JP3190211B2 - 異なるインクジェット記録ヘッドを選択的に搭載可能なインクジェット記録装置及びそのヘッド回復方法 - Google Patents
異なるインクジェット記録ヘッドを選択的に搭載可能なインクジェット記録装置及びそのヘッド回復方法Info
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- JP3190211B2 JP3190211B2 JP20253494A JP20253494A JP3190211B2 JP 3190211 B2 JP3190211 B2 JP 3190211B2 JP 20253494 A JP20253494 A JP 20253494A JP 20253494 A JP20253494 A JP 20253494A JP 3190211 B2 JP3190211 B2 JP 3190211B2
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- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/135—Nozzles
- B41J2/165—Preventing or detecting of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
- B41J2/16517—Cleaning of print head nozzles
- B41J2/1652—Cleaning of print head nozzles by driving a fluid through the nozzles to the outside thereof, e.g. by applying pressure to the inside or vacuum at the outside of the print head
- B41J2/16523—Waste ink collection from caps or spittoons, e.g. by suction
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は異なるインクジェット記
録ヘッドを選択的に搭載可能なインクジェット記録装置
及びそのヘッド回復方法に関する。
録ヘッドを選択的に搭載可能なインクジェット記録装置
及びそのヘッド回復方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の技術は、液滴を吐出する
オリフィスと、オリフィスに連通するノズル、前記ノズ
ル部に設けられた液滴を吐出する為のエネルギー発生体
と、前記複数のノズルにインクを供給する為の共通液
室、また一定量のインクを保持するインクタンク、更に
前記エネルギー発生体を駆動する為の電気信号端子等
が、一体的に構成されているインクジェットヘッドを持
ち、このインクジェットヘッドを装置本体（プリンタ
ー）上のキャリッジに装着し、固定することで、インク
ジェットヘッドと装置本体とが電気的に接続され、これ
により画像情報に応じた記録液滴の吐出が行なわれ、記
録画像の形成が行なわれるように構成されている。
オリフィスと、オリフィスに連通するノズル、前記ノズ
ル部に設けられた液滴を吐出する為のエネルギー発生体
と、前記複数のノズルにインクを供給する為の共通液
室、また一定量のインクを保持するインクタンク、更に
前記エネルギー発生体を駆動する為の電気信号端子等
が、一体的に構成されているインクジェットヘッドを持
ち、このインクジェットヘッドを装置本体（プリンタ
ー）上のキャリッジに装着し、固定することで、インク
ジェットヘッドと装置本体とが電気的に接続され、これ
により画像情報に応じた記録液滴の吐出が行なわれ、記
録画像の形成が行なわれるように構成されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、同一種のインクジェットヘッドが装置本体上に
装着されることから、記録可能な画像の種類が限定され
るという欠点があった。
例では、同一種のインクジェットヘッドが装置本体上に
装着されることから、記録可能な画像の種類が限定され
るという欠点があった。
【０００４】一方、複数種のヘッドが交換可能に同一の
装置本体上に装着される従来のインクジェット記録装置
においては、異なる形状の吐出口面を持つ複数種のイン
クジェットヘッドに対応し、複数の形状のキャップが必
要となる為、装置全体の大きさが大型化するという欠点
があった。
装置本体上に装着される従来のインクジェット記録装置
においては、異なる形状の吐出口面を持つ複数種のイン
クジェットヘッドに対応し、複数の形状のキャップが必
要となる為、装置全体の大きさが大型化するという欠点
があった。
【０００５】又、別の観点から、キャリッジに選択的に
搭載される異なるインクジェット記録ヘッドの少なくと
も一方が、多数の異なるインクを吐出する構成をもつ場
合は、各インクの特性の違い或いは各インク吐出経路の
流体抵抗の違いから全体的に安定吸引回復を行えないた
めに、各インク吐出口領域夫々を個別のキャップで吸引
回復を行うことが一般的である。ところが、異なるイン
クジェット記録ヘッドの他方が単色のインクジェット記
録ヘッドである場合は、この個別のキャップでは吸引回
復は無論のこと、キャップで覆われない吐出口さえも発
生してしまう。従って、異なるインクジェット記録ヘッ
ドが異なる吐出口分布を持つ場合は、合理的な吸引回復
を異なるキャップを複数設けたり、吸引ポンプを複数に
したり、或いは、吸引ポンプを兼用させた場合の吸引経
路の切換を余儀なく設けたりすることで、装置の複雑化
を招く。
搭載される異なるインクジェット記録ヘッドの少なくと
も一方が、多数の異なるインクを吐出する構成をもつ場
合は、各インクの特性の違い或いは各インク吐出経路の
流体抵抗の違いから全体的に安定吸引回復を行えないた
めに、各インク吐出口領域夫々を個別のキャップで吸引
回復を行うことが一般的である。ところが、異なるイン
クジェット記録ヘッドの他方が単色のインクジェット記
録ヘッドである場合は、この個別のキャップでは吸引回
復は無論のこと、キャップで覆われない吐出口さえも発
生してしまう。従って、異なるインクジェット記録ヘッ
ドが異なる吐出口分布を持つ場合は、合理的な吸引回復
を異なるキャップを複数設けたり、吸引ポンプを複数に
したり、或いは、吸引ポンプを兼用させた場合の吸引経
