JPS58217630A - 鉄損の優れた薄手高磁束密度一方向性電磁鋼板の製造方法 - Google Patents
鉄損の優れた薄手高磁束密度一方向性電磁鋼板の製造方法Info
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- JPS58217630A JPS58217630A JP57097541A JP9754182A JPS58217630A JP S58217630 A JPS58217630 A JP S58217630A JP 57097541 A JP57097541 A JP 57097541A JP 9754182 A JP9754182 A JP 9754182A JP S58217630 A JPS58217630 A JP S58217630A
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- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
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- C21D8/12—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of articles with special electromagnetic properties
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- Manufacturing Of Steel Electrode Plates (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は鉄損の優れた薄手高磁束密度一方向性電磁鋼板
の製造方法に関するものである。
の製造方法に関するものである。
一方向性電磁鋼板は軟磁性材料として主にトランス、そ
の他の電気機器の鉄心材料として使用されるもので磁気
特性として励磁特性と鉄損特性が良好でなくてはならな
い。
の他の電気機器の鉄心材料として使用されるもので磁気
特性として励磁特性と鉄損特性が良好でなくてはならな
い。
磁気特性の優れた材料を得るには磁化容易軸である<0
01>軸が圧延方向に高度に揃う事が1賛であるがその
他に板厚、結晶粒度、固有抵抗。
01>軸が圧延方向に高度に揃う事が1賛であるがその
他に板厚、結晶粒度、固有抵抗。
表面被膜等が大きく影響して来る。方向性はAtN。
MnSをインヒビターとして利用した強圧下一段冷延を
特徴とする方法によシ太巾に向上し、現在では磁束密度
が理論値の96%程度のもの1で製造される様になって
来ている。これに伴なって鉄損特性も大巾に向上して来
た。一方近年エネルギー価格の高騰を反映しトランスメ
ーカーは省エネルギー型トランス用素材として低鉄損素
材への指向を一段と強わている。゛低鉄損素材としてア
モルファスや6.51 SlO高81材の開発も進めら
れているが、トランス用の商用材料として使用される迄
にはなお解決すべき問題が多く残っている。
特徴とする方法によシ太巾に向上し、現在では磁束密度
が理論値の96%程度のもの1で製造される様になって
来ている。これに伴なって鉄損特性も大巾に向上して来
た。一方近年エネルギー価格の高騰を反映しトランスメ
ーカーは省エネルギー型トランス用素材として低鉄損素
材への指向を一段と強わている。゛低鉄損素材としてア
モルファスや6.51 SlO高81材の開発も進めら
れているが、トランス用の商用材料として使用される迄
にはなお解決すべき問題が多く残っている。
鉄損にはSi含有量の他に板厚が大きな影響を及ぼし、
化学研摩等によ#)製品の板厚を薄くすると、鉄損が低
減することが知られている。一方、一方向性電磁鋼板は
、加熱された鋼片を熱間圧延し、必要により熱延板焼鈍
をして、1回の冷間圧延あるいは中間焼鈍をはさんで2
回の冷間圧延によシ仕上板厚にし、次いで脱炭焼鈍と仕
上焼鈍を施して製造されるが、その冷延仕上板厚は02
6〜0.35朋が一般的である。。
化学研摩等によ#)製品の板厚を薄くすると、鉄損が低
減することが知られている。一方、一方向性電磁鋼板は
、加熱された鋼片を熱間圧延し、必要により熱延板焼鈍
をして、1回の冷間圧延あるいは中間焼鈍をはさんで2
回の冷間圧延によシ仕上板厚にし、次いで脱炭焼鈍と仕
上焼鈍を施して製造されるが、その冷延仕上板厚は02
6〜0.35朋が一般的である。。
ところで、AtN及びMnSをインヒビターとして利用
し、強圧下一段冷間圧延を特長として製造される一方向
