JPS60254875A - サ−マルヘツド駆動装置 - Google Patents

サ−マルヘツド駆動装置

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JPS60254875A
JPS60254875A JP59109735A JP10973584A JPS60254875A JP S60254875 A JPS60254875 A JP S60254875A JP 59109735 A JP59109735 A JP 59109735A JP 10973584 A JP10973584 A JP 10973584A JP S60254875 A JPS60254875 A JP S60254875A
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JP
Japan
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data
thermal head
gradation
circuit
output
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JP59109735A
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English (en)
Inventor
Toshiji Inui
利治 乾
Haruhiko Moriguchi
晴彦 森口
Masayuki Hisatake
真之 久武
Takashi Omori
大森 高志
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は熱的な記録または表示を行う中間調表現装置に
使用されるサーマルヘッドの駆動装置に係わり、特に階
調の表現特性に特長を持たせたサーマルヘッド駆動装置
に関する。
「従来の技術」 感熱記録紙や転写型感熱記録媒体を用いて熱的な記録を
行う記録装置は、ファクシミリやプリンタ等に広く用い
られている。通常このような記録装置では、単位発熱体
(発熱要素)が−列に配置されたサーマルヘッドを記録
ヘッドとして用いている。磁化潜像を利用して画像の表
示を行うある種の表示装置も同様である。
このようなサーマルヘッドを使用した記録装置あるいは
表示装置では、従来からサーマルヘッドのそれぞれの単
位発熱体に対応した記録画素(以下出力ドツトという。
)ごとに多段階あるいは無段階に中間調を表現させるこ
とのできる中間調表現方法が提案されている。この中間
調表現装置ではサーマルヘッドを多段階あるいは無段階
に制御して熱エネルギの発生量を変化させ、出力ドツト
の濃度あるいは大きさくまたは面積占有率)を変化させ
て中間調の表現を行う。しかしながらこのような方法で
は、サーマルヘッドの基板温度や単位発熱体の蓄熱量等
の温度条件によって出力ドツトの濃度や大きさ、面積占
有率が微妙に影響を受けてしまい画像に濃度むらを発生
させる可能性が大きい。従って安定した画像を得ようと
すれば、極めて少ない階調表現しか実現することができ
ない。
そこで、複数の出力ドツトを組にしこれらを階調表現の
最小単位として中間調情報を安定して記録あるいはディ
スプレイ上に表示することのできる中間調表現装置が提
案されている。この明細書では、階調表現の最小単位と
してのこの複数の出力ドツトの組を出力ドツト集合体と
呼ぶことにする。出力ドツト集合体は通常マ) IJソ
ックス造をとることが多く、この場合にはこれを出力ド
ツトマトリックスと呼ぶことにする。
さて第30図は2×2の出力ドツトマトリックスを用い
、それぞれの出力ドツトに3段階の階調レベル“0”〜
“3″を持たせて15種類の階調パターン■〜■を表現
させた場合の記録用紙上で、の記録濃度特性の一例を表
わしたものである。ここで出力ドツトの階調レベル“0
″とは第31図に示すように出力ドツトに対応する単位
マトリックス内で何らの印字も行われない白色(地色)
の印字状態11をいい、階調レベル“1”とは比較的低
い濃度あるいは比較的小さなドツトの大きさく面積占有
率)で印字が行われる印字状態12をいう。また階調レ
ベル゛2”とは、前記単位マトリックス内での比較的高
い濃度あるいは比較的大きなドツトの大きさく面積占有
率)で印字が行われる印字状態13をいう。
従来の中間調表現装置では、それぞれの出力ドツト集合
体あるいは出力ドットマ) IJックス内の出力ドツト
をその表現する階調レベルに応じた所定の濃度あるいは
ドツトの大きさく面積占有率)に保たせるような各種技
術開発が行われてきた。
ところがこれは結果として例えば第30図に示すような
表現特性を忠実に実現させることにすぎず、装置の使用
者の要求する記録態様あるいは表示態様で中間調の表現
が行われるとは限らなかった。
例えば、第30図に示す例では記録濃度が0.4よりも
小さい場合の階調表現が荒く、写真の顔の部分等を良好
に再現することができなかった。もちろん階調レベル゛
1″′または“2”のドツトの濃度や大きさ等を一様に
増減することで原稿等の特定部分における画像濃度を適
正に調整することができる。しかしながらこの場合には
記録面あるいは表示画が全体として濃くなったり薄くな
ったりするだけであり、特定の階調部分のみについて再
現性を補正することはできなかった。もちろんドツトマ
トリックス等を構成する出力ドツトの数を増加させれば
階調表現がそれだけ豊かになるため、これらのうちから
階調表現用のドツトマトリックスを適宜選択するように
すれば、階調表現に対する要求が少なくなる。しかしな
がら出力ドツト集合体を構成する出力ドツトの数を増加
させれば、それだけ解像力が減少してしまい、中間調を
木目細かく表現することができなくなるという欠点があ
る。
[発明が解決しようとする問題点」 本発明はこのような事情に鑑み、使用者の望む中間調表
現特性で中間調の記録または表示を行うことのできるサ
ーマルヘッド駆動装置を提供することをその目的とする
「問題点を解決するための手段」 本発明では第1図に原理的に示すように入力画データ2
1から現在表現しようとする出力ドツトの属する出力ド
ツト集合体の表現すべき階調を判別する階調判別手段2
2と、この階調判別手段22によって判別された階調2
3に応じて現在表現しようとする出力ドツトに対応する
サーマルヘッド24の単位発熱体に印加すべきエネルギ
25を演算する印加エネルギ演算手段26とをサーマル
ヘッド駆動装置に具備させる。
印加エネルギ演算手段26は階調判別手段22と複合さ
れたものであってもよい。すなわち第2図に原理的に示
すように、現在表現しようとする出力ドツトに対応する
入力画データ21−1と出力ドツトの周辺に位置づけら
