JPS60262980A - 鉄損特性の優れた一方向性けい素鋼板の製造方法 - Google Patents
鉄損特性の優れた一方向性けい素鋼板の製造方法Info
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- JPS60262980A JPS60262980A JP11954884A JP11954884A JPS60262980A JP S60262980 A JPS60262980 A JP S60262980A JP 11954884 A JP11954884 A JP 11954884A JP 11954884 A JP11954884 A JP 11954884A JP S60262980 A JPS60262980 A JP S60262980A
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- C23C—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
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- C21D8/12—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of articles with special electromagnetic properties
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
技術分野
一方向性けい素鋼板の製造方法に関して、この明細書に
述べる技術内容は、２次再結晶時における鋼板表面の物
理的、化学的状態を改善すること忙より、鉄損特性の向
上を図ることに関連している。
述べる技術内容は、２次再結晶時における鋼板表面の物
理的、化学的状態を改善すること忙より、鉄損特性の向
上を図ることに関連している。
技術背景
一方向性けい素鋼板は、主として変圧器その他、の電気
機器の鉄心として使用されるもので、磁化容易軸が圧延
方向に揃った（１１０）（００１）方位の３次再結晶粒
が十分に発達した、すぐれた磁気特性が要求される。か
かる磁気特性のうち鉄心材料としてとくに重要とされて
いるものは鉄損特性と励磁特性であり、とりわけ省エネ
ルギーの要請が殊のはか強まった最近では、一方向性け
い素鋼板の鉄損をさらに低減させることがますます重要
な課題となっている。
機器の鉄心として使用されるもので、磁化容易軸が圧延
方向に揃った（１１０）（００１）方位の３次再結晶粒
が十分に発達した、すぐれた磁気特性が要求される。か
かる磁気特性のうち鉄心材料としてとくに重要とされて
いるものは鉄損特性と励磁特性であり、とりわけ省エネ
ルギーの要請が殊のはか強まった最近では、一方向性け
い素鋼板の鉄損をさらに低減させることがますます重要
な課題となっている。
一方向性けい素鋼板の鉄損は、通常、磁束密度１．？Ｔ
、周波数５０ Ｈｚ Ｋおける電力損失”１．、ＡＯ（
ｗ７（ｇ ） Ｋよって代表される。また励磁特性は、
１０００ Ａ／ｍの磁化力で磁化した時の磁束密度”１
０ （Ｔ）で代表され、この磁束密度Ｂ□。値は、はＰ
ｔＢ次再結晶粒の（１１０）（００１）方位（ゴス方位
）への揃い方の度合すなわち集積度に依存し【いる。
、周波数５０ Ｈｚ Ｋおける電力損失”１．、ＡＯ（
ｗ７（ｇ ） Ｋよって代表される。また励磁特性は、
１０００ Ａ／ｍの磁化力で磁化した時の磁束密度”１
０ （Ｔ）で代表され、この磁束密度Ｂ□。値は、はＰ
ｔＢ次再結晶粒の（１１０）（００１）方位（ゴス方位
）への揃い方の度合すなわち集積度に依存し【いる。
ところで上記した電磁材料における鉄損と磁束密度とは
強い相関関係があり、一般的には３次再結晶粒のゴス方
位への集積度が高く磁束密度Ｂ１゜・が増大するに従っ
て鉄損”１ｔ／ｓ ｏは低下し改善される傾向にある。
強い相関関係があり、一般的には３次再結晶粒のゴス方
位への集積度が高く磁束密度Ｂ１゜・が増大するに従っ
て鉄損”１ｔ／ｓ ｏは低下し改善される傾向にある。