性高磁束密度鋼板について、冷間圧延技の仕上板厚を薄
く、例えば0.26 wryy、未満とし、鉄損の低減
を図る試みがあるが、このような鋼板では仕上板厚を薄
くすると仕上焼鈍において二次再結晶の発現が著しく不
安定となり、鉄損は増加し、かつ磁束密度も劣化する。
し、強圧下一段冷間圧延を特長として製造される一方向
性高磁束密度鋼板について、冷間圧延技の仕上板厚を薄
く、例えば0.26 wryy、未満とし、鉄損の低減
を図る試みがあるが、このような鋼板では仕上板厚を薄
くすると仕上焼鈍において二次再結晶の発現が著しく不
安定となり、鉄損は増加し、かつ磁束密度も劣化する。
例えば、本発明者達は第1表に示す成分からなる鋼A、
Hにつき第2表に示す条件で仕上板厚を0.285,0
.260゜0.245,0.225各關とする薄手の鋼
板を試験的に製造し、その結晶粒の状態、磁気特性(鉄
損、磁束密度)を調査した。その結果を第3表に示す。
Hにつき第2表に示す条件で仕上板厚を0.285,0
.260゜0.245,0.225各關とする薄手の鋼
板を試験的に製造し、その結晶粒の状態、磁気特性(鉄
損、磁束密度)を調査した。その結果を第3表に示す。
第1表
第2表
この結果から、冷延厚み0.280¥S迄は鋼A、B共
二次再結晶、磁気特性共良好であったが、0.245%
、o225$と薄くなるに従い二次再結晶が著しく不安
定となること、薄手材の二次再結晶不良部は殆んど線状
の細粒であること、薄手材の成品マクロ組織の今一つの
特長は結晶粒度が著しく大きくなる事から好ましくなく
、また磁気特性が劣化するのが認められた。
二次再結晶、磁気特性共良好であったが、0.245%
、o225$と薄くなるに従い二次再結晶が著しく不安
定となること、薄手材の二次再結晶不良部は殆んど線状
の細粒であること、薄手材の成品マクロ組織の今一つの
特長は結晶粒度が著しく大きくなる事から好ましくなく
、また磁気特性が劣化するのが認められた。
このことは、AtNおよびMnSをインヒビターとする
電磁鋼を素材として冷間圧延後の仕上板厚を単に薄く、
例えば0.26 +B未満にするだけでは、鉄損が低く
かつ高磁束密度の一方向性電磁鋼板を製造できないこと
を示すものである。
電磁鋼を素材として冷間圧延後の仕上板厚を単に薄く、
例えば0.26 +B未満にするだけでは、鉄損が低く
かつ高磁束密度の一方向性電磁鋼板を製造できないこと
を示すものである。
このような実情をふまえ、本発明者達はktN及びMn
Sをインヒビターとして利用し強圧下一段冷延を特徴と
する高磁束密度鋼板(以下H1−Bと呼ぶ)に関し冷間
圧延後の仕上板厚を0.25 mm以下に薄くする場合
における前記二次再結晶の発現不安定、線状細粒発生の
問題を解決して低鉄損化を図るべく、鋼成分および製造
条件について種々の検討を行った。
Sをインヒビターとして利用し強圧下一段冷延を特徴と
する高磁束密度鋼板(以下H1−Bと呼ぶ)に関し冷間
圧延後の仕上板厚を0.25 mm以下に薄くする場合
における前記二次再結晶の発現不安定、線状細粒発生の
問題を解決して低鉄損化を図るべく、鋼成分および製造
条件について種々の検討を行った。
その結果、前記H1−HにおいてはSnを添加すると二
次再結晶粒が安定して発現し、線状細粒の発生も抑制さ
れることを見出した。さらにCuを添加すると焼鈍分離
剤を塗布し仕上焼鈍で形成されるグラスフィルムが向上
することを見出した。
次再結晶粒が安定して発現し、線状細粒の発生も抑制さ
れることを見出した。さらにCuを添加すると焼鈍分離
剤を塗布し仕上焼鈍で形成されるグラスフィルムが向上
することを見出した。
本発明は前記知見に基づき構成されたもので、以下にそ
の詳細を述べる。
の詳細を述べる。
まず、冷間圧延後の仕上板厚を薄く、例えば025朋以
下にした場合における二次再結晶の安定化に取組んだ。
下にした場合における二次再結晶の安定化に取組んだ。
二次再結晶安定化の手段として成分変更によるインヒビ
ター強化とスラブのプレローリング法によるホットコイ
ル組織改善につめて試験した。
ター強化とスラブのプレローリング法によるホットコイ
ル組織改善につめて試験した。
この試験における鋼を第4表に示す。また試験条件は、
冷間圧延における仕上板厚を0.225門とした他は前
記第2表と同じ条件である。このときの試験結果も第4
表に示している。
冷間圧延における仕上板厚を0.225門とした他は前
記第2表と同じ条件である。このときの試験結果も第4
表に示している。
鋼Cにみる如く、スラブのルローリングにょるホットコ
イル組織改善のみでは二次再結晶安定化の効果は認めら