路の切換を余儀なく設けたりすることで、装置の複雑化
を招く。
【０００６】本発明は、このような技術的見解を一掃し
て、逆転の発想から得られたもので、特に好ましくは、
吸引回復におけるインク混合を積極的に利用して、吸引
回復経路中のインク固着を抑制して安定したインクジェ
ットヘッドの回復方法を提供することも目的の一つとす
るものである。尚、この吸引回復経路のインク固着は、
上記各インク吐出口領域毎に異なるキャップを設けた場
合、吸引によるインク量が相対的に少なくなり、回復用
の小径チューブや管路に対して充分なインクが与えられ
ずインク固着の原因となることから見られた現象であ
り、新規な問題である。
て、逆転の発想から得られたもので、特に好ましくは、
吸引回復におけるインク混合を積極的に利用して、吸引
回復経路中のインク固着を抑制して安定したインクジェ
ットヘッドの回復方法を提供することも目的の一つとす
るものである。尚、この吸引回復経路のインク固着は、
上記各インク吐出口領域毎に異なるキャップを設けた場
合、吸引によるインク量が相対的に少なくなり、回復用
の小径チューブや管路に対して充分なインクが与えられ
ずインク固着の原因となることから見られた現象であ
り、新規な問題である。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来例の欠
点を除去し、 ・異なるノズル数を持つ、複数種のインクジェットヘッ
ド、又は ・異なるノズルピッチを持つ、複数種のインクジェット
ヘッド、又は ・単色、また、多色のインクを吐出する、複数種のイン
クジェットヘッドを共通に保持、固定し、該各インクジ
ェットヘッドの電気信号端子面と接続する電気的接合部
を有する単一のキャリッジと、前記各インクジェットヘ
ッドの記録液滴吐出面を共通に被う単一のキャップとを
持ち、前記複数のインクジェットヘッドを交換すること
により、記録可能な画像の種類を広範囲に選択可能とす
るものである。
点を除去し、 ・異なるノズル数を持つ、複数種のインクジェットヘッ
ド、又は ・異なるノズルピッチを持つ、複数種のインクジェット
ヘッド、又は ・単色、また、多色のインクを吐出する、複数種のイン
クジェットヘッドを共通に保持、固定し、該各インクジ
ェットヘッドの電気信号端子面と接続する電気的接合部
を有する単一のキャリッジと、前記各インクジェットヘ
ッドの記録液滴吐出面を共通に被う単一のキャップとを
持ち、前記複数のインクジェットヘッドを交換すること
により、記録可能な画像の種類を広範囲に選択可能とす
るものである。
【０００８】更に、前記複数のインクジェットヘッドの
吐出口面を被うキャップは単一の共通部材であることか
ら、異なる形状の吐出口面を持つ複数種のインクジェッ
トヘッドに応じて複数の形状のキャップを持つ従来のイ
ンクジェット記録装置よりも、装置全体の大きさを小型
化することが可能となる。
吐出口面を被うキャップは単一の共通部材であることか
ら、異なる形状の吐出口面を持つ複数種のインクジェッ
トヘッドに応じて複数の形状のキャップを持つ従来のイ
ンクジェット記録装置よりも、装置全体の大きさを小型
化することが可能となる。
【０００９】本発明は、装着されるインクジェット記録
ヘッドに対し電気的、機械的保持を行えるキャリッジに
対して、異なる種類の複数のインクジェット記録ヘッド
を選択的に搭載して記録を行うインクジェット記録装置
において、上記異なる種類の複数のインクジェット記録
ヘッドは、黒色インクのみを吐出するブラックインクジ
ェット記録ヘッドと、イエローインク、マゼンタインク
及びシアンインク及び黒インクを夫々吐出する吐出口領
域をこの順に備えるカラーインクジェット記録ヘッドと
であり、該イエロー、マゼンタ、シアンインクの固着性
と該黒インクの固着性とが異なる関係を該カラーインク
ジェット記録ヘッドは満足するものであって、上記選択
的に搭載される異なるインクジェット記録ヘッド夫々の
吐出口部を完全に覆うことができる単一のキャップ部材
を介して吸引回復を行う回復手段を備え、前記キャップ
部材の吸引ポンプ連結部である吸引口は、上記ブラック
インクジェット記録ヘッドの吐出口領域の中央域に対応
すると共に、上記カラーインクジェット記録ヘッドの黒
インク吐出口領域に対向する範囲内で上記シアンインク
吐出口領域側にずれた位置に対応することを特徴とする
インクジェット記録装置である。
ヘッドに対し電気的、機械的保持を行えるキャリッジに
対して、異なる種類の複数のインクジェット記録ヘッド
を選択的に搭載して記録を行うインクジェット記録装置
において、上記異なる種類の複数のインクジェット記録
ヘッドは、黒色インクのみを吐出するブラックインクジ
ェット記録ヘッドと、イエローインク、マゼンタインク
及びシアンインク及び黒インクを夫々吐出する吐出口領
域をこの順に備えるカラーインクジェット記録ヘッドと
であり、該イエロー、マゼンタ、シアンインクの固着性
と該黒インクの固着性とが異なる関係を該カラーインク
ジェット記録ヘッドは満足するものであって、上記選択
的に搭載される異なるインクジェット記録ヘッド夫々の
吐出口部を完全に覆うことができる単一のキャップ部材
を介して吸引回復を行う回復手段を備え、前記キャップ
部材の吸引ポンプ連結部である吸引口は、上記ブラック
インクジェット記録ヘッドの吐出口領域の中央域に対応
すると共に、上記カラーインクジェット記録ヘッドの黒
インク吐出口領域に対向する範囲内で上記シアンインク
吐出口領域側にずれた位置に対応することを特徴とする
インクジェット記録装置である。
【００１０】本発明は、装着されるインクジェット記録
ヘッドに対し電気的、機械的保持を行えるキャリッジに
対して、異なる種類の複数のインクジェット記録ヘッド
を選択的に搭載して記録を行うインクジェット記録装置
のインクジェット記録ヘッドの回復方法において、上記
異なる種類の複数のインクジェット記録ヘッドは、黒色
インクのみを吐出するブラックインクジェット記録ヘッ
ドと、イエローインク、マゼンタインク及びシアンイン
ク及び黒インクを夫々吐出する吐出口領域をこの順に備
えるカラーインクジェット記録ヘッドとであり、該イエ
ロー、マゼンタ、シアンインクの固着性と該黒インクの
固着性とが異なる関係を満足するものであって、上記選
択的に搭載される異なるインクジェット記録ヘッド夫々
の吐出口部を完全に覆うことができる単一のキャップ部
材を介して吸引回復を行い、且つ、前記キャップ部材の
吸引ポンプ連結部である吸引口は前記ブラックインクジ
ェット記録ヘッドの吐出口領域の中央域に対応すると共
