JP3110916B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents
インクジェット記録装置Info
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Description
ッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うイン
クジェット記録装置に関するものである。
各種機器において、被記録媒体に記録を行う手段として
インクジェット記録装置が広く利用されつつある。
対向した記録ヘッドから熱エネルギーを利用してインク
を吐出する構成となっており、インクジェット記録装置
として独立した機器ケース内に納めて単体構成してある
例、そして記録情報を作成し入力する各種電子機器、例
えばワードプロセッサー、パーソナルコンピュータ等の
機器ケース内に内蔵させ電子機器と一体構成した例とが
ある。
では、交換可能な複数のインクタンクを備え、記録ヘッ
ドに連結したインク供給管をインクタンクに挿入し、記
録用のインクを含んだ吸収体に圧接して記録ヘッドにイ
ンク供給する構成となっている。
インクタンクにインク供給管を挿入した状態を示す要部
断面図である。
りインクを吸収保持している吸収体3が内蔵されてい
る。4はインクが外部に漏れるのを防ぐOリングであ
る。なおインク供給管1は真直な管であり先端部は挿入
方向に直角に切断され開口5にフィルターが被せてあ
る。
クが無くなったときは、インク供給管1を抜き、インク
タンク2を交換し、再度インク供給管1を挿入しインク
を含んだ吸収体3に圧接して記録動作を続行する構成と
なっている。
ジェット記録装置の記録速度を速くする等のため、短時
間に多くのインクを供給する必要があり、インク供給管
1は太いものが要望される。そのためインクタンク2を
交換しインク供給管1を挿入し吸収体3に圧接したと
き、吸収体3はインク供給管1の先端部で押圧・圧縮さ
れ、吸収していたインクがしみ出し、インクタンク2の
外部に漏れ記録装置あるいは被記録媒体を汚すことがあ
った。
るためになされたもので、インクタンクの交換時にイン
クタンクから外部に記録用のインクが漏れ汚れることを
防止したインクジェット記録装置の提供を目的とするも
のである。
るインクジェット記録装置は、記録ヘッドから被記録媒
体にインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装
置であって、記録用のインクを吸収保持している吸収体
を収納したインクタンクに先端部を挿入して吸収体に圧
接しインクを記録ヘッドに供給するインク供給管を備
え、インク供給管にはインクタンクに挿入される部分の
一部に窪んだくびれ部が形成してあることを特徴とする
構成によって、前記の目的を達成しようとするものであ
る。
納するインクジェット記録ヘッドユニットのインク供給
管の近辺にインクタンクから漏れたインクを一時溜める
インク溜めを備えた構成によって、前記の目的を達成し
ようとするものである。
ク供給管1をインクタンクに挿入したとき、インク供給
管の先端部で押圧され圧縮した吸収体からしみ出した記
録用のインクは、インクタンクに挿入したインク供給管
の一部に設けたくびれ部に溜り、インクタンク外部に漏
れることはなく、周辺を汚すことを防止できる。
めを備えた構成によって、例えインクタンクから少量の
インクが漏れることがあっても、漏れたインクはインク
溜めに溜まり広がることはないので、周辺を汚すことを
防止できる。
例により説明する。
ジェット記録装置のインクジェット記録ヘッドユニット
を模式的に示した斜視図、図2はインクタンクの斜視図
である。
は記録用のインクを吸収保持する吸収体、5はインク供
給管1の先端開口部に被せたフィルター、7はジョイン
トシール、9はインクジェット記録ヘッドユニットであ
る。
ヘッドユニット9のインク供給管1を挿入できる開口部
を有しており、複数のインクタンク2はそれぞれ独立し
ている。
ジョイントは着脱容易であり、インクタンク2内のイン
クが消費された際は新しいインクタンク2と交換するこ
とが可能である。なお、カラー記録用のインクジェット
記録装置では、消費された色のインクタンクのみを交換
することができるので便利である。
溜め用溝である。
ト記録ヘッドユニット9のインク供給管1とインクタン
ク2のジョイント部分を示す要部断面図である。
されており、インクは吸収体3に吸収保持された状態で
貯留されている。この吸収体3は、多孔質のスポンジ状
で弾性を有する部材で形成されており、多孔質の毛細管
特性によりインクを吸収し保持することができる。
は、吸収体3内のインクを記録ヘッドへ供給するための
インク供給管1が設けられている。このインク供給管の
先端部、即ち、吸収体3側の開口端部には、吸収体3に
当接するフィルター5が設けられている。このフィルタ
ー5は、供給されるインク中の小さなゴミを除去すると
ともに、インク供給管1のインク供給路6内への小さな
気泡の侵入を防止するためのものである。
るためのジョイントシール7は弾性部材で形成されてお
り、インクタンク3のシール性を高めている。
ンク供給管1の下方部分には、インクがインクタンク2
より漏れたときインクジェット記録装置の他の部分を汚
染することを防止するためのインク溜め溝8が設けてあ
る。
ようにインクタンク2に挿入されている部分の一部を窪
ませて、くびれ部10が形成してある。
3に圧接した時、吸収体3よりしみ出てくるインクを保
持するために形成したものであり、しみ出したインクを
最大限に確保できるようになっている。またこのインク
を保持するくびれ部10は、インク供給管1よりも上方
にしみ出たインクも殆が下方へ流れてくるため、図3に
示すように、インク供給管1の下方(重力方向)にでき
る限り大きく形成することが望ましい。
端部分は図1に示すように円錐形であるが、先端部分形
状は、円錐形に限るものではない。
しインク供給管1をインクタンク2に挿入したとき、イ
ンク供給管1の先端部で押圧され圧縮した吸収体3から
しみ出した記録用のインクは、インク供給管1の挿入し
た部分の一部を窪ませて形成したくびれ部10に溜り、
インクタンク2から外部に漏れ周辺を汚すことを防止で
きる。
漏れることがあっても、漏れたインクはインク溜め溝8