れる入力画データ21−2の双方を記憶する記憶手段2
7と、これらの入力画データ21−1.21−2を基に
して現在表現しようとする出力ドツトの属する出力ドツ
ト集合体の表現すべき階調1ピ応じた当該出力ドツトに
対応するサーマルヘッドの単位発熱体に印加すべきエネ
ルギを演算する演算手段28とで印加エネルギ演算手段
29を構成してもよい。このとき印加エネルギ演算手段
29を構成する演算手段28は、ROM (リード・オ
ンリ・メモリ)を使用することができる。
また印加エネルギ演算手段26あるいは29には、その
他の情報も入力して階調をさらに精度よく表現させるこ
ともできる。すなわち第3図に原理的に示すように、サ
ーマルヘッドの駆動に際する熱的な悪影響を除去するた
めの情報を得る手段として(1)サーマルヘッドの個々
の単位発熱体の蓄熱状態を演算する蓄熱状態演算手段3
1、(2)サーマルヘッドの基板の平均温度あるいは基
板の温度分布を判別するサーマルヘッド基板温度判別手
段32、(3)サーマルヘッドの個々の単位発熱体の抵
抗値を検出する抵抗値検出手段33、(4)現在表現し
ようとする出力ドツトの周辺の画データを印加エネルギ
の調整のために判別する周辺情報判別手段34、(5)
現在表現しようとする出力ドツトに対する未来の画デー
タを印加エネルギの調整のために判別する未来情報判別
手段35等のいずれかあるいは全部が中間調表現装置に
備えられる場合には、これら1または複数の手段から出
力される印加エネルギ調整のための情報36を階調レベ
ルに関する情報37と共に人力して、出力ドツトに対応
するサーマルヘッドの単位発熱体に印加すべきエネルギ
を演算する印加エネルギ演算手段38とをサーマルヘッ
ド駆動装置に具備させることが有効である。
なお印加エネルギ演算手段26あるいは29は、サーマ
ルヘッドの個々の単位発熱体に印加するエネルギをこれ
らの単位発熱体に印加する印加パルスの時間幅に関する
情報として演算する手段で構成することができる。ここ
で印加パルスの時間幅に関する情報とは、印加パルスそ
のものの時間幅を示した情報のみでなく、この時間幅を
量子化した情報を含むものである。例えば、印加パルス
を単位となる時間幅の単位パルスの個数で制御するサー
マルヘッド駆動装置にあっては、この単位パルスの数を
表わした情報を時間幅に関する情報として演算してもよ
い。
このように本発明のサーマルヘッド駆動装置では階調レ
ベル判別手段で階調レベルを判別してこれを基にしてて
サーマルヘッドの単位発熱体に印加すべきエネルギを演
算するので、階調レベルごとに印加エネルギを適宜増減
しておくことにより、所望の表現特性で中間調の表現を
行わせることができる。もちろん、装置によっては表現
特性を使用者の選択あるいは原稿の特性に応じて切り換
えるようにすることも可能である。この場合には印加エ
ネルギ演算手段を複数設けるか、演算の態様を変化させ
ればよい。
「実施例」 以下実施例につき本発明の詳細な説明する。
装置の概要 第4図は本実施例のサーマルヘッド駆動装置の概略を表
わしたものである。この装置の周辺パターン抽出回路4
1は画信号42を人力し、必要な情報を蓄熱演算回路4
3、パルス幅演算回路44および階調判別回路45に供
給するようになっている。蓄熱演算回路43は周辺パタ
ーン抽出回路41から現在および過去の画データ46の
供給を受け、印字エネルギを演算しようとしているドツ
ト(着目データ)に対する蓄熱の寄与を演算する。
蓄熱演算回路によってめられた蓄熱レベルデー ・りX
、はパルス幅演算回路44に供給される。階調判別回路
45は周辺パターン抽出回路41から現在および未来の
画データ47の供給を受け、2×2のドツトマトリック
スにおける15段階の階調のうちから着目データの属す
る出力ドツトを判別する。これら15段階の階調は第3
0図に示す通りであり、以後これらを階調パターン■〜
■と呼ぶことにする。
階調判別回路15で判別された階調パターンを表わした
階調パターンデータGいは、着目データD、と共にパル
ス幅演算回路44に供給される。
パルス幅演算回路44では以上のデータX8、Di 、
G、を基にして着目データD、の印字の際の印加パルス
幅T s Aをめる。印加パルス幅T I Aは、サー
マルヘッドの個々の単位発熱体の抵抗値を表わした抵抗
値データR0および基板温度を表わした基板温度−デー
タB、と共にパルス幅修正回路49に供給される。パル
ス幅修正回路49では抵抗値データR1および基板温度
データB、を基にして印加パルス幅TiAを修正する。
このようにして単位発熱体ごとに修正された印加パルス
幅T、Bは転送データ変換部50で単位となる印字動作
ごとの転送データに変換され、サーマルヘッドドライバ
51を通じてサーマルヘッドに印加されることになる。
この際一度に印字を行うドツトの数が多いとサーマルヘ
ッドに大電流が流れ、比較的大きな電圧降下が発生して
しまう。そこで黒比率演算回路52は一度に印字を行う
印字ドツトの割合を演算し、その割合に応じて印加パル
スを増加させて印加エネルギの減少を防止する。補正印
加パルス幅演算回路53はこのための補正印加パルスの
時間幅を演算する回路である。
以上概略を説明したが、次に各回路部分を順を追って詳
細に説明する。
周辺パターンの抽出 第5図は周辺パターン抽出回路およびその周辺を具体的
に表わしたものである。画信号61は2×2のドツトマ
トリックスで階調を表現した画データを1ライン(ラス
タ)ずつ読み出した形式の信号列である。各々の出力ド
ットマ) IJソックス構成する4つの出力ドツトはこ
の実施例の場合それぞれ“1”〜“3′′の3段階の階
調レベルをとることができる。画信号61は出力ドツト
ごとにその階調レベルを表わした2ビット単位の信号列
としてこのサーマルヘッド駆動装置に供給されてくる。
このような形式の画信号61はラッチ回路62で2ビツ
トずつ同時にラッチされた後、ラインメモリ群63内の
1ライン用メモリ79.に書き込まれる。lライン用メ
モリ79.は現在記録を行おうとしているラインの画信
号を1ライン分蓄えておくメモリである。図示しなビデ
オクロックに同期してlライン用メモリ79.から押し
出された2ビツトずつの画信号は、ラッチ回路64でう
ツチされラインメモリ群内の1−1ライン用メモ1J6
3.−、に書き込まれ、またこれと並行して1ライン用
シフトレジス/!651 に入力される。1ライン用シ
フトレジスタは他のシフトレジスタ65;やl 、65
1−1〜65.−.と同様に5段のシフトレジスタを2
個並列に配置したものであり、出力ドツトの階調レベル
が“1”か“0′”かを表わしたビット列と同じく出力
ドツトの階調レベルが“2”か゛Oパかを表わしたビッ
ト列を個別に入力し、シリアル−パラレル変換を行う素
子である。
i−1ライン用メモリ63.−、は1ライン分だけ過去
