JPS60262940A - 高ケイ素ベイナイト球状黒鉛鋳鉄 - Google Patents
高ケイ素ベイナイト球状黒鉛鋳鉄Info
- Publication number
- JPS60262940A JPS60262940A JP59119674A JP11967484A JPS60262940A JP S60262940 A JPS60262940 A JP S60262940A JP 59119674 A JP59119674 A JP 59119674A JP 11967484 A JP11967484 A JP 11967484A JP S60262940 A JPS60262940 A JP S60262940A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cast iron
- spheroidal graphite
- graphite cast
- silicon
- bainite
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明は、高い衝撃強度が要求される自動車部品、機械
部品等に用いて好適な球状黒鉛鋳鉄に関するものである
。
部品等に用いて好適な球状黒鉛鋳鉄に関するものである
。
（従来技術の背景）
従来、鋳鉄をオーステンパー処理することにより、衝撃
強度、靭性を高める方法は既に知られている。特に１鋳
鉄の靭性については、本発明者等の研究によれば、残留
オーステナイト量が多い程高くなることが判った。また
、鋳鉄は通常ケイ素量が増加するに伴い脆くなるが、オ
ーステンパー処理条件を適切にコン）ａ−ルすることに
より、逆に衝撃強度を高めることができるということが
判った。それは、ケイ素によりベイナイト組織を強化さ
せることができるからである。
強度、靭性を高める方法は既に知られている。特に１鋳
鉄の靭性については、本発明者等の研究によれば、残留
オーステナイト量が多い程高くなることが判った。また
、鋳鉄は通常ケイ素量が増加するに伴い脆くなるが、オ
ーステンパー処理条件を適切にコン）ａ−ルすることに
より、逆に衝撃強度を高めることができるということが
判った。それは、ケイ素によりベイナイト組織を強化さ
せることができるからである。
（発明の目的）
本発明は、上記の知見に基づいて成されたもので、オー
ステナイトを多量残留させ、かつ、ベイナイト組織を多
量のケイ素で強化させるととＫｊす、衝撃強度および靭
性か優れた高ケイ素ベイナイト球状黒鉛鋳鉄を提供せん
とするものである。
ステナイトを多量残留させ、かつ、ベイナイト組織を多
量のケイ素で強化させるととＫｊす、衝撃強度および靭
性か優れた高ケイ素ベイナイト球状黒鉛鋳鉄を提供せん
とするものである。
（発明の構成）
本発明の高ケイ素ベイナイト球状黒鉛鋳鉄は、重量比で
、炭素（Ｃ） ： ＆０〜４．５チ、ケイ素（ｓｉ）
：Ｚ ５〜４．５ ％ 、ｖ ンガ／ （Ｍｎ） ：０
．２〜１．０ｑＩＩ％ マグネシウム（Ｍｇ） ： ｏ
、 ０２〜０．１０チ、残部が実質的に鉄（Ｆｅ ）か
ら構成され、残留オーステナイト量を２０〜８０９１＋
、ベイナイト量を２０〜８０チ含むことを特徴とするも
のである。
、炭素（Ｃ） ： ＆０〜４．５チ、ケイ素（ｓｉ）
：Ｚ ５〜４．５ ％ 、ｖ ンガ／ （Ｍｎ） ：０
．２〜１．０ｑＩＩ％ マグネシウム（Ｍｇ） ： ｏ
、 ０２〜０．１０チ、残部が実質的に鉄（Ｆｅ ）か
ら構成され、残留オーステナイト量を２０〜８０９１＋
、ベイナイト量を２０〜８０チ含むことを特徴とするも
のである。
上記構成の球状黒鉛鋳鉄は、オーステナイト処理条件を
８５０〜９５０’ＣＸ０．５−３ｈｒ、恒温変態処理条
件を２００〜ｂ によって得られる。
８５０〜９５０’ＣＸ０．５−３ｈｒ、恒温変態処理条
件を２００〜ｂ によって得られる。
本発明において、Ｓｉ量の上限を４，５ｗｔチに設定し
たのは、Ｓｌ量が４，５ｗｔチを越えると、鋳引は率が
大きくなって製造困難となるからである。
