JPS6026102B2 - ペルオキシエステルの連続製造 - Google Patents

ペルオキシエステルの連続製造

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JPS6026102B2
JPS6026102B2 JP52116964A JP11696477A JPS6026102B2 JP S6026102 B2 JPS6026102 B2 JP S6026102B2 JP 52116964 A JP52116964 A JP 52116964A JP 11696477 A JP11696477 A JP 11696477A JP S6026102 B2 JPS6026102 B2 JP S6026102B2
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carbon atoms
reaction
reaction zone
reactor
mixing
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ウ−ダイ・ダコルナス・ワグル
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C407/00Preparation of peroxy compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2601/00Systems containing only non-condensed rings
    • C07C2601/12Systems containing only non-condensed rings with a six-membered ring
    • C07C2601/16Systems containing only non-condensed rings with a six-membered ring the ring being unsaturated

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、緩い純度で且つ反応器単位容積について高い
処理量でベルオキシェステルを連続的に製造する方法及
び装置に関する。
ベルオキシエステルR一C(0)00R′は、それらが
有効な開始剤であるために重合の分野における開始剤と
して広く用いられている。
しかしながら、これらのベルオキシェステルは、高い感
温性を有し、高温では発火点に至るまで激しく分解する
。反応体中に多量のベルオキシェステルが存在すること
だけでこの問題が増大し、したがって、多量のベルオキ
シェステルが製造される商業的なバッチ方法での事故を
防止するためには大きな注意が必要である。ベルオキシ
ェステルの製造にあたって通常経験される注意の一つは
、溶媒を用いて安全な操作を行なうことである。しかし
ながら、開始剤に溶媒を存在させると、重合過程で有効
性がいまいま悪影響を受ける。この従来技術の例は米国
特許第3,849,468号であって、これは単一の閉
回路反応器システムでのt−プチルベルオキシヱステル
の溶液の連続製造方法を記載している。
この方法では酸クロリド、か性アルカリ、tーブチルヒ
ドロベルオキシド及び溶媒が水性反応担体の存在下に上
記システムに導入される。上記のシステムでは閉ループ
における物質の循環を促進させるために空気が用いられ
る。二つの相における反応体の間の混合及び界面接触は
、これらと反応担体をラシツヒ環充填塔に通じることに
よってもたらされる。このようなシステムは、酸クロリ
ド、特に反応の鈍い高分子量の酸クロリドの完全な転化
を確実にさせるのに必須である有効な混合に対して不適
当である。したがって、この方法は有意量の禾反応酸ク
ロリドを含有する不純な生成物を生じるのであろう。ま
