JPS60252757A - 不織布の製造方法 - Google Patents

不織布の製造方法

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JPS60252757A
JPS60252757A JP59107572A JP10757284A JPS60252757A JP S60252757 A JPS60252757 A JP S60252757A JP 59107572 A JP59107572 A JP 59107572A JP 10757284 A JP10757284 A JP 10757284A JP S60252757 A JPS60252757 A JP S60252757A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く技術分野〉 本発明は人工皮革用に適した不織布の製造法に関するも
のであり、特に製靴性及び着用性に必要な長手方向(以
後タテ方向と略す)。
とそれに直角な方向(以後ヨコ方向と略す)の物性バラ
ンスに優れた人工皮革用の不織布の製造法に関するもの
である。
〈従来技術〉 従来の人工皮革用の乾式不織布は主として長手方向に繊
維が配列したもの、例えば空気流で繊維を積層したウェ
ブ1枚かヌは複数枚重ね合せたものであった。しかしな
がら、かかるウェブよりなる不織布はタテとヨコの物性
バランスが良くない欠点がある、即ち、空気流で繊維を
積層すると、繊維は比較的タテ。
ヨコ方向にランタムに分布されているものの、ニードル
絡合以降の不織布製造工程において、繊維は工程張力と
ともに配向され易く、タテ方向繊維成分が多くなると同
時に幅(ヨコ方向)が狭(なってしまう。%に収縮させ
るさいには張力によりヨコ方向の収縮率は大きくなり、
人工皮革にした場合ヨコ方向の伸び止め感が不足し、更
にヨコ方向に折り曲げると折り段のある角のでやすい欠
点がある。一方、繊維フリースをクロスラッパーを利用
してヨコ方向のみKM層したウェブの場合には、絡合処
理後の収縮処理時にタテ方向の張力により伸び易いため
、タテ方向の収縮率は小さくなり、人工皮革にした場合
ヨコ方向の伸び止め感が不足し、更にタテ方向に折り曲
げると折れ段のある角のでやすい欠点がある。
このようにタテ方向の伸び止め感不足(20%伸長時の
応力が低い)や柔軟性と腰のバランス物性が劣るものは
製靴性に劣るものにしかなり得ないし、またヨコ方向の
2096伸長時応力や柔軟性と腰の物性が劣るものは着
用時のフィツト感や型くづれのし易いものにしかなり得
ない。
この解消方法として、繊維原料をカードから紡出したフ
リースを一枚ずつタテ方向とヨコ方向とに交互に積層す
ることが考えられるが、かかる方法は工業生産では非常
に複雑となり、生産効率が悪いため実用的でない。
〈目 的〉 本発明は以上の事情を背景として為されたもので、生産
効率がよく且つ人工皮革としたとき、タテとヨコ方向の
物性バランスの良い不織布を提供することKある。
〈発明の構成〉 即ち、本発明は高収縮性繊維と潜在自発伸長性繊維との
混合繊維からなり繊維が主として長手方向に配列したウ
ェブ(I)に、高収縮性繊維と潜在自発伸長性繊維との
混合繊維がらなりカードより紡出されたフリース(U)
を、骸ウェブ(I)に対する該フリース(II)の重量
比が70〜30:30〜70となる量、交叉角度が90
°未満となるように折り返し交叉積層して積層ウェブと
なし、該積層ウェブに絡合処理を施した後収縮処理する
ことによって該積層ウェブなその表面積において30%
以上収縮させると共に長手方向に対しそれに直角な方向
の収縮率の比が1〜0.7となる量収縮させ、次いで前
記潜在自発伸長性繊維が自発伸張性を発現する温度で且
つ該積層ウェブの面積を実質的に拡大しないように拘束
熱処このようにタテとヨコ方向の収縮率を調整する収縮
処理によって高収縮繊維が収縮することと、更に拘束熱
処理で潜在自発伸長繊維が伸長することを利用すること
によって人工皮革に要求される柔軟性と腰を保持し、且
つ不織布を構成する繊維が長手方向(夕′7)と長手方
向と直角な方向(ヨコ)との両方に分布しているため、
製靴及び実着用で要求される20%伸長時の応力も含め
、タテとヨコ方向ともに優れた物性の確保が可能となる
のである。
本発明で使用する高収縮性繊維は、70℃の温水中で4
5N以上の収量率を有するポリエステル繊維であるのが
好ましい。かかる繊維は強度もあり、且つウェブとして
60℃から80℃の温水浸漬による収縮処理によってそ
の表面積を30%以上収縮させることが可能となる。ウ
ェブの表面積の収縮が30XPIE満となると折れ段の
ある角の発生する人工皮革になり易い。
かかる高収縮繊維は、具体的にはポリエチレンテレフタ
レート、ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステ
ルや、これらポリエステルに芳香族又は脂肪族ジカルボ
ン酸、又はグリコールを共重合したコポリエステルを溶
融紡糸し、次いで60〜65℃の温水中で1.5〜3.
