JPS60250102A

JPS60250102A - コンパクタ付きバラストスイ−パ

Info

Publication number: JPS60250102A
Application number: JP10629384A
Authority: JP
Inventors: 亮三浦; 川口　和廣
Original assignee: Shibaura Engineering Works Co Ltd
Current assignee: Shibaura Mechatronics Corp
Priority date: 1984-05-25
Filing date: 1984-05-25
Publication date: 1985-12-10
Also published as: JPH052763B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、軌道の整正後に枕木上のパラストを除去し、
更に道床のパラストを押し固める為のコンパクタ付きパ
ラストスィーパに関するものである。

［従来の技術］軌道のレベリング整正は、レールころ上装置によってレ
ールを持上げてタンピング装置で枕木下部のバラストを
締め固めるものである。また、ライニング整正は、通り
整正用のシリンダでレールを横押して、レールの通り方
向の凹凸を修正するようにしたものである。この様な、
軌道のレベリング、ライニング整正後には、枕木上にク
ンピング時に飛散したバラストが乗っているので、従来
では、バラストスィーパを使用して枕木上からこのバラ
ストを除去している。

また、道床の横移動抵抗を増大さぜるため、ランマー等
を使用して枕木の長さ方向の両端付近のバラストを押し
固める様にしていた。

ところが、ランマー等による押し固め作業は、人力によ
って機器を操作して行うものであるから、専用の作業員
を必要とし、作業能率が悪い欠点があった。しかも、ラ
ンマー等による押し固め作業には、激しい撮動騒音が伴
うので、作業員の負担も大きく、健康障害等の問題が発
生する可能性もあった。

その上、従来のパラストスィーパは自走又は牽引式の機
器で、単に枕木上のバラストを除去するのに対して、押
し固めを行うランマー等は作業員が他の運搬具を用いて
搬送するものであるから、バラストの除去と押し固めと
いう連続した作業について全（性質の異なる２種の機器
を使用することになり、機器のセットを別々に行わねば
ならず作業性が悪く、また機器の管理上も不都合が多か
った。

［発明が解決しようとづ゛る問題点］本発明は、上記の様な従来技術の問題点を解消する為に
提案されたもので、その目的は、一台の装置で枕木上の
バラストの除去と、道床のバラストの押し固め作業を実
施でき、道床の横移動抵抗を増大させることができ、作
業能率の向上と作業員に対する負担を軽減しＩｃロンパ
クタ付きパラストスィーパを提供することにある。

［問題点を解決する為の手段］本発明のコンパクタ付きパラストスィーパは、バラスト
スィーパ本体にコンパクタの支持枠を設け、この支持枠
に防振手段を介してコンパクタを支持させると共に、支
持枠とコンパクタとの間には収納設定用のシリンダを設
けたもので、パラストスィーパ本体のスィーパにより枕
木上のバラストを除去すると同時にコンパクタにより道
床のバラストを押し固める様にしたものである。

特に、本発明のコンパクタ付きパラストスィーパは、支
持枠とコンパクタとの間の防振手段によりコンパクタの
振動を吸収してパラストスィーパ本体への防振を行い、
且つ収納設定用シリンダによってパラストスィーパの回
送走行時においてコンパクタを収納できる様にしたもの
である。

［実施例コ以下、本発明の一実施例を図面に従って具体的に説明す
る。

第１図及び第２図において、パラストスィーパ本体１は
、前後の車輪２ａ、　２ｂに支持された前後の台枠３ａ
、３ｂの間に支持枠４が掛は渡され、この支持枠４にブ
ラケット５及びシリンダ６を介して回転ブラシ７が支持
されている。即ち、この回転ブラシ７は、支持枠４に対
してブラケット５の基部りを中心として回動自在に支持
されると共に、ブラケット５の反対側においては支持枠
に取付けられたシリンダ６のピストンロッド６ａの先端
で支持されている。また、この回転ブラシ７は、枕木の
長さ方向に伸びる支軸を中心に回動しカバー８内に収納
されている。このカバー８上には回転ブラシ駆動用のモ
ータ９が設けられ、このモータ９と回転ブラシ７の支軸
とが駆動力伝達機構によって接続されている。