に、前記カラーインクジェット記録ヘッドの黒インク吐
出口領域に対向する範囲内で上記シアンインク吐出口領
域側にずれた位置に対応することを特徴とする異なるイ
ンクジェット記録ヘッドの回復方法である。
ヘッドに対し電気的、機械的保持を行えるキャリッジに
対して、異なる種類の複数のインクジェット記録ヘッド
を選択的に搭載して記録を行うインクジェット記録装置
のインクジェット記録ヘッドの回復方法において、上記
異なる種類の複数のインクジェット記録ヘッドは、黒色
インクのみを吐出するブラックインクジェット記録ヘッ
ドと、イエローインク、マゼンタインク及びシアンイン
ク及び黒インクを夫々吐出する吐出口領域をこの順に備
えるカラーインクジェット記録ヘッドとであり、該イエ
ロー、マゼンタ、シアンインクの固着性と該黒インクの
固着性とが異なる関係を満足するものであって、上記選
択的に搭載される異なるインクジェット記録ヘッド夫々
の吐出口部を完全に覆うことができる単一のキャップ部
材を介して吸引回復を行い、且つ、前記キャップ部材の
吸引ポンプ連結部である吸引口は前記ブラックインクジ
ェット記録ヘッドの吐出口領域の中央域に対応すると共
に、前記カラーインクジェット記録ヘッドの黒インク吐
出口領域に対向する範囲内で上記シアンインク吐出口領
域側にずれた位置に対応することを特徴とする異なるイ
ンクジェット記録ヘッドの回復方法である。
【００１１】本発明は、異なる種類のインクジェット記
録ヘッドを択一的にキャリッジに搭載して記録媒体に記
録を行うインクジェット記録装置において、前記異なる
種類のインクジェット記録ヘッドの一つは、黒色インク
を吐出する黒色インク吐出口領域を備えたモノクロイン
クジェット記録ヘッドであり、前記異なる種類のインク
ジェット記録ヘッドの他の一つは、黒色インクを吐出す
る黒色インク吐出口領域と、黒色以外の色であって黒色
よりもインクが固着し難い色のインクを吐出するカラー
インク吐出領域と、を備えたカラーインクジェット記録
ヘッドであり、前記キャリッジに択一的に搭載された前
記モノクロインクジェット記録ヘッド又は前記カラーイ
ンクジェット記録ヘッドの夫々のインク吐出口を覆うこ
とができる単一のキャップ部材を介してポンプによる吸
引により吸引回復を行う回復手段を備え、前記ポンプと
連通する前記キャップ部材の吸引口は、前記モノクロイ
ンクジェット記録ヘッドの黒色インク吐出口領域と対向
するとともに、前記カラーインクジェット記録ヘッドの
黒色インク吐出口領域に対向する範囲内で前記カラーイ
ンク吐出領域の側にずれた位置に対応することを特徴と
するインクジェット記録装置である。
録ヘッドを択一的にキャリッジに搭載して記録媒体に記
録を行うインクジェット記録装置において、前記異なる
種類のインクジェット記録ヘッドの一つは、黒色インク
を吐出する黒色インク吐出口領域を備えたモノクロイン
クジェット記録ヘッドであり、前記異なる種類のインク
ジェット記録ヘッドの他の一つは、黒色インクを吐出す
る黒色インク吐出口領域と、黒色以外の色であって黒色
よりもインクが固着し難い色のインクを吐出するカラー
インク吐出領域と、を備えたカラーインクジェット記録
ヘッドであり、前記キャリッジに択一的に搭載された前
記モノクロインクジェット記録ヘッド又は前記カラーイ
ンクジェット記録ヘッドの夫々のインク吐出口を覆うこ
とができる単一のキャップ部材を介してポンプによる吸
引により吸引回復を行う回復手段を備え、前記ポンプと
連通する前記キャップ部材の吸引口は、前記モノクロイ
ンクジェット記録ヘッドの黒色インク吐出口領域と対向
するとともに、前記カラーインクジェット記録ヘッドの
黒色インク吐出口領域に対向する範囲内で前記カラーイ
ンク吐出領域の側にずれた位置に対応することを特徴と
するインクジェット記録装置である。
【００１２】本発明は、異なる種類のインクジェット記
録ヘッドを択一的にキャリッジに搭載して記録媒体に記
録を行うインクジェット記録装置の当該インクジェット
記録ヘッドの回復方法において、前記異なる種類のイン
クジェット記録ヘッドの一つは、黒色インクを吐出する
黒色インク吐出口領域を備えたモノクロインクジェット
記録ヘッドであり、前記異なる種類のインクジェット記
録ヘッドの他の一つは、黒色インクを吐出する黒色イン
ク吐出口領域と、黒色以外の色であって黒色よりもイン
クが固着し難い色のインクを吐出するカラーインク吐出
領域と、を備えたカラーインクジェット記録ヘッドであ
り、前記キャリッジに択一的に搭載された前記モノクロ
インクジェット記録ヘッド又は前記カラーインクジェッ
ト記録ヘッドの夫々のインク吐出口を覆うことができる
単一のキャップ部材を介してポンプによる吸引により吸
引回復を行う際に、前記モノクロインクジェット記録ヘ
ッドの黒色インク吐出口領域と対向するとともに、前記
カラーインクジェット記録ヘッドの黒色インク吐出口領
域に対向する範囲内で前記カラーインク吐出領域の側に
ずれた位置に対応して前記ポンプに連通する吸引口を備
えたキャップ部材を用いて吸引回復を行うことを特徴と
するインクジェット記録ヘッドの回復方法である。
録ヘッドを択一的にキャリッジに搭載して記録媒体に記
録を行うインクジェット記録装置の当該インクジェット
記録ヘッドの回復方法において、前記異なる種類のイン
クジェット記録ヘッドの一つは、黒色インクを吐出する
黒色インク吐出口領域を備えたモノクロインクジェット
記録ヘッドであり、前記異なる種類のインクジェット記
録ヘッドの他の一つは、黒色インクを吐出する黒色イン
ク吐出口領域と、黒色以外の色であって黒色よりもイン
クが固着し難い色のインクを吐出するカラーインク吐出
領域と、を備えたカラーインクジェット記録ヘッドであ
り、前記キャリッジに択一的に搭載された前記モノクロ
インクジェット記録ヘッド又は前記カラーインクジェッ
ト記録ヘッドの夫々のインク吐出口を覆うことができる
単一のキャップ部材を介してポンプによる吸引により吸
引回復を行う際に、前記モノクロインクジェット記録ヘ
ッドの黒色インク吐出口領域と対向するとともに、前記
カラーインクジェット記録ヘッドの黒色インク吐出口領
域に対向する範囲内で前記カラーインク吐出領域の側に
ずれた位置に対応して前記ポンプに連通する吸引口を備
えたキャップ部材を用いて吸引回復を行うことを特徴と
するインクジェット記録ヘッドの回復方法である。
【００１３】
【作用】インクジェット記録装置において、単一のキャ
リッジに共通して着脱自在な異なる種類の複数のインク
ジェットヘッドを用意しておき、この内から用途に応じ
