JPS6025923A - 5−リポキシゲナ−ゼ阻害剤 - Google Patents

5−リポキシゲナ−ゼ阻害剤

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JPS6025923A
JPS6025923A JP13499483A JP13499483A JPS6025923A JP S6025923 A JPS6025923 A JP S6025923A JP 13499483 A JP13499483 A JP 13499483A JP 13499483 A JP13499483 A JP 13499483A JP S6025923 A JPS6025923 A JP S6025923A
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JP
Japan
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compound
acid
reaction
general formula
group
Prior art date
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Application number
JP13499483A
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English (en)
Inventor
Shozo Yamamoto
尚三 山本
Noriyoshi Horie
堀江 徳愛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規外5−リポ+シゲナーゼ阻害剤詳しくは一
般式 〔式中R1乃至R10は夫々水素原子、低級アIL+コ
+シ基、水酸基又は低級アルカノイルオ+シ基を示す。
〕 で表わされるフラボシ誘導体及びその幼r ンJ”ら選
択される少なくとも1種を有効成分として含有する5−
リポ+シグナーゼ阻害剤に関する6、喘息とは、気道過
敏性の高い患者が、気道に対する外界からのアレルゲン
や非特異的刺激(寒冷、乾燥など)によって血管透過性
先進、気管支平滑筋収縮、分泌亢進等を惹起し、呼吸困
難をおこす疾病である。現在、該喘息の治療法としては
薬物療法、転地療法、減感作療法、心理療法などの長草
的治療法が行なわれているが、未だ充分な治療効果を奏
する方法は確立されていない。
現在抗喘息薬としてよく使用されているものとしては、
ベータ受容体刺激剤、t= 4Jシチシ剤、ステロイド
剤、抗ヒスタミン剤、化学伝達物質遊離抑制剤などがあ
る。これら各種治療薬の喘息に対する作用メカニズムは
尚明確では々いが、一般に以下の如くであると言われて
いる。即ち、ベータ受容体刺激剤はアデニルサイクラー
ゼの酵素活性を高め、ATPを気管支拡張作用のあるc
 −AMPに変化させる。牛サンチン剤はc−AMPを
気管支拡張作用のない5’−AMPVC変化させるホス
ホジェステラーゼの活性阻害作用によって気管支を拡張
させる。抗しスタ三シ剤はヒスタミンとH1受容体に対
する拮抗作用により、血管透過性元通による気管支粘膜
の浮腫、腫脹を軽減する。化学伝達物質遊離抑制剤は、
マスト細胞からの化学伝達物質の脱顆粒を抑制すること
によって喘息発作を抑える。しかしながらこれ等各種抗
喘息薬は各々一長一短があシ、いずれも尚充分な治療効
果を奏し得ない現状である。
また、喘息治療に関する研究が進むにつれて、アラ+ド
シ酸の誘導体中に、喘息の主要な病因物質であると考え
られる遅反応アナフイラ士シー物質(Slow Rea
cting 5ubstance of anaphy
laxis 以下「5R8−A」と略す)が発見される
に至った〔化学と生物、Vo120= Ai、11.6
96−”698、代謝、 Vol 18. A4= (
1981) 305−313、B、 Samuelss
on et al * Prostaglandins
 + 17 + 785(1979)、R−C,Mur
phy et al 、 Proc、 Nat 。
Acad、 Sci、 USA、 9 、4275 (
1979)参照〕。
この5R8−Aによれば、喘息の主症状である血管透過
性亢進による気管支粘膜の浮腫、腫脹、気管支平滑筋収
縮による気管支収縮などがみられるC A、 C,Pe
atfield et al、+ Br、 J、 Ph
armacol、+77.391 (1982)、 M
、C,Ho1royde et al、。
Sgents Actions r目、 5.73 (
+981 )、Z、Maromet at、、 Am、
 Rev、 Re5pir Pis、、126 、 4
49(1982)参照〕。
本発明者らは、兼てより上記喘息の治療及びそのための
抗喘息薬につき、鋭意研究を重ねてきたが、その過程に
おいて上記5R5−Aがアラ+トン酸から誘導され、そ
の生合成に5−リポ+シゲナーゼが関与しておシ、該5
−リボ牛シゲナーゼの活性を阻害することによって5R
8−Aの生成が抑制され、これに起因して喘息の治療が
可能となるとの着想から、上記5−リボ+シゲナーゼ阻
害作用を有する物質につき研究を進めた。その結果、上
記一般式〔■〕で表わされるある種のフラボン誘導体が
、所望の5−リボ牛シゲナーゼ阻害作用を有する5−リ
ボ+シゲナーゼ阻害剤として有用であり、その利用によ
ればアラ十ドシ酸からの5R8−Aの生成が抑制され、
該5R8−Aの生成に起因する各種の疾患例えば喘息、
炎症、アレルギー等が予防及び治療できるという新しい
知見を得た。
本発明は上記知見に基づいて完成されたものであり、前
記一般式CI)で表わされるフラボン誘導体及びその塩
から選ばれた少なくとも1種を有効成分として含有する
5−リボ+シゲナーゼ阻害剤をその要旨とするものであ
る。
本発明阻害剤の有効成分である上記フラボ、7誘導体を
表わす一般式〔■〕においてR1乃至R10で定義され
る低級アルコ+シ基としては、例えばメト十シ基、エト
キシ基、づOポ+シ基、イソづロポ十シ基、づト牛シ基
、ペシチルオ+シ基、へ牛シルオ牛シ基等を例示できる
。また低級アルカノイルオ十シ基としては、例えばアセ
チル基、″′jOヒオニルオ牛シ基、づチリルオ+シ基
、tert−づチリルオ+シ基、ペシタノイルオ+シ基
、へ+サノイルオ十シ基等を例示できる。
上記一般式〔I〕の化合物は、公知化合物又は新規化合
物を含み、これらは例えば下記反応行程式−1又は反応
行程式−2に示す方法にょシ容易に製造することができ
る。
〔反応行程式−■〕
[、II:) CIFD 〔Iv〕 〔V〕 [Vl) 〔式中R1′〜R10′は夫々水素原子、低級アルコ牛
シ基、ベシジルオ+シ基又は低級アルカノイルオ十シ基
を示す。Xはへロゲシ原子を示す。〕上記において、公
知の一般式〔■〕で表わされる化合物と一般式〔■〕で
表わされる公知化合物とのエステル化反応は、無溶媒又
は通常の不活性溶媒中、0〜200℃、好ましくはto
o℃〜150℃の温度条件下に、1〜8時間程度で完結
する。
不活性溶媒としては例えばベシゼシ、トルニジ、十シレ
、/等の芳香族炭化水素類;へ+すy1ヘプタυ等の脂
肪族炭化水素類;ジオ十サシ、テトラヒドロフラジ、エ
チルエーテル等のエーテル類;じりじシ、アニリシ等の
アミシ類ニジメチルホルムアミド、ジメチルスルホ+シ
ト等を使用できる。
上記反応はより有利には塩基性化合物を脱ハDゲシ化水
素剤として用いて行なわれる。該塩基性化合物としては
例えば、トリエチルアミシ、トリプロピルアミシ、ピリ
ジル、十ノリン、 #、#−ジエチルアニリン等の第3
級アミy等を例示できる。
また上記における一般式〔■〕で表わされる化合物と一
般式〔■〕で表わされる化合物との使用割合は、通常前
者1tルに対して後者を等℃ル以上、好ましくは1〜1
.5 Eルとすればよい。かくして一般式則〕で表わさ
れるエステルを得る。
一般式[IV]で表わされるエステルの転移反応は、塩
基性化合物の存在下、不活性溶媒中、室温〜100℃程
度で2〜IO時間を要して行なわれ、これによシ分子内
転移反応(Baker −V”erkataraman
反応)が行なわれる。塩基性化合物としては例えば、水
酸化カリウム、水酸化ナトリウム、炭酸カリウム等を例
示できる。不活性溶媒としては、特に制限はなく広く使
用でき例えばべ、7ゼシ、トルニジ、士シレυ等の芳香
族炭化水素類;ジオ十サシ、テトラヒドロフラジ、ジエ
チルエーテル等のエーテルM;へ+サシ、へづタシ等の
脂肪族炭化水素類等を例示できる。上記転移反応におい
て一般式〔■〕の化合物に対する塩基性化合物の使用割
合は、通常前者l七ルに対して後者を5〜30モル量程
度とすればよい。かくして一般式CV〕で表わされるジ
ケトシ化合物を得る。
上記のジケトシ化合物〔v〕の閉環反応は、無溶媒又は
溶媒中、触媒の存在下に、室温〜150℃の温度条件下
に、2〜15時間程度で行なわれる。
溶媒としては例えば蟻酸、酢酸、づロピオシ酸等のカル
ボン酸類;ベシゼシ、トルニジ、+シレシ等の芳香族炭
化水素類;メチルエーテル、エチルエーテル、ジオ十サ
シ、テトラしドロフラジ等のエーテル類;メタノール、
エタノール等のアルコール類等を例示できる。触媒とし
ては例えば酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、づロヒオシ
酸ナトリウム、″50ヒオン酸カリウム等を例示できる
。かくして一般式[VDで表わされるフラボ:J肪導体
を得る。
〔反応行程式−■〕
〔■〕〔■〕 R1′ 〔■〕 [:VI] 〔式中R11〜R10′は前記に同じ〕上記において一
般式〔■〕で表わされる化合物と一般式〔■〕で表わさ
れる化合物とのアルドール縮合反応は、無溶媒又は通常
の不活性溶媒中、酸又は塩基性触媒の存在下に、0〜l
OO℃の温度条件下、10〜72時間程度で行なわれる
。不活性溶媒としてはジメチルホルムアミド、ジメチル
ホルムア三ド等のアミド類;メタノール、エタノール等
のアルコール類;ジメチルエーテル、ジエチルエーテル
等のエーテル類等を例示できる。触媒としては塩酸、硫
