JPS60247564A - インクジエツト記録装置 - Google Patents

インクジエツト記録装置

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JPS60247564A
JPS60247564A JP10419884A JP10419884A JPS60247564A JP S60247564 A JPS60247564 A JP S60247564A JP 10419884 A JP10419884 A JP 10419884A JP 10419884 A JP10419884 A JP 10419884A JP S60247564 A JPS60247564 A JP S60247564A
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tank
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pump
head
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昭 片山
Makoto Takaoka
真琴 高岡
Hiroo Hitotsubashi
一橋 浩夫
Taku Nakamura
卓 中村
Shunichi Uzawa
鵜沢 俊一
Shigeru Yoshimura
茂 吉村
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor

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  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明はインクジェット記録装置に関し、特にそのイン
ク供給装置の改良を図ったものである。
[従来技術] 従来のインクジェット記録装置としては、本願人により
特願昭58−244131号において開示されたものが
ある。これは、インクを吐出して記録を行うためのヘッ
ドに対するインク供給源としての第1のタンクとその第
1のタンクに対するインク補給源としての第2のタンク
を備え、さらにインク供給路の途中には3つの開閉手段
と正逆両方向に運転可能なポンプとを備え、それら開閉
手段およびポンプの開閉状態および運転状態を適切に切
換えて、記録を行うプリントモードに加え、第2のタン
クから第1のタンクにインク供給を行う供給モード、ヘ
ッドのノズル部の目詰りの除去処理等を行うための加圧
モード、供給路中の気泡の除去処理等を行うための循環
モード、およびインクを保存する保存モードにも設定で
きるようにインク供給装置を構成したものである。
それら各モ二ドのうち、加圧モードおよび循環モードで
はポンプ運転により形成される流路中にはヘッドが介在
するので、そのノズル部からインクが漏洩する。
ここで、加圧モードでは目詰りを除去するためにヘッド
のノズル部からインクを流出させるが。
循環モードは単に気泡の除去、インクのリフレッシュを
行うものであり、インクの漏洩は徒らにインクを消費す
るので好ましいことではない。
[目的] 本発明は、ノズル部からのインク漏洩量とポンプによる
インク吐出流量との間、およびその吐出流量とポンプを
駆動するためのモータへの印加電圧との間にそれぞれ相
関があることに着目し。
モータへの印加電圧をモードに応じて適切して設定して
ポンプ吐出流量を制御することによりインク浪費量の少
ないインクジェット記録装置を提供することを目的とす
る。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明を適用可能なインクジェット記録装置の
主要部の構成の一例を示す。すなわち、本実施例におい
ては、本発明を、例えば、4色のカラーインクジェット
プリンタに適用するものとし、そのインクジェットプリ
ンタは記録紙の幅方向に複数の印字ヘッドを有し、オン
デマンド方式にて印字を行うものとする。
第1図において、2は例えばアルミニウムから成るユニ
ットプレートであり、このユニットプレート2の表裏両
面に、記録紙の記録領域の全幅にわたってそれぞれ7個
のヘッドエレメント4を設ける。個々のヘッドエレメン
ト4は、記録紙に対向して、その幅方向に128木のイ
ンク吐出ノズルを有する。それらのヘッドエレメント4
をユニットプレート2の両面に適切に配設して、ユニー
/ ドブレート2の表側に配設されたヘッドエレメント
4のノズルによる記録領域と裏側に配設されたヘッドエ
レメント4のノズルによる記録領域とが、記録紙の幅方
向に重複せずに1ラインの記録を行うことができるよう
にする。すなわち、記録に際しては、まず裏側のヘッド
エレメント4を駆動して記録を行い、その記録が行われ
た部分が記録紙の移動に伴って表側のヘッドに対向した
ときに表側のヘッドエレメント4を駆動することにより
、1ラインの記録を行うことができる。
6はディストリビュータ部であり、例えば本願人により
特願昭58−244138号に開示されたものを用いる
ことができる。このディストリビュータ6は、供給管8
Aを介してヘッドエレメント4にインクを供給する往路
側のディストリビュータ6Aと、供給管8Bを介してヘ
ッドエレメント4からのインクを回収する復路側のディ
ストリビュータ6Bとを有する。7はディストリビュー
タ6と供給管8とを接続するジヨイントC以下、D−T
ジヨイントとする)であり、例えば本願人により特願昭
58−244132号に開示されたものを用いることが
できる。これら各部を所定のインク1色に関連するヘッ
ドユニット10とし、本実施例においてはこのヘッドユ
ニット10をインクの色数に対応して4個備える。
20はマザーボード、22はユニットプレート2を案内
しつつマザーボード20に対してヘッドユニット10を
装着するガイド部材である。
30はインクを貯留し、ヘッドエレメント4に対するイ
ンク供給源としての第1タンクであり、マザーボード2
