JPH0128084Y2 - - Google Patents

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JPH0128084Y2
JPH0128084Y2 JP16918783U JP16918783U JPH0128084Y2 JP H0128084 Y2 JPH0128084 Y2 JP H0128084Y2 JP 16918783 U JP16918783 U JP 16918783U JP 16918783 U JP16918783 U JP 16918783U JP H0128084 Y2 JPH0128084 Y2 JP H0128084Y2
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JP
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compact
slope
compacting
compaction
top surface
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JP16918783U
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] 本考案は、例えば軌道の道床に敷設されたバラ
ストを締め固めるコンパクタに関するもので、特
に道床の路肩部分に振動を加えて圧縮する法面締
固め用コンパクト板の設定収納装置に改良を施し
たものである。
[考案の技術的背景及びその問題点] 軌道整正機によるレールの整生作業では、レー
ルこう上装置でこう上したレールの下方にタンピ
ング装置でバラストを充填して、レールの位置を
整正状態に保持するが、タンピング装置でバラス
トをレール下方に充填しただけでは道床バラスト
にタンピング装置のツールを引き抜いた跡が残つ
ているため、列車の走行振動や荷重によつてレー
ルの沈下を招いたり、枕木の移動を阻止する道床
の抵抗が低下する恐れがある。そこで、軌道整正
作業後には、バラストコンパクタを使用して、バ
ラストを振動圧縮することで締め固め、レールの
沈下防止や道床の抵抗の向上を図つている。
この様なバラストコンパクタとして従来から使
用されているものは各種あるが、最も一般的なも
のとしては、道床の上面のみを締め固めるものが
ある。しかし、この型のコンパクタは、同時に道
床の法面を締固めることができないため、道床の
上面から加えた振動によつてバラストが路肩部に
逃げてしまい、道床の効果的な締固めを行うこと
ができない。
これを改良するため、道床の上面を締固める水
平なコンパクト板の側方に法面に合せて傾斜した
コンパクト板を固定したものも提案されている。
しかし、この型の装置は、法面締固め用のコンパ
クト板が水平なコンパクト板に固定されているた
め、複線の様に法面のない箇所には使用できない
上に、法面に基準杭などの障害物があると、障害
物を避けるために、道床上面締固め用と法面締固
め用の双方のコンパクト板を障害物に接触しない
位置まで収納しなければならず、その部分のコン
パクト作業が不可能になる欠点があつた。
[考案の目的] 本考案は、上記の如き従来技術の問題点を解消
するために提案されたもので、その目的は、法面
締固め用コンパクト板を収納した状態で、道床表
面のコンパクト作業を実施することができ、しか
も幹線、地方線等路肩形状が変化してもコンパク
ト作業を実施できる様にしたコンパクト板の収納
設定装置を備えたコンパクタを提供することにあ
る。
[考案の概要] 本考案のコンパクタは、上面締固め用コンパク
ト板の側部に角度設定用シリンダを介して法面締
固め用コンパクト板を回動自在に取付け、この法
面締固め用コンパクト板を角度設定用シリンダに
よつて法面に合せて回動させると共に、角度設定
用シリンダを支持するブラケツト自体を上面締固
め用コンパクト板に回動自在に取付け、このブラ
ケツトを角度設定用シリンダと共に上方に回動さ
せることで、法面締固め用コンパクト板を基準杭
等の障害物に接触しない位置まで収納するもので
ある。
[考案の実施例] 以下、本考案の一実施例を図面に従つて具体的
に説明する。
バラストコンパクタの車体に対して昇降自在に
支持されているコンパクト板支持枠1の下方に
は、道床上面締固め用コンパクト板2が水平に設
けられている。この道床上面締固め用コンパクト