0倍に延伸し、65℃以下で乾燥すること罠よって容易
に得られる。
一方、潜在自発伸長性繊維は、具体的にはポリエチレン
テレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどのポ
リエステルや、これらポリエステルに芳香族又は脂肪族
ジカルボン酸あるいはグリコールを共重合したコポリエ
ステルを溶融紡糸し、60〜65℃の温水中で2〜4倍
に延伸し、次いで85〜95℃の温水中で熱処理し、1
00℃以下で乾燥することKよって容易に得られる。特
に収縮処理時には自発伸長せずK、面積を拘束する加圧
処理温度130〜200℃の温度において少なくとも5
%の自発伸長率を有するものが望ましい。自発伸長率が
5%未満の場合には面積を拘束して不織布を高める踪の
均一性が劣り好ましくない。
以上の高収縮性繊維と潜在自発性繊維とを混綿すること
Kよって高密度でかつ均一な人工皮革用不織布が可能と
なるのである。このための混合比率は、高収縮性繊維と
潜在自発性繊維との重量混合比率が40〜80 :60
ん20の範囲が好ましく、60〜70:40〜30の範
囲が特に好ましい。混綿方法としては任意の方法が採用
される。
本発明にあっては、上記混合繊維を用いて繊維が主とし
て長手(タテ)方向に配列したウェブ(1)を作成し、
これに上記混合繊維を用いてカードより紡出したフリー
ス(If)を折り返し交叉積層する。繊維がタテ方向に
配列したウェブ(I)を作成するKは、任意の方法が採
用される。例えば上記混合繊維をカードで開繊し紡出し
たフリースを複数重ね合わせる方法でも良いが、通常は
カード等で開繊された繊維を空気流を利用して繊維を堆
積させてウェブを形成させる方法が採用される。かかる
ウェブ作成機としては市販されているものも使用できる
このようにして得られるウェブ(I)に、カードより紡
出したフリース(II)を折り返し交叉積層するには、
例えばローラーカード、フラットカードなどを用いて開
繊して紡出したフリースをクロスラッパーで折り返し交
叉積層して積層ウェブとするのが好ましい。このように
主に繊維がタテ方向に配列した、例えば空気流を利用し
たウェブ(1) Kクロスラッパーでフリース(II)
を折り返し交叉積層することにより、両方の欠点を補い
長所を備えたウェブを工業的に効率よく生産することが
できる。この場合、クロスラッパー利用のフリースと空
気流利用ウェブの積層はどちらが上層になっても良いが
、クロスラッパー利用のフリースを上層にした方が、物
性上は好ましい。この積層ウェブに必要なことはクロス
ラッパー利用のフリースの折り返し交叉角度が90°未
満となることであり、好ましくは20’未満になること
が望ましい。該角度が90°以上になると、繊維は略ヨ
コ方向に配列しているとは言えず、不織布のヨコ方向の
物性が劣る結果を招くこととなる。また、空気流利用ウ
ェブ(1)とりpスラツバー利用フリース(II)との
積層重量比率はタテとヨコとの物性バランス上から70
 :30〜30ニア0にすべきであり、60:40〜4
0 :60が好ましい。
ここで言う交叉角度とは、ウェブ(I)にカードにより
紡出されたフリース(If)をりpスラツバーで積層す
る際にフリースの折り返し時に形成する角度であり、第
1図中θで示される角である。
次いで積層ウェブK、例えばキラ−2を有゛する針など
で結合処理を施した後、収縮処理を60〜80℃の温水
中で行い、積層ウェブをその表面積において30%以上
、好ましくは35%以上収縮させる。積層ウェブの表面
積の収縮率が小さすぎると、不織布の数置性が不足し、
折れ段やしわが発生し易く1人工皮革用不織布には適さ
ない。
このようにウェブ表面積の収縮率を30%以上、好まし
くは35%以上とするKは、高収縮繊維の重量混綿比率
が前記のように40%以上必要となる。更に、この収縮
処理によるタテ方向とヨコ方向との収縮率の比は、本発
明における積層ウェブにおいては、工程張力によってヨ
コ方向の収縮率をタテ方向の収縮率とほぼ等しいか又は