た、反応担体の存在は、反応に有効な容積を少なくし、
しかして反応器の単位容積当りの処理量を減少させる。
また「溶媒や水性反応挺体の使用は処理上の有効性を減
少させ、しかも純粋な(希釈されていない)ベルオキシ
ェステルは多くの重合法にとって望ましいので、処理効
率を増大させ、しかして高い処理量で高い品質の生成物
を生じるところの連続的でしかも溶媒を伴なわない方法
を提供すること並びに重合工業に純粋か又は希釈された
生成物かのいずれかの選択を与えることができることが
非常に望ましい。
本発明によれば、次の一般構造式 〔ここで a x,y及びnは1又は2であり、 b xが2のときは、yは1であり且つnは2であり、
c yが2のときは、xは1であり且つnは2であり、
d x,y及びnが1であるときは、Rは炭素数1〜1
7の第一、第二又は第三アルキル、炭素数6〜14のア
リール又は置換ァリール及び炭素数3〜12のシクロア
ルキルよりなる群から選ばれ、R′は炭素数4〜12の
第三アルキル、炭素数9〜18の第三アラールキル及び
炭素数6〜12の第三シクロアルキルよりなる群から選
ばれ、e xが2のときは、Rは炭素数1〜16のアル
キレン、炭素数6〜14のアリーレン、炭素数3〜12
のシクロアルキレン及び炭素数7〜18のアラルキレン
よりなる群から選ばれる2価基であり、ギ yが2のと
きは、R′は炭素数6〜16のアルキレン、炭素数12
〜18のアラールキレン及び炭素数7〜12のシクロア
ルキレンよりなる君主から選ばれるジ第三一2価基であ
る〕を有するベルオキシェステルを連続的に製造するた
めの改善された、しかも溶媒を伴なわない方法が提供さ
れる。
このベルオキシェステルは、式を有する酸クロリドと式
R′(一00H)nを有するヒドロベルオキシド及び水
酸化アルカリ金属水客液とを連続して接続された少なく
とも二つの強力混合型の反応帯城で約一1ooo〜+5
0℃の温度範囲及び10より大きいPHにおいて連続的
に反応させ、反応混合物を直接に最後の反応帯域から遠
心機又は重力沈降単位装置のような分離装置に連続的に
供V給してベルオキシェステル生成物(有機相)を少な
くとも約95%純度(検定純度)で単離することによっ
て製造される。
場合によっては、この純度は、単離された有機相を一連
の洗浄に付し、次いで物理的分離を行なうことにより9
7%以上までさらに向上させることができる。検定純度
で98〜99%以上及び低い水分(50■m以下)の高
純度は、有機相を最後の分離装置からストリッピング帯
城に連続的に通し、そこで該生成物をストリッピング塔
で乾燥空気によるストリッピングに付すことによって得
ることができる。ここに、ベルオキシエステルが少なく
とも一つの激しく混合された反応帯域及び純粋な生成物
を拳雛するための遠心機又は重力沈降塔のような物理的
分離単位装置を用いることによって有効的で且つ溶媒を
伴なわない方法で反応器単位容積当りの高い処理量で、
安全に且つ高純度で連続的に製造できることが発見され
た。
このベルオキシェステルは、酸クロリド、ヒドロベルオ
キシド及び水酸化アルカリ金属を強力混合型の少なくと
も二つの反応帯城で一10℃〜十50『0の温度範囲で
且つ10より大きいpHで連続的に反応させることによ
って生成される。本発明の方法に有用な醗クロリドR(
C(0)q)nの例は下記の通りである。
a モノベルオキシェステル(即ち、x,y及びn=1
)の製造においては、ァセチル(R=メチル)、プロピ
オニル(R=エチル)、ブチリル(R=プロピル)、ベ
ンタノイル又はバレロイル(R=ブチル)、2−エチル
ヘキサノイル(R=3ーヘプチル)、イソプチリル(R
=イソプロピル)、2−メチルプチリル(R=secー
ブチル)、2ーメチルベンタノイル(Rニ2ーベンチル
)、2ーエチルブチリル(R=3ーベンチル)、ネオデ
カノイル(R=tーノニル)、デカノイル(Rニノニル
