JP3288921B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP3288921B2
JP3288921B2 JP05335496A JP5335496A JP3288921B2 JP 3288921 B2 JP3288921 B2 JP 3288921B2 JP 05335496 A JP05335496 A JP 05335496A JP 5335496 A JP5335496 A JP 5335496A JP 3288921 B2 JP3288921 B2 JP 3288921B2
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    • B41J2/1721Collecting waste ink; Collectors therefor
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  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクとインクを
固着させる作用のある前処理液とを被記録材に向けて吐
出し、記録を行うインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】記録ヘッドから記録液(インク)を被記
録材(以下では記録シートと呼ぶ)に向けて吐出し、画
像を形成するインクジェット記録装置においては、近
年、インクの耐水性や高画質記録のために上述の前処理
液を併用する技術が開発されており、例えば特開昭58
−128862号公報に開示されたものが知られてい
る。
【0003】一方、従来のインクジェット記録装置では
インクが漏れないように基本的には設計されているもの
の、インクタンクに外気圧の急激な変化が加わるなど何
等かの原因で例えば記録ヘッドとインクタンクとの接続
部等からインク漏れの虞があり、ために、インクが仮に
上記のように漏出しても記録動作に支障を来すことがな
いようにする必要がある。例えば、特開昭60−859
64号公報の開示例ではインク供給系の全てを皿状部材
上に配置することで漏れ出したインクを皿状部材によっ
て受けるようにした構成が示されている。また、装置本
体の底部を完全に覆うようにして開口部を設けないよう
にすることで、機外への漏れインク流出を防止するよう
にしたものもあり、さらにまた米国特許第940456
号ではインク供給系から漏れ出したインクを装置内に配
設した特定の経路に誘導するようになして、経路からさ
らに廃インク溜めに導く技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように前処理液を記録に使用するインクジェット記録装
置において従来の上述したインク漏れに対する対策を採
用した場合、インクと前処理液との双方が漏れた場合に
問題がある。すなわち、 1)装置底部を完全に覆うようにする技術を採用した場
合、装置内でインクと前処理液とが反応して固体化し、
かかる固体化のためにインク供給部から記録ヘッドへの
供給口近傍が塞がれたり、ヘッドを保護するために設け
られるヘッドキャップに固体化したインクが付着するこ
とによってヘッド吐出面に対する密封性が損われたりす
る虞がある。
【0005】2)また、漏れ出したインクを特定の経路
により廃インク溜めに導く技術の場合、漏れ出したイン
クと前処理液とが経路内で反応して経路を閉塞する虞が
あり、そのために漏れ出したインクまたは処理液が経路
から機内に、さらには機外に流出して固体化したり周囲
部を汚すことになる。
【0006】本発明は、かかる従来の問題点に着目し、
インクと前処理液との双方が漏れたとしても、これらが
別個の経路および廃インクまたは廃液溜めにそれぞれ導
かれることにより上記のような不都合が発生するのを防
止することのできるインクジェット記録装置を提供なら
びに提案することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、インクを吐出
する第1のヘッドおよび前処理液を吐出する第2のヘッ
ドを有するヘッドユニットと、前記第1のヘッドに供給
されるインクを収納しかつ前記ヘッドユニットに対して
着脱自在なインクタンクと、前記第2のヘッドに供給さ
れる前処理液を収納しかつ前記ヘッドユニットに対して
着脱自在な前処理液タンクとを搭載して走査されるキャ
リッジと、このキャリッジのホームポジションの下部に
配され、前記インクタンクまたは前記第1のヘッドのイ
ンク補給口から漏洩したインクを受けるインク受け溝
と、前記前処理液タンクまたは前記第2のヘッドの前処
理液補給口から漏洩した前処理液を受ける前処理液受け
溝とを有する漏れ液受け部材と、前記第1のヘッドの前
記インク補給口と前記第2のヘッドの前記前処理液補給
口との間を仕切って漏洩したインクおよび前処理液を前
記インク受け溝および前処理液受け溝にそれぞれ導くリ
ブと、漏洩したインクを回収するための廃インク溜め