酸、硝酸等の無機酸;酢酸、づ0ピオン酸等の有機酸類
などの酸性触媒を例示できる。また触媒としては水酸化
カリウム、水酸化ナトリウム、炭酸水素カリウム等の塩
基性触媒をも使用することができる。上記において化合
物[IDに対する化合物〔■〕の使用割合は特に制限は
ないが通常前者l七ルに対して後者を1〜1.5[ル琶
使用するのがよい。また一般式CU〕の化合物1七ルに
対する触媒の使用量は0.O1〜0.1七ル量とすれば
よい。かくして一般式〔■〕で表わされる化合物を得る
この化合物〔■〕の閉環反応は、触媒の存在下、不活性
溶媒中で、0〜100℃の温度条件下で、3〜lO時間
程度を要して行なわれる。ここで触媒としては例えば二
酸化セレン、二酸化イ才つ等を例示でき、不活性溶媒と
しては例えばメチルアルコール、エチルアルコール、イ
ソアミルアルコール等のアルコール類;エチルエーテル
、ジオ+’J” 、テトラしドロフラジ等のエーテル類
;酢酸エチル、酢酸メチル等のエステル類を例示できる
上記反応において化合物〔■〕1モルに対する触媒の使
用量は、1−10モル量程度とするのが好ましい。かく
して一般式[VDで表わされる化合物を得る。
反応行程式−1及び反応行程式−2で得られる一般式[
VDで表わされる化合物は、そのR1′〜R10′で示
される基の種類に応じて、本発明リポ+シゲナーゼ阻害
剤の有効成分化合物即ち一般式〔IDの化合物である場
合もある。
また一般式CI]中R1〜R10の少々くとも1種が水
酸基を示す化合物は、上記各反応行程式に示す反応によ
り得られた化合物(R1′〜R10′の少なくとも1種
が低級アルコ+シ基、ベンジルオ十シ基又は低級アルカ
ノイルオ+シ基である)を脱アル十ル化、脱ベシジル化
及η又は脱アシル化反応させることにより収得すること
ができる。
脱べ′、/ジル化反応は一般式[VI]で表わされる化
合物が、その置換基中にベシジルオ+シ基を含む場合に
、該化合物を触媒の存在下、不活性溶媒中、−30〜1
00℃の温度条件下に、1〜5時間程度を要して水素化
分解反応させることにょシ行なわれ、これによ力対応す
る水酸基を有するフラボン誘導体を収得できる。ここで
触媒としては例えばパラジウム−炭素、白金−炭素、ニ
ッケル、鉄、コバルト等の金属化合物を例示できる。不
活性溶媒としては特に制限はなく例えば酢酸エチル、酢
酸メチル等のエステル類;メタノール、エタノール等の
アルコール類;アセトニトリル等を広く使用できる。上
記反応式における一般式〔■〕の化合物に対する触媒の
使用割合は通常前者1モルに対して後者を0.O1〜0
.1モル量程度とすればよい。
脱アル+ル化”反応は、一般式[VDで表わされる化合
物が、その置換基中に低級アルコ+シ基を含む場合に、
該化合物を酸の存在下、不活性溶媒中、好ましくは無水
溶媒を使用して、−30〜100℃の温度条件下に3〜
8時間程度を要して反応させることにより行々われ、こ
れにより対応する水酸基を有するフラボン誘導体を収得
することができる。ここで酸としては例えば塩化アルミ
ニウム、塩化スズ、フッ化ホウ素、塩化亜鉛、臭化水素
などを例示でき、不活性溶媒としては例えばニトロベン
ゼシ、トルニジ、ベニJゼシ等の芳香族炭化水素;へ士
t、、/、オクタシ等の飽和炭化水素二アセトニトリル
等を例示できる。上記反応における一般式[VI]の化
合物に対する触媒の使用割合としては、通常前者IEル
に対して後者をlO〜50七ル量程度とすればよい。
脱アシル化反応は、通常一般的に広く行なわれるエステ
ルの加水分解反応と同様にして実施できる。例えば、一
般式〔■〕で表わされる化合物が、その置換基中にアル
カノイルオ+シ基を含む場合、その脱アシル化は酸又は
アルカリ触媒の存在下、不活性溶媒中、0−100℃の
温度条件下に、1〜5時間程度を要して行なわれる。触
媒としては例えば塩酸、硝酸等の無機酸;酢酸、@酸等
の有機酸;水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、水酸化
カリウム、塩化アルミニウム等の無機塩基;アン七ニア
、トリエチルアミン等の有機塩基などが挙げられる。不
活性溶媒としては水、メチルアルコール、エチルアルコ
ール等のアルコール類、酢酸、づロピオン酸等のカルポ
ジ酸、メチルエーテル、エチルエーテル等のエーテル顛
、ジメチルホルムアミド、アセトアミド等のアニド類が
挙げられる。
かくして上記脱べ、7ジル化、脱アル+ル化及び脱アシ
ル化反応の少なくとも1種の反応を行なうことによし、
R1−R10のいずれか少なくとも1種が水酸基である
゛所望の一般式[I)で表わされるフラボン誘導体を収
得できる。
又本発明に利用するフラボン誘導体〔■〕のうちR1−
R10の少々くとも1つが低級アルカノイルオ十シ基で
ある化合物は、また上記で製造されたR1−R10の少
なくとも1種が水酸基である化合物を、アシル化反応さ
せることによっても収得することができる。該アシル化
反応はアシル化剤として例えば低級アルカシ酸ハライド
又は低級アルカシ酸無水物を用いて通常の方法に従い行
表われる。
低級アルカン酸パライトを用いる反応は、不活性溶t、
1.中、必要であれば脱へロゲシ化水素剤例えばヒリジ
シ、#、#−ジエチルアニリシ等のアミン類を用いて、
−50〜150℃の温度範囲内で、1〜5時間程度を要
して行なわれる。
低級アルカシ酸無水物を用いる反応は、不活性溶媒中、
室温〜200℃の温度範囲で、1〜10時間程度で行な
われる。上記各反応における不活性溶媒としては、例え
ばニトロベンゼン、塩化べ、1./ゼシ等の芳香族炭化
水素類;ヒリ、;シ、#、# −ジメチルアニリシ等の
アミ、7類;メチルエーテル、エチルエーテル等のエー
テル類を使用することができる。寸だ上記における一般
式〔■〕の化合物に対するアシル化剤の使用割合は、前
者1モルに対して後者を1モル以上、好ましくは1〜2
′fニル量とするのがよい。かくして一般式CI]で表
わされる化合物中R1〜R10の少なくとも1種が但級
アルカノイルオ牛シ基である化合物を得る。
本発明に利用するフラボン誘導体CI]のうちR1−R
10の少なくとも1つが低級アルコキシ基である化合物
は、また前記で製造されたR1−R10のうち少なくと
も1種が水酸基である化合物をアルキル化することによ
っても製造することができる。
該アルキル化反応はアル+ル化剤として例えば低級アル
+ルハライド、シアル+ル硫酸、ジアゾアルカン等を用
いて行なうことができる。低級アル十ルパライドを用い
る反応は、前記アシル化反応と同様の方法によって行な
われる。シアル+ル硫酸を用いる反応は、不活性溶媒中
にて室温〜150℃にて行なわれる。ここでシアル+ル
硫酸としては例えばジメチル硫酸、ジエチル硫酸等を例
示できる。不活性溶媒としてけべ′Jゼシ、トルエン等
の芳香族炭化水素類;メチルエーテル、エチルエーテル
等のエーテル類を例示できる。斯くして一般式〔■〕中
R1〜R10の少々くとも1種が低級アルコキシ基であ
る所望のフラボン誘導体を収得できる。
上記した各種方法に従い得られるフラボン誘導体中・R
1−R10の少なくとも1種が水酸基である化合物は、
これを例えば水酸化ナトリウム等のアルカリにより処理
することにより薬理的に許容されるアルカリ塩とするこ
とができる。かかる塩も赤本発明の有効成分として利用
できる。
上記夫々の工程での目的化合物は、通常の分離手段によ
り容易に単離精製することができ、また本発明の5−リ
ポキシゲナーゼ阻害剤の有効成分化合物は、最終的に精
製されるのが好ましい。かかる分離手段としては例えば
溶媒抽出法、希釈法、再結晶法、吸着りDマトクうフィ
ー、イオン交換クロマトクラフィー、分子ふるいり0マ
ドグラフイー等を例示できる。
かくして得られる一般式〔■〕で表わされるフラボ:J
誘導体及びその塩は、いずれも5−リボ士シゲナーセを
選択的に阻害する作用を有しておシ、また毒性が低く、
副作用も少なく、5−リポキシゲナーゼ阻害剤として極
めて有用である。またこれらはその有する顕著なう一す
ポ+シゲナーゼ阻害作用を利用して、喘息、炎症、アレ
ル千−等の症状に対する予防薬乃至治療薬として有用で
ある。
特に上記フラボン誘導体及びその塩に見られる喘息の予
防乃至治療効果は、上記化合物特有の5−リポ+シゲナ
ーゼ阻害作用に基づくものであシ、気管支拡張作用によ
るものとは考え難い。
本発明化合物のうちR6、R7、R8及び/又はR9が
低級アルカノイルオ+シ基を示す化合物は、前記薬理作
用の持続時間が長くて好ましい。
また上記一般式[I)で表わされる化合物中、特に5−
リポ+シゲナーゼ阻害作用が顕著であり、本発明に好適
々ものとしては、下記一般式[l−17:]で表わされ
る化合物を例示することができる。
〔式中、R11は水素原子又は低級アルコキシ基を、R
12及びRj−3は低級アルコ士シ基を、RlAは水酸
基又は低級アルカノイルオ+シ基を、R15及びRj−
6は各々水酸基又は低級アルカノイルオ士シ基を示す。
〕 上記一般式〔I−a〕に含まれる化合物のうちで、特に
R15とR16とが低級アルカノイルオ+シ基を示す化
合物は、5−リポ士シゲナーゼ阻害作用が強く、また持
続時間が長く好ましい。
一般式〔■〕の化合物及びその塩は、通常一般的な医薬
製剤の形態で用いられる。製剤は通常使用される充填剤
、増量剤、結合剤、付湿剤、崩壊剤、表面活性剤、滑沢
剤等の希釈剤あるいは賦形剤を用いて調製される。この
医薬製剤としては各種の形態が治療目的に応じて選択で
き、その代表的々ものとして錠剤、噴霧剤、丸剤、散剤
、液剤、懸濁剤、乳剤、顆粒剤、力づセル剤、坐剤、注
射剤(液剤、懸濁剤等)等が挙げられる。錠剤の形態に
成形するに際しては、担体としてこの分野で公知のもの
を広く使用でき、例えば乳糖、白糖、塩化ナトリウム、
ブドウ糖、尿素、デンチン、炭酸ハルシウム、カオリシ
、結晶セルロース、ケイ酸等の賦形剤、水、エタノール
、づOパノール、単シロップ、ブドウ糖液、デシづン液
、ゼラチン溶液、カルボ+ジメチルセルロース、セラッ
ク、メチルセルロース、リシ酸カリウム、ポリビニルヒ
ロリドン等の結合剤、乾燥ヂ゛シづシ、アル甲ン酸ナト
リウム、カシテン末、ラミナラン末、炭酸水素ナトリウ
ム、炭酸カルシウム、ポリオ牛シエチレシソルピタシ脂