の画信号を蓄えておくメモリであり、1ラインだけ画信
号61を遅延させる働きを行う。1−1ライン用メモリ
63+−3から押し出された2ビツトずつの画信号はラ
ッチ回路64でラッチされ、ラインメモリ群内のi−2
ライン用メモリ63t−2と前記した1−1ライン用シ
フトレジスタ651−+ に入力される。以下同様にし
てラインメモリ群63で1ラインずつ遅延された画信号
が作成され、1−2ライン用ンフトレジスク65.−。
および1−3ライン用シフトレジスタ65.、に入力さ
れることになる。
一方、先のラッチ回路62でラッチされた画信号は1+
1ライン用シフトレジスク5’5.、、にも人力される
。lライン用ソフトレジスタ65.に現在記録するライ
ンの画信号が蓄えられるので、i+lライン用シフトレ
ジスタ65.+、には1ラインだけ未来の画信号が蓄え
られることになる。
1+1ライン用シフトレジスタ65.、、の第2段目の
フリップフロップ回路から出力される2ビ・Zトずつの
参照データは、階調判別回路45を構成するROMの入
力端子A ’6およびA7に1ビ・ノドずつパラレルに
人力される。またこのシフトレジスタの第3段目のフリ
ップフロップ回路から出力される2ビツトずつの参照デ
ータは、階調判別回路45の入力端子A4およびA5に
人力される。
また1ライン用シフトレジスタ65. の2段目および
3段目のフリップフロップ回路から一度に出力される合
計4ビツトのデータは、階調判別回路45の入力端子Δ
2〜AOへそれぞれ1ビツトずつ入力されることになる
。このうち3段目のフリップフロップ回路から出力され
る2ビツトのテ′−タは着目データDI であり、後段
のパルス幅演算回路44(第4図)にも供給されること
になる。
一方、1ライン用シフトレジスタ65. の1段、2段
、4段および5段のフリップフロップ回路から出力され
る参照データは蓄熱演算回路43を構成するROMの入
力端子AO〜A7に入力され、1−1ライン用シフトレ
ジスタ65t−+ の各段の参照データは入力端子A8
〜A15に入力される。
またi−2および1−3ライン用シフトレジスタ65+
−−,651−3のそれぞれ3段目のフリップフロップ
回路から出力される2ビツトずつの参照データは、蓄熱
演算回路43の入力端子Δ18、A19およびA20、
A21に人力されることになる。
第6図は以上説明した周辺パターン抽出回路を構成する
5つのシフトレジスタ65.、、 〜65.−3から出
力される参照データについて、記録面上での配置関係を
表わしたものである。第5図に示す各数字(1)〜(1
5)は第6図に示す各出力ドツトの番号1〜15と対応
する。第5図でX印で表わした出力ドツトは、着目デー
タD、に対応するドツトである。
蓄熱状態の演算 さて蓄熱演算回路43ではその入力端子AO〜A21に
供給される22ビツトの参照データを基にして着目デー
タの印字が行われる単位発熱体の蓄熱状態を演算する。
第7図は蓄熱演算回路43を構成するROMの内容を表
わしたものである。
すなわちこのROMでは各参照データに重みを付けて加
算し、この加算値によって蓄熱レベルX。
を判別する。第8図および第9図は第6図に対応するも
ので、このときの参照ビットの重みを表わしている。こ
のうち第8図は階調レベル″2″′の出力ドツトが印字
される場合の重み付けであり、第9図は階調レベル″1
”の出力ドツトが印字される場合の重み付けである。階
調レベル″2”の出力ドツトの方が重みが大きくなって
いるのは、出力ドツトを印字する際の印加エネルギがよ
り大きいので、着目データD1 の印字に及ぼす蓄熱効
果がより大きいからである。
蓄熱の影響が最も大きい状態は、着目データを取り囲む
11の参照データの出力ドツトが共に階調レベル”2゛
′となるときであり、このときの加算値は455となる
。蓄熱レベルデータX、はこのとき最大のパ10″′(
10進数)である。これに対して例えば1ラインにおけ
る着目データの両隣りの参照データのみが印字状態にあ
り、しかもそれらの出力ドツトの階調レベルが“1”の
ときは、加算値が112となり、蓄熱レベルX、が2″
となる。蓄熱演算回路43を構成するROMには、各参
照データをアドレス情報とした場合の加算値に対する蓄
熱レベルデータX、が書き込まれており、読み出された
蓄熱レベルデータX+ は4ビツトのデータとしてパル
ス幅演算回路45のアドレス人力の一部となる。
階調の判別 一方、階調判別回路45ては入力端子A7〜AOに供給
される合計8ビツトの参照データおよび着目データを基
にして、2×2のドツトマトリックスによる15種類の
階調パターン■〜■のうちから着目データの属する階調
パターンを判別する。このために階調判別回路45では
各ラインの走査開始を示す走査開始信号67と前記した
ビデオクロック68の供給を受けるようになっており、
2ラインに一度ずつ主走査方向に2画素分ずつ判別対象
を区切り、いわゆるパターンマツチング法で階調パター
ンの判別を行う。
第10図はこの階調パターン判別の原理を説明するため
のものである。階調判別回路では図示のように2m+1
ラインおよび2m+2ライン(m−O,1,2、・・・
・・・)における2n千1番目および2n+2番目(n
−0,1,2、・・・・・・)の4つのドツトを取り出
し、これらを構成する2×2のドツトマトリックスの階
調パターンを判別する。
このときX印で示した着目データに対応するドツトは2
m+1ラインにおける2n+1番目の出力ドツトとして
印字されることになる。これら4つのドツトは階調判別
回路45内のROMで階調パターンを構成する各出力ド
ツトの階調レベルと比較され、着目データの属する階調
パターンが判別される。例えば第11図に示すようなド
ツトマトリックスが取り出されれば、第30図に示した
階調パターン■〜Qのうち階調パターン12に該当する
ことがわかる。このようにして判別された判別結果は階
調判別回路45内の図示しないメモリに蓄えられ、該当
するドツトマトリックスの着目データD、が読み出され
るタイミングで階調パターンデータGmとして出力され
る。すなわち階調パターンが識別された時点と次のビデ
オクロックが供給される時点で同一の階調パターンデー
タG、が出力され、次のラインのこれらと同一の主走査
位置でも同一の階調パターンデータG□が出力されるこ
とになる。このように2×2のドツトマトリックス単位
で階調パターンデータG。が出力される。階調パターン
データGカは蓄熱レベルデータX1 および着目データ
D、と共にパルス幅演算回路44のアドレス人力となる
印加パルス幅の演算 パルス幅演算回路44ではこれらのアドレス情報を基に
して暫定的な印加パルス幅TIAを決定する。ここで暫
定的と述べたのは、次のパルス幅修 ′正回路49でパ