この様な構成を有づるパラストスィーパ本体１における
後部の台枠３ｂの両側部には、コンパクタ１０がそれぞ
れ設けられている。各コンパクタ１０は、左右対称形を
成す同一形状のものであるから、以下、進行方向に向っ
てパラストスィーパの左側に位置するコンパクタについ
て、第３図及び第４図によりその構成を説明づる。

パラストスィーパ本体１の後部台枠３ｂには垂直に立上
がった架台１１が設けられ、この架台１１の上部には前
後一対のガイド軸１２．１２が枕木の長さ方向に突出し
ている。このガイド軸１２゜１２には、コンパクタの支
持枠１３の上部が軸方向に摺動可能に支持されている。

この支持枠１３と前記架台１１との間には、第５図に示
す様に、支持枠１３を移動させる為のねじ軸１４が設け
られている。このねじ軸１４の先端側は支持枠１３の内
側面に設けた軸受１５内に回動自在に嵌込まれ、一方そ
の基端部は架台１１のねじ孔１６内に螺着されている。

また、支持枠１３の外側面から突出したねじ軸先端部に
は、これを回動する為のハンドル装着部１７が形成され
ている。更に、支持枠１３ど架台１１の間には、ハンド
ル１８を備えたロックナツト１９が螺着されている。

ところで、前記支持枠１３は、ガイド軸１２゜１２に支
持された上部水平部分と、その前部から下方に屈曲して
伸びる垂直部分とから成り、この垂直部分の下端にコン
パクト板２１と振動モータ２６よりなるコンパクタ１０
を支持する第１のリンク２０の上端部がビン２０ａ′を
介して回動自在に支持されている。

この第１のリンク２０は、支持枠側の短い腕２０ａとコ
ンパクタ側の長い腕２０ｂとを防振ゴムとビン２０ｃを
介して回動自在に連結したもので、長い腕２０ｂの先端
がコンパクタ側部のコンパクト板２１の前部に防振ゴム
とビン２０ｂ′を介して回動自在に取付けられている。

また、長い腕２０ｂの側縁には、リンク２０の屈曲時に
短い腕２０ａ又はコンパクト板２１の前端が長い腕に当
たることを避ける為の凹部２Ｑｄ、２０ｅが設けられて
いる。更に、コンパクト板２１の前端にも、リンク２０
の屈曲時に長い腕２０ｂとコンパクト板２１との接触防
止として、緩衝材２−１８が設けられている。

一方、支持枠１３の上部水平部分の中央部には、油圧等
のシリンダ２２が軸２３を中心として回動自在に取付け
られ、このシリンダ２２のピストンロッド２２ａの先端
に、コンパクト板２１を支持する第２のリンク２４が球
面継手２４ａと防振ゴムとビン２４ａ−を介して取付け
られている。この第２のリンク２４の下端は、コンパク
ト板２１の上部に固定された支持台２５の上部に防犯ゴ
ムとビン２４ｂを介して回動自在に連結されている。

この支持台２５上には、第２のリンク２４の連結部分を
挟んで、リンク２４の折り畳み時の緩衝材２５ａと、リ
ンク２４を伸ばした時にリンクの回動範囲を規制するス
トッパ２５ｂとが設けられている。

前記の様にして第１、第２のリンク２０．２４によって
支持されたコンパクタ１０のコンパクト板２１の上部に
は、振動モータ２６が固定されている。この振動モータ
２６は、油圧、空圧モータ若しくは電動機によって回転
する偏心錘を備えたもので、モータ軸についてラジアル
方向に振動するものである。

−また、このコンパクト板２１の上部には、係合孔２７
ａ、２７ａを備えた前後一対の支持金具２７．２７が固
定され、一方、バラストスィーパの台枠３ｂ側には、支
持金具２７．２７に対応して前後一対のブラケット２８
．２８が設けられている。このブラケット２８．２８に
も、支持金具と同様に係合孔２８ａ、２８ａが設けられ
ている。