肪酸エステル類、ラウリル硫Wすトリウム、ステアリン
酸七ノタリtリド、デシづシ、乳糖等の崩壊剤、白糖、
ステアリシ、カカオバター、水素添加油等の崩壊抑制剤
、第4級アンモニウム塩基、ラウリル硫酸ナトリウム等
の吸収促進剤、クリセリシ、デシづン等の保湿剤、デシ
つシ、乳糖、カオリシ、べ、71・ナイト、コロイド状
ケイ酸等の吸着剤、精製タルク、ステアリυ酸塩、ホウ
酸末、ポリエチレンクリコール等の滑沢剤等が例示でき
る。さらに錠剤は必要に応じ通常の剤皮を施した錠剤、
例えば糖衣錠、ゼラチシ被包錠、腸溶破錠、フィルム]
−テインク錠あるいは二重錠、多層錠とすることができ
る。丸剤の形態に成形するに際しては、担体として従来
公知のものを広く使用でき、例えばブドウ糖、乳糖、デ
シづシ、カカオ脂、硬化植物油、カオリシ、タルク等の
賦形剤、アラビアづム末、トラガント末、ゼラチン、エ
タノール等の結合剤、う三ナラυ力シテシ等の崩壊剤等
が例示できる。坐剤の形態に成形するに際しては、担体
として従来公知のものを広く使用でき、例えばポリエチ
レンクリコール、カカオ脂、高級アルコール、高級アル
コールのエステル類、ゼラチン、半合成りリセライド等
を挙げることができる。注射剤として調製される場合に
は、液剤及び懸濁剤は殺菌され、かつ血液と等張である
のが好ましく、とれら液剤、乳剤及び懸濁剤の形態に成
形するに際し・では、希釈剤としてこの分野において慣
用されているものをすべて使用でき、例えば水、エチル
アルコール、づOヒレンクリコール、エト+シ化イソス
テア1ノルアルコール、ポリオ+シ化イソステアリルア
I17コーJし、ポリオ士シエチレンンルピタシ脂肪酸
エステル類等を挙げることができる。なお、この場合等
張性の溶液を調製するに充分力量の食塩、づドウ糖ある
いはタリセリシを医薬製剤中に含有せしめてもよく、ま
た通常の溶解補助剤、緩衝剤、無痛化剤等を添加しても
よい。更に必要に応じて着色剤、保存剤、香料、風味剤
、甘味剤等や他の医薬品を医薬製剤中に含有せしめても
よい。
また上記フラボシ誘導体及びその塩を噴霧剤の形態にす
る際には、分散剤及び噴射剤としてこの分野で公知のも
のを広く使用でき、分散剤としては例えば大豆レシチシ
、卵黄レシチシ等のレシチシ類、大しイシ酸、リノール
酸、リノL7:7酸等の脂肪酸、ソルピタシトリオレー
ト、ソルピタシ七ノオレート等のソルビタン類等が例示
できる。また噴射剤として例えばフレオ、711 % 
フレオン12、フレオシ114等の通常不燃性液化ガス
を例示できる。
一般式〔I〕の化合物又はその塩の医薬製剤中に含有さ
れるべき量としては、特に限定されず広範囲に適宜選択
されるが、通常医薬製剤中1〜70重量幅、好ましくは
1〜30重量%である。
上記医薬製剤の投与方法は特に制限はなく、各種製剤形
態、患者の年齢、性別その他の条件、患者の程度等に応
じた方法で投与される。例えば錠剤、丸剤、液剤、懸濁
剤、乳剤、顆粒剤及び力づセル剤の場合には経口投与さ
れる。また注射剤の場合には単独であるいはブドウ糖、
アミノ酸等の通常の補液と混合して静脈内投与され、更
には必要に応じて単独で筋肉内、皮肉、皮下もしくは腹
腔内投与される。坐剤の場合には直腸内投与される。又
噴霧剤は口又は鼻よシ噴霧して気管支へ投与される。
本発明の5−リボ+シゲナーゼ阻害剤の投力量は用法、
患者の年齢、性別その他の条件、疾患の程度等によシ適
宜選択されるが、通常有効成分である一般式〔■〕の化
合物の量はI日肖シ体重I Ky当り約0.005〜I
 、OrnP、好捷しくは0.1−17’+7とするの
がよい。
以下に参考例、薬理試験結果及び製剤例を挙げる。
参考例 1 2−しドロ+シー3,4,5.6−チトラメト士ジアセ
トフェノ、721と3.4−、;ベシジルオ士シベンジ
イルクロライド37とを、乾燥ヒリジ−,115m1に
溶解し、100℃で1時間反応させる。この反応溶液を
室温まで冷却し、希塩酸中に加えると沈殿物ができる。
この沈殿物を炉別し、5%炭酸ナトリウム水溶液、水で
順次洗浄し、粗製エステル3.62を得る。この粗製エ
ステルを水、及び酢酸エチル−石油エーテルにて再結晶
して2− (3’、4’−ジベンジルオキシ)ペンジイ
ルオ士シー3,4,5゜6−チトラメト+ジアセトフェ
ノン2.29 (無色プリはム晶)を得る。
71J、p、 = 105〜106℃ 参考例 2 前記参考例1で得た2 −(3’、4’−シベシジルオ
十シ)べ、、7ソイルオ士シー3.4.5.6−チトラ
メト士シアセトフエノシ2.1fと水酸化カリウム3f
Iとを、乾慄ピリジシ’l(Jmeに溶解し、100℃
に加熱し、撰拌し、3時間反応させると、反応溶液は活
眼になる。この反応溶液を前記参考例1と同様に希塩酸
中に加え黄色固型粗製エステル2.37を得る。この粗
製エステルを、酢酸エチル−石油エーテルの混合溶謀に
て再結晶することにより、2−しドロ中シー3’、4’
−ジベ:、/ジルオ牛シー3,4゜5.6−チトラメト
士シジベシソイルメタン1.82(黄色剣状結晶)を得
る。
m、p、 =89〜91 ”C 参考例 3 前記参考例2゛で得た2−ハイドロ+シー3’、4’−
ジベンジルオ士シー3,4,5.6−チトラメト士シジ
ベンソイルメタン1.7 fと酢酸すトリウム22とを
、氷酢酸207dに溶解し、加熱還流を4時間行なう。
反応溶液を水に加え沈殿物を得る。この沈殿物を、酢酸
エチル−石油エーテルにて再結晶して3’、4’−ジベ
シジルオ士シー5,6,7.8−テトラメト士シフラボ
シ(無色針状結晶) 1−55’ (m、p −155
〜156℃)を得る。これをメタノールを触媒として脱
ベンジル化して無色針状結晶である3’、 4’−ジヒ
ドロ+シー5.6.7.8−テトラメト士シフラポシ1
.02を得る。
mJ、=169−170℃ 参考例 4 前記参考例3で得た3’、4’−ジベZ)”tルオ+シ
ー5.6.7.8−テトラメト+シフラポシ0.25r
と無水塩化アルミニウム0.3fとを、30mのアセト
ニトリルに溶解し、加熱還流を2時間行なう。反応溶液
から減圧蒸留により溶媒を除去した後、塩酸にて溶液を
酸性とし、100℃で30分間加熱し、室温まで冷却す
る。得られた反応物をエタノールで再結晶することによ
り、明黄色針状結晶である5、3’、4’ −1−りし
ド0+シー6.7.8−1−リメト十シフラボン0. 
+ 51を得る。
m−p、 = 197−198℃ 参考例 5 2−しドロ%−4.5.6−ドリメト十シアセトフエノ
シ2.3 P (o、o+七ル)と3.4− ”:;ベ
シジロ士シベンザルデヒド3.25’ (0,01七ル
)とを、50チ水酸化カリウム水溶液22.49’(0
,1モル)、ジメチルホルムアミドl0m1及びエタノ
ール20m1の混液に溶かし、室温にて2日間攪拌する
。反応溶液を酢酸にて酸性とし、目的化合物を析出させ
る。
この粗製物をエタノールにて再結晶して3,4−ジベシ
ジロ+シー2′−ヒドロ−4’、 5’、 6’ −1
−リメト+シカルコン(黄色針状結晶) 3.7 fを
得る。
m、p、 = l O8−5℃ 参考例 6 前記参考例5で得た3、4−ジベンジロ+シー2′−ハ
イドロ士シー4’、5’、6’ −トリメト士シカル]
、72.642(0,005Eル)と二酸化セシウム3
.33f(0,03七ル)とを精製したイソアミルアル
コール50ゴに溶解し、6時間加熱還流し反応させる。
この反応溶液から金属セシウムを戸別し、エバポレータ
ーにてほとんどの溶媒を取り除き、沈殿物を一夜放置し
た後、この沈殿をメタノールで洗浄後、得られる薄茶色
の沈殿をエタノールにて再結晶して、3’、4’−ジベ
シジルオ牛シー5.6.7−トリメト士シフラボシ(無
色針状結晶)、2.24fを得る。
m、p、 = 122℃ 参考例 7 前記参考例6で得た3′、4′−ジベンジルオ士シー5
.6.7− )リメト+シフラポシ+、05 y (0
,o02℃ル)と触媒として5%パラジウム炭素1.5
2とを酢酸エチルに溶解し、室温にて水素化分解を行な
う。反応溶液より、パラジウム炭素を炉別し、前記参考
例6と同様にしてエバポレーターで溶媒を除去し、沈殿
物をメタノールで再結晶して無色針状晶の3’、4’−
ジヒドロ士シー5,6.7−1−リヌ1−十シフラボy
0.5Byを得る。
m、p、 = 251 ℃ 参考例 8 無水塩化アルミニウム0.697(0,002七ル)を
乾燥二トロベンゼシ70m1!に溶かし、この溶液を冷
却したものに前記参考例7で得た3’、4’−ジしドロ
キシ−5,6,7−)リメト+シフラボン0.69F 
(0,002七ル)を乾燥二トロベンゼ′JIoゴに溶
かしたものを滴下し、滴下後5時間室温にて攪拌反応さ
せる。この溶液を氷507と塩酸50Fとの混合液中に
加えた後、分液ロートにて二トロべ、7ゼシを分FU(
I L、水蒸気蒸留にてニトロベンゼシを留去する。残
留沈殿物を水で洗浄し、これをメタノールにて再結晶し
て、目的化合物である5、3’、4’−)リヒドロキシ
ー6.7−ジメト+シフラボシ(薄黄色づし一ト状)0
.625’を得る。
yn、p、=279℃ 参考例 9 3′、4′−ジヒド日士シー5,6.7−1−リメト士
シフラポン27、無水酢酸lOグ及びピリジ′:J1り
を100℃にて30分間反応させた後、冷却し、水を加
え無水酢酸を分解し静置して小さな結晶が出きた時点で
更に全量が100d程度になるまで水を加え、氷室中に
放置した後、沈殿を炉取し、水洗、乾燥して、3’、4
’−ジアセト士シー5,6.7−ドリメト士シフラボン
2.32をイ尋る。
アア+、 p、= 1 5 9 〜160 ℃参考例 
10 5.6.7−1−リメト+シー3’、 4’−じアtト
+シフラボン2.67と無水塩化アルミニウム1.52
とを、アセトニトリル50m1に溶解させ、70℃で1
時間30分反応させる。この反応溶液を希塩酸−氷中に
注入したのち、30℃で減圧下(ロータリエバポレータ
)でアセトニトリルを留去して、黄色針状結晶を析出さ
せる。この結晶を流過水洗し、少量のメタノールを含む
酢酸メチルよシ再結晶して目的物である6、7− =:
;メト中シー5−しドロ士シー3’、4’−ジアセト牛
シフラボシの黄色針状結晶1.326f!(収率52.