最近では板厚ｏ、ａｏｍ、１の電磁鋼板において磁束密
度Ｂ１Ｇが１．９Ｔ％また鉄損”ｘｌＡ。
度Ｂ１Ｇが１．９Ｔ％また鉄損”ｘｌＡ。
が０．９８〜１．００ＶＩＡ９程度のすぐれた材料も得
られている。
られている。
ところが最近、電磁鋼板の製造技術が向上し、２次再結
晶粒のゴス方位に対する集積度が非常に高くなってきた
にも拘らず、鉄損は低下せず、むしろ増大するというこ
れまでとは逆の傾向を呈してきた。
晶粒のゴス方位に対する集積度が非常に高くなってきた
にも拘らず、鉄損は低下せず、むしろ増大するというこ
れまでとは逆の傾向を呈してきた。
この原因は、集積度の向上に伴う結晶粒度の粗大化にあ
ると考えられる。すなわち、鉄損はヒステリシス損と渦
電流損とに大別されるが、このうち鉄損の約６０％以上
を占める渦電流損は、素材の比抵抗、板厚、結晶粒径お
よび磁区幅などＫよって決まる。これらの渦電流損を支
配する要件のうち磁区の幅は結晶粒の大きさに依存して
いて、結晶の平均粒径が大きい程、磁区幅が大きくなり
、渦電流損に対しては不利な傾向となる。そのためゴス
方向への集積度の向上に伴って結晶の粒径が、大きくな
るとかかる集積度の向上による鉄損特性の改良の効果を
減殺し、遂には磁区幅拡大による鉄損特性の劣化の方が
集積度向上による改良効果を上回って鉄損の増大を招く
ものと考えられる。
ると考えられる。すなわち、鉄損はヒステリシス損と渦
電流損とに大別されるが、このうち鉄損の約６０％以上
を占める渦電流損は、素材の比抵抗、板厚、結晶粒径お
よび磁区幅などＫよって決まる。これらの渦電流損を支
配する要件のうち磁区の幅は結晶粒の大きさに依存して
いて、結晶の平均粒径が大きい程、磁区幅が大きくなり
、渦電流損に対しては不利な傾向となる。そのためゴス
方向への集積度の向上に伴って結晶の粒径が、大きくな
るとかかる集積度の向上による鉄損特性の改良の効果を
減殺し、遂には磁区幅拡大による鉄損特性の劣化の方が
集積度向上による改良効果を上回って鉄損の増大を招く
ものと考えられる。
ここにおいて結晶粒の集積度を損うことなく、しかも磁
区幅を効果的に減少することが望まれるわけであり、か
かる対策としては、従来法のような方法が講じられてい
る。
区幅を効果的に減少することが望まれるわけであり、か
かる対策としては、従来法のような方法が講じられてい
る。
（ｌ 鋼板表面に形成される酸化被膜や絶縁被膜による
引張り力で磁区の細分化を図る。
引張り力で磁区の細分化を図る。
（８１波形コイルを成形し、結晶粒の方位のずれを４度
以内に保つｌ公昭５８−５９６９号公報）。
以内に保つｌ公昭５８−５９６９号公報）。
（８） 磁区や結晶粒を人為的に分割する（特公昭５４
１８６４７号公報、同５８−５９６８号公報）。
１８６４７号公報、同５８−５９６８号公報）。
しかしながら上記の方法はいずれも、結晶粒の粒径その
ものを小さくするものではなかった。
ものを小さくするものではなかった。
さて２次再結晶過程を支配する大きな因子は、１次再結
晶粒の集合組織と正常粒の成長を抑制するインヒビター
と呼ばれる不純物とであるが、これらに加えてさらに、
ｇ次男結晶時における素材、表面の物理的、化学的状態
が極めて重要な因子と考えられる。かような物理的、化
学的意味での表面状態を表わす尺度として、たとえば金
属の界面エネルギーがその一つに挙げられ、かかる界面
エネルギーの大小によって２次再結晶現象は大きな影響
を受けることが予想される。
晶粒の集合組織と正常粒の成長を抑制するインヒビター
と呼ばれる不純物とであるが、これらに加えてさらに、
ｇ次男結晶時における素材、表面の物理的、化学的状態
が極めて重要な因子と考えられる。かような物理的、化
学的意味での表面状態を表わす尺度として、たとえば金
属の界面エネルギーがその一つに挙げられ、かかる界面
エネルギーの大小によって２次再結晶現象は大きな影響
を受けることが予想される。
そこで発明者らは、この予想に基き、鋼板の界面エネル
ギーを変化させて２次再結晶粒の微細化を図るべく鋭意
研究を重ねた結果、一方向性けい素鋼板の製造過程にお
ける焼鈍分離剤の塗布工程において、通常使用されるＭ