れなかった。インヒビター強化対策としてMnS 、
AtHの増量及びSn 、culsblcr等合金元素
添加試験を行った。これ等の中でSn添加が二次再結晶
の安定化に極めて有効である事が判明した。なおSn添
加は二次再結晶の安定化に加え、製品結晶粒度を比較的
小さくする事も確認された。
イル組織改善のみでは二次再結晶安定化の効果は認めら
れなかった。インヒビター強化対策としてMnS 、
AtHの増量及びSn 、culsblcr等合金元素
添加試験を行った。これ等の中でSn添加が二次再結晶
の安定化に極めて有効である事が判明した。なおSn添
加は二次再結晶の安定化に加え、製品結晶粒度を比較的
小さくする事も確認された。
次にSn含有量を変化させ適正範囲を求める試験を行っ
た。試験条件と試験結果を第5表に示す。
た。試験条件と試験結果を第5表に示す。
但し同表に記載以外の条件は第2表に同じである。
即ちSn含有量0.021以下での二次再結晶はなお不
安定であり二次再結晶安定化の為には、0.03チ以上
が必要である。0.31.%以上ではグラスフィルムの
生成が不良となり又冷延性が劣化した。
安定であり二次再結晶安定化の為には、0.03チ以上
が必要である。0.31.%以上ではグラスフィルムの
生成が不良となり又冷延性が劣化した。
従ってSn含有量の範囲は0.03〜0.30%とする
。
。
好ましくは0.05%〜0.20%である。
方向性電磁鋼板へのSn添加に関しては特公昭57−9
419号、特開昭57−41326号公報等に報告され
ている。特公昭57−9419号公報はSn添加による
Hl−Hの製品結晶粒度の微細化について述べたもので
あり、薄手H1−Hの二次再結晶安定化に関しては何ら
言及していない。特開昭57−41326号公報につい
ては薄手高磁束密度電磁鋼板の製造に関−8n添加につ
いての記載があるが、AzN+ Mn Sをインヒビタ
ーとして利用し強圧下一段冷延を特徴とするHi−Bへ
のSn添加について言及したものではない。又薄手Hi
−Bの二次再結晶安定化に関する議論は全くなされてい
がい。加えて、実験データに示されるSnの最高含有量
は0.02%である。即ち薄手H1−Hの二次再結晶安
定化に関し0.03〜0.3%のSn添加による顕著な
効果を見出した本発明は前記引用文献とは考え方を異に
している。
419号、特開昭57−41326号公報等に報告され
ている。特公昭57−9419号公報はSn添加による
Hl−Hの製品結晶粒度の微細化について述べたもので
あり、薄手H1−Hの二次再結晶安定化に関しては何ら
言及していない。特開昭57−41326号公報につい
ては薄手高磁束密度電磁鋼板の製造に関−8n添加につ
いての記載があるが、AzN+ Mn Sをインヒビタ
ーとして利用し強圧下一段冷延を特徴とするHi−Bへ
のSn添加について言及したものではない。又薄手Hi
−Bの二次再結晶安定化に関する議論は全くなされてい
がい。加えて、実験データに示されるSnの最高含有量
は0.02%である。即ち薄手H1−Hの二次再結晶安
定化に関し0.03〜0.3%のSn添加による顕著な
効果を見出した本発明は前記引用文献とは考え方を異に
している。
Sn添加量が増加すると第5表に示す如く、グラスフィ
ルムの生成が劣化する傾向が見られるが、Sn + C
uの複合添加により、これは防がれる。これを試験にも
とづき述べる。試験条件と試験結果を第6表に示す。但
し同表に記載された以外の条件は第2表の記載と同じで
ある。即ちSn+Cuの複合添加によりSn添加による
グラスフィルムの劣化傾向が改善されるが、この作用を
奏するにはvuが0.02%以上必要である。一方その
含有量が0、30 %を超えると磁気特性が劣化するの
で上限を0.30%とする。
ルムの生成が劣化する傾向が見られるが、Sn + C
uの複合添加により、これは防がれる。これを試験にも
とづき述べる。試験条件と試験結果を第6表に示す。但
し同表に記載された以外の条件は第2表の記載と同じで
ある。即ちSn+Cuの複合添加によりSn添加による
グラスフィルムの劣化傾向が改善されるが、この作用を
奏するにはvuが0.02%以上必要である。一方その
含有量が0、30 %を超えると磁気特性が劣化するの
で上限を0.30%とする。
前述のSn添加によシ、冷間圧延後の仕上板厚を薄くし
た場合、仕上焼鈍での二次再結晶の発現の不安定さは解
消される。しかしAs−CCスラブ(連続鋳造ままのス
ラブ)を素材とし、冷間圧延後の仕上板厚を薄くした鋼
板においては、二次再結晶の発現の不安定が若干散見さ
れることがあるが、これを回避するにはC含有量を0.