と、漏洩したインクを前記インク受け溝から前記廃イン
ク溜めに誘導するインク排出通路と、漏洩した前処理液
を回収するための廃液溜めと、漏洩した前処理液を前記
前処理液受け溝から前記廃液溜めに誘導する前処理液排
出通路とを具備することを特徴とするインクジェット記
録装置にある。
【0008】本発明においては、ヘッドユニットに接続
されるインクタンクまたは前処理液タンクあるいは第1
のヘッドのインク補給口または第2のヘッドの前処理液
補給口からインクおよび/または前処理液が漏洩した場
合、漏れたインクはリブによってインク受け溝に導か
れ、ここからインク排出通路を通って廃インク溜めに回
収される。また、漏れた前処理液はリブによって前処理
液受け溝に導かれ、ここから前処理液排出通路を通って
廃液溜めに回収される。この場合、第1のヘッドのイン
ク補給口と第2のヘッドの前処理液補給口との間がリブ
によって仕切られ、漏洩したインクおよび前処理液がイ
ンク受け溝および前処理液受け溝にそれぞれ独立に導か
れるようになっており、漏れたインクと漏れた前処理液
とが混ざり合って固化するような不具合は生じない。
【0009】本発明によるインクジェット記録装置にお
いて、漏れ液受け部材がインク受け溝と前処理液受け溝
との間にこれらインク受け溝および前処理液受け溝から
溢れたインクまたは前処理液を受ける透明皿を備えてい
てもよい。この場合、透明皿が漏れ液受け部材に対して
着脱自在であってよい。また、インク受け溝または前処
理液受け溝から透明皿にインクまたは前処理液が溢れた
ことを検出する漏れ検出手段を有することができる。こ
の場合、漏れ検出手段は、インクタンク内のインクまた
は前処理液タンク内の前処理液の有無も検知可能であっ
てよい。また、漏れ検出手段が光学的センサであってよ
い。この場合、光学的センサが反射型フォトインタラプ
タであってよい。また、インク受け溝または前処理液受
け溝から透明皿にインクまたは前処理液が溢れたことを
漏れ検出手段が検出した場合、その検出結果を報知する
報知手段を具備することも有効である。この場合、報知
手段は、LED,LCD等による表示手段および警報発
生手段のうち、少なくとも1つを有することができる。
第1および第2のヘッドに対して吸引動作を行う吸引手
段を備えることができる。インクがイエロー,シアン,
マゼンタ,ブラックであって、カラー記録を可能にする
ことができる。インクタンクおよび前処理液タンクに対
して着脱可能であって、インクおよび前処理液をそれぞ
れ補充可能な補充タンクをさらに備えることができる。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、図面に基づいて本発明の
実施例を詳細かつ具体的に説明する。
【0017】図1および図2は本発明の第1実施例によ
る構成を示すもので、図1はホームポジション(HP)
に導かれた状態の記録ヘッドユニットおよびこれに着脱
自在なタンク群ならびにその廃液処理装置の概要を分解
して示す。また、図2は上記記録ヘッドユニットおよび
タンク群を搭載して記録を行うインクジェット記録装置
のHPに導かれた状態を示す。図2において、1は記録
ヘッドユニット、2は記録ヘッドユニット1に交換自在
に接続されたタンク(群)、3は記録ヘッドユニット1
およびタンク(群)2を搭載し、不図示の駆動手段によ
りガイドシャフト4に沿って移動走査するキャリッジで
ある。また、5および6は記録シートPを矢印A方向に
シート送りならびに搬送する搬送ローラ対であり、これ
らの搬送ローラ対5および6により記録位置に導かれた
記録シートPに沿ってキャリッジ3による移動走査中記
録ヘッドユニット1から前処理液(AM)および本例の
場合ブラック(Bk),シアン(C),マゼンタ
(M),イエロー(Y)のインクが吐出され、記録が行
われる。
【0018】2AMは前処理液AMを記録ヘッドユニッ
ト1に供給する前処理液タンク、2Bk,2C,2M,
2Yはそれぞれ上記のBk,C,M,Yの4種類のイン
クを個別に収容し、それぞれ記録ヘッドユニット1に供
給するインクタンクである。また、7はHP近傍に設け
られている回復系ユニット、8および9は廃インク溜め
および廃液溜め、10はこれらの廃インク溜め廃液溜め
8,9を収容するアンダケースであり、記録ヘッドユニ
ット1、タンク群2、回復系ユニット7および廃インク
溜め、廃液溜め8,9の詳細については後述する。
【0019】まず、各タンク2Y〜2Bkおよび2AM
と記録ヘッドユニット1との接続状態を図3に従って説
明する。
【0020】各タンク2内には記録ヘッドへの供給口1
1に接する形で圧縮されて配置される液吸収体12が設
けられていて、これらの毛細管現象によって発生する負
圧により、タンク2の内部の液がタンク外に流出するの
を防いでいる。また、記録中にタンク2内の液が減って
タンク内圧が低下し、インクの供給不良が発生するのを
防ぐため、タンク2の上部には大気連通口13が設けら
れている。かくしてタンク2内のインクおよび前処理液
はヘッド補給口14に充填されているスポンジ状のフィ
