JP3015165B2 - インク容器、これを用いた記録ヘッドユニットおよびこれを搭載する記録装置 - Google Patents
インク容器、これを用いた記録ヘッドユニットおよびこれを搭載する記録装置Info
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- JP3015165B2 JP3015165B2 JP3244897A JP24489791A JP3015165B2 JP 3015165 B2 JP3015165 B2 JP 3015165B2 JP 3244897 A JP3244897 A JP 3244897A JP 24489791 A JP24489791 A JP 24489791A JP 3015165 B2 JP3015165 B2 JP 3015165B2
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/17—Ink jet characterised by ink handling
- B41J2/175—Ink supply systems ; Circuit parts therefor
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- Ink Jet (AREA)
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
- Pens And Brushes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、筆記具、インクジェッ
ト記録装置、複写機またはファクシミリ等の記録装置に
おいて使用されるインク容器、これを用いた記録ヘッド
ユニットおよびこれを搭載する記録装置に関するもので
ある。
ト記録装置、複写機またはファクシミリ等の記録装置に
おいて使用されるインク容器、これを用いた記録ヘッド
ユニットおよびこれを搭載する記録装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置において、記録
ヘッドの吐出口からのインクもれ防止のため、前記吐出
口よりもインク容器のインク液面を低い位置に保ち、イ
ンク容器と吐出口との間のインク供給系路の毛細管内に
おける毛管力を利用してインク供給系路内に負圧を発生
させるインクもれ防止手段がある。しかし、このインク
もれ防止手段は、インク容器の記録ヘッドに対する配置
位置やその形状に対する制約があった。
ヘッドの吐出口からのインクもれ防止のため、前記吐出
口よりもインク容器のインク液面を低い位置に保ち、イ
ンク容器と吐出口との間のインク供給系路の毛細管内に
おける毛管力を利用してインク供給系路内に負圧を発生
させるインクもれ防止手段がある。しかし、このインク
もれ防止手段は、インク容器の記録ヘッドに対する配置
位置やその形状に対する制約があった。
【0003】上記インクもれ防止手段の制約を解決する
インク容器として、次に記載する特開昭60−2043
55号に開示されたものがある。
インク容器として、次に記載する特開昭60−2043
55号に開示されたものがある。
【0004】このインク容器は、図8に示すように、イ
ンク容器本体201内に、吐出口203から吐出される
インクの量に応じて吐出口203に向けて移動する可動
壁を配設し、該可動壁とインク容器本体201の内面と
の間の接触界面における摩擦力によって、インク容器本
体201内のインクの負圧力を制御するものであって、
前記可動壁には、(A)に示す周面にOリング202を
設けた可動壁204や、(B)に示すダイヤフラム状の
弾性材料製の可動壁304を用いたものである。
ンク容器本体201内に、吐出口203から吐出される
インクの量に応じて吐出口203に向けて移動する可動
壁を配設し、該可動壁とインク容器本体201の内面と
の間の接触界面における摩擦力によって、インク容器本
体201内のインクの負圧力を制御するものであって、
前記可動壁には、(A)に示す周面にOリング202を
設けた可動壁204や、(B)に示すダイヤフラム状の
弾性材料製の可動壁304を用いたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術では、
可動壁とインク容器本体との間の気密性の保持および可
動壁の倒れ防止のために、Oリングやダイヤフラムの剛
性を大きく設定したり、Oリングやダイヤフラムの厚み
を厚くしインク容器との接触面積を大きくしなければな
らない。その結果、可動壁とインク容器本体内面との接
触界面における摩擦力が大きくなり、可動壁の始動圧、
すなわち、可動壁の静止状態から移動を開始するのに必
要な差圧が大きくなってしまうため、高精度なインクの
負圧力制御が困難であるという問題点があった。
可動壁とインク容器本体との間の気密性の保持および可
動壁の倒れ防止のために、Oリングやダイヤフラムの剛
性を大きく設定したり、Oリングやダイヤフラムの厚み
を厚くしインク容器との接触面積を大きくしなければな
らない。その結果、可動壁とインク容器本体内面との接
触界面における摩擦力が大きくなり、可動壁の始動圧、
すなわち、可動壁の静止状態から移動を開始するのに必
要な差圧が大きくなってしまうため、高精度なインクの
負圧力制御が困難であるという問題点があった。
【0006】本発明は、上記従来の技術の有する問題点
に鑑みてなされたものであって、可動壁と容器本体内面
の摺動面の摩擦力を小さくして高精度の負圧制御を可能
とするインク容器を実現することを目的とするものであ
る。
に鑑みてなされたものであって、可動壁と容器本体内面
の摺動面の摩擦力を小さくして高精度の負圧制御を可能
とするインク容器を実現することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のインク容器は、容器本体と、該容器本体内
面に案内されて少なくともインクの消費に応じて変動す
る圧力変動を打ち消す方向に前記容器本体内を移動する
可動壁と、を備え、その内部にインクが収容されたイン
ク容器において、前記可動壁は、前記容器本体内面との
気密を保持するための気密保持部と、該気密保持部と間
隔をおいて備えられ、前記可動壁が移動するに際して前
