JPS60252805A - 流体アクチユエ−タの制御方法 - Google Patents

流体アクチユエ−タの制御方法

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Publication number
JPS60252805A
JPS60252805A JP59107527A JP10752784A JPS60252805A JP S60252805 A JPS60252805 A JP S60252805A JP 59107527 A JP59107527 A JP 59107527A JP 10752784 A JP10752784 A JP 10752784A JP S60252805 A JPS60252805 A JP S60252805A
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JP
Japan
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value
actuator
fluid
engine
signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP59107527A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuzo Koyanagi
小柳 祐三
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MITSUWA SEIKI CO Ltd
Sanwa Seiki Ltd
Original Assignee
MITSUWA SEIKI CO Ltd
Sanwa Seiki Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MITSUWA SEIKI CO Ltd, Sanwa Seiki Ltd filed Critical MITSUWA SEIKI CO Ltd
Priority to JP59107527A priority Critical patent/JPS60252805A/ja
Publication of JPS60252805A publication Critical patent/JPS60252805A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Control And Safety Of Cranes (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、WHfk機械におけるクレーン等を操作する
流体アクチュエータの制御方法に関する[従来の技術] 従来、建設機械におけるクレーン等の操作を油圧アクチ
ュエータによって行なう場合において、これら油圧アク
チュエータの速度あるいは作動方向の制御は油圧切換弁
によっている。
このような従来の構成において、油圧アクチユエータの
直動速度あるいは回転速度は油圧アクチュエータに圧送
される圧力油の単位時間あたりの流量に比例しているた
め、それら直動速度あるいは回転速度の制御は油圧切換
弁の開度と、その圧力油を吐出している油圧ポンプの回
転速度を制御して行なっている。
また、これら制御において、油圧切換弁の制御と油圧ポ
ンプの制御との関係は、油圧切換弁を操作するレバーに
よって油圧切換弁を閉じた状態から最大の開弁状態へ操
作することによって油圧切換弁を通過する圧力油の量を
増大させてゆき、同時にそのレバーに連動したリンクが
エンジンを操作し、その操作によってエンジンが油圧ポ
ンプの回転を上昇させて圧力油の吐出量を増大させる方
法を採用していた。
[発明が解決しようとする問題点] このような従来の方法によると、その操作レバーの操作
によって油圧切換弁とエンジンの両者が同時に操作され
ることになるため、その操作と油圧アクチュエータに圧
送される圧油の流量との関係において、その操作感度が
高くなってしまうことになる。
また、これら建設機械等においては、クレーンの回転操
作、クレーンの巻上げ操作、ブームの起伏操作等、複数
の操作機構の組を有し、これらの組のうちクレーンの回
転操作等をする特定の組については、その荷振れ等を防
止するため早い速度の操作は危険となる。
したがって、このような特定の組が操作されているとき
は、エンジンを比較的に低速度で回転させて、油圧ポン
プからの圧油吐出量を少なくしておかなければならない
しかし、これら複数の組の操作はその幾組かを同時に操
作することが多く、且つ上記のように各組の操作レバー
はエンジンのアクセルに連動しているため、他の組が同
時に操作されると、その操作によってエンジンの回転が
上昇し、その特定の組における操作が危険となる問題が
ある。
[技術的課題] 本発明の目的は、上記のような問題を解消した流体アク
チュエータの制御方法を提供することにある。
[問題点を解決するための手段1 本発明は下記の構成となっている。
流体アクチュエータは、エンジンによって駆動される固
定容積型の流体圧ポンプから吐出する圧力流体によって
駆動され、 前記流体アクチュエータと前記流体圧ポンプとの間には
流体圧切換弁を介設し、 前記流体圧ポンプと前記流体圧切換弁との間には安全弁
を設け、 前記流体圧切換弁は、その切換位置を操作することによ
って、前記圧力流体の流、れを閉じあるいは前記圧力流
体の流れを可能とする開弁状態の操作を可能とし、且つ
前記開弁の構成は。
前記切換位置の操作によって、前記圧力流体の流れる流
路面積を連続的に変化できる構成をなし、 前記流体圧切換弁の切換位置は、アクチュエータによっ
て操作される構成をなし、 前記アクチュエータは遠隔操作の指令信号の大きさに比
例して操作される、 ″) ヮl。、1.600体アヶアーーー、操□機構の
組を複数組設け。
前記各組において前記アクチュエータを操作している前
記指令信号あるいはその指令信号に相当した信号である
ーの信号は、それぞれ計算器に入力し、 前記計算器においては、前記各組ごとに、その入力した
ーの信号をその組ごとの所定の関数関係によって−の指
示値に変換し、 A:前記各組のうち、特定の組における前記指令信号が
中立値の値となっているときは、前記計算器は、 前記エンジンの出力を指示しているアクセル′指示値と
前記各組ごとの前記各−の指示値を比較し4、その比較
によって前記アクセル指示値と前記各−の指示値のうち
最大の指示値を選択し、該最大の指示値に従って前記エ
ンジンの出力を増減させ、 B:前記特定の組における前記指令信号が中立値以外と
なったときは、 前記計算器は、 前記最大の指示値を、その後少なくともその指示値より
増大しない−の値とし、 その−の値、前記アクセル指示値および前記特定の組に
