JPH02118947A - テープ駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、テープ駆動装置に関するものである。

従来の技術 従来のテープ駆動装置としては、例えば特開昭６０−２
８３３９４号公報に示されている。第４図は、従来のテ
ープ駆動装置のブロック図を示すものであり、以下、第
４図をもとにこの動作を説明する。

第４図に示されたテープ駆動装置では比較的テープ速度
の速いテープ移送を行う第１の駆動手段と、第１の駆動
手段に比べてテープ速度の遅いテープ移送を行う第２の
駆動手段を宵する。

先ず、第１の駆動手段の動作について説明する。

１は巻取りリール（以下、Ｔリールと称す）、２は供給
リール（以下、Ｓリールと称す）であり、テープ１０は
矢印方向に移送されている。３はテープ１０に当接され
た回転ローラで、その回転周期がテープ速度検出器４に
よって検出される。５は第１の差動増幅器で、ＴＩＪ−
ルモータ速度基準発生器６から供給されたテープ速度基
準値とテープ速度検出器４の出力との差を増幅して、速
度エラー情報を出力する。Ｔ　Ｕ−ルモータ駆動回路７
ではこの速度エラー情報に応じたトルクをＴリール駆動
モータ（以下、ＴＭと称す）８に与える。

Ｔ　ＩＪ−ルモータ速度基孕発生器６は複数種類（Ｎ種
類）の基準値（Ｔ　ＣＩ”　Ｔ　Ｃ−）を備えており、
目標テープ速度に応じた基準値が選択され、その目標テ
ープ速度基準値とテープ速度検出器４の出力とが等しく
なるように動作し、テープ移送速度が一定に制御される
。

次に、第２のテープ駆動手段について説明する。

１１はキャプスタンモータ（以下、ＣＭと称す）、１２
はピンチローラであり、第２の駆動手段によってテープ
が移送される際はピンチローラ１２がオンとなりテープ
１０をＣＭＩＩとで挟んで当接し、逆に第２の駆動手段
が動作してない際はピンチローラ１２はオフとなり、Ｃ
Ｍｌｌとピンチローラ１２は当接しない。第２の駆動手
段によってテープ移送が行われる際、ＣＭｌｌの回転速
度が回転速度検出器１６によって得られ、第２の差動増
幅器１３へ供給される。第２の差動増幅器１３では回転
速度検出器１６から得られたＣＭＩＩの回転速度情報と
、キャプスタンモータ速度基準発生器１４から選択され
た基準値との差を増幅してＣＭ　ｉ、　ｉの速度エラー
情報を出力する。キャプスタンモータ駆動回路１５では
、この速度エラー情報に応じたトルクをＣＭＩＪに与え
る。キャプスタンモータ速度基準発生器１４では各モー
ドに応じたＭ種類の基準値（ＣＣ＋〜ＣＣ，）が備わっ
ており目標速度に応じた基準値が選択され、その目標速
度基準値と回転速度検出器１６の出力とが等しくなるよ
うに動作し、テープ移送速度が一定に制御される。この
第２の駆動手段によってテープが移送される際には、Ｔ
Ｍ８とＳリール駆動モータ（以下、ＳＭと称す）９はテ
ープ１０にテンショ／を付与すべく動作する。

第２の駆動手段によるテープ移送でテープ移送速度を速
くしようとすると、ＣＭｌｌの回転速度を速くする必要
がある。モータを高速回転で一定に制御しようとすると
、モータ供給電圧やキャブスクン軸受は構造等の制約が
大きくなる。したがって通常、第２の駆動手段は比較的
テープ速度の遅いモード（ＶＴＲでは記録、再生モード
）を受持ち、第１の駆動手段はテープ速度の速いモード
（ＶＴＲでは早送り５巻戻しモード）を受は持つように
している。

発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では、テープ速度を高速
移送モードから低速移送モードへ切り換える際、次の第
５図に示すようなプロセスを経ていた。第５図において
、テープが比較的高速な速度Ｖ、で移送制御されている
とと、時刻ｔａで減速指令を受は低速な速度■、へと制
御する際、テープ移送は第１の駆動手段で行われた状態
でテープ速度を減速させてゆく。そして、テープ速度は
時刻ｔ、で速度Ｖｂとなり、以後どんどん減速してゆく
。