7係)を得る。
m、p、 = 199〜200℃ 以下本発明化合物を用いた製剤例を挙げる。
製剤例 l デシづy l 30 mV マグネシウムステアレート 10F’lF計 200■ 常法により1錠中、上記組成物の錠剤を製造した。
製剤例 2 3’、4’、5− )すしドロ士シー6.7− 10q
ジメト+シフラポシ デシづン 127■ マグネシウムステアレート 18■ 乳 糖 45■ 計 200■ 常法によシ1錠中、上記組成物の錠剤を製造した。
製剤例 3 3’、4’、5−1−リしドロ士シー6.7− 10■
ジメト+シフラボン デυづシ 127■ マグネシウムステアレート 18■ 乳 糖 45■ 計 200■ 常法によシー錠中、上記組成物を製造した。
製造例 4 3’、 4’、 5−トリしドロ士シー6.7.8− 
1.Ofトリメト士シフラボシ ンルピタシ七ノセス+レート 3.02フレオシ 11
 1.5 r フレオシ 12 3.59 計 9.02 常法により、Iボンベ中上記組成物の噴霧剤を製造した
製造例 5 3’、 4’、 5− )リヒドロ士シー6.7− 1
.0 fジメト十シフラボシ オレイシ酸 3.Of! フレオシ I 1 1.25タ フレ1′ニー/ 12 2.5グ フレオシ I 14 1.25 f 計 9,07 常法により、lボンベ中上記組成物のlfA!?;剤を
製造した。
〔薬理試験■〕
5−リポ+シゲナーゼ阻害作用 ■ 酵素の調製 ラット好塩基性白血病細胞(Rat basophil
icleukemia cell = RB L ce
ll )を酵素源として、5−リポ+シゲナーゼを調製
した。つまりタルベツコ変法イークル培地に10係ウシ
胎児血清を添加した培地で、7%CO2気流中で37℃
で上記細胞の培養を行ない、RBL cell 2x 
10 個/ mlに調製した。これを0.05七ル燐酸
緩衝液(pH7,4,10%エチレングリコールImM
”EDTAを含む)に浮遊させ、20KHzの超音波に
30秒間さらし、細胞を破砕し105000Gで60分
間遠心分離を行ない、その上清を酵素とした。
■ 酵素活性測定 0.05tル燐酸緩衝液(pH7,4,2mMCaCl
2及び2mMATPを含む)200μtに前記■で得た
酵素100μlと本発明に用いる有効成分化合物lμM
、5μM又はlOμMの夫々を加え、5分間30℃で接
触させた後、laCで標識したアラ十ドシ酸25 μM
 (30nCi )を加えて、30℃で5分間振盪しつ
つ反応させ、クエン酸を加え酸性にした反応液よりエチ
ルエーテルで抽出したものを、エチルエーテル/石油エ
ーテル/酢酸(85/1510.1 )に加え薄層りD
マドグラフィー(メルク社)にて分離し、5−リポ+シ
ゲナーゼによって産生される5−11ETE (5−ヒ
トOペルオ十シー6.8,11.14−エイ]サトリエ
シ酸)の放射活性を測定した。本発明の試験化合物を加
えない場合の5−HETEの量を100%として、各供
試化合物の酵素活性を検討した。供試化合物と酵素活性
の測定結果を夫々第1表及び第2表に示す。
R′4 υ 第2表 〔某理試験■〕 G) tル七ット肺切片におけるフラボシ誘導体のSR
S−A産生抑制効果 ハートレイ系tル七ット((44350〜4007雄性
)4匹に、抗EPO−BGGレア干シ血清(7°PCA
=20(10培) 2 ml / bodyを腹腔内投
与し、感作2日後、放血致死させ、開胸して肺動脈より
タイロード液20 ml / bodyにて肺を清流後
、肺摘出肺門部を除去し、マクイルワイシーティッシュ
ー・チョッパー(Mcllwain tissuech
opper )にて、0.5 x O,5x O,5m
A大に細切し、カーゼ上で切片を洗浄し、水分を除去す
る。上記で得た肺切片約300 myをチューづに採取
し、タイロード液2.91m1を加え、37℃で5分間
イシ士ニーベージヨシし、各チューづに夫々フラボン誘
導体20.2.0.2.0.02及び0722 M (
各濃度)をDMSO(ジメチルスルフオ+シト)にカロ
えて調製した液の各0.015m1を加える。
次いで各チューづを37℃で5分間イシ+ユベーション
しり後、400fif//rnl(D抗W 2.5 p
 tと(BPO)2− B G G O,075ml/
チューづを加え、37℃で10分間イシ士ニーベージヨ
シしたのち、ガーゼ上で大きな切片を除去後、p過を行
ない、炉液を0℃、4300G、’30分間遠心する。
この遠心上清をtルtット回腸を用いてアトロヒシ50
η/ ml存在下に回腸の収縮率を検討する。
DMSO投与による収縮率を100%としてフラボン誘
導体投与による収縮抑制率を検討しこれをしスター1.
.1./遊離量とした。
上記と同様の実験系にメピラミ′J100nf 7ml
を加え回腸の収縮率を検討したフラボン誘導体投与によ
る収縮率抑制をSRS−A遊離量とした。
結果を第1図に示す。第1図において横軸は試薬量(濃
度、μM)を、縦軸は阻害(係)を示す。各曲線は夫り
次のものを示す。
(1)・・・・・供試化合物扁8の抗原lOμf/ml
!使用時のしスタ三υ遊離抑制 (2)・・・・・供試化合物篇2の抗原lOμ?/mノ
使用時のヒスタミン遊離抑制 (3)・・・・・供試化合物48の抗原1μ?/ml使
用時のヒスタミン遊離抑制 (4)・・・・・供試化合物A2の抗原1μ?/ml使
用時のヒスタミン遊離抑制 (5)・・・・・供試化合物扁8の抗原IOμグ/ m
l使用時の5R8−A遊離抑制 (6)・・・・・供試化合物屓2の抗原10μm7罰使
用時の5R8−A遊離抑制 (7)・・・・・供試化合物扁8の抗Jg、1μm/ゴ
使用時の5R8−A遊離抑制 (8)・・・・・供試化合物&2の抗原lμf/ml使
用時の5R8−A遊離抑制 第1図よりフラボン誘導体はしスタミシ及び5R8−A
の遊離を抑制した。
■ ヒト肺切片におけるフラボ、、7誘導体の5R8−
血清(タニ抗原過敏症患者より採血した高力価nn清を
タイロード液で10倍希釈したもの)を加え37℃、3
時間イシ士ユベーショシを行ない、受動的感作肺切片を
得る。大量のタイ0−ド液(50me /y tiss
ue )で洗浄し、各チューづに肺切片400 myを
採取し、タイロード液(Ca++含有)3.78m1を
加え、37℃で5分間イy士ユベーションを行ない、フ
ラボン訪導体各濃度をD A、I SOに溶かしたもの
とDMSOのみとの夫々20μt/チュ°−づを加え、
37℃で5分間、イシ士ユベーションを行ない、タニ抗
原(蛋白量としテ2X 10−10−4f1200 p
 Lを加え、再ヒ37℃でIO分間イシ+ユベーショシ
し、流過して炉液を0℃、1700xGで遠心分離し上
清を得る。
この上清を用い、前記薬理試験■の■と同様にしてヒス
タミン、5R8−A遊離量を検討した。
即ちア1−ロヒ’i 5 Q *g 7ml存在下にt
ル[ット回腸を用いてしスタミシ遊離量を測定し、同様
にアトDヒ’50”j/rnl及びメe5F::y l
 00ny/ml存在下に5R8−A産生遊離量の測定
を行なった。
DMSOのみ投与群の5R5−A及びヒスタミンの測定
量を100%としてフラボン誘導体投与における5R8
−A及びヒスタ:、yの遊離抑制率を算出した。結果を
第2図に示す。第2図において横軸は濃度(μM)を、
縦軸は抑制率(@を示し、各線は次のことを示す。
(2)・・・・・ 2 (3)・・・・・ 8の5R5−A遊離抑制(4)・・
・・・ I2 第2図より、フラボン誘導体投与によって5R5−A及
びヒスタミンの遊離抑制がみられた。
【図面の簡単な説明】
第1図はモルモット肺切片のイ、7ピト0におけるフラ
ボシ銹導体が5R8−A及びしスタミシの産生を抑制す
ることを示す図及び第2図はヒト肺切片における5R8
−A及びヒスタミンがフラボン誘導体投与において遊離
抑制されることを示した図である。 (以 上) 第1図 1度(pm) 第2図 壇t(ytAm) 手続補正書(酸) 昭和58安銀月I2日 事件との関係 特許出願人 大塚製薬株式会社 4、代理人 沢の問ビル 大阪市東区平野町2の10平和七〜卯3電話06−20
3−0941(代)自 発 別紙添附の通り 訂正明細書 発明の名称 アラ+トン酸5−リボ+シゲナーゼ阻害剤 特許請求の範囲 ■ 一般式 〔式中R1乃至R10は夫々水素原子、低級アルコ十シ
基、水酸基又は低級アルカノイルオ牛シ基を示す。〕 で表わされるフラボン訪導体及びその塩から選択される
少なくとも1種を有効成分として含有することを特徴と
するアラ牛トン酸5−リポ+シゲナーゼ阻害剤。 発明の詳細な説明 本発明は新規な5−リボ+シゲナーゼ阻害剤詳しくは一
般式 〔式中R1乃至R10は夫々水素原子、低級アルコ十シ
基、水酸基又は低級アルカノイルオ+シ基を示す。〕 で表わされるフラボン訪導体及びその塩から選択される
少なくとも1種を有効成分として含有するアラ十ドシ酸
5−リポ+シゲナーゼ阻害剤(以下「5−リポ牛シゲナ
ーゼ阻害剤」と呼ぶ)に関する。 喘息とは、気道過敏性の高い患者が、気道に対する外界
からのアレルゲシや非特異的刺激(寒冷、乾燥など)に
よって血管透過性元通、気管支平滑筋収縮、分泌元通等
を惹起し、呼吸困難をおこす疾病である。現在、該喘息
の治療法としては薬物療法、転地療法、減感作療法、心
理療法などの多角的治療法が行なわれているが、未だ充
分な治療効果を奏する方法は確立されてい′ない。 現在抗喘息薬としてよく使用されているものとしては、
ベータ受容体刺激剤、+サシチシ剤、ステ0イド剤、抗
しスタ三シ剤、化学伝達物質遊離抑制剤などがある。こ
れら各種治療薬の喘息に対する作用メカニズムは尚明確
ではないが、一般に以下の如くであると言われている。 即ち、ベータ受容体刺激剤はアデニルサイクラーゼの酢
素活性を高め、ATPを気管支拡張作用のあるc −A
MPに変化させる。+サシチル剤はc−AAIP を気
管支拡張作用のない5’−AMPに変化させるホスホジ
ェステラーゼの活性阻害作用によって気管支を拡張させ
る。抗ヒスタ、:、シ剤はしスタニルH1受容体におい
てしスタニルと拮抗することにより、血管透過性亢進に
よる気管支粘膜の浮腫、腫脹を軽減する。化学伝達物質
遊離抑制剤は、マスト細胞からの化学伝達物質の遊離を
抑制することによって喘息発作を抑える。しかしながら
これ等各種抗喘息薬は各々一長一短があり、いずれも尚
充分な治療効果を奏し得ない現状である。 また、喘息治療に関する研究が進むにつれて、アラ+ト
ン酸誘導体として、喘息の主要な病因物質と考えられて
いた遅反応性アナフイラ士シー物質(5lotn re
acting 5ubstay:e of anaph
ylaxis以下「5R8−A」と略す)が同定される
に至った〔化学と生物、Vo/20.All、696−
698(1982)、代謝、Vo118.A4.(19
81)307−317、B、 Samuelsson 
et al 、 Prostag−1andins *
 17+785 (1979) 、 R,C,Murp
hyet al 、 Proc、 Nat−Acad、
 Sci、 USA 、 76 、今275(19″!
