JPS6026713Y2 - 浴室 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、予め工場で成形作製された温床ユニットを
浴室の床に載置固定してなる浴室に関する。

第１図はこの種の温床ユニットの従来の載置固定手段を
示したものである。

図において、１は合成樹脂、ステンレス鋼或いはホーロ
ー引鉄板等を素材とする温床ユニットで浴槽２と洗い場
３を備えており、複数本の横架材４上に載置されている
。

横架材４は夫々左右の１字型の懸架金具５に横架支持さ
れる。

懸架金具５の上側の水平部５１にはボルト孔が設けられ
、この水平部５１の裏面にはボルト孔と連通ずるねじ孔
を有するナツト５２が第２図に示す如く溶接されており
、このナツト５２に高さ調整ボルト５３が螺着されてい
る。

６は１字型の受金具で懸架金具５に対応して複数筒横木
７上にボルト等で取付けられており、第３図に示すよう
に高さ調整ボルト５３の端部がさし込まれるボルト保持
筒体６１が設けられている。

横木７としては、基礎８１の上に設けられる土台７２、
この土台の上に設けられる根太７３或いは土台７２と根
太７３の側面に取付けられた補助材７４等が用いられる
。

この従来の構成においては、高さ調整ボルト５３を夫々
対応する受金具６のボルト保持筒体６１に差し込んで懸
架金属５を懸吊し、横架材４上に温床ユニット１を載置
する。

高さの調整は、高さ調整ボルト５３を浴法ユニット１内
から回動することにより行われるが、この従来構成の場
合には、高さ調整ボルト５３の受金具６による支持がピ
ボット状である上、ボルト保持筒体６１の長さを大きく
取ることができずまた高さ調整ボルト５３とボルト保持
筒体６１との嵌合が密にならない為、高ざ調整ボルト５
３の回動時これが横振れを起こし、作業を手間取らせる
という欠点があった。

この考案は、上記した従来の欠点を除去する為になされ
たもので、その要旨は、鉛直向きのねじ杆が立設され浴
室周囲の横木に取付けられた複数筒の受金具の上記ねじ
杆に夫々高さ調整ナツトが螺着され、温床ユニットを懸
架する為の懸架金具が夫々対応する上記ねじ杆を通して
上記高さ調整ナツトにより懸吊されたことを特徴とする
浴室に存する。

以下、この考案の一実施例を図について説明する。

第４図において、８はねじ杆で、第５図に示すように、
１字型の受金具９の水平部９１の上面中央部に鉛直向き
に溶接等により立設されている。

ねじ杆８には高さ調整ナツト８１が螺合され、この高さ
調整ナツト８１に、ねじ杆８をボルト孔５４に通した第
６図に示す懸架金具５の上側水平部５１を係止すること
により懸架金具５が懸架されている。

１０は回り止めナツトである。他の構成は、第１図〜第
３図のものと同一であるので同一符号を附しその説明は
省略する。

この構成においては、高さ調整ナツト８１を回動するこ
とにより浴法ユニット１の設置高さが変えられるが、ね
じ杆８が受金具９に固着されているから、上記回動作業
時ねじ杆８が横ぶれすることなく、浴法ユニットの高さ
調整作業は円滑に行われる。

以上のように、この考案によれば、浴室周囲の横木に、
ねじ杆を溶接等によって予め立設した複数筒の受金具を
取付け、このねじ杆に高さ調整ナツトを螺合し、浴法ユ
ニットが載置される横架材を支持するための懸架金具を
上記高さ調整ナツトにより懸吊支持したから、浴法ユニ
ットの高さ調整時、横ぶれを生じることなく調整ナツト
を回動することができ、従来に比して作業能率を高める
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の浴室の一例を示す一部省略断面図、第２
図及び第３図は夫々上記従来の浴室の受金具及び懸架金
具の一例を示す斜視図、第４図はこの考案の一実施例を
示す一部省略断面図、第５図及び第６図は上記実施例の
受金具及び懸架金具の一例を示す斜視図である。 図において、１・・・・・・浴法ユニット、５・・・・
・・懸架金具、８・・・・・・ねじ杆、８・１・・・・
・・高さ調整ナツト、９・・・・・・受金具。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 鉛直向きのねじ杆が立設され浴室周囲の横木に取付けら
   れた複数個の受金具の上記ねじ杆に夫々高さ調整ナツト
   が螺着され、温床ユニットを懸架する為の懸架金具が夫
   々対応する上記ねじ杆を通して上記高さ調整ナツトによ
   り懸吊されたことを特徴とする浴室。