ルス幅の修正を行うからである。
第12図および第13図はこのパルス幅演算回路44を
構成するROMの内容を表わしたものである。このうち
第12図は着目データD+ が階調レベル“2パの出力
ドツトの印字を指示している場合のものであり、第13
図は階調レベル“1”′の出力ドツトの印字を指示して
いる場合のものである。図中に示した丸で囲んだ数字は
階調パターンの種類を表わしたものである。例えば着目
データの出力ドツトが階調レベル“2”であり、これが
階調パターン12のドツトマトリックスに属し、かつ蓄
蝋レベルデータX、が8であったとすれば、印加パルス
幅TI^はQ、5m5ecとなる。同様の状況で着目デ
ータの出力ドツトが階調レベル“1”であったとすれば
、印加パルス幅T、Aは0.48m5ecとなる。なお
第12図階調パターン■、■、■、■および0について
の印加パルス幅T I Aが示されていないが、これは
これらの階調パターンで階調レベル“2”の出力ドツト
を使用しないからである。第13図で階調パターン■、
■、■、■および[相]について印加パルス幅T iA
が示されていないのも同様の理由からである。
この実施例のサーマルヘッド駆動装置では第12図およ
び第13図に示す特性で印加パルス幅T iAを設定す
るモードをノーマルモードと呼んでいる。このノーマル
モードでは第14図の白丸○で示すような記録特性を得
ることができ、第30図に示す従来のものと比べるとハ
イライト部分(光学濃度0.5以下)で画データの再現
性が良好になることがわかる。この実施例の装置では、
更にハイライト部分を良好に再現するためのハイライト
再現モードに設定できるようになっている。
これらのモードの切り換えは、サーマルヘッド駆動装置
の使用されている記録装置等の操作パネルの操作や、フ
ァクシミリ送信機等の情報送出側から送られてくる制御
信号を基に−してモード指定信号71によって行われる
第14図の黒丸・で示した記録特性はハイライト再現モ
ードにおける例を表わしたものであり、第15図および
第16図はこのハイライト再現モードで印加パルス幅T
 iAを設定するためのROMの内容を表わしたもので
ある。ハイライト再現モードでは、階調パターンを表わ
した多くの線分がノーマルモードと比べて更に右下がり
となっている。すなわちこれらの階調パターンでは印加
パルス幅TiAがノーマルモードにおける場合よりも短
か(設定されることになり、第14図に示すようにハイ
ライト部分の階調表現が更に豊かとなる。
印加パルス幅の修正 このようにして決定された印加パルス幅TIAはパルス
幅修正回路49で抵抗値および基板温度に応じた修正を
受けることとなる。ここで抵抗値による修正とは、サー
マルヘッドを構成する単位発熱体の抵抗値の相違にかか
わらず発熱のためのエネルギを一定に保たせるための印
加パルス幅の修正をいう。単位発熱体は1つのサーマル
ヘッドの内でも±25%程度の相違があり、更にサーマ
ルヘッド間ではそれらの平均抵抗値に200〜300Ω
の相違が存在する。パルス幅修正回路49に供給される
抵抗値データは個々の単位発熱体の抵抗値を表わしたデ
ータである。
第17図は抵抗値データR1の作成回路部分を示したも
のである。この回路部分はA 、/ D変換器を内蔵し
たサーマルヘッド抵抗値測定回路73を備えている。サ
ーマルヘッド抵抗値測定回路73は書き込みアドレスカ
ウンタ74がセレクタ75によって選択されている状態
でサーマルヘッドの単位発熱体の抵抗値を1つずつ測定
する。これらの測定結果は8ビツト(最大256段階)
の抵抗値測定結果76としてビット変換ROM77に供
給される。ビット変換ROM77では次の第1表に基づ
き抵抗値測定結果7Gを3ビツトの抵抗値データR1に
変換する。
(以下余白) 第 1 表 このようにしてめられた抵抗値データR8はRAM78
の入力データとなる。このとき書き込みアドレスカウン
タ74の指定したアドレス情報79がRAM78に供給
されており、その単位発熱体に対応する番地にその抵抗
値データR+ が書き込まれる。以下同様にして書き込
みアドレスカウンタ74のカウントアツプと共に単位発
熱体の抵抗値データR3が順にRAM78に書き込まれ
ることになる。このような抵抗値データRIの書き込み
は記録装置や表示装置に電源が投入された時点でそのた
びに行われてもよいし、RAM78を電池によってバッ
クアップし一度測定した抵抗値データR+ を長期間保
存するようにしてもよい。
このようにしてRAM78に蓄えられた抵抗値データR
1は、印加パルス幅T I Bの決定が行われる際に読
み出される。読み出しに際してはセレクタ75が読み出
しアドレスカウンタ81を選択し、印加パルス幅T 、
Bの決定が行われる単位発熱体に対応したアドレス情報
82が順に出力されRAM78に供給される。RAM7
8ではこれにより所望の単位発熱体の抵抗値データR0
を順に読み出しパルス幅修正回路49に供給することに
なる。
第18図はこれに対して予め抵抗値を測定したROMを
用いた抵抗値データR+ の出力部分を参考的に表わし
たものである。ROM84にはサーマルヘッドの個々の
単位発熱体の抵抗値データR1が予め焼き込まれており
、カウンタ85から単位発熱体を個々に指定するアドレ
ス情報86か供給されると、対応する抵抗値データR0
が読み出されることになる。
次にサーマルヘッドの基板温度データB、について説明
する。第19図はこのサーマルヘッド駆動装置の基板温
度データB、の作成部分を表わしたものである。図示し
ないサーマルヘッドの基板にはサーミスタ等の感熱素子
が取り付けられている。感熱素子の検出出力88はA/
D変換器89に人力され、8ビツトのシリアルデータ9
1に変換される。このシリアルデータ91はシリアル−
パラレル変換器92に入力され、温度を表わした8ビツ
トのパラレルデータ93に変換される。パラレルデータ
93は基板温度データB、を演算するためのROM94
のアドレス人力となる。次の第2表はパラレルデータ9
3の示した基板温度tと基板温度データB、の関係を表
わしたものである。
(以下余白) 第 2 表 ROM94によってめられた基板温度データB1はパル
ス幅修正回路49に供給されることになる。
パルス幅修正回路49ではこのようにして作成された抵
抗値データRi a基板温度データB1 を基にして印
加パルス幅T、Aを修正し、1゜2〜0.2m5ecの
範囲で変化する印加パルス幅T I Bを作成する。
第20図は印加パルス幅T、Bとこれらの情報の関係を
表わしたものである。パルス幅修正回路49から読み出
される印加パルス幅Tinはパルス幅そのものの長さを
示す情報ではなく、0.05m5ecの単位パルスの個
数として示される。例えば印加パルス幅TiAが0.7
m5ecで抵抗値情報R,が“010”のとき、T8.
