JPH04247961A - インクジェット記録装置に用いられるインクタンク及びインクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置に用いられるインクタンク及びインクジェット記録装置

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JPH04247961A
JPH04247961A JP777091A JP777091A JPH04247961A JP H04247961 A JPH04247961 A JP H04247961A JP 777091 A JP777091 A JP 777091A JP 777091 A JP777091 A JP 777091A JP H04247961 A JPH04247961 A JP H04247961A
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JP
Japan
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ink
ink tank
tank
lid
inkjet head
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JP777091A
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English (en)
Inventor
Etsuro Suzuki
悦郎 鈴木
Mitsuji Kitani
充志 木谷
Yoshifumi Hattori
服部 能史
Kenji Kawano
兼資 川野
Koichi Tanno
幸一 丹野
Masami Kojima
小島 政己
Hideo Saikawa
英男 才川
Kenji Aono
青野 賢治
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェット記録装置
等に使用するのに好適なインクタンク及びインクジェッ
ト記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のインクジェット記録装置、とりわ
けインクジェット方式のプリンター等においてはインク
補充の簡便さからカートリッジ式のインクタンクが多く
用いられている。このカートリッジ式のインクタンクを
用いた場合には、インク補充が容器の交換だけで出来る
事や、補充量の判断が不要である事、及び補充に際して
のインクによる汚染がほとんど起きない事等の利点があ
り、このような利便性からこの数年急速に市場が拡大し
ている。
【0003】代表的な従来の技術を利用しているインク
ジェット記録装置としてプリンター機器本体にインクジ
ェットヘッドを搭載し、チューブ等を用いてインクジェ
ットヘッドとインクタンク接続部を連続し、別途用意さ
れたインクタンクを使用者がプリンター本体内の所定の
位置に設置すると、インクタンクとインクタンク接合部
が結合されてインクが供給可能になるプリンターがある
【0004】一般的にインクタンクの接合部は装置の内
部に露出した針状の連接管を持ち、一方インクタンク側
の接合部の封液部材はシリコンゴム等の軟質な材料で構
成されており、装着時に針状の連接管がゴム等の封液部
材を貫いてインクタンク内のインクを供給可能にしてい
る。ここで針状の連接管が使用者に触れぬ様に保護する
部材等がある事は当然である。
【0005】このプリンターの場合インクタンクを装着
する時に、針状の連接管の穴の先端部にある空気がどこ
へも抜けない為、インクジェットヘッドへインクが供給
される経路に空気が入ってしまう。又インクタンクが接
続されていない状態の時には針状の連接管の穴の先端部
が空気に接している為に水分の蒸発が避けられず、イン
クの粘度が上昇して最悪は針状の連接管内部にインクが
固着して管内を目詰まりの状態にしてしまいインクタン
クを接続した時、インクタンク内のインクを導けない可
能性もある。
【0006】このままでは最終的にインクヘッドに空気
が侵入したり、インクが供給されなくて正常な吐出が出
来ない為、この様なプリンターにおいては通常インクジ
ェットヘッドの吐出側からインクジェットヘッドへイン
クが供給される経路にある不要な空気やインクを吸引し
て排除するポンプ機構が種々考案され実用化されている
【0007】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら上記
従来例では以下の様な課題があった。 1)微量な空気を排除する為に、同時に多量の正常なイ
ンクも吸い出す為、無駄になるインク量が多くランニン
グコストの上昇を招く。 2)ポンプ機構及び吸引した廃インク処理機構等により
プリンター本体の構造が複雑かつ大型化し、コストも上
がってしまう。 3)インクタンクの接合部は装置の内部に露出した針状
の連接管を機器の外部に露出させない位置や構造等の制
約が多い。
【0008】特にインクジェットヘッドからインクタン
クに至るインク経路に空気の存在が無い事が望ましいイ
ンクジェット記録装置においては空気の侵入は致命的で
あり、この様なインクジェット記録装置にカートリッジ
式のインクタンクを用いる時には、ポンプ機構が必須に
なっているのが現状である。
【0009】本発明ではこれら上記課題を解決し、シン
プルで小型、低コストな、空気の侵入がなく且つインク
タンク連接管内のインクが固着等の不良を起こさないイ
