JPS60255993A - 接着力の優れためつき皮膜の形成方法 - Google Patents

接着力の優れためつき皮膜の形成方法

Info

Publication number
JPS60255993A
JPS60255993A JP10959584A JP10959584A JPS60255993A JP S60255993 A JPS60255993 A JP S60255993A JP 10959584 A JP10959584 A JP 10959584A JP 10959584 A JP10959584 A JP 10959584A JP S60255993 A JPS60255993 A JP S60255993A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plating
plated
micropores
film
current density
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10959584A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Hayakawa
正幸 早川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP10959584A priority Critical patent/JPS60255993A/ja
Publication of JPS60255993A publication Critical patent/JPS60255993A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (本発明の技術分野) 本発明は、めっき方法の改良に関し、特に強力に接潰し
ためつき皮膜を形成しうるめつき方法に関する。
(従来技術の概要) 従来のめつき法はめつきする金14程あるいは目的(装
飾めっきを目的とするか、あるいは耐摩耗性、耐食性付
与全目的とした機能性めつきンの如伺を問わず、めっき
皮膜と下地金属間の接着力あるいは多層めっきにおける
上層めっき皮膜とその直下の下層皮膜間の接着力は主と
して物理的吸着力(Van dar Waala力)に
寄因したものである。このため、めっき前処理によって
被めっき而をできるだけ清浄にかつ化学的に活性化し、
物理的吸着力を高めて接着力を向上させる工夫がなされ
るが、しかし、この方法で接着力を向上、安定化させる
には限界があるため。
古米よシ、接着力の弱さ、不安定さがめっきの泣き所と
され、接着力の弱さが故にめっき皮膜自身のもつ特性を
必ずしも有効に利用することができなかつに0 (本発明の目的〕 本発明は、めっきの最大の弱点である接着力(密着力)
を格段に向上させ、めっき皮膜のはくりによる機能低下
や機器の寿命低下を防ぎかつまた。めっき用途の拡大を
計ろうとするものである。
〔本発明の知見〕
本発明者は、めっき下地となる金属表面に深さ5〜20
μの微小孔を化学エツチングによって多数生成させた后
、該微小孔内5部に空隙ができないように目的とする金
属を電析させ、あたかもめっき金属が下地金属に打ち込
まれた如き状態にすると、この微小孔に電析しためつき
金属の投錨効果によってめっき皮膜の接着力は物理的吸
着力と微視的な機械的結合力の和となり。
めっき皮膜と下地金属の接着力を著しく向上させること
を確認しに0 また化学エツチングによって形成された微小孔内部まで
めっき金属を電析させることは従来法のような静止また
は聰かに撹拌させにめつき浴中で低電流密度でめっきす
る方法では達成できないばかりでな(、逆に微小孔内に
気泡やめつき液が残留するKめ、ブリスターや剥離発生
の原因となることも確認した。
そして上記欠点は、電流密度を100〜500ム/dm
2 に上げ、かつめっき液を、微小孔全形成しためつき
面IC沿って0.5〜15m/秒で通過させることによ
って解消しうろことも確認した。
(本発明の構成ン 本発明は上記知見に基づいてなされたものであって、被
めっき処理材表面に強力な化学エツチング金属こして深
さ5〜20μの微小孔を多数形成させた後2該微小孔内
が目的金属で完全に充填されるように被めっき面に沿っ
てめっき液ヲ0.5〜15の7秒の高速流で通過させつ
N。
100〜500A/dm の高電流密度でめっきするこ
とkW徴とする接着力の優れためつき皮膜の形成方法に
関するものである。
本発明では、先ず蛸処理材表面に強力な化学エツチング
を施こして深さ5〜20μの微小孔を多数形成させる。
微小孔の深さ全この範囲に定めたのは、5μ以下では投
錨効果(接着力の向上効果〕がなく、20μ以上では微
小孔内に空隙が発生し高温下の使用中にめっき皮膜のブ
リスター(ふくれ)が発生する原因となシ、かつめつき
皮膜がざらついたp面粗度の低下を招くからである。
次いで目的金属をめっきするのであるが、微小孔内に目
的金属を電析させるためには、高電流密度にして微小孔
内にも電流及びめっき液を流がす必要がある。ところが
高電流密度にすると、めっき面が局部的あるいは全体的
に温度が上がり、めっき皮膜の変質(いわゆる1焼け1
といわれている)を起す。これを防止するためKは、め
っき液を高速で流し、めっき面を冷却、する必要がある
。このため液流速と電流密度は。
適度にバランスさせる必要がある。すなわち。
電流密度10 DA/dm2 では流速0.5 m /
 5elC以上にしなければ焼けが生じ、又電流密度5
00A / 6m2では5 m / sec以上にしな
ければ同じく焼けが生じる。このため電流密度100〜
500A / d+o2の範囲内では最低0.5m/S
θC以上の流速を必要とする。たrL、液流速が高いほ
ど。
めっき速度も上昇するので流速は大きい方が有利となる
が、15m/sec以上にしても前記冷却効果は増大せ
ず、むしろ乱流を生じ易(なって皮膜がざらつくなどの
欠点がでてくるので。
めっき液の流速は15m/seC以上とすべきではない
また電流密度は100A/dm2以下では微小孔内に空
隙が残り易く、めっき速度も遅くなり。
500 A / da2以上では皮膜が針状に発達して
ざらつきが過大となり平滑膜が得られないので電流密度
は100へ500人/(1+11 の範囲内とすべきで
あり、この電流密度の範囲でめっき液流速ヲ0.5〜1
.5 m / saoの範囲内で適宜前述の工5に設定
すべきである。
(本発明の適用分野) 本発明方法は1例えば、エンジン、プラスチック成形機
1食品機械、油圧・空圧シリンダ。
自動車などめっき部品全般の製造に適用でき。
%に鉄及び鉄合金、アルミニウム及びアルミニウム合金
、銅及び銅合金に、ニッケル、クロム。
銅、金、銀、スズ、鉄をめっきするのに有利に適用でき
る。
4本発明の詳細) 第1図に本発明方法で得られるめっき皮膜の断面形態を