′は016m5ecとなり、このとき基板温度情報B1
 が“100”であれぼ印加パルス幅T + Bは0.
5ms’ecとなる。この例の場合には、パルス幅修正
回路49から0.05m5ecの単位パルスの個数10
(10進数)を示すデータが印加パルス幅TiBとして
出力されることになる。
パルス幅修正回路49から出力された印加パルス幅T、
11に関するデータは、転送データ変換部50に入力さ
れ、ここで転送データ96に変換されてサーマルヘッド
ドライバ51に供給される。
また転送データ96の内容は黒比率演算回路52に供給
され、ここで得られた計数値データ97をもとにして補
正印加パルス演算回路53て印加パルスの幅が最終的に
決定される。このような儒号処理の理解を容易にするた
めに、まずこの実施例のサーマルヘッド駆動装置に使用
されるサーマルヘッドおよびサーマルヘッドドライバ5
1の概略を説明する。
第21図はライン型サーマルヘッドふよびこれに搭載さ
れているサーマルヘッドドライバを表わしたものである
。この実施例で使用されるサーマルヘッド101はA4
判の記録用紙(幅216mm)に8ドツ)7mmの記録
密度で印字を行うために合計1728個の単位発熱体1
10.〜110、.2.を備えている。これらは1本の
細長い発熱抵抗体を多数の電極114で分割したもので
ある。これら多数の電極114はダイオード115を介
して2つの共通電極116.117に交互に接続されい
てる。一方、2つずつ組となった単位発熱体1102.
、、.1102.+2(n= 0−863)にはこれら
の通電を制御するための電極118が取り付けられてお
り、これらはそれぞれサーマルヘッドドライバ51内の
一端を接地されたスイッチング素子119.〜119.
、、に接続されている。864個のスイッチング素子1
19I〜119.6. はそれぞれ同じくサーマルヘッ
ドドライバ51内のラッチ回路121のラッチ出力によ
って個別にオン・オフ制御されるようになっている。ラ
ッチ回路121はシフトレジスタ122から出力される
864個のパラレルなデータをラッチ信号123によっ
てラッチするようになっている。
すなわちシフトレジスタ122のデータ入力端子り。−
D6 にシリアルな転送データ96が供給されるとクロ
ック信号125に同期してこれらがシフトレジスタ12
2にセットされる。シフトレジスタ122で変換された
864個のパラレルデータはラッチ信号125によって
ラッチ回路121にラッチされ、次のラッチ信号が到来
するまで保持される。このラッチ出力が信号” 1 ”
の箇所ではトランジスタ等から成るスイッチング素子1
19がオンとなり、スイッチ回路126によって選択さ
れた共通電極116または117から対応する単位発熱
体110に電圧■。。が印加され、発熱が行われる。ラ
ッチ出力が信号“O”の箇所ではスイッチング素子11
9がオフとなり、対応する単位発熱体は発熱しない。こ
のようにして選択的に発熱の行われた単位発熱体110
の部分で印字が行われることになる。
このサーマルヘッド駆動回路113ではラッチ信号12
3が0.05m5ecの周期で発生し、このたびにシフ
トレジスタ122の内容を入れ換えることで印加パルス
幅TiBに相当する時間だけそれぞれの単位発熱体の通
電・発熱が行われる。
以上のようにして864個の単位発熱体の制御が行われ
たら、スイッチ回路126が他方の共通電極117また
は116を選択し、同様の動作を繰り返す。これにより
1728個の全単位発熱体1101〜110..2.の
制御が行われたことになり、1ラインの印字動作が終了
する。この実施例の場合の1ラインの印字動作は5m5
ecのサイクルで行われる。
一タ等の作成を行う部分を表わしたものである。
前に説明したサーマルヘッドドライバ51が一方の共通
電極116または117を選択して印字を行う期間中に
相当する印加パルス幅Tl、lは、5ビツトのパラレル
なデー タとして最大値検出回路128およびRAM1
29に順次(864個の単位発熱体分)供給される。最
大値検出回路128はこれら864個の単位発熱体に印
加する印字パルスの最大時間幅TMAX をめる。最大
値T M A xがめられるとその値がカウンタ 13
1へ転送される。カウンタ131はカランフクロツク1
32によってこれをカウントアツプしこれを計数値デー
タ133として出力する。計数値データ133は比較回
路134の一方の比較入力端子Aに供給される。
一方、RAM129では印加パルス幅T、11に関する
データが供給されている状態でセレクタ135が書き込
みアドレスカウンタ136を選択し、印加パルス幅Ti
nと印字としての着目データD1 を対応する番地に書
き込んでいく。このとき階調レベルに関係なく印字状態
の着目データDIについては信号“1″が書き込まれ、
非印字状態の着目データD、については信号′0”が書
き込まれる。このようにして1ライン分のデータの書き
込みが終了したら、カウンタ131が最初の計数値“1
”を計数値データ133として出力している時点で、今
度はセレクタ135が読み出しアドレスカウンタ137
を選択し、印加パルス幅Tinおよび印字、非印字のい
ずれかを表わした印字データ(着目データ)D1′がR
AM129から読み出される。このうち印加パルス幅T
 i nは比較回路134の他方の比較入力端子Bに供
給され、印字データDI′はアンド回路138の一方の
入力端子に供給さる。比較回路134では計数値データ
133が“1”く10進数)の状態で印加パルス幅T、
Bを1ドツトずつ比較し、印加パルス幅T、I]の方が
計数値データ133と等しいかこれよりも大きいとき比
較出力139として信号゛1″を出力する。すなわちこ
の信号処理過程では、着目データD+ について印字が
行われると仮定した場合において、このときの印字エネ
ルギが0、.05m5ecの単位パルス1個に相当する
量よりも大きい場合に信号゛1″′が、またこれよりも
小さい場合には信号“0゛が出力されることになる。
比較出力139はアンド回路138で印字データD、′
と論理積がとられる。ここで論理積をとったのは、印加
パルス幅T i Bが着目データの印字・非印字に関係
せずに算出される値なので、印字を行わないドツトにつ
いてはたとえ比較出力139が信号“1”(印字)の状
態であってもこれを信号“0”(非印字)の状態に変更
する必要があるためである。従ってアンド回路138か
ら出力される864個分のドツトに対応する印字データ
141は、これらについて最初の0.05m5ecでそ
れぞれ印字を行うか行わないかを表わしたデータ列であ
るということができる。この1単位の印字データ141
はサーマルヘッド転送データ変換回路142と黒比率演
算回路52の双方に供給される。