また、後方のブラケット２８に設けられた受け金具２９
には、〕ンパクタ収納時に前記各係合孔内に挿入される
ビン３０．３０が着脱自在に支持されている。

上記の様な構成を有する本実施例のコンパクタ付ぎバラ
ストスィーパの作用は、次の通りである。

まず、枕木上のバラストを除去するには、バラストスィ
ーパ本体１の回転ブラシ７を枕木上に下降せるが°、そ
の場合は、支持枠４に設（プだシリンダ６のピストンロ
ッド６ａを伸ばし、回転ブラシ７をその支持ブラケット
５の基部りを中心として下方に回動させる。回転ブラシ
７が枕木上に達した後は、モータ９を駆動し、これによ
って回転ブラシ７を回転させることで、枕木上のバラス
トを除去する。このバラストの除去作業は、前記の様に
して回転ブラシ７を回転させながら、パラストスィーパ
本体１を軌道に沿って走行させることで、連続的に行な
われる。

一方、枕木上からバラストを除去すると同時にパラスト
スィーパ本体の後部に設けた左右のコンパクタ１０を道
床のバラスト上に降ろし、振動モータ２６を起動させて
バラストを押し固める。

この場合、コンパクタ１０をレールに干渉しない様に調
整するには、架台１１と支持枠１３との問に設けたねじ
軸１４をその端部１７にハンドルを装着して回転し、こ
のねじ軸１４とこれに係合する支持枠１３を枕木の長さ
方向に移動させる。

コンパクタ１０が所定の位置に達した後は、ハンドル１
８を操作してロックナツト１９を締（＝Ｊけ、ねじ軸１
４の回転を防止することによりコンパクタ１０の枕木の
長さ方向の位置決めを行う。

この様にして、枕木の長さ方向の位置決めがなされた］
ンパクタ１０が道床上に降下した状態で、振動モータ２
６を起動してコンパクト板２．１を振動させ、バラスト
の押し固めを行う。また、振動モータの振動は、コンパ
クタ１０を支持している支持枠１３を介してバラストス
ィーパ本体１に伝わり、騒音の発生を招いたり、各部の
軸受等の摩耗の原因となる。そこで、本実施例において
は、第１のリンク２０の中間部に防振ゴムを介してビン
２０Ｃによって屈曲可能とした連結部を設けると共に、
第２のリンク２４とシリンダ２２も屈曲可能な球面継手
２４ａと防振ゴムを介してビン２４ａ′によって連結し
、これらリンク２０．２４が連結部で屈曲することと、
防振ゴムの減衰効果とがあいまって、二】ンパクタ１０
の前後方向の振動を吸収し、騒音の発生や各部の軸受等
の摩耗を防止している。

この様に、本実施例の］ンパクタ付きバラストスィーパ
によれば、スィーパの回転ブラシ７により枕木上のバラ
ストを除去すると同時に、］コンパクタ０により道床の
バラストを押し固めることができ、作業の効率化と省力
化を達成できる。

また、本実施例において、作業終了後に回転ブラシ７及
びコンパクタ１０を収納するには、次の様にする。

即ち、スィーパの回転ブラシ７は、前記の作業開始時と
反対にシリンダ６のピストンロッド６ａを引込めること
に−一り、ブラケット５の基部りを中心として回転ブラ
シ７を上方に回動させる。一方、コンパクタ１０は、シ
リンダ２２のピストンロッド２２ａを引込めると、枕木
等の上から上昇する。その場合、コンパクタ１０の上昇
に従い、第１のリンク２０はその連結部が前方に突出す
る様に屈曲し、最終的には第１のリンク２０を構成する
短い腕２０ａと長い腕２０ｂとが２つ折りに折畳まれた
状態となる。一方、第２のリンク２４は、シリンダ２２
に牽引されて、そのピストンロッド２２ａと一直線状と
なる。この様にして、引上げられたコンパクタ１０は、
その支持金具２７゜２７をバラストスィーパ側の支持ブ
ラケット２８゜２８の位置に合ゼ、両者の係合孔内に受
け金具２９から取外したビン３０．３０を挿入して、コ
ンパクタ１０を固定する。

