JPS60260715A - スプリングカバ−取付装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 １）目的 （１）産業上の利用分野 本発明は、スプリングカバー取付装置に関する。

車輛のドアー用窓ガラスの昇降は窓ガラスに固定したブ
ラケットに、ドア側のリンク機構成いはワイヤーを連結
し、電動又は（１）　＋＋ 手動方式の駆動装置によって該リンク機構成いはワイヤ
ーを動作させ、ブラケットに昇降運動を与えることで成
される。

ワイヤを用いて窓ガラスを昇降させる例は、たとえば、
実開昭５８−６９６８４号公報にみられる。

サツシュを備えたドアでは、窓ガラス全閉時には、窓ガ
ラス端縁全周がサツシュによシ保持され、昇降時には、
窓ガラス前端縁、後端縁がサツシュにより、車輛前後方
向、幅方向に保持されている。フロントドアでは、フロ
ントピラーに沿って、ドア前部が傾斜されているので窓
ガラス前端縁のサツシュによシ支持案内される長さが、
短くなシ、窓ガラス表面に沿った面内での回転の規制は
、窓ガラス下部に固着されて、ドア内板に固着されたレ
ールの溝に摺動自在に支持されたスライダーによって行
なわれる。この構造をサツシュレスドアに適用するとス
ライダーの支持長さが短いために、（２） ガラス支持剛性が不充分とな勺、ガラス上端面及び側面
と車体との間のシールが不完全となり、水漏れや、風切
音が発生する可能性が大きい。視界を広くするために窓
ガラス面積が拡大されたドアにあっては、べの支持が不
完全となる。

そこで、本発明者等は、第１−３図に示される新たな機
構を開発した。該ワイヤ式ウィンドレギュレータ１は、
上下ブラケット２，３を有するフロントレール４と、上
下ブラケット５．６を有するリヤレール７とを、はソ平
行にドアの内板８側に固定させる。各ブラケット２，３
，５．６は夫々、プーリ９．１０．１１．１２を回転自
在に保持する。フロントレール４は車輛の後方に開口す
る断面コの字状の型材、又、リヤレール７は、車輛の外
方に開口する断回路（３） Ｃ字状の型材よシ成形する。

窓ガラス１３の下部に１離間して、フロントガラスブラ
ケット１４とリヤガラスブラケット１５とをボルト市め
させる。フロントガラスブラケット１４には、ワイヤホ
ルダー１６を、該ブラケツ、ト１４に対して相対位置調
整可能に固定させる。フロントレール４の前方であって
ドア側に、ワイヤ巻胴を有する手動又は電動の駆動装置
１７を固定させる。該駆動装置１７から、プーリ１０を
経て、プーリ９、プーリ１２およびプーリ１１を介し、
駆動装置１１にもどる閉ループのワイヤ１８が張設され
る。該ワイヤ１８は、ワイヤホルダー１６およびリヤガ
ラスブラケット１５に、夫々、固定される。フロントガ
ラスブラケット１４には、フロントレール４の溝内を走
行するフロントスライダー１９が摺動自在に保持され、
又、リヤガラスブラケット１５には、リヤレール７の溝
内を走行するりヤスライ（４） ダー２０が摺動自在に保持される。

かくして、駆動装置１１によって、ワイヤ１８に矢印Ａ
方向の張力を与えると、該ワイヤ１８と連結関係のフロ
ントガラスブラケット１４とリヤガラスブラケット１５
とには、共に、矢印Ｂ方向の力が印加され、窓ガラス１
３は、各レール４．７の溝内を走行するスラ、イダー１
９．２０によって、各レール４，７に案内される形で、
下降する。又、窓ガラス１３の上昇は、逆の操作で成さ
れる。このような窓ガラス１３の昇降の際、窓ガラス１
３は、対の離間したガラスブラケット１４．１５とレー
ル４．７とによって、はソ窓ガラス１３の中央部附近で
案内されるので、窓ガラスの形状設計は、任意となる。

尚、窓ガラス１３の上限および下限位置の規制、ドアに
対するシール等は常用手段が用いられる。

窓ガラス１３の昇降運動を行なわせる駆動装置１７は、
ドア側に固定されたストッパケース２１とドラムケース
２２とを有し、ハンドルシャフト２３が、ドラムケース
２２内のドラム２４へと延在し、ドラム２４を支承させ
る。ハンドルシャフト２３と一体のコア２５がストッパ
ケース２１の方向に延在し、ドラム２４にその一部が埋
込まれたプレート２６をストッパケース２１内延出させ
る。ハンドルシャフト２３の回転は、コア２５をプレー
ト２６に当接させ、ドラム２４をハンドルシャフト２３
と同方向に回転させる。一方、ドラム２４カラのハンド
ルシャフト２３への回転力の伝達を阻止させる逆転止め
スプリング２Ｔをストッパケース２１内に収める。スプ
リング２７は、ドラム２４側からの回転力によって、ス
トッパケース２１の内周ｍ＜密着し、この回転力に抵抗
するが、２１ンドルシヤフト２３側からの回転力に対し
ては、ストッパケース２′１の内周壁から離れるように
なっている。即ち、いわゆるスプリングカップラ機構が
、ハンドルシャフト２３側の回転力をドラム２４に伝え
、ドラム２４側からの回転力をハンドルシャフト２３に
伝えないために用すられる。