ｇＯを主成分とする焼鈍分離剤中に微細のｓｂまたはｓ
ｂ化合物を添加配合することが、所期した目的の達成に
極めて有効であることを見出し、先に、特開昭５８−１
０７４１７号公報において開示した。
ギーを変化させて２次再結晶粒の微細化を図るべく鋭意
研究を重ねた結果、一方向性けい素鋼板の製造過程にお
ける焼鈍分離剤の塗布工程において、通常使用されるＭ
ｇＯを主成分とする焼鈍分離剤中に微細のｓｂまたはｓ
ｂ化合物を添加配合することが、所期した目的の達成に
極めて有効であることを見出し、先に、特開昭５８−１
０７４１７号公報において開示した。
しかしながら上記の方法では、２次再結晶粒の微細化お
よび鉄損の低減が認められはするものの、その鉄損低減
効果にばらつきが大きいところに問題を残していた。
よび鉄損の低減が認められはするものの、その鉄損低減
効果にばらつきが大きいところに問題を残していた。
発明の目的
この発明は、上記の問題を有利に解決するもので、鉄損
特性に優れた一方向性けい素鋼板を安定して得ることが
できる製造方法を提案することを目的とする。
特性に優れた一方向性けい素鋼板を安定して得ることが
できる製造方法を提案することを目的とする。
解決手段の解明経緯
発明者らは、上記した如きばらつきの発生原因を解明す
べく鋭意研究を重ねた結果、かかるばらつきの原因は、
添加するｓｂや８ｂ化合物の粒度に起因すること、すな
わちｓｂ−りｓｂ化合物粉をただ単に添加しただけでは
、添加したｓｂやｓｂ化合物の粒径が大きいため、焼鈍
分離剤中での分散状態が悪く【局所的に偏在することが
多く、その結果、ｓｂ付着量が過多の領域が生じ２次再
結晶不良部分が増大するためであることを突き止めた。
べく鋭意研究を重ねた結果、かかるばらつきの原因は、
添加するｓｂや８ｂ化合物の粒度に起因すること、すな
わちｓｂ−りｓｂ化合物粉をただ単に添加しただけでは
、添加したｓｂやｓｂ化合物の粒径が大きいため、焼鈍
分離剤中での分散状態が悪く【局所的に偏在することが
多く、その結果、ｓｂ付着量が過多の領域が生じ２次再
結晶不良部分が増大するためであることを突き止めた。
そこで発明者らは、この問題を解決すべくさらに綿密な
検討を加えた結果、 （イ） ｓｂやｓｂ酸化物を均等に微細化した上で、ゾ
ル化させて焼鈍分離剤中に混入すると、−分散状態が大
幅に改善されること、 （ロン かかるゾルは、分散媒が揮発すると造膜する性
質を有しているが、かような性質を利用すれば、ことさ
ら焼鈍分離剤中に混入させなくても該分離剤の塗布に先
立って脱炭焼鈍板表面に塗布するだけで十分であること （９２次再結晶粒の微細化に関し％ ８ｎ酸化物ゾルも
ｓｂ酸化物ゾルと同等の効果があることの各知見を得た
。
検討を加えた結果、 （イ） ｓｂやｓｂ酸化物を均等に微細化した上で、ゾ
ル化させて焼鈍分離剤中に混入すると、−分散状態が大
幅に改善されること、 （ロン かかるゾルは、分散媒が揮発すると造膜する性
質を有しているが、かような性質を利用すれば、ことさ
ら焼鈍分離剤中に混入させなくても該分離剤の塗布に先
立って脱炭焼鈍板表面に塗布するだけで十分であること （９２次再結晶粒の微細化に関し％ ８ｎ酸化物ゾルも
ｓｂ酸化物ゾルと同等の効果があることの各知見を得た
。
この発明は、上記の知見に由来するものである。
発明の構成
すなわちこの発明は、含けい素鋼熱延板に、１回の冷間
圧延または中間焼鈍を挾む２回以上の冷間圧延を施して
最終製品板厚としたのち、脱炭焼鈍を施し、ついで焼鈍
分離剤を塗布してから最終仕上げ焼鈍を施すことＫよっ
て一方向性けい素鋼板を製造するに当り、脱炭焼鈍後、
焼鈍分離剤の塗布に先立ち、鋼板表面に１平均粒径が０
．１μｍ以下のｓｂまたはＳｎ酸化物のコロイド粒子か
らなるゾルを、単位面積１−当りＫおけるｓｂまたはａ
ｎ純分としての付着量が０．１〜８０ｒｒｄｉとなる範
囲にわたって塗布することを特徴とする、鉄損特性の優
れた一方向性けい素鋼板の製造方法である。
圧延または中間焼鈍を挾む２回以上の冷間圧延を施して
最終製品板厚としたのち、脱炭焼鈍を施し、ついで焼鈍
分離剤を塗布してから最終仕上げ焼鈍を施すことＫよっ