記容器本体内面に対して倒れた状態となることを防止す
るために設けられた倒れ防止部と、を備えたことを特徴
とするものである。
に、本発明のインク容器は、容器本体と、該容器本体内
面に案内されて少なくともインクの消費に応じて変動す
る圧力変動を打ち消す方向に前記容器本体内を移動する
可動壁と、を備え、その内部にインクが収容されたイン
ク容器において、前記可動壁は、前記容器本体内面との
気密を保持するための気密保持部と、該気密保持部と間
隔をおいて備えられ、前記可動壁が移動するに際して前
記容器本体内面に対して倒れた状態となることを防止す
るために設けられた倒れ防止部と、を備えたことを特徴
とするものである。
【0008】前記インク容器において、倒れ防止部は、
インク容器本体内面との間で気密性を有しているものに
したり、インク容器本体内面と可動壁との間にインク非
相溶性物質を介在させるとよい。
インク容器本体内面との間で気密性を有しているものに
したり、インク容器本体内面と可動壁との間にインク非
相溶性物質を介在させるとよい。
【0009】また、前記インク容器において、可動壁を
弾性材料で一体に形成したり、可動壁の少くとも一方の
面に凹部を形成してもよい。
弾性材料で一体に形成したり、可動壁の少くとも一方の
面に凹部を形成してもよい。
【0010】さらに、収容されたインク内に気泡や弾性
部材を混在させると効果的である。
部材を混在させると効果的である。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0012】図1は第1実施例のインク容器の断面図で
あり、図2はその可動壁の拡大断面図である。
あり、図2はその可動壁の拡大断面図である。
【0013】図1に示すように、容器本体1は筒状に形
成されており、その底壁にはインクを排出するための排
出口3が設けられ、該排出口3は、押えばね6の弾発力
により排出口3を閉鎖する方向に常時押圧された状態の
ボール5により閉じられている。容器本体1は、その開
放端が背ぶた2により閉鎖され、その内部には可動壁4
が容器本体1の内面に案内されて図示左右方向へ移動自
在に配設されている。ただし、背ぶたには小さな空気穴
が設けられており、可動壁の移動とともに空気が流れ込
むようになっている。
成されており、その底壁にはインクを排出するための排
出口3が設けられ、該排出口3は、押えばね6の弾発力
により排出口3を閉鎖する方向に常時押圧された状態の
ボール5により閉じられている。容器本体1は、その開
放端が背ぶた2により閉鎖され、その内部には可動壁4
が容器本体1の内面に案内されて図示左右方向へ移動自
在に配設されている。ただし、背ぶたには小さな空気穴
が設けられており、可動壁の移動とともに空気が流れ込
むようになっている。
【0014】可動壁4は、図2に示すように、ゴムまた
は合成樹脂等の可撓性材料(弾性材料)によって一体に
形成されたものであり、全体形状はほぼ筒状である。可
動壁4の底壁4dには輪状の突出部4eが形成されてお
り、突出部4eで囲まれた内方部が凹部4fとなってい
る。また、可動壁4の胴部4aの開放端部外周には気密
保持部であるシール部4bが突設され、底壁4d側端部
外周には倒れ防止部である突起部4cが形成されてい
る。
は合成樹脂等の可撓性材料(弾性材料)によって一体に
形成されたものであり、全体形状はほぼ筒状である。可
動壁4の底壁4dには輪状の突出部4eが形成されてお
り、突出部4eで囲まれた内方部が凹部4fとなってい
る。また、可動壁4の胴部4aの開放端部外周には気密
保持部であるシール部4bが突設され、底壁4d側端部
外周には倒れ防止部である突起部4cが形成されてい
る。
【0015】ここで、本実施例の動作について説明す
る。
る。
【0016】容器本体1内にインクが満タン状態にある
ときは、図1に示すように容器本体1内にあって、可動
壁4は背ぶた2側に寄っており、他方、ボール5は押え
ばね6の弾発力により排出口3のテーパ面に押圧されて
該排出口3を閉鎖している。
ときは、図1に示すように容器本体1内にあって、可動
壁4は背ぶた2側に寄っており、他方、ボール5は押え
ばね6の弾発力により排出口3のテーパ面に押圧されて
該排出口3を閉鎖している。
【0017】本実施例のインク容器を筆記具や記録ヘッ
ド等に取付け、この際、図3に示すように、棒体7によ
りボール5を押えばね6の弾発力に抗して押圧し、ボー
ル5を排出口3のテーパ面から離反させて排出口3を開
放して記録を開始すると、インクは排出口3より排出さ
れて消費されて行く。このインク消費にともなって、図
3の(A)に示すように容器本体1内のインクに負圧が
発生し、図3の(A)に示すように、可動壁4は容器本
体1の内壁に案内されて摺動し、排出口3側へ移動す
る。つまり、可動壁4は、容器本体内面に案内されて少
なくともインクの消費に応じて変動する圧力変動を打ち
消す方向に容器本体内を移動する。
ド等に取付け、この際、図3に示すように、棒体7によ
りボール5を押えばね6の弾発力に抗して押圧し、ボー
ル5を排出口3のテーパ面から離反させて排出口3を開
放して記録を開始すると、インクは排出口3より排出さ
れて消費されて行く。このインク消費にともなって、図
3の(A)に示すように容器本体1内のインクに負圧が
発生し、図3の(A)に示すように、可動壁4は容器本
体1の内壁に案内されて摺動し、排出口3側へ移動す
る。つまり、可動壁4は、容器本体内面に案内されて少
なくともインクの消費に応じて変動する圧力変動を打ち
消す方向に容器本体内を移動する。
【0018】さらにインクが消費されて行くと、図3の
(B)に示すように、可動壁4は排出口3へ接近する
が、このとき、ボール5を押圧している押ばね6等の弁
機構のタンク内への凸部は、可動壁4の凹部4fに収ま
るので、その分だけ容器本体1内のインクは有効に消費
されることになる。
(B)に示すように、可動壁4は排出口3へ接近する
が、このとき、ボール5を押圧している押ばね6等の弁
機構のタンク内への凸部は、可動壁4の凹部4fに収ま
るので、その分だけ容器本体1内のインクは有効に消費
されることになる。
【0019】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。