ルタ15がタンク2内の液吸収体12と接触することに
より、記録ヘッドユニット1に毛細管現象によって供給
される。タンク2の供給口11はヘッドユニット1に取
り付けられた弾性を有するジョイントシール16によっ
て塞がれ、インクの蒸発を防いでいる。
【0021】さらに図3において、17は記録ヘッドユ
ニット1のタンク接続側の面に設けた液漏れ防止用のリ
ブ(以下では液漏れ防止リブと呼ぶ)、3Aはキャリッ
ジ3の底面に穿設された液検知孔、18は記録ヘッドユ
ニット1の全幅にわたって各ヘッド補給口14の下面側
に設けられ、透明かつ着脱自在とした透明皿19を有す
る漏れ液受け部材、20は透明皿19の下方に配設さ
れ、透明皿19内の液の有無を検出すると共に上述の液
検知孔3Aを介して各タンク2内のインク若しくは前処
理液の有無が検知可能な光学的センサ、例えば反射型の
フォトインタラプタである。
【0022】なお、図3に示した各部のさらなる機能的
説明を含めて図1により本実施例による回復系ユニット
7周りの構成の詳細を説明する。
【0023】図1において、1Y,1M,1C,1Bk
はそれぞれイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン
(C),ブラック(Bk)のインクを吐出する記録ヘッ
ド、21Y,21M,21C,21Bkはそれぞれ記録
ヘッド1Y,1M,1C,1Bkのインク吐出口面に接
して各吐出口を保護するための保護キャップ、21AM
は前処理液AM吐出用の吐出ヘッド1AM用の保護キャ
ップである。図3のところで説明した液漏れ防止リブ1
7は図1に示すように仕切りリブ17Hを有し、仕切り
リブ17Hにより前処理液用補給口14AMの周囲部を
他のインク補給口14の形成部から分けている。また、
液漏れ防止リブ17の底部は図1に示すようにそれぞれ
漏斗型に形成されていて、開口部17A,17Bを有
し、これらの開口部17Aおよび17Bから下方の液受
け溝22Aおよび22Bに漏れの前処理液AMおよびイ
ンクY,M,C,Bkが分離されて導かれるようにして
ある。
【0024】さらにまた、図1において、23Aおよび
23Bは回復用吸引ポンプである。なお、保護キャップ
21AM,21Y〜21Bkは不図示のキャップ駆動手
段により昇降されるもので、記録が行われない時は各ヘ
ッド1AM,1Y〜1Bkの吐出口面に当接して吐出口
周りが乾燥するのを防止すると共にごみが付着するのを
防止するが、吐出機能が損われた時は各吸引ポンプ23
A,23Bを個別駆動し、ヘッドの吐出機能を回復させ
ることができる。なお、本例の場合、21Y,21M,
21Cは保護専用のキャップであるが、これらに排出管
を接続して吸引ポンプ23Bにより同様の回復動作を行
わせるように構成することも可能である。液受け溝22
Aおよび22Bはそれぞれ漏れ液受け部24Aおよび2
4Bと、傾斜流路25Aおよび25Bと、透明皿19と
傾斜流路25Aおよび25Bとの間の壁に設けられた切
欠部26Aおよび26Bとを有している。なお、その詳
細については後述する。27Aおよび27Bは傾斜流路
25Aおよび25Bから下部の廃液溜め8および9に液
(前処理液およびインク)を導く液排出通路である。
【0025】図4の(A),(B)は漏れ液受け部材1
8上に設けられる液受け溝22Aおよび22Bと透明皿
19との詳細を示す。また、図4の(A)において、3
0は透明皿19の平坦部19Aから傾斜部19Bにかけ
て漏れにより溜まった前処理液またはインク(漏れ液と
いう)を示す。本発明は各タンク部2における前処理液
またはインクの有無を検出すると共に、その漏れを前処
理液とインクとに分けて処理し、さらにその漏れを検出
するものであり、以下に、本実施例による上記各検出な
らびに処理動作について説明する。
【0026】各タンク2は透明ないし半透明の材料でこ
れらの筐体が構成されるもので、各タンク内のインクあ
るいは前処理液の有無検知にあたっては、キャリッジ3
を図1または図2で矢印B方向に移動させることにより
検知しようとするタンク2を光学的センサ20の直上に
導くようにする(図3参照)。かくすることにより透光
性のあるタンク2の底部、キャリッジ3の底部に設けた
液検知孔3A、透明皿19を通してタンク2内の液の有
無を検知することができる。なお、光学的センサ20は
例えばフォトインタラプタの発光部(不図示)から上方
に向けて光を照射し、その反射光の有無を受光部(不図
示)で読み取ることにより光量の変化でタンク2内の液
体の残量検知が可能であると共に、後述するようにして
タンク2AM、タンク2Y〜2C別にインクの漏れを検
出することができる。また、かかる検知動作は、例え
ば、電源投入直後および記録シートPに対する所定の記
録量ごとに行われればよい。
【0027】ついで、前処理液AMおよびインク(Y,
M,C,Bk)の漏れを検出する動作を図5に従って説
明する。なお、本発明による検出ならびに処理動作は微
小漏れと大量漏れとに分けて行われるものである。