/9)参照〕。 とのSR5二Aによれば、喘息の主症状である血管透過
性亢進による気管支粘1漠の浮腫、腫脹、気管支平滑筋
収縮などがみられるC A、C,Peatf −1el
d et al、、 Br、 J、 Pharmaco
l、+ 77 e 391(+982)、A1. C,
Ho1royde et al−、AgentsAct
ions、 11 、573 (1981)、ZoMa
rom etal、、 A> Rev、 Re5pir
 Dis、、 126.449 (1982)参照〕。 本発明者らは、兼てより上記喘息の治療及びそのだめの
抗喘息槃につき、鋭意研究を重ねてきたが、その過程に
おいて上記5R5−Aがアラ+ドシ酸から合成され、そ
の生合成に5−リボ+シゲナーゼが関与しており、該5
一リボ士シゲナーゼの活性を阻害することによって5R
8−Aの生成が抑jjjiJされ、これに起因して喘息
の治療が可能となるとの着想から、上記5−リボ+シゲ
ナーゼ阻害作用を有する物質につき研究を進めた。その
結果、上記一般式〔I〕で表わされるある種のフラボシ
訪導体が、所望の5−リポ+シゲナーゼ阻害作用を有す
る5−リポ+シゲナーゼ阻害剤として有用であわ、その
利用によればアラ+ドシ酸からの5R5−Aの生成が抑
ルリされ、該5R8−Aの生成に起因する各種の疾患例
えば喘息、炎症、アレル甲−等が予防及び治療できると
いう新[2い知見を得た。 本発明は上記知見に基づいて完成されたものであり、前
記一般式〔■〕で表わされるフラボ:J誘導体及びその
塩から選ばれた少なくとも1種を有効成分として含有す
る5−リポ牛シゲナーゼ阻害剤をその要旨とするもので
ある。 本発明阻害剤の有効成分である上記フラポシ誘導体を表
わす一般式CI]においてR1乃至R10で定義される
低級アルコ+シ基としては、例えばメト十シ基、エト牛
シ基、づ0ボ+シ基、イソ″50ポ十シ基、づト十シ基
、ペシチルオ+シ基、へ+シルオ+シ基等を例示できる
。また低級アルカノイルオ十シ基としては、例えばアt
ト+シ基、づロヒオニルオ牛シ基、づチリルオ十シ基%
tert−づチリルオ士シ基、ベシタノイルオ+シ基、
へ+サノイルオ牛シ基等を例示できる。 上記一般式[I]の化合物は、公知化合物又は新観化合
物を含み、これらは例えば下記反応行程式−1又は反応
行程式−2に示す方法により容易に製造することができ
る。 〔反応行程式−■〕 [[] [nI] [IV] 〔■〕 〔■〕 シ基、ベンジルオ+シ基又は低級アルカノイルオ十シ基
を示す。XはへOグン原子を示す。〕上記において、公
知の一般式〔■〕で表わされる化合物と一般式[110
で表わされる公知化合物とのエステル化反応は、無溶媒
又は通常の不活性溶媒中、0〜200℃、好ましくは1
00℃〜150℃の温度条件下に、1〜8時間程度で完
結する。 不活性溶媒としては例えばベンゼン、トルニジ、十シレ
、、/等の芳香族炭化水素類;へ牛勺シ、へづタシ等の
脂肪族炭化水素類;ジオ牛サシ、テトラしドロフラジ、
エチルエーテル醇のエーテル類;ピリジン、アニリ′J
等のアミン類;ジメチルホルムアミド、ジヌチルスルホ
牛シト等を使用できる。 上記反応はより有利には塩基性化合物を脱へDゲシ化水
素剤として用いて行方われる。該塩基性化合物としては
例えば、トリエチルアミン、トリづロビルアミシ、ピリ
ジン、+ノリシ、N、N−ジ工チルアニリ、7等の第3
級ア″:、シ等を例示できる。 また上記における一般式〔■〕で表わされる化合物と一
般式CUDで表わされる化合物との使用割合は、通常前
者IEルに対して後者を等tル以上、好ましくは1〜1
.5モルとすればよい。かくして一般式用〕で表わされ
るエステルを得る。 一般式用〕で表わされるエステルの転移反応は、塩基性
化合物の存在下、不活性溶媒中、室温〜100℃程度で
2〜lO時間を要して行なわれ、これによシ分子内転移
反応(Baker−Venkataraman反応)が
行なわれる。塩基性化合物としては例えば、水酸化カリ
ウム、水酸化ナトリウム、炭酸カリウム等を例示できる
。不活性溶媒としては、特に制限はなく広く使用でき例
えばベンゼン、トルニジ、+シレシ等の芳香族炭化水素
類;ジオ十サシ、テトラヒト0フラジ、ジエチルエーテ
ル等のエーテル類;へ牛サシ、へつタシ等の脂肪族炭化
水素類;じリジン、ピコリル等のピリジン誘導体等を例
示できる。J:配転8及応において一般式QV)の化合
物に対する塩基性化合物の使用割合は、通常前者1七ル
に対して後者を5〜30Eル量程肚とすればよい。かく
して一般式[V)で表わされるジケトシ化合物を得る。 上記のジケl−′J化合物〔■〕の閉環反応は、無溶媒
又I″i、溶媒中、触媒の存在下に、室温〜150℃の
温度条件下に、2〜15時間程時間性方われる。 溶媒としては例えば蟻酸、酢酸、づ0ピオシ酸等のカル
ボrJ KZ類;ベンゼン、トルエン、キシレン等のカ
香族炭化水素類;メチルエーテル、エチルエーテル、ジ
オ牛サシ、テトラしドロフラジ等のエーテル類;メタノ
ール、エタノール等のアルコール顛等を例示できる。触
媒としては例えば酢酸ナトリウム、百1酸カリウム、づ
ロビオシ酸ナトリウム、づロヒオシ酸カリウム等を例示
できる。かくして一般式用〕で表わされるフラボシ詳導
体を得る。 〔反応行程式−■〕 〔■〕〔■〕 〔■〕 [VI) 〔式中R”〜R10′は前記に同じ〕 上記において一般式[II]で表わされる化合物と一般
式〔■〕で表わされる化合物とのアルドール縮合反応は
、無溶媒又は通常の不活性溶媒中、酸又は塩基性触媒の
存在下に、0〜100℃の温度条件下、10〜72時間
程度で行なわれる。不活性溶媒としてはジメチルホルム
アミド、ジエチルホルムアミド等のアミド頻;メタノー
ル、エタノール等のアルコール類;ジメチルエーテル、
ジエチルエーテル等のエーテル類等を例示できる。触媒
としては塩酸、硫酸、硝酸等の無機酸;酢酸、づ0ピオ
ン酸等の有機酸類などの酸性触媒を例示できる。また触
媒としては水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、炭酸水
素カリウム等の塩基性触媒をも使用することができる。 上記において化合物[n]に対する化合物〔■〕の使用
割合は特に制限はないが通常前者1モルに対して後者を
1〜1.5七ル量使用するのがよい。また一般式CTI
Eの化合物1モルに対する触媒の使用量は0.01−0
.1モル景とすればよい。かくして一般式〔1劃で表わ
される化合物を得る。 この化合物〔■〕の閉環反応は、触媒の存在下、不活性
溶媒中で、0〜loO℃の温度条件下で、3〜10時間
程度を要して行々われる。ここで触媒としては例えば二
酸化セレシ、二酸化イオウ等を例示でき、不活性溶媒と
しては例えはメチルアルコール、エチルアルコール、イ
ソアミルアルコール等のアルコール類;エチルエーテル
、ジオ十サシ、テトラしドロフラジ等のエーテル類;酢
酸エチル、酢酸メチル等のエステル類を例示できる。 上記反応において化合物〔■〕1モルに対する触媒の使
用ff1U、1〜10′fニル量程度とするのが好まし
い。かくして一般式調〕で表わされる化合物を得る。 反応行程式−1及び反応行程式−2で得られる一般式[
VI)で表わされる化合物は、そのR”〜R10′で示
される基の種」「1に応じて、本発明リボ十シゲナーゼ
阻害剤の°有効成分化合物即ち一般式CI)の化合物で
ある場合もある。 また一般式[I]中R1〜R10の少なくとも1種が水
酸基を示す化合物は、上記各反応行程式に示す反応によ
シ得られた化合物(R1′〜R10′の少力くとも1種
が低級アルコ牛シ基、ベンジルオ十シ基又は低級アルカ
ノイルオキシ基である)を脱アル中ル化、脱ベシジル化
及び/又は脱アシル化反応させることにより収得するこ
とができる。 脱べ、7.;ル化反応は一般式[VDで表わされる化合
物が、その置換基中にベニJジルオ+シ基を含む場合に
、該化合物を触媒の存在下、不活性溶媒中、−30−1
00℃の温度条件下に、1〜5時間程度を要して水素化
分解反応させると七により行なわれ、これにより対応す
る水酸基を有するフラボυ誘導体を収得できる。ここで
触媒としては例えばパラジウム−炭素、白金−炭素、ニ
ッケル、鉄、コバルト等の金属化合物を例示できる。不