示す。
第1図において、1はめつき皮膜、2は被めっき処理材
、5は化学エツチングにより被めっき処理材表面に形成
された深さ5〜20μの微小孔又は微小溝、4は該微小
孔5中に電析されたくさび状のめつき金属を示す。図示
するように、めっき皮膜1は該微小孔5中に電析された
めつき金属4と冶金的に一体化している。従来法による
めっき皮膜には第2図に示すように微小孔5及び該微小
孔に電析しためつき金属は全(存在しない。
微小孔内に電析しためつき金属5はめつき皮膜1と冶金
的に完全に一体化しているので、皮膜5が外力によって
被めっき処理材2からひきはがそうとする外力が加わっ
た時に、この外力に抵抗するような作用すなわち投錨効
果作用をする。
上記のように微小孔内の電析金属5による投錨効果によ
って、皮膜1と被めっき処理材2の接着力は皮膜1の物
理吸着力と微小孔内の電析金属の投錨効果による微視的
機械結合力の総和となり、接着力が微小孔5の存在しな
い従来法めっき皮膜の場合より2〜3倍向上する。
以下1本発明の具体例をあげて更に詳述する。
具体例1 アルばニウムシリンダ内筒面への硬質クロムめっき アルばニウムダイキャスト鋳物製のエンジンシリンダ内
筒を規足寸法に機械加工仕上げし、該内筒面のみを、硝
酸5 vo1%、弗酸1v01%よりなる混酸で、温度
20℃、時間50秒間で約10μ深さの微小孔が生成す
るように強くエツチングした後1通常実施される亜鉛置
換処理(ZnO100g//+NaOH5009/7の
液中に20℃約50秒間浸漬し、被めっき処理材表面1
cZn を化学めっきする)’tL、クロム酸4009
/l、硫酸2.59 / lのめつき液を用い”〔電流
密度350A/+1+n2.電極間のめっき液流速を5
m/SeC,液温60℃で120秒間通電してめっきし
た。
このときのめつき厚さは約50μで、その断面形態は第
1図に示すような形態のものが得られた(以下これ金め
つき人と呼ぶ)。
一方、上記と同じ混酸で強エツチングしても。
電流密度が50A/dm2で、かつめつき液に流速を与
えない通常のめつき条件では場合は、微小孔内にはほと
んどクロムの電析がおこらず、気泡のままか、一部にめ
っき液が残留していk(以下めっきBと呼ぶ)。
また、上記と同じ混酸で表面の酸化皮膜のみが除去され
る程度罠軽くエツチングしたのち。
“めっきA1と同様の高電流密度、高速液流下でクロム
めっきした場合の断面状況は第2図のようになった(以
下、めつきCと呼ぶ)。
つぎに、前記のめつきA I 8104!r々の接着力
を比較するために、(11550℃で1)1r7Il]
熱后水中に急冷する熱衝撃試験、+21曲げはくシ試験
、(3)ねじり試験を実施した。
その結果、(1)の熱衝撃試験では ―めつき人は全く変化なし ・めつきBは加熱途中でブリスタ (ふくれ)が発生し、急冷によ ってめっきはくり面積は全めっ き面の約70%に達し1こ。
・めつきCは急冷によるはくり面 積は約20%であった。
(2) 曲げ試験では めつぎA、B、Cいずれも曲げ 角度10〜15℃でクロムめっき 皮膜にきれつが発生したものの。
その断面を調査すると めつきAは第6図のように全く はくりしていなかつ1ら 〃 Bは第4図のように著し く・はくジが認められた。
〃 Cは第5図のようにはく υ巾が4へ5mあった。
第5.4.5図において1はクロ ムめつき皮膜、2は下地のアルミ ニウム合金鋳物である。
(3)ねじり試験では めっきAはねじり角50〜55゜ まではくりはおきなか った。
めつきBはねじり角5〜10”で はくシが発生した。
めつきCはねじり角15〜20゜ では(シが発生した。
以上のよう′に1本発明VCよる硬質クロムめっき皮膜
は皮膜と下地金属間の接着力が極めて向上していること
が明白であり、こnは、微小孔内部に電析したクロムの
微視的な機械的接合力を付加した効果である。
具体例2 軟鋼のN1めっき 軟鋼板を、硫酸10 wt%、リン酸2 wt%よりな
る混酸で、温度50℃1時間120秒間で約5μ深さの
微小孔が生成するように強くエツチングしたものAと、
同液で表面の酸化膜のみが除去される程度にごく短時間
エツチング処理したものBを、それぞれ硫酸ニッケル4
00I7t、塩化ニッケル100.9//、硼酸409
/lよりなるめつき浴を用いて電流密度200A / 
6m2.電極間の液流速5m/sea、液温50℃で2
40秒通電し、A、Bのいずれも約40μのニッケルメ
ッキを施したのち、U曲げ(R−2t)テス)を行った
結果、BはR部でニッケルめっき皮膜がはくりし1この
に対し、本発明による人は試験片両端面のコーナ部だけ
に微小なはくりが発生しただけでその他は全くはくりし
なかった。
以上、 f1+ 、 fi+の具体例から判るように、
めっき皮膜が硬質か軟質かの如何を問わず1本発明によ
るめっき皮膜の接着力は従来法にくらべて極めて優れて
いる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法によって得られためつき皮膜の断面
形状を、第2図は従来法によって得らねためつき皮膜の
断面図を夫々示す。第5図は本発明方法によって得られ
ためつき皮膜の曲げ試験の結果を示す図、第4図及び第
5図は比較めっき皮膜の曲げ試験の結果を示す図である
。 復代理人 内 1) 明 復代理人 萩 原 亮 − 第1図 第2図 第5図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 被めっき処理材表面に強力な化学エツチングt−施こし
    て深さ5〜20μの微小孔を多数形成させた後、該微小
    孔内が目的金属で完全に充填されるように被めっき面に
    沿ってめっき液を0.5〜15m/秒の高速流で通過さ
    せつへ、100〜500 A / 6m2 の高電流密
    度でめっきすることを%量とする接着力の優れためつき
    皮膜の形成方法。
JP10959584A 1984-05-31 1984-05-31 接着力の優れためつき皮膜の形成方法 Pending JPS60255993A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10959584A JPS60255993A (ja) 1984-05-31 1984-05-31 接着力の優れためつき皮膜の形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10959584A JPS60255993A (ja) 1984-05-31 1984-05-31 接着力の優れためつき皮膜の形成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS60255993A true JPS60255993A (ja) 1985-12-17