ンクタンクの接続を可能にする事を目的とする。
【0010】
【課題を解決する為の手段】この様な目的で、本発明は
提案されたもので、インクを吐出する記録手段によって
、被記録部材上に複数のインクドットを形成する事によ
り、文字または画像を記録するインクジェット記録装置
に用いられるインクタンクにおいて、第1のインクタン
クと、第2のインクタンクと、第1のインクタンクの内
部にあるインクと第2のインクタンクの内部にあるイン
クを往来自由にする為の接続する手段であって第1のイ
ンクタンク又は第2のインクタンクのインクタンクのイ
ンク液室内に具えられたインク接続手段と、を有し前記
記載のインク接続手段は、非接続時にはインクによって
浸されており、第1のインクタンクの内部にあるインク
を封液する弾性部材と、第2のインクタンクの内部にあ
るインクを封液する弾性部材を連続して貫通する手段を
具え、前記記載のインクタンクにおいて、第1のインク
タンクの内部にあるインクを封液する弾性部材と、第2
のインクタンクの内部にあるインクを封液する弾性部材
は、お互いが接触する側が凸形状であるものである。
【0011】また、インクを吐出する記録手段によって
被記録部材上に複数のインクドットを形成する事により
、文字または画像を記録するインクジェット記録装置に
用いられるインクタンクにおいて、第1のインクタンク
と、第2のインクタンクと、第1のインクタンク内部に
あるインクと第2のインクタンクの内部にあるインクを
往来自由に供給する為の接続する手段であって第1のイ
ンクタンク又は第2のインクタンクのインク液室内に具
えられたインク接続手段と、を有することを特徴とする
【0012】これにより、交換用のインクタンクを装着
するだけで、空気の侵入なく、インクタンクを接続する
ものである。
【0013】
【実施例】(実施例1)図1及び至る図5において本発
明が実施もしくは適用されるのに好適なインクジェット
記録装置におけるインクタンクについて詳述する。以下
にこれらの図面を用いて各部構成の説明を行う。
【0014】図1に於て、本発明の特徴を分かりやすく
見た断面図を現す。図2に於て本発明のインクタンクを
搭載したプリンター全体図の斜視図を現す。図3に於て
本発明のインクタンクを搭載したプリンターのキャリッ
ジ部分の斜視図を現す。図4に於て本発明のインクタン
クを装着直前の詳細な断面図を現し、図5に於て本発明
のインクタンクを装着した状態の詳細な断面図を現す。
【0015】インクジェットヘッドキャリッジ1はイン
クジェットヘッド2が固定されており、プリンター本体
に具備されたキャリッジ駆動軸3及びキャリッジガイド
軸4に嵌合して移動する。インクジェットヘッドキャリ
ッジ1にはインクジェットヘッド2へインクを供給する
インク供給管部5、及びサブタンク6aが形成されてい
る。サブタンク6aは流路7a及び流路7bによってイ
ンク溜部6bとつながっており、この部分を合わせて第
1のインクタンク6とする。
【0016】この第1のインクタンク6は本実施例にお
いてはその容積を1cc程度と設定した。これはインク
ジェットヘッドキャリッジ1を十分小型化して且つイン
クジェットヘッド2に至る経路にインクタンクが装着さ
れていない時でも十分にインクを充填しておける最適値
であった為である。但し第1のインクタンク6の容積は
プリンター本体の設計によりいかようにでも設定できる
事は明らかであり、この数値に限定されるものではない
【0017】インク溜部6bは例えばゴム質の様な変形
可能な材料によって作られたインクカバー8と、同様に
ゴム質の様な変形可能な弾性材料によって作られたイン
ク蓋A9によって封液されている。インクカバー8はイ
ンクジェットヘッドキャリッジ1と0リング10と固定
部材11によって固定されており、インク蓋A9は可動
出来るステー12に固定されている。ステー12はバネ
13によってインクジェットヘッドキャリッジ1に形成
された筒部14の切り欠き部15の上面16に当接して
いる。一方インクジェットヘッドキャリッジ1のサブタ
ンク6a部とインク溜部6bに囲まれて含まれる位置す
なわち第1のインクタンク6の内部にインク連接管17
が具備されている、インク連接管17は筒状に穴があい
ていると同時にインク蓋A9側は注射針の先の様に斜め
に切断されており、インク蓋A9を貫きやすくしている
【0018】またインク連接管17のインク溜部6b側
の根元近傍には穴18が複数あけてあり、インクの流れ
を良くしている。
【0019】インクタンクは非接続状態である時、イン
ク連接管17は第1のインクタンク6の内部に部材全体
が内蔵されており且つインクによって覆われている。こ
の事によってインク連接管17は空気に接する事が無く
、従ってインクジェットヘッド2へ空気が侵入する事は
ない。同様にインク連接管17内のインクの粘度が上が
ったり、最悪固着する様な事も無い。又インクが外部へ
漏れる可能性も無い。次にインクタンクを接続する所を
説明する。
【0020】前記インクジェットヘッドキャリッジ1は
プリンター本体に構成されているが、本発明では作業者
が交換型カートリッジのインクタンクをインクジェット
ヘッドキャリッジ1に装着して文字または画像を記録す
る様に構成されている。
【0021】本発明では交換型カートリッジのインクタ
ンクを第2のインクタンク19として説明する。
【0022】第2のインクタンク19はプラスチック等
のハウジングでできており、その内部にインクを包んで
いるインク袋20、インクを封液しているゴム質の様な