大きく、即ち(タテ収縮率÷ヨコ収縮率)=1〜0.7
とすべきである。これに対し空気流によるウェブのみで
はこの比が容易K O,60以下となり、0.70以上
にするKはウェブにシワが入り易くなり連続生産上、難
しく、このためヨコ方向の伸び止め感が不足する結果と
なる。クロスラッパーを利用したフリースのみではタテ
収縮率は低(該比は0.40以下となり、タテ方向の折
り曲げしわが角のあるものとなってしまう。
この比は収縮時の工程張力にも影響を受けるが、大部分
は繊維のタテとヨコ方向の分布によるものであり、収縮
率がタテ、ヨコ方向にほば等しい方が、タテ、ヨコ方向
の物性としては好ましい。この結果から見ても本発見に
おける積層ウェブは有効である。
更に、このよう圧して得られる収縮ウェブに、このウェ
ブ中の潜在自発伸長性繊維が自発伸長性発現する温度で
且つこのウェブの面積が実質的に拡大しないようにウェ
ブを拘束した状態で熱処理する。例えば収縮ウェブをベ
ルトと加熱シリンダー開に加圧把持してウェブの表面積
が実質的に拡大しないように拘束し、加熱温度を130
℃〜200℃、好ましくは150℃〜180℃にすれば
よく、こうすることKよって潜在自発伸長性繊維の自発
伸長性が発現し°、同時に拘束加圧されることKよりウ
ェブは高密度で且つ均一になる。
また、q#に使用繊維の繊度には制限はないが、不織布
の高密度化には、高収縮繊維と潜在自発伸長性繊維の単
糸繊度が小さい方が積層ウェブの収縮率が同一でも可能
であるが、一方カードの生産性が考えると0.5デニ一
ル以上が好ましく、1.0デニ一ル以上が特に好ましい
。従って、カードを通過させる時の単糸繊度が0.5デ
ニ一ル以上である海鳥型複合紡糸繊維や分割層繊維であ
って不織布後に単糸繊度が0.5デニ一ル未満になる繊
維の使用は好ましいことである。
なお、本発明の不織布を人工皮革にするKは、通常合成
皮革の製造に用いられる高分子重合体、例えばポリウレ
タンエラストマー。
アクリ1= 二)リルーブタジエン重合体、ポリ塩化ビ
ニール、ポリアミド勢が任意に使用され、これらに8登
な各種添加物を含有したものの溶液又は分散液を含浸さ
せることKより得られ、更Kmられた含浸基材に必I!
に応じて、色・艶をグラビア−−ルで塗布したり、ラミ
ネートして仕上層を半威し、エンホスロール勢で柄を付
与することKよって得られる。
〈実 施 例〉 更に本発明の特徴を具体的な実尻例を挙げて説明する。
以下実施例及び比較例中における各測定値・評価は下記
の方法により実施した。
!、:収縮処理前に繊維に初荷重20 〜/dρをかけて測定した長さ 11:収縮処理後に荷重20〜/ deをかけて測定し
た長さ 10:伸長処理前に荷重20II9/deをかけて測定
した長さ lI:伸長熱処理後に荷重20ダ/ deをかけて測定
した長さ く31 ウェブの面積収縮率= &:収縮処理前のウェブの面積 S、:収縮処理後のウェブの面積 (4) 伸び止め状111 : (JIS−6505−
5,2,3’)(20%伸長応力) テンシp/で下記条件でサンプルを タテ方向とヨコ方向での20%伸長 時の応力値(kg / am )で表わす。
サンプルサイズ 9儂X1m ゲージレングス 50■ チャートスピード 50■/wm ヘッドスピード 50■/m (5) 曲げ硬さ: (RB ) タテ方向とヨコ方向に各々2.5 cm X 9.Oc
iaのサンプルを曲率半径2.0cmVC曲げたときの
反撥力を1 am @ K換算した値(g/σ)で表わ
す。
(61圧縮応カニ (P、) タテ方向とヨコ方向に各々2.5CIIX9.0 cm
のサンプルを2つに折り曲げ、厚さの3倍まで折り曲げ
圧縮したと きの反撥力を歪計で測定し、1α幅 に換算した値(9/cm)で表わす。
(7) レザーライク性: 圧縮応力÷曲げ硬さで表わし、この 値が大きいほど折り曲げシワが丸味 のあることを示す。
(8) 製靴性: つり込時のイセの発生状態、つり込 み部分の修正やパフ掛は時間の加工 性評価 (9) 着用性: 着用時のフィツト感や型くずれ等の 着用面の評価 実施例1 ポリエチレンテレフタレート(0−り1ffRフ工ノー