る。
【0020】図4の(A)に示す第2実施例は、可動壁
14が、その胴部14aの図示左端に形成された段部に
気密保持部であるシール部14bが嵌着されているとと
もに、胴部14aの図示右端に形成された段部に倒れ防
止部である可動壁14と別体の突起部14cが嵌着され
た構成になっている。
14が、その胴部14aの図示左端に形成された段部に
気密保持部であるシール部14bが嵌着されているとと
もに、胴部14aの図示右端に形成された段部に倒れ防
止部である可動壁14と別体の突起部14cが嵌着され
た構成になっている。
【0021】図4の(B)に示す第3実施例は、可動壁
24の胴部24aの構成が、前記第2実施例のものと相
違するだけである。すなわち、胴部24aは筒状に形成
されており、その中空部が凹部24fとなっている。凹
部24fの開口端側の胴部24aの外周に形成された段
部に気密保持部であるシール部24bが嵌着されてお
り、底壁24d側の胴部外周に形成された段部には倒れ
防止部である突起部24cが嵌着されている。
24の胴部24aの構成が、前記第2実施例のものと相
違するだけである。すなわち、胴部24aは筒状に形成
されており、その中空部が凹部24fとなっている。凹
部24fの開口端側の胴部24aの外周に形成された段
部に気密保持部であるシール部24bが嵌着されてお
り、底壁24d側の胴部外周に形成された段部には倒れ
防止部である突起部24cが嵌着されている。
【0022】図4の(C)に示す第4実施例は、可動壁
34が、気密保持部であるシール部34bが開口端側外
周部に一体に形成された可撓性材料からなる筒状の胴部
34aと、該胴部34aの他端側が板状の底壁34dの
一端側外周に形成された段部に嵌着され、底壁34dの
他端側外周に形成された段部には突起部34cが嵌着さ
れた構成となっている。
34が、気密保持部であるシール部34bが開口端側外
周部に一体に形成された可撓性材料からなる筒状の胴部
34aと、該胴部34aの他端側が板状の底壁34dの
一端側外周に形成された段部に嵌着され、底壁34dの
他端側外周に形成された段部には突起部34cが嵌着さ
れた構成となっている。
【0023】上記第3実施例および第4実施例の動作
は、上記第1実施例のものと同様であるので、その説明
は省略し、第2実施例の動作について説明する。
は、上記第1実施例のものと同様であるので、その説明
は省略し、第2実施例の動作について説明する。
【0024】第2実施例のものは、第1、第3および第
4実施例のものに比較し、胴部24aに凹部が無いた
め、第1実施例の如くボール5を押圧する押えばね6等
のタンク内への凸部のにげ場がなく、その分可動壁14
の排出口側へ接近距離が制限されて、残存インク量が多
くなるが、構造が簡単であって製作が容易である。
4実施例のものに比較し、胴部24aに凹部が無いた
め、第1実施例の如くボール5を押圧する押えばね6等
のタンク内への凸部のにげ場がなく、その分可動壁14
の排出口側へ接近距離が制限されて、残存インク量が多
くなるが、構造が簡単であって製作が容易である。
【0025】上記各実施例のインク容器において、各可
動壁と容器本体1との接触界面に、潤滑性、密封性の向
上のためにインク非相溶性物質を介在させるとよい。
動壁と容器本体1との接触界面に、潤滑性、密封性の向
上のためにインク非相溶性物質を介在させるとよい。
【0026】ここで、インク非相溶性物質としては、シ
リコンオイル、フッ素オイル、ポリブテン、ポリイソブ
チレン等の液状のもの、二硫化モリブデン、グラファイ
ト、窒化ホウ素等の固形潤滑剤、あるいはポリテトラフ
ルオロエチレン等のコーティング剤を使用する。
リコンオイル、フッ素オイル、ポリブテン、ポリイソブ
チレン等の液状のもの、二硫化モリブデン、グラファイ
ト、窒化ホウ素等の固形潤滑剤、あるいはポリテトラフ
ルオロエチレン等のコーティング剤を使用する。
【0027】インク非相溶性物質は、その少なくとも1
部が気密保持部と倒れ防止部の間の空間部に保持される
ようにすると、気密保持部および倒れ防止部と容器本体
内面との間の両方の接触界面にインク非相溶性物質が有
効に作用するので、摩擦特性、気密特性を向上すること
ができ、また搬送時等に、インク容器に振動が伝わっ
て、気密保持部と容器本体内面間に隙間が生じても、イ
ンク非相溶性物質の領域があるためインクもれをおさえ
ることができる。
部が気密保持部と倒れ防止部の間の空間部に保持される
ようにすると、気密保持部および倒れ防止部と容器本体
内面との間の両方の接触界面にインク非相溶性物質が有
効に作用するので、摩擦特性、気密特性を向上すること
ができ、また搬送時等に、インク容器に振動が伝わっ
て、気密保持部と容器本体内面間に隙間が生じても、イ
ンク非相溶性物質の領域があるためインクもれをおさえ
ることができる。
【0028】さらに、上記各実施例のインク容器におい
て、各可動壁の倒れ防止部である突起部の数を2個以上
設け、そのうちの少くとも1つが、容器本体1の内面と
気密性を有するように構成してもよい。
て、各可動壁の倒れ防止部である突起部の数を2個以上
設け、そのうちの少くとも1つが、容器本体1の内面と
気密性を有するように構成してもよい。
【0029】上述の実施例においては、倒れ防止部の形
状をリング状に配していたが、非相溶性物質を保持させ
ない場合においては、図5に示すように倒れ防止部であ
る突起部44cを底壁44dの周面の複数箇所に持たせ
ることで容器本体内面との接触面積を減らすことがで
き、可動壁44を繊細に動かすことが可能になる。な
お、同図においては、底壁44dの周面3箇所に倒れ防
止部である突起部44cを設けた例を示したが、倒れ防
止の効果を生ずる大きさの倒れ防止部であれば2箇所で
あってもよいし、また、4箇所以上であってもよい。ま
た、上述のように倒れ防止部を複数箇所に設け、さらに
非相溶性物質を保持させる場合には、気密保持部を2重
のリング状にしてその間に非相溶性物質を介在させる
か、または、気密保持部を容器本体内面方向に凹部を有
するリング状としこの凹部に非相溶性物質を介在させて
もよい。
状をリング状に配していたが、非相溶性物質を保持させ
ない場合においては、図5に示すように倒れ防止部であ
る突起部44cを底壁44dの周面の複数箇所に持たせ