対する前記−の指示値の大きさを比較し、 そのうちの最大の値によって前記エンジンの出力を増減
させる、 以上の作動からなっているものである。
[作用] 上記本発明の構成において、その作用は下記のようにな
っている。
流体アクチュエータの速度を停止状態からその作動を開
始して、その速度を高めてゆくとき、各流体アクチュエ
ータ操作機構は以下のように作動する。
各流体アクチュエータ操作機構は、遠隔操作の指令信号
を増大させてゆくことによってアクチュエータが操作さ
れ、その操作によるアクチュエータの動きは流体切換弁
の切換位置を閉じた状態から開弁の状態に移行し、その
開弁状態においては、その開弁部分において圧力流体の
流れる流路面積がその指令i号に比例して連続的に増大
してゆくため、流体圧ポンプから流体アクチュエータへ
圧送される圧力流体の単位時間あたりの流量が、その流
路面積の増大に比例して増大し、その結果、流体アクチ
ュエータの速度が増大してゆく。
この場合、各流体圧切換弁の開弁部分が絞られた状態に
おいて、流体圧ポンプからの圧力流体が過剰となってい
るときは、その過剰の分が安全弁から大気へ逃げている
このように流体アクチュエータの速度増大が、流体圧切
換弁における開弁部分の流路面積を広げてゆくことによ
って行なわれることに対し、その開弁部分への圧力流体
供給の量を増大させて流体アクチュエータの速度を更に
増大させてゆくことは、下記の作動によっている。
すなわち、上記流体圧切換弁の開弁における流路面積が
舞大値に達したとき、あるいはその最大値に達する前の
状態において、エンジンの回転速度を増大させ、そのエ
ンジンの回転速度の増大は、流体圧ポンプの回転を増大
させて流体圧ポンプからの圧力流体吐出量を増大させ、
その増大した圧力流体が流体アクチュエータの速度を増
大させてゆくものとなる。
この場合、そのエンジンの回転速度を増大させる方法は
、 各流体アクチュエータ操作機構の組においてアクチュエ
ータを操作している指令信号あるいはその指令信号に相
当した信号(例えばその指令信号に対するフィードバッ
ク信号)である−の信号を、それぞれ計算器に入力させ
、計算器においては、その各組ごとに、その入力したー
の信号をその組ごとの所定の関数関係によって−の指示
値に変換し。
A:それら各組のうち、特定の組(例えば、クレーンの
回転を操作している流体アクチュエータ操作機構の組)
における指令信号が中立値、 の値となっているとき(
特定の組における流体1 圧切換弁が閉じ、その組にお
ける流体アクチュエータ七作動が停止しているとき)は
、計算器が、 エンジンの出力を指示しているアクセル指示値と各組ご
との前記各−の指示値を比較し、その比較によってアク
セル指示値と線番−の指示値のうち最大の指示値を選択
し、該最大の指示値に従ってエンジンの出力を増減させ
ている。
このことは、その最大の指示値となって操作されている
組の操作程度に合わせてエンジンの出力を増減させてい
るものであり、且つその操作に操作者の注意が集中して
、すべての組の操作速度をその操作のみによって早める
ことができるようになっているものである。
B:しかし、上記操作において、流体アクチュエータの
速度を低速度において注意深く操作しなければならない
ような特定の流体アクチュエータ操作機構の組の操作に
おいては、下記のような作用となる。
該特定の組における指令信号が中立値以外となったとき
(その組における流体圧切換弁が開弁状態となって、そ
の組における流体アクチュエータが作動し始めるとき)
は、 計算器が、 ゛ 上記最大の指示値を、その後少なくともその指示値より
増大しない−の値とし、 その−の値、アクセル指示値および当該特定の組に対す
るーの指示値(特定の組から計算器に入力したーの信号
が、上記のように所定の関、数関係によって、計算器に
おいて変換された値)の大きさを比較し、 そのうちの最大の値によって前記エンジンの出力を増減
させるものとなる。
このことは、その特定の流体アクチュエータを最も注意
深く操作したいときは、たとえ他の組が操作されていて
も、そのことによってエンジンの回転が上昇して、その
特定の組の操作中にその操作とは関係なく、その特定の
組における流体アクチュエータの速度が上昇してしまう
ような危険を防止しているものである。
すなわち、最大の指示値となっている他のいずれかの組
が操作され、エンジンがその最大の指示値によって操作
されているときにおいて、特定の組が操作され始めたそ
の当初においては、その特定の組から生ずる−の指示値
は未だ非常に小さな値であり、且つそのときアクセル指
示値もその最大の指示値よりも小さな値となっていたも
のである。
したがって、特定の組が操作され始めたその直後におけ
るエンジンの出力は、その特定の組が操作され始めたと
きに1−の値jの上限値とされた該最大であった指示値
の値より高い値とはならず、その後アクセル指示値ある
いは特定の組におけるーの指示値が、その「−の値1よ
り大きくならない範囲においては、エンジンがその「−
の値」のレベルに押えられたままとなって、他の組の操
作によってエンジンの出力が増大して、特定の組におけ
る荷が急に横方向へ振られてしまうような心配がない状
態となる。
また、このような状態において、特定の組における指令
信号が増大してゆき、やがてその特定の組から生じてい
る−の指示値θが「−の値jより大きくなったときは、
その特定の組の操作に応じてエンジンの出力が増大する
ことになる。
このことは、この状態に入ると特定の組の操作のみと連
動してエンジンの出力が増大するものであり、且つその
増大は、操作者がその特定の組における流体アクチュエ
ータの速度を更に増大することを意図しての操作である
ため、その操作は操作者の意図に基づいた滑らかな安全
な操作となる。
また、上記特定の操作をしている場合でありても、この
状態においてエンジンの出力操作は、−の値、アクセル
指示値あるいは特定の組におけるーの指示値のうち最大
の値によって操作されるようになっているため、特定の
組とその他の組を含めたすべての操作している組の操作
速度を同時により早い応答速度をもって高めたいときは
、アクセル指示値を特に増大させてゆ(、:) ”□ けば、その結果、そのアクセル指示値によ−てエ
ンジンの出力を操作し、そのことによって、その特定の
組のleeかな操作に代って、直接、アクセル指示値に
よって流体圧ポンプからの圧力流体の吐出量を増大させ
、すべての流体アクチュエータの操作応答速度をより早
い応答速度で増大させることができることになる。
[発明の効果]。
上記の本発明における構成とその作用から明らかなよう
に、本発明は下記のような効果を有している。
l)従来におけ返流体圧切換弁とエンジンを同時に機械
的な連動のもとに操作していた方法に比し、本発明は、
流体アクチュエータの速度を制御する流体圧切換弁を遠
隔操作による指令信号によって操作し、その流体圧切換