【0028】ところで、仮に漏れるとすれば考えられる
液またはインク漏れはタンク2まわりの開口、すなわち
供給口11、大気連通口13からであり、微小漏れの場
合は図5の(B)に示すように透明皿19の傾斜部19
B上面から切欠部26A(26B)底部までの高さhを
漏れ液の流れ30Aが乗越えるようなことがない。従っ
て、かかる微小漏れの漏れ液30は前処理液AMの場合
であれば液受け溝22Aの傾斜流路25Aから廃液溜め
8に直接導かれ収容される。またインク(Y,M,C,
Bk)の場合であれば他方の液受け溝22Bの傾斜流路
25Bから他方の廃液溜め(以下では廃インク溜めとい
う)9に直接導かれ、いずれの場合も透明皿19に溢れ
出すことはない。
【0029】さらにまた、前処理液AMと他のインク
Y,M,C,Bkのいずれかあるいはその複数が同時に
漏れたとしても前処理液と他のインクとは別々の液受け
溝から別の廃液溜めに導かれるので、途中で双方が混合
し、固体化することもなく、また機内機外にいずれかが
溢れて汚すようなこともない。なお、前処理液タンク2
AMの供給口11の周りや大気連通口13から漏れ出し
た前処理液AMは漏れ防止リブ17に設けた開口部17
Aに集約され、他のインクタンク2Y,2M,2C,2
Bkから同様にして漏れ出したインクは開口部17Bに
集約されてそれぞれ下方の液受け溝22Aの漏れ液受け
部24Aおよび液受け溝22Bの漏れ液受け部24Bに
流下する。
【0030】ついで大量漏れが発生した場合について説
明する。
【0031】先にも述べた切欠部26A(26B)の傾
斜流路25A(25B)上面からの高さhはその幅wと
共に液体の粘度等を考慮して設定されるものであり、微
小漏れの場合は図5の(B)に示したように漏れ液の流
れ30Aの深さが切欠部26A(26B)の高さにまで
到達せず、そのまま流れて廃液溜め8,9内の吸収体
(不図示)に吸収収容される。しかし、多量の漏れが発
生した場合は図5の(C)に示すように漏れ液の流れ3
0Bの深さが切欠部26A(26B)の高さhを越し
て、ここから透明皿19の平坦部19A(図4の
(A),(B)参照)上に貯留される。この状態が光学
的センサ(反射型フォトインタラプタ)20によって
(その光の透過が遮られることにより)検知され、記録
動作の障害となるような多量の漏れの発生に対し、後述
するようにして適切に対処することができる。
【0032】なお、前処理液AMとインク(Y,M,
C,Bk)との双方に多量の漏れが発生した場合には、
透明皿19上で固体化が発生するが、透明皿19は着脱
自在に構成されているので、かかる場合は透明皿19を
取り換えればよく、一方だけの多量漏れの場合は透明皿
19を例えばいったん取り外して液を掃拭した上再度使
用すればよい。
【0033】図6は本発明による記録ならびに上述した
多量の液漏れ検知を含め各種の検知を行い、再にその検
知結果に基づく制御が可能な回路の構成を示す。ホスト
コンピュータから、プリントすべき文字や画像のデータ
(以下画像データという)がインクジェット記録装置の
受信バッファ401に入力される。また、正しくデータ
が転送されているかを確認するデータや、プリント装置
の動作状態を知らせるデータがプリント装置からホスト
コンピュータに転送される。受信バッファ401に入力
したデータはCPUを有する制御部402の管理の元
で、RAM形態のメモリ部403に転送され一時的に格
納される。メカコントロール部404は、制御部402
からの指令により、キャリッジ1や搬送ローラ対3,4
の動力源となるキャリッジモータやラインフィードモー
タ等のメカ部405を駆動する。センサ/SWコントロ
ール部406は、各種センサやSW(スイッチ)からな
るセンサ/SW部407からの信号を制御部402に送
る。表示素子コントロール部408は、制御部402か
らの指令により表示パネル群のLEDや液晶表示素子等
からなる表示素子部409の表示を制御する。ヘッドコ
ントロール部410は制御部402からの指令により各
ヘッド1を個々に制御する。また、これら各ヘッド2の
状態を示す温度情報等を読み取り制御部402に伝え
る。
【0034】また、411はROMであり、各種制御に
かかわるプログラムを格納しており、上述の各タンク2
に対する液およびインクの有無検出にかかわる制御もま
た、ROM411に格納されているプログラムに従い制
御部402によって実施される。さらにまた、表示素子
部409では例えば多量の液漏れの際にメッセージを出
力することができる。
【0035】なお、先の実施例のところで述べた光学的
センサ20はセンサ/SW部407に含まれるもので、
制御部402では多量の液漏れが光学的センサ20によ
って検知されると、表示素子コントロール部408を介
して表示素子部409に液漏れ警告のメッセージを出力
させる。また、図示はしないが同時に音による警報を出
力されるように構成することも可能である。
【0036】図7に例えば電源投入時に実施されるタン
ク内の液・インクの有無検出ならびに多量の漏れ検出動