この後、カウンタ131の計数が1だけ行われ、計数値
データ133が2”の状態となる。この状態でRAM1
29は再び印加パルス幅T r eと印字データD、′
の読み出しを繰り返し、アンド回路138から印字デー
タ141として2回目の0.05m5ecにおけるデー
タ列が出力される。
以下同様にして第21図に示した共通電極116.11
7の一方が選択された状態で、それぞれの着目データD
、がQ、Q5msec刻みの印字データ141として再
組成されることになる。第23図はこのようにして再編
成された印字データ141のうち1単位の864個のデ
ータ列の構成例を表わしたものである。上欄が単位発熱
体110の番号を、また下欄が印字の有無を表わしたデ
ータとなっている。
さて転送データ変換回路142ではシリアルに送られて
くるこのような印字データ141を図示しないクロック
に同期して取り込み、これらを128ドツトずつの7つ
のグループに変換する。
すなわち第24図に示すように第1番から第128番ま
でのデータを第0のグループに分類し、これらを転送デ
ータ96. とじて/フトレジスク122のデータ入力
端子り。に供給する。また第129番から第256番ま
でのデータを第1のグループに分類し、転送データ96
1 としてシフトレジスタ122のデータ入力端子り、
に供給する。
以下同様である。ただし第7番目の第6のグループでは
取り扱うデータ量が残りの分となり、他のグループより
も少なくなる。シフトレジスタ122に供給されたこれ
らの転送データ96.〜966は前記したように864
個のデータとしてセットされ単位発熱体ごとの印字制御
に用いられることになる。
一方、黒比率演算回路52に供給された1単位の印字デ
ータ141はここで印字を行うドツトの数が計数される
。計数値はパ0′”から” 864”の間の値となる。
計数値を表わした計数値データ97は補正印加パルス幅
演算回路97内のROM146のアドレス情報となる。
第25図はROM146の内容を表わしたものである。
11回の印字動作における黒比率が高いはど補助パルス
幅Ttcが増加することがわかる。ここで補助パルス幅
TicとはQ、Q5msecの単位パルスに付加される
パルス幅をいい、0.005m5ecのステップで最長
0.025m5ecまで設定される。すなわち先に印加
パルス幅TiBは0.05m5ecの単位パルスの個数
として出力されることを説明したが、これら単位パルス
に対して黒比率に応じた時間幅の補助パルスが付加され
て実際の印字が行われることになる。
黒比率が高いほど補助パルス幅T 、cが長いのは、電
源の電圧■Co(第21図)の降下等による印字エネル
ギの低下を補償するためである。
0.005m5ecのステップの補助パルスはその個数
が3ビツトの黒比率情報W、として順次出力される。
このようにこのサーマルヘッド駆動装置では印加パルス
幅TiBとして1ドツトにつき最大1.2m5ecの印
加パルスを設定し、これに対応する最大24個の0.0
5m5ecの単位パルスに対してそれぞれ最大0.02
5m5ecの補助パルスを設定することが可能である。
従って1ドツト当たりの通電の最長時間は1.8m5e
cであり、2つの共通電極116.117を切り換えて
行われる1ラインの印字の最長時間はこの倍の3.6m
5ecとなる。これは前記した1ラインの印字サイクル
の5m5ecより小さく、実用上問題とならない。
第26図は補助印加パルス演算回路53内の2つのカウ
ンタを表わしたものである。0.05m5ecカウンタ
148は単位パルスを設定するためのカウンタであり、
0,005m5ecカウ ′ツク149は補助パルスを
設定するためのカウンタである。0゜Q5msecカウ
ンタ148は基本クロック151を分周して0.05m
5ecの時間幅を計数する。Q、35m5ecになると
このカウンタ148からカウント終了信号123が出力
され、この時点で0.005m5ecカウンタ149は
ROM 146から黒比率情報W、を取り込む。0.0
05m5ecカウンク149は黒比率情報W、で与えら
れた数だけ0.005m5ecの計数を行い、これが終
了した時点でカウンタクロック132を出力する。この
カウンタクロック132によって0.05m5ecカウ
ンタ148が次の0.05.m5ecの計数を開始する
。カウンタクロック132は第22図に示したカウンタ
131にも供給される。
第27図は一例として黒比率情報W、が“olo”、“
001″′、“ooo”と順に変化した場合の印加パル
スの設定動作を表わしたものである。
まず同図aに示すカウンタクロック132−1の発生と
共に単位パルスの計数が行われ、同図すに示すように0
.05m5ec経過後にカウント終了信号123−1が
発生する。この時点で数値゛2”を示す黒比率情報w、
が0.005m5ecカウンク149に取り込まれる。
この結果0.005rnsecカウンタ149は0.0
1m5ec経過後にカウンタクロック132−2を出力
する。すなわちこれまでの全時間0.06m5e(がこ
の1回目の印字パルス幅となる。
同様にして2回目の印字パルス幅は、カウンタクロツタ
132−2の発生からカウント終了信号123−2の発
生までの0.05m5ecとこのカウンタ終了信号12
3−2の発生から次のカウンタクロック132−3の発
生までの0.005m5ecの和としての0.055m
5ecとなる。
また3回目の印字パルス幅は補助パルスの幅が零となる
ので0.05m5ecとなる。このようにして印字エネ
ルギの制御が行われることになる。
なおりラント終了信号123は第21図に示したラッチ
信号123としても用いられる。
装置の印字動作例 以上このサーマルヘッド駆動装置の動作を各部分ごとに
説明したが、最後に一例をあげて動作を全体的に説明す
る。今、第28図に示すような画データが存在するもの
とする。図でハツチングのほどこされた正方形の領域−
が階調レベル゛2”の画データであり、同じくノリチン
グのほどこされた円形の領域・が階調レベル゛1′′の
画データである。これらの画データを主走査方向の座標
位置X、、X2、・・・山および副走査方向の座標位置
Yl、Y2、・・・・で表わすものとする。座標位置X
1 が各ラインの走査開始位置であるとし、座標位置Y
、 、Y3、Y、、・・・・・・が奇数番目の走査ライ
ンを表わすものであるとする。着目データが座標<Xl
、Y5)の位置にあるときサーマルヘッドの基板温度が
25°Cであり、また着目データの印字を行う単位発熱
体の抵抗値が590Ωであったとする。
(1)まずこの第28図で示した枠161内の参照デー
タ群から蓄熱レベルX、を演算する。参照データの加算
値をX、とすると、これは第8図および第9図から次の