たのは、Ｓｌ量が４，５ｗｔチを越えると、鋳引は率が
大きくなって製造困難となるからである。
その他の元素成分量の限定範囲は、周知の球状黒鉛鋳鉄
と同じ範囲である。また、残留オーストチナイト量を２
０〜ｓｏｗｔｓに設定したのけ、残留オーステナイト量
が８０Ｗｔｌを越えると、Ｓｉにより強化されたベイナ
イト組織の効果が弱くなり、２Ｑｗｔ（、未満では、オ
ーステナイトの靭性が低下し逆に脆くなるからである。
と同じ範囲である。また、残留オーストチナイト量を２
０〜ｓｏｗｔｓに設定したのけ、残留オーステナイト量
が８０Ｗｔｌを越えると、Ｓｉにより強化されたベイナ
イト組織の効果が弱くなり、２Ｑｗｔ（、未満では、オ
ーステナイトの靭性が低下し逆に脆くなるからである。
本発明の球状黒鉛鋳鉄は、ケイ素により強化されたベイ
ナイトＩＭ織と、高靭性を有する残留オーステナイトと
の組合せにより、衝撃強度が著しく増大し、自動車部品
等に使用して最適な材質が得られる。
ナイトＩＭ織と、高靭性を有する残留オーステナイトと
の組合せにより、衝撃強度が著しく増大し、自動車部品
等に使用して最適な材質が得られる。
（実施例）
以下に、本発明を、実施例ならびに比較例をもって説明
する。
する。
実施例
Ｃ： ３．６ｗｔ１．８１：λ５ｗｔチ、Ｍｈ：Ｑ、３
Ｗｔ係、Ｍｇ：０．０４Ｗｔｌ、残部が実質的にＦｅか
らなる球状黒鉛鋳鉄を得て、該球状黒鉛鋳鉄を、９００
℃で１時間オーステナイト化処理を施し、その後、３９
０℃で１時間恒温変態処理を行った。このオーステンパ
ー処理により、残留オーステナイト量が約５Ｑｗｔ％で
残りの約４Ｑｗｔ％がベイナイト組織である高ケイ素ベ
イナイト球状黒鉛鋳鉄を得た。得られた黒鉛鋳鉄につい
て、ＪＩＳ３号Ｕノツチの衝撃試験片を用いてシャルピ
ー衝撃試岐を行った。
Ｗｔ係、Ｍｇ：０．０４Ｗｔｌ、残部が実質的にＦｅか
らなる球状黒鉛鋳鉄を得て、該球状黒鉛鋳鉄を、９００
℃で１時間オーステナイト化処理を施し、その後、３９
０℃で１時間恒温変態処理を行った。このオーステンパ
ー処理により、残留オーステナイト量が約５Ｑｗｔ％で
残りの約４Ｑｗｔ％がベイナイト組織である高ケイ素ベ
イナイト球状黒鉛鋳鉄を得た。得られた黒鉛鋳鉄につい
て、ＪＩＳ３号Ｕノツチの衝撃試験片を用いてシャルピ
ー衝撃試岐を行った。
比較例
ＣＨ３，６ｗｔ１、ｓｔ ：２，４ｗｔ１、Ｍｎ：０．
３ＷＬ％、Ｍｇ：０．０４Ｗｔｌ、残部が実質的［Ｆｅ
からなる球状黒鉛鋳鉄を得て、該球状黒鉛鋳鉄を、９０
０℃で１時間オーステナイト化処理を施し、その後、３
９０℃で４時間恒温肇態処理を行った。このオーステン
パー処理により、オーステナイト量とベイトナイト量と
の割合が前記実施例とほぼ同じであるベイナイト球状黒
鉛鋳鉄を得、これ九ついて前記同様にシャルピー衝撃試
験を行った。
３ＷＬ％、Ｍｇ：０．０４Ｗｔｌ、残部が実質的［Ｆｅ
からなる球状黒鉛鋳鉄を得て、該球状黒鉛鋳鉄を、９０
０℃で１時間オーステナイト化処理を施し、その後、３
９０℃で４時間恒温肇態処理を行った。このオーステン
パー処理により、オーステナイト量とベイトナイト量と
の割合が前記実施例とほぼ同じであるベイナイト球状黒
鉛鋳鉄を得、これ九ついて前記同様にシャルピー衝撃試
験を行った。
上記実施例および比較例で得られた黒鉛鋳鉄のシャルピ
ー衝撃試験の結果を、次表に示す。
ー衝撃試験の結果を、次表に示す。
表からも明らかなように１本実施例の鋳鉄の衝撃値は、
比較例の鋳鉄の２倍の大きさ罠なっている。これは、比
較例の鋳鉄が多量の残留オーステナイトを含み衝撃強度
が向上している一方、本実施例の鋳鉄ではこれに加えて
多量のケイ素によりベイナイト組織が一層、強化されて
いるため、比較例の鋳鉄に比べてさらに優れた衝撃強度
を有するものとなっている。
比較例の鋳鉄の２倍の大きさ罠なっている。これは、比
較例の鋳鉄が多量の残留オーステナイトを含み衝撃強度
が向上している一方、本実施例の鋳鉄ではこれに加えて
多量のケイ素によりベイナイト組織が一層、強化されて