0に関してヘッドユニッNOとは反対側に設ける。40
はインクのカートリッジタンクとしての第2タンクであ
り、マザーボード20に配設したガイド部材24により
案内して、マザーボード20に装着できるようにする。
第1タンク30は液面センサを有し、この液面センサに
より第1タンク30内のインク量が所定量以下となった
ことが検出された場合に、第2タンク40から第1タン
ク30にインクを供給するようにする。32および34
は第1タンク30のアーム部分であり、アーム部分32
には電磁弁等の開閉手段50および52を取付け、アー
ム部分34には電磁弁等の開閉手段54およびポンプ5
6を取付ける。なお、開閉手段50.52’および54
としては、電磁弁のほか、開閉絞り、ゲートバルブ等を
用いることができる。
電磁弁50は、アーム部分32に形成した第1タンク3
0内のインク貯留部分に至る管路60と、マザーボード
20を介してディストリビュータ6Aに至る接合部(以
下、D−Vジヨイントとする)70とを接続する弁部5
0Aを有し、ソレノイド50Bの付勢に応じて開となり
、インクの流路を形成するようにする。電磁弁52は第
1タンク30内の気室と外気とを接続する弁部52Aを
有し、ソレノイド52Bの付勢に応じて開となり、第1
タンク30内の気室な大気に開放する。なお、例えば、
弁部52Aの大気側には防塵フィルタ53を設けること
もできる。
電磁弁54は、アーム部分34に形成され、ポンプ56
に至る管路84および第2タンク40に至る管66を接
続した接合部72とマザーボードを貫通してディストリ
ビュータ6Bに至るD−Vジヨイント74とを接続する
弁部54Aを有する。この弁部54Aは、ツレメイド5
4Bの付勢に応じて開となり、ポンプ58とディストリ
ビュータ6Bとの間のインクの流路を形成する。なお、
76は管6Bと第2タンク40とを接続するジヨイント
(以下、T−Cジヨイントとする)である。
ポンプ56は、弁部54に至る管路64と第1タンク3
0に至る管路68と逆止弁等の逆流防止手段を介して第
2タンクとに接続し、正方向および逆方向の運転に応じ
て、それぞれ、弁部54Aおよび第2タンク40から第
1タンク30へのインクの供給および弁部54Aへのイ
ジクの送出を行う。
これら各部30 、40.50 、52 、54.58
等をヘッドユニット10に対するインク供給段とし、本
実施例においてはインクの色種類に応じて4段備える。
なお、第1図においては単に1段のみを示した。このイ
ンク供給段は、上述のように、それらをD−Vジヨイン
ト70および74を介してヘッドユニット1゜と接続す
る。この接続については後述する。
また、第1図において、80は図示しない制御部とのコ
ネクタであり、マザーボード20に取付ける。82はイ
ンタフェースボード、 84はコネクタ80およびイン
タフェースボード82を介して制御部から供給され条印
字制御信号をヘッドエレメント4等に伝達するフレキシ
ブル配線板である。300および400は、それぞれ、
ユニットプレート2に設けられ、インクを保温するため
のヒータおよびインク液温を検出するための液温センサ
である。
さらに、500は、ノズル部の吐出回復等を行う際に図
示の位置に位置づけられてノズル部のキャッピングを行
うキャップ部である。このキャップ部500を、記録時
においては、例えば図中下方に位置づけ、吐出回復を行
う際には、例えば不図示の駆動手段により、ガイドレー
ルに沿って図示のように位置づければよい。
次に、第1タンク30に設ける液面測定装置について述
べる。
第2図(A)および(B)は、それぞれ、液面センサを
有する第1タンクの構成の一例を示す斜視図およびその
A−A’線断面図である0本実施例においては、第1タ
ンク30を、凹部36を有し、さらにその凹部から立上
る突出部37を設けた形状とする。突出部の外側壁面に
は1対のセンサ、例えば電極板38を対向させて配設し
、その極板間の静電容量を検出して第1タンク30内の
インク液面の高さまたはインクの有無を測定する。この
センサとしては、吐出部37を透明な部材で構成すれば
、フォトカプラを用いることもできる。
また、突出部内壁37A、すなわちセンサ38の隔壁3
7Aを、センサ38の配設位置よりさらに下方に延在さ
せた形状とする。
このような隔壁37Aの延在部分がないタンク30′の
ような構成では第3図(A)および(B)に示すように
、インクIの液面の低下に伴って、インクの表面張力に
より突出部37′の内壁のセンサ配設部分にインク液滴
が残留し、センサ38の誤検出が生じることになる。こ
れに対して、第2図示の構成によれば、突出部内壁37
Aのセンサ配設部分にはイ゛ンク液適が残留せず、以て
正確なインク液面の減少検出を行うことができる。
また、第2図(A)に示すように、このセンサが第1タ
ンク30の中央付近に配設できるように凹部36および
突出部37を形成し、タンク30が僅かに傾いている場
合でも正しい液面の高さを検出できるようにするのが好
適である。
第4図はヘッドユニットとインク供給段とから成るイン
ク供給系を模式的に示す、ここで、58は第2タンク4
0と管路66とを接続するT−Cジヨイント78に配設
した逆止弁であり、インクの流れを第2タンク40から
流出する方向のみに規制する。矢印FおよびRは、それ
ぞれ、ポンプ56の正方向および逆方向の運転に応じた
インクの流れの方向を示す。また、■およびAは、それ
ぞれ、第1タンク30内の気室およびインク貯留部分を
示す。
このようにインク供給系を構成することにより、ポンプ
5Bの運転状態および弁50.52および54の開閉状
態を第1表に示すように適切に切換えれば、以下の各モ
ードにインク供給装置を設定することができる。
第 1 表 ここで、各モードとモードに応じたインクの流路とにつ
いて説明する。
(,1)プリントモード ヘッドエレメント4に供給する。なお、本実施例は、オ
ンデマンド方式のインクジェットプリンタに適用するの