活性溶媒としては特に制限はなく例えば酢酸エチル、酢
酸メチル等のエステル類;メタノール、エタノール等の
アルコール類;アセトニトリル等を広く使用できる。上
記反応式における一般式〔■〕の化合物に対する触媒の
使用割合は通常前者1’Eルに対して後者をo、oi〜
0.1七ル量程度とすればよい〇脱アシル化反応は、一
般式用〕で表わされる化合物が、その置換基中に低級ア
ルコキジ基を含む場合に、該化合物を酸の存在下、不活
性溶媒中、好ましくは無水溶媒を使用して、−30〜1
00℃の温度条件下に3〜8時間程度を要して反応させ
ることにより行なわれ、これにより対応する水酸基を有
するフラボ、7誘導体を収得することができる。ここで
酸としては例えば塩化アルミニウム、塩化スズ、フッ化
ホウ素、塩化亜鉛、臭化水素橙どを例示でき、不活性溶
媒としては例えば=トロベシ′l!シ、トルニジ、ベン
ゼン等の芳香族炭化水素:へ牛サシ、オクタシ等の飽和
炭化水素;アセトニトリル等を例示できる。上記反応に
おける一般弐個〕の化合物に対する触媒の使用割合とし
ては、通常前者l′f、ルに対して後者を10〜50七
ル量程度とすればよい。 脱アシル化反応は、通常一般的に広く行なわれるエステ
ルの加水分解反応と同様にして実施できる。例えば、一
般式用〕で表わされる化合物が、その置換基中にアルカ
ノイルオ牛シ基を含む場合、その脱アシル化は酸又はア
ルカリ触媒の存在下、不活性溶媒中、0〜100℃の温
度条件下に、1〜5時間時間上要して行なわれる。触媒
としては例えば塩酸、硝酸等の無機酸;酢酸、蟻酸等の
有機酸;水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、水酸化カ
リウム、塩化アルミニウム等の無機塩基;アンモニア、
トリエチルア、::J等の有機塩基などが挙げられる。 不活性溶媒としては水、メチルアルコール、エチルアル
コール等のアルコール類、酢酸、−50ピオシ酸等のカ
ルボン酸、メチルエーテル、エチルエーテル等のエーテ
ル類、ジメチルホルムアミド、アセトアミド等のアミド
類が挙げられる。 かくして上記脱ベシジル化、脱アル+ル化及び脱アシル
化反応の少なくとも1種の反応を行なうことにより、R
1−R10のいずれか少iくとも1mが水酸基である所
望の一般式〔■〕で表わされるフラボン肋導体を収得で
きる。 又本発明に利用するフラボ’JM導体[I)のうちR1
−R10の少なくとも1つが低級アルカノイルオ十シ基
である化合物は、また上記で製造されたR1−R10の
少なくとも1種が水酸基である化合物を、アシル化反応
させることによっても収得することができる。該アシル
化反応はアシル化剤として例えば低級アルカシ酸ハライ
ド又は低級アルカシ酸無水物を用いて通常の方法に従い
行なわれる。 低級アルカン酸ハライドを用いる反応は、不活性溶媒中
、必要であれば脱ハロゲン化水素剤例えばぼりジン、N
、N−ジエチルアニリy等のア三シ頌を用いて、−50
〜150℃の温度範囲内で、1〜5時間時間上要して行
なわizる。 低級アルカシ酸無水物を用いる反応は、不活性溶媒中、
室温〜200℃の温度範囲で、1−10時間程度で行な
われる。上記各反応における不活性溶媒としては、例え
ばニド0ベシゼシ、塩化ベンゼン等の芳香族炭化水素類
;ヒリジシ・N・N−″ジメチルアニリン等のアミ。7
類;メチルエーテル、エチルエーテル等のエーテル類を
使用することができる。また上記における一般式〔I〕
の化合物に対するアシル化剤の使用割合は、前者1モル
に対して後者をIEトル上、好ましくは1〜2七ル量と
するのがよい。かくして一般式CI)で表わされる化合
物中R1〜R10の少なくとも1種が低級アルカノイル
オキシ基である化合物を得る。 本発明に利用するフラボン肋導体〔■〕のうちR1〜R
10の少なくとも1つが低級アルコキシ基である化合物
は、また前記で製造されたR1−7?10のうち少なく
とも1種が水酸基である化合物をアルキル化することに
よっても製造することができる。 該アシル化反応はアルキル化剤として例えば低級アルキ
ルハライド、ジアルキル硫酸、ジアジアルカy等を用い
て行なうことができる。低級アルキルハライドを用いる
反応は、前記アシル化反応と同様の方法によって行なわ
れる。ジアルキル硫酸を用いる反応は、不活性溶媒中r
(て室温〜150℃にて行なわれる。ここでジアルキル
硫酸としては例えばジメチル硫酸%ジエチル硫酸等を例
示できる。不活性溶媒としてはべ、7ゼン、トルニジ等
の芳香族炭化水素類;メチルエーテル、エチルエーテル
等のエーテル類を例示できる。斯くして一般式〔■〕中
R1〜H10の少なくとも1種が低級アルコキシ基であ
る所望のフラボ、7訪導体を収得できる。 上記した各腫方法に従い得られるフラボン誘導体中、R
1−R10の少なくとも1種が水酸基である化合物は、
これを例えば水酸化ナトリウム等のアルカリにより処理
することにより薬理的に許容されるアルカリ」丸とする
ことができる。かかる塩も赤本発明の有効成分として利
用できる。 上記夫々の工程での目的化合物は、通常の分離手段によ
り容易に単離精製することができ、また本発明の5−リ
ボ牛シゲナーゼ阻害剤の有効成分化合物は、最終的に精
製されるのが好ましい。かかる分離手段としては例えば
溶媒抽出法、希釈法、再結晶法、吸着クロマトタラフィ
ー、イオン交換りDマドグラフィー、分子ふるいクロマ
トクラフィー等を例示できる。 かくして得られる一般式〔I〕で表わされるフラボン誘
導体及びその塩は、いずれも5−リボ牛シゲナーゼを選
択的に阻害する作用を有しており、また時性が低く、副
作用も少なく、5−リポ十シゲナーゼ阻害剤として極め
て有用である。またこれらはその有す゛る顕著なう一す
ボ牛シゲナーゼ阻害作用を利用して、喘息、炎症、アレ
ル甲−等の症状に対する予防薬乃至治療薬として有用で
ある。 特に上記フラボン誘導体及びその塩に見られる喘息の予
防乃至治療効果は、上記化合物特有の5一リポ十シゲナ
ーゼ阻害作用に基づくものであり、気管支拡張作用によ
るものとは考え難い。 本発明化合物のうちR6、R7,R8及び/又はR9が
低級アルカノイルオ+シ基を示す化合物は、前記薬理作
用の持続時間が長くて好ましい。 また上記一般式〔■〕で表わされる化合物中、特に5−
リポ十シゲナーゼ阻害作用が顕著であり、本発明に好適
なものとしては、下記一般式[I−a]で表わされる化
合物を例示することができる。 〔式中、R11は水素原子又は低級アルコキシ基を、R
12及びR13は低級アルコキシ基を、/?” Fi水
酸基又は低級アルカノイルオ牛シ基を、R15及びR1
6tri各々水酸基又は低級アルカノイルオ+シ基を示
す。〕 上記一般式CI−aEに含まれる化合物のうちで、特に
R15とf6とが低級アルカノイルオ+シ基を示す化合
物は、5−リボ牛シゲナーゼ阻害作用が強く、また持続
時間が長く好ましい。 一般式〔■〕の化合物及びその塩は、通常一般的な医桑
製剤の形態で用いられる。製剤は通常使用される充填剤
、増量剤、結合剤、付湿剤、崩壊剤、表面活性剤、滑沢
剤等の希釈剤あるいFi賦形剤を用いて調製される。こ
の医薬製剤としては各種の形態が治九テ目的に応じて選
択でき、その代表的なものとして錠剤、噴霧剤、乳剤、
散剤、液剤、懸濁剤、乳剤、顆粒剤、力づセル剤、坐剤
、注射剤(?!l剤、懸濁剤等)等が誉げられる。錠剤
の形態に成形するに際しては、相体としてこの分野で公
知のものを広く使用でき、例えば乳糖、白糖、塩化ナト
リウム、づドウ糖、尿素、デシ″5シ、炭酸カルシウム
、カオリン、結晶セルロース、ケイ酸等の賦形剤、水、
エタノール、づロバノール、単シロップ、ブドウ糖液、
ヂ、7−5ン液、しラチン溶液、カルボキジメチルセル
ロース、セラック、メチルセルロース、す、7酸カリウ
ム、ポリビニルヒロリドシ等の結合剤、乾燥デシづン、
アルーfシ酸ナトリウム、カシテコ末、ラミナラシ末、
炭酸水素ナトリウム、炭酸カルシウム、ポリオ士シエチ
レシソルじタン脂肪酸エステル類、ラウリル硫酸ナトリ
ウム、ステアリン酸tノジリセリド、デシづシ、乳糖等
の崩壊剤、白糖、ステアリル、カカオバター、水素添加
油等の崩壊抑制剤、第4級ア、、/七ニウム塩基、ラウ
リル硫酸ナトリウム等の吸収促進剤、シリ13リシ、デ