板2は、その上面中央部に固定された起振用の振
動モータ3の作用により振動するもので、支持枠
1の両端に設けられたリンク機構4,4を介し
て、支持枠1に対して揺動自在に支持されてい
る。そして、リンク機構4を支持枠1に取付けて
いる一方の支軸5の部分には防振ゴム6が設けら
れ、支持枠1側に道床上面締固め用コンパクト板
2の振動が余り伝達しない様になつている。
この道床上面締固め用コンパクト板2の側縁部
には、一例として3本の支軸7,8,8が設けら
れ、これらの支軸に回動自在に取付けられた支持
アーム9,10,10に法面締固め用コンパクト
板11が固定されている。上記3本の支軸の中で
両端の支軸8,8には、支持アーム10と同軸で
しかも独立して回動する様にブラケツト12が取
付けられ、このブラケツト12上に支軸13を介
して角度設定用シリンダ14が設けられている。
この角度設定用シリンダ14のピストンロツド1
4aは、法面締固め用コンパクト板11の支持ア
ーム10に軸15を介して連結されている。
この軸15の一端は支持アーム10の側方に突
出していて、そこに法面締固め用コンパクト板の
角度規制ロツド16の先端が回動自在に取付けら
れている。この角度規制ロツド16の上部は、前
記ブラケツト12の側方に張出した受け板17の
透孔を貫通しており、その上端にはナツト18が
ねじ込まれ、角度規制ロツド16の長さが規制さ
れている。
前記法面締固め用コンパクト板11を垂直方向
に引上げるための収納用リンダ20が、道床上面
締固め用コンパクト板2の上面側に配置されてい
る。即ち、前記角度設定用シリンダ14を支持し
ているブラケツト12のほぼ中央部には、前記支
軸7,8,8と同方向に伸びる支軸19が設けら
れ、この支軸19に収納用シリンダ20のピスト
ンロツド20aが連結されている。また、道床上
面締固め用コンパクト板2における前記ブラケツ
ト12と反対側に設けられた支持板には、前記支
軸19と同方向に伸びる支軸21が設けられ、こ
の支軸21に対して、収納用シリンダ20の基部
が回動自在に取付けられている。
この様な構成を有する本実施例の装置の作用
は、次の通りである。
通常の法面を有する道床の締め固め作業を行う
場合は、ナツト18のねじ込み位置を調整するこ
とにより角度規制ロツド16の長さを調節して、
法面締固め用コンパクト板11の回動角度を法面
の傾斜に合せておく。次いで、第3図の如く、コ
ンパクタの車体に昇降自在に取付けられている支
持枠1を道床側に下降させ、道床上面締固め用コ
ンパクト板2を道床上面に降下させると共に、角
度設定用シリンダ14のピストンロツドを伸ば
し、法面締固め用コンパクト板11を道床の法面
に降下させる。この状態で、振動モータ3を作動
させれば、道床上面締固め用コンパクト板2及び
これに支持アーム9,10を介して取付けられた
法面締固め用コンパクト板11が振動し、道床の
上面及び法面のバラストの締め固めを行う。
次に、複線の様に法面の締め固めが不要な箇所
では、第4図の如く、角度設定用シリンダ14で
法面締固め用コンパクト板11を水平状態にす
る。この様にすると、道床上面締固め用と法面締
固め用の双方のコンパクト板によつて枕木の長さ
方向に幅広く道床上面のコンパクト作業が実施で
きる。
更に、法面の締め固め作業を実施している際
に、法面に基準杭等の障害物が存在した場合に
は、支持枠1及びこれに取付けた道床上面締固め
用コンパクト板2はそのままで、法面締固め用コ
ンパクト板11のみを基準杭等の障害物が接触し
ない位置まで収納する。即ち、まず、第3図の状
態から第4図の如く、角度設定用シリンダ14に
より法面締固め用コンパクト板11を水平にまで
回動させ、続いて収納用シリンダ20で、ブラケ
ツト12を角度設定用シリンダ14及び法面締固
め用コンパクト板11共々支軸8を中心として上
方に回動させる。すると、角度設定用シリンダ1
4ではほぼ水平状態にまでしか引上げられなかつ
た法面締固め用コンパクト板11が、第5図に示
す如く90゜以上にまで収納されるので、法面上の
障害物を完全に避けることが可能となる。しか
も、この状態では、道床上面締固め用コンパクト
板2は、道床の上面に降下したままであり、枕木
鼻の部分のバラストの締め固め作業を継続できる
ので道床の横抵抗は増加する。従つて、法面に障
害物のある箇所では道床上面までも作業不能とな
るという従来技術の欠点は完全に解消される。