で、印字に際してインクに圧力をかけず、従ってポンプ
56を駆動しない。
このモードにおいては、ヘッド4からのインクの吐出に
応じ、インクは管60、弁50A、D−vジヨイント7
0.ディストリビュータ6Aおよび供給管8Aを経て、
ヘッド4に供給される。
(2)供給モード カートリッジタンク40から第1タンク30にインクを
供給するモードであり、このモードはインクジェットプ
リンタ使用開始時および第1タンク30内のインク量が
減少したときに用いることができる。
このモードでは、弁52Aが開、弁54^が閉であり、
ポンプ58が正方向に運転されているので、インクは第
2タンク40から、逆止弁、管64、ポンプ56および
管68を経てF方向に流れて第1タンク30に供給され
、第1タンク30内の液面は上昇する。
(3)循環モード インクを循環させることにより、装置の初期使用時に各
ヘッド等にインクを供給するとき、またはヘッドまたは
供給路内の気泡を除去し、同時にそれらの内部のインク
をリフレッシュするときに用いるモードであり、インク
ジェットプリンタを長時間放置した場合等に設定する。
このモードでは、弁50,52.54はすべて開放され
、ポンプ56は逆方向に運転されるので、インクは、R
方向に第1タンク30、管68.ポンプ56、管64、
弁54A 、 D−Vジヨイント72、ディストリビュ
ータ6B、管8B、ヘッド4、管8A、 D−Vジヨイ
ント70.弁50Aオヨび管60を経て第1タンク30
に還流する。ヘッド4または供給路中の気泡は第1タン
ク30に捕集され、気室Aから弁52Aを経て大気中に
放出される。
(4)加圧モード ヘッド4のノズルが乾燥した場合、あるいはノズルに目
詰まりが生じた場合に、インクに圧力をかけ、ノズルか
らインクを押し出してそれらを除去するモードである。
このモードでは、弁50Aが閉、弁52^および54A
が開であり、ポンプ58は逆方向に運転されているので
、インクは、第1タンク30から、R方向に管6B、ポ
ンプ56、管64、弁54ノ A 、 D−Vジヨイント72、デにストリビュータロ
B、管8Bを経てヘッド4に供給される。
(5)保存モード 第1タンク30内のインク蒸発、変質を防ぐとともに、
インク漏洩を防止するモードであり、インクジェットプ
リンタの非印字時、輸送時に用いる。
このモードでは弁50A 、52Aおよび54Aを閉じ
、ポンプ58も停止しているので、供給路中にインクの
流れはなく、かつ装置からインクが漏洩することもない
、また、すべての弁が閉じられているので、周囲の大気
条件、例えば温度変化によりヘッド部分からタンク内の
インクが漏洩したり、供給路中に空気、塵等が混入する
こともない。
次に、供給系をこれら各モードに設定する態様について
述べる。
第5図(A)および(B)は、それぞれ、ポンプ駆動モ
ータへの印加電圧V[マ01t] とポンプ吐出流量Q
[cc/sec] との関係、および循環モードにおい
て、ポンプ吐出流量Q[cc/5ecl とノズルから
の漏洩量りをQで除した値L/Q[%] との関係を示
す特性曲線図であり、これら特性は本願人が実験により
確認したものである。そこで、循環モードにおいては加
圧モードよりポンプ駆動電圧Vを低く設定すれば、イン
ク漏洩量りを減少させることができる。
なお、第5図は温度を一定として得たものであるが、曲
線の傾きは温度に依存する粘度をパラメータとして変化
するので、温度センサ40Gの出力を用いて、温度条件
に応じ駆動電圧Vを適切に設定することもできる。また
、加圧モードにおいても、ノズルからの流出量は、温度
条件に依存する粘度により変動するので、駆動電圧Vを
制御することにより、必要以上のインク流出を防止する
ようにすることができる。
第6図はモード設定を行うモード制御部の構成の一例を
示す、とこで、90はモード制御を行うコントローラで
あり、マイクロプロセッサ形態のCPU、後述するモー
ド制御手順のほか、温度に応じた加圧モード、循環モー
ドにおけるポンプ駆動電圧Vに係るテーブルを格納する
ROM等を有する。
92は気泡センサであり、供給路中の気泡の発生を検知
してその信号SSIをコントローラ80に伝達する。こ
の気泡センサ82は、例えば、供給管8Aを透明な部材
とし、その外側に設けた1対の光センサとすることがで
きる。
84は記録制御部であり、例えばヘッドの駆動制御部、
電源投入キー、プリント開始の指令キー。
加圧モード設定キー等を設けた操作部、表示部を有する
ものとすることができる。この記録制御部84は電源投
入キー、プリント開始キー、および加圧モード設定キー
の押下に応じて、それぞれ、信号Psi、PS2および
PS3をコントローラ80に供給する。また、コントロ
ーラ80は、信号PS3の入力に応じてキャップ部50
0を第1図示の位置に位置づけるようにすることもでき
る。
コントローラ80が発生する信号DSO,DS2および
DS4は、それぞれ、ソレノイド50B、52Bおよび
54Bの駆動信号であり、その信号に応じて、それぞれ
弁5oA、s:+aおよび54Aが開となる。信号DS
6はポンプ56の駆動電圧信号であり、設定されたモー
ドや温度条件に応じてポンプ5θが運転あるいは停止さ
れる。信号C5は記録制御部84への情報信号である。
第7図および第8図はモード制御手順の一例を示す。ま
ず、インクジェットプリンタの電源が投入されると、信
号PS1に応じ、ステップSlにて供給モードに設定す
る。供給モードでは、第8図中(A)に示すように、ま
ずステップ5A−1にて、信号DSO、O32により弁
50^、52Aを開とし、信号084により弁54Aを
閉とし、信号DSeによりポンプ58を正方向に運転す
る。この運転に際しては、ポンプ56に対し、例えば循
環モード、加圧モードとは逆の極性の電圧を印加するこ
とで行うことができる。次いでステップS^−2におい
て、信号SS2により第1タンク3θ内にインク残量が
十分あると判定した場合には第7図の手順に復帰し、残
量が不十分である場合には第2タンク40から第1タン