て一方向性けい素鋼板を製造するに当り、脱炭焼鈍後、
焼鈍分離剤の塗布に先立ち、鋼板表面に１平均粒径が０
．１μｍ以下のｓｂまたはＳｎ酸化物のコロイド粒子か
らなるゾルを、単位面積１−当りＫおけるｓｂまたはａ
ｎ純分としての付着量が０．１〜８０ｒｒｄｉとなる範
囲にわたって塗布することを特徴とする、鉄損特性の優
れた一方向性けい素鋼板の製造方法である。
またこの発明は、かかるゾルを、鋼板表面に直接塗布す
る替りに、焼鈍分離剤中に１該分離剤塗布後の鋼板表面
の単位面積１ ｍ”当りにおけるｓｂまたは８ｎ純分と
し【の付着量が０．１〜８０ｍＪｉ’となる範囲にわた
って混入することを特徴とする、鉄損特性の優れた一方
向性けい素鋼板の製造方法である。
る替りに、焼鈍分離剤中に１該分離剤塗布後の鋼板表面
の単位面積１ ｍ”当りにおけるｓｂまたは８ｎ純分と
し【の付着量が０．１〜８０ｍＪｉ’となる範囲にわた
って混入することを特徴とする、鉄損特性の優れた一方
向性けい素鋼板の製造方法である。
以下この発明を由来するに至った実験結果に基き、この
発明を具体的に説明する。
発明を具体的に説明する。
第１図に、 Ｃ：、 ０．０８８％、ｓｔ ： ａ、ｏ
ａ％、Ｍｎ：０．０６８％、Ｓｅ ： ０．０１９％、
Ｓｂ ： ０．０ｆｉ８％の組成になる一方向性けい素
鋼冷延板（板厚０．８０ ａｍ ）Ｋ脱炭焼鈍を施した
のち、この焼鈍板表面に、平均粒径０．０１５μｍの５
ｂｓｏ、粉を主成分とするゾルを、鋼板の単位面積当り
のｓｂ純分としての付着量が種々に異なるように塗布し
、ついで分散媒を揮発させて造膜したのち、ＭｇＯを主
成分とする焼鈍分離剤を塗布してから最終仕上げ焼鈍を
施して得た各製品板の鉄損について調べた結果を、◇印
で示す。また同図には、上掲のｓｂ、ｏ、ゾルならびに
粒径Ｂ Ｏ／Ａｍ以下の粉を８０％含む微細ｓｂ、ｏ。
ａ％、Ｍｎ：０．０６８％、Ｓｅ ： ０．０１９％、
Ｓｂ ： ０．０ｆｉ８％の組成になる一方向性けい素
鋼冷延板（板厚０．８０ ａｍ ）Ｋ脱炭焼鈍を施した
のち、この焼鈍板表面に、平均粒径０．０１５μｍの５
ｂｓｏ、粉を主成分とするゾルを、鋼板の単位面積当り
のｓｂ純分としての付着量が種々に異なるように塗布し
、ついで分散媒を揮発させて造膜したのち、ＭｇＯを主
成分とする焼鈍分離剤を塗布してから最終仕上げ焼鈍を
施して得た各製品板の鉄損について調べた結果を、◇印
で示す。また同図には、上掲のｓｂ、ｏ、ゾルならびに
粒径Ｂ Ｏ／Ａｍ以下の粉を８０％含む微細ｓｂ、ｏ。
粉を焼鈍分離剤中にそれぞれ、該分離剤塗布後における
単位面積１ 、ｓ当りのｓｂ純分としての付着量が種々
に異なるように添加配合し、常法に従って得た製品板の
鉄損について調べた結果も、○印および・印で併せて示
した。
単位面積１ 、ｓ当りのｓｂ純分としての付着量が種々
に異なるように添加配合し、常法に従って得た製品板の
鉄損について調べた結果も、○印および・印で併せて示
した。
同図より明らかなよ５に、この発明に従ってｓｂ、ｏ、
を主成分とするゾルを使用した場合は、従来法に較べて
ｓｂ絶対量の適用範囲を広くとることができ、しかもよ
り一層の鉄損改善効果が得られることが判った。
を主成分とするゾルを使用した場合は、従来法に較べて
ｓｂ絶対量の適用範囲を広くとることができ、しかもよ
り一層の鉄損改善効果が得られることが判った。
次に第８図には、ＢｎＯｓゾルについて第１図に示した
ところと同様の実験を行って、Ｂｎ絶対量と鉄損との関
係について調べた結果を示す。
ところと同様の実験を行って、Ｂｎ絶対量と鉄損との関
係について調べた結果を示す。
同図より明らかなよ５！’Ｃｓ５ｎ酸化物を用いた場合
もｓｂ酸化物同様、鉄損低減に関し、顕著な改善効果が
みられた。
もｓｂ酸化物同様、鉄損低減に関し、顕著な改善効果が
みられた。
ここに８ｂならびＫ ８ｎ酸化物とも、その鋼板表面へ
の付着量が、ＳｂまたはＳｎ純分として単位面積ｌ−当
り０．１ｍｇＫ満たない場合は、第１および２図からも
明らかなようＫｇ次再結晶粒の微細化効果がほとんどみ
られず、一方８（ｌｎｇを超えてもやはり微細化効果が
なくなるので、Ｓｂまたは８ｎ酸化物の付着量は、Ｓｂ