てインクジェットヘッドを選択し、キャリッジに装着し
て使用することによって、記録可能な画像の種類が広い
範囲にわたり可能となる。
リッジに共通して着脱自在な異なる種類の複数のインク
ジェットヘッドを用意しておき、この内から用途に応じ
てインクジェットヘッドを選択し、キャリッジに装着し
て使用することによって、記録可能な画像の種類が広い
範囲にわたり可能となる。
【００１４】また、吸引ポンプに連通するキャップ内の
吸引口を黒インク吐出領域内に設ける構成を付加するこ
とで、カラー用記録ヘッドにおける吸引回復を混色を抑
えて実施できる。
吸引口を黒インク吐出領域内に設ける構成を付加するこ
とで、カラー用記録ヘッドにおける吸引回復を混色を抑
えて実施できる。
【００１５】本発明は、多数ノス゛ルの新インクジェッ
トヘッドに対して安定して吸引回復が行えるキャップ部
材を利用して、第１のインクジェットヘッドのノズル範
囲とほぼ同範囲に、異なる特性インクを吐出する吐出部
を複数設けた第２のインクジェットヘッドにおける、イ
ンク単独の固着性が相対的に高いものと相対的に低いも
のとを組合せて吸引回復できるので、単独に吐出部まで
を異なるキャップを介して吸引する場合の吸引不良を防
止できる。
トヘッドに対して安定して吸引回復が行えるキャップ部
材を利用して、第１のインクジェットヘッドのノズル範
囲とほぼ同範囲に、異なる特性インクを吐出する吐出部
を複数設けた第２のインクジェットヘッドにおける、イ
ンク単独の固着性が相対的に高いものと相対的に低いも
のとを組合せて吸引回復できるので、単独に吐出部まで
を異なるキャップを介して吸引する場合の吸引不良を防
止できる。
【００１６】尚、以下の実施例では、Ｙ，Ｍ，Ｃ，ＢＫ
単一ヘッド（少なくとも複数吐出部があれば良い）のう
ち、相対的に固着し易いインクがＢＫで、相対的に固着
しにくいインクがＹ，Ｍ，Ｃ，であるが、本発明は、こ
れらが逆のインク特性でも良く、又、複数のインクのう
ち、特性が異なるものを１ヘッド化し、これを１つのキ
ャップで吸引する構成においては、特に有効であり、更
に、吸引回復におけるインク量が多い単色１ヘッドに対
しての吸引回復も無論問題なく達成できる。
単一ヘッド（少なくとも複数吐出部があれば良い）のう
ち、相対的に固着し易いインクがＢＫで、相対的に固着
しにくいインクがＹ，Ｍ，Ｃ，であるが、本発明は、こ
れらが逆のインク特性でも良く、又、複数のインクのう
ち、特性が異なるものを１ヘッド化し、これを１つのキ
ャップで吸引する構成においては、特に有効であり、更
に、吸引回復におけるインク量が多い単色１ヘッドに対
しての吸引回復も無論問題なく達成できる。
【００１７】又、本発明でいう「インク特性」として
は、吸引回復のインク排出経路のインク移動特性の差が
あるものすべて（例えば、インク粘度、表面張力による
固着性等）が含まれ、異なるインク特性としては、これ
らの少なくとも１つのインク特性が異なれば、本発明に
含まれるものである。
は、吸引回復のインク排出経路のインク移動特性の差が
あるものすべて（例えば、インク粘度、表面張力による
固着性等）が含まれ、異なるインク特性としては、これ
らの少なくとも１つのインク特性が異なれば、本発明に
含まれるものである。
【００１８】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
説明する。
【００１９】図１は本発明の実施例の全体を示す図であ
り、図において１１はモノクロ画像を形成する為の、内
部に液滴を吐出する為のオリフィスと、オリフィスに連
通するノズルと、複数のノズルにインクを供給する為の
共通液室を、一定量のインクを保持するインクタンクと
が一体的に形成されたモノクロ用インクジェットヘッド
である。１２はモノクロ用インクジェットヘッド１１と
同様に、内部にオリフィス、ノズル、共通液室、インク
タンクが一体的に形成されており、更にシアン、イエロ
ー、マゼンタ、ブラック各色のインクタンクが、色別に
分割され搭載されたカラー用インクジェットヘッドであ
る。なお、両者のヘッドにおいて、１３は前記ヘッド内
のノズル部に形成されている液滴を吐出する為のエネル
ギー発生体を駆動する為の電気信号端子である。１４は
モノクロ用インクジェットヘッド１１、カラー用インク
ジェットヘッド１２を共通に保持、固定するキャリッジ
である。１５はキャリッジ１４内に設けられた、ヘッド
部の電気信号端子１３と接続する本体上の電気信号端子
面である。モノクロ用インクジェットヘッド１１と、カ
ラー用インクジェットヘッド１２はそれぞれ交換可能で
あり、用途に応じてキャリッジ１４上に設置される。
り、図において１１はモノクロ画像を形成する為の、内
部に液滴を吐出する為のオリフィスと、オリフィスに連
通するノズルと、複数のノズルにインクを供給する為の
共通液室を、一定量のインクを保持するインクタンクと
が一体的に形成されたモノクロ用インクジェットヘッド
である。１２はモノクロ用インクジェットヘッド１１と
同様に、内部にオリフィス、ノズル、共通液室、インク
タンクが一体的に形成されており、更にシアン、イエロ
ー、マゼンタ、ブラック各色のインクタンクが、色別に
分割され搭載されたカラー用インクジェットヘッドであ
る。なお、両者のヘッドにおいて、１３は前記ヘッド内
のノズル部に形成されている液滴を吐出する為のエネル
ギー発生体を駆動する為の電気信号端子である。１４は
モノクロ用インクジェットヘッド１１、カラー用インク
ジェットヘッド１２を共通に保持、固定するキャリッジ
である。１５はキャリッジ１４内に設けられた、ヘッド
部の電気信号端子１３と接続する本体上の電気信号端子
面である。モノクロ用インクジェットヘッド１１と、カ
ラー用インクジェットヘッド１２はそれぞれ交換可能で
あり、用途に応じてキャリッジ１４上に設置される。
【００２０】１６はモノクロ用インクジェットヘッド１
１とカラー用インクジェットヘッド１２のそれぞれの記
録液滴吐出面（以下、ヘッドフェイス面と記す）を共通
に被い、ヘッド内のオリフィスからのインクの乾燥を防
止すると共に、不図示の吸引ポンプに連通し、前記オリ
フィスよりインクを吸引することで液滴の不吐出等の不
良状態を回復する為のキャップである。キャップ１６
は、２種のヘッド１１および１２と共通に接続するよう
に設計された単一部材である。
１とカラー用インクジェットヘッド１２のそれぞれの記
録液滴吐出面（以下、ヘッドフェイス面と記す）を共通
に被い、ヘッド内のオリフィスからのインクの乾燥を防
