縦壁材30は筒状に限らず断面略コ字状で且つ同一形状の二部品にて構成しても差し支えない。この場合、縦壁材30が小さくなり取り扱いが容易となるので、縦壁材30を底面カバー材20上に設ける際の作業性が向上すると共に、二部品にて縦壁材を構成できるので、生産上及び管理上のコスト削減を図ることができる。また、この縦壁材30はベースアングル6上に載置するようにしてもよい。
【0042】
また、実施例では底壁21、周囲側壁22、ゲタ材28及び補強材29などを強化段ボールにて構成したが、それに限らず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。更に、実施例ではプレハブ冷凍・冷蔵庫50の冷却ユニット1を包装したが、それに限らず、ベースアングル上に冷却用機器を設置して成る冷却ユニット全般に本発明は有効である。
【0043】
【発明の効果】
以上詳述した如く本発明によれば、ベースアングル上に冷却用機器を設置して成る冷却ユニットを包装する包装装置において、ベースアングルが載置され、底壁と周囲側壁から成る底面カバー材と、この底面カバー材の底壁下面に所定の間隔を存して取り付けられた複数のゲタ材と、底面カバー材の底壁上面の周辺部に取り付けられた補強材とを備え、ゲタ材は、底面カバー材の側壁外面よりも内側に位置して取り付けられ、且つ、当該側壁内側に進入可能な寸法を有していると共に、ゲタ材と補強材の高さ寸法の和が、底面カバー材の底壁上面から側壁上端までの寸法よりも大きくなり、ゲタ材と交差する方向の補強材は、ゲタ材と同一の方向の補強材よりも高いものである。
【0044】
これにより、ゲタ材は底面カバー材より外方に張り出さないので、例えばゲタ材を底面カバー材の底壁下面に接着した場合にもゲタ材が底面カバー材から剥がれてしまう不都合が発生することを抑制できるようになる。また、ゲタ材を積み重ねる際には、上側となる底面カバー材に取り付けられたゲタ材が、下側となる底面カバー材の側壁内側に進入できるので、積み重ねられた底面カバー材全体の高さを低く抑えることができるようになる。これにより、複数段積み重ねた底面カバー材が高く嵩張ってしまうのを防止し、保管管理並びに輸送にかかるコストの削減を図ることができるようになるものである。
【0045】
また、ゲタ材と補強材の高さ寸法の和が、底面カバー材の底壁上面から側壁上端までの寸法よりも大きくなるようにしたので、底面カバー材を積み重ねた際、上側となる底面カバー材に取り付けられたゲタ材が下側となる底面カバー材に取り付けられた補強材上に載った状態で、下側となる底面カバー材の側壁上端は、上側となる底面カバー材に当接しなくなる。従って、例えば倉庫での保管時や輸送の際に底面カバー材を複数段積み重ねた場合にも、下側となる底面カバー材の側壁が上側となる底面カバー材によって潰されてしまうのを防止することができるようになるものである。
【0046】
更に、ゲタ材と交差する方向の補強材を、ゲタ材と同一の方向の補強材よりも高くしたので、底面カバー材を複数段積み重ねた場合に、上側となる底面カバー材に取り付けられたゲタ材は、それらの両端がそれに交差する方向となっている下側の底面カバー材に取り付けられた補強材上面に当接することになる。従って、底面カバー材を複数段安定して積み重ねることができるようになるものである。
【0047】
請求項2の発明の冷却ユニットの包装装置は、上記に加えて、ベースアングルの縁部には把手が設けられ、当該把手に対応する位置の底面カバー材の側壁には切欠を形成したものである。これにより、底面カバー材内に冷却ユニットを載置した状態で切欠部から容易に把手を持つことができるようになり、底面カバー材内への冷却ユニットの収納並びに取り出し作業が極めて容易となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の包装装置を適用する実施例の冷却ユニットを備えたプレハブ冷凍・冷蔵庫の正面図である。
【図2】 本発明の包装装置を適用する冷却ユニットの斜視図である。
【図3】 本発明の包装装置を構成する底面カバー材の斜視図である。
【図4】 冷却ユニットを載置する状態を示す底面カバー材の斜視図である。
【図5】 冷却ユニットを載置した底面カバー材の斜視図である。
【図6】 同図5の底面カバー材の一部を切り欠いた図である。
【図7】 冷却ユニットを包装した状態を示す包装装置の斜視図である。
【図8】 底面カバー材の縦断側面図である。
【図9】 図8の底面カバー材の縦断正面図である。
【図10】 積み重ねた底面カバー材の縦断側面図である。
【図11】 図10の積み重ねた底面カバー材の縦断正面図である。
【図12】 交互にずらして積み重ねた底面カバー材の縦断正面図である。
【図13】 本発明の他の実施例の底面カバー材を積み重ねた図である。
【図14】 本発明の更にもう一つの実施例の底面カバー材に冷却ユニットを載置する状態を示す図である。
【図15】 図14の底面カバー材に冷却ユニットを載置した状態を示す図である。
【図16】 本発明の更にまたもう一つの実施例の底面カバー材に冷却ユニットを載置した状態を示す図である。
【符号の説明】
1 冷却ユニット
6 ベースアングル
7 圧縮機
8 凝縮器
9 冷却器箱体
13 把手
20 底面カバー材
21 底壁
22 周囲側壁
22A 長側壁
22B 短側壁
23 切欠
28 ゲタ材
29 補強材
29A 長補強材
29B 短補強材
30 縦壁材
31 上面カバー材
32 バンド
50 プレハブ冷凍・冷蔵庫

Claims (2)

  1. ベースアングル上に冷却用機器を設置して成る冷却ユニットの包装装置であって、
    前記ベースアングルが載置され、底壁と周囲側壁から成る底面カバー材と、
    該底面カバー材の底壁下面に所定の間隔を存して取り付けられた複数のゲタ材と、
    前記底面カバー材の底壁上面の周辺部に取り付けられた補強材とを備え、
    前記ゲタ材は、前記底面カバー材の側壁外面よりも内側に位置して取り付けられ、且つ、当該側壁内側に進入可能な寸法を有していると共に、
    前記ゲタ材と補強材の高さ寸法の和が、前記底面カバー材の底壁上面から側壁上端までの寸法よりも大きくなり、
    前記ゲタ材と交差する方向の前記補強材は、前記ゲタ材と同一の方向の補強材よりも高いことを特徴とする冷却ユニットの包装装置。
  2. 前記ベースアングルの縁部には把手が設けられ、当該把手に対応する位置の前記底面カバー材の側壁には切欠が形成されていることを特徴とする請求項1の冷却ユニットの包装装置。
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