変形可能な弾性材料によって作られたインク蓋B21と
インク22で構成されている。又第2のインクタンク1
9には第2のインクタンク19を装着状態で固定するス
トッパー23と係止する係止部24、インクジェットヘ
ッドキャリッジ1の接合部として形成された筒部14と
嵌合する嵌合部28、第2のインクタンク19全体をイ
ンクジェットヘッドキャリッジ1にガイドするガイド部
がインクジェットヘッドキャリッジ1側25b、第2の
インクタンク19側25aとして形成されている。
【0023】本実施例においては第2のインクタンク1
9の収納するインク量は約20ccとしたがインクの収
納量は第2のインクタンク19の形状やインクジェット
ヘッドキャリッジ1の形状や大きさの設定によっていか
ようにでも設計出来ることは明らかでありこの数値に限
定されるものではない。
【0024】作業者は前記ガイド部25a、25bに沿
って第2のインクタンク19を押し込む。押し込むと筒
部14と嵌合部28は嵌合しながら挿入され第2のイン
クタンク19の嵌合部28の上面26はステー12に当
接する。この後作業者はバネ13の力を感じるが更に押
し込むとインク蓋A9とインク蓋B21の中央部は圧着
する。この際インク蓋A9とインク蓋B21のお互いが
接触する側の中央部は圧着が確実に行える様に凸形状2
9、及び凸形状30になっている。
【0025】更に押し込むとステー12は押されてイン
ク連接管17がインク蓋A9に突き刺さる。この時イン
クカバー8はたるんでステー12に追従する。
【0026】更に押し込むとインク連接管17はインク
蓋B21に突き刺さる。この時インク蓋A9とインク蓋
B21の中央部は圧着しているのでインク連接管17に
は空気が侵入する事が無い。最後はインクジェットヘッ
ドキャリッジ1の凸部27によって突き当たるのとほぼ
同時にストッパー23と係止部24が噛み合い第2のイ
ンクタンク19は固定される。
【0027】これにより第1のインクタンク6と第2の
インクタンク19は連接され、接続時の空気抜きポンプ
動作等が一切不要で第1のインクタンク6に対して大容
量の第2のインクタンク19のインクを使用して文字ま
たは画像を記録する事が可能である。
【0028】第2のインクタンク19が使い終ったら、
作業者はストッパー23を押し下げる事で第2のインク
タンク19との係止をはずす。係止がはずれると、バネ
13の力によってインク連接管17はインク蓋A9とイ
ンク蓋B21を突き刺したのと逆に戻り、再びインクで
満たされた第1のインクタンク6内部に戻る。これと同
時に第2のインクタンク19もバネ13の力によって押
し出されインクジェットヘッドキャリッジ1上の取り外
しが楽な位置へ移動する。これにより作業者は容易に第
2のインクタンク19を取り外す事が可能となる。
【0029】(実施例2)本発明の実施例においてはイ
ンク連接管17が貫く方法として、インク連接管17を
固定側としておいて第2のインクタンク19を装着する
手動の作動力を利用して圧着状態のインク蓋A9とイン
ク蓋B21を可動側としてインク連接管17に押し込む
方法としたがインク連接管17を可動側にした構成をと
る事も可能であり、以下に詳述する。
【0030】図6に於て本発明のその他の実施例1のイ
ンクタンクを搭載したプリンターのキャリッジ部分の斜
視図を現す。
【0031】図7に於て、本発明のその他の実施例1の
特徴をわかりやすく見た断面図を現す。
【0032】図8は本発明のその他の実施例1のインク
タンクを装着した状態の詳細な断面図を現す。
【0033】インクジェットヘッドキャリッジ101は
インクジェットヘッド102が固定されており、プリン
ター本体に具備されたキャリッジ駆動軸103及びキャ
リッジガイド軸104に嵌合して移動する。インクジェ
ットヘッドキャリッジ101にはインクジェットヘッド
102へインクを供給するインク供給管部105、及び
第1のインクタンク106が形成されている。
【0034】この第1のインクタンク106は本実施例
においてはその容積を1cc程度と設定した。これはイ
ンクジェットヘッドキャリッジ1を十分小型化して且つ
インクジェットヘッド102に至るインクタンクが装着
されていない時でも十分にインクを充填しておける最適
値であった為である。但し第1のインクタンク106の
容積はプリンター本体の設計によりいかようにでも設定
出来る事は明らかであり、この数値に限定されるもので
はない。
【0035】インクタンク106はゴム質の様な変形可
能な弾性材料によって作られたインク蓋A109によっ
て封液されている。インク蓋A109はステー112に
固定されている。ステー112はインクジェットヘッド
キャリッジ101に固定されている。
【0036】インクジェットヘッドキャリッジ101の
第1のインクタンク106の内部にインク連接管117
が具備されている。インク連接管117は筒状に穴があ
いていると同時にインク蓋A109側は注射針の先の様
に斜めに切断されており、インク蓋A109を貫きやす
くしている。
【0037】インクタンクが非接続状態である時、イン
ク連接管117は第1のインクタンク106の内部に部
材全体が内蔵されており且つインクによって覆われてい
る。この事によってインク連接管117は空気に接する
事が無く、従ってインクジェットヘッド102へ空気が
侵入する事はない。同様にインク連接管117内のイン
クが粘度を上げたり最悪固着する様な事もない。又イン
クが外部へ漏れる可能性も無い。
【0038】次にインクタンクを接続する所を説明する