シづン等の保湿剤、デシ″5.7、乳ネ)111、カオ
リン、ベシトナイト、コロイド状ケイ酸等の吸着剤、精
製タルク、ステアリシ酸塩、ホウ酸末、ポリエチレ′J
クリコール等の滑沢剤等が例示できる。さらに錠剤は必
要に応じ通常の剤皮を施した錠剤、例えば糖衣錠、ゼラ
チシ被包錠、腸溶被錠、フィルム]−テインジ錠あるい
は二重錠、多層錠とすることができる。乳剤の形態に成
形するに際しては、担体として従来公知のものを広く使
用でき、例えばづドウ糖、乳糖、ヂンづシ、カカオ月旨
、硬化植物油、力オリシ、タルク等の賦形剤、アラビア
づム末、トラガシト末、ゼラチシ、エタノール等の結合
剤、ラミナランカシテン等の崩壊剤等が例示できる。坐
剤の形態に成形するに際しては、担体として従来公知の
ものを広く使用でき、例えばポリエチレシグリコール、
カカオ脂、高級アルコール、高級アルコールのエステル
類、ゼラチシ、半合成りリセライド等を挙げることがで
きる。注射剤として調製される場合には、液剤及び懸濁
剤は殺菌され、かつ血液と等張であるのが好ましく、こ
れら液剤、乳剤及び懸濁剤の形態に成形するに際しては
、希釈剤としてこの分野において慣用されているものを
すべて使用でき、例えば水、エチルアルコール、づロヒ
レンジリコール、エト牛シ化イソステアリルアルコール
、ポリオ牛シ化イソステアリルアルコール、ポリオ十シ
エチレシソルじタン脂肪酸エステル類等を挙げることが
できる。力お、この場合等張性の溶液を調製するに充分
な量の食塩、づドウ糖あるいはグリセリルを医薬製剤中
に含有せしめてもよく、また通常の溶解補助剤、緩衝剤
、無痛化剤等を添加してもよい。更に必要に応じて着色
剤、保存剤、番別、風味剤、甘味剤等や他の医薬品を医
薬製剤中に含有せしめてもよい。 また上記フラボ′J誘導体及びその塩を噴霧剤の形態に
する除には、分散剤及び噴射剤としてこの分野で公知の
ものを広く使用でき、分散剤としては例えば大豆レシチ
シ、卵黄レシチシ等のレシチシ類、オレイン酸、リノー
ル酸、リルシ酸等σ)脂肪酸、ンルピタシトリオレート
、ツルじタシモノオレート等のソルビタ、7類等が例示
できる。また噴射剤として例えばフレオン11.フレオ
シ12、フレオ、、r114等の通常不燃性液化ブjス
を例示できる。 一般式〔■〕の化合物又はその塩の医薬製剤中に含有さ
れるべき債としては、特に限定されず広範囲に適宜選択
されるが、通常医某製剤中1〜70重量係、好ましくは
1〜30重量%である。 上記医薬製剤の投与方法は特に制限はなく、各抑制剤形
態、患者の年齢、性別その他の条件、患者の程度等に応
じた方法で投与される。例えば錠剤、乳剤、液剤、懸濁
剤、乳剤、顆粒剤及び力づセル剤の場合には経口投与さ
れる。また注射剤の場合には単独であるいはブドウ糖、
アミノ酸等の通常の補液と混合して静脈内投与され、更
には必要に応じて単独で筋肉内、皮肉、皮下もしくは腹
腔内投与される。坐剤の場合には直腸内投与される。又
噴霧剤は口又は鼻より噴$4して気管支へ投与される。 本発明の5−リボ+シゲナーゼ阻害剤の投与量は用法、
患者の年齢、性別その他の条件、疾患の程度等により適
宜選択されるが、通常有効成分である一般式[I]の化
合物の量は1日当り体MI Ky描り約0.005〜1
0■、好ましくは帆1−1■とするのがよい。 以下に参考例、薬理試験結果及び製剤例を挙げる。 参考例 1 2−しドロ中シー3.4,5.6−チトラメト+ジアセ
トフェノ、72fと3.4− 、;べ、7.;ルオ牛シ
ベシソイルクロライ゛ド3vとを、乾燥ヒリジシ15m
Jに溶解し、100℃で1時間反応させる。この反応溶
液を室温まで冷却し、希塩酸中に加えると沈殿物ができ
る。この沈殿物を炉別し、5チ炭酸ナトリウム水溶液、
水で順次洗浄し、粗製エステル3.62を得る。この粗
製エステルを水、及び酢酸エチル−石油エーテルにて再
結晶して2− (3’、4’−ジベシジルλ+シ)ベシ
ジイルオ牛シー3.4,5゜6−チトラメト士ジアセト
フェノ′J2.29(無色つリズム晶)を得る。 2M、/J、 = I O5〜106℃参考例 2 前記参考例1で得fc2− (3’、4’−ジベ′J、
;ルオ十シ)ベシリイルオ中シー3.4,5.6−チト
ラメト士シアセトフエノシ2−1fと水酸化カリウム3
1とを、乾燥ピリジ、7’l(Jmlに溶解し、100
℃に加熱し、攪拌し、3時間反応させると、反応溶液は
活眼になる。この反応溶液を前記参考例1と同様に希塩
酸中に加え黄色固型粗製エステル2.32を得る。この
粗製エステルを、酢酸エチル−石油王−テ・ルの混合溶
媒にて再結晶することにより、2−ヒドロキシー3’、
4’−ジベンジルオ牛シー3,4゜5.6−チトラメト
士シジベンジイルメタ、71.3F(黄色針状結晶)を
得る。 m、p、 = 89〜91℃ 参考例 3 前記参考例2で得た2−ハイドロ+シー3’、4’−ジ
ベシジルオ+シー3.4,5.6−チトラメト牛シジベ
、7ジイルメタシ1.7fと酢酸ナトリウム22とを、
氷酢酸20rnlに溶解し、加熱還流を4時間行なう。 反応溶液を水に加え沈殿物を得る。この沈殿物を、酢酸
エチル−石油エーテルにて再結晶して3’、 4’−ジ
ベ、7ジルオ+シー5,6.7.8−テトラメトキシフ
ラボニア(無色針状結晶) 1.59 (m、p=15
5〜156℃)を得る。これをメタノールを触媒として
脱ベンジル化して無色針状結晶である3’、4’−ジヒ
ドロ中シー5,6.7.8−テトウシ−中シフラボ、1
/ 1.Q fを得る。 mJ)、 = 169〜170℃ 参考例 4 前記参考例3で得た3’、4’−ジベシジルオ士シー5
.6,7.8−テトラメト士シフラボシ0.25fと無
水塩化アルミニウム0.39とを、3Qmlのアセトニ
トリルに溶解し、加熱還流を2時間行なう。反応溶液か
ら減圧蒸留により溶媒を除去した後、塩酸にて溶液を酸
性とし、100℃で30分間加熱し、室温まで冷却する
。得られた反応物をエタノールで再結晶することにより
、明黄色針状結晶である5、3’、4’−)すしドロ中
シー6.7.8− )リメト十シフラボン(L15rを
得る。 )n、p、= 1 9 7 〜198 ℃参考例 5 6−しドロ+シー2.3.4−トリメト牛シアセトフェ
ノ、y2.3F(0,01七ル)と3.4− 、;ベシ
ジD+シベシザルデしド3.2 F (0,01モル)
とを、50%水酸化カリウム水溶液22.4 r (0
,1モル)、ジメチルホルムアミドxomt及びエタノ
ール20rrtlの混液に溶かし、室温にて2日間攪拌
する。反応溶液を酢酸にて酸性とし、目的化合物を析出
させる。この粗製物をエタノールにて再結晶して3.4
−ジベンジロ士シー2′−ヒト0−4’、5’、6’−
トリメト+シカルコ、7(黄色針状結晶) 3.7 f
を得る。 m、p、 = 108.5℃ 参考例 6 前記参考例うで得た3、4− 、;べ、7.;ロ+シー
2′−ハイドロ+シー4’、 5’、6’ = )リメ
ト牛シカルコン2.642(0,005七ル)と二酸化
ゼレン3.335’(0,03七ル)とを¥′N製した
イソアミルアルコール50m1に溶解し、6時間加熱還
流し反応させるbこの反応溶液から金属tL/シを炉別
し、エバポレーターにてほとんどの溶媒を取り除き、沈
殿物を一夜放置した後、この沈殿をメタノールで洗浄後
、得られる薄茶色の沈殿をエタノールにて再結晶して%
3’、4’−ジベンジルオ士シー5,6.7− )リメ
ト牛シフラボ、、+(無色針状結晶)2.24Fを得る
。 m、p、 = 122℃ 参考例 7 前記参考例6で得た3’、4’−ジベ:7ジルオ+シー
5.6.7− )リメト牛シフラボ′J1.05 f(
0,002七ル)と触媒として5%パラジウム炭素1.
5 fとを酢酸工千ルに溶解し、室温にて水素化分解を
行なう。反応溶液よシ、パラジウム炭素を炉別し、前記
参考例6と同様にしてエバポレーターで溶媒を除去し、
沈殿物をメタノールで再結晶して無色針状晶の3’、4
’−ジヒド0+シー5,6.7−ドリメト牛シフラボシ
0.58rを得る。 m、p、 =251 ’C 参考例 8 無水塩化アルミニウム0.699 (0,002′f、
ル)を乾燥ニドOベシゼ:J70mlに溶かし、この溶
液を冷却したものに前記参考例7で得た3’、4’−ジ
ヒド0+シー5,6.7− )リメト十シフラポン0.