ク30へのインク供給を続ける。ここで、このモードに
設定されてから一定時間経過しても液面センサ38によ
り第1タンク30内のインク増加が検出されない場合に
は、第2タンク40内のインク残量が無いとして、信号
線C9によりその旨の情報を記録制御部84に送出し、
表示させるようにしてもよい。
ステップS2においては、循環モードに設定する。この
循環モードでは、第8図(B)に示すように、まずステ
ップ5B−1にて、温度センサ400が発生する温度情
報信号SSOにより、その温度に対応した駆動電圧Vを
ROMに展開した循環モードに係るテーブルから読出す
0次いで、ステップ5B−2にて、信号DSO,DS2
 オヨびDS4 ニより、弁50A、52Aおよび54
Aをすべて開とし、信号1]s61によりポンプ56を
逆転させる。この運転に際しては、例えば、温度に対応
した駆動電圧を印加することで行うことができる。さら
にステップ5B−3にて、信号SSIにより気泡がある
と判定された場合には循環を続行させ、気泡が検知され
ない場合には第7図の手順に復帰する。
ステップS3においては保存モードに設定する。
保存モードでは、第8図CD)に示すように、ステップ
5O−1にて信号DSO,DS2およびDS4により弁
50A、52A t3ヨび54Aヲスヘテ閉トシ、信号
DS6 ニよりポンプ56を停止させ、第7図の手順に
復帰する。
ステップS4においては、プリント開始の指令信号PS
2を待機し、その信号が供給されない場合には保存モー
ドを保持する。
ステップS5においては、信号ss2によりMlタンク
30内のインク残量を検知し、残量が十分ある場合には
ステー、プSθに進み、ない場合にはステップS7の供
給モード(第7図(A))を経てステップS8に進む。
ステップS6においては、信号SSIにより気泡発生を
検知し、気泡がない場合にはステップS8に進み、ある
場合にはステップS8の循環モード(第7図(B))を
経てステップS8に進む。
ステップS8においては、信号PS3により加圧ボタン
の押下を検知し、押下がない場合にはステップS10に
進み、押下がある場合にはステップSllの加圧モード
に進む。加圧モードにおいては、第8図(C)に示すよ
うに、まず、ステップ5C−1にて、温度情報SSOに
より、その温度に対応した駆動電圧VをROMに展開し
た加圧モードに係るテーブルから読出す0次いで、ステ
ップ5C−2にて、信号DSOニヨり弁50A ヲ閉ト
シ、信号DS2.[lS4 ニJ:り弁52A、54A
を開とし、信号DSθによりポンプ56を逆転させてヘ
ッド4のノズルからインクを吐出し、ノズルの乾燥、目
詰まりを除去した後、第7図のステップSIOに復帰す
る。なお、この運転は、温度に対応した駆動電圧を印加
することで行ラことができる。
ステップSIOにおいてはプリントモードに設定する。
プリントモードでは、第8図(E)に示すように、信号
DSO,O92により弁50A、52Aを開とし、信号
DS4により弁54^を閉とし、信号DS6によりポン
プ56を停止させる。そしてコントローラ80は信号O
5によりプリントモードに設定した旨を記録制帽I4に
伝達し、ステップ5E−2にて記録制御部84からの信
号PS1により、所定量の記録が終了した旨の情報を待
機する。プリントモードの終了後にはステップS3に移
行し、次の記録に備える。
次に、マザーボード20を介して弁54とディストリビ
ュータ6とを接続するD−Vジヨイント74について説
明する。
第9図はこのような接続がなされる部材間の相対位置を
示す。ここで、ユニットプレート2に固定されたディス
トリビュータ8と、図示しない第2タンク40からポン
プ56に連なるインク通路に電磁弁54の弁部54Aを
装着した第1タンクのタンクアーム34とを、マザーボ
ード2oを介して接続し、したがって、ディストリビュ
ータ6の接続部材165とタンクアーム34に取付けら
れた電磁弁54とは共にマザーボード20に保持された
状態でしかも双方の流路同士が接続されるようにする必
要がある。
第1O図はその′接続部(D−Vジヨイント)74の構
成の一例を示す。ここで、64はタンクアーム34に形
成されているインク通路であり、このインク通路64を
介して本図中に図示されない第2タンクからのインクを
ポンプにより第1タジクに供給することができる。54
A′はこのインク通路84に装着されている電磁弁54
の弁部であり、54Aはその弁体である。しかして弁部
54A′の開路状態では弁体54^は保持ばね1B7の
ばね力により図に示すような位置に保たれている。
更に168はバッキング、183は0リングであり、本
図では弁体54Aを下方からタンクアーム34のこの位
置に押込むことによって、バッキング1θ8および0リ
ング168によって外部との間の液密が保たれる。
170はマザーボード20に保持されるようにした中間
接続具であり、その詳細を第11図に示す。なお、ここ
では接続具170の右半分のみを示す。ここで、171
はベローズ型のシール部材、172は先端部172^を
有する管形状のプラグ部材、173はプラグ保持部材で
あり、プラグ部材172およびプラグ保持部材173の
中心部にはインク通路174が設けられている。
しかして、これらのシール部材171、プラグ部材17
2およびプラグ保持部材173を図に示すように組合せ
た状態で、プラグ部材172とプラグ保持部材173と
の間、およびプラグ保持部材173とマザーボード20
との間、更にまた、これらの接続具170をマザーボー
ド20に保持させるための押え部材175とシール部材
171 との間に、それぞれ接触面での滑りが得られる
材料、例えばテフロンなどで形成したシートバッキング
17Bを介装する。
177は押え部材175とばね保持部材178との間に
設けたコイルばねであり、このばね177のばね力によ
りシール部材171を介してプラグ部材172をシート
バッキング176に押接させることができる。1711
1は押え部材175をマザーボード20に固定するため