作の手順を示す。電源が投入されるとステップS1で上
述したように光学的センサ20により多量の漏れの有無
を検知し、ここで多量の漏れがある場合は、ステップS
2に進んでメカコントロール部404を介し、メカ部4
05の機能を停止すると共にさらにステップS3に進ん
で警告、例えばメッセージを表示素子部409にさせる
ことにより多量漏れに対する対処を求めるようにする。
また、ステップS1において、多量の漏れが無いとの判
断の場合は、先にも述べたようにキャリッジ3を駆動
し、ステップS4で各タンク2ごとに前処理液およびイ
ンクの有無を光学的センサ20により検知する。そし
て、AMタンクである2AMにおける前処理液、Y〜B
kタンク2Y〜2Bkにおける各インクがいずれも有り
との判断の場合は記録可能という待機状態に移行し、そ
のフローを終了する。
【0037】また、ステップS4において、いずれかの
タンク2において前処理液またはインクの無いことが検
知された場合は、ステップS5に移行し、どのタンクで
液が無くなったかを知らせるか若しくはタンク空の警告
を出し、ステップS6でそのタンク2の交換を待って再
度ステップS1に戻り、以下のステップを繰返す。な
お、本実施例によるインクジェット記録装置がホストコ
ンピュータを介してネットワークとして使用されている
ような場合は、プリンタドライバ(不図示)を介してユ
ーザの使用している端末装置の表示部にエラーメッセー
ジを表示させるようにすればよい。このような告知を行
うことにより、ユーザが装置を傾けないように注意した
り、清掃を行うことが可能になり、機内の汚れを最小限
に抑えたり、機外への漏れを防ぐことができる。
【0038】以上説明したように、本実施例によれば、
インクとインクを固着させる作用のある前処理液を用い
たインクジェット記録装置で、微小漏れが起こったとき
には漏れたインクまたは前処理液を別の流路で装置に既
存の廃液溜めに誘導して貯留されるようにし、また、多
量漏れが起こったときにはユーザにそれを告知し、さら
に透明カバーを脱着可能な構成にすることにより、高画
質で、信頼性が高く、メンテナンス性のよい記録装置を
得ることができる。
【0039】図8および図9は本発明の第2実施例によ
る構成を示す。なお、第1実施例と同一の機能を有する
部材および個所には同一符号を付してその説明は省略す
る。
【0040】本実施例はタンクを記録ヘッドユニットと
共にキャリッジに搭載して記録を行うインクジェット記
録装置において、キャリッジに搭載されるタンクの液量
を抑制することでキャリッジ搭載量を軽くし、高速記録
に適するようキャリッジの高速移動を可能とするものへ
の適用例である。
【0041】図8および図9において、32は記録ヘッ
ドユニット1に接続され、図9に示すように記録ヘッド
ユニット1と共にキャリッジ3に搭載されて記録ヘッド
ユニット1に前処理液およびインクをそれぞれ供給する
サブタンクである。一方、図9に示すように前処理液用
タンク2AMを始めとする各タンク2(本実施例ではこ
れらをメインタンクと呼ぶ)は図9に矢印Yで示す上下
方向に昇降自在なタンクホルダ33に保持される。ま
た、タンクホルダ33にはタンク別の開閉弁34Y,3
4M,34C,34Bkおよび34AMを具えた液供給
部35Y,35M,35C,35Bkおよび35AM
(以下ではこれらを総称して単に35という)が設けら
れている。36は各メインタンク2から下方のサブタン
ク32の対応する液収容部(図示はしないがサブタンク
32は仕切り板によってY,M,C,Bkの各色インク
をそれぞれ収容する収容部と前処理液AMを収容する収
容部とに分離される)にインクまたは前処理液を補充す
るための中空補給針である。
【0042】図10の(A)はサブタンク32と記録ヘ
ッドユニット1の接続状態を示す。なおこの図に示すよ
うに、サブタンク32は各収容部ともそれぞれ記録に支
障ない最小限度の前処理液AMおよび各インクを収容す
ることで軽量を図るように構成されている。また、サブ
タンク32はその筐体が透明ないし半透明で一体に構成
されていて、各収容部の上面にはそれぞれ記録ヘッドユ
ニット1側に向けて下がり勾配の傾斜溝32Y,32
M,32C,32Bkおよび32AMが設けてある。3
7および38は各傾斜溝(一括して32という)の頂部
近傍に穿設された補給口および大気連通口であり、ま
た、上述の各収容部には記録ヘッドユニット1に供給す
る前処理液ないしインクを負圧で保持する多孔質の液吸
収体39が充填されている。
【0043】図10の(B)は前処理液ないしインクの
補給時に上述したタンクホルダ33側の中空補給針36
がサブタンク32の補給口37から内部に挿入された状
態を示すもので、40は液が補給口37や大気連通口3
8からなるべく漏れ出さないようにするため設けられた
エアスペースである。続いて、図11によりメインタン
ク2のタンクホルダ33への装着状態について説明して
おく。個々のメインタンク2AM,2Y,2M,2C,
2Bkはそれぞれタンクホルダ33に着脱自在に保持さ