)、ラウロイル(Rニウンデシル)、ベンゾイル(R=
フエニル)、トルオイル(R=メチルフヱニル)、イソ
ノナノイル(R=2,4,4ートリメチルベンチル)、
ナフトイル(R=ナフチル)及びピバロイル(R=tー
ブチル)クロリドであり、b ジベルオキシエステル(
即ち、x=2、y=1、n=2及びR=2価基)の製造
においてはマロノイル(Rニメチレン)、スクシノイル
(R=エチレン)、グルタロイル(R=トリメチレン)
、アジポイル(R=テトラメチレン)、アゼラオイル(
R=へプタメチレン)、セバコイル(R=オクタメチレ
ン)、フタロイル(R=0’m’P−フェニレン)及び
フマロイル(R=エテニレン)クロリドである。
本発明の方法に有用なヒドロベルオキシドR′(00H
)nの例は下記の通りである。
a モノベルオキシェステル(即ち、x,y及びn=1
、基R′及びヒドロベルオキシドは同じ命名を有する)
の製造においてはt−ブチル、tーアミル、tーヘキシ
ル、tーヘプチル、t−オクチル、クミル、pーフエニ
ルクミル、pーメンタン(pーベンタニル)、ピナン(
ピナニル)、1一メチルシクロベンチル及び1ーメチル
シクロヘキシルヒドロベルオキシドであり、b ジベル
オキシエステル(即ち、y=2、x=1,n=2及びR
′=2価基)の製造においては、2,5−ジメチルー2
,5ージヒドロベルオキシヘキサン(R′=1,1,4
,4ーテトラメチルテトラメチレン)、2,7ージメチ
ルー2,7ージヒドロベルオキシオクタン(R二1,1
,6,6ーテトラメチルヘキサメチレン)、3,6ージ
メチルー3,6−ジヒド0ベルオキシオクタン(R=1
,4ージメチルー1,4ージエチルテトラメチレン)、
2,5−ジメチル−2,5ージヒドロベルオキシヘキシ
ン−3(R′:1,1,4,4ーテトラメチルー2−ブ
チニレン)及びジイソプロピルベンゼンジヒドロベルオ
キシド(R′;Q,o,Q,Q′−テトラメチルキシリ
リデン)である。
反応に用いられる水酸化アルカリ金属の例は、水酸化ナ
トリウム及び水酸化カリウムである。
本発明の方法によって製造することができる各種のベル
オキシェステルの例は、下記の通りであるが、これに限
られない。tープチルベルオキシアセテート、クミルベ
ルオキシアセテート、t−ブチルベルオキシイソブチレ
ート、クミルベルオキシイソブチレート、tーブチルベ
ルオキシピバレート、クミルベルオキシピバレート、t
ープチルベルオキシ2一エチルヘキサノエート、クミル
ベルオキシ2一エチルヘキサノエート、tーブチルベル
オキシネオデカノエート、クミルベルオキシネオデカノ
エート、t−ブチルベルオキシベンゾエート、クミルベ
ルオキシベンゾエート、ジーtープチルジベルオキシフ
タレート、ジーt−ブチルジベルオキシマロネート、ジ
ーtーブチルジベルオキシスクシネート、ジーtープチ
ルジベルオキシグルタレート、ジーtーブチルジベルオ
キシアジベート、ジーt−ブチルジベルオキシアゼレー
ト、ジーt一ブチルジベルオキシセ/ゞケート、ジーt
ーブチルジベルオキシフマレート、2,5−ジメチルー
2,5−ジ(2ーエチルヘキサノイルベルオキシ)へキ
サン、2,5−ジメチル−2,5ージ(ピバロイルベル
オキシ)へキサン、2,5−ジメチルー2,5ージ(ネ
オデカノイルベルオキシ)へキサン、2,5−ジメチル
ー2,5ージ(ベンゾイルベルオキシ)へキサン、2,
5ージメチルー2,5ージ(2ーエチルヘキサノイルベ
ルオキシ)へキシンー3及び1,4ージ〔Q,Q−ジメ
チルーQ一(t−ブチルベルオキシカルボニル)メチル
〕ベンゼン。
場合によっては、希釈剤を混合帯域に添加してベルオキ
シェステルを溶液状で生成させることができる。
混合帯城からの反対混合物は櫨枠された第二反応帯城に
導かれ、そこで反応は好ましくはより低い温度で完結さ
れる。次いでその後の反応帯域に続いて沈降単位装置又
は遠心機を用いることによって95%より大きい純度を