弁へ圧力流体を吐出している流体圧ポンプの回転制御は
、その指令信号あるいはその指令信号に相当した信号を
計算器が受信し、その受信によって計算器が、その流体
圧ポンプを駆動しているエンジンの出力を制御するよう
にしている。
そのため本発明は、流体圧切換弁の信号操作とエンジン
の信号操作との両者の操作が独立した信号操作によって
操作することが可能となり、且つその両者の間の関係を
計算器が任意に関係ずけることが可能となって、その操
作範囲を拡大して操作することができる。
その結果、各流体アクチュエータの速度制御において、
微妙な操作を可能とすることができるものである。
2)各アクチュエータの操作に関連してエンジンの出力
を増減させる信号系統は、各流体アクチュエータ操作機
構と計算器との間の簡単な配線と、計算器からエンジン
へ配線された単一の信号系のみでよいことになり、従来
のように各流体アクチュエータからそれぞれ、直接に機
械的なリンク機構を介してエンジンへ指示値を入力させ
るような複雑な系を設ける必要がなくなるものである。
3)流体アクチュエータ操作機構の組のいずれかの組が
操作され、共通流体圧力源となって2 いる流体圧ポン
プを駆動しているエンジンがその操作に連動して操作さ
れているときであっても、特定の組が操作されたときは
、 計算器が、 今までエンジンを操作していた最大の指示値を、その後
食なくともその指示値より増大しない−の値とし、 その−の値、アクセル指示値および特定の組に対す・る
ーの指示値の大きさを比較し、そのうちの最大の値によ
ってエンジンの出力を増減させることになっているため
、 特定の組の操作においては他の組の操作によってエンジ
ンの回転を増大させられる影響を受−けずに、その組の
注意深い操作をすることができる。
特に、その特定の組がクレーンの回転を制御するもので
あるときは、他の操作によってそのクレーンの回転を増
大させられることなく、その特定の組の操作のみ・にょ
って注意深い緩やかな操作ができることとなって、荷振
れの危険を十分に防止しながら作業をすることができる
ことになる。
また、特定の組におけるーの信号を−の指示値に変換す
る関数関係を、−の信号の増大に対して−の指示値の増
加が非常に緩やかとなる関係に設定するときは、その特
定の組の操作と連動して操作される場合のエンジン出力
増大が非常に緩やかなものとなって、当該特定の組の操
作を更に注意深く安全に操作をすることが可能となる。
4)各油圧アクチュエータ操作機構において−の信号を
−の指示値に変換する関数関係は。
計算器に数値的に記憶させておくことが可能となってい
るため、その特性を任意な特性に自由に設定することが
可能となる。
したがって、流体圧アクチュエータの負荷が要求する性
質に従って、最も適した操作特性を自由に設定すること
が可能となる。
、 [実施例] 以下、実施例に基づいて本発明を説明する。
第1図は1本発明における流体アクチュエータの制御方
法を実施するための一実施例とじて流体アクチュエータ
操作機構Yの制御装置をシステム図によって示したもの
である。
油圧アクチュエータ6を油圧的に制御する油圧切換弁5
は切換位置5a、5bおよび5Cを有し、その切換位置
は油圧アクチュエータ1あるいはレバーICによって操
作される構成をなし、油圧アクチュエータ1における押
しのけ室1aあるいは1bへの圧油の圧送あるいは排除
は、切換弁2あるいは3の操作によって行なわれる構成
となっている。
信号発生器11aにおけるレバー11qの操作によって
発信されるアナログ量の電圧信号は配線11bを介して
計算器10に入力し、計算器10から出力している配線
finおよび11Pのそれぞれは、切換弁2および3に
おけるソレノイド2dおよび3dに入力し、配線11b
における電圧信号は油圧アクチュエータ1におけるピス
トンldの位置を指示する指令信号となっている。
ピストン1dの動き、すなわち油圧切換弁5の動きはポ
テンショメータ(検出器)5dによって検出され、その
検出された信号を送信する出力配線lieは計算器lO
におけるフィードバック信号の配線となっている。
この場合において、第1図に示す油圧アクチュエータ操
作機構Yは複数組存在するが、その基本的な構成は同じ
であるため、他の油圧アクチュエータ操作機構の図示は
割愛している。
また、第1図における油圧アクチュエータ6は図示して
いないクレーン台座の回転を駆動しているものであるが
1図示していない他の油圧アクチュエータ操作機構にお
ける油圧アクチュエータ6はクレーンの巻き上げ、ある
いはクレーンにおけるブームの起伏操作等の制御を行な
う構成となっている。
油圧切換弁5を介して油圧アクチュエータ6に圧力油を
吐出している固定容積型の油圧ポンプ8dはエンジン8
によって駆動され、油圧ポンプ8dと油圧切換弁5との
間における油圧管路には安全弁を設けているが、説明の
便宜上、その図示を割愛している。
エンジン8は、リンク機構8eを介したアクセルペダル
8aの操作によって、その出力が増減する構成をなし、
リンク機構8eにはアクチュエータ8bの出力が連接し
、アクチュエータ8bの操作位置は検出器8cによって
検出され、その検出値は配線12dを介して計算器10
に入力しており、アクチュエータ8bは計算器10から
の配線12qへ発信された信号によって操作される構成
となっている。
計算器10には第2図および第3図における制御装置1
1.12等を内設し、第2図は油圧切換弁5を操作する
制御装置11をブロック線図によって示している。
第2図において、配線11bおよびlieはマルチプレ
クサlidにそれぞれ入力し、マルチプレクサlidの
出力はADコンバータ11eを介して指令値記憶手段1
1fとFB検出値記憶手段11gの両者に入力し、指令
値記憶手段11fからの出力は配線11hと偏差演算手
段11iに入力し、且つFB検出値記憶手段11gの出
力も偏差演算手段11iに入力し、偏差演算手段11i
の出力は駆動判定手段11jおよび出力トランジスタl
1mを介して配線1inあるいはlipに出力し、許容
偏差設定手段11にの出力は駆動判定手段11jに入力
する構成となっている。
第3図はエンジン8の出力を操作する制御装置12をブ
ロック線図によって示したものである。
883図において、信号発生器12aはダイヤル12b
の操作によって発信した信号を配線12cに送信する構
成をなし、配線12cおよび12dのそれぞれはマルチ
プレクサ12eに入力し、マルチプレクサ12eの出力
はADコンバータ12fを介して指令値記憶手段12g
とFB検出値記憶手段12hの両者に入力し、指・・i
 令値記憶手段12gからの出力は指令値調整手段12
i、偏差演算手段12j、駆動判定手段12mおよび出
力トランジスタ12pを介して配線12qに出力し、且
つFB検出値記憶手段12hの出力は偏差演算手段12
jに入力し、補正量計算手段12kには第2図における
