JPS60255185A

JPS60255185A - 穀粒粗選機

Info

Publication number: JPS60255185A
Application number: JP11246284A
Authority: JP
Inventors: 佐竹　利彦
Original assignee: Satake Engineering Co Ltd
Current assignee: Satake Engineering Co Ltd
Priority date: 1984-05-31
Filing date: 1984-05-31
Publication date: 1985-12-16

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は穀粒粗選機の改良に関する。

機械化農業の普及に伴い、収穫された原料穀物にビニー
ル紐、藁屑、木片、枝梗などの粗大夾雑物が可成りの量
混入される状態であり、この原料穀物を調製加工機に直
接供給した場合、しばしば夾雑物が前記加工機の流動行
程に停留または挟着してその流路を閉鎖して均量的な流
動を阻止し、調製加工能率を大幅に低下する弊害を有す
るものである。

この種の粗選機としては、（第１図参照）周面に多数の
通孔１を設けた多孔壁選別筒体２を回転自在に横架する
と共に、該選別筒体２の内部に誘導用翼車３を嵌装して
回転し、前記選別筒体２の上部−側と、その上部に設け
た供給ボツバ−４とのｕｌに流穀板５に櫛歯状網体、６
を上載した給穀部７を設けた構成が知られており、この
粗選機は、供給ホッパー４から前記夾雑物を混入した穀
粒を櫛歯状網体６に流下してビニール紐、枝梗等の大形
夾雑物を分離すると共に、その夾雑物を網体６の弾性力
によって選別筒体２の上端面付近に排出し、また網体６
の透溝８を貫通し落下した穀粒および藁屑、木片等の小
形夾雑物を選別筒体２の上側面付近に流下して排出し、
選別筒体２の回転によって前記各夾雑物を筒体２周面に
沿って回動させて前方に排出し、また、穀粒を筒体２面
の通孔１を貫通させて筒体内に集めると共に、前記翼車
３の回転によって前記穀粒をその翼片に上載して筒体２
底部に誘導して排出し、また筒体２底部の通孔１・・・
を貫通して流下する穀粒を風選し、さらに下部に設けた
傾斜多孔板８面に流下し粒大選別して精選整粒を確保す
る選別法であるが、前記多孔壁選別筒体２における選別
作用は、前記給穀部７と接する筒体２面およびその周辺
の小面積の多孔面に限定され、その筒体２全周の多孔面
全体に比し利用率が悪く、また選別筒体に設けた多孔面
の通孔１に前記大形夾雑物が嵌挿挟着して目詰まりを生
じて円滑な選別作用を阻害したり、またその目詰まり清
掃にしばしば運転を中断して選別効率を低下する等の欠
点を有していた。

本発明は上記の諸点に鑑み、多数の山形脈条によって波
状面に形成した波状無孔壁板から成る穀粒選別板を前部
がり前後に揺動することにより、穀粒選別板に供給１ノ
だ粗大夾雑物を混入した穀粒をそれぞれ分離しながら前
後方向に移動させ、穀粒を下送して高位側板端から排出
し、また前記夾雑物を傾下状に転勤滑流させて低位側板
端から排出して選別するようにし、以て前述した粗大夾
雑物による通孔目詰まりを波状無孔壁板により根本的に
排除すると共に、選別板の全面を有効利用して選別能率
を大幅に向上し、波状面の振動ノ〕によって穀粒と夾雑
物の分離作用を促進すると共に、選別板を傾斜面化して
製作・加工・組立を簡単化し、常に、大形夾雑物の混入
しない良質の精選穀量を確実に量産する高性能な穀粒粗
選機を開発して提供せんとするものである。