持つ生成物流れがェマルジョンから回収される。次いで
、この有機相は一連の洗浄に付してもよい。この洗浄に
は、緩衝亜硫酸塩溶液(即ち、酢酸、酢酸ナトリウム及
び亜硫酸ナトリウムの溶液)、飽和重炭酸ナトリウム、
水素化ナトリウム、水酸化カリウム又は類似物の溶液の
うちの1種又はこれらの組合せを用いることができる。
この洗浄工程を行なってから乳化水性相と有機相との物
理的分離が行なわれる。これらの洗浄工程は生成物中の
徴量の不純物(ヒドロベルオキシド及びクロリド)を減
少させる。それ以上の精製は、充填塔で風乾して水分を
500皿以下に減少させ且つその他の揮発性不純物を除
去することによって達することができる。得られた最終
生成物は、一般に検定純度で98〜99%又はそれL久
上である。ベルオキシェステル化反応を有効な態様で行
ない且つ酸クロリドの完全な転化を確実にさせるために
は、混合帯城で反応混合物を激しくかきまぜることによ
って水性相と有機相を緊密に接触させることが必要であ
る。
この激しい縄梓により反応体の乳化が生じる。この強力
混合の追加的な利点は、水性−有機系からコイル及びジ
ャケット内の冷却液への熱伝達速度を非常に大きく高揚
させることである。したがって、反応熱の有効な放散、
その結果としての改善された温度制御と操作の安全性が
本発明に対して提供される。強力な蝿梓のために用いる
ことができる羽根車の種類は、平羽根タービン、ピッチ
羽根タービン又は船用プロペラである。
反応器の大きさ及び羽根車の寸法が蝿梓速度を決定する
。例えば、標準形状(液体深さ対反応器直径の比は1〜
2に等しい)の10ガロン反応器の場合、羽根車の直径
が4〜5jnであるならば1000〜140冊PMが十
分な櫨梓を与える。1000ガロン当り5馬力(pH)
までの蝿浮力を得るには慣用な撹拝で間にあうであろう
本発明においては、標準形状の反応器を利用して、高い
転化及び速い反応のための強力混合を提′供するために
は少なくとも10伍t/分の羽根車先端速度及び100
0ガロン当り50〜200馬力の範囲の入力が必要であ
ることがわかった。必要ならば、反応器と供給系統を配
列させることによって原料の流量及び溶媒を導入する融
通性を自由に制御することができる。
また、反応器においては反応生成物自体は、反応により
生じた熱のヒートシンクとして働く。この熱は、熱伝達
表面を有効に展開することによって、システムから直ち
に吸収される。このような配置は従来技術の場合よりも
反応器システムの生産能力(反応器の単位容積当りの処
理量)を相当に向上させる。参照特許で用いられている
システムでは、反応器の単位容積当りの生産速度は6〜
10夕/ガロン/時の活性酸素〔A(0)〕含有量であ
るのに対して、本発明の装置は80〜120タノガロン
/時の〔A(0)〕含有量という能力を有する。混合帯
域での反応体濃度を賢明に選択するとともに酸クロリド
の加水分解を最少限にすることによって酸クロリドのベ
ルオキシェステルへの転化を促進し、消費された酸クロ
リドを基準して非常に高い生成物収率をもたらし、しか
してこの方法を商業的に魅力あるものとすることができ
る。本発明は図面を参照してさらに理解されるであろう
添附の図面は、本発明を実施するのに好適な装置の一形
態の概略図である。反応体は、貯蔵タンク(1,2及び
3)から計量装置(11,12及び13)を経て制御さ
れた流量で反応器21に連続的に添加される。
酸クロリドの転化反応の大部分(通常90〜95%)は
、反応混合物の温度をその所望値(通殉常0℃〜40℃
)の土1℃以内に保持した反応器21で起る。次いで、
反応器21からの反応混合物(ェマルジョン)は第二反
応器22に連続的に流れ、そこで残りの反応が起り、そ
して激しい櫨梓中に若干発熱するので温度は好ましくは
約一1ぴC〜+20℃まで低下される。両反応器21と
22には反応体の十分な混合を行なわせるのに有効な蝿