配線11hが入力している。
また、この補正量計算手段12kには、第1図に示した
複数組の各油圧アクチュエータ操作機構Yについての各
制御装置11からそれぞれ配線11h、llr、lls
等がそれぞれ入力し、補正量計算手段12にの出力は指
令値調整手段12iに入力し、許容偏差設定手段12n
の出力は駆動判定手段12mに入力する構成となってい
る。
以上の第1図、第2図および第3図の本発明における実
施例の構成において、以下その作用説明をする前に各構
成の作用説明をする。
第1図あるいは第2図において、操作者がレバー11q
を操作すると、そのことによって配線11bにアナログ
量の電圧信号が発生し、その信号はマルチプレクサli
dに入力し、その入力したアナログ値はADコンバータ
11eにおいてディジタル値に変換され、そのディジタ
ル値は指令信号値C8として指令値記憶手段11fに記
憶される。
配線11bにおける信号値がディジタル化されたことに
続き、ポテンショメータ5dからのフィードバック信号
として配線11cに入力しているアナログ量の信号値は
、マルチプレクサlidを介してADコンバータlie
においてディジタル量の値に変換され、その変換したデ
ィジタル値はフィードバック信号値cfとしてFB検出
値記憶手段11gに記憶される。
このように指令値記憶手段11fおよびFB検出値記憶
手段11gにそれぞれ記憶された値は、下記の演算に使
用されるものとなっている偏差演算手段11iにおける
演算二指全信号値C5とフィードバック信号値cfとの
偏差Er 。
Er=cs−cf を計算する。
駆動判定手段lljにおける演算:偏差Erと許容偏差
Eroとを比較し、負の駆動パルス信号を配線11nあ
るいはlipに出力すべきか否かを判定する。
この場合における判定を具体的に説明すると下記のよう
になっている。
フィードバック信号値cf(ピストン1dの実際の位置
を示す値)が指令信号値C3より大となっていることに
よって偏差Erが生じ、且つ、その偏差Erが許容偏差
Eroより大なるとき、フィードバック信号値cfを小
さくする方向へピストン1dを操作する判定をし、フィ
ードバック信号値cfが指令信号値csより小さくなっ
ていることによって偏差Erが生じ、且つ、その偏差E
jが許容偏差Eroより大なるとき、フィードバック信
号値cfを大きくする方向へピストンldを操作する判
定をし、 上記偏差Erが許容偏差Eroより小さいときは、その
制御が満足されているとして、ビストン1dをそのまま
の位置に固定しておく判定をする。
なお、上記許容偏差Eroは許容偏差設定手段11kに
記憶されている。
出力トランジスタl1mにおける演算:出力トランジス
タl1mには、配線11nあるいは11pにおける電圧
をそれぞれオン、オフするそれぞれのトランジスタTr
iおよびTr2が存在する。
このうち、トランジスタTriが配゛線11nにのみ電
圧をオフとする負のパルス信号を発信し、配線lipが
電圧オンのままとなっているときは、第1図におけるソ
レノイド3dをオフとして切換弁3における切換位置を
3bに設定し、ソレノイド2dはオンのままとし、その
結果、切換弁2における切換位置を2aのままとしてピ
ストンldを上方へ移行する。
5、 これに対し、トランジスタTr2が配線11’ 
P L:+7) * jl (7)/< Jl/ 7 
M % ’Ft ’A @ L、ヶ1.1゜が電圧オン
のままとなっているときは、第1図におけるソレノイド
2dをオフとして切換弁2における切換位置を2bに設
定し、ソレノイド3dはオンのままとし、その結果、切
換弁3における切換位置を3aのままとしてピストンl
dを下方へ移行させるものとなっている。
このような構成において、出力トランジスタ11mは下
記のような演算を行なう。
1)駆動判定手段11jにおける判定において、偏差E
rの内容がピストン1dを第1図における上方へ更に移
行させるべきであるであるとする判定となっているとき
、トランジスタTrlのみが配線11nに負のパルス信
号を発信する。
2)駆動判定手段11jにおける判定において、偏差E
rの内容がピストンldを第1図における下方へ更に移
行させるべきであるであるとする判定となっているとき
、トランジスタTr2のみが配線11Pに負のパルス信
号を発信する。
この場合、上記負のパルス信号を発信するその印加時間
は、図示していない演算機構によって決定された値を使
用するものとなっている。
3)駆動判定手段11における判定において、偏差Er
が許容偏差Eroより小さいと判定されその制御が満足
されているときは、トランジスタTriおよびTr2の
両者が共に、配線11nおよびlipにおける電圧をオ
ンのままとし、その結果、ピストン1dはその位置に固
定されたままとなる。
上記制御装置11の作用に対し、第1図における油圧ア
クチュエータ操作機構Yの作動は下記のようになってい
る。
油圧アクチュエータ6、は油圧切換弁5からの油圧動力
によって駆動され、油圧切換弁5が切換位置5bの中立
位置に位置しているとき、該油圧動力の流れが閉じられ
て油圧アクチュエータ6の作動は停止している。
これに対し、油圧切換弁5における切換位置が5aある
いは5Cに位置するとき、油圧動力は油圧アクチュエー
タ6の一方あるいは他方へ圧送されて、油圧アクチュエ
ータ6を一方あるいは他方へ駆動し、油圧アクチュエー
タ6ば図示していないクレーンの台座を回転させ、ある
いは荷の巻き上げ等を行ない、上記油圧動力はエンジン
8によって駆動されている油圧ポンプ8dから発生させ
ている。
このような油圧切換弁5の操作は下記のように行なわれ
る。
切換弁2および3が図示のように、それぞれ切換位置2
bおよび3bに設定されているときは、押しのけ室1a
および1bの両者がそれぞれリザーバ7に開放され、油
圧アクチュエータlはまったく自由な状態にある。
そのため、この状態において運転者がレバーlcを操作
すると、油圧アクチュエータlにおけるピストン1dは
自由に軸方向へ操作することが可能となり、その操作さ
れたピストン1dは油圧切換弁5を操作する。
このように、手動によってレバーICを操作することに
よって、上記の切換位置5a、5bあるいは5Cを任意
に選択することができることになり、その操作は、運転
者が運転席において操作できるようになっている。
またこの場合において、油圧切換弁5はその切換位置が
アナログ的に変化することが可能となっているため、そ
の切換位置が中立位置の5bから5aあるいは5Cへ切
り換わる際、圧力油が通過する油圧切換弁5における開
弁部分の流路面積は、零から最大値まで連続的に開口し
てゆく構成となっている。 。
このように、油圧切換弁5において開弁部分の流路面積
が零から最大値まで連続的に開口してゆくと、油圧ポン
プ8dから油圧アクチュエータ6に流れる圧力油の量が