【0039】前記インクジェットヘッドキャリッジ10
1はプリンター本体に構成されているが、本発明では作
業者が交換型カートリッジのインクタンクをインクジェ
ットヘッドキャリッジ101に装着して文字または画像
を記録する様に構成されている。本発明では交換型カー
トリッジのインクタンクを第2のインクタンク119と
して説明する。
【0040】第2のインクタンク119はプラスチック
等のハウジングでできており、その内部にインクを包ん
でいるインク袋120、インクを封液しているゴム質の
様な変形可能な弾性材料によって作られたインク蓋B1
21とインク122で構成されている。
【0041】又第2のインクタンク119には第2のイ
ンクタンク119を装着状態で固定するストッパー12
3と係止する係止部124、インクジェットヘッドキャ
リッジ101の接合部として形成された筒部114と嵌
合する嵌合部128、第2のインクタンク119全体を
インクジェットヘッドキャリッジ101にガイドするガ
イド部がインクジェットヘッドキャリッジ101側12
5b、第2のインクタンク119側125aとして形成
されている。
【0042】本実施例においては第2のインクタンク1
19の収納するインク量は約20ccとしたがインクの
収納量は第2のインクタンク119の形状やインクジェ
ットヘッドキャリッジ101の形状の大きさの設定によ
っていかようにでも設計出来る事は明らかでありこの数
値に限定されるものではない。
【0043】作業者は前記ガイド部125a、125b
に沿ってインクタンク119を押し込む。押し込むと筒
部114と嵌合部128は嵌合しながら挿入される。
【0044】一方第2のインクタンク119には凸部1
30が形成されており、インク連接管117を駆動させ
る駆動レバー131に当接する。駆動レバー131はバ
ネ132によって付勢されており、インクジェットヘッ
ドキャリッジ1に回転可能に固定されている。駆動レバ
ー131の一端はインク連接管117に形成されダボ部
133と係合し、インク連接管117を移動可能にして
いる。
【0045】第2のインクタンク119の凸部130駆
動レバー131を押し込むと、インク連接管117は駆
動レバー131によって移動し、インク蓋A109に突
き刺さるがこれとほぼ同時にインク蓋A109とインク
蓋B121の中央部は圧着する。この際インク蓋A10
9とインク蓋B121のお互いが接触する側の中央部は
圧着が確実に行える様に凸形状になっている。
【0046】更に押し込むとインク連接管117はイン
ク蓋B121に突き刺さる。この時インク蓋A109と
インク蓋B121の中央部は圧着しているのでインク連
接管117には空気が侵入する事が無い。最後はインク
ジェットヘッドキャリッジ1のステー112によって突
き当たるのとほぼ同時にストッパー123と係止部12
4が噛み合い第2のインクタンク119は固定される。
【0047】これにより第1のインクタンク106と第
2のインクタンク119は連接され、接続時の空気抜き
ポンプ動作が一切不要で第1のインクタンク106に対
して大容量の第2のインクタンク119のインクを使用
して文字または画像を記録する事が可能である。
【0048】第2のインクタンク119が使い終ったら
、作業者はストッパー123を押し下げるの事で第2の
インクタンク119との係止をはずす。係止がはずれる
と、バネ132の力によってインク連接管117はイン
ク蓋A109とインク蓋B121を突き刺したのと逆に
戻り、再びインクで満たされた第1のインクタンク10
6内部に戻る。これと同時に第2のインクタンク119
もバネ132の力によって押し出されインクジェットヘ
ッドキャリッジ101上の取り外しが楽な位置へ移動す
る。これにより作業者は容易に第2のインクタンク11
9を取り外す事が可能となる。
【0049】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも、インク吐出を行わせる為に利用されるエネルギ
ーとして熱エネルギーを発生する手段(例えば電気熱変
換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギーによりイ
ンクの状態変化を生起させる方式の記録ヘッド、記録装
置に於いて、優れた効果をもたらすものである。
【0050】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行なうものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型
、コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、
特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保
持されているシートや液路に対応して配置されている電
気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える
急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号を印
加することによって、電気熱変換体に熱エネルギーを発
生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰させて、結果
的にこの駆動信号に一対一対応し液体(インク)内の気
泡を形成出来るので有効である。この気泡の成長、収縮