本発明を実施例図について説明する。第２図において、
多数の山形脈条１１・・・によって波状面に形成した波
状無孔壁板１２から成る穀粒選別板１０の上側延長部に
多数の通孔１３・・・によって多孔面に形成した多孔壁
板１４を配して連設し、前記選別板１０および多孔壁板
１４を装架した選別機枠１５を傾斜して調節用横杆１６
に適宜な間隔を介し、て上載し、前記機枠１５底壁前部
に設けた受動部１７と前記横杆１６の上面前部に設けた
受動部１８とを軸受保持装置１９によって連結すると共
に、前記機枠１５底壁後部に設けた受動部２０と前記横
杆１６の上面後部に設けた受動部２１とを軸受保持装置
２２によって連結し、また前記機枠１５底壁に設けた連
結部２３と前記横杆１６上部に設けた偏心輪、クランク
軸等から成る揺動装置２４の偏心５一部２５を連結杆２６によって連結し、また前記横杆１６
の一側端部を、下部に設けた基台２７の一側端部に突設
した突杆部２８に支軸２９によって回動自在に軸着する
と共に、前記横杆１６の他側端部と前記基台２７の他側
端部を角度調節装置３０によって連結し、３１は前記選
別板１０に原料を供給する供給ホッパー、３２はその繰
込ロール、３３は前記選別板１０の多孔壁板１４の下部
に装着した排穀口、３４は粗大夾雑物排出口、３５は小
石、ナツト等の重量夾雑物排出口、また前記軸受保持装
置２２は、前記選別機枠１５の各受動部１７．２０に鰻
けた各有底溝部３６．３６と前記横杆１６の各受動部１
８．２１に設けた各突起部３７．３７とを、上端部に突
起部を設け、また下端部に有底溝部を設けた各支持杆３
８．３８によって回動自在に連結し、また選別機枠１５
の各受動部１７゜２０と調節用横杆１６の各受動部１８
．２１とを弾性ばね３９・・・によってそれぞれ連結し
である。

−〇− 上述の構成であるから、ビニール紐、藁屑。

木片、枝梗等の粗大夾雑物および小石、ナツト等の重量
夾雑物を混入した穀粒を、供給ホッパー３１に投入して
該装置を起動すると、前記夾雑物を混入した穀粒は、穀
粒選別板１０の波状無孔壁板１２上に流下すると共に、
振動装置２４の回転によって前記選別板１０は前上から
前後に揺動し、無孔壁板１２上に流下した夾雑物混入の
穀粒は、波状面の選別板１０上に拡散して薄い穀粒層を
形成し、揺動装置２４の揺動作用によって前記穀粒層は
波状面の突脈１１により斜め前方に押上げられて浮上す
ると共に、高位側に１送されて波状面に降下する。この
際、重量のある穀粒等は速めに波状面に降下し、また大
形で軽量の枝梗、ビニール紐、藁屑等の粗大夾雑物は遅
れて穀粒上面に降下して再び穀粒層を形成し、その穀粒
層では、山形突脈１１の頂部を超えた部分の穀粒は上載
した夾雑物と共に板面低位側に転勤清流しながら流下し
、その流下行程の途中で、前記穀粒は順減し、徐々に山
形突脈１１に接触して再び１送され、また、その上面の
粗大夾雑物は慣性力によって転勤流下して低位側板端の
粗大夾雑物排出口３４がら機外に排出される。

また、波状無孔壁板１２を１送される穀粒は、小石、ナ
ツト等の重量夾雑物を混入したまま高位側付近に設けた
多孔壁板１４に達し、穀粒は板１４面の通孔１３・・・
がら貫通して下部の排穀口３３に流下して機外に取出さ
れ、また、板１４面に残留した重量夾雑物は、１送され
て高位側板端の重量夾雑物排出口３５がら機外に排出さ
れる。

特許請求の範囲第（２）項のものは、前記波状無孔壁板
１０が、その上側延長部に多数の通孔１３によって多孔
面に形成した多孔壁板１４を配して連設しであるので、
前述したように波状無孔壁板１２を１送される小石、ナ
ツト等の重量夾雑物と穀粒とをそれぞれ確実に分離して
重量夾雑物の混入しない精選穀粒を確保できる効果があ
る。

特許請求の範囲第（３）項のものは、前記波状無孔壁板
１２が、その低位側端部に設けた夾雑物用排出弁４０を
、低位側付近の無孔壁板上の穀粒層の層高を検出する穀
粒センサー４１の検出信号によって開閉するようにした
ので、低位側付近の穀粒層の層高上限面を穀粒センサー
４１によって検出しその検出信号によってソレノイド４
０Ａを介して排出弁４０を閉成し、前記穀粒層が上限面
以下では排出弁４０を開成するか　、ら、夾雑物排出口
３４から粗大夾雑物のみを確実に排出でき、穀粒の前記
排出口３４からの流出（混入排出）を完全に防止できる
効果がある。−特許請求の範囲第（４）項のものは、前
記波状無孔壁板１２が、その穀粒上送行程に設けた穀粒
規制板４２を、穀粒上送行程の穀粒層の層高を検出する
穀粒センサー４３の検出信号によって開閉して規制する
ようにしたので、選別作用において穀粒が所定層高（夾
雑物を円滑に滑流させて分離する層高の穀粒層を意味す
る）に達すると、穀粒センサー４３からの検出信号によ
っ９− てソレノイド４２Ａを介して穀粒規制板４２を開成して
穀粒を上方に排出し、また所定の層高止するから、波状
無孔壁板１２上の穀粒層を常時所定層高に自動的に補正
して高精度の選別作用を確保できる効果がある。