その開口面積に比例して増大し、その結果、油圧アクチ
ュエータ6の速度も増大してゆく。
なおこの場合、油圧切換弁5の開弁部分を絞って、油圧
ポンプ8dから油圧アクチュエータ゛) 6〜工28ゎ
、工9.o□お、よ、工5、およ8.3おいては、油圧
ポンプ8dからの圧油の余剰分が図示していない安全弁
からりザーバ7へ排出している。
また上記作動において、レバー1cと連接したピスト7
′、ldには、油圧切換弁5におけるスプリング5eお
よび5fによって、センタリング(centering
)する作用が働いているため、この状態において運転者
がレバーICから手を離すと、油圧アクチュエータ1は
図示の位置となって、油圧切換弁5の切換位置は5b(
中立位置)となる。
上記手動操作に対し、切換弁2あるいは3が油圧アクチ
ュエータ1を操作する作用は下記のとおりとなっている
油圧アクチュエータ1におけるピストンldを任意の位
置に固定したいときは、切換弁2および3のそれぞれを
、それぞれ切換位置2aと切換位置3aに設定する。
切換弁2および3における切換位置をこのように設定す
ると、油圧源4からの圧油が両押しのけ室1aおよびl
bに圧送され、且つ、その圧油が圧送されるそれぞれの
切換弁2および3の入口部分には、それぞれチェック弁
2Cおよび3Cを介設しているため、ピストンldの動
きは油圧アクチュエータlにおいて流体的に固定される
この状態において、押しのけ室1aおよびlbの両者に
は、油圧源4からの油圧が導力)れているから、その両
者においては、共にピストン1dに対してその両側から
油圧を作用させてし)る。
このような状態から、切換弁2のみを切換位置?bに設
定すると、押しのけ室1aにおける作動油圧は切換弁2
を介してリザーノく7に開放されるため、ピストン1d
は押しのけ室tbtこおける作動油圧によって第1図の
下方に押圧され、その抑圧は油圧切換弁5における切換
位置を5aの側に移行させてゆく。
逆に、上記のピストン1dが固定されてl、%る状態か
ら、切換弁3のみを切換位置3bに設定すると、押しの
け室1bにおける作動油圧が切換弁3を介してリザーバ
7に開放されるため、押しのけ室1aにおける作動油圧
がピストン1dを第1図における上方へ押圧し、その押
圧によってピストン1dは上方へ移行し、油圧切換弁5
における切換位置を50の側に移行させてゆく構成とな
っている。
上記第1図および第2図の作用から理解できるように、
第2図における制御装置11は、結局、配線11cにお
けるフィードバック信号値cfが常にレバー11qの操
作角度に比例して追随するように制御され、その結果、
油圧切換弁5の切換位置が常にレバー11qの操作角度
に比例して操作される構成となっているものである。
したがって、その制御が正常に作動し、11.つポテン
ショメータ5dからのフィードバック信号値cfが常に
指示信号値C8に確実に追随している限り、フィードバ
ック信号値cfは指示信号値CSに相当する値となって
いる。
上記制御装置11が油圧切換弁5の動きを制御すること
に対し、第3図における制御装置12は下記のようにエ
ンジン8の出力を制御するものとなっている・ ダイヤル12bが操作され、他のすべての信号発生器1
1aにおけるレバー11qが中立位置(油圧切換弁5の
中立位置に対応した位置)にもとっているときは、各配
線11bにおける電圧値が中立点電圧になっているため
、第2図における配線11h、llr、lls等))ら
第3図における補正量計算手段12にへ入力しているす
べての指令信号値も中立点電圧となっている。
そのため、この状態においては補正量計算手段12kか
ら指令値調整手段12iに出力する信号もすべて零値と
なって、この場合においては指令値記憶手段12gの出
力となっているアクセル指示値CSaがそのままの値と
なって偏差演算手段12jに入力する構成となっている
1′ したがって、この状態において制御装置12は制御装置
11と実質上同一の構成となって、ダイヤル12bの操
作角に追随してアクチュエータ8bが操作され、そのア
クチュエータ8bは指令値記憶手段12gからのアクセ
ル指示値CSaに比例してエンジン8の出力を操作する
なお、この場合においてダイヤル12bの操作角が零位
置となっている場合の指令値記憶手段12gのアクセル
指示値C3iLは、アクチュエータ8bがエンジン8を
アイドリングの状態にする値となっている。
これに対し、各制御装置11からの配線11h、llr
、lls等から中立値以外の指令信号値C5が補正量計
算手段12kに出力しているとき、制御装置12は下記
のように作動する関係となっている。
この場合において、各レバー11qの操作角αと各指令
信号値C5との関係は第4図に示す関係となっている。
このような各レバー11qの操作角αに対する第4図の
各C8に対し、補正量計算手段12kには、配線11h
、11r、lls等に対応した第5図、第6図、第7図
等における特性B、C,D等を決定する数値が記憶され
ており、この場合、第5図は配線11hの指令信号値C
″ sに対応し、第6図は配線11rの指令信号値CS
に対応し、第7図は配゛線11gの指令信号値C8に対
応している。
このように配線11h等から各指令信号値C8が補正量
計算手段12kに入力してくると、補正量計算手段12
には、その入力してきた各信号が配線11h、llrあ
るいはllsからのものであることをそれぞれ判別し、
その結果、補正量計算手段12にはその配線11h、1
1r、11s等に対応する第5図、第6図、第7図等の
特性B、C,D等に従って、これら各指令信号値C8に
対応する各−の指示値θ(第5図、第6図、第7図等に
おける各縦軸の値)をそれぞれ指令値調整手段12iに
出力する。
この場合、各制御装置11のうち、クレーンの回転を制
御している油圧アクチュエータ操作機構Yの組について
の制御装置11においては、上記のまま未だその操作が
停止しており、その他の制御装置11からの配線11r
、lls等から第6図、第7図等の中立値n以外の指令
信号値C5が補正量計算手段12kに出力しているとき
は、指令値調整手段12iにおいて、これら各−の指示
値θと指令値記憶手段12gからのアクセル指示値CS
aを比較し、その比較したθとCSaのうち最大の指示
値を選択し、その選択した最大の指示値をcsmとして
偏差演算手段12jに出力する。
このように、最大の指示値C5mが偏差演算手段12j
に出力されると、偏差演算手段12jにおいては、制御
装置11において説明した場合と同様に、FB検出値記
憶手段12hにおけるフィードバック信号値cfと最大
の指示値csmの偏差Er。
Er=csm−cf を算出し、その偏差Erが許容偏差Eroの値より大な
るとき、駆動判定手段12mは出カドランシスター2p
に偏差Erが許容偏差Er。
以内の値となるように指示し、その指示によって出カド
ランシスター2pは配線12(lを介してアクチュエー