により吐出用開口を介して液体(インク)を吐出させて
、少なくとも一つの滴を形成する。この駆動信号をパル
ス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が行なわれ
るので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐出が達
成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信号とし
ては、米国特許第4463359号明細書、同第434
5262号明細書に記載されているようなものが適して
いる。尚、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米
国特許第4313124号明細書に記載されている条件
を採用すると、更に優れた記録を行なうことができる。
【0051】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他
に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示
する米国特許第4558333号明細書、米国特許第4
459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれる
ものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59年第123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59年第138461号公報に基づいた
構成としても本発明は有効である。
【0052】更に、記録装置が記録できる最大記録媒体
の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録ヘ
ッドとしては、上述した明細書に開示されているような
複数記録ヘッドの組み合わせによって、その長さを満た
す構成や一体的に形成された一個の記録ヘッドとしての
構成のいずれでも良いが、本発明は、上述した効果を一
層有効に発揮することができる。
【0053】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的に設けられたカートリッ
ジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効で
ある。
【0054】又、本発明の記録装置の構成として設けら
れる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助手
段等を付加することは本発明の効果を一層安定できるの
で好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、記
録ヘッドに対しての、キャピング手段、クリーニング手
段、加圧或は吸引手段、電気熱変換体或は、これとは別
の加熱素子或はこれらの組み合わせによる予備加熱手段
、記録とは別の吐出を行なう予備吐出モードを行なうこ
とも安定した記録を行なうために有効である。
【0055】更に、記録装置の記録モードとしては黒色
等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッド
を一体的に構成するか複数個の組み合わせによってでも
よいが、異なる色の複色カラー又は、混色によるフルカ
ラーの少なくとも一つを備えた装置にも本発明は極めて
有効である。
【0056】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば被記
録部材上に複数のインクドットを形成する事により、文
字または画像を記録するインクジェット記録装置に用い
られるインクタンクにおいて、第1のインクタンクと、
第2のインクタンクと、第1のインクタンクの内部にあ
るインクと第2のインクタンクの内部にあるインクを往
来自由に供給する為の接続手段であって第1のインクタ
ンク又は第2のインクタンクのインクタンクのインク液
室内に具えられたインク接続手段と、を有し前記記載の
インクタンク接続手段は、非接続時にはインクによって
浸されており、第1のインクタンクの内部にあるインク
を封液する弾性部材と、第2のインクタンクの内部にあ
るインクを封液する弾性部材を連続して貫通する手段を
具え、前記記載のインクタンクにおいて、第1のインク
タンクの内部にあるインクを封液する弾性部材と、第2
のインクタンクの内部にあるインクを封液する弾性部材
は、お互いが接触する側が凸形状であるもので、こうす
る事により、外部の空気をインクタンクからインクジェ
ットヘッドにいたる経路内に侵入させる事なくインクタ
ンクを接続出来る為、空気を排除する為のポンプ機構が
不要であり、それによって無駄になるインクが無い為ラ
ンニングコストの上昇を招く事がなく、プリンター本体
の構造がシンプル且つ小型化出来、コストを下げる事が
可能である。又装置の内部に連接管が露出しない為安全
であると同時に連接管先からインクが外部に漏れる事が
なく且つ連接管内のインク粘度が上がることによる目詰
まり等の不良が無いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の特徴を分かりやすく見た断面図である
【図2】本発明のインクタンクを搭載したプリンター全
体の斜視図である。
【図3】本発明のインクタンクを搭載したプリンターの
キャリッジ部分の斜視図である。