に溜まり広がることはないので、周辺を汚すことを防止
できる。
インクジェット記録ヘッドユニット9のインク供給管1
とインクタンク2のジョイント部分を示す要部断面図で
あり、前記第1実施例と同一または相当部分は同一符号
で示してあり重複説明を省略する。
1は、先端開口部、即ちフィルター5が吸収体3に圧接
する面は挿入方向aに対して傾斜して形成されている。
タンク2内への挿入体積をより少なくし、インク供給管
1を吸収体3へ圧接した時の吸収体3からのインクのし
み出し量をより少なくし、インクの漏れ出しを防止で
き、第1実施例と同様の効果を、より有効に発揮するこ
とができる。
に備えたインクジェット記録ヘッドユニット9の正面図
および下面図である。
は、インク供給管1を有し形状が同じインクジェット記
録ヘッド20,30,40,50が精度良く並べられて
いる。このインクジェット記録ヘッド20,30,4
0,50にはそれぞれブラック,シアン,マゼンタ,イ
エローのインクが供給され、カラー記録の可能なインク
ジェット記録ヘッドユニット9を構成している。
ンクタンク2より漏れたインクがインクジェット記録装
置の他の部分へ流れ汚すことを防止するためのインク溜
め溝8が設けてある。
ために各色毎に独立して設けてある。本実施例では、イ
ンクジェット記録ヘッド9の構成から各色毎のインク溜
め溝8の表面積を同一に形成できないため、混色しても
問題になりにくいイエロー部分のインク溜め溝8が一番
小さくなる様な構成となっている。そして溝の断面形状
は、図3,図4に示す角溝凹形に限るものではなく、U
溝やローレット状でもかまわない。また溝の構成(パタ
ーン)は図5に示す構成に限るものではない。
のインクが漏れ出した場合、インクジェット記録ヘッド
20,30,40,50にインクが付着し、混色するこ
とを防止するために、インク溜め溝8を形成したカバー
11とインクジェット記録ヘッド20,30,40,5
0との間に隙間60をインクタンク2のジョイントとは
反対側の隙間70より大きく設けてある。
備えたインクジェット記録ヘッドユニット9の正面図お
よび図7のA−Aで示す要部断面図であり、前記実施例
と同一または相当部分は同一符号で示してあり、重複説
明を省略する。
には、インクタンク2より漏れたインクがインクジェッ
ト記録装置の他の部分へ流れ汚すことを防止する複数の
インク溜め凹部12が設けてある。
形の窪みに形成して複数設けてあるが、形状は円柱形の
窪みに限るものではなく、インクが保持できる大きさ,
形状であれば良い。
中でも熱エネルギーを利用して飛翔的液滴を形成し、記
録を行うインクジェット方式の記録ヘッド、記録装置に
おいて優れた効果をもたらすものである。
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長,収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも一つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成
長,収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イ
ンク)の吐出が達成でき、より好ましい。
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成としてもよい。
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギー
の圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開
示する特開昭59−138461号公報に基づいた構成
とすることもできる。
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイブの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
備的な補助手段等を付加することは本発明の効果を一層
安定できるので好ましいものである。これらを具体的に
挙げれば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、加
圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別
の加熱素子あるいはこれらの組み合わせによる予備加熱
手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを行うこ
とも安定した記録を行うために有効である。
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
もよいが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも一つを備えた装置とすることもで
きる。
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであって、室温で軟化するもの、もしくは
液体であるもの、あるいは上述のインクジェット方式で
はインク自体を30℃以上70℃以下の範囲内で温度調
整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように温
度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付与
時にインクが液状をなすものであればよい。
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで防止するか、またはイン
クの蒸発防止を目的として放置状態で固化するインクを
用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの記録信号
に応じた付与によってインクが液化し、液状インクとし
て吐出するものや記録媒体に到達する時点ではすでに固
化し始めるもの等のような、熱エネルギーによって初め
て液化する性質のインクの使用も本発明には適用可能で
ある。このような場合インクは、特開昭54−5684
7号公報あるいは特開昭60−71260号公報に記載
されるような、多孔質シート凹部または貫通孔に液状ま
たは固形物として保持された状態で、電気熱変換体に対