ることで容器本体内面との接触面積を減らすことがで
き、可動壁44を繊細に動かすことが可能になる。な
お、同図においては、底壁44dの周面3箇所に倒れ防
止部である突起部44cを設けた例を示したが、倒れ防
止の効果を生ずる大きさの倒れ防止部であれば2箇所で
あってもよいし、また、4箇所以上であってもよい。ま
た、上述のように倒れ防止部を複数箇所に設け、さらに
非相溶性物質を保持させる場合には、気密保持部を2重
のリング状にしてその間に非相溶性物質を介在させる
か、または、気密保持部を容器本体内面方向に凹部を有
するリング状としこの凹部に非相溶性物質を介在させて
もよい。
【0030】なお、上述の気密保持部および倒れ防止部
は可動壁と一体であっても、別体であってもよいことは
言うまでもない。
は可動壁と一体であっても、別体であってもよいことは
言うまでもない。
【0031】以下に他の実施例を示す。
【0032】本実施例は、前述した可動壁で仕切られる
インク存在側に気泡を存在させる例である。
インク存在側に気泡を存在させる例である。
【0033】図6の(A)は気泡を存在させない場合
の、インク使用状態とインクの負圧および可動壁の動き
の時間的変化を示した図であり、図6の(B)は気泡を
含ませた場合の図である。
の、インク使用状態とインクの負圧および可動壁の動き
の時間的変化を示した図であり、図6の(B)は気泡を
含ませた場合の図である。
【0034】通常の記録時のように液体(インク)を一
定量使用している場合、たとえば、急にベタ吐出等のよ
うにヘッドの全ノズルから吐出を行った場合、つまり急
に使用量が増加した場合、容器からヘッド側へインクが
供給されようとするが、図示のように可動壁の動きに応
答遅れが生じる。しかも液体であるインクの体積はほと
んど膨張しないため、インクの負圧が急激に上昇する場
合がある。このような負圧がヘッド側のメニスカス保持
力より強くなったり、またインクのリフィルを防げるよ
うな負圧の限界を越えた場合不吐に至る可能性がある。
定量使用している場合、たとえば、急にベタ吐出等のよ
うにヘッドの全ノズルから吐出を行った場合、つまり急
に使用量が増加した場合、容器からヘッド側へインクが
供給されようとするが、図示のように可動壁の動きに応
答遅れが生じる。しかも液体であるインクの体積はほと
んど膨張しないため、インクの負圧が急激に上昇する場
合がある。このような負圧がヘッド側のメニスカス保持
力より強くなったり、またインクのリフィルを防げるよ
うな負圧の限界を越えた場合不吐に至る可能性がある。
【0035】一方、気泡を含ませた場合には、、インク
等の液体の使用量が急に増してもインク容器内の気泡が
膨張し、ダンパーの役目をはたすため、負圧の限界を越
えないので不吐状態になる心配はない。
等の液体の使用量が急に増してもインク容器内の気泡が
膨張し、ダンパーの役目をはたすため、負圧の限界を越
えないので不吐状態になる心配はない。
【0036】仮にベタ印字を5個印字し可動壁が動かな
い場合に負圧限界を越えないために必要な気泡体積は
0.1ccである。
い場合に負圧限界を越えないために必要な気泡体積は
0.1ccである。
【0037】通常の印字中にベタ印字を行った場合には
0.05cc以上あればよい。ただし気泡体積を大きく
しすぎると今度は容器が振動する時インクも大きく流動
しその影響がヘッドの方に伝わる可能性があるため、1
ccを越えない方が好ましい。なお、気泡にかえて弾性
部材を混在させてもよい。
0.05cc以上あればよい。ただし気泡体積を大きく
しすぎると今度は容器が振動する時インクも大きく流動
しその影響がヘッドの方に伝わる可能性があるため、1
ccを越えない方が好ましい。なお、気泡にかえて弾性
部材を混在させてもよい。
【0038】次に、本発明のインク容器を適用した図7
に示すインクジェット記録装置について説明する。
に示すインクジェット記録装置について説明する。
【0039】記録ヘッド103と本実施例のインク容器
とを接合した記録ヘッドユニットを搭載したキャリッジ
101はガイド軸104および螺旋溝105aをもつリ
ードスクリュ105に案内され、キャリッジ101上に
は、本発明のインク容器が内装されたインク容器カセッ
ト102を装着することが可能である。ちなみに、記録
ヘッド103側には、図3に示したような棒体7が設け
られており、インク容器カセット102を一体化した際
に、棒体7の先端部が容器本体1の排出口3内に挿入さ
れてボール5を押えばね6の弾発力に抗して押圧し、排
出口3を解放するように構成されている。
とを接合した記録ヘッドユニットを搭載したキャリッジ
101はガイド軸104および螺旋溝105aをもつリ
ードスクリュ105に案内され、キャリッジ101上に
は、本発明のインク容器が内装されたインク容器カセッ
ト102を装着することが可能である。ちなみに、記録
ヘッド103側には、図3に示したような棒体7が設け
られており、インク容器カセット102を一体化した際
に、棒体7の先端部が容器本体1の排出口3内に挿入さ
れてボール5を押えばね6の弾発力に抗して押圧し、排
出口3を解放するように構成されている。
【0040】リードスクリュ105は、正逆回転する駆
動モータ106によって歯車列106a,106b,1
06c,106dを介して正逆回転され、その螺旋溝1
05aに先端部が係合したキャリッジ101に設けられ
ているピン(図示せず)を介してキャリッジ101を矢
印方向および反矢印方向へ往復移動させる。駆動モータ
106の正逆回転の切換は、キャリッジ101がホーム
ポジションにあることをキャリッジ101に設けられた
レバー115とフォトカプラ116とで検出することに
より行なう。
動モータ106によって歯車列106a,106b,1
06c,106dを介して正逆回転され、その螺旋溝1
05aに先端部が係合したキャリッジ101に設けられ
ているピン(図示せず)を介してキャリッジ101を矢
印方向および反矢印方向へ往復移動させる。駆動モータ
106の正逆回転の切換は、キャリッジ101がホーム
ポジションにあることをキャリッジ101に設けられた
レバー115とフォトカプラ116とで検出することに
より行なう。
【0041】他方、被記録媒体である記録紙109は、
プラテン107に押え板108によって押圧され、紙送