システムコントロール回路（図示せず）では、テープ速
度がほとんどＯになったことを検出し、時刻ｔ２からピ
ンチローラをオンとして第２の駆動手段によってテープ
移送を制御する。テープ速度は０から速度ｖｂへと変化
する。

テープ速度をＶ６からＶ、へと切り換えるには、第５図
では時刻１＋でピンチローラをオンとして第２の駆動手
段へ切り換えるのが操作上望ましいが、ピンチローラを
オンとする前後でテープ速度が一致していないと、テー
プに異常なテンシヨンかがかったり、逆にテープがたる
んだりする可能性がある。テープ速度の減速特性は、リ
ールの慣性やテープ走行負荷等で一様でなく、特に近年
、テープは薄膜化の傾向が著しく、テープダメージを受
は易くなっている。したがって実際には第５図に示した
ように、テープが停止した状客でピンチローラをオフと
し、それからテープ速度を上げるプロセスが採用されて
いる。

このように従来のテープ駆動装置はテープの保護を考慮
しているために操作性を著しく損なっているという問題
点を有していた。

本発明は上記従来の問題点を解決するもので、テープダ
メージの発生を防ぐと共にテープ速度減速時の操作性を
向上したテープ駆動装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段 本発明は高速でテープの移送制御を行う第１−のテープ
駆動手段と、第１の基準速度発生手段と、前記第１の基
準速度発生手段より所定の基準速度が与えられ、該基梨
速度により低速でテープの移送制御を行う第２のテープ
駆動手段とを有するテープ駆動装置であって、テープ移
送時のテープ速度を検出するテープ速度検出手段と、前
記テープ速度検出手段により検出されたテープ速度と同
一のテープ速度となる前記第２のテープ駆動手段におけ
る駆動速度を演算する第２の基準速度発生手段と、前記
第１のテープ駆動手段より前記第２のテープ駆動手段へ
の駆動制御を切り換える際に前記テープ速度検出手段よ
り得られるテープ速度が前記第１の基飴速度発生手段よ
り与えられる基準速度に達した時に前記第２の基準速度
発生手段。

基飴速度を前記第２のテープ駆動手段に与えて駆動制御
を開始し、以後前記第１の基準速度発生手段からの基準
速度を前記第２のテープ駆動手段に与える制御手段とを
具備することを特徴とするものである。

作用 このような特徴を有する本発明によれば、テープ移送を
第１のテープ駆動手段によって移送制御中に減速指令を
受は第２のテープ駆動手段（こよる移送制御に切り換え
る際、テープ速度検出学力こより移送中のテープ速度を
検出すると共にその速度でテープを走行させるための第
２のテープ駆動手段による駆動速度を第２の基準速度発
生手段番こより算出している。そしてテープ速度検出手
段より得られるテープ速度が第１の基飴速度発生手段よ
り与えられる基準速度に達した時（こ第２の基準速度発
生手段の基準速度を第２のテープ小皿Ｊ手段に与えて第
２のテープ駆動手段（こより駆動：ｌｉ’制御を開始す
るようにしている。こうすれば切り換えられた際のテー
プダメージやたるみ等が生しなくなる。そしてその後筒
２の基準速度発生手段の基準速度を第Ｉの基準速度発生
手段からの基準速度に切り換えて第２のテープ駆動手段
に与えて第２のテープ駆動手段への切り換えを行うよう
にしている。

実施例 第１図は本発明の第１の実施例におけるテープ駆動装置
のブロック図である。第１図において、１４ａは第４図
と同様の動作を行うキャプスタンモータ速度基準発生器
であり、第１の基準速度発生手段を構成している。また
１４ｂは第２の基準速度発生手段を構成するキャプスタ
ンモータ速度基準発生器すである。本実施例においても
第４図に示したテープ駆動装置と同様に、比較的高速な
移送を受は待つ第１のテープ駆動手段さ、比較的低速な
移送を受は持つ第２のテープ駆動手段を備えている。１
７はスイッチ回路（以下、ＳＷと称す）で端子１８より
供給される切り換え信号によって第２の差動増幅器１３
へ供給する信号が切り換えられる。キャプスタンモータ
速度基準発生器１４ａ及びテープ速度検出器４の信号は
システムコントロール回路Ｉ９に与えられる。システム
コントロール回路１９はこれらの速度の一致を判別する
ものであり、一致時にはキャプスタンモータ速度基準発
生器１４ｂの出力を保持すると共にピンチローラ１２を
駆動し、所定時間後にスイッチ１８を接点１７ｂから１
８ａに切り換える制御手段を構成している。