またはａｎ純分として０．１〜８０市３の範囲に限定し
た。
の付着量が、ＳｂまたはＳｎ純分として単位面積ｌ−当
り０．１ｍｇＫ満たない場合は、第１および２図からも
明らかなようＫｇ次再結晶粒の微細化効果がほとんどみ
られず、一方８（ｌｎｇを超えてもやはり微細化効果が
なくなるので、Ｓｂまたは８ｎ酸化物の付着量は、Ｓｂ
またはａｎ純分として０．１〜８０市３の範囲に限定し
た。
またかかるＢｂｓＢｎ酸化物粉の粒径が平均粒径で０．
１μｍよりも大きいと、その付着量が適正範囲内であっ
ても、鉄損低減効果にばらつきが生じることから、８ｂ
Ｓ８ｎ酸化物粉、の−粒径は、平均粒径で０．１μｍ以
下の範囲に限定した。
１μｍよりも大きいと、その付着量が適正範囲内であっ
ても、鉄損低減効果にばらつきが生じることから、８ｂ
Ｓ８ｎ酸化物粉、の−粒径は、平均粒径で０．１μｍ以
下の範囲に限定した。
なおこの発明によって鉄損値が大幅に改善される理由は
、Ｓｂやａｎ酸化物を均等に付着させることによって、
下地金属の表面エネルギーまたは下地金属とその上面に
形成された酸化被膜との界面エネルギーに変化が生じる
ためと考えられる。
、Ｓｂやａｎ酸化物を均等に付着させることによって、
下地金属の表面エネルギーまたは下地金属とその上面に
形成された酸化被膜との界面エネルギーに変化が生じる
ためと考えられる。
実施例
Ｃ： ０．０８５％、Ｓｉ ： ８．０５％、Ｍｎ ：
０−０７％１Ｂｅ ： ０．０８％および８ｂ ：
０．０１６％を含む組成Ｋ・なる板厚０．８０ ｍ、の
一方向性けい素鋼冷延板に１８００℃、５ｍ１ｎの脱炭
焼鈍を施したのち、第１表に示したｓｂまたはＳｎ酸化
物ゾルを、鋼板表面に直接または焼鈍分離剤への混入を
介して、Ｓｂまたは８ｎ純分として同じく第１表に示し
た付着量になるように付着させ、ついで水素雰囲気中で
１２００℃、８ｂの最終仕上げ焼鈍を施した。
０−０７％１Ｂｅ ： ０．０８％および８ｂ ：
０．０１６％を含む組成Ｋ・なる板厚０．８０ ｍ、の
一方向性けい素鋼冷延板に１８００℃、５ｍ１ｎの脱炭
焼鈍を施したのち、第１表に示したｓｂまたはＳｎ酸化
物ゾルを、鋼板表面に直接または焼鈍分離剤への混入を
介して、Ｓｂまたは８ｎ純分として同じく第１表に示し
た付着量になるように付着させ、ついで水素雰囲気中で
１２００℃、８ｂの最終仕上げ焼鈍を施した。
得られた各製品板の鉄損値について調べた結果を第１表
に併記する。
に併記する。
また比較のため、酸化物ゾルを添加しない場合粒径８０
μｍ以下が９０％の８ｂ、Ｏ，粉を単に分離剤中に混入
した場合などについても同様の実験を行い、得られた結
果も第１１！に併せて示した。
μｍ以下が９０％の８ｂ、Ｏ，粉を単に分離剤中に混入
した場合などについても同様の実験を行い、得られた結
果も第１１！に併せて示した。
第１表
第１表中に比較例４〜５で示したように１焼鈍分離剤中
に単に微細な８ｂ酸化物粉を混入させた場合は、鉄損改
善効果のばらつきが大きい◇これに対しこの発明に従っ
た場合は、実施例８゜４としても示したように、上記し
た如きばらつき・を生じることなしに大幅な鉄損低減が
達成されている。
に単に微細な８ｂ酸化物粉を混入させた場合は、鉄損改
善効果のばらつきが大きい◇これに対しこの発明に従っ
た場合は、実施例８゜４としても示したように、上記し
た如きばらつき・を生じることなしに大幅な鉄損低減が
達成されている。
発明の効果
か（してこの発明によれば、一方向性けい素鋼板の鉄損
値を、ばらつくことなく安定して低減することができ、
有利である。
値を、ばらつくことなく安定して低減することができ、
有利である。
第１ｒ！！Ｊは、この発明法および従来法に従って得た
製品板の、８ｂ絶対量と鉄損値との関係を比較して示し
たグラフ、 第２図は、この発明法に従い得られた製品板のＳｎ絶対
量と鉄損値との関係を示したグー）７である。
製品板の、８ｂ絶対量と鉄損値との関係を比較して示し
たグラフ、 第２図は、この発明法に従い得られた製品板のＳｎ絶対
量と鉄損値との関係を示したグー）７である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 Ｌ 含けい素鋼熱延板に、１回の冷間圧延または中間焼
