JPS60249926A - 湯沸し器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、容器内の水を加熱して熱湯を生成する家庭用
の湯沸し器に関するものである。

従来例の構成とその問題点 従来のこの種の湯沸し器は、水を収容する容器をアルミ
ニウム等の材料で器状に形成し、かつ側方下部にヒータ
を巻きつけ、とのヒータで容器内の水を加熱し、さらに
前記容器の底部に温度調節器を装着し、この温度調節器
と前記ヒータとを直列に接続した構成としていた。しか
しながら、前記温度調節器の動作温度は製造上のバラツ
キにより、例えば１００°Ｃになってもヒータへの通電
が停止されずに空焼きを起こすという危険性を回避する
ために、一般に９３〜９８°ＣＫ設定されているもので
あり、したがってこの温度調節器は高精度の゛ものが要
求されるため、高価なものとなっていた。またこのよう
な温度調節器を用いた場合は、水が沸騰点に達すること
はなくなるため、水中の殺菌が不十分となり、水道水中
のカルキ等も抜けきらず、美味しいお茶やコーヒーが入
れられないという欠点があった。

発明の目的 本発明は上記従来の欠点を解消するもので、容器内の水
が沸騰点に達するのを確実に検知できる湯沸し器を提供
することを目的とするものである。

発明の構成 上記目的を達成するために本発明の湯沸し器は、水を収
容する容器と、この容器内の水を加熱するヒータと、前
記容器の上部開口部を塞ぐとともに一部に蒸気通過穴を
形成した中蓋と、この中蓋の蒸気通過穴と連通ずる穴部
を有するとともに中蓋を押さえて固定する上蓋と、この
上蓋の穴部に対向するように回転自在に設置され、かつ
蒸気の圧力によって回転する羽根車と、この羽根車の回
転を検出する回転検出手段と、この回転検出手段の出力
が所定の時間間隔より短い周期で連続して出力したとき
を検出する出力連続検出手段と、この出力連続検出手段
の出力により開かれ、かつ前記ヒータと商用電源に直列
に接続されたスイッチ手段とを備えたもので、この構成
によれば、容器内の水が沸騰点に達して蒸気が大量に発
生したことを羽根車の回転で検知し、かつこの羽根車の
回転を検出する回転検出手段の出力が所定時間間隔より
短い周期で連続して出力したときを出力連続検出手段で
検出し、そしてこの出力連続検出手段でヒータに直列に
接続されたスイッチ手段を開くようにしているため、容
器内の水は常に確実に沸騰させることができ、その結果
、水中の殺菌が十分に行なえるとともに、水道水中等の
カルキ等も抜けるため、美味しいお茶やコーヒーを入れ
ることができるものである。

実施例の説明 以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。

第１図および第２図において、１は容器で、この容器１
はアルミ等の材料を器状に形成し、かつ側方下部に容器
１内の水を加熱するヒータ２を巻きつけ、さらに容器１
の下部には温度調節器３を装着し、この温度調節器３と
ヒータ２とを直列に接続している。４は中蓋で、この中
蓋４は容器１の上部開口部を塞ぐとともに中央部に蒸気
通過穴６を形成している。６は上蓋で、この上蓋６は前
記中蓋４の蒸気通過穴６と連通する穴部７を有し、かつ
中蓋４を押さえて固定している。８は羽根車で、この羽
根車８は前記上蓋６の穴部７に対向するように回転自在
に取付けられ、かつ蒸気の圧力によって回転する。９は
回転検出手段で、この回転検出手段９は、前記羽根車８
０回転軸８ａに中央部が固定され、かつ一端部に磁石９
ａを、他端部に重り９ｂを有する回転部材９ｃと、この
回転部材９Ｃの下方に位置し、かつ回転部材９ｃの回転
により磁石９ａが近くを通過する時導通するリードスイ
ッチ９ｄとにより構成されている。１゜は出力連続検出
手段で、この出力連続検出手段１゜は、リードスイッチ
９ｄが導通した時のみ抵抗ＩＱ＆を通して充電され、か
つ一方では常に抵抗１０Ｃと抵抗１０ｄを通して放電さ
れるコンデンｖ１０ｂと、このコンデンサ１ｏｂの電圧
が一定値以上になると導通するトランジスタ１０ｅとに
より構成されている。１１はスイッチ手段で、こ９スイ
ッチ手段１１は、外部からの操作で接点が・絡されて保
持されるスイッチ１１ａと、前記出力連続検出手段１０
からの出力があるとスイッチ１１＆の短絡保持を解除し
て接点を開放するコイル１１ｔ）とにより構成し、かつ
スイッチ１１１Ｌは温度調節器３と並列に接続され、さ
らにヒータ２と商用電源１２に直列に接続されている。