タ8bを操作し、その操作によってアクチュエータ8b
はリンク機構88を介してエンジン8のアクセルを操作
するものとなっている。
すなわちアクチュエータ8bは、許容偏差Eroの誤差
範囲内において、最大の指示値csmの値に追随してエ
ンジン8の出力を増減させていることになる。
上記作動に対し、クレーンの回転を制御している油圧ア
クチュエータ操作機構Yの組についての制御装置11に
おいて、レバー11qがその中立位置から操作された結
果、第3図における配線11hに第5図の中立値n以外
の指令値′・) 号値C8が送信されると、制御装置1
2においては下記のような作動となる。
配線11hからの指令信号の値が中立値n以外の値とな
ると、補正量計算手段12にはそのことを検出し、その
検出結果を指令値調整手段12iに送信する。
指令値調整゛手段12fはその検出結果によって、その
検出されている間、その検出結果が送信されたそのとき
における上記最大の指示値Csmの値を最大の上限−と
して、その後における最大の指示値csmがその上限値
を越えた値となったときは、その最大の指示値csmは
その上限値に押えた1−の値1とし、またその最大の指
示値csmがその後その上限値以下となったときは、そ
の上限値以下となっている最大の指示値csmの値をそ
のまま該r−の値1とする。
すなわち、その検出結果以降は・最大の指示値csmが
上記のようにr−の値1となって下記のように使用され
る。
この状態において、指令値調整手段12iはその1−の
値j、アクセル指示値CSaおよび配線tihにおける
指令信号値csから生じた−の指示値θ(第5VIJに
おける−の指示値θ)の大きさを比較し、そのうちの1
最大の値」を偏差演算手段12jに出力する。
このように、「最大の値1が偏差演算手段12jへ出力
された以降の作動は、上記において最大の指示値C8m
が偏差演算手段12jに出力された以降の作動と同じに
なる。
すなわち、このようにクレーンの回転を制御している油
圧アクチュエータ操作機構Yの特定された組が操作を行
なっているときにおいては、該r最大の値1によってエ
ンジン8の出力が増減されることになる。
なお上記の場合において、第5図における特性Bは下記
の内容を有している。
補正計算手段12kからの配線11hに対応したーの指
示値θは、指令信号値csが中立値nからC8Oの範囲
においてθ;0の一定値となり、指令信号値CSが08
0以上においては、csのcsoからの増分cs−cs
oに比例してθが増大する値となっている。
この場合において、CSOの値はレバー1.1qがαm
に達したときの値に相当し、αmはレバー11qがその
角度に操作されたとき、油圧切換弁5の切換位置を最大
の流路面積に開弁する状態に相当し、且つθの値は、そ
の−の指示値θがエンジンの指示値として選択されたと
き、そのθの値に比例してエンジン8の出力を増大させ
る関係の値となっている。・ 第6図および第7図における特性CおよびDも1.#性
Bと同様であるが、それぞれの特性B、CあるいはDは
各CSO以上におけるその勾配をそれぞれ異にし、且つ
その各特性におけるCSOの値も異にし、特性Cあるい
はDにおけるc、s oは油圧切換弁5が最大の開弁状
態αmとなる値より小さい値となっており、特性Cある
いはDに対応して決定された−の指示値θがエンジンの
指示値として選択されたときは、その−の指示値θが増
大してゆくとき、油圧切換弁5が最大の開弁状態αmに
達する前からエンジンのアクセルを増大させ、その出力
を増大させてゆくこともあることになる。
また、第5図における特性Bは非常に緩やかな特性とな
っている。
このことは、第5図に対応する油圧アクチュエータ6が
クレーンの回転を制御する構成となっているため、レバ
ー11qの操作によってクレーン台座が早く回転すると
、クレーンに吊り下げている荷が横振れして危険なため
、その回転速度を緩やかにするように、その特性Bを緩
やかなものとしている。
これに対し、クレーンの荷を巻き上げている他の油圧ア
クチュエータ6の場合にあっては、その巻き上げ速度を
早くしても横振れのような危険な現象が生じ難いため、
その巻き上げ速度を早くしたほうが操作効率が高まるこ
とになるそのため、そのようなりレーンの°巻き上げ操
作の場合における補正量計算手段12kにおけ寺 る特
性の選択は、第6図に示す特性Cのように)′ 、操作角αの変化すなわち指令信号値CSの変化に対し
て−の指示値θが急増穴する特性とし、且つその−の指
示値θが零値から増大し始める位置は、油圧切換弁5に
おける流路面積が最大値に達する以前に開始させ、その
−の指示値θがエンジンの指示値として選択され且つそ
の−の指示値θが増大してゆくときは、その急増穴する
特性によってエンジン8の出力を出来るだけ早く増大さ
せ、油圧アクチュエータ6の操作効率の向上を図れるよ
うにしている。
また、クレーンの起伏を制御する他の油圧アクチュエー
タ6の場合においては、その操作速度がクレーンの回転
と荷の巻き上げの中間的な速度によって制御されること
が望ましい。
したがって、この場合においては、第7図に示す特性り
のような特性を選択することが適切となる。
以上のような第1図、第2図およびj83図における各
構成の作用説明に基づき、以下、上記実施例における本
発明の詳細な説明する。
油圧アクチュエータ6の速度を停止状態からその作動を
開始して、その速度を高めてゆくとき、各油圧アクチュ
エータ操作機構Yは以下のように作動する。
各油圧アクチェエータ操作機構Yは、遠隔操作の指令信
号CSを増大させてゆくことによって油圧アクチュエー
タlが操作され、その操作による油圧アクチュエータ1
の動きは油圧切換弁5の切換位置を閉じた状態から開弁
の状態に移行し、その開弁状S−においては、その開弁
部分において圧油の流れる流路面積がその指令信号CS
に比例して連続的に増大してゆくため、油圧ポンプ8d
から油圧アクチュエータ6へ圧送される圧油の単位時間
あたりの流量が、その流路面積の増大に比例して増大し
、その結果、油圧アクチュエータ6の速度が増大してゆ
く。
この場合、各油圧切換弁5の開弁部分が絞られた状態に
おいて、油圧ポンプ8dからの圧油の量が過剰となって
いるときは、その過剰の分が安全弁から大気へ逃げてい
る。
このように油圧アクチュエータ6の速度増大が、油圧切
換弁5における開弁部分の流路面積を広げてゆくことに
よって行なわれることに対し、その開弁部分への圧油供
給の量を増大させて流体アクチュエータの速度を更に増
大させてゆくことは、下記の作動によっている。
すなわち、上記油圧切換弁5の開弁における流路面積が
最大値に達したとき、あるいはその最大値に達する前の
状態において、エンジン8の回転速度を増大させ、その
エンジン8の回転速度の増大は、油圧ポンプ8dの回転
を増大させて油圧ポンプ8dからの圧油吐出量を増大さ