060%以上とするとよい。これを試験にもとづき述べ
る。
た場合、仕上焼鈍での二次再結晶の発現の不安定さは解
消される。しかしAs−CCスラブ(連続鋳造ままのス
ラブ)を素材とし、冷間圧延後の仕上板厚を薄くした鋼
板においては、二次再結晶の発現の不安定が若干散見さ
れることがあるが、これを回避するにはC含有量を0.
060%以上とするとよい。これを試験にもとづき述べ
る。
試験条件を第7表に示す。但し同表に記載された以外の
条件は第2表に記載された条件と同じである。即ちC含
有量が0.060% 未満ではAS−CCスラブについ
ては線状細粒が発生するが0.060 %より高くなる
と二次再結晶が安定して来た。AS −CCスラブで安
定して薄手H1−Bを製造するためにはC含有量をo、
ojo係以上、望ましくは0.065チ以上にするとよ
い。
条件は第2表に記載された条件と同じである。即ちC含
有量が0.060% 未満ではAS−CCスラブについ
ては線状細粒が発生するが0.060 %より高くなる
と二次再結晶が安定して来た。AS −CCスラブで安
定して薄手H1−Bを製造するためにはC含有量をo、
ojo係以上、望ましくは0.065チ以上にするとよ
い。
以下にその他の成分範囲を定めた理由を述べる。
Cは0.02%未満の場合、二次再結晶が不良となり0
.12%を超えると、脱炭性磁気特性の点から好ましく
ない。
.12%を超えると、脱炭性磁気特性の点から好ましく
ない。
SIが2.5%未満では良好な鉄損が得られず4.0チ
を超えると、冷延性が著しく劣化する。
を超えると、冷延性が著しく劣化する。
Mn及びSはMnSを形成させるために必要な元素であ
り、インヒビターの作用を奏するために、Mnの適量は
0.03〜015チ、好ましくは0.05〜0.10%
の範囲が良い。
り、インヒビターの作用を奏するために、Mnの適量は
0.03〜015チ、好ましくは0.05〜0.10%
の範囲が良い。
Sは0.05%を超えると純化焼鈍での脱硫が困離とな
り好ましくない。一方0.01%未満ではインヒビター
としてMnSの量が不足する。従ってSは0.01〜0
.05弗とする。
り好ましくない。一方0.01%未満ではインヒビター
としてMnSの量が不足する。従ってSは0.01〜0
.05弗とする。
At及びNはインヒビターA/=Nを形成するため必要
であり、A/−の適量は0.01〜0.05%、好まし
くは0.02〜0.03%の範囲が良い。Atが低過ぎ
ると磁束密度が低く、高過ぎると二次再結晶が不安定に
なる。Nの適量は0.004〜0.012%、好ましく
は0.006〜0.010%の範囲がよい。低過ぎると
ktNが不足し高過ぎると製品にブリスターが発生する
。
であり、A/−の適量は0.01〜0.05%、好まし
くは0.02〜0.03%の範囲が良い。Atが低過ぎ
ると磁束密度が低く、高過ぎると二次再結晶が不安定に
なる。Nの適量は0.004〜0.012%、好ましく
は0.006〜0.010%の範囲がよい。低過ぎると
ktNが不足し高過ぎると製品にブリスターが発生する
。
冷延板厚に関する試験条件と試験結果を第8表に示す。
但し同表に記載された以外の条件は第2表に記載された
条件と同じである。即ち冷延厚みが0.15 n未満で
はSnを含有させていても二次再結晶が不安定になシ易
い。又現行一般に市販されているものの冷延厚みの最小
は0.260mmである。
条件と同じである。即ち冷延厚みが0.15 n未満で
はSnを含有させていても二次再結晶が不安定になシ易
い。又現行一般に市販されているものの冷延厚みの最小
は0.260mmである。
従って本発明による冷延厚み範囲を0.150〜025
0朋とした。
0朋とした。
第8表のX−3,X−4材の一部を第2表に示す工程の
最終コーティング前、つまジグラスフィルムのみの状態
でサン!リングし磁気特性を測定した。
最終コーティング前、つまジグラスフィルムのみの状態
でサン!リングし磁気特性を測定した。
測定結果を第9表に示す。即ち張力コーティングを省く
と、W17150は0.08〜0.09 W/に1?劣