なお、本考案は、図示の実施例に限定されるも
のではなく、例えば、図示の実施例では同軸とな
つている支持アームとブラケツトを、別の軸を中
心として回動させてもよい。また、振動モータも
道床上面締固め用、法面締固め用の双方のコンパ
クト板にそれぞれ設けることもできる。また、角
度設定用及び収納用シリンダは、実施例では2本
づつ設けたが、コンパクト板の大小により1本ま
たは3本以上設けてもよい。更に、本考案のコン
パクタを道床以外の締固め作業に用いることも可
能である。
[考案の効果] 以上の通り、本考案のコンパクタは、角度設定
用と収納用シリンダを用いて、法面締固め用コン
パクト板を2段階に引上げるものであるから、法
面に障害物があつても上面締固め用コンパクト板
を引上げて作業を中断する必要がないので、その
部分の締固めを行うことができる。また、法面締
固め用コンパクト板を90゜以上上方に回動して障
害物に接触しない位置まで収納でき、法面の障害
物を完全に避けることができる利点がある。ま
た、角度設定用シリンダによつて法面締固め用コ
ンパクト板の角度を自由に変更できるので、幹
線、地方線等で路肩形状が変化しても対応でき、
また、複線箇所等では枕木の長さ方向に幅広くバ
ラストの締め固めを行うことのできる等その効果
は大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるコンパクタの一実施例を
示す斜視図、第2図はその側面図、第3図乃至第
5図は正面図で、第3図はコンパクト板を法面の
傾斜に合せた状態、第4図はコンパクト板を水平
にした状態、第5図は垂直に引上げた状態を示
す。 1……支持枠、2……道床上面締固め用コンパ
クト板、3……振動モータ、4……リンク機構、
7,8……支軸、9,10……支持アーム、11
……法面締固め用コンパクト板、12……ブラケ
ツト、14……角度設定用シリンダ、16……角
度規制ロツド、20……収納用シリンダ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コンパクト板支持枠に対して防振ゴムを有する
    リンク機構を介して上面締固め用コンパクト板を
    取付け、この上面締固め用コンパクト板の側部に
    法面締固め用コンパクト板を回動自在に取付け、
    上面締固め用コンパクト板または法面締固め用コ
    ンパクト板の少なくとも一方にはその起振用の振
    動モータを設け、また、前記上面締固め用コンパ
    クト板にはブラケツトを回動自在に設け、このブ
    ラケツトに角度設定用シリンダのロツドを取付
    け、この角度設定用シリンダを前記法面締固め用
    コンパクト板に連結し、前記ブラケツトには上面
    締固め用コンパクト板に設けた収納用シリンダの
    ロツドを連結したことを特徴とするコンパクタ。
JP16918783U 1983-11-02 1983-11-02 コンパクタ Granted JPS6080104U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16918783U JPS6080104U (ja) 1983-11-02 1983-11-02 コンパクタ

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JP16918783U JPS6080104U (ja) 1983-11-02 1983-11-02 コンパクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6080104U JPS6080104U (ja) 1985-06-04
JPH0128084Y2 true JPH0128084Y2 (ja) 1989-08-28

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JP16918783U Granted JPS6080104U (ja) 1983-11-02 1983-11-02 コンパクタ

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JPS6080104U (ja) 1985-06-04

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