ル中35℃で測定した固有粘度0.60 )を紡糸温度
2.90℃、紡糸口金孔数500個、紡糸速度1+50
0 m / 1mの条件で溶融紡糸して単糸繊度4.6
デニールの未延伸糸を得た。この未延伸糸を64℃の温
水中で2.3倍に延伸し、次いで押込捲縮機によりクリ
ンプを付与し、油剤処理し、カットして単糸繊度2.0
デニールで繊維長5111I+の高収縮性繊維(4)を
得た。この繊維囚を70℃中の温水中で2分間浸漬した
ときの収縮率は47%であった。
一方、ポリエチレンテレフタレート/イソフタレート(
共重合モル比93/7)コポリエステル(0−りμpフ
ェノール中35℃で測定した固有粘度0.61 )を溶
融紡糸して得た未延伸糸を60℃の温水浴中で3.0倍
Km伸し、次いで90℃の温水浴中で温水処理し、クリ
ンプを付与し、油剤処理した後51mにカットした。得
られた繊維の単糸繊度は2.0デニールで遠赤外加熱炉
で110℃、160’C,i80℃で夫々60秒間処理
したとき、夫h o、s 96.6.3%+、9.6%
の伸長率を示した。また、この繊維は70℃の温水中で
全く収縮も伸長もしなかった。この繊維を潜在自発伸長
性繊維■とする。
これらの高収縮性繊維(4)と潜在自発伸長性繊維の)
とを70 :30の重量比率で混合して混打綿機で開繊
し、開繊された混合繊維を空気流を利用したウェブ作成
機で目付150I/dのウェブ(1)を作成した。更に
その上に2山のローラーカードから上記同一の混合繊維
を使用してフリース(II)を紡出し、クロスラッパー
でフリース折り返し交叉角度16°で積層して目付30
019/iの積層ウェブを作成した。この積層ウェブを
40番レギュラーバーブ9個を有する針を装着したニー
ドル−ツカ−ルームで打込本数800本/cIIのパン
チングし、得られた二一ドルバンチウエプを66℃の温
水に2分間浸漬したところクエズは41%の面積収縮率
を示した。このときのタテ、ヨコ収縮率は各々21%・
25%となった。
この収縮ウェブを真空脱水したのち、80℃で5分間乾
燥し、次いで160°の熱シリングと120メツシユの
ステンレスネットヘルド間に把持加圧して実質的にウェ
ブ表面積が変化しないようにして1分間処理した。得ら
れた不織分はソフトな風合に富んでおり、特に不織布は
折り曲げたときの折曲線に折れ段の発生がないものであ
った。
この不織布にシリコーン水分散液で対繊維付着量が0.
05%になるように含浸させ、更にポリウレタン樹脂の
14%ジメチルホルムアミド溶液を均一に含浸させ、ス
クイズロールで絞りた後20℃の温水、更に40℃の温
水中に浸漬し凝固させ、更に溶媒が殆んどなくなるまで
洗浄し、乾燥した。
この含浸基材をグラビアロールで仕上塗装し、更にエン
ボスルールで柄を刻印して人工皮革を得た、得られた人
工皮革の特性を第1表に示した。表より明られな通りタ
テ、ヨコ方向ともに伸び止め感があり、柔軟性に−とみ
且つ厚さ方向に弾力性があり、折り曲げ時の折曲線の発
生のない、すぐれた性質をもった人工皮革であった。
この人工皮革をテニスシューズに製靴したところ加工性
もよく、実着用上もフィツト感のある型(づれの発生の
ないものであった。
比較例1 実施例1の開繊された混合繊維を使って空気流利用によ
り目付3001 / v?のウェブを得、実施例1と同
様に絡合処理し、収縮させたところ、タテ、ヨコ収縮率
は16%、3〇九でウェブ表面積は41%の収縮率であ
り、実施例1と同様に加熱加圧処理して不織布にし、更
に実施例1と同様に人工皮革とし、その物性を第1表に
示した。このものは@にヨコ方向の伸び止め感が不足し
、実着用時の型くづれが発生し易いものであり、本発明
品より劣るものであった。
比較例2 実施例1の開繊された混合繊維を使い2山のローラーカ
ードからフリースを紡出し、クロスラッパーで7リース
折り返し交叉角度16°でウェブ目付3001i’ /
 m’のウェブな作成後、結合処理し、実施例1と同様
に収縮処理を行った結果、タテ、ヨコ収縮率は各々14