化した。
と、W17150は0.08〜0.09 W/に1?劣
化した。
従って本発明による薄手H1−Bは張力コーティングを
施した。
施した。
この張力コーティングによ如磁区が区分され磁 □気
特性が向上する。
特性が向上する。
第 9 表
歪取焼鈍後
以下に本発明の実施例について説明する。
実施例I
Snの含有以外はほぼ類似の成分である二種類の珪素鋼
の連続鋳造法による200m+11庫スラブを1200
℃に再加熱し170■にプレロールした後、1400℃
に加熱し”l、 Q z*のホットコイルにした。
の連続鋳造法による200m+11庫スラブを1200
℃に再加熱し170■にプレロールした後、1400℃
に加熱し”l、 Q z*のホットコイルにした。
ホットコイルを1120℃×4分焼鈍した後、急冷し、
酸洗した。次にリバースミルで0.22511m迄冷延
した。次に水素75チ、窒素25チ、露点69℃の雰囲
気中で840℃×3分で脱炭焼鈍を行った。次にMgO
とTiO2を混合した焼鈍分離剤を塗布し水素雰囲気中
で1200℃×20時間仕上焼鈍を行った。
酸洗した。次にリバースミルで0.22511m迄冷延
した。次に水素75チ、窒素25チ、露点69℃の雰囲
気中で840℃×3分で脱炭焼鈍を行った。次にMgO
とTiO2を混合した焼鈍分離剤を塗布し水素雰囲気中
で1200℃×20時間仕上焼鈍を行った。
その後コロイダルシリカ、無水クロム酸、リン酸アルミ
ニウムを主成分とするコーテイング液を塗布(張力コー
ティング)し平板化焼鈍を行った。
ニウムを主成分とするコーテイング液を塗布(張力コー
ティング)し平板化焼鈍を行った。
試料を切出し成品マクロ組織及び歪増後の磁気特性をm
11定した。成分及び試験結果を第10表に示す。
11定した。成分及び試験結果を第10表に示す。
本発明法によるSn含有の材料A−1は完全に二次再結
晶し良好な磁気特性が得られたが、snを含有しない材
料B−1については線状結晶が多発し二次再結晶が不良
であった。
晶し良好な磁気特性が得られたが、snを含有しない材
料B−1については線状結晶が多発し二次再結晶が不良
であった。
実施例2
C,Cu 以外の成分についてはほぼ類似の成分であ
る384類の珪素鋼の連続鋳造法による200舅富厚ス
ラブについてゾレローリング有無に分ケ、熱延以降は実
施例1と同じ方法により処理した。
る384類の珪素鋼の連続鋳造法による200舅富厚ス
ラブについてゾレローリング有無に分ケ、熱延以降は実
施例1と同じ方法により処理した。
試験条件と試験結果を第11表に示す。鋼C−2では、
鋼A−2,B−2K比較し、CをアップしてAs−CC
スラブで良好な二次再結晶、磁気特性が得られた。
鋼A−2,B−2K比較し、CをアップしてAs−CC
スラブで良好な二次再結晶、磁気特性が得られた。
又Cuを添加したM G−2〜J−2はCuを添加しな
い鋼A−2〜F−2に比較し、グラスフィルムが良好で
あったO 以上に述べた如く、本発明に従って溶鋼の段階でSnを
添加するとHl−Bを薄手化した場合、二次再結晶の発
現が安定し、線状細粒の発生がなくなり、磁気特性が向
上するが、それは次の理由からであろう。
い鋼A−2〜F−2に比較し、グラスフィルムが良好で
あったO 以上に述べた如く、本発明に従って溶鋼の段階でSnを
添加するとHl−Bを薄手化した場合、二次再結晶の発
現が安定し、線状細粒の発生がなくなり、磁気特性が向
上するが、それは次の理由からであろう。
即ち、第1図にSn添加有無による脱炭焼鈍板の析出物
の分散状態の違いを示す。Sn添加材(B)はSn無添
加材(4)にくらべ析出物が微細に且つ均一に分散して
いる事が分る。又電子顕微鏡による観察結果では脱炭焼
鈍板の一次粒界にSnの偏析が確認された。従ってSn
添加による主として上記二つの効果が重なって薄手H1
−Hの二次再結晶を安定化させたものと推定される。
の分散状態の違いを示す。Sn添加材(B)はSn無添
加材(4)にくらべ析出物が微細に且つ均一に分散して
いる事が分る。又電子顕微鏡による観察結果では脱炭焼
鈍板の一次粒界にSnの偏析が確認された。従ってSn