せ、その増大した圧油が油圧アクチュエータ6の速度を
増大させてゆくものとなる。
この場合、エンジン8の回転速度を増大させる方法は、 各油圧アクチュエータ操作機構Yの組において油圧アク
チュエータlを操作している指令信号C8あるいはその
指令信号に相当した信号(例えばその指令信号に対する
フィードバック信号cf)であるーの信号を、それぞれ
計算器10に入力させ、 計算器lOにおいては、その各組ごとに、その人力した
ーの信号をその組ごとの所定の関数関係(第5図、第5
図、第7図等における特性B、C,D等の関数関係)に
よって−の指示値θに変換し、 A:それら各組のうち、特定の組(クレーンの回転を操
作している油圧アクチュエータ操作機構Yの組)におけ
る指令信号C8が中立値nの値となってい菰とき(特定
の組における油圧切換弁5が閉じ、その組における油圧
アクチュエータ6の作動が停止しているとき)は、計算
器lOが、 エンジン8の出力を指示しているアクセル指示値QS&
と各組ごとの上記各−の指示値を比較し、その比較によ
ってアクセル指示値CSaと線番−の指示値θのうち最
大の指示値csm+M を選択し、該最大の指示値cs
mに従ってエンジン8の出力を増減させている。
このことは、その最大の指示値csmとなって操作され
ている組の操作程度に合わせてエンジン8の出力を増減
させているものであり、且つその操作に操作者の注意が
集中して、すべての組の操作速度をその操作によって早
めることができるようになっているものである。
しかし、上記操作に対し、油圧アクチュエータ6の速度
を低速度において注意深く操作しなければならないよう
な特定の油圧アクチュエータ操作機構Yの組の操作にお
いては、下記のような作用となる。
B:該特定の組における指令信号CSが中立値n以外の
値となったとき(その組における油圧切換弁5が開弁状
態となって、その組における油圧アクチュエータ6が作
動し始めるとき)は、 計算器lOが、 上記最大の指示値csmを、その後食なくともその指示
値より増大しないr−の値」とし、その「−の値1.ア
クセル指示値CSaおよび当該特定の組に対する−の指
示値θ(第5図におけるーの指示値θ)の大きさを比較
し、そのうちの最大の値によってエンジン8の出力を増
減させるものとなる。
このことは、その特定の油圧アクチュエータ6を最も注
意深く操作したいときは、たとえ他の組が操作されてい
ても、そのことによってエンジン8の回転が上昇して、
その特定の組の操作中にその操作とは関係なく、その特
定の組における油圧アクチュエータ6の速度が上昇して
しまうような危険を防止しているものである。
すなわち、最大の指示値csmとなっている他のいずれ
かの組が操作され、エンジン8がその最大の指示@ c
 s mによって操作されているときにおいて、特定の
組が操作され始めたその当初においては、その特定の組
から生ずるーの指示値θは未だ非常に小さな値であり、
且つそのときアクセル指示値CSaもその最大の指示値
csmよりも小さな値となっていたものである。
したがって、特定の組が操作され始めたその直後におけ
るエンジン8の出力は、その特定の組が操作され始めた
ときにr−の値1の上限値とされた該最大であった指示
値csmの値より高い値とはならず、その後アクセル指
示値CSaあるいは特定の組におけるーの指示値θが、
そのr−の値」より大きくならない範囲においては、エ
ンジン8がそのr−の値1のレベルに押えられたままと
なって、他の組の操作によってエンジンの出力が増大し
て、特定の組における荷が急に横方向へ回転してしまう
ような心配がない状態となる。
また、このような状態において、特定の組における指令
信号C8が増大してゆき、やがてその特定の組から生じ
ているーの指示値θが「−の値jより太きくなったとき
は、その特定の組の操作に応じてエンジンの出力が増大
することになる。
このことは、この状態に入ると特定の組の操作のみと連
動してエンジン8の出力が増大するものであり、且つそ
の増大は、操作者がその特定の組における油圧アクチュ
エータ6の速度を更に増大することを意図しての操作で
あるため、その操作は操作者の意図に基づいた滑らかな
安全な操作となる。
また、上記特定の操作をしている場合であっても、この
状態においてエンジン8の出力操作は、−の値、アクセ
ル指示値あるいは特定の組におけるーの指示値のうち最
大の値によって操作されるようになっているため、特定
の組とその他の組を含めたすべての操作している組の操
作速度を同時により早い応答速度をもって高めたいとき
は、アクセル指示値C8aを特に増大させてゆけば、そ
の結果、そのアクセル指示値CSaによってエンジン8
の出力を操作し、そのことによって、その特定の組の緩
やかな操作に代って、直接、アクセル指示値es&によ
って油圧ポンプ8dからの圧油の吐出量を増太さ内、 
せ、すべての油圧アクチュエータ6の操作応答1′。□
J:41ji’lt、316$31!11[−?il*
”f6 n &ヵ1、きることになる。
以上の実施例において、補正量計算手段12kには指令
信号値CSが入力しているが、上述の説明のように、ポ
テンショメータ5dからのフィードバック信号値cfも
その値の大きさにおいて指令信号値csに相当している
したがって、補正量計算手段12kには各制御装置11
に入力しているフィードバック信号値cf、あるいはそ
のような指令信号値CSに相当した値の信号を入力させ
ていればよいことになる。
また以上の実施例において、切換弁2および3、あるい
は油圧切換弁5および油圧アクチュエータ6に使用され
る作動流体は、作動油を使用した構成となっているが、
これら操作において使用される作動流体は他の種々なる
流体を使用することが可能であることは容易に理解され
るであろう。
このように、第1図における構成は一般の流体圧によっ
て制御することが可能な構成であり、このような場合、
第1図における油圧アクチュエータ6、油圧切換弁5、
油圧アクチュエータ1、切換弁3および2のそれぞれは
、流体圧アクチュエータ6、流体圧切換弁5、流体圧ア
クチュエータl、流体圧切換弁3および2となる。
また、油圧アクチュエータl、切換弁2および3の構成
は、圧油を操作媒体とするアクチュエータとなっている
が、これらの構成は電気的なアクチュエータとし、この
電気的なアクチュエータを配線11nおよびlipの信
号によって操作し、その電気的なアクチュエータが油圧
切換弁5を操作するものとしてもよい。
また、第1図における実施例において、油圧アクチュエ
ータ6は固定容積型の油圧アクチュエータを使用した実
施例となっているが、この油圧アクチュエータは可変容
積型の油圧モータ等の可変容積型の、ものとしてもよい
この場合、一般的には、その可変容積型とした油圧モー
タにおける押しのけ容積制御はピストンldと連動して
、その押しのけ容積を変化させるようなこととしてもよ