止すると共に、不図示の吸引ポンプに連通し、前記オリ
フィスよりインクを吸引することで液滴の不吐出等の不
良状態を回復する為のキャップである。キャップ１６
は、２種のヘッド１１および１２と共通に接続するよう
に設計された単一部材である。
【００２１】図７はキャップ１６の断面詳細図である。
図において７１はキャップゴムであり、図における上端
部が複数種のインクジェットヘッドの吐出口面に接合す
る。図において吸引口部がキャップゴム７１の中央部に
位置していることで、キャップゴム７１内に吸引された
インクの滞留がなく、中央部または両端部のノズルから
も均等にインクを吸引することができる。
図において７１はキャップゴムであり、図における上端
部が複数種のインクジェットヘッドの吐出口面に接合す
る。図において吸引口部がキャップゴム７１の中央部に
位置していることで、キャップゴム７１内に吸引された
インクの滞留がなく、中央部または両端部のノズルから
も均等にインクを吸引することができる。
【００２２】７２はキャップゴム７１を保持するキャッ
プカバー、７３はキャップゴム７１と接続するポンプ吸
引チューブであり、不図示の吸引ポンプと連通する。
プカバー、７３はキャップゴム７１と接続するポンプ吸
引チューブであり、不図示の吸引ポンプと連通する。
【００２３】キャップ１６をモノクロ用インクジェット
ヘッド１１又は、カラー用インクジェットヘッド１２の
吐出口面に接続した後、吸引ポンプで吸引する際には、
それぞれのヘッドにおいて最適な吸引回数、負圧で吸引
される。すなわち、カラー用インクジェットヘッド１２
では混色時の被記録画面上でのブリーディングを防止す
る為、吐出量をモノクロ用よりも低く設定していること
から、記録液滴が吐出するオリフィス面積は小さく設計
されている。これより、カラー用インクジェットヘッド
１２では、吸引時のヘッド内のインク流抵抗が高い為、
吸引回数又は負圧の設定を、モノクロ用よりも高くする
ことが必要となる。この理由により、ヘッドの種類に応
じて異なる吸引条件が設定されることになる。
ヘッド１１又は、カラー用インクジェットヘッド１２の
吐出口面に接続した後、吸引ポンプで吸引する際には、
それぞれのヘッドにおいて最適な吸引回数、負圧で吸引
される。すなわち、カラー用インクジェットヘッド１２
では混色時の被記録画面上でのブリーディングを防止す
る為、吐出量をモノクロ用よりも低く設定していること
から、記録液滴が吐出するオリフィス面積は小さく設計
されている。これより、カラー用インクジェットヘッド
１２では、吸引時のヘッド内のインク流抵抗が高い為、
吸引回数又は負圧の設定を、モノクロ用よりも高くする
ことが必要となる。この理由により、ヘッドの種類に応
じて異なる吸引条件が設定されることになる。
【００２４】更に付け加えるならば、カラー用インクジ
ェットヘッド１２内のカラー用Ｙ、Ｍ、Ｃのインクは、
ブリーディング抑制の為界面活性剤が入っていることか
ら、Ｂｋインクよりも高粘度のインク組成に設計されて
いる。従って、カラー用インクジェットヘッド１２の吐
出口面より同時に各色インクを吸引する際には、Ｂｋ、
Ｙ、Ｍ、Ｃ色の４色構成の為、Ｙ、Ｍ、Ｃ３色構成の場
合より、低粘度Ｂｋインクが含まれることで少ない負圧
又は吸引回数でより多いインクを吸引することができる
ことから、容易な吸引が可能となる。但し、このような
４色構成のカラー用インクジェットヘッドの場合でも、
前述のようにモノクロ用に較べ異なる吸引条件が設定さ
れる。図８は、キャップ内を吸引ポンプで吸引する実施
例を示す。（Ａ）はモノクロ用ヘッドの場合であり、
（Ｂ）はカラー用インクジェット記録ヘッド用ヘッドの
場合を示す。
ェットヘッド１２内のカラー用Ｙ、Ｍ、Ｃのインクは、
ブリーディング抑制の為界面活性剤が入っていることか
ら、Ｂｋインクよりも高粘度のインク組成に設計されて
いる。従って、カラー用インクジェットヘッド１２の吐
出口面より同時に各色インクを吸引する際には、Ｂｋ、
Ｙ、Ｍ、Ｃ色の４色構成の為、Ｙ、Ｍ、Ｃ３色構成の場
合より、低粘度Ｂｋインクが含まれることで少ない負圧
又は吸引回数でより多いインクを吸引することができる
ことから、容易な吸引が可能となる。但し、このような
４色構成のカラー用インクジェットヘッドの場合でも、
前述のようにモノクロ用に較べ異なる吸引条件が設定さ
れる。図８は、キャップ内を吸引ポンプで吸引する実施
例を示す。（Ａ）はモノクロ用ヘッドの場合であり、
（Ｂ）はカラー用インクジェット記録ヘッド用ヘッドの
場合を示す。
【００２５】同図において、インクジェット記録ヘッド
にキャップをした場合、吸引ポンプ８１との連結部であ
るキャップの吸引口１６１は、（Ａ）に示すように、モ
ノクロ用インクジェット記録ヘッドの場合に、吐出口領
域の中央域に対応すると共に、（Ｂ）に示すようにカラ
ー用インクジェット記録ヘッドの場合に、黒インク吐出
口領域に対向する範囲内で、隣設するシアンインク吐出
領域側に寄った位置に設けられている。
にキャップをした場合、吸引ポンプ８１との連結部であ
るキャップの吸引口１６１は、（Ａ）に示すように、モ
ノクロ用インクジェット記録ヘッドの場合に、吐出口領
域の中央域に対応すると共に、（Ｂ）に示すようにカラ
ー用インクジェット記録ヘッドの場合に、黒インク吐出
口領域に対向する範囲内で、隣設するシアンインク吐出
領域側に寄った位置に設けられている。
【００２６】この位置に吸引口をもうけることにより、
吸引口に近い位置に、より濃度の濃いインクが配置する
ことになる。つまり吸引口から一方側に、ブラックイン
ク他方側では、シアンインク、マゼンタインク、イエロ
ーインク（インクの色の濃さは、Ｃ＞Ｍ＞Ｙの関係にあ
る。）といったノズル配置となっている。
吸引口に近い位置に、より濃度の濃いインクが配置する
ことになる。つまり吸引口から一方側に、ブラックイン
ク他方側では、シアンインク、マゼンタインク、イエロ
ーインク（インクの色の濃さは、Ｃ＞Ｍ＞Ｙの関係にあ
る。）といったノズル配置となっている。
【００２７】これにより、より吸引口からポンプで廃イ
ンクを吸引した際により濃度の濃い側へインクが吸引さ
れるので吸引の際の各色の混色は最小限におさえること
が可能となる。
ンクを吸引した際により濃度の濃い側へインクが吸引さ
れるので吸引の際の各色の混色は最小限におさえること
が可能となる。
【００２８】図２は、モノクロ用インクジェットヘッド
１１及びカラー用インクジェットヘッド１２を、それぞ
れヘッドフェイス面から見た正面図である。図において
