JPS60259127A - 食用菌茸類栽培における害菌防除法 - Google Patents

食用菌茸類栽培における害菌防除法

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JPS60259127A
JPS60259127A JP59114107A JP11410784A JPS60259127A JP S60259127 A JPS60259127 A JP S60259127A JP 59114107 A JP59114107 A JP 59114107A JP 11410784 A JP11410784 A JP 11410784A JP S60259127 A JPS60259127 A JP S60259127A
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JP
Japan
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mushrooms
imazalil
bacteria
harmful bacteria
extermination
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JP59114107A
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JPH0240285B2 (ja
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和憲 山本
古谷 宏爾
増田 吉彦
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Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はシイタケ、ナメコ、ヒラタケ、エノキタケ等
の食用菌茸類の栽培における害菌防除法に関するもので
、その目的は食用菌茸類に対して何等の悪影響を与える
ことなく、害菌のみを選択的に防除して目的物の収量低
下を防止せんとするものである。
シイタケ、ナメコ、エノキタケなど食用菌茸類の栽培に
当たって害菌の問題は特に重要であり、害菌のために精
米や菌床が侵さね]、目的物の収量が著しく低下する現
象が屡々認められている。
これらの原因となる害菌としては、ヒポフレア属菌(ト
リコデルマ属菌)が多く検出され、これが被害の主因と
なっている。
上記のヒポフレア属菌やトリコデルマ属菌に対する防除
対策としては、現在のところシイタケ、ナメコ、エノキ
タケ、ヒラタケなどのきのこ菌の伸長やまん延、発生に
は影響がないとされているチアベンゾイミダゾール(商
品名[パンマノシヱ1)やメチル−1−2−ベンゾイミ
ダゾールカーバメイト(商品名「ヘンレート」)が知ら
れており、一部において使用されているが、これらの化
合物の使用にまり害菌に耐菌性が生し、防除効果が薄れ
て来るという欠点がある。か\る耐菌性の生起は多くの
植物病原菌において見られ、上記の害菌においても例外
ではない。
この発明者等は食用菌茸類の栽培におけるか\る害菌の
耐菌性゛を伴うことなく、高い選択性をもって優れた防
除効果を有する薬剤について鋭意探索研究の結果、抗菌
剤として知られている1−〔2−(2,4−ジクロロフ
ェニル)、−2−(2−プロペニロキシ)エチル) −
1H−イミダゾール(商品名[イマザリルj ; im
azalil)が上記ヒポフレア属菌(トリコデルマ属
菌)に対して優れた防除効果を有することを見出し、こ
の発明を完成するに至った。即ち、この発明は食用菌茸
類の栽培に使用する原木、精米、又は菌床、或いは原木
栽培用、種駒用の自動植菌機や苗床栽培用の自動接1重
機などの栽培器具を1− (2−(2,4−ジクロロフ
ェニル)−2−(2−7’ロベニロキシ)エチル〕−I
H−イミダゾール(以下単にイマザリル(imazal
il)と称する)を有効成分として含有する液と接触さ
せることを特徴とする食用菌茸類栽培における害菌防除
法である。
この発明において、原木や精米、又は菌床、或いは前記
の如き栽培器具等被処理物にイマザリル含有液を接触さ
せる具体的な手段としては、これらの被処理物をイマザ
リルを含有する水溶液中に浸漬するか、又は水溶液を噴
霧するか、又は塗布するなどの方法を挙げることが出来
、場合によっては水溶液を添加することによっても目的
を達成することが可能である。
また、か\る接触は、被処理物の種菌接種前に予め実施
することが望ましいが必ずしもこれに制限されるもので
はなく、接種後に実施することもでき、一般的には菌床
栽培の場合は菌床培地に混合するか、菌床表面に散布し
、原木栽培の場合には原木や惰木に散布、又は浸漬する
ことが望ましい。
上記イマザリルの施用量は、ヒボクレア菌(トリコデル
マ菌)の種類により異なるが、後記の実施例で明らかな
如く概ね少量で充分な防除効果を1tII待することが
出来る。
この発明者等は各種のヒポフレア属菌(トリコデルマ属
菌)を加えたシイタケに対してこの発明に使用する1 
−C2−<2.4−ジクロロフェニル)−2−(2−プ
ロベニロ牛シ)エチル) −18−イミダゾール(以下
単にイマザリルと称する)及びチアヘンシイミダゾール
(以下T、B、Zと称する)を加えてその濃度と菌糸の
伸長率を検討して第1図の結果を得た。
この第1図における曲線1と曲&j13は害菌としてヒ
ポフレア・シュハイニツィ C(Hypocrea s
chweinitzii )−一別名;トリコデルマ・
ロンギブランチアクム(Trichoderma Io
ngibranchiatum)〕を使用し、それぞれ
イマザリル(曲ml)、T。
B、Z(曲線3)による防除を、又曲線2と曲線4は害
菌としてヒポフレア・ニグリカンス((llypocr
ea nigricans) −一別名;トリコデルマ
・ハルチアナム(Trichoderma harzi
anum))を用い、それぞれイマザリル(曲492)
 、T、B、Z (曲線4)による防除を示したもので
ある。
これによればイマザリルの菌糸伸長率に対するE D 
