JPS6025044A - ２キヤプスタン駆動方式テ−プレコ−ダ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は２キャブスクン駆動方式テープレコーダに係り
、テープテンション検出器を設けずにテープテンション
を検出し、常に一定のデーブテンジョンになるように制
御し得るチープレ」−ダを提供することを目的とする。

２キャプスタン方式のテープレコーダは、２個のキャプ
スタン間の磁気テープのテンションを安定にし得るので
、磁気テープの磁気ヘッドに対するベッドタッチの安定
化、巻取側リールモータ及び供給側、リールモータから
発生される振動成分の抑制等の効果を得ることができ、
従来がら広く採用されている。このタイプのテープレコ
ーダは、一般には１台或いは２台の駆動モータにより２
個のキャプスタン間に夫々取付りられたフライホイール
をベルト駆動するベルト駆動方式が多く、その他には２
個のキャプスタン間に夫々取付けられたフライホイール
をベルト駆動するベルト駆動方式が多（、その他には２
個のキャプスタン間に夫々直接取付けられたキャプスタ
ンモータを駆動するキャブズタン直接駆動方式のものが
ある。

ここで、２個のキャプスタン間におけるテープテンショ
ンは、夫々のキャプスタンの周速度の違い、及び供給側
リールにおけるテープテンションと巻取側リールにお【
プるテープテンションとによる磁気テープの伸び等によ
って発生する。このうちキャプスタンの周速度の違いに
よる場合が大きなウェイトを占めており、このキャプス
タンの周速度の違いを、ベルト駆動方式のものでは弾性
駆動ベルトの送出し側と引張り側とにおいて発生する伸
び縮み、或いは、非弾性駆動ベルト使用のものではフラ
イホイールかキャプスタン軸の径差によって得ていた。

然るにこれらベルト駆動方式のものは、駆動ベルトの不
均一性や老朽化等に伴なう伸びによってキャプスタン間
のテープテンションに変化を生じ易く、又、各キャプス
タンにワウ・フラッタを生じ易い欠点があった。又、こ
のものは、キャプスタン間のテープテンションを磁気テ
ープの厚さやその種類等に応じて可変するように構成す
ることは構造上困難である欠点があった。

一方、キャブズタン直接駆動方式のものは、キャブズタ
ンモータ駆動回路及びキャプスタンモータの温度ドリフ
トによってテープテンションにドリフトを生じ易く、又
、何らかの原因によってキャプスタン間のテープテンシ
ョンが設定値に対して大きくずれた場合等、定常のテー
プテンションに復帰するまでに長時間を要する等の欠点
があった。

本発明は上記欠点を除去したものであり、以下図１面と
共、にその一実施例について説明する。

図は本発明になる２キャプスタン駆動力式テープレコー
ダの一実施例の概略図を示す。同図において、磁気テー
プ１は供給側リール（図示Ｕず）から供給側キャプスタ
ン２ａ、ピンチローラ３ａ。

磁気ヘッド群４１巻取側キャプスタン２ｂ、ピンチロー
ラ３ｂを介して巻取側リール（図示ゼず）に巻取られる
。この際、供給側キャプスタンモータ５ａ１巻取側キャ
プスタンモータ５ｂに夫々設けられている回転パルスホ
イール６ａ　、６ｂ及び回転パルスヘッド７ａ、７ｂに
よりキャプスタンモータ５ａ　、５ｂの回転数に比例し
た回転パルスが取出され、ヘッドアンプ８ａ、８ｂで増
幅された後周波数−電圧変換器（ＦＶ変換器〉９ａ。

９ｂに供給されて速度情報信号とされる一方、位相比較
サンプリングボールド回路１０ａ、１０ｂに供給され、
ここで基準信号発生器１１からの基準信号と比較されて
位相比較誤差信号とされる。

ＦＶ変換器９ａ、９ｂからの信号及び位相比較サンプリ
ングホールド回路ｉｏａ、１ｏｂからの信号はサーボア
ンプ１２ａ、１２ｂ、を介して巻取側はキャプスタンモ
ータ駆動アンプ１３に供給されてモータ駆動信号とされ
、更に、キャプスタンモータ５ｂに供給されてこれを一
定の回転数で回転するように制御する。