また、前記穀粒センサー４１または４３の検出信号によ
って供給ホッパー３１の繰込ロール３．２の回転を制御
して給穀量を調節したり、また、検出信号によって角度
調節装置３ｏを作動して穀粒選別板１０の傾斜角を調節
したり、また同様にして揺動装置２４の回転数を変化調
節したりして穀粒層の層高を自動的に制御する場合もあ
る。

このように本発明の穀粒粗選機は、多数の山形脈条によ
って波状面に形成した波状無孔壁板から成る穀粒選別板
を前上がり前後に揺動することにより、穀粒選別板に供
給した粗大夾雑物を混入した穀粒をそれぞれ分離しなが
ら前後方１０− 向に移動させ、穀粒を上送して高位側板端から排出し、
また粗大夾雑物を転勤清流させて低位側板端から排出し
て選別するので、前述した粗大夾雑物による通孔目詰ま
りを波状無孔壁板により根本的に排除できると共に、選
別板の全面を有効利用して選別能率を大幅に向上でき、
波状面の振動力によって穀粒と夾雑物の分離作用を促進
して選別精度を向上できると共に、選別板を傾斜面化し
て製作・加工・組立を簡単化でき、常に、大型夾雑物の
混入しない良質の精選穀量を確実に量産できる等の効果
を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例図および公知例図である。第１図
は公知の粗選機の側断面図、第２図は本装置の側断面図
、第３図はその夾雑物用排出弁の側面図、第４図はその
穀粒規制板の側面図である。１・・・通孔　２・・・多孔壁選別筒体３・・・誘導用
翼車　４・・・供給ホッパー５・・・流穀板　６・・・
櫛歯状網体７・・・給穀部　８・・・透溝９・・・傾斜多孔板　１０・・・穀粒選別板１１・・・
山形脈条　１２・・・波状無孔壁板１３・・・通孔　１
４・・・多孔壁板１５・・・選別機枠　１６・・・調節用横杆１７．１８
・・・受動部　１９・・・軸受保持装置２０．２１・・
・受動部　２２・・・軸受保持装置２３・・・連結部　
２４・・・揺動装置２５・・・偏心部　２６・・・連結
杆２７・・・基台　２８・・・突杆部２９・・・支軸　３０・・・角度調節装置３１・・・供
給ホッパー　３２・・・繰込ロール３３・・・排穀口　
３４・・・粒大夾雑物排出口３５・・・重量夾雑物排出
口　３６・・・有底溝部３７・・・突起部　３８・・・
支持杆３９・・・弾性ばね　４０・・・夾雑物用排出弁４０Ａ
・・・ソレノイド　４１・・・穀粒センサー４２・・・
穀粒規制板　４２Ａ・・・ソレノイド４３・・・穀粒セ
ンサー第２図第４図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）、穀粒選別板を防上がり前後に揺動し、該選別板
に供給した粗大夾雑物を混入した穀粒をそれぞれ分離し
ながら前後方向に移動させ、穀粒を下送して高位側板端
から排出し、また粗大夾雑物を転勤滑流させて低位側板
端から排出して選別するように多数の山形脈条によって
波状面に形成した波状無孔壁板を穀粒選別板にして成る
穀粒粗選機。
（２）、前記波状無孔壁板が、その上側延長部に多数の
通孔によって多孔面に形成した多孔壁板を配して連設し
である特許請求の範囲第（１）項記載の穀粒粗選機。
（３）、前記波状無孔壁板が、その低位側板端部に設け
た夾雑物排出弁を、低位側付近の無孔壁板上の穀粒層の
層高を検出する穀粒センサーの検出信号によって開閉す
るようにした特許請求の範囲第（１）項記載の穀粒粗選
機。
（４）、前記波状無孔壁板が、その穀粒１送行程に設け
た穀粒規制板を、穀粒１送行程の穀粒層の層高を検出す
る穀粒センサーの検出信号によっそ開閉し規制するよう
にした特許請求の範囲第（１）項または第（２）項記載
の穀粒粗選機。