梓手段9及び7と、反応熱を除去するための冷却手段2
0及び23が備えられる。また、反応器21には反応混
合物のpHを10〜1ム好ましくは10〜12の範囲に
調節するためのpH計8が備えられる。このようなシス
テムにより酸クロリドのベルオキシェステルへの完全な
転化が確保され、しかして生成物の品質及び収率が相当
に向上せしめられる。また、このようなシステムは優れ
た温度制御を達成し、終始一貫した生成物の品質と改善
された完全性を生じることになる。次いで、反応器22
からの冷却された反応混合物は遠心機又は重力沈降単位
装置のような分離装置33に連続的に供繋合され、そこ
でベルオキシェステル生成物が流れ26として分離され
る。
水性の流れ25は捨てられる。少なくとも95%純度の
生成物流れ26はこの地点で純粋な生成物として集める
ことができる。別法として、その純度を向上させるため
には、その流れを一連の混合−沈降単位34において一
連の洗浄にさらに付すことによって処理することができ
る。混合容器の温度は冷却手段によって−1び○〜十2
ぴ0の範囲に保持される。最終沈降装置からの生成物流
れ36は少なくとも約蝋%の検定謙笹度を有し、そして
水性相37は捨てられる。酸クロリド、ヒドロベルオキ
シド及び水を減少させて少なくとも99%検定純度まで
さらに純度増加を望む場合には、混合一沈降装置系34
の最終沈降装置からの生成物流れ36はストリッピンゲ
塔38に連続的に供給され、そこでこの流れは周囲温度
で乾燥空気又はその他の酸素含有ガスであるストリッピ
ング媒体39によるストリツピング処理に付される。
塔38は、板状物体又は充填材を入れた慣用の塔であっ
て、ストリツピング媒体39を生成物流れ36に対して
向流又は直交流移動させるものである。生成物41は純
粋な物質として充填してもよく又はフタル酸ジメチル若
しくは無臭のミネラルスピリットのような各種の溶媒で
希釈してもよい。純粋なべルオキシェステルよりもむし
ろ溶液を製造するのが望ましいならば、溶媒を本システ
ムの任意の時点で導入することができる。例えば、貯蔵
タンク4又は5を用いて溶媒をそれぞれ計量装置14又
は15を経て反応器21又は22に導入することができ
る。本法で用いられる酸クロリドは、少なくとも90%
、好ましくは95%以上の検定純度を有するべきである
50〜100%、好ましくは約70%(tーブチルヒド
ベルオキシドを用いるとき)の検定純度のヒドロベルオ
キシド及び20〜50%の濃度の水酸化ナトリウム又は
カリウム溶液が本法のその他の出発物質として有利に用
いられる。モ/ベルオキシェステルに対しては、か性ア
ルカリ対酸クロリド及びヒドロベルオキシド対酸クロリ
ドの化学量論的モル比はそれぞれ1:1及び1:1であ
る。しかしながら、実際には、形成されるベルオキシェ
ステルによって、10〜90%過剰の塩基及び0〜50
%過剰のヒドロベルオキシドが酸クロリドの完全な転化
を促進させるのに用いられる。貯蔵タンク(1,2,3
,4及び5)並びに計量制御装置(11,12,13,
14及び15)は、貯蔵し又はポンプ輪菱しようとする
反応体と適合できる意の種類の材料で構成することがで
きる。混合一洗降系34における混合タンクはガラス又
はステンレス鋼製であってよい。反応器(21及び22
)は好ましくはステンレス鋼製である。本法において用
いられるとすれば、遠心機は、ベルオキシェステルが固
体又は液体であるかどうかによって液−固又は液−液型
遠心機であってよい。ベルオキシェステルの大部分は液
体であるので、液−液型遠心機が通常用いられる。バス
ケット、ボウル又は円板型の慣用遠D機を用いることが
できる。以下の実施例の遠0機はスラッジ除去式円板型
の液−液型遠心機である。本発明は従釆技術以上に多く
の利益がある。
1 従来技術は溶媒を必要とするが、本発明は安全にす
るための反応溶媒を必要としない。