本発明のコンパクタ付きパラストスィーパは、−例とし
て上記の実施例に示】様な構成並びに作用を有するもの
であるが、その具体的形状は前記実施例に限定されるも
のではない。例えば、コンパクタ１０の支持手段として
は、第１、第２のリンクを利用する代わりに、前後共に
シリンダとリンクでコンパクタ１０を支持しても良い。

また、パラストスィーパ本体とコンパクタとの防振手段
もリンクによる以外に、防振スプリングやダンパーを使
用することができる。更に、収納したコンパクタの固定
手段も支持金具とブラケットをビンで固定するもの以外
に、チャック状の挟持手段等も使用できる。更に、］ン
パクタの枕木の長さ方向の位置決め手段としても、前記
の様なねじ軸以外に、シリンダによっ゛Ｃ架台と支持枠
との間隔を調整するものでも良い。

［発明の効果］以上の様に、本発明のコンパクタ付きパラストスィーパ
によれば、パラストスィーパ本体にコンパクタを収納可
能に設けるという簡単な手段により、枕木上のバラスト
の除去作業に引続いて道床のバラストの押し固めを行う
ことができるので、軌道の整正後の道床の仕上げ作業を
能率良〈実施でき、しかも作業員に対する振動その他の
負担も解消され道床の横移動抵抗を減少させることがな
い等その効果は大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のコンパクタ付きパラストスィーパの一
実施例を示す側面図、第２図は同じく平面図、第３図は
第１図の実施例におけるコンパク夕部分の拡大側面図、
第４図は第３図の正面図、第５図は第３図のＡ−Ａ断面
図、第６図は第３図のＢ−８断面図、第７図は第３図の
Ｃ−Ｃ断面図である。１・・・パラストスィーパ本体、３ａ、３ｂ・・・台枠
、４・・・スィーパの支持枠、５・・・ブラケット、６
・・・スィーパ収納用シリンダ、７・・・スィーパの回
転ブラシ、８・・・カバー、９・・・モータ、１０・・
・コンパクタ、１１・・・架台、１２・・・ガイド軸、
１３・・・コンパクタの支持枠、１４・・・ねじ軸、１
８・・・ハンドル、２０・・・第１のリンク、２１・・
・コンバク１〜板、２２・・・コンパクト板収納設定用
シリンダ、２４・・・第２のリンク、２５・・・支持台
、２６・・・振動モータ、２７・・・支持金具、２８・
・・支持ブラケッ１−１３０・・・ビン。第　４　図第６ｍ第　７　図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）パラストスィーパ本体に固定した架台にコンパク
タの支持枠を設け、この支持枠に防振手段を介してコン
パクト板と振動モータよりなるコンパクタを支持させる
と共に、支持枠とコンパクタとの間にはコンパクタの収
納設定用のシリンダを設けたことを特徴とするコンパク
タ付きパラストスィーパ。
（２）防振手段が、支持枠とコンパクタの間に設けられ
たリンクである特許請求の範囲第１項記載のコンパクタ
付きパラストスィーパ。
（３）リンクが、その連結部に防振ゴムを介在させたも
のである特許請求の範囲第２項記載の］ンバクタ付きパ
ラストスィーパ。
（４）支持枠がパラストスィーパ側の架台に対して枕木
の長さ方向に移動可能に支持されたものであり、且つ架
台に対づる位置決め手段を持つものである特許請求の範
囲第１項記載のコンパクタ付きパラストスィーパ。（４）前記位置決め手段がパラストスィーパの架台と支
持枠との間に設けられたねじ軸であり、且つこのねじ軸
のロックナツトを持つものである特許請求の範囲第３項
記載のコンパクタ付きバラストスィーパ。