一方、供給側は電磁ブレーキ駆動アンプ２０に供給され
て電磁ブレーキ駆動１ｍ号とされ、更に、キャプスタン
モータ５ａの電磁ブレーキ１９に供給されてこれを一定
の回転数で回転するように制動をかけ乍ら制御する。電
磁ブレーキ１９は渦電流損によるものや逆回転トルクを
発生ずる電動機形等が考えられ、供給側キャプスタンモ
ータ５ａは直流電源１８によって回転１−ルクを与えら
れこの電磁ブレーキ１９によって制動をかけられ乍ら回
転制御される。

つまり、巻取側も供給側も基本的には速度制御及びＰＬ
Ｌによる位相制御の２系統のり一−ボシステムが構成さ
れている。

ところで、一般にモータの発生トルクはモータ駆動電流
に比例し、このためにモータが一定速瓜で回転し、てい
るとすれば、モータ駆動電流は負荷の大きさに伴なって
変化する性質をもつ。即ち、これを２キャプスタン駆動
方式のテープレコーダに適用して考えると、キャプスタ
ン間のテープテンションが変化すると、これに伴なって
キャプスタンモータ駆動電流が変化する。本願発明はこ
の点に着眼し、例えば巻取側キャプスタンモータの駆動
電流の大きさをキャプスタン間のテープテンションの大
きさとして検出し、このテープテンションが一定になる
ように供給側キャプスタンモータの駆動電流を制御する
。

いま、磁気テープ走行モード以外のモードであると、切
換スイッチ１４の可動接片は端子ａに接続されており、
ギヤブスタン２ａ、２ｂは速度制御及び位相制御サーボ
システムによって一定速度で回転している。ここで、磁
気テープ走行モードにすると、スイッチ１４の可動接片
は端子すに接続され、ピンチローラ３ａ、３ｂは夫々キ
Ａ７プスタン２ａ、２ｂに圧着され、磁気テープ１は矢
印方向に走行する。

巻取側にあるキＡ７プスタンモータ駆動アンプ１３ｂか
ら取出されたモータ駆動電流は積分器１５に供給されて
ここで高調波成分を除去され、キャプスタン間のテープ
テンションの大きさに応じた直流域レベルの大きさとし
て取出され（つまり、積分器１５はリップルフィルタ、
低域フィルタとして動作する）、テンションコントロー
ルアンプ１６のく−）入力端子に供給される。アンプ１
６の（＋）入力端子にはテープテンションコントローラ
１７において設定されたテープテンション検出の動作点
に応じた直流電圧が印加されており、アンプ１６により
キャプスタン間のテープテンション検出出力が必要レベ
ルに増幅されると共に、テープテンション検出の動作点
が設定される。

アンプ１６から取出されたテープテンション検出出力は
スイッチ１４を介してサーボアンプ１２ａの一方の入力
端子に供給される。つまり、テープ走行モードになると
、サーボアンプ１２ａには位相比較サンプリングホール
ド回路１０ａからの位相比較誤差信号に替ってテープテ
ンション検出出力が供給声れる。

このとき、キャプスタン間のテープテンションがテープ
テンションコントローラ１７による設定値より大になる
と、アンプ１６の出力が減少してアンプ１２ａの出力が
減少する。これにＪ：す、電磁ブレーキ１９の制動力が
小になり、供給側キャプスタンモータ５ａの回転速度は
巻取側キャプスタンモータ５ｂのそれに比して大になり
、供給側ギヤプスタン２ａから送出されるテープ量が巻
取側キャプスタン２ｂからのそれに比して大になり、こ
の結果、キャプスタン間のテープテンションは減少して
所定のテープテンションになる。

一方、キャプスタン間のテープテンションがテープテン
ションコントローラ１７による設定値より小になると、
アンプ１６の出力が増加してアンプ１２ａの出力が増加
すφ。これにより、上記の場合とは逆に、電磁ブレーキ
１９の制動力が大になり、供給側キャプスタンモータ５
ａの回転速度は巻取側キャプスタンモータ５ｂのそれに
比して小になり、供給側キャプスタン２ａから送出され
るテープ量が巻取側キャプスタン２ｂからのそれに比し
て小になり、この結果、キャプスタン間のテープテンシ
ョンは増加して所定のテープテンションになる。

この場合、テープテンションコントローラ１７における
電圧設定により、キャプスタン間のテープテンションを
任意に設定し得、その時の磁気テープの走行状況に対応
したテンションを設定し得る。

なお、上記実施例は巻取側キャプスタンモータ５ｂから
チー・ブテンジョン検出出力を得てこれに応じて供給側
キャプスタンモータ５ａの回転を制御する構成であるが
、これに限定されることはなく、これとは逆に供給側キ
ャプスタンモータ５ａからテープテンション検出出力を
１７でこれに応じて巻取側キャプスタンモータ５１）の
回転を制御する構成としてもよい。