Family

ID=14514249

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10959584A Pending JPS60255993A (ja) 1984-05-31 1984-05-31 接着力の優れためつき皮膜の形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60255993A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6725525B1 (en) * 1999-08-13 2004-04-27 Murata Manufacturing Co., Ltd. Method of manufacturing an inductor
JP2021107584A (ja) * 2019-09-27 2021-07-29 マクセルホールディングス株式会社 マスクおよびその製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6725525B1 (en) * 1999-08-13 2004-04-27 Murata Manufacturing Co., Ltd. Method of manufacturing an inductor
US6876286B2 (en) 1999-08-13 2005-04-05 Murata Manufacturing Co., Ltd. Inductor and method of producing the same
JP2021107584A (ja) * 2019-09-27 2021-07-29 マクセルホールディングス株式会社 マスクおよびその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4078604A (en) Cooling channel surface arrangement for a heat exchanger wall construction
JPH06500360A (ja) 陽極酸化アルミニウム電子パッケージ構成要素
TW200415012A (en) Copper foil for high frequency circuit and method of producing the same
KR900003421A (ko) 양극산화처리용 알루미늄 도금재
US3771972A (en) Coated article
JPS60255993A (ja) 接着力の優れためつき皮膜の形成方法
JPS59200789A (ja) 電気メツキ鋼板及びその製造方法
US4323632A (en) Metal composites and laminates formed therefrom
JPH11104560A (ja) 樹脂塗装アルミニウム合金部材およびその製造方法
JPS6187894A (ja) チタン素材用メツキ法
US2851766A (en) Plural metallic coatings on uranium and method of applying same
JPH01108392A (ja) 車体外装用Zn系合金電気メッキ鋼板およびその製造方法
JPS6340865B2 (ja)
JPH06240490A (ja) 耐食性クロムめっき
JPH01168407A (ja) アルミニウム合金製成形金型
JP2002102983A (ja) 軽合金の表面改質方法
JPH01169990A (ja) 表面実装用基板
JPH07207491A (ja) アルミニウム及びアルミニウム合金の表面上へのクロムめっき処理方法
JPH06272093A (ja) 金属断熱層の形成方法
JPS61272389A (ja) 高耐食性溶融Al−Si系メツキ鋼板
JP3151584B2 (ja) 樹脂または塗料との密着性に優れたクロム含有鋼箔の製造法
JP3283233B2 (ja) 耐食性に優れた合金めっき方法およびめっき製品
JPH04218652A (ja) 溶融アルミニウムめっきクロム含有鋼板の製造方法
JPH06297901A (ja) アルミホイール
JPS62290895A (ja) 電気亜鉛合金めつき鋼板