ドラム２４０両側の溝２Ｂにワイヤチューブ１８′　の
端部を収め、ワイヤ１８をドラム２４の外周部に巻き付
ける。ドラム２４のハンドルを有する軸部３０を設け、
ドラムケース２２に一体的に設けられたスプリングケー
ス３１に一端が固定されたスパイラルスプリング３２の
可動端を軸部３０のスリット２９内に挿入する。スパイ
ラルスプリング３２は、窓ガラス１３の下降中、巻き込
まれて解放エネルギーを貯え、窓ガラス１３の上昇中に
該スプリング３２を巻きもどし、該エネルギーをドラム
２４の回転力に変換させハンドル操作を容易にする。

第１図において、窓ガラス１３を下降さく７） せるべくハンドル３３を回転させると、ハンドルシャフ
ト２３のコア２５がプレート２６に当接し、ドラム２４
を回転させて、矢印Ａ方向からワイヤ１８をドラム２４
に巻き込み、窓ガラス１３を下降させる。こ　。

の際、スパイラルスプリング３２も巻き込まれエネルギ
ーを貯える。窓ガラス１３を下げた状態で、ドラム２４
側に回転力が付与されても、この回転力はスプリング２
７によってハンドルシャフト２３には伝達されない。そ
れ故、巻き込まれたスパイラルスプリング３２のエネル
ギーは解放されない。ハンドル３３を逆方向に回転させ
ると、ドラム２４は逆方向に回転し、矢印Ａ方向とは逆
方向にワイヤ１８をたぐり出し、窓ガラス１３を上昇さ
せる。この際、スパイラルスプリング３２が巻きもどさ
れドラム２４０回転を助けるので、窓ガラス１３の自重
や摺動抵抗に起因するハンドルの重みはなくなる。

（８） （２）従来技術との関連における本発明の課題第４図に
示す駆動装置１７のスプリングケース３１の一端は開放
されているので、たとえば、スパイラルスプリング３２
間に異物が入ると、該スプリング３２の巻き込みおよび
巻きもどしに異状をきたすことになる故に、スプリング
カバーを取付けることが望まれる。このスプリングカバ
ーの取付例は、実公昭４９−２３３６号公報にみられる
如く、本体側にビス止めするのが通例である。しかし、
該カバーを金属製とする時は、ビス止めも良いが、樹脂
製で作る場合は、必ずしも最善策と云えない。というの
は、樹脂製のものは、弾力に富むにも拘らず、この特性
を活用していないからである。

そこで、一般的には、第５図に示すように、ドラムケー
ス２２から長孔３４付きの突片３５を延在させ、スプリ
ングカバー３６に設けた爪３７′　を、第６図の如く、
長孔３４の縁に弾力的に係合（スナップ止め）させると
とが考えられる。この手段は、カバー３６をドラムケー
ス２２に押し付け、爪３７’　の弾性変形を利用して、
爪３７′と長孔３４の縁とを係合させるのみであるから
、取付作業はきわめて簡単であるが、しかし、第６図か
ら明らかなように、爪３７′　と長孔３４の縁との当り
而即ち保合面が少なく、又、長孔への挿入時に削りとら
れ、なお少なく々る恐れがあり、駆動や予期しない外力
によってカバー３６の外れる危険が有る。

本発明は、第５−６図にみられる如き一般的に考えられ
る保合手段の改良をなし、−ｍ確実な保合を保障させる
ことを解決すべき技術的課題とする。

２）構成 （１）上記課題解決のために講じた技術的手段第４図に
関する説明から明らかなように、スプリングカバーには
スパイラルスプリングの一端が固定される。そして、ス
パイラルスプリングの他端がドラム側に固定される。さ
らに、スプリングカバーは本体側のドラムケースに保持
される。この事実は、スプリングカバーに対し、スパイ
ラルスプリングの出力が常に作用していることになる。

本発明者等は、この事実に着目して、従来技術、或いは
、第４図に示す如き当業者が容易に予測できる技術の改
良を成したもので、基本的には、固定側部材の長孔に延
出する爪を有するスプリングカバーを提供する。

（２）上記手段の作用 固定側部材の長孔内にスプリングカバー側の爪を挿入し
た後、スプリングカバーを離すと、内部のスパイラルス
プリングの出力がスプリングカバーを固体側部材に対し
て相対的に摺動させ、爪と長孔の端部の縁とを係合させ
る。この場合、爪の弾力を利用していないので、爪の長
孔の縁への当部（１１） 面を大きく取ることができ、又、スプリングの出力が爪
と長孔の端部の縁との停会方向に作用するので、撮動や
予期しない外力によってスプリングカバーが固体側部材
から外れることはない。尚、スプリングカッ（−を固体
側部材であるドラムカッく−に取付けるに際しては、ス
パイラルスプリングの一端をスプリングカバーに固定し
、その他端をドラムｉｌｌ！ｌ　Ｋ固定させ、スノ（イ
ラルスプリングを巻き込んだ状態とした後、爪を長孔に
挿入させる。

