JPS60264064A - 超電導線の接続方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 本発明は、蒸着法を用いる超電導線の接続方法に関する
ものである。　。

〔従来技術とその問題点〕

超電導マグネットを作成する場合、常に問題となるのは
超電４線の接続である。大きなマグネットでは、必要な
超電導線の長さは数相にもなる。

一方、製造の面ではこうした長い超電導線を特性のバラ
ツキがなく、また製造工程中の断線がなく得ることは極
めて難しい。

またＮｂ、Ｓｎなどの化合物超電導体では、応力・歪に
より特性が著しく劣化する。このため、大型マグネット
作成においては、長尺のままＮｂ、Ｓｎ線を使うことは
特性を劣化させやすく不利である。

最近では、超電マグネッ［−一層ごと作成し、その後接
続するパンケーキ巻と呼ばれる方法がとられている。

この様に超電導線の接続は大きな問題であるがいまだ確
定的な方法は得られていない。

第１図は、従来の接続方法の代表的な例である。

（ａ）は、超電導芯線１と安定化材の銅２からなる超電
導線３ｆ！：互いに重ねて直接ノ１ンダ付または溶接す
る方法である。（ｂ）　ｕ　、中子４を介してノ・ンダ
付または溶接する方法である。

しかし、いずれの方法も接合部では超電導芯線・が不連
続であるため抵抗が発生するという点に問題があった。

このためマグネット作成に多くの困難が生じ、超電導応
用の発展も阻害されていた。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、従来の接続による上記欠点を蒸着法を
用いることにより解消することにある。

〔発明の概要〕

本発明は、超電導線の接続部にあらかじめ蒸着法により
超電導体を蒸着し、その後肢接続部を圧接し熱処理する
ことを特徴とする超電導線の接続方法、及び超電導線接
続部の各々に、化合物超電導体の構成元素の内、相異な
る元素を蒸着後、該接続部を圧接し熱処理することによ
り、化合物超電導体を形成することを特徴とする超電導
線の接続方法にある。

〔発明の効果〕

本発明によれば、従来超電導線接続部において超電導導
芯線の不連続により生じていた抵抗発生およびそれによ
るジーール熱発生に伴う特性の劣化といった不都合が解
消される。

〔発明の実施例〕

（実施例１） 本発明の実施例を第２図に示す。第２図に示す如く接続
前ＫＩらかしめ蒸着法を用いて接続部分に超電導体５を
蒸着した彼、これを突き合せ圧接しつつ熱処理する超電
導線の接続方法である。

あらかじめ蒸着しておく超電導体としては、高い超電導
特性をもつもの例えば、Ｎｂ３Ｇｅ　、、、Ｎｂ５Ａｌ
ＧｅＮｂＮなどが望ましい。これを圧接しつつ熱処理す
れば各蒸着層の原子は拡散し合い、接合部においても完
全に連続した超電導線が得られる。

（実施例２） 本発明の実施例を第２図を用いて説明し、実施例１と同
じものは同一符号を用いて詳細な説明は省略する。第２
図において、接続前にあらかじめ蒸着法を用いて、接続
部分に化合物超電導体の構成元素の内側々のものを、例
えば１０にＮｂ、１１に８ｎ、又は１０にＶｌｌｌにＧ
ａなどを蒸着した後これを突き合せ圧接しつつ熱処理す
るものである。

この熱処理によシ、各蒸着元素は互いに拡散し合い、該
接合部においてＮｂ、Ｓｎ、Ｖ、Ｇａ等の化合物超電導
体が形成され、完全に連続した超電導線が得られる。

【図面の簡単な説明】

肌１図は従来広による接続方法を示す概略図、第２図は
本発明による接続方法を示す概略図である。 １・・超電導芯線、２・・安定化材、３・・・超電導線
、４・・・中子、５・・蒸着超電導体、６・・・圧接方
向、１０・・超電導化合物を形成する元素の蒸着層、１
！・超電導化合物を形成する他の元素の蒸着層。 代理人　弁理士　則　近　憲　佑　（ほか１名）第１図 （ｂ＞ 第２図 ｔｂ）

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）超電導線の接続部にあらかじめ蒸着法によシ超電
   導体を蒸着し、その後肢接続部を圧接し、熱処理するこ
   とを特徴とする超電導線の接続方法。
2. （２）超電導線接続部の各々に、化合物超電導体の構成
   元素の内、相異なる元素を蒸着後、該接続部を圧接し熱
   処理することにより、化合物超電導体を形成することを
   特徴とする超電導線の接続方法。