りモータ110によって駆動される紙送りローラ(図示
せず)によって記録ヘッドに対向するように搬送され
る。
プラテン107に押え板108によって押圧され、紙送
りモータ110によって駆動される紙送りローラ(図示
せず)によって記録ヘッドに対向するように搬送され
る。
【0042】回復ユニット111は、記録ヘッド103
の吐出口に付着した異物や粘度の高くなったインクを除
去して、吐出特性を正規の状態に維持するために設けら
れたものである。
の吐出口に付着した異物や粘度の高くなったインクを除
去して、吐出特性を正規の状態に維持するために設けら
れたものである。
【0043】回復ユニット111は、吸引手段(図示せ
ず)に連通されたキャップ部材113を有し、記録ヘッ
ド103の前記吐出口をキャッピングして吸引すること
により、吐出口に付着した異物や粘度の高くなったイン
クを除去する。また、回復ユニット111とプラテン1
07の間には、案内部材112に案内されて記録ヘッド
103の吐出口面の走行経路上に向けて前、後退するク
リーニングブレード114が配設されており、該クリー
ニングブレード114の先端で前記吐出口面に付着した
異物やインク滴をクリーニングできるように構成されて
いる。
ず)に連通されたキャップ部材113を有し、記録ヘッ
ド103の前記吐出口をキャッピングして吸引すること
により、吐出口に付着した異物や粘度の高くなったイン
クを除去する。また、回復ユニット111とプラテン1
07の間には、案内部材112に案内されて記録ヘッド
103の吐出口面の走行経路上に向けて前、後退するク
リーニングブレード114が配設されており、該クリー
ニングブレード114の先端で前記吐出口面に付着した
異物やインク滴をクリーニングできるように構成されて
いる。
【0044】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中で熱エネルギーを利用して飛翔液滴を形成し、記録を
行うインクジェット記録方式の記録ヘッド、記録装置に
於いて、優れた効果をもたらすものである。
中で熱エネルギーを利用して飛翔液滴を形成し、記録を
行うインクジェット記録方式の記録ヘッド、記録装置に
於いて、優れた効果をもたらすものである。
【0045】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されており、本発明はこれらの基
本的な原理を用いて行なうものが好ましい。この記録方
式は所謂オンデマンド型、コンティニュアス型のいずれ
にも適用可能である。
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されており、本発明はこれらの基
本的な原理を用いて行なうものが好ましい。この記録方
式は所謂オンデマンド型、コンティニュアス型のいずれ
にも適用可能である。
【0046】この記録方式を簡単に説明すると、液体
(インク)が保持されているシートや液路に対応して配
置されている吐出エネルギ発生手段である電気熱変換体
に、記録情報に対応して液体(インク)に核沸騰現象を
越え、膜沸騰現象を生じる様な急速な温度上昇を与える
ための少なくとも一つの駆動信号を印加することによっ
て、熱エネルギーを発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面
に膜沸騰を生じさせる。この様に液体(インク)から電
気熱変換体に付与する駆動信号に一対一対応した気泡を
形成出来るため、特にオンデマンド型の記録法には有効
である。この気泡の成長、収縮により吐出孔を介して液
体(インク)を吐出させて、少なくとも一つの滴を形成
する。この駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に
気泡の成長収縮が行なわれるので、特に応答性に優れた
液体(インク)の吐出が達成でき、より好ましい。この
パルス形状の駆動信号としては、米国特許第44633
59号明細書、同第4345262号明細書に記載され
ているようなものが適している。尚、上記熱作用面の温
度上昇率に関する発明の米国特許第4313124号明
細書に記載されている条件を採用すると、更に優れた記
録を行なうことができる。
(インク)が保持されているシートや液路に対応して配
置されている吐出エネルギ発生手段である電気熱変換体
に、記録情報に対応して液体(インク)に核沸騰現象を
越え、膜沸騰現象を生じる様な急速な温度上昇を与える
ための少なくとも一つの駆動信号を印加することによっ
て、熱エネルギーを発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面
に膜沸騰を生じさせる。この様に液体(インク)から電
気熱変換体に付与する駆動信号に一対一対応した気泡を
形成出来るため、特にオンデマンド型の記録法には有効
である。この気泡の成長、収縮により吐出孔を介して液
体(インク)を吐出させて、少なくとも一つの滴を形成
する。この駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に
気泡の成長収縮が行なわれるので、特に応答性に優れた
液体(インク)の吐出が達成でき、より好ましい。この
パルス形状の駆動信号としては、米国特許第44633
59号明細書、同第4345262号明細書に記載され
ているようなものが適している。尚、上記熱作用面の温
度上昇率に関する発明の米国特許第4313124号明
細書に記載されている条件を採用すると、更に優れた記
録を行なうことができる。
【0047】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出孔、液流路、電気熱変換
体を組み合わせた構成(直線状液流路又は直角液流路)
の他に、米国特許第4558333号明細書、米国特許
第4459600号明細書に開示されている様に、熱作
用部が屈曲する領域に配置された構成を持つものにも本
発明は有効である。
書に開示されているような吐出孔、液流路、電気熱変換
体を組み合わせた構成(直線状液流路又は直角液流路)
の他に、米国特許第4558333号明細書、米国特許
第4459600号明細書に開示されている様に、熱作
用部が屈曲する領域に配置された構成を持つものにも本