斜線部は前記のキャップ１６が共通に接合する面であ
り、略同一形状に設計されている。２１はブラックイン
クが吐出するオリフィス列であり、一例として液滴の吐
出するオリフィスが、３６０ｄｐｉの密度で１２８ヶ配
列されている。同様にカラー用インクジェットヘッド１
２の場合は、内部が４色インクで区分されている為、オ
リフィス列も４領域に区分されている。図では一例とし
て２２がブラックインク用オリフィス列であり、３６０
ｄｐｉの密度で６４ヶ配列されており、２３がシアンイ
ンク用オリフィス列であり、３６０ｄｐｉの密度で２４
ヶ配列されており、２４がマゼンタインク用オリフィス
列であり、３６０ｄｐｉの密度で２４ヶ配列されてお
り、２５がイエローインク用オリフィス列であり、３６
０ｄｐｉの密度で２４ヶ配列されている。図３はプリン
ターの外観図であり、同図において３１は、本発明によ
るインクジェット記録装置により構成されるプリンター
である。図示のように、モノクロ用インクジェットヘッ
ド１１と、カラー用インクジェットヘッド１２が、用途
に応じてそれぞれのヘッドがプリンター３１上に選択的
に装置され、この際のプリンター上の部材、キャリッジ
１４、電気信号端子面１５、キャップ１６は複数種のヘ
ッドに対して共通に接続する。更に、以上のような構成
に加えて、不使用中のインクジェットヘッドはオリフィ
スからのインク乾燥防止の為、共通の保管箱に保管され
る。図４に保管箱の外観を示す。図中のフタ４１を閉じ
ることにより、４２の箱本体内に形成されたキャップと
ヘッドフェイス面が接合することで、不使用ヘッドのオ
リフィスからのインクの乾燥が防止される。 （他の実施例）図５は、本発明の他の実施例を示す。図
は複数種のヘッドを、それぞれのヘッドフェイス面から
見た正面図であり、５１は一例として３６０ｄｐｉの密
度で６４ヶのオリフィス列、５２は一例として３６０ｄ
ｐｉの密度で１２８ヶのオリフィス列である。その他は
前述の構成と同様であり、このような種類のヘッドを用
いることで、記録速度、またオリフィス数の差によるコ
ストの異なる複数のヘッドを用途に応じて選択し、記録
することが可能となる。
１１及びカラー用インクジェットヘッド１２を、それぞ
れヘッドフェイス面から見た正面図である。図において
斜線部は前記のキャップ１６が共通に接合する面であ
り、略同一形状に設計されている。２１はブラックイン
クが吐出するオリフィス列であり、一例として液滴の吐
出するオリフィスが、３６０ｄｐｉの密度で１２８ヶ配
列されている。同様にカラー用インクジェットヘッド１
２の場合は、内部が４色インクで区分されている為、オ
リフィス列も４領域に区分されている。図では一例とし
て２２がブラックインク用オリフィス列であり、３６０
ｄｐｉの密度で６４ヶ配列されており、２３がシアンイ
ンク用オリフィス列であり、３６０ｄｐｉの密度で２４
ヶ配列されており、２４がマゼンタインク用オリフィス
列であり、３６０ｄｐｉの密度で２４ヶ配列されてお
り、２５がイエローインク用オリフィス列であり、３６
０ｄｐｉの密度で２４ヶ配列されている。図３はプリン
ターの外観図であり、同図において３１は、本発明によ
るインクジェット記録装置により構成されるプリンター
である。図示のように、モノクロ用インクジェットヘッ
ド１１と、カラー用インクジェットヘッド１２が、用途
に応じてそれぞれのヘッドがプリンター３１上に選択的
に装置され、この際のプリンター上の部材、キャリッジ
１４、電気信号端子面１５、キャップ１６は複数種のヘ
ッドに対して共通に接続する。更に、以上のような構成
に加えて、不使用中のインクジェットヘッドはオリフィ
スからのインク乾燥防止の為、共通の保管箱に保管され
る。図４に保管箱の外観を示す。図中のフタ４１を閉じ
ることにより、４２の箱本体内に形成されたキャップと
ヘッドフェイス面が接合することで、不使用ヘッドのオ
リフィスからのインクの乾燥が防止される。 （他の実施例）図５は、本発明の他の実施例を示す。図
は複数種のヘッドを、それぞれのヘッドフェイス面から
見た正面図であり、５１は一例として３６０ｄｐｉの密
度で６４ヶのオリフィス列、５２は一例として３６０ｄ
ｐｉの密度で１２８ヶのオリフィス列である。その他は
前述の構成と同様であり、このような種類のヘッドを用
いることで、記録速度、またオリフィス数の差によるコ
ストの異なる複数のヘッドを用途に応じて選択し、記録
することが可能となる。
【００２９】図６は、本発明の他の実施例を示す。６１
は一例として３６０ｄｐｉのノズル密度で１２８ヶのオ
リフィスを持ち、６２は一例として４００ｄｐｉのノズ
ル密度で１２８ヶのオリフィスを持つ。このような種類
のヘッドを持つことで記録密度の異なるヘッドを用途に
応じて選択し記録することが可能となる。
は一例として３６０ｄｐｉのノズル密度で１２８ヶのオ
リフィスを持ち、６２は一例として４００ｄｐｉのノズ
ル密度で１２８ヶのオリフィスを持つ。このような種類
のヘッドを持つことで記録密度の異なるヘッドを用途に
応じて選択し記録することが可能となる。
【００３０】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも熱エネルギーを利用して飛翔的液滴を形成し、記
録を行うインクジェット方式の記録ヘッド、記録装置に
おいて優れた効果をもたらすものである。
中でも熱エネルギーを利用して飛翔的液滴を形成し、記
録を行うインクジェット方式の記録ヘッド、記録装置に
おいて優れた効果をもたらすものである。
【００３１】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第４７２３１２９号明細書、同第４７４０
７９６号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体（インク）
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体
（インク）内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体（イン
ク）を吐出させて、少なくとも一つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体（イン
ク）の吐出が達成でき、より好ましい。
ば、米国特許第４７２３１２９号明細書、同第４７４０
７９６号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体（インク）