して対向するような形態としてもよい。本発明において
は、上述した各0インクに対して最も有効なものは、上
述した膜沸騰方式を実行するものである。
態としては、前述のようなワードプロセッサやコンピュ
ータ等の情報処理機器の画像出力端末として一体または
別体に設けられるものの他、リーダ等と組み合わせた複
写装置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置
の形態をとるものであってもよい。
インクタンクを交換しインク供給管をインクタンクに挿
入したとき、インク供給管の先端部で押圧され圧縮した
吸収体からしみ出した記録用のインクは、インク供給管
の挿入した部分の一部に設けたくびれ部に溜りインクタ
ンク外部に漏れることはなく、周辺を汚すことを防止で
きる。
めを備えた構成によって、例えインクタンクから少量の
インクが漏れることがあっても、漏れたインクはインク
溜めに溜まり広がることはないので、周辺を汚すことを
防止できる。
ットの斜視図である。
ジョイント部分を示す要部断面図である。
ジョイント部分を示す要部断面図である。
ットの正面図である。
ットの下面図である。
ットの正面図である。
ットの要部断面図である。
クにインク供給管を挿入した状態を示す要部断面図であ
る。
Claims (6)
- 【請求項1】 記録ヘッドから被記録媒体にインクを吐
出して記録を行うインクジェット記録装置であって、記
録用のインクを吸収保持している吸収体を収納したイン
クタンクに先端部を挿入して吸収体に圧接しインクを記
録ヘッドに供給するインク供給管を備え、インク供給管
にはインクタンクに挿入される部分の一部に窪んだくび
れ部が形成してあることを特徴とするインクジェット記
録装置。 - 【請求項2】 インク供給管の先端開口部分はインクタ
ンクへの挿入方向に対して傾斜していることを特徴とす
る請求項1記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項3】 インク供給管を備えたインクジェット記
録ヘッドユニットはインク供給管の近辺にインクタンク
から漏れたインクを一時溜めるインク溜めを備えたこと
を特徴とする請求項1または2記載のインクジェット記
録装置。 - 【請求項4】 インク溜めは溝状に形成してあることを
特徴とする請求項3記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項5】 インク溜めは複数の窪み状に形成してあ
ることを特徴とする請求項3記載のインクジェット記録
装置。 - 【請求項6】 記録ヘッドは、熱エネルギーを利用して
インクを吐出する記録ヘッドであって、インクに与える
熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変換体を備
えているインクジェット記録ヘッドである請求項1ない
し3のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
Priority Applications (9)
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AT98111972T ATE216319T1 (de) | 1993-05-21 | 1994-05-24 | Tintenkassette |
AT94107959T ATE187930T1 (de) | 1993-05-21 | 1994-05-24 | Tintenstrahleinheit |
EP94107959A EP0625424B1 (en) | 1993-05-21 | 1994-05-24 | Ink jet unit |
DE69422217T DE69422217T2 (de) | 1993-05-21 | 1994-05-24 | Tintenstrahleinheit |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
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JPH06328711A JPH06328711A (ja) | 1994-11-29 |
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Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP12261993A Expired - Fee Related JP3110916B2 (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-25 | インクジェット記録装置 |
Country Status (1)
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Families Citing this family (4)
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US5793396A (en) * | 1994-12-12 | 1998-08-11 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Ink-supply connecting member and ink ejection system |
JP3288921B2 (ja) | 1996-03-11 | 2002-06-04 | キヤノン株式会社 | インクジェット記録装置 |
JP2009262446A (ja) * | 2008-04-25 | 2009-11-12 | Seiko Epson Corp | 廃液回収ユニット |
CN116587742B (zh) * | 2023-06-29 | 2024-01-19 | 射阳县利德探伤设备制造有限公司 | 一种印花机墨盒换洗装置及其使用方法 |
-
1993
- 1993-05-25 JP JP12261993A patent/JP3110916B2/ja not_active Expired - Fee Related
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