発明は有効である。
【0048】加えて、複数の電気熱変換体に対して、共
通するスリットを電気熱変換体の吐出孔とする構成を開
示する特開昭59年第123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59年第138461号公報に基づいた
構成を有するものにおいても本発明は有効である。
通するスリットを電気熱変換体の吐出孔とする構成を開
示する特開昭59年第123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59年第138461号公報に基づいた
構成を有するものにおいても本発明は有効である。
【0049】更に、本発明が有効に利用される記録ヘッ
ドとしては、記録装置が記録可能である記録媒体の最大
幅に対応した長さのフルラインタイプの記録ヘッドがあ
る。このフルラインヘッドは、上述した明細書に開示さ
れているような記録ヘッドを複数組み合わせることによ
ってフルライン構成にしたものや、一体的に形成された
一個のフルライン記録ヘッドであっても良い。
ドとしては、記録装置が記録可能である記録媒体の最大
幅に対応した長さのフルラインタイプの記録ヘッドがあ
る。このフルラインヘッドは、上述した明細書に開示さ
れているような記録ヘッドを複数組み合わせることによ
ってフルライン構成にしたものや、一体的に形成された
一個のフルライン記録ヘッドであっても良い。
【0050】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的に設けられたカートリッ
ジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効で
ある。
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的に設けられたカートリッ
ジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効で
ある。
【0051】又、本発明のインク容器を使用した記録装
置に、記録ヘッドに対する回復手段や予備的な補助手段
を付加することは、記録装置を一層安定にすることがで
きるので好ましいものである。これらを具体的に挙げれ
ば、記録ヘッドに対しての、キャピング手段、クリーニ
ング手段、加圧或は吸引手段、電気熱変換体或はこれと
は別の加熱素子、或はこれらの組み合わせによる予備加
熱手段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出モードを行
なう手段を付加することも安定した記録を行なうために
有効である。
置に、記録ヘッドに対する回復手段や予備的な補助手段
を付加することは、記録装置を一層安定にすることがで
きるので好ましいものである。これらを具体的に挙げれ
ば、記録ヘッドに対しての、キャピング手段、クリーニ
ング手段、加圧或は吸引手段、電気熱変換体或はこれと
は別の加熱素子、或はこれらの組み合わせによる予備加
熱手段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出モードを行
なう手段を付加することも安定した記録を行なうために
有効である。
【0052】更に、記録装置の記録モードとしては黒色
等の主流色のみを記録するモードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成したものか、複数個の組み合わせで
構成したものかのいずれでも良いが、異なる色の複色カ
ラー又は、混色によるフルカラーの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
等の主流色のみを記録するモードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成したものか、複数個の組み合わせで
構成したものかのいずれでも良いが、異なる色の複色カ
ラー又は、混色によるフルカラーの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0053】本発明において、上述した各インクにたい
して最も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行する
ものである。
して最も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行する
ものである。
【0054】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有するファ
クシミリ装置の形態を採るものであってもよい。
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有するファ
クシミリ装置の形態を採るものであってもよい。
【0055】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているの
で、以下に記載するような効果を奏する。
で、以下に記載するような効果を奏する。
【0056】可動壁と容器本体内面の摺動面の摩擦力を
小さく設定しても、可動壁が倒れるおそれがなくなると
ともに、前記摩擦力が小さいので、可動壁の始動圧が小
さくなり、微小な圧力変化に対応した負圧制御が可能と
なり、筆記具や記録装置の信頼性が向上する。
小さく設定しても、可動壁が倒れるおそれがなくなると
ともに、前記摩擦力が小さいので、可動壁の始動圧が小
さくなり、微小な圧力変化に対応した負圧制御が可能と
なり、筆記具や記録装置の信頼性が向上する。
【0057】また、可動壁に凹部を設けたものは、容器
本体内に吐出口を開閉するための開閉手段を設けた場合
であっても、前記凹部に前記開閉手段が収納された状態
となり、その分だけインクの使用率を向上することがで
きる。
本体内に吐出口を開閉するための開閉手段を設けた場合
であっても、前記凹部に前記開閉手段が収納された状態
となり、その分だけインクの使用率を向上することがで
きる。
【0058】本発明のインク容器と記録ヘッドとを接合
させた記録ヘッドユニットにおいては、インク容器を大
きくすることなくインク容量を多くすることができる。