従釆技術が溶媒を省くならば、高い湿潤点及び高い反応
熱を持つ生成物を作るのは困難か又は不可能であろう。
したがって、従釆技術の系では安全性のために且つ満足
できる反応条件を保持するために溶媒が必須である。本
発明においては溶媒は随意である。純粋で未希釈の生成
物を望むときは溶媒は用いられない。2 本発明は、従
来技術の場合よりも単位反応器容積当り7〜1ぴ音多い
生産量を生じる。
3 本発明では反応帯域を出るときに高い検定純度と低
いクロIJド含有量の生成物が得られる。
4 本発明は塩基性煤質(10より大きいPH)を用い
るが、従来技術は中性又は酸性媒費(7又はそれ以下の
pH)を用いる。
したがって、本発明では反応体は従来技術よりも構成容
器に対しておだやかである。5 本発明ではさらに高い
収率(用いた酸クロリドを基準として)が得られる。
6 本発明は、広範囲のベルオキシェステルを製造する
ことができる。
7 本発明は大気を汚染しないが、循環を促進するため
の空気散布を用いる従来技術のシステムは不快な煙霧で
大気を汚染させるであろう。
8 本発明は生成物を反応器に蓄積させないことにより
さらに安全である。
強力な混合はホットスポットを生成する機会を省く。9
本発明はさらに経済的であり、商業的に実施すること
ができる。
下記実施例は、本発明を例示するためにのみ記載するも
ので、本発明の実施を制限するものではない。
流量は、別に示してないならば、時間当りの重量部(p
ph)で表わされる。例1〜W 表Aに記載の各例の生成物は、下記の一般方法によって
製造した。
反応体は、まず混合反応器21に特定の流量で、次いで
第二反応器22に連続的に導入した。それぞれの例にお
ける反応混合物のp則ま10より高く保持した。混合反
応器211ま所要温度範囲の上方側に保持したが、第二
反応器22は温度範囲の下方側に保持した。両反応器は
、完全に反応させるように激しく縄拝して緊密に混合し
た。混合−沈降−ストリッピング分離系(33,34及
び38)は、例1を除いて他の全ての例で用いた。例1
は、反応器22の底部から回収したときに99%の検定
純度を有した。溶媒は例mA及びNでのみ用いた。第
A 下記の例は、前記の装置を用いるジ酸クロリドからの混
成ジベルオキシェステルの連続製造例である。
例V 4−及び5−(tーブチルベルオキシカルボニル)一3
ーヘキシルー6一〔7一(t−ブチルベルオキシカルボ
ニル)へプチル〕シクロヘキサンと4一及び5一(tー
ブチルベルオキシカルボニル)一3ーベンチルー6一〔
8一(tーブチルベルオキシカルボニル)オクチル〕シ
クロヘキサンの混合物の製造水酸化カリウム(25%水
溶液)、tーブチルヒドロベルオキシド(70%)、そ
して4一及び5ークロルカルボニル−3ーヘキシルー6
−〔7−(クロルカルボニル)へプチル〕シクロヘキサ
ンと4一及び5−クロルカルボニル−3ーベンチルー6
−〔8一(クロルカルポニル)オクチル〕シクロヘキキ
ンの混合物を脂肪族有機溶媒(ヘキサン、ヘプタンなど
)とともにそれぞれ3ab/時、2■b/時、201b
/時及び201b/時の流量で混合反応器21に導入し
た。
反応帯城21及びその後の反応帯城22の温度は5℃に
保持した。所望のジベルオキシェステル混合物が85%
より高い純度で約201b/時の量で製造された。ジヒ
ドロベルオキシドとモノ酸クロリドからのジベルオキシ
ェステルの連続製造を下記の例のに記載する。
この場合にはジヒドロベルオキシドは固体であり、した
がって固体を混合反応器21に供給するための任意の慣
用手段を利用することができる。例の 2,5ージメチルー2,5−ジ(2ーヱチルヘキサノィ
ルベルオキシ)へキサンの製造水酸化ナトリウム(25
%水溶液)、塩化2ーェチルヘキサノイル(93%)、
2,5ージメチルー2,5−ジヒド。
ベルオキシヘキサン(70%)を脂肪族有機溶媒(ヘキ
サン、ヘプタンなど)とともにそれぞれ511b/時、