の取付けねじである。
更にまた、押え部材175には、第1θ図に示すように
、その内周面に沿って、吸水性多孔質材料で形成した吸
着材180を嵌装し、ディストリビュータ6の取外し時
に通路182A からインクが滴下して装置内を汚すの
を防止している。
中間接続具170はこのような状態でマザーボード20
に取付けてあり、更にそのプラグ保持部材173のタン
クアーム34を装着する側の突出端部にはリング溝17
3Aが周設しであるので、電磁弁54を取付けた状態の
タンクアーム34をこの中間接続具170と接続する場
合は、電磁弁54の弁部54^に保持部材173の突出
端部を押込むことにより、リング溝173Aに嵌め合わ
せた0リングを介して装着部の液密を保たせるようにす
ることができる。
次に、この中間接続具170に接続させるディストリビ
ュータ6側の接続部材185について説明する。!線部
材185は接続時に中間接続具170のプラグ部材17
2を案内する案内路181Aを有する外殻部材1111
1と、この外殻部材191の内側に螺着されその中心部
にインク通路を兼用するポペット通路182Aが穿設さ
れているポペット保持部材lθ2と、保持部材192の
通路lθ2Aに上下自在に嵌合さ、れたポペット部材1
113と、ポペット部材183をバッキング184に向
けて偏倚させる圧縮コイルばね185とを有する。
しかして、このポペット部材183は第12図(A)お
よび(B)に示すように、本例の場合3方の保持壁18
3Aで取り囲まれたばね保持部183Bと、弁部113
3Gと、この弁部183Gからプラグ部材172側に突
出させた円筒状のインク通路部11330と、更にこの
インク通路部!+130の周囲に穿設した連通孔193
Eとを有する。
そこで、ディストリビュータ6を中間接続具170に装
着する場合は、接続部材165の案内通路1111Aに
接続具170のプラグ部材先端部172Aが案内される
ことによって、先端部172Aでポペット部材193の
インク通路部1930の先端が後退させられ。
第10図の左半分に示すようにインク通路の導通状態と
することができる。なお、1118は外殻部材181に
設けた0リングである。
また、ディストリビュータ6を中間接続具170から取
外す場合は、ディストリビュータ6ごとその接続部材1
85をプラグ部材172から引抜くようにすればよい、
かくすることにより、プラグ部材172が案内路181
Aに沿って前進し、ポペット部183の弁部183Cが
ばね185によってバッキング194に圧接し、第1θ
図の右半分で示したようにこのバッキング194によっ
て液密を保つことができる。
なお、このようなディストリビュータ6の中間接続具1
70への装着時および取外し時のいずれにあっても、ポ
ペット部183のインク通路部1930に設けられてい
る連通孔183Eが0リング18Gを横切ることがなく
、したがって、0リング113Bがこの連通孔183E
のために損われるようなことがない。
また、弁50とディストリビュータ6との接続部(D−
Vジヨイント)70についても、この場合は、第2タン
ク40に至るインク通路を有さないようにすれば、第1
θ図と同様に構成できるので、その説明は省略する。
第13図は第2タンクを接続するための接合部76の構
成の一例を示す、ここで、201および202は対称形
状をなす板ばね部材であり、本例での板ばね部材201
および202はそれぞれ2つの折り曲げ部を有し、2つ
の折り曲げによって得られる曲げ角度が直角となるよう
に形成しである。
すなわち、平板部201Aと201B、また平板部20
2Aと202Bとを互いに直交するようになし、更に平
板部201Aおよび202Aには折曲げて形成した取付
座201Gおよび202Gを設けて、これらの取付座2
01Gおよび202Cをねじ203によりマザーボード
20に固着する。
なおここで、平板部201Bおよび202Bは平板部2
01Aおよび202Aにそれぞれ腕部204Aおよび2
04Bを介して変位可能なように支持されており、これ
らのの平板部201Bと202Bとの双方により挟持さ
せるようになして接続部205Aを第13図に示すよう
な状態で弾性的に保持させることができる。
208は平板部201Bおよび202Bを介して板ばね
部材201および202を接続部205に取付けるため
の固定ねじであり、本例ではインク供給管66に取付け
られている接続部材205Aの側、にねじ取付座208
Aを設けておき、この取付座208Aに固鎗ねじ206
を螺着して、平板部201Bおよび202Bを固定する
また、230Aは接続方向に長円の自由孔である。
第14図は接合部78の断面図であり、第2タンク40
を取付けた状態を示す。205Bは第2タンク40に設
けた接続部材であり、接続部材205Bには取外し時に
そのインク通路207Bをし壱断するための弁体208
Bおよびばね209Bが設けである。また、接続部材2
05Aの方には図に示すような接続状態で弁体208B
を押込み、自体の有するインク通路227Aと部材20
5B側のインク通路207Bとの間を連通させるための
プラグ部材228Aがその内筒部に摺動自在に嵌合され
ている。なお、228A’は部材228Aの先端部に形
設したすりわりであり、接続状態ではこのすりわり22
8A’ を介してインク通路227Aと207Bとが連
通される。
208Aは接続部材205Aにおいて、プラグ部材22
8Aをその内筒係止部205A’に向けて偏倚させてい
るコイルばね、210Bは接続状態において液密を保持
する0リングである。
また、プラグ部材228Aにはその中心に沿って穿設し
たインク通路227Aとこのインク通路227Aから部
材228Aの摺動面228Aに向けて穿設したインク通
路237Aとを設け、インク通路237Aの摺動面22
9A側端部に例えばフレキシブルインク供給管6Gを接
続する。
接続部材205Aの外殻231Aに設けた自由孔230
Aはプラグ部材228Aを外殻231^の摺動面229