以上のように構成された本実施例のテープ駆動装置につ
いて、以下その動作を説明する。

テープ１０が移送されているとと、そのテープ速度Ｖｔ
はテープ速度検出器４によって検出されている。回転ロ
ーラ３の直径をＲＬｌ　　回転速度をω、とすると、 Ｖ　ｔ　＝　ＲＬ−ω、　　　　　　　　・・・・・・
（１）ピンチローラ１２がオンとなった、第２のテープ
駆動手段ではキャプスタンモータ１１のキャプスタン軸
の直径をＲｏｌ　　回転速度を特徴とする特許Ｖｔ＝Ｒ
０ω。　　　　　　　　　　　　・・・・・・（２）従
って、ピンチローラ１２をオンとし、第１のテープ駆動
手段から第２のテープ駆動手段へ切り換わった瞬間、テ
ープ速度が等しくなるには、（１）。

（２）式より ＲＬωＬ＝Ｒ６ω。　　　　　　　　・・・・・・（３
）（３）式より ω。＝ωＬ　（ＲＬ／Ｒ０）　　　　　　・・・・・・
（４）即ち、（４）式に示した回転速度にキャプスタン
モータＩＪを回転制御しておけば、ピンチローラ１２が
オンとなる前後でテープダメージは発生しない。

回転ローラの直径Ｒ［とキャプスタンモータのキャプス
タン軸の直径Ｒ０は、定数で予め決っているので、キャ
プスタンモータ速度基準発生器（ｂ）１４ｂは回転ロー
ラ３の回転周期ω、を観測し、（４）式に示したキャプ
スタンモータの回転速度基準値をＳ　Ｗ　１７の端子１
７ｂへ出力する。５Ｗ１７は、端子１８から供給される
切り換え信号がＨｉｇｈ（以後、Ｈと称す）のとき１７
ｂ側に、Ｌｏｗ　（以後、Ｌと称す）のとき１７ａ側に
切り換わる。

第２図はテープが高速な速度ｖ６で（第１の移送手段に
よる）移送されている状態から、低速な速度Ｖ、へ移送
される際の第１図に示したブロックの要部の波形を示し
た図である。

時刻ｔ３まで速度Ｖ６で移送制御されている状態のとと
、速度Ｖｂへ制御する減速指令が端子２０からシステム
コントロール回路１９へ入力されると、テープ速度はど
んどん減速してゆく。そして、第２図（ａＬ　　（ｂ）
に示すようにテープ速度が第１の駆動手段による移送と
第２の駆動手段による移送の切り換え速度（ここでは速
度Ｖ　ｂ　）に接近すると（時刻ｔ４）、システムコン
トロール回路１９ではピンチローラ１２をオフからオン
として、第２のテープ駆動手段へ切り換える。このとき
端子１７ｂには、先に説明した（４）式に基づいたキャ
プスタンモータ１１の回転速度基準が供給されており、
時刻ｔ４でピンチローラ１２がオンとなった前後でテー
プダメージは発生し７ない。そしてシステムコントロー
ル回路１９はキャプスタンモータ速度基準発生器１４ｂ
の時刻ｔ４での値を時刻ｔ６まで保持させると共に、第
２図（Ｃ）に示すようにピンチローラがオンとなった後
の時刻ｔ５になって、シ・１子１８へ供給している切り
換え信号をＨからＬへ切り換える。以降は第４図に示し
た従来例と同様に第２のテープ駆動手段によってキャプ
スタンモータ制御が行われる。

以上のように、本実施例によれば第１のテープ駆動手段
でテープが移送されている時のテープ速度にもとすと、
第２のテーブル駆動手段であるキャプスタンモータの速
度基準を演算しておと、テープ駆動手段を第１から第２
の手段に切り換えた瞬間は、前記演算した基賭値をもと
にキャプスタンモータの制御を行うようにしている。こ
うすればテープダメージの発生を防ぐとともに、短時間
でテープ速度を減速することができ操作性を向上するこ
とが可能となる。