ようになる。
X+ =12+70+10+20+20+30+70+
30 =332 従って蓄熱レベルX1 は第7図より“6”となる。
(11)次に階調パターンの識別について説明する。2
×2のドツトマトリックスを構成する4つの画データは
、この例の場合法の4つの座標に対応している。
(、Xs 、Y5 ) 、 (X6 、Y、 ) 、(
Xs 、Y、)、 (X、、Y6 )階調判別回路45
はこれにより階調パターン■を表わした階調パターンデ
ータGイを出力する。
(iii )パルス幅演算回路44では、蓄熱レベルX
1、階調パターンデータG1%、着目データD。
それにモード指定信号71から印加パルス幅T i A
をめる。着目データD、が階調レベル“2”の出力ドツ
トに対応するので、ノーマルモードでは第12図が、ま
たハイライト再現モードでは第15図が適用になる。す
なわちノーマルモードが設定されているとき、印加パル
ス幅TIAは0.86m5ecとなり、ハイライト再現
モードでは0.9m5eCとなる。
(iv)印加パルス幅T 、Aはパルス幅修正回路49
で修正され印加パルス幅TiBがめられる。
基板温度が25°Cなので基板温度データB1 は第2
表より“” 010 ”となる。また単位発熱体の抵抗
値が590Ωなので第1表より抵抗値データR1は’ 
001 ”となる。従って第20図より、ノーマルモー
ドでは印加パルス幅TiBが0.70m5ecとなり、
ハイライト再現モードでは0.75m5ecとなる。す
なわちノーマルモードではQ、Q5msecの単位パル
スが14回繰り返されて着目データの印字が行われ、ハ
イライト再現モードでは同一時間幅の単位パルスが15
回繰り返されて着目データの印字が行われることになる
第29図はこの着目データの印字されるラインにおける
15回の印字サイクルを表わしたものである。このとき
2つの共通電極116.117(第21図)はこの着目
データに対応する方が電源と接続されていることになる
まず第29図すに示す第1番目のラッチ信号123−1
によって同図a〜1に示すように0.05m5ecの時
間幅で最初の単位パルスが発生し、同図Cに示すように
通電パルス163が立ち上がる。この最初のサイクルで
黒比率の計数値が600であるとすれば、補助パルスは
0; 005m5ecx3となり、0.015m5ec
だけ印加パルスが増大する。このときのカウンタ131
(第22図)の計数値データ133はパ1”である。
このようにして最初のサイクルの印字が終了すると第2
番目のラッチ信号123−2が発生し、次のデータがラ
ッチ回路121にラッチされる。
これと共に第29図a−2に示すように0.05m5e
cの単位パルスが発生する。このときの黒比率の計数値
が500であれば、同様に0.015m5ecだけ印字
パルスが増大する。
このときカウンタ131の計数値データ133は“2″
である。最初のサイクルと次のサイクルの印字パルスは
跡切れなく連続するので、通電パルス163は連続する
以下同様にしてカウンタ131の計数値データ133が
1ずつカウントアツプされ印字動作が進行する(第29
図a−3〜a−14>。これに従って黒比率が順次減少
していくのは、印字エネルギの小さい単位発熱体はど早
期に印加パルスの印加が終了するからである。第28図
の例で示したノーマルモードの着目データについては、
その転送データが最初から14回まで信号” 1 ”と
なり、これ以後は信号“0”となる。
以上説明した実施例では単位発熱体の蓄熱データや抵抗
値データを参考にして印加エネルギを設定したが、着目
データの属するラインよりも未来のラインの画データや
着目データの属するラインにおける他の画データを参考
にして印加エネルギを設定することも可能であり、これ
によりソリッド領域の内部あるいはソリッド領域と地色
部分の境界部分の記録または表示を更に良好に行うこと
ができる。
また実施例では2×2のドツトマトリックスについて説
明したが、これ以外のマトリックス構造の出力ドツト集
合体や、マ) IJソックス造を有しない出力ドツト集
合体にも本発明を適用することができるのはもちろんで
ある。
「発明の効果」 このように本発明によれば表現しようとする階調を判別
して、これを所望の濃度で記録あるいは表示できるよう
に印加エネルギを演算する。従って原稿の種類や記録装
置′あるいは表示装置の表現特性、更には記録用紙の地
色部分の光学的濃度に応じて最適の中間調表現を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のサーマルヘッド駆動装置の原理を表わ
すブロック図、第2図は印加エネルギ演算手段を階調判
別手段と複合した場合の構成を示すブロック図、第3図
は印加エネルギ演算手段に入力することのできる情報の
例を示すブロック図、第4図〜第29図は本発明の一実
施例を説明するためのもので、このうち第4図はサーマ
ルヘッド駆動装置の概略を示すブロック図、第5図は周
辺パターンの抽出部分の回路図、第6図は参照データの
記録面における対応関係を示した配置説明図、第7図は
蓄熱レベルXl を演算するROMの記憶内容を説明す
る記憶データ説明図、第8図は参照 ・データに対応す
る出力ドツトの階調レベルが“2”のときのそれぞれの
重みを表わした説明図、第9図は参照データに対応する
出力ドツトの階調レベルが“1”のときのそれぞれの重
みを表わした説明図、第10図は階調の判別原理を示す
説明図、第11図は2X2のドツトマトリックスの一例
を示すマトリックス構成図、第12図はノーマルモード
で階調レベルが“2”の場合の印字パルス幅TI^を演
算するROMの記憶内容を説明する記憶データ説明図、
第13図はノーマルモードで階調レベルが“1”の場合
の印字パルス幅TIAを演算するROMの記憶内容を説
明する記憶データ説明図、第14図は15種類の階調パ
ターンによる表現特性をノーマルモードとハイライト再
現モードで対比させた特性図、第15図はハイライト再
現モードで階調レベルが“2”の場合の印字パルス幅T
IAを演算するROMの記憶内容を説明する記憶データ
説明図、第16図はハイライト再現モードで階調レベル
が“1”の場合の印字パルス幅TI^を演算するROM
の記憶内容を説明する記憶データ説明図、第17図は抵
抗値情報R,の作成部分を示すブロック図、第18図は
第17図の説明の参考に示したブロック図、第19図は
基板温度情報B、の作成部分を示すブロック図、第20
 ′図は印字エネルギ情報T + Bを演算するROM
の記憶内容を説明する記憶データ説明図、第21図はサ
ーマルヘッドおよびサーマルヘッドドライバのブロック
図、第22図は印字エネルギ情報を転送データ等に変換
する部分を表わしたブロック図、第23図は印字データ