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体
（インク）内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体（イン
ク）を吐出させて、少なくとも一つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体（イン
ク）の吐出が達成でき、より好ましい。
【００３２】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第４４６３３５９号明細書、同第４３４５２６２号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第４３１３１２４号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
特許第４４６３３５９号明細書、同第４３４５２６２号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第４３１３１２４号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【００３３】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成（直線状液流路または直角液流路）の
他に、熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を
開示する米国特許第４５５８３３３号明細書、米国特許
第４４５９６００号明細書を用いた構成も本発明に含ま
れるものである。
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成（直線状液流路または直角液流路）の
他に、熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を
開示する米国特許第４５５８３３３号明細書、米国特許
第４４５９６００号明細書を用いた構成も本発明に含ま
れるものである。
【００３４】加えて、複数の電気熱変換体に対して、共
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭５９−１２３６７０号公報や熱エネルギー
の圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開
示する特開昭５９−１３８４６１号公報に基づいた構成
としても本発明は有効である。
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭５９−１２３６７０号公報や熱エネルギー
の圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開
示する特開昭５９−１３８４６１号公報に基づいた構成
としても本発明は有効である。
【００３５】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された１個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよいが、本発明は、上述した効果を
一層有効に発揮することができる。
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された１個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよいが、本発明は、上述した効果を
一層有効に発揮することができる。
【００３６】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも
本発明は有効である。
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも
本発明は有効である。
【００３７】また、本発明の記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定できる
ので好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、
記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニング
手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるいはこ
れとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせによる
予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モード
を行うことも安定した記録を行うために有効である。
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定できる
ので好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、
記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニング
手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるいはこ
れとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせによる
予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モード
を行うことも安定した記録を行うために有効である。
【００３８】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみを記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個を組み合わせによってで
もよいが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも一つを備えた装置にも本発明は極
めて有効である。
色等の主流色のみを記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個を組み合わせによってで
もよいが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも一つを備えた装置にも本発明は極