また、このためこのような記録ヘッドユニットを搭載す
る装置においてもキャリッジの大型化に伴う装置の大型
化をなすことなく安定した記録を長期間行うことができ
る。
させた記録ヘッドユニットにおいては、インク容器を大
きくすることなくインク容量を多くすることができる。
また、このためこのような記録ヘッドユニットを搭載す
る装置においてもキャリッジの大型化に伴う装置の大型
化をなすことなく安定した記録を長期間行うことができ
る。
【図1】第1実施例のインク容器の模式断面図である。
【図2】第1実施例の可動壁の拡大断面図である。
【図3】第1実施例の動作の説明図であって、(A)は
容器本体の中央部まで可動壁が移動した状態を示す模式
断面図、(B)は容器本体の最も吐出口寄りに可動壁が
移動した状態を示す模式断面図である。
容器本体の中央部まで可動壁が移動した状態を示す模式
断面図、(B)は容器本体の最も吐出口寄りに可動壁が
移動した状態を示す模式断面図である。
【図4】他の実施例の可動壁を示し、(A)は第2実施
例、(B)は第3実施例、(C)は第4実施例の可動壁
をそれぞれ示す模式拡大断面図である。
例、(B)は第3実施例、(C)は第4実施例の可動壁
をそれぞれ示す模式拡大断面図である。
【図5】他の実施例の可動壁を背ぶた側から見た模式図
である。
である。
【図6】インク容器内の可動壁の動作、負圧の状態を示
し、(A)はインク容器内に気泡が入っていない状態を
示す説明図、(B)はインク容器内に気泡が入っている
状態を示す説明図である。
し、(A)はインク容器内に気泡が入っていない状態を
示す説明図、(B)はインク容器内に気泡が入っている
状態を示す説明図である。
【図7】本発明のインク容器を用いたインクジェット記
録装置の一例を示す斜視図である。
録装置の一例を示す斜視図である。
【図8】従来のインク容器を示し、(A)はOリングを
有する可動壁をもつものの模式断面図、(B)はダイヤ
フラム状の可動壁を有するものの模式断面図である。
有する可動壁をもつものの模式断面図、(B)はダイヤ
フラム状の可動壁を有するものの模式断面図である。
1 容器本体 2 背ぶた 3 排出口 4,14,24,34、44 可動壁 4a,14a,24a,34a 胴部 4b,14b,24b,34b,44b シール部 4c,14c,24c,34c,44c 突起部 4d,24d,34d 底壁 4e 突出部 5 ボール 6 押えばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/175 B43K 7/10
Claims (10)
- 【請求項1】 容器本体と、該容器本体内面に案内され
て少なくともインクの消費に応じて変動する圧力変動を
打ち消す方向に前記容器本体内を移動する可動壁と、を
備え、その内部にインクが収容されたインク容器におい
て、 前記可動壁は、前記容器本体内面との気密を保持するた
めの気密保持部と、該気密保持部と間隔をおいて備えら
れ、前記可動壁が移動するに際して前記容器本体内面に
対して倒れた状態となることを防止するために設けられ
た倒れ防止部と、を備えたことを特徴とするインク容
器。 - 【請求項2】 倒れ防止部は、インク容器本体内面との
間で気密性を有している請求項1記載のインク容器。 - 【請求項3】 容器本体内面と可動壁との間にインク非
相溶性物質を介在させた請求項1または2記載のインク
容器。 - 【請求項4】 インク非相溶性物質の少くとも一部を気
密保持部と倒れ防止部の間の空間部に介在させた請求項
3記載のインク容器。 - 【請求項5】 可動壁が、弾性材料で一体に形成された
請求項1乃至4項のいずれか1項記載のインク容器。 - 【請求項6】 可動壁の少くとも移動可能な方向の一方
の面に凹部を形成した請求項1乃至5項のいずれか1項
記載のインク容器。 - 【請求項7】 収容されたインク内に気泡を混在させた
請求項1乃至6項のいずれか1項記載のインク容器。 - 【請求項8】 収容されたインク内に弾性部材を混在さ
せた請求項1乃至6項のいずれか1項記載のインク容
器。 - 【請求項9】 請求項1乃至8項いずれか1項記載のイ
ンク容器を備え、前記インク容器の排出口と連通された
液路を有し、前記液路に設けられた吐出エネルギ発生手
段によりインクを吐出させる吐出部を有する記録ヘッド
を備えた記録ヘッドユニット。 - 【請求項10】 請求項9記載の記録ヘッドユニットを
搭載するキャリッジと、吐出エネルギ発生手段に電気信
号を供給する手段と、記録ヘッドに対向するように被記
録媒体を搬送するための搬送装置を備えた記録装置。
Priority Applications (9)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3244897A JP3015165B2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | インク容器、これを用いた記録ヘッドユニットおよびこれを搭載する記録装置 |
CA002076594A CA2076594C (en) | 1991-08-30 | 1992-08-21 | Ink container and ink jet recording apparatus using same |
AU21343/92A AU652848C (en) | 1991-08-30 | 1992-08-26 | Ink container and ink jet recording apparatus using same |
AT92114642T ATE173199T1 (de) | 1991-08-30 | 1992-08-27 | Tintenbehälter und damit versehenes tintenstrahlaufzeichnungsgerät |
DE69227558T DE69227558T2 (de) | 1991-08-30 | 1992-08-27 | Tintenbehälter und damit versehenes Tintenstrahlaufzeichnungsgerät |
KR1019920015459A KR970000082B1 (ko) | 1991-08-30 | 1992-08-27 | 잉크용기 및 이를 이용한 잉크제트기록장치 |