鈍を挾む２回以上の冷間圧延を施して最終製品板厚とし
たのち、脱炭焼鈍を施し、ついで焼鈍分離剤を塗布して
から最終仕上げ焼鈍を施すことＫよって一方向性けい素
鋼板を製造するに当り、 脱炭焼鈍後、焼鈍分離剤の塗布に先立ち、鋼板表面に１
平均粒径がＯ，１１１ｍ以下のｓｂまたは８ｎ酸化物の
コロイド粒子からなるゾルを、単位面積１ ｍＢ当りＫ
おけるＳｂまたはＳｎ純分としての付着量が０．１〜８
０ ｍｌとなる範囲にわたって塗布することを特徴とす
る、鉄損特性の優れた一方向性けい素鋼板の製造方法。 λ 含けい素鋼熱延板に、１回の冷間圧延または中間焼
鈍を挾む２回以上の冷間圧延を施して最終製品板厚とし
たのち、脱炭焼鈍を施し、ついで焼鈍分離剤を塗布して
から最終仕上げ焼鈍を施すことＫよって一方向性けい素
鋼板を製造するに当り、 上記焼鈍分離剤中に１平均粒径が０．１μｍ以下のｓｂ
またはＳｎ酸化物のコロイド粒子からなるゾルを、分離
剤塗布後の鋼板表面の単位面積ｌ−当りＫおけるｓｂま
たはＳｎ純分としての付着量が０．１〜８０ＴＩＬ／と
なる範囲にわたって混入することを特徴とする、鉄損特
性の優れた一方向性けい素鋼板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11954884A JPS60262980A (ja) | 1984-06-11 | 1984-06-11 | 鉄損特性の優れた一方向性けい素鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11954884A JPS60262980A (ja) | 1984-06-11 | 1984-06-11 | 鉄損特性の優れた一方向性けい素鋼板の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60262980A true JPS60262980A (ja) | 1985-12-26 |
| JPS6224506B2 JPS6224506B2 (ja) | 1987-05-28 |
Family
ID=14764029
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11954884A Granted JPS60262980A (ja) | 1984-06-11 | 1984-06-11 | 鉄損特性の優れた一方向性けい素鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60262980A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20140027025A1 (en) * | 2011-05-13 | 2014-01-30 | Posco | Wire rod having good superior surface properties, high strength, and high toughness, and a method for manufacturing same |
-
1984
- 1984-06-11 JP JP11954884A patent/JPS60262980A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20140027025A1 (en) * | 2011-05-13 | 2014-01-30 | Posco | Wire rod having good superior surface properties, high strength, and high toughness, and a method for manufacturing same |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6224506B2 (ja) | 1987-05-28 |
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