上記第１図の構成、第２図の回路構成および第３図のフ
ローチャートにおいて動作を説明する。

まず容器１内に水を入れてヒータ２に通電すると、この
ヒータ２によって容器１内の水は加熱される。

そしてこの水温が９３〜９８°Ｃに達すると温度調節器
３が開閉されて、水温を一定に保温する。この時、外部
から、つまみ等の操作によりスイッチ１１ａが短絡保持
されている場合は、温度調節器３の接点が開いてもこの
スイッチ１１ａを通じてヒータ２に通電される。これに
より容器１内の水はついには沸騰点に達し、そしてこの
容器１内には蒸気が大量に発生する。この蒸気は中蓋４
の蒸気通過穴５および上蓋６の穴部７を通って上蓋６蓼
に噴出し、この噴出圧力で羽根車８が回転し、号らにこ
の羽根車８と軸を同じくする回転部材９Ｃが回転し、そ
してこの回転部材９Ｃに取付けた磁石９ａがリードスイ
ッチ９ｄに近づいた時、リードスイッチ９ｄは導通する
。

また羽根車８の回転が少ない時、例えば、容器１内の水
の上部のみが沸騰する部分沸騰時や、湯沸し器本体を使
用者が誤って移動させたため、振動が加えられて羽根車
８が誤動作した時は、ＩＪ−ドスイッチ９ｄが導通し、
そして再び導通するまでの間隔が長く、かつ抵抗１０ａ
を介してコンデンサ１０ｂに充電される電気量より抵抗
１０Ｃおよび抵抗１０ｄを通して放電される電気量の方
が多いため、コンデンサ１０ｂは一定電圧以上にならず
、その結果、トランジスタ１０ｅは導通しない。そして
容器１内の水が十分に沸騰すると、羽根車８の回転は多
くなり、その結果、リードスイッチ９ｄの不導通の間隔
が短かく、かつコンデンサ１０ｂに充電される電気量も
放電される電気量を上回るため、コンデンサ１０ｂの電
圧は上がってきて、そして一定値を越えると、トランジ
スタ１０６が導通して、コイル１１ｂに電流が流れ、ス
イッチ１１１Ｌの保持解除を行なう。これによりスイッ
チ１１ａの接点が開放されるため、ヒータ２への通電は
停止される。

発明の効果 以上のように本発明によれば、容器内の水が沸騰点に達
して蒸気が大量に発生したことを羽根車の回転で検知し
、かつこの羽根車の回転を検出する回転検出手段の出力
が所定時間間隔より短い周期で連続して出力したときを
出力連続検出手段で検出し、そしてこの出力連続検出手
段でヒータに直列に接続されたスイッチ手段を開くよう
にしているため、容器内の水は常に確実に沸騰させるこ
とができ、その結果、水中の殺菌が十分に行なえるとと
もに、水道水中等のカルキ等も抜けるため、美味しいお
茶やコーヒーを入れることができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す湯沸し器の一部を断面
で示した側面図、第２図は同湯沸し器の電気回路図、第
３図は同湯沸し器における回転検出手段のタイムチャー
ト図である。 １・　・容器、２・・・・・ヒータ、４　・・中蓋、５
・・・・・蒸気通過穴、６・・・・・・上蓋、７・・・
穴部、８・・・・・・羽根車、９・・・回転検出手段、
１０・・・・・・出力連続検出手段、１１・・・・・ス
イッチ手段、１２・・・・・・商用電源。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 水を収容する容器と、この容器内の水を加熱するヒータ
   と、前記容器の上部開口部を塞ぐとともに一部に蒸気通
   過穴を形成した中蓋と、この中蓋の蒸気通過穴と連通ず
   る穴部を有するとともに中蓋を押さえて固定する上蓋と
   、この上蓋の穴部に対向するように回転自在に設置され
   、かつ蒸気の圧力によりて回転する羽根車と、この羽根
   車の回転を検出する回転検出手段と、この回転検出手段
   の出力が所定の時間間隔より短い周期で連続して出力し
   たときを検出する出力連続検出手段と、この出力連続検
   出手段の出力により開かれ、かつ前記ヒータと商用電源
   に直列に接続されたスイッチ手段とを備えた湯沸し器。