い。
また、上記実施例において、特定の組が操作されている
とき、エンジン8の操作は、r−の値1、アクセル指示
値CSaおよび特定の組におけるーの指示値θのうち、
その最大の値となっている信号によって操作しているが
、この場合、「−の値1を無視し、エンジン8の操作は
、アクセル指示値CSaおよび特定の組におけるーの指
示値θの和の値によってもよい。
しかし、この場合は「−の値1を無視しているため、特
定の組を操作し始めたときのエンジン8の操作が、その
直前までエンジン8を操作していた指示値に連続してい
ないエンジン8の操作になり、その結果、その特定の組
の操作が開始されると同時にエンジン8の回転が急速に
低下するようなことも生ずる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明における流体アクチュエータの制御方
法を実施するための油圧アクチュエータ操作機構をシス
テム図によって示したものであり、 第2図および第3図のそれぞれは、第1図における計算
器10に内股している制御装置11および12のそれぞ
れをブロック線図によって示し、 第4図は、レバーttqの操作角αと第2図における配
線11hに出力する指令信号値C8との関係を示し、 第5図、第6図および第7図のそれぞれは、第3図にお
ける補正量計算手段12kに記憶されている特性を示し
、θは配線11h、11rあるいはllsのいずれかに
信号が入力している場合において、指令値調整手段12
iから出力されるーの指示値を示しているものである。 実施例に使用した符合は下記のとおりである1:油圧ア
クチュエータ )’ laおよびlb:押しのけ室、lCニレバー、1
d:ピストン。 2および3:切換弁 2a、2b、3aおよび3b:切換位置、2cおよび3
c:チェック弁、 2dおよび3d:ソレノイド。 4:油圧源 5:油圧切換弁 5a、5bおよび5c:切換位置、5 d:ポテンショメータ、5eおよび5fニスプリング。 6:油圧アクチュエータ 7:リザーバ 8:エンジン 8a:アクセルペダル、 8b:アクチュエータ、 8
c:検出器、 8d:油圧ポンプ、8e:リンク機構。 10:計算器 11および12:制御装置 11aおよび12a:信号発生器、11b、11c、l
lh、lln、lip、11r、11s、’12c、1
2dおよび12q:配線、 11qニレバー、 12b
:ダイヤル。 11dおよび12e:マルチプレクサ、lieおよび1
2f:ADコンバータ。 11fおよび12g二指令値記憶手段、11gおよび1
2h:FB検出値記憶手段、 lliおよび12j:偏
差演算手段、1’ljおよび12m:駆動判定手段、1
1mおよび12p:出力トランジスタ、11におよび1
2n:許容偏差設定手段、12i:指令値調整手段、1
2に:補正量計算手段。 特許出願人 三輪精機株式会社 代表者 西海悦史 1【 第1図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、流体アクチュエータは、エンジンによって駆動され
    る固定容積型の流体圧ポンプから吐出する圧力流体によ
    って駆動され、 前記流体アクチュエータと前記流体圧ポンプとの間には
    流体圧切換弁を介設し。 前記流体圧ポンプと前記流体圧切換弁との間には安全弁
    を設け、 前記流体圧切換弁は、その切換位置を操作することによ
    って、前記圧力流体の流れを閉じあるいは前記圧力流体
    の流れを可能とする開弁状態の操作を可能とし、且つ前
    記開弁の構成は、前記切換位置の操作によって、前記圧
    力流体の流れる流路面積を連続的に変化できる構成をな
    し、 前記流体圧切換弁の切換位置は、アクチュエータによっ
    て操作される構成をなし、前記アクチュエータは遠隔操
    作の指令信号の大きさに比例して操作される、 以上の構成からなる流体アクチュエータ操作機構の組を
    複数組設け、 前記各組において前記アクチュエータを操作している前
    記指令信号あるいはその指令信号に相当した信号である
    −の信号は、それぞれ計算器に入力し、 前記計算器においては、前記各組ごとに、その入力した
    ーの信号をその組ごとの所定の関数関係によって−の指
    示値に変換し、A:前記各組のうち、特定の組における
    前記指令信号が中立値の値となっているときは前記計算
    器は、 前記エンジンの出力を指示しているアクセル指示値と前
    記各組ごとの前記各−の指示値を比較し、その比較によ
    って前記アクセル指示値ど前記各−の指示値のうち最大
    の指示値を選択し、該最大の指示値に従って前記エンジ
    ンの出力を増減させ、 B:前記特定の組における前記指令信号が中立値以外と
    なったときは、 前記計算器は、 前記最大の指示値を、その径小なくともその指示値より
    増大しない−の値とし、 その−の値、前記アクセル指示値および前記特定の組に
    対する前記−の指示値の大きさを比較し、 そのうちの最大の値によって前記エンジンの出力を増減
    させる、 以上の作動からなっていることを特徴とする流体アクチ
    ュエータの制御方法。 2、特定の組は、クレーンの回転操作をする流体アクチ
    ュエータ操作機構である特許請求の範囲第1項記載の流
    体アクチュエータの制御、 方法・ (’ J 3.特定の組における関数関係は、−の信号の増大
    に対するーの指示値の増大割合が、他の組の関数関係に
    おけるその増大割合よりも緩い関係となっているもので
    ある特許請求の範囲第2項記載の流体アクチュエータの
    制御方法。
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JP59107527A Pending JPS60252805A (ja) 1984-05-29 1984-05-29 流体アクチユエ−タの制御方法

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JP (1) JPS60252805A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0326801U (ja) * 1989-07-27 1991-03-19
JPH0569348U (ja) * 1992-02-28 1993-09-21 株式会社タダノ 車両搭載型クレーンにおけるエンジンアクセルの制御装置
JP2003106307A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Tadano Ltd 油圧作業機の駆動制御装置

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