Aに沿って摺動させたときに、フレキシブル供給管の接
続部がこの自由孔230Aを介して遊動自在なようにす
る。
このように構成した接続部材205Aにあっては、戻し
ばね208Aが保持されるばね保持空間232Aをイン
ク通路227Aおよび237Aから隔絶することができ
、したがって、摺動面228Aを液密に保つ必要がなく
、インクや0リングの変質等のために摺動面229Aが
粘着してプラグ部材205Aが戻らなくなるようなこと
がない。
また、インク供給管66の接続部材205Aが第13図
に示すようにマザーボード20に固定した板ばね部材2
01および202の組合せにより保持されており、した
がって板ばね部材201および202の有するばね力に
より、接続部材205Aに第13図でX−X方向および
Y−Y方向を含む平面内の変位が許容される。
次に、ヘッドエレメント4のユニットフレート2に対す
る取付部材について述べる。
第15図はヘッドエレメント4およびその取付部材の構
成の一例を示す。ここで、250は、SiC等の基板2
52上に記録紙に対向する部分にSi、ガラス等硬質材
料を積層し、ノズルを形成したヘッド部、254は基板
252の張出し部である。
280はユニットプレート2上ヘツド部側面250Aと
張出し部側面254Aとに当接する所定位置に圧入した
ピンであり、このピン260にはヘッド部側面250A
の上部および張出し側面254^にのみ当接し、ヘッド
部側面250Aの下部とは当接しないように切欠き26
1を設ける。262はユニットプレート2上の所定位置
に圧入したピンである。
ここで、ピン260に切欠き261を設けるのは、次の
ような理由による。ヘッド部250は前述のような硬質
材料の積層体をカッタにより切断して図示の形状に形成
したものであるので、切断の過程でカッタがたわみ、下
部では正確な寸法とならなかったり、いわゆるばりが生
ずることがある。これに対して、上部ではカッタのたわ
みは殆どなく、正確な寸法に形成される。そこで、ピン
260が記録ヘッド側面250Aの上部に当接し、下部
には切欠き261を対向させて寸法が不正確な部分やば
りからの逃げを作るようにすれば、ヘッドエレメント4
の取付精度をさらに高めることができるからである。
本例では、ピン280および262に向けて図中W方向
にヘッドエレメント4が押圧され、これと当接したとき
に、ヘッドエレメント4の記録紙幅方向の位置決めがな
されるようにする。また、ピン2fiOに向けて図中Y
方向にヘッドエレメント4が押圧され、張出し部側面2
54Aがピン260と当接したときに、平面上記録面に
直交する方向の位置決めがなされるようにする。さらに
、ヘッドエレメント下面をユニットプレート2の表面に
対してY方向に押圧することにより、ヘッドエレメント
4の上下方向の位置決めがなされるようにする。
270はヘッドエレメント4のY方向およびY方向の位
置決めを行う固定部材、274はモの固定部材270を
ユニットプレート2に取付けるための小ねじ、276は
固定部材270の位置決めおよび回動阻止を行うために
ユニットプレート2から突設したピンである。張出し部
254の側面254^とは反対側の側面254Bに対向
する固定部材270の部分271を、張出し部254の
上面に対して角度を有する形状となし、この部分と側面
254Bの上辺とが当接するようにする。また、小ねじ
274により固定される部分と部分271 との間を切
欠き、部分271が切欠き部分のばね性により弾性的に
張出し部254を押圧するようにする。
而して、小ねじ274により固定部材270をユニット
プレート2に固定することにより、部分271が張出し
部側面254Bの上辺に押圧され、この結果張出し部2
54にはF方向およびV方向の分力が作用するので、張
出し部254はピン280およびユニットプレート2の
表面に密接し、ヘッドエレメント4のそれら方向におけ
る位置決めを行うことができる。
次に、280はヘッドエレメント4の一方向およびV方
向の位置決めを行う固定部材、284はその固定部材2
80をユニットプレート2に取付けるための小ねじ、2
86は固定部材280の位置決めを行うためにユニット
プレート2から突設したピンである。281は、切欠き
部282のばね性によって一方向に揺動可能な部分であ
り、この部分281にカム回転軸288を中心に回動可
能なヘッドエレメント押えカム280を設ける。
第18図はカム回動軸288および押えカム290の一
例を示す。このように押えカム280を、基板252の
上面に対して角度をなすように、底面側にすりわり面2
82を設けた円筒形状となし、さらに、その中心軸29
0Aが回転軸288の中心、すなわち押えカム280の
回動軸288Aから偏心した構成とする。
このような固定部材280によりヘッドエレメント4を
固定する場合は、まず押えカム280をそのすりわり面
282が基板252と対向しないように回転軸288の
まわりに回動させ、固定部材280を小ねじ284によ
りユニットプl/ −) 2に取付ける。
而して押えカム290を回動させてすりゎり面282を
ヘッドエレメント252の上辺に当接させれば、当接部
分からヘッドエレメント252に対し、一方向およびV
方向の分力が作用する。この結果、ヘッド部分側面25
0A上部および基板252が、それぞれ、ピン280お
よび262に当接し、さらに基板252の下面がユニッ
トプレート2の表面に密接し、ヘッドエレメント4の一
方向およびV方向の位置決めを行うことができる。
次に、インクジェットプリンタが例えば加圧モードに設
定されているときに、ヘッドエレメント4と対向する位
置に位置づけられ、ノズルから流出するインクの拭取り
を行うキャップ部500について説明する。
第17図はキャップ部500に配設する絞り機構の構成
の一例を示す。ここで、510はハウジング、512A
、512Bおよび514A、514Bは、ハウジング天
井部511に固定した板516から突設したピンである
。520^および520Bは、それぞれ、折曲部521