れるもので、本実施例ではこれらのメインタンク2に前
処理液AM,インクY〜Bkを補填している。図11は
メインタンク2の、例えばゴムなどの弾性体で形成され
インク補填口を封止する栓体に中空供給針36Aが突き
刺された状態を示している。
【0044】また、図示はしないが、タンクホルダ33
には少なくとも前処理液タンク2AMと他のインクタン
クとの間を仕切る壁が設けられていて前処理液AMと他
のインクY,M,C,Bkとがタンクホルダ33内で万
一漏れても混交しないように構成されている。なお、タ
ンクホルダ33にメインタンク2を装着するための構成
はこのような構成に限られるものではない。
【0045】このような構成になる本実施例では、通常
の記録時にはタンクホルダ33が不図示の駆動手段によ
り駆動されて上昇し、メインタンク2とサブタンク32
とは切り離された状態でキャリッジ3の往復移動中にサ
ブタンク32からの前処理液およびインクが記録ヘッド
1AMおよび1Y〜1Bkに供給されることで記録が行
われる。しかして、サブタンク32内の前処理液あるい
はインクが希少になると、その状態が図8に示した光学
的センサ20によって第1実施例のところで説明したよ
うにして検知される。そして、図9に示すようにキャリ
ッジ3がホームポジションに移動した後、タンクホルダ
33が下降して中空補給針36がサブタンク32の補給
口37に挿入され、さらに図12に示すように開閉弁3
4が図示されない駆動手段により(B)の状態から
(A)の状態に回動されることによって、メインタンク
2からのインクおよび前処理液の補給を受ける。補給が
終了すると、開閉弁34は再び(B)の状態に戻って、
さらにタンクホルダ33が上昇し、一連の補給動作が終
わる。なお、図示された5つの開閉弁34はそれぞれ独
立して駆動されることが可能なように構成されている。
そこで、これら一連の補給動作を必要に応じて行うこと
により、サブタンク32内の各収容部には記録に必要と
される量以上のインクおよび前処理液が常時保持される
ことになる。
【0046】本実施例ではメインタンク2からサブタン
ク32に前処理液およびインクの補給が行われ、サブタ
ンク32から記録ヘッドユニット1にこれらの供給が行
われるので、図10からも明らかなように、液やインク
が漏れるとすればサブタンク32の補給口37周りおよ
び供給口11周りからと考えてよい。なお、本例の場合
も微小漏れと多量漏れとに分けて対処が可能であり、第
1実施例と異なるのはサブタンク32の補給口37およ
び開閉弁34AM,34Y〜34Bk周りから漏れに対
する対処である。本実施例ではサブタンク32の頂部に
少なくとも前処理液の漏れと他のインクの漏れとを分け
て導くように傾斜溝32AMと32Y〜32Bkとを設
けたことにより微小量または多量の漏れが前処理液用補
給口ないしインク用補給口や開閉弁周りに発生したとし
ても、これらの漏れた液は上記の傾斜溝32Aおよび3
2Y〜32Bkに分けて下方の液受け溝22Aおよび2
2Bに導かれる。よってこのあとは第1実施例のところ
で説明したと同様にして、微小量または多量の漏れに対
処することができる。
【0047】以上説明したように、本実施例のような構
成とすることにより、キャリッジ3の総重量を軽くし、
キャリッジ3を高速で移動させることが可能になるので
高速記録が可能になるという利点がある。また、キャリ
ッジ3を駆動するキャリッジモータへの負荷も小さくな
るので、モータを小型化することができ、低コスト化が
図れる。さらに、メインタンク2の容量にも制約がなく
なるので、1回のメインタンク交換で多数枚の記録が可
能になるという利点もある。
【0048】また、万一インクまたは前処理液が漏れた
場合でも、漏れた液体(インクおよび前処理液)を廃液
溜めの廃液吸収体に吸収させ、装置が傾いたときでも装
置内の汚れや漏れた液体が装置外に流出するのを防止で
き、高画質、高速記録が可能であり、メンテナンス性の
向上にも貢献するインクジェット記録装置およびその記
録ヘッドを提供することができる。なお、本実施例にお
いても第1の実施例と同様な多量漏れの検知手段や警告
手段を備えることにより、ユーザに装置を傾けないよう
に注意したり、清掃を行うことが可能になり、装置内の
汚れを最小限に抑え、機外への漏れを防ぐことができ
る。
【0049】さらにまた、インクおよび前処理液の供給
形態が上記した第1,第2の実施例と異なっていても本
発明の適用が可能であり、たとえば、記録ヘッドへのイ
ンクおよび前処理液の供給を本体側に設けられた補充タ
ンクからチューブを介して行う系形態のものにおいて
は、チューブの下方にインクと前処理液とで独立した漏
れ液受けを設け、それらを傾斜させて本体側の廃液溜め
に漏れた液体を移送することができ、上記した実施例と
同様な効果が得られる。
【0050】
【発明の効果】本発明のインクジェット記録装置による
と、第1のヘッドのインク補給口と第2のヘッドの前処
理液補給口との間をリブによって仕切り、漏洩したイン
クおよび前処理液をインク受け溝および前処理液受け溝