【図4】本発明のインクタンクの装着直前の詳細な断面
図である。
【図5】本発明のインクタンクを装着した状態の詳細な
断面図である。
【図6】本発明に係る他の実施例のインクタンクを搭載
したプリンターのキャリッジ部分の斜視図である。
【図7】本発明に係る他の実施例の特徴をわかりやすく
見た断面図である。
【図8】本発明に係る他の実施例のインクタンクを装着
した状態の詳細な断面図である。
【符号の説明】
1  インクジェットヘッドキャリッジ2  インクジ
ェットヘッド 6  第1のインクタンク 9  インク蓋A 12  ステー 14  筒部 17  インク連接管 19  第2のインクタンク 21  インク蓋B 23  ストッパー 101  本発明に係る他の実施例のインクジェットヘ
ッドキャリッジ 102  本発明に係る他の実施例のインクジェットヘ
ッド

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  インクを吐出する記録手段によって被
    記録部材上に複数のインクドットを形成する事により、
    文字または画像を記録するインクジェット記録装置に用
    いられるインクタンクにおいて、第1のインクタンクと
    、第2のインクタンクと、第1のインクタンク内部にあ
    るインクと第2のインクタンクの内部にあるインクを往
    来自由に供給する為の接続する手段であって第1のイン
    クタンク又は第2のインクタンクのインク液室内に具え
    られたインク接続手段と、を有することを特徴とするイ
    ンクジェット記録装置に用いられるインクタンク。
  2. 【請求項2】  前記記載のインク接続手段は非接続時
    にはインクによって浸されている事を特徴とする請求項
    1に記載のインクジェット記録装置に用いられるインク
    タンク。
  3. 【請求項3】  前記記載のインク接続手段は第1のイ
    ンクタンクの内部に有るインクを封液する弾性部材と、
    第2のインクタンクの内部に有るインクを封液する弾性
    部材を連続して貫通する手段を具えた事を特徴とする請
    求項1に記載のインクジェット記録装置に用いられるイ
    ンクタンク。
  4. 【請求項4】  前記記載のインクタンクにおいて、第
    1のインクタンクの内部に有るインクを封液する弾性部
    材と、第2のインクタンクの内部に有るインクを封液す
    る弾性部材は、お互いが接触する側が凸形状で有る事を
    特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置に
    用いられるインクタンク。
  5. 【請求項5】  前記記録手段は、熱エネルギーを利用
    してインクを吐出するものであって、熱エネルギーを発
    生するための電気熱変換祖師を備えている事を特徴とす
    る請求項1に記載のインクジェット記録装置に用いられ
    るインクタンク。
  6. 【請求項6】  請求項1に記載されたインクタンクと
    、前記被記録部材を搬送する手段とを備えたインクジェ
    ット記録装置。
JP777091A 1991-01-25 1991-01-25 インクジェット記録装置に用いられるインクタンク及びインクジェット記録装置 Pending JPH04247961A (ja)

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AT92300652T ATE156423T1 (de) 1991-01-25 1992-01-24 Tintenstrahlaufzeichnungsgerät und abnehmbare tintenstrahlkassette
DE69221339T DE69221339T2 (de) 1991-01-25 1992-01-24 Tintenstrahlaufzeichnungsgerät und abnehmbare Tintenstrahlkassette
EP19920300652 EP0496642B1 (en) 1991-01-25 1992-01-24 Ink jet recording apparatus und detachably mountable ink jet cartridge
US08/339,882 US5500664A (en) 1991-01-25 1994-11-14 Ink jet recording apparatus and detachably mountable ink jet cartridge

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6036305A (en) * 1994-12-28 2000-03-14 Fujitsu, Limited Ink cartridge with residual ink retaining structure
JP2014066794A (ja) * 2012-09-25 2014-04-17 Canon Inc 画像形成装置、カートリッジ、画像形成装置本体、及びカートリッジの誤挿入防止システム
JP2016181009A (ja) * 2016-07-11 2016-10-13 キヤノン株式会社 画像形成装置、カートリッジ、及びカートリッジの誤挿入防止システム

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