Aおよび521Bを有する押し部材であり、これら押し
部材52OA、520B間にはばね528を張架するこ
とにより、それぞれ、ピン512Aおよび512Bを中
心とし折曲部521^および521Bが図中ヘッドエレ
メント4側に移動するような回動習性を与える。また、
押し部材520Aおよび520Bには、それぞれ、ガイ
ド穴522Aおよび522Bを設け、ピン514Aおよ
び514Bを係合させることにより、押し部材520A
 、 520Bの回動範囲を規制する。
530は、不図示の駆動部により回転駆動されるカム軸
532に取付けた偏心カムである。534は図中一方向
に延在し、カム530の変位を伝達する伝達部材538
を有する従動部材であり、カム530の回転に伴って図
中F方向に往復移動する。538は従動部材534を押
圧し、伝達部材536とカム面とを当接させる方向に付
勢されたばね、539は従動部材534に設けたガイド
穴537に挿通され、往復移動に際して従動部材534
を案内するガイドビンである。
540はビス541により従動部材534に固定した吸
収体取付台であり、従動部材534と一体に図中F方向
に往復移動する。542は、吸収した液の量に応じて可
撓性の変化する吸液性多孔体であり、本実施例では乾燥
状態において強い弾性を示して可撓性が小となり、湿潤
状態において弱い弾性を示して可撓性が大となる吸水性
多孔質材料で形成した吸収体とする。この吸収体542
は、図に示すように断面がコの字形の形状とし、その凹
部を押え部材544により押え、例えばビスにより取付
台540に取付ける。これにより、吸収体の着脱が極め
て容易となる。また、この吸収体542の弾性力に関連
させてばね528を選択する。
550Aおよび550Bは絞り部材であり、取付台54
0に設けた支持部材543に支持されて図中W方向に延
在する軸546のまわりに回動可能とする。絞り部材5
50Aおよび550Bは、それぞれ、折曲部521Aお
よび521Bと係合可能な折曲部551Aおよび551
Bを有し、その係合状態において軸54Bを中心に回動
可能である。
また、絞り部材550A、550B間には、軸552の
まわりに回転自在で、押え部材544と協働して吸収体
542を絞る絞り棒554を配設する。すなわち、絞り
部材550A 、550Bの回動に伴って、絞り棒55
4は押え部材544.に向け、吸収体を一様に圧縮しつ
つ移動する。
第18図はこれら可動部から成る絞りユニットの平面図
であり、図中上半分および下半分は、それぞれ、押し部
材520が回動したときの状態および回動が生じないと
きの状態を示す。ここで、ばね526として、絞りユニ
ットが後退位置にあり、折曲部521と551 とが力
を及ぼし合う保合状態にある場合において、吸収体54
2が乾燥してほとんど圧縮されないときに、図中上半分
に示すように、絞り部材550Bの後退に伴って絞り部
材550Bが回動せずに押し部材520Bの回動を生ぜ
しめ、また吸収体542が湿って圧縮されるときに、図
中下半分に示すように、絞り部材550Aの後退に伴っ
て押し部材520Aが回動せずに絞り部材550Aの回
動を生ぜしめる程度の引張力を有するものを選択する。
なお、押し部材が図中下半分に示すような位置に保持さ
れている場合において、折曲部521と551 とか接
触しても回動を生せしめる力を及ぼし合わずに、吸収体
542が原形状を保持するような位置を絞りユニットの
ホーム位置とし、キャップ部500を動作させないとき
には絞りユニットをこのホーム位置に位置づけるように
する。而してこのホーム位置から絞りユニットがヘッド
4に対して前進、後退し、その過程でヘッド4からの廃
インクの吸収および吸収した廃インクの廃棄が行われる
ようにする。
本実施例においては、従動部材534、取付台540、
吸収体542、押え部材544、軸54Bを図中W方向
に延在させ、それらに対して押し部材520A 、52
0B、絞り部材550A、550B 、ばね52B、絞
り棒554等から成る組立体をW方向に複数個設け・り
ことにより、吸収体542が部分的に湿っていてもその
部分においてのみ吸収体を絞ることができるようにする
。また、それらをインク色数に応じて4段設け、第1図
示の4段のユニットから廃インクを吸収できるようにす
る。
第19図(A)〜(I])は、絞りユニットの前進〜後
退の順次の状態を示す。なお、ここで、560は各段か
ら流出した廃インクを絞りユニット下方に配設した第2
0図示の廃インク回収タンク570に導くための流路で
ある。
まず、図中(A)は絞りユニットがホーム位置にある状
態を示し、このとき部材520および550は相互に力
を及ぼさず、吸収体542は原形状を保っている。この
位置から取付台540が前進し、図中(B)に示すよう
にヘッドエレメント4のノズル部と、吸収体542とが
当接する位置に位置づけられた場合には、絞り部材55
0 と押し部材520の保合が解かれる。このときに加
圧により、ノズル部からはインクが流出し、吸収体54
2に吸収される。
カム530の回転に伴い、取付台540が後退すると、
まずホーム位置において押し部材折曲部521と絞り部
材折曲部551とが当接する。ここで、吸収体542が
湿って大きい可撓性を示す場合には、ばね528のばね
力が吸収体542の圧縮力を上回るので、図中(C)に
示すように、絞りユニットのホ−ム位置からの後退によ
って、絞り部材550は軸546を中心に図中時計方向
に回動し、絞り棒554により吸収体542が圧縮され
て、吸収されたインクが流路580を介して廃インクタ
ンク570に回収される。また、絞り棒554は軸55
2のまわりに自由に回転できるので、吸収体542の一
様な圧縮がなされる。
吸収体542が乾燥していて、弾性が大である場合には
、部材520と550とが係合しても、図中(D)に示
すように、ホーム位置からの後退に伴って部材550が
回動せず、ばね528のばね力に抗して部材520が回