にそれぞれ独立に導くようにしたので、ヘッドユニット
に接続されるインクタンクまたは前処理液タンクあるい
は第1のヘッドのインク補給口または第2のヘッドの前
処理液補給口からインクおよび/または前処理液が漏洩
した場合でも、漏れたインクはリブによってインク受け
溝に導かれ、ここからインク排出通路を通って廃インク
溜めに回収される一方、漏れた前処理液はリブによって
前処理液受け溝に導かれ、ここから前処理液排出通路を
通って廃液溜めに回収される結果、漏れたインクと漏れ
た前処理液とが混ざり合って固化するような不具合を未
然に防止することが可能であり、装置内の汚れを最小限
に抑え、装置外へインクまたは前処理液が漏れるのを防
ぎ、信頼性の高いインクジェット記録装置を提供するこ
とができ、その小型化を図ることも可能である。
【0051】
【0052】さらにまた、上記構成に加えて漏れを検出
する手段と漏れをユーザに報知する手段とを有すること
により、ユーザに注意を促して、装置内部での漏れた液
体の散乱を防いだり、装置内部の清掃を行うことができ
る。
【0053】また、上記漏れ検出手段に光学的センサ、
例えば反射型フォトインタラプタを使用することによ
り、簡単な構成で必要最小限のコストで多量の漏れを検
知することができる。
【0054】さらにまた、上記フォトインタラプタの上
部に交換自在な透明な皿を設けることにより、フォトイ
ンタラプタの汚損や損傷を防ぐことができるのみなら
ず、メンテナンス時の作業性が向上する。
【0055】また、漏れ検出手段をインクまたは処理液
のタンク内の液体の有無をも検知できる構成にすること
で、装置の低コスト化を図ることができる。
【0056】さらにまた、前記報知手段としてLED,
LCD,ブザー等を使用することにより、ユーザへの報
知が容易になる。
【0057】また、かかる報知をプリンタ用ソフトウェ
アに組込むことにより、ネットワークプリンタとして使
用したときにもユーザへの報知が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例にかかわる記録ヘッド周り
の構成を分解して示す斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例にかかわるインクジェット
記録装置の主要部の構成を示す斜視図である。
【図3】本発明の第1実施例による供給系およびタンク
内液検出装置の構成を示す断面図である。
【図4】本発明の第1実施例による漏れ液検出装置の構
成を断面図(A)および斜視図(B)によって示す説明
図である。
【図5】本発明にかかる漏れ検出状態を漏れ無しの状態
(A)、微小漏れ状態(B)および多量漏れ状態(C)
に分けて示す説明図である。
【図6】本発明にかかる制御用回路の構成を示すブロッ
ク図である。
【図7】本発明にかかる漏れ検出動作の制御手順を示す
フローチャートである。
【図8】本発明の第2実施例にかかる記録ヘッド周りの
構成を分解して示す斜視図である。
【図9】本発明の第2実施例にかかるインクジェット記
録装置の主要部の構成を示す斜視図である。
【図10】本発明の第2実施例によるインクおよび前処
理液供給系を記録ヘッドユニットとの接続状態の断面図
(A)およびサブタンクへの液補給状態の断面図(B)
によって示す説明図である。
【図11】本発明の第2実施例によるメインタンクとタ
ンクホルダとの接続状態を示す断面図である。
【図12】本発明の第2実施例による液補給用開閉弁の
動作を開弁状態(A)および閉弁状態(B)によって示
す説明図である。
【符号の説明】
1 記録ヘッドユニット 1Y,1M,1C,1Bk 記録ヘッド 1AM 前処理液ヘッド 2 タンク(メインタンク) 2Y,2M,2C,2Bk インクタンク 2AM 前処理液タンク 3 キャリッジ 3A 液検知孔 7 回復系ユニット 8,9 廃(インク)液溜め 11 供給口 12 液吸収体 13,38 大気連通口 14,37 補給口 15 スポンジ状フィルタ 16 ジョイントシール 17 液漏れ防止リブ 17A,17B 開口部 17H 仕切りリブ 18 漏れ液受け部材 19 透明皿 19A 平坦部 19B 傾斜部 20 光学的センサ(反射型のフォトインタラプタ) 21Y,21M,21C,21Bk 21AM 保護キ
ャップ 22A,22B 液受け溝 23A,23B 吸引ポンプ 24A,24B 漏れ液受け部 25A,25B 傾斜流路 26A,26B 切欠部 27A,27B 液排出通路 30 漏れ液 30A,30B 漏れ液の流れ 32 サブタンク 32Y,32M,32C,32Bk,32AM 傾斜溝 33 タンクホルダ 34Y,34M,34C,34Bk,34AM 開閉弁 35Y,35M,35C,35Bk,35AM 液供給
部 36 中空補給針 36A 中空供給針 40 エアスペース 401 受信バッファ 402 制御部 403 メモリ部(RAM) 404 メカコントロール部 405 メカ部 406 センサ/SWコントロール部 407 センサ/SW部 408 表示素子コントロール部 409 表示素子部 410 ヘッドコントロール部 412 ROM P 記録シート