の構成を表わしたデータ構成図、第24図は転送データ
変換回路でグループ分けされた個々の印字データ列を表
わしたデータ構成図、第25図は補助パルス幅を演算す
るROMの記憶内容を説明する記憶データ説明図、第2
6図は印加パルスの時間幅を設定する回路部分のブロッ
ク図、第27図はこの第26図に示した回路部分の動作
を説明するためのタイミング図、第28図は画データの
配置例を示すデータ配置図、第29図はこのサーマルヘ
ッド駆動装置の印字動作の一例を表わした各種波形図、
第30図は2X2の出力ドツトマトリックスを用いた従
来の階調表現特性を示した特性図、第31図は出力ドツ
トと階調レベルの関係を表わした説明図である。 21・・・・・・人力画データ、 22・・・・・階調判別手段、 24.101・・・・・・サーマルヘッド、26.29
.38・・・・・・印加エネルギ演算手段、31・・・
・蓄熱状態演算手段、 32・・・・・・サーマルヘッド基板温度判別手段、3
3・・・・・抵抗値検出手段、 34・・・・・・周辺情報判別手段、 35・・・・未来情報判別手段、 43・・・・・蓄熱演算回路、 44・・・・・パルス幅演算回路、 45・・・・・階調判別回路、 49・・・・・・パルス幅修正回路。 出 願 人 富士ゼロックス株式会社 代 理 人 弁理士 山 内 梅 雄 第1 図 第7図 第8図 第9図 第10図 第11図 第12図 第29図 (a−14) □よ一一一」−ぴ押0)(C) ’−−
−“iパルス 第30図 第31国

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、網目状に配置された所定数の出力ドツトから構成さ
    れる出力ドツト集合体を使用し、この出力ドツト集合体
    を階調表現の最小単位として個々の出力ドツトの階調レ
    ベルの設定内容に応じてそれぞれの出力ドツト集合体の
    表現する階調を定めこれにより中間調の記録または表示
    を可能とする中間調表現装置において、現在表現しよう
    とする出力ドツトの属する出力ドツト集合体の表現すべ
    き階調を入力画データを基にして判別する階調判別手段
    と、この階調判別手段によって判別された出力ドツト集
    合体の階調に応じて現在表現しようとする出力ドツトに
    対応するサーマルヘッドの単位発熱体に印加すべきエネ
    ルギを演算する印加エネルギ演算手段とを具備すること
    を特徴とするサーマルヘッド駆動装置。 2、現在表現しようとする出力ドツトに対応する人力画
    データと前記出力ドツトの周辺に位置づけられる入力画
    データを記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶され
    たこれらの人力画データを基にして現在表現しようとす
    る出力ドツトの属する出力ドツト集合体の表現すべき階
    調に応じた当該出力ドツトに対応するサーマルヘッドの
    単位発熱体に印加すべきエネルギを演算する印加エネル
    ギ演算手段を具備することを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載のサーマルヘッド駆動装置。 3、サーマルヘッドの個々の単位発熱体の蓄熱状態を演
    算する蓄熱状態演算手段と、サーマ717ヘツドの基板
    の平均温度あるいは基板の温度分布を判別するサーマル
    ヘッド基板温度判別手段と、サーマルへ゛、N7ドの個
    々の単位発熱体の抵抗値を検出する抵抗−検出手段と、
    現在表現しようとする出力ドツトの周辺の画データを印
    加エネルギの調整のために判別する周辺情報判別手段と
    、現在表現しようとする出力ドツトに対する未来の画デ
    ータを印加エネルギの調整のために判別する未来情報判
    別手段のいずれかあるいは全部を備え、これら1または
    複数の手段から出力される印加エネルギ調整のだめの情
    報を入力して出力ドツトに対応するサーマルヘッドの単
    位発熱体に印加すべきエネルギを階調レベルおよびその
    他の人力情報に応じて演算する印加エネルギ演算手段を
    具備することを特徴とする特許請求の範囲第1項または
    第2項記載のサーマルヘッド駆動装置。 4、印加エネルギ演算手段は、サーマルヘッドの個々の
    単位発熱体に印加するエネルギをこれらの単位発熱体に
    印加する印加パルスの時間幅に関する情報として演算す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項
    記載のサーマルヘッド駆動装置。
JP59109735A 1984-05-31 1984-05-31 サ−マルヘツド駆動装置 Pending JPS60254875A (ja)

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JP59109735A JPS60254875A (ja) 1984-05-31 1984-05-31 サ−マルヘツド駆動装置

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JP59109735A Pending JPS60254875A (ja) 1984-05-31 1984-05-31 サ−マルヘツド駆動装置

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JP (1) JPS60254875A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62248668A (ja) * 1986-04-22 1987-10-29 Hitachi Ltd 感熱記録の中間調記録方法
JPH02263664A (ja) * 1989-04-04 1990-10-26 Mitsubishi Electric Corp 中間調記録方式

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62248668A (ja) * 1986-04-22 1987-10-29 Hitachi Ltd 感熱記録の中間調記録方法
JPH0572879B2 (ja) * 1986-04-22 1993-10-13 Hitachi Ltd
JPH02263664A (ja) * 1989-04-04 1990-10-26 Mitsubishi Electric Corp 中間調記録方式

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