（３）実施例 第７−９図を参照する。固定側カッ（−であるドラムカ
バー２２に対の突片３５を設け、該突片３５に周方向に
延在する長孔３４を穿設させる。スパイラルスプリング
の一端をその内周壁に固定したスプリングカバー３６の
外周壁に半径方向外方に突出する対の突部３７をカバー
３６と一体に形成する。突部３７の両端に周方向へと延
在（１２） する爪３８を形成する。長孔３４の長手方向の幅は、爪
３Ｂの両端間の寸法よりや−大きくシ、爪３Ｂの長孔３
４への挿入を容易にする。スプリングカバー３６内のス
ノ（イラルスプリング３２を巻き込んだ状態で、第８図
に示すように、爪３Ｂを長孔３４内に挿入し、スプリン
グカバー３６から手を離すと、スパイラルスプリングの
出力によって、スプリングカバー３６はドラムケース２
２に対して相対的に矢印方向に回動し爪３８が長孔３４
の縁に係合する。ドラムケース２２の長孔３４とスプリ
ングカッ（−３６の突部３７の外周は、ドラム２４の軸
部３０の回転中心芯を中心とする同心円弧状に形成され
ていて、係止状態でのスプリングカバー３６の径方向の
位置を決めている。

第１０−１２図を参照する。本例は、爪３８と対向離間
した位置に溝３９を形成したもので、第１１図に示す如
く、爪３８を長孔３４に挿入した後、スプリングカバー
３６から手を離すと、爪３８が長孔３４の縁に係合し、
又、突片３５の側縁が溝３９に係合し、２ケ所でスプリ
ングカバー３６を支持させることになる。

第１３−１５図を参照する。本例は、爪３Ｂの縁に弾性
ヒレ４０を設けたもので、第１４図に示す如く、爪３８
を長孔３４に挿入すると、ヒレ４０が突片３５の背面を
支持するので、第１４図の状態から爪が長孔３４より抜
は出すのに抵抗が大であり、ドアへの組み付は時に、ス
プリングカバーをもって駆動部の取付を行い、爪３８と
長孔３４とが第１１図の様にぬける位置に合ってしまっ
た場合でも、ヒレ４０が突片３５の背面を支持している
ので、作業者が手をはなすと、第１５図の係止位置へ自
動的にもどる。ヒレ４０間の幅は長孔３４の幅より大と
させる。

第１６−１８図に示す例は、ヒレ４０を溝３９を作る段
部４１に形成したもので、第１７図の如く、爪３８を長
孔３４に挿入すると、ヒレ４０が突片３５の背面を支持
し、実質的に、第１４図の例と同作用効果を呈す。

第７−１８図に示す例は、スプリングカバー３６に爪３
８を、又、ドラムケース２２に長孔３４を形成したが、
第１９図に示す如く、ドラムケース２２側に爪３８を、
又、スプリングカバー３６側に長孔３４を有する突片３
５を形成してもよい、尚、スプリングカバーの回転方向
を定めておけば、一方の爪を省略できる。

３）効果 本発明では、スプリングの出力を利用して、スプリング
カバーを固定側ケースに取付けるので、両者の支持関係
は強力となる。加えて、爪の弾力を利用することなく、
爪の軸線方向の肉厚および保合面を大きく取り得るので
ケース保持力が大となる。さらに、爪の長孔への単なる
挿入作業のみであるから、取付作業はきわめて簡単であ
る。又、本発明は、たとえば、シートベルトの巻きとり
装置へも適用できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はクロスワイヤ式ウィンドレギュレータの側面図
、第２図は第１図の矢視１１−　ｎよりみた図、第３図
は第１図の矢視ｉｎ　−ｔｎよりみた図、第４図は駆動
装置の断面図、第５図および第６図はスプリングケース
の取付例を示す図、第７−９図は本発明の一例を示す図
、第１０＝１２図は本発明の他の例を示す図、第１３−
４５図は本発明の別の例を示す図、第１６−１８図は本
発明のさらに別の例を示す図、第１９図はドラムケース
側に爪を設けた例を示す部分斜視図である。 図中：　２２・・・・・・ドラムケース、３４・・・・
・・長孔、３６・・・・・・スプリングケース、３８・
・・・・・爪、３９・・・・・・溝、４０・・・・・・
弾性ヒレ。 代理人　弁理士　桑　原　英　明 ＝９８＝ ６７′ ＯＮ＆ 塚 第１４図 γ：区にＷ二；；■ヨｊ、３９ 、．４０　４０ 第１７図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 内部で、スプリングの一端を同定するスプリングカバー
   を、該スプリングの他端を固足する部材を支承する固定
   側部材に支持させるスプリングカバー取付装置において
   、前記カバーの一方に長孔を設は且つ前記カバーの他方
   に前記長孔の長手方向に位置する爪を設け、前記型を前
   記長孔の長手方向端部に係合させるようにしたスプリン
   グカバー取付装置。