動させられる。すなわち、この場合絞りユニット後退に
伴って発生する力をばね528により許容することがで
き、各部が破損することはない。
第20図(A)および(B)は廃インク回収タンク57
0の構成の一例を示す斜視図および断面図である。本実
施例においては、タンク内に間隔をおいて配置した2体
の吸収体572を設ける。その間隙部には、例えば1対
の電極板574から成るセンサを縦に配設し、この間の
導通状態を検知するようにする。576は流路560を
介して流れ込む廃インクをタンク内の吸収体572に導
くためのポートである。
かかる構成により、廃インクの流入量が吸収体572の
吸収容量を上回り、間隙部にインクが溜ってその液面が
上昇したときには、センサ574により確実かつ迅速に
その旨を検知することができることになる。
[効果] 以上説明したように、本発明によれば、ポンプを駆動す
るモータへの印加電圧をモードに応じて適切に設定して
ポンプ吐出流量を制御するようにしたので、インク浪費
量の少ないインクジェ−/ ト記録装置を実現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るインクジェット記録装置の構成の
一例を示す斜視図、 第2図(A)および(B)は、それぞれ、そのインクジ
ェット記録装置におけるインク貯留装置の構成の一例を
示す斜視図および断面図、 第3図(A)および(B)は第2図示のインク貯留装置
と対比するために従来のインク貯留装置を示す断面図、 第4図は第1図示のインクジェット記録装置におけるイ
ンク供給系の構成の一例を示す流体回路図、 第5図(A)および(B)は、それぞれ、ポンプを駆動
するモータへの印加電圧とポンプの吐出流量との関係お
よびポンプの吐出流量とノズルからのインク流出率との
関係を示す特性曲線図、第6図は本発明に係るインクジ
ェット記録装置のモード設定を行うモード制御部の構成
の一例を示すブロック図、 第7図および第8図はそのモード制御手順の一例を示す
フローチャート、 第8図および第10図は、それぞれ、第1図示のインク
ジェット記録装置におけるディストリビュータと弁との
接合部の構成の一例を示す斜視図および断面図、 第11図はその接合部の一部を拡大して示す断面図、 第12図(A)および(B)は、それぞれ、その接合部
におけるポペット部の構成の一例を示す正面図および側
面図、 第13図および第14図は、それぞれ、第1図示のイン
クジェット記録装置における第2タンクの接合部の構成
の一例を示す斜視図および断面図、第15図は第1図示
のインクジェット記録装置におけるヘッドエレメントお
よびその取付部材の構成の一例を示す斜視図、 816図はその取付部材に用いる取付部品の一例を示す
正面図、 第17図および第18図は、それぞれ、第1図示のイン
クジェット記録装置におけるキャップ部の主要部として
の絞り機構の一構成例を示す斜視図および平面図、 第18図(A)〜(D)はその絞り機構の順次の動作状
態を説明する説明図、 第20図(A)および(B)は、キャップ部に設ける廃
インクタンクの一構成例を示す斜視図および断面図であ
る。 2・・・ユニットプレート、 4・・・ヘッドエレメント、 6A、6B・・・ディストリビュータ、7・・・D−T
ジヨイント、 8A、8B・・・インク供給管、 lO・・・ヘッドユニット、 20・・・マザーボード。 30・・・第1タンク、 37・・・突出部、 37A・・・突出部内壁。 38・・・センサ、 40・・・第2タンク、 50.52.54・・・電磁弁、 5B・・・ポンプ、 58・・・逆止弁、 70.74−・・D−Vジヨイント、 76・・・C−7ジヨイント、 90・・・コントローラ、 143・・・閉塞部材、 144・・・ばね、 148・・・接続具、 175・・・押え部材、 178・・・シートバッキング。 183・・・ポペット、 184・・・バッキング・ 185・・・ばね、 201.202・・・板ばね、 205・・・接続部、 205A、205B・・・接一部材、 207B、227A、237A・・・インク通路、20
8A、209日・・・ばね、 228A・・・プラグ部材、 230・・・自由孔。 250・・・ヘッド部、 252・・・基板、 254・・・張出し郁、 270.280・・・固定部材、 280・・・切欠きピン、 400・・・温度センサ、 500・・・キャップ部、 520・・・押し部材、 526・・・ばね、 530・・・カム、 542・・・吸収体、 544・・・吸収体押え、 554・・・絞り棒、 560・・・廃インク流路、 570・・・タンク。 第3図 rA) (B) 第4図 第5図(A > V [vott〕 第5図(R) 12345 θ(cc / see ) 第11図 172A hへ 2θO 第16図 第17図 第18図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1) インクを吐出し記録を行うヘッドと該ヘッドに供
    給するインクを貯留するタンクと、開閉手段と、ポンプ
    とを有するインク供給系を具え、前記開閉手段を閉とし
    てポンプを駆動することにより、インクを加圧する加圧
    モードおよび前記開閉手段を開としてポンプを駆動する
    ことによりインクを循環させる循環モードに設定できる
    インクジェット記録装置において、前記ポンプを駆動す
    るモータへの印加電圧を設定する電圧設定手段を具え、
    該電圧設定手段は前記循環モードにおいて、前記加圧モ
    ードにおける印加電圧より低い電圧を設定するようにし
    たことを特徴とするインクジェット記録装置。 2、特許請求の範囲第1項゛記載のインクジェット記録
    装置において、前記電圧設定手段はインクの液温に応じ
    て印加電圧を設定するようにしたことを特徴とするイン
    クジェット記録装置。 (以 下 余 白 )
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