%、28%1面積収縮率38%となった。
この収縮基材を実施例1と同様に加熱加圧処理して不織
布を作成した。この不織布を実施例1と同様に人工皮革
とし、その物性を第1表に示した。ヨコ方向の伸び止め
感が不足し、タテ方向に折れ段の発生するもので、製靴
性に劣るものであった。
実施例2 実施例1の開繊された混合繊維を使い、空気流で積層し
た150g/WI′のウェブ上(I)罠、2山のローラ
ーカードから7リースを紡出し、クロスラッパーで7リ
ース折り返し角度80°で積層して目付300 g /
 mの積層ウェブを得、この積層ウェブを実施例1と同
様に結合処理し、収縮処理した結果、タテ、ヨコ収縮率
は各々19%、26%で、面積収縮率は40%であった
。この収縮基材を実施例1と同様に、加熱加圧処理して
不織布を得た。
この不織布を実施例工と同様にして人工皮革とし、その
物性を第1表に示した。実施例1よりヨコ方向の伸び止
め感が若干劣るものの製靴性及び実着用性での問題もな
く良好な評価を得た。
比較例3 実施例202山ローラーカードから紡出してクロスラッ
パーで積層したフリースの交叉角度を100°とする以
外は実施例2と同様に行なって不織布を得、次いで実施
例1と同様にして人工皮革とし、その物性を第1表に示
した。この人工皮革はヨコ方向の伸び止め感が劣り、更
に圧縮応力もなく、実着用時に型くづれのするものしか
ならなかった。
実施例3 実施例1の高収縮性繊維(4)と潜在自発伸長性繊維(
ロ)の混合割合を50 :50とし、混合繊維を使用し
、空気流で作成した目付1501 / mのウェブ(I
) K、2山−一う−カードから紡出したフリース(I
I)をクロスラッパーでフリース折り返し交叉角度83
°で積層して目付30011/dの積層ウェブを得、こ
れに実施例1と同様に結合処理及び収縮処理を行ったと
ころ、ウェブの面積収縮率は32%、タテ、ヨコ収縮率
は各々17%、18%となった。この収縮基材を実施例
1と同様に加熱加圧処理して不織布を得た。これを実施
例1と同様に人工皮革にし、その物性を第1表に示した
。タテ、ヨコ方向の伸び止め感、柔軟性及び圧縮応力(
腰)も良く、製靴性及び実着用性に問題はない良好なも
のであった。
比較例4 実施例3の絡合処理ウェブを64℃の温尽中で収縮処理
を行なったところウェブの収縮率は27%であった。こ
の収縮幕開を実施例1と同様に加熱加圧処理を行い不織
布を??Iた。
このものを実施例1と同様にして人工皮革にし、その物
性を#J1表にかした。折り曲げ時角のでるもので、タ
テ、ヨコ方向ともに圧縮応力(腰)の劣るもので、製靴
性と着用感圧劣るものであった。
実施例4 実施例1の開繊された混合繊維を使い、空気流で作成し
た目付210#/m″のウェブ(I)K、I:+−ラー
カードから紡出したフリースノ〕をクロスラッパーで7
リース折り返し交叉角度16°で積層して目付aoog
/m’の積層ウェブとし、結合処理、収縮処理及び加6
熱加圧処理を実施例1と同様に行い不織布を得た。
この不織布を実施例1と同様“にして人工皮革とし、そ
の物性を第1表に示した。ヨコ方向の伸び止め感が若干
劣るものの、製靴性、加工性において良い結果が得らゎ
た。
比較例5 実施例4の収縮幕開を使い、加熱加圧処理において力l
i熱シリンダ一温度を110℃にして不織布を得た。こ
の不織布を実施例1と同様にして人工皮革とし、その物
性を第1表に示した。柔軟性にやや欠け、圧縮応力との
バランスが劣り、折れ段に角が発生し、製靴性。
着用性とも妊本発明品よりやや劣る結果であった。
実施例5 実施例1のポリエチレンテレフタレートを使用して、溶
融紡糸して単糸繊度2.2テニールの未延糸を侑た。こ
の未延伸糸を62℃の温水中で3.0倍に延伸し、クリ
ンプ付与及びオイル処理し、カットして単糸繊度0.7
デ二−ル、繊維長38−の高収縮性繊維囚を得た。
この繊維を70℃の温水中で2分間浸漬したときの収縮
率は45%であった。
一方、実施例1のフポリエステルを溶融紡糸して単糸繊
度2.0デニールの未延伸糸を得た。この未延伸糸を6