EP92114642A EP0529626B1 (en) | 1991-08-30 | 1992-08-27 | Ink container and ink jet recording apparatus using same |
CN92110253A CN1067633C (zh) | 1991-08-30 | 1992-08-29 | 油墨容器 |
US08/311,887 US5500665A (en) | 1991-08-30 | 1994-09-26 | Ink container and ink jet recording apparatus using same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0557900A JPH0557900A (ja) | 1993-03-09 |
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Family
ID=17125608
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3244897A Expired - Fee Related JP3015165B2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | インク容器、これを用いた記録ヘッドユニットおよびこれを搭載する記録装置 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5500665A (ja) |
EP (1) | EP0529626B1 (ja) |
JP (1) | JP3015165B2 (ja) |
KR (1) | KR970000082B1 (ja) |
CN (1) | CN1067633C (ja) |
AT (1) | ATE173199T1 (ja) |
CA (1) | CA2076594C (ja) |
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JPH05318756A (ja) * | 1992-05-22 | 1993-12-03 | Canon Inc | インク容器 |
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USD383777S (en) * | 1995-10-23 | 1997-09-16 | Baltea S.P.A. | Combined storage and supply container for replenishing ink in an ink jet printhead |
US5732751A (en) | 1995-12-04 | 1998-03-31 | Hewlett-Packard Company | Filling ink supply containers |
JP3343876B2 (ja) * | 1996-03-07 | 2002-11-11 | キヤノン株式会社 | 弁体、弁、これらを備えたインクタンクおよび該インクタンクを有するインクジェットカートリッジ |
JP3245088B2 (ja) | 1996-07-01 | 2002-01-07 | キヤノン株式会社 | 液体吐出ヘッドカートリッジ及び該カートリッジに用いられる液体収容容器 |
JP3245092B2 (ja) | 1996-09-11 | 2002-01-07 | キヤノン株式会社 | 液体注入方法 |
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DE60104785T2 (de) | 2000-09-12 | 2004-12-30 | Riso Kagaku Corp. | Tintenbehälter |
US20050243147A1 (en) * | 2000-10-12 | 2005-11-03 | Unicorn Image Products Co. Ltd. | Ink cartridge having bellows valve, ink filling method and apparatus used thereof |
JP4125279B2 (ja) * | 2004-10-20 | 2008-07-30 | キヤノン株式会社 | インクタンク、該インクタンクを搭載するホルダを備えたインクジェット記録装置およびインクタンクとホルダとを備えたインクジェット記録システム |
US9465316B2 (en) * | 2015-01-30 | 2016-10-11 | Kyocera Document Solutions Inc. | Developer container and image forming apparatus including the same |
CN106739532B (zh) * | 2017-02-14 | 2018-06-29 | 厦门文仪电脑材料有限公司 | 一种油墨筒的活塞及具有该活塞的油墨筒 |
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DE2543397C3 (de) * | 1975-09-29 | 1982-07-15 | Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München | Vorrichtung zum Dämpfen von Flüssigkeitsschwingungen in Tintenversorgungssystemen von Tintenmosaikschreibeinrichtungen |
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-
1991
- 1991-08-30 JP JP3244897A patent/JP3015165B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
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