いるため、比較例の鋳鉄に比べてさらに優れた衝撃強度
を有するものとなっている。
（発明の効果）
以上のように本発明によれば、オーステナイトを多量に
残留させ、かつ、多量のケイ素によりベイナイト組織を
強化させたので、衝撃強度および靭性が著しく優れた高
ケイ素ベイナイト球状黒鉛鋳鉄を提供でき、ＩｖｆＶｃ
１高い衝撃強度が要求される自動車部品等に使用して最
適な材質が得られる。
残留させ、かつ、多量のケイ素によりベイナイト組織を
強化させたので、衝撃強度および靭性が著しく優れた高
ケイ素ベイナイト球状黒鉛鋳鉄を提供でき、ＩｖｆＶｃ
１高い衝撃強度が要求される自動車部品等に使用して最
適な材質が得られる。
Claims (1)
- （１） 重量比で、炭素：１０〜４５１％ ケイ素：２
．５〜４．５チ、マンガン０．２〜ｉ、 ｏ ｆＧ ％
マグネシウム：０．０２〜０．１０％とし、残部が鉄か
らなり、残留オーステナイト量を２０〜８０−、ベイナ
イト量を２０〜８０チ含有してなることを特徴とする高
ケイ素ベイナイト球状黒鉛鋳鉄。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59119674A JPS60262940A (ja) | 1984-06-11 | 1984-06-11 | 高ケイ素ベイナイト球状黒鉛鋳鉄 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59119674A JPS60262940A (ja) | 1984-06-11 | 1984-06-11 | 高ケイ素ベイナイト球状黒鉛鋳鉄 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60262940A true JPS60262940A (ja) | 1985-12-26 |
Family
ID=14767241
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59119674A Pending JPS60262940A (ja) | 1984-06-11 | 1984-06-11 | 高ケイ素ベイナイト球状黒鉛鋳鉄 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60262940A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010513709A (ja) * | 2006-12-16 | 2010-04-30 | インデクスター アクチボラゲット | オーステンパダクタイル鉄を用いる土木機械又は材料処理機械用装置の少なくとも部品を製造する方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58207354A (ja) * | 1982-05-26 | 1983-12-02 | Sugiyama Chuzo Kk | 球状黒鉛鋳鉄製揚重機部品の製造方法 |
-
1984
- 1984-06-11 JP JP59119674A patent/JPS60262940A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58207354A (ja) * | 1982-05-26 | 1983-12-02 | Sugiyama Chuzo Kk | 球状黒鉛鋳鉄製揚重機部品の製造方法 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010513709A (ja) * | 2006-12-16 | 2010-04-30 | インデクスター アクチボラゲット | オーステンパダクタイル鉄を用いる土木機械又は材料処理機械用装置の少なくとも部品を製造する方法 |
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