第３図は、本発明の第２の実施例の要部を示すブロック
図である。第２の実施例では、第１の実施例におけるテ
ープ速度Ｖ　ｔの検出Ｈｙ成が異なる。

第１の実施例では、テープに当接された回転ローラの回
転周期を測定してテープ速度Ｖｔを求める構成にしたが
、第２の実施例では、テープに記録された信号の再生信
号周波数を用いる。

ｔＨ３方式のＶＴＲでは、チー・ブ下端にコントロール
トラックが設けられており、記録時に３０Ｈｚのコント
ロール信号が記録される。従って、群生時のコントロー
ル信号の周波数を検出すれば、テープ速度の検出が可能
である。例えば、再生コントロール信号の周波数が８０
０Ｈｚであれば、テープ速度は記録時の速度の２０倍の
速度であることがわかる。

第３図において、群生時にコントロール（ｆ　号ハコン
トロールヘッド３ａによって再生され、コントロール再
生増幅器３ｂで増幅されたのち、波形整形回路３ｃを経
てテープ速度検出器４へ供給され、その再生周波数から
テープ速度が検出される。

テープ速度Ｖｔを検出する構成以外は、第１の実施例と
同様の４ｉ１７成、処理である。

以上のように、本実施例によれば第１の実施例と同様に
、テープ駆動手段を切り換えた際に発生し易いテープダ
メージを防ぐことができる。

なお、第１の実施例ではＴＭ８と８Ｍ９の２つのリール
モータで第１のテープ駆動手段を構成する例を示したが
、リールモータを１つにして、巻取り側のリールをモー
ドに応じて切り換える構成にしてもさしつかえない。

発明の詳細 な説明したように、本発明は従来の２つのテープ駆動手
段ををするテープ駆動装置において、これらの駆動手段
を切り換えてテープ移送を減速させる際、−旦テープ速
度を０としてから第２のテープ駆動手段に切り換える必
要がなくなる。したがってテープダメージの発生を防ぐ
と共に切換え時間を短縮することがでと、操作性を向上
することができるという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明における一実施例のテープ駆動装置のブ
ロック図、第２図は同実施例の要部の動作波形図、第３
図は本発明の第２の実施例における要部を示すブロック
図、第４図は従来のテープ駆動装置のブロック図、第５
図は第４図の要部の動作波形図である。 ３・・・・・・回転ウーラ、　　１１・・・・・・キャ
プスタンモー９、　１２・・・・・・ピンチローラ、　
　１４ｂ・・・・・・キャプスタンモータ速度基飴発生
器、　　１７・・・・・・スイッチ回路、　　１９・・
・・・・ンステムコントロール回路。 代理人の氏名　弁理士　栗野　重孝　はか１名Ｔリーノ
し ｑ−ｓリール型Ｉ防辷−タ Ｉ７　°δｌ 第　２　図 滅連Ｆａｔ 第　３　図 丁す−ノν コントロールヘッド コントロール再主埒幡愚 ・了り

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 高速でテープの移送制御を行う第１のテープ駆動手段と
   、第１の基準速度発生手段と、前記第１の基準速度発生
   手段より所定の基準速度が与えられ、該基準速度により
   低速でテープの移送制御を行う第２のテープ駆動手段と
   を有するテープ駆動装置であって、テープ移送時のテー
   プ速度を検出するテープ速度検出手段と、前記テープ速
   度検出手段により検出されたテープ速度と同一のテープ
   速度となる前記第２のテープ駆動手段における駆動速度
   を演算する第２の基準速度発生手段と、前記第１のテー
   プ駆動手段より前記第２のテープ駆動手段への駆動制御
   を切り換える際に前記テープ速度検出手段より得られる
   テープ速度が前記第１の基準速度発生手段より与えられ
   る基準速度に達した時に前記第２の基準速度発生手段の
   基準速度を前記第２のテープ駆動手段に与えて駆動制御
   を開始し、以後前記第１の基準速度発生手段からの基準
   速度を前記第２のテープ駆動手段に与える制御手段とを
   具備することを特徴とするテープ駆動装置。