添加による主として上記二つの効果が重なって薄手H1
−Hの二次再結晶を安定化させたものと推定される。
第1図はSn添加の有無による脱炭焼鈍板の析出物の分
散を示す電子顕微鏡与真図である。 第1図
散を示す電子顕微鏡与真図である。 第1図
Claims (3)
- (1)C:0.02〜0.12チ、 Sl : 2.5
〜4.0%。 Mn 0.03〜0.1−5%、 S : 0.01〜
0.05%。 At:0.01〜0.05%、NO,004〜0.01
2%を含む珪素鋼スラブを熱延し、熱延板焼鈍と急冷処
理を行い、強圧下一段冷延後、脱炭焼鈍、仕上焼鈍を行
う高磁束密度一方向性電磁鋼板を製造する方法において
、溶鋼の段階でSnを0.03〜0.3%含有させ最終
冷延の板厚を0.15〜0.25〜とし、仕上焼鈍後テ
ンション・コーチングを付与する事を特徴とする鉄損の
優れた薄手高磁束密度一方向性電磁鋼板の製造方法 - (2)溶鋼の段階でCuを0.02〜0.3チ含有させ
ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方法。 - (3)Cを006〜0.12%含有させた連続鋳造まま
のスラブを使用する特許請求の範囲第1項および第2項
記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57097541A JPS58217630A (ja) | 1982-06-09 | 1982-06-09 | 鉄損の優れた薄手高磁束密度一方向性電磁鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57097541A JPS58217630A (ja) | 1982-06-09 | 1982-06-09 | 鉄損の優れた薄手高磁束密度一方向性電磁鋼板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58217630A true JPS58217630A (ja) | 1983-12-17 |
JPS6311406B2 JPS6311406B2 (ja) | 1988-03-14 |
Family
ID=14195097
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57097541A Granted JPS58217630A (ja) | 1982-06-09 | 1982-06-09 | 鉄損の優れた薄手高磁束密度一方向性電磁鋼板の製造方法 |
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JP (1) | JPS58217630A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN103572037A (zh) * | 2013-10-12 | 2014-02-12 | 酒泉钢铁(集团)有限责任公司 | 一种钢铁热轧卷材板材共线热处理生产线及生产工艺 |
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Families Citing this family (1)
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-
1982
- 1982-06-09 JP JP57097541A patent/JPS58217630A/ja active Granted
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Publication number | Publication date |
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JPS6311406B2 (ja) | 1988-03-14 |
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