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/175 B41J 2/18 B41J 2/185

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐出する第1のヘッドおよび前
    処理液を吐出する第2のヘッドを有するヘッドユニット
    と、前記第1のヘッドに供給されるインクを収納しかつ
    前記ヘッドユニットに対して着脱自在なインクタンク
    と、前記第2のヘッドに供給される前処理液を収納しか
    つ前記ヘッドユニットに対して着脱自在な前処理液タン
    クとを搭載して走査されるキャリッジと、 このキャリッジのホームポジションの下部に配され、前
    記インクタンクまたは前記第1のヘッドのインク補給口
    から漏洩したインクを受けるインク受け溝と、前記前処
    理液タンクまたは前記第2のヘッドの前処理液補給口か
    ら漏洩した前処理液を受ける前処理液受け溝とを有する
    漏れ液受け部材と、 前記第1のヘッドの前記インク補給口と前記第2のヘッ
    ドの前記前処理液補給口との間を仕切って漏洩したイン
    クおよび前処理液を前記インク受け溝および前処理液受
    け溝にそれぞれ導くリブと、 漏洩したインクを回収するための廃インク溜めと、 漏洩したインクを前記インク受け溝から前記廃インク溜
    めに誘導するインク排出通路と、 漏洩した前処理液を回収するための廃液溜めと、 漏洩した前処理液を前記前処理液受け溝から前記廃液溜
    めに誘導する前処理液排出通路とを具備することを特徴
    とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記漏れ液受け部材は、前記インク受け
    溝と前記前処理液受け溝との間にこれらインク受け溝お
    よび前処理液受け溝から溢れたインクまたは前処理液を
    受ける透明皿を備えていることを特徴とする請求項1に
    記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記透明皿は、前記漏れ液受け部材に対
    して着脱自在であることを特徴とする請求項2に記載の
    インクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記インク受け溝または前記前処理液受
    け溝から前記透明皿にインクまたは前処理液が溢れたこ
    とを検出する漏れ検出手段を有することを特徴とする請
    求項2または請求項3に記載のインクジェット記録装
    置。
  5. 【請求項5】 前記漏れ検出手段は、前記インクタンク
    内のインクまたは前記前処理液タンク内の前処理液の有
    無が検知可能であることを特徴とする請求項4に記載の
    インクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 前記漏れ検出手段は、光学的センサであ
    ることを特徴とする請求項4に記載のインクジェット記
    録装置。
  7. 【請求項7】 前記光学的センサは、反射型フォトイン
    タラプタであることを特徴とする請求項6に記載のイン
    クジェット記録装置。
  8. 【請求項8】 前記インク受け溝または前記前処理液受
    け溝から前記透明皿にインクまたは前処理液が溢れたこ
    とを前記漏れ検出手段が検出した場合、その検出結果を
    報知する報知手段を具備することを特徴とする請求項4
    に記載のインクジェット記録装置。
  9. 【請求項9】 前記報知手段は、LED,LCD等によ
    る表示手段および警報発生手段のうち、少なくとも1つ
    を有することを特徴とする請求項8に記載のインクジェ
    ット記録装置。
  10. 【請求項10】 前記第1および第2のヘッドに対して
    吸引動作を行う吸引手段を備えていることを特徴とする
    請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  11. 【請求項11】 前記インクは、イエロー,シアン,マ
    ゼンタ,ブラックであって、カラー記録を可能にするこ
    とを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装
    置。
  12. 【請求項12】 前記インクタンクおよび前記前処理液
    タンクに対して着脱可能であってインクおよび前処理液
    をそれぞれ補充可能な補充タンクを備えていることを特
    徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
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