692(0,002モル)を乾燥ニドOべ、7ゼシlO
ゴに溶かしたものを滴下し、滴下後5時間室温にて攪拌
反応させる。この溶液を氷509と塩酸502との混合
液中に加えた後、分液ロートにてニド0べ、7+!ンを
分離し、水蒸気蒸留にてニド0ベシゼシを留去する。残
留沈殿物を水で洗浄し、これをメタノールにて再結晶し
て、目的化合物である5、3’、4’−)すしドロ中シ
ー6.7−ジメト十シフラボ′J(薄黄色づレート状)
0.622を得る。 m、p、 = 279℃ 参考例 9 3’、4’−ジヒドロキシ−5,6,7−トリメトキシ
フラボン2り、無水酢酸10f及びヒリジシ!7を10
0℃にて30分間反応させた後、冷却し、水を加え無水
酢酸を分解し静置して小さな結晶が出きた時点で更に全
フ14・が100d程度になるまで水を加え、氷室中に
放置した後、沈殿を戸数し、水洗、乾燥して、3’、4
’−ジアセト中シー5,6.7− )リメト+シフラボ
、、72−37を得る。 m、p、 = 159〜160℃ 参考例 10 5.6.7− )リメト+シー3′、イーシアtト中シ
フラボ′J2.6 tと無水塩化アルミニウム1.51
とを、アセトニトリル5Qmlに溶解させ、70℃で1
時間30分反応させる。この反応溶液を希塩酸−氷中に
注入したのち、30℃で減圧下(ロータリエバポレータ
)でアセトニトリルを留去して、黄色針状結晶を析出さ
せる。この結晶を濾過水洗し、少量のメタノールを含む
酢酸メチルよシ再結晶して目的物である6、7−ジメト
牛シー5−ヒトO十シー3’、4’−ジアセト士シフラ
ボシの黄色針状結晶1.326 f (収率52.7チ
)を得る。 nt、p、 = I 99〜200℃ 以下本発明化合物を用いた製剤例を挙げる。 製剤例 1 3′、ギ、ラートリしドロ中シー6.7,8 20my
トリメト+シフラボン デシづン 130wj マグネシウムステアレート lOη 計 200■ 常法により1錠中、上記組成物の錠剤を製造した。 製剤例 2 3’、4’、 5−1−リしドロ中シー6.7− 10
■テSメト+シフラポシ ヂンづン 127Tq マグネシウムステアレート 18■ 計 200 rq 常法により1錠中、上記組成物の錠剤を製造した。 製剤例 3 3’、 4’、 5−トリヒドロ中シー6.7−10η
ジメト牛シフラボン デシつン 127■ マグネシウムステアレート 18η 乳 糖 45η 計 200町 常法により一錠中、上記組成物を製造した。 製造例 4 3’、 4’、 5−1−リヒド0中シー6.7.8−
 1.orトリメト士シフラボシ ソルじタy′f、ノセス牛レート 3.01フレオ′J
ll +、5r フレオン 12 3.5 f 計 9.Of 常法により、Iポυべ中上記組成物の噴霧剤を製造した
。 製造例 5 3’、 4’、 5− トリヒドロ中シー6.7− 1
−Ofジメト+シフラボジ オレイン酸 3.Of フレオン l 1 1.25 r フレオン l 2 2.5 f フレオシ 114 1.25g 計 9.01 常法により、■ボンベ中上記組成物の噴霧剤を製造した
。 〔薬理試験I) 5−リポ牛シグナーT!阻害作用■ 
酵素の調製 ラット好塩基性白血病細胞(Rat basophil
iclttukemia cell = RBL ce
ll )を酵素源として、5−リポ牛シゲナーゼを調製
した。つまりタルベツコ変法イーグル培地に10チウシ
胎児血清を添加した培地で、71 Co2気流中で37
℃で上記細胞の培養を行ない、RBL cell 2 
X 10’個/meに調製した。これを0.05モル燐
酸緩衝液CpH7,4、IO%エチし、7クリコ一ルI
ntM−EDTAを含む)に浮遊させ、20 KHzの
超音波に30秒間さらし、細胞を破砕し1105000
xで60分間遠心分F、ξを行ない、その上清を酵素と
した。 ■ 酵紫活性測定 0.05AI燐酸M衝液(pH7,4,2y;+M C
aCl2及び2mM ATPを含む)200μtに前記
■で得た酵素100μtと本発明に用いる有効成分化合
物1μ1lyf、5μM又はlOμA4の夫°々を加え
、5分間30℃で接触させた後、1″Cで標識したアラ
+ドシ酸25 ttM (30nCi )をカロえて、
30℃で5分間振壺しつつ反応させ、クエン酸を加え酸
性にした反応液よりエチルエーテルで抽出したものを、
エチルエーテル/石油エーテル/酢酸(85/ 151
0.1 )に加え薄層りDマドグラフィー(メルク社)
にて分離し、5−リボキシゲナーゼによって産生される
5−HETE(5−しドロペルオ十シー6、g、 1r
 、 14−エイコサテトラニジ酸)の放射活性を測定
した。本発明の試験化合物を別えない場合の5−11E
’TEの量を100係として、各供試化合物の酵素活性
を検討した。供試化合物と酵素活性の測定結果を夫々第
1表及び第2表に示す。 第2表 〔薬理試験■〕 ■ モルモット肺切片におけるフラボシ誘導体の5R8
−A産生抑制効果 八−トレイ系七ル℃ット(休ft350〜4002雄性
)4匹に1抗BPO−BGGレアf!シ血清(7°PC
A=2000倍) 2 ml / bodj)を腹腔内
投与し、感作2日後、放血致死させ、開胸して肺動脈よ
りタイ0−ド液20 ml / bodyにて肺を潅流
後、摘出肺肺門部を除去し、マクイルワイシ・ティッシ
ュ−・チョッパー(Mcllwain tissue 
chopptrr )にて、0.5 x O,5x O
,5−大に細切し、ガーゼ上で切片を洗浄し、水分を除
去する。上記で得た肺切片約300■をチューづに採取
し、タイロード液2.91m1を加え、37℃で5分間
イシ牛ユーベーションし、各チューブに夫々フラボン誘
導体20.2.0.2.0.02及びOynM(各濃度
)をDMSO(ジメチルスルフオキシド)に加えて調製
した液の各0.015mJを加える。 次いで各チューづを37℃で5分間インキュベーション
した後、今00μf!/mlの抗原2.5μtと(BP
O)2− BGG O,075ml /チューづを加え
、37℃でIO分間イシ士ユーベーションしたのち、ガ
ーゼ上で大きな切片を除去後、濾過を行ない、ろ液を0
℃、4300X9,30分間遠心する。 この遠心上清をtル七ット回腸を用いてアト0ピン50
q/ml!存在下に回腸の収縮率を検討する。 DMSO投与による収縮率を100%としてフラボン誘
導体投与による収縮抑制率を検削しこれをヒスタミン遊
離Gとした。 上記と同様の実験系に更にメヒラミン100yzf/a
を加え回腸の収縮率を検訓したフラボン誘導体投力によ
る収縮率抑fiilJを5R5−A遊離量とした。 結果を第1図に示す。第1図において横軸は試県膏(濃
度、μM)を、紋軸は阻害部)を示す。各曲線は夫々次
のものを示す。 (1)・・・・・・・・・供試化金物屋8の抗原10μ
f/rd使用時のしスタ三シ遊離抑制 (2)・・・・・・・・・供試化合物A2の抗原lOμ
f/ml使用時のヒスタミン遊離抑制 (3)・・・・・・・・・供試化合物A8の抗原lμf
/ml使用時のヒスタミン遊離抑制 (4)・・・・・・・・・供試化金物屋2の抗原lμf
/ml使用時のヒスタミン遊離抑制 (5)・・・・・・・・・供試化合物扁8の抗原IOμ
f/ml使用時の5R8−A遊離抑制 (6)・・・・・・・・・供試化合物A2の抗原lOμ
f/me使用時の5R5−A遊離抑制 (7)・・・・・・・・・供試化合物A8の抗原1μり
/ ml使用時の5R5−A遊離抑制 (8)・・・−・・−・・供試化合物点2の抗原1μt
 /ml使用時の5R8−A遊離抑制 第1図よりフラボ、7誘導体は5R8−Aの遊離を強く
抑制した。 ■ ヒト肺切片におけるフラボン誘導体の5R8−A産
生抑制効果 ヒト肺切片に組織重量の10倍す士のヒト・アトピー血
清(タニ抗原過敏症患者より採血した高力価血清をタイ
ロード液で10倍希釈したもの)を加え37℃、3時間
イシ士ユベーショシを行ない、受動的感作肺切片を得る
。大量のタイ0−ド液(5Q ml / f tiss
ue )で洗浄し、各チューづに肺切片400■を採取
し、タイ0−ド液(、Ca+十含有)3−78mlを加
え、37℃で5分間イン+ユベーショ、7を行ない、フ
ラボ、7誘導体各濃度をDMSOに溶かしたものとDM
SOのみとの夫々20μt/千ニーづを加え、37℃で
5分間、イシ+ユベーショシを行ない、タニ抗原(蛋白
量として2X IF4f /ml ) 200 p、t
を加え、P[37℃でIQ分間イシ+ユベーショシし、
濾過して泥液を0℃、l 700xyで遠心分離し上清
を得る。 この上清を用い、前記薬理試験■の■と同様にしてしス
タ三シ、S RS −A M:貯量を検討した。 即ちアトロピ、750+w/ml存在下にtルtット回
腸を用いてヒスタミン遊離量を測定し、同様にアト0ヒ
ン50り/プ及びメヒラ三シ100 nf/me存在下
に5R8−A産生遊離量の測定を行なった。 DMSOのみ投与群の5R8−A及びヒスタミンの測定
量を100%としてフラボ、7誘導体投与における5R
8−A及びヒスタミンの遊離抑制率を算出した。結果を
第2図に示す。第2図において横軸は濃度(μM)を、
縦軸は抑制率(%)1r:示し、各線は次のことを示す
。 (1)−・−・−・・供試化合物A8のしスタミシ遊離
抑制(2)・・・・・・・−2 (3)・−・・・・・・ 8の5R8−A遊離抑制(4
)・・・・−・・・ 2 第2図より、フラボシ誘導体投与によって5R8−A及
びヒスタ三シの遊離抑151]がみられた。 図面の簡単な説明 第1図はモルモット肺切片のイシピトロにおけるフラボ
シ銹導体が5R8−A及びヒスタミシの産生を抑制する
ことを示す図及び第2図はヒト肺切片における5R8−
A及びしスタミシがフラポシ誘導体投与において遊離抑
lIiυされることを示した図である。 (以 上)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ■ 一般式 〔式中R1乃至R10は夫々水素原子、低級アルコ十シ
    基、水酸基又は低級アルカノイルオ牛シ基を示す。〕 で表わされるフラボシ誘導体及びその塩から選択される
    少々くとも1種を有効成分として含有することを特徴と
    する5−リポ+シゲナーゼ阻害剤。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2598414A1 (fr) * 1985-11-12 1987-11-13 Centre Nat Rech Scient Composition pharmaceutique contenant de l'hispiduline ou un derive et utilisation de ces composes dans la preparation de compositions anti-asthmatiques
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