s。(菌糸の50%阻害を示す薬剤濃度)はシイタケ1
100ppに対しHypocrea schweini
tzii 1 ppm(曲¥a1 ) 、Hypocr
ea nigricans 1 ppm (曲線2)で
あり、このようにヒポフレア菌(トリコデルマ菌)の種
類によって多少の差異はあるが、シイタケ菌の生育には
影響なくこの発明に使用するイマザリルには強い害菌生
育阻害作用があり、選択性を示して現在使用される前記
パンマッシやヘンレートを上回る薬効を有することが判
る。
なお、この第1図における実験はっぎの方法で実施した
即ち、GMY寒天培地に各薬剤を加え最V!濃度が5〜
500PPM (培地に対する重量割合)のものとなる
ようになし、イマザリルとT、B、Zはエタノールに溶
解後培地に加え、最終のエタノール濃度が1%になるよ
うにした。接種源はGMY寒天寒天上地上育させた菌糸
体をコルクポーラ−で直径6膚−に切り取ったものを使
用した。
つぎに、この発明方法を通用し得る食用菌茸類としては
、前記のシイタケをはしめとしてナメコなどの原木栽培
による菌茸類、ヒラフケ、マイタケ、クリタケ、エノキ
タケなどの菌床栽培による食用菌茸類を挙げることがで
き、イマザリルはこれらの菌の生育に悪影響を及ぼすこ
となく害菌に対して優れた防除効果を発揮するものであ
る。
このことに関し、この発明者等は各種の食用菌茸類に対
する影響を検討して第2図の結果を得たものである。
すなわち、第2図はイマザリル液の濃度に対する各種食
用菌茸類の菌糸の伸長率をめ、jこものであり、曲線】
はシイタケ、曲線2はツクリクケ、曲線3はヒラタケ、
曲線4はナメコ、曲線5はクリタケ、曲線6はマイタケ
、曲線7はシロキクラゲである。
これよりシイタケについてイマザリルが特に有効である
ことが判る。
なお、この実験はつぎの方法によって実施したものであ
る。
すなわち、GMY寒天培地にイマザリルを加え、最8!
?i度が所定のものになるようにした。
なお、イマザリルは水溶性の硫酸塩を用い、接種源はG
MY寒天培地上に育成させた菌糸体をコルクポーラ−で
6mmに切り取ったものを使用した。
以上述べた通り、この発明によれば食用菌茸類に対して
は何等の悪影響を及ばずことなく害菌を選択的に防除し
て目的の収量低下を防止することが出来、しかも害菌に
耐菌性を発現させることなく防除出来る点においてこの
発明は極めて有用であり、大きな利用価値を持つもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は各種のヒポフレア属菌(トリコデルマ属菌)を
加えたシイタケについてこの発明方法による害菌防除効
果を示したグラフであり、第2図はこの発明に使用する
薬剤(イマザリル液)した場合の各種食用菌茸類の影響
をめたグラフである。 特許出願人 三菱油化ファイン 株式会社特許出願人 
森 産 業 株式会社 代 理 人 弁理士 幸 1) 全 弘葡渠Q需→井 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 食用菌茸類の栽培に使用する原木、楕木又は菌床、或い
    は栽培器具を1−(2−’(2,4−ジクロoフェニル
    ) −2−(2−7’ロベニロキシ)エチル)−18−
    イミダゾールを有効成分として含有する液と接触させる
    ・ことを特徴とする食用菌茸類栽培における害菌防除法
JP59114107A 1984-06-04 1984-06-04 食用菌茸類栽培における害菌防除法 Granted JPS60259127A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59114107A JPS60259127A (ja) 1984-06-04 1984-06-04 食用菌茸類栽培における害菌防除法

Applications Claiming Priority (1)

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JP59114107A JPS60259127A (ja) 1984-06-04 1984-06-04 食用菌茸類栽培における害菌防除法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60259127A true JPS60259127A (ja) 1985-12-21
JPH0240285B2 JPH0240285B2 (ja) 1990-09-11

Family

ID=14629293

Family Applications (1)

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JP59114107A Granted JPS60259127A (ja) 1984-06-04 1984-06-04 食用菌茸類栽培における害菌防除法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001001780A1 (en) * 1999-07-01 2001-01-11 Dsm N.V. Substrate for cultivation of mushrooms containing polyene fungicides
US6655081B1 (en) 1999-07-01 2003-12-02 Dsm N.V. Mushrooms

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5379030A (en) * 1976-12-22 1978-07-13 Nippon Soda Co Ltd Dungicide composition for agriculture and horticulture

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US6655081B1 (en) 1999-07-01 2003-12-02 Dsm N.V. Mushrooms

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