311b/時及び38b/時の量で混合反応器21に導
入した。反応帯域21の温度は約30午0に保ち、その
後の反応帯城22の温度は約20午0に保った。生成物
2,5−ジメチルー2,5ージ(2ーエチルヘキサノイ
ルベルオキシ)へキサンが約501bノ時の量で得られ
た。
【図面の簡単な説明】
添附の図面は、本発明の方法を実施するのに好適な装置
の一具体例を例示する概略図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 I 式 ▲数式、化学式、表等があります▼ を有する酸クロリド と式R′(−OOH)nを有するヒドロペルオキシド及
    び水性水酸化アルカリ金属とを連続して接続された二つ
    の強力混合型反応帯域で約−10℃〜+50℃の温度範
    囲及び10〜14のpHにおいて連続的に反応させ、そ
    の際第一反応帯域は該温度範囲の高い側に保持し、第二
    反応帯域は該温度範囲の低い側に保持するようにし、I
    I i 反応混合物を直接に第二反応帯域から液−液分離
    ユニツトに連続的に供給し、ii 液−液分離ユニツトか
    らの生成物流れを混合−沈降器系において一連の洗浄及
    び分離処理に連続的に付し、iii 混合−沈降器系から
    の生成物をストリツピング塔で連続的にガスストリツピ
    ングし、iv 反応流出物中の使い尽された酸クロリド、
    ヒドロペルオキシド及び水性水酸化アルカリ金属をもと
    に戻すためにこれらを第一反応帯域に連続的に添加する
    ことによつてペルオキシエステル生成物を連続的に回収
    することよりなる次式▲数式、化学式、表等があります
    ▼ 〔ここで a x,y及びnは1又は2であり、 b xが2のときは、yは1であり且つnは2であり、
    c yが2のときは、xは1であり、且つnは2であり
    、d x,y及びnが1であるときは、Rは炭素数1〜
    17の第一、第二又は第三アルキル、炭素数6〜14の
    アリール及び炭素数3〜12のシクロアルキルよりなる
    群から選ばれ、R′は炭素数4〜12の第三アルキル、
    炭素数9〜18の第三アラールキル及び炭素数6〜12
    の第三シクロアルキルよりなる群から選ばれ、e xが
    2のときは、Rは炭素数1〜16のアルキレン、炭素数
    6〜14のアリーレン、炭素数3〜12のシクロアルキ
    レン及び炭素数7〜18のアラルキシレンよりなる群か
    ら選ばれる2価基であり、f yが2のときは、R′は
    炭素数6〜16のアルキレン、炭素数12〜18のアラ
    ールキレン及び炭素数7〜12のシクロアルキレンより
    なる群から 選ばれるジ第三−2価基である〕を有する
    ペルオキシエステルの連続製造法。 2 反応器の単位容積当りの処理量が80〜120g/
    ガロン/時の活性酸素含有量である特許請求の範囲第1
    項記載の方法。 3 Rがt−ブチルである特許請求の範囲第1項記載の
    方法。 4 Rがフエニルである特許請求の範囲第1項記載の方
    法。 5 Rが3−ヘプチルである特許請求の範囲第1項記載
    の方法。 6 Rがt−ノニルである特許請求の範囲第1項記載の
    方法。 7 R′がt−ブチルである特許請求の範囲第1項記載
    の方法。 8 溶媒が第一反応帯域に添加される特許請求の範囲第
    3項記載の方法。 9 反応帯域が1〜2の液体深さ対反応器直径比を有し
    、強力混合が少なくとも1000ft/分の先端速度及
    び50〜200馬力/1000ガロンの範囲内の入力の
    羽根車で与えられる特許請求の範囲第1項記載の方法。
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