めて有効である。
【００３９】以上説明した本発明実施例においては、イ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであって、室温で軟化するもの、もしくは
液体であるもの、あるいは上述のインクジェット方式で
はインク自体を３０℃以上７０℃以下の範囲内で温度調
整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように温
度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付与
時にインクが液状をなすものであればよい。
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであって、室温で軟化するもの、もしくは
液体であるもの、あるいは上述のインクジェット方式で
はインク自体を３０℃以上７０℃以下の範囲内で温度調
整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように温
度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付与
時にインクが液状をなすものであればよい。
【００４０】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで防止するか、またはイン
クの蒸発防止を目的として放置状態で固化するインクを
用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの記録信号
に応じた付与によってインクが液化し、液状インクとし
て吐出するものや、記録媒体に到達する時点では既に固
化し始めるもの等のような、熱エネルギーによって初め
て液化する性質のインクの使用も本発明には適用可能で
ある。このような場合インクは、特開昭５４−５６８４
７号公報あるいは特開昭６０−７１２６０号公報に記載
されるような、多孔質シート凹部または貫通孔に液状ま
たは固形物として保持された状態で、電気熱変換体に対
して対向するような形態としてもよい。本発明において
は、上述した各インクに対して最も有効なものは、上述
した膜沸騰方式を実行するものである。
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで防止するか、またはイン
クの蒸発防止を目的として放置状態で固化するインクを
用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの記録信号
に応じた付与によってインクが液化し、液状インクとし
て吐出するものや、記録媒体に到達する時点では既に固
化し始めるもの等のような、熱エネルギーによって初め
て液化する性質のインクの使用も本発明には適用可能で
ある。このような場合インクは、特開昭５４−５６８４
７号公報あるいは特開昭６０−７１２６０号公報に記載
されるような、多孔質シート凹部または貫通孔に液状ま
たは固形物として保持された状態で、電気熱変換体に対
して対向するような形態としてもよい。本発明において
は、上述した各インクに対して最も有効なものは、上述
した膜沸騰方式を実行するものである。
【００４１】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、ワードプロセッサやコンピュータ等の情報
処理機器の画像出力端末として一体または別体に設けら
れるものの他、リーダ等と組み合わせた複写装置、さら
には送受信機能を有するファクシミリ装置の形態を採る
ものであっても良い。
態としては、ワードプロセッサやコンピュータ等の情報
処理機器の画像出力端末として一体または別体に設けら
れるものの他、リーダ等と組み合わせた複写装置、さら
には送受信機能を有するファクシミリ装置の形態を採る
ものであっても良い。
【００４２】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明は ・異なるノズル数を持つ、複数種のインクジェットヘッ
ド、又は ・異なるノズルピッチを持つ、複数種のインクジェット
ヘッド、又は ・単色、また、多色のインクを吐出する、複数種のイン
クジェットヘッドを共通に保持、固定し、該各インクジ
ェットヘッドの電気信号端子面と接続する電気的接合部
を有する単一のキャリッジと、前記各インクジェットヘ
ッドの記録液滴吐出面を共通に被う単一のキャップとを
持ち、前記複数のインクジェットヘッドを交換すること
で、 １．用途に応じた広範囲な画像を形成することが可能と
なった。 ２．本体内の部品の共通化により低コストの装置の提供
が可能となった。 ３．本体内の部品の共通化により装置の小型化が可能と
なった。
ド、又は ・異なるノズルピッチを持つ、複数種のインクジェット
ヘッド、又は ・単色、また、多色のインクを吐出する、複数種のイン
クジェットヘッドを共通に保持、固定し、該各インクジ
ェットヘッドの電気信号端子面と接続する電気的接合部
を有する単一のキャリッジと、前記各インクジェットヘ
ッドの記録液滴吐出面を共通に被う単一のキャップとを
持ち、前記複数のインクジェットヘッドを交換すること
で、 １．用途に応じた広範囲な画像を形成することが可能と
なった。 ２．本体内の部品の共通化により低コストの装置の提供
が可能となった。 ３．本体内の部品の共通化により装置の小型化が可能と
なった。
【００４３】また、本発明で吐出口から排出されたイン
クをポンプへ導くため吸引口をブラックインクの吐出口
寄りに設ける構成を付加した場合は、更にカラーインク
とブラックインクを一体で吸引する際に発生する各色の
混色を最小限に抑えることが可能となる。また、それに
より混色を回復するために、インク流路内に侵入した混
色インクを印字前に吐出させ、インク流路から排出させ
る予備吐出の回数を減少させることが出来、ランニング
コストの低下に効果がある。
クをポンプへ導くため吸引口をブラックインクの吐出口
寄りに設ける構成を付加した場合は、更にカラーインク
とブラックインクを一体で吸引する際に発生する各色の
混色を最小限に抑えることが可能となる。また、それに
より混色を回復するために、インク流路内に侵入した混
色インクを印字前に吐出させ、インク流路から排出させ
る予備吐出の回数を減少させることが出来、ランニング
コストの低下に効果がある。
【図１】本発明の実施例の全体を示す図
【図２】（Ａ），（Ｂ）モノクロおよびカラー用ヘッド
の正面図
の正面図
【