又、往路のみの記録、再生が可能なテープレコーダに限
定されるものではなく、往路及び復路の記録、再生が可
能なテープレコーダにも同様に適用し得る。この場合、
往路における制御を例えば図において説明した如き方法
にＪ：るものとし、復路における制御を、キャプスタン
モータ５ａからテープテンション検出出力をｊｑてこれ
に応じてキャプスタンモータ５ｂの回転を制御１−る方
法によるものとする如く、各モードに応じて制御するモ
ータを切換えるように構成すればよい。

又、上記実施例は速度制御及び位相制御の２系統による
サーボシステムを用いているが、これに限定されるもの
ではなく、例えば、速度制御によるサーボシステムのみ
でも同様の効果を得ることができる。

又、上記実施例はキャブズタン直接駆動方式であるが、
これに限定されるものではなく、２台のキャプスタンモ
ータを用いたベルト駆動方式のものにも同様に適用し得
る。

又、磁気テープの走行速度を可変し得る。にうに構成す
る場合、基準信号発生器１１の出力発振周波数を可変し
得るようにしてキャプスタン２ａ。

２ｂの回転速度を可変するように構成すればにい。

又、切換スイッチ１４は必ずしも必要ではなく、テープ
走行モードに切換える動作と無関係に当初よりアンプＬ
２ａの（＋）入力端子にアンプ１６の出力端子が接続さ
る十足成どしておいてもよい。

又、上記実施例は、電磁ブレーキを有する制御ループは
供給側のみであるが、これに限定されることはなく、巻
取側のみ或いは両側に設けた構成としてもよい。

上述の如く、本発明になる２キャプスタン駆動力式テー
プレコーダは、巻取側キャプスタンモータの速度制御ル
ープ或いは供給側キャプスタンモータの速度制御ループ
よりこのループのモータの駆動電流に応じた出力を検出
する回路と、２個の。

主１１フ２９２間のテープテンションが一定値になるよ
うに駆動電流に応じた出力を検出された側とは別の側の
キャプスタンモータの速度制御ループに検出回路からの
検出出力を供給して別の側のキャプスタンモータに設け
られた電磁ブレーキの制動力を制御する回路とを設けた
ため、キャプスタン間にテープテンション検出器を設け
ずに、モータ駆動回路やキャプスタンモータに温度ドリ
フトがあってもこれの影響なくテープテンションを常に
一定値に制御し得、例えば、テープテンションが設定値
に対して大きくずれた場合でも定常のテープテンション
状態に短時間で復帰し得、更に、キＡ７プスタン間のテ
ープテンション設定が容易であるためにテープ厚によっ
て最適のテープテンションを選択し４する等の特長を有
する。

【図面の簡単な説明】

図は本発明テープレコーダの一実施例の概略図である。 １・・・磁気テープ、２ａ、２ｂ・・・キャプスタン、
５８．５１）・・・キャプスタンモータ、６ａ　、６ｂ
・・・回転パルスホイール、７ａ、７ｂ・・・回転パル
スヘッド、９ａ　、９ｂ−ＦＶ変換器、１０ａ、１０ｂ
・・・位相比較サンプリングボールド回路、１１・・・
基準信号発生器、１２ａ、１２ｂ・・・リーーボアンプ
、１３・・・キャプスタンモータ駆動アンプ、１４・・
・切換スイッチ、１５・・・積分器、１７・・・テープ
テンションコントローラ、１８・・・直流電澱、１９・
・・電磁ブレーキ、２０・・・電磁ブレーキ駆動アンプ
。 ９７ｔ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ２個のキャプスタンを有し、これらの間を走行する磁気
   テープの定速度走行が巻取側ギヤプスタン或いは供給側
   キャプスタンの定速度回転によって決定される構成の２
   キャプスタン駆動力式テープレコーダにおいて、巻取側
   キャプスタンモータの速度制御ループ或いは供給側キャ
   プスタンモータの速度制御ループより該ループのモータ
   の駆動電流に応じた出力を検出する回路と、上記２個の
   キャプスタン間のテープテンションが一定値になるよう
   に該駆動電流に応じた出力を検出された側とは別の側の
   キャプスタンモータの速度制御ループに該回路からの検
   出出力を供給して該別の側のキャプスタンモータに設け
   られた電磁ブレーキの制動力を制御する回路とを設（プ
   でなることを特徴とする２キャプスタン駆動力式テープ
   レコーダ。