4℃の温水浴中で3.9倍に延伸し、次いで90”Cの
温水浴中で温水処理し、クリンプ付与及び油剤処理した
後、38mにカットした。得られた繊維の単糸繊度は0
.8デニールで、遠赤外加熱炉で130’C1160℃
、190’Cで夫に60秒間処理した時夫々5.1%、
6.4%110.3%の伸長率を示した。
この繊維は70℃の温水中では全く伸長も収縮もなく、
この繊維を潜在自発伸長性繊維03)とした。
これらの高収縮性繊維(4)と潜在自発伸長性繊維(B
)を50二501C混合して開繊した。開繊した混合繊
維を空気流を利用して目付1501 / rlのウェブ
(I)を作成し、これlc7ラットカードで紡出したフ
リース(6)をりpスラツパーで7リース折り返し交叉
角度8°で積層して3001//rdの積層ウェブを作
成した。両方式とも実施例1の単糸繊度2.0デニール
に比較し【生産性が劣るものであった。この積層ウェブ
に40番のレギュラーバーブ3個を有する針で1.00
0本/cIiの打込み密度でパンチングし、収縮処理を
66℃の温水中に浸漬して行なった結果、タテ、ヨコ収
縮率22%。
24%で面積収縮率41%であった。次に真空脱水して
乾燥した後、加熱加圧処理を160℃の熱シリンターと
120メツシュステンレスベルト間に加圧把持して行な
い不織布を得た。この不織布はソフトな風合の良好なる
ものであった。この不織布を実施例1と同様にして人工
皮革とし、その物性を第1表に示した。このものは特に
柔軟性に富み、伸び止め感及び圧縮圧力に優れたもので
、製靴性及び実着用性に優れたものであった。
〈効 果〉 以上説明したように本発明の方法罠よる不織布は、人工
皮革用してタテ、ヨコ方向の20%伸長時の応力、柔軟
性と圧縮応力(腰)及び柔軟性と圧縮応力とのバランス
に優れたもので、実用上も製靴性、実着用性に良好な人
工皮革用の不織布として有効なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は主として長手方向に繊維が配列したウェブ(I
)上に、カードから紡出されたフリース(6)をクロス
ラッパーで折り返し積層する状態を表わすモデル図であ
る。 因中人はクエプ(I) 、 Bはフリース(6)、θは
ウェブ(I)上のフリース四の折り返し交叉角度を示す
O 第1図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 高収縮性繊維と潜在自発伸長性繊維との混合繊維
    からなり繊維が主として長手方向に配列したウェブ(1
    )K、高収縮性繊維と潜在自発伸長性繊維との混合繊維
    からなりカードより紡出されたフリース(II)を、該
    ウェブ(I)K対する該フリース(II)の重量比が7
    0〜30:30〜70となる量、交叉積層して積層ウェ
    ブとなし、該積層ウェブに絡合処理を施した後収縮処理
    することによって該積層ウェブをその表面積において3
    0%以上収縮させると共に長手方向に対しそれに直角な
    方向の収縮率の比が1〜0.7となる量収縮させ1次い
    で前記潜在自発伸長性繊維が自発伸張性を発現する温度
    で且つ該積層ウェブの面積を実質的に拡大しないように
    拘束熱処理することを特徴とする不織布の製造方法。 z 高収縮性繊維が、70℃の温水中で45%以上の収
    縮性を有するポリエステル繊維である特許請求の範囲1
    1g1項記載の不織布の製造方法。 3、 拘束熱処理温度が、潜在自発伸長性繊維が少なく
    とも5九0発伸長する温度である特許請求の範囲第1項
    ヌは第2項記載の不織布の製造方法。 4、 ウェブ(I)及びフリース(II)における高収
    縮性繊維に対する潜在自発伸長性繊維の混合重量割合が
    40〜80:60〜20である特許請求の範囲第1項〜
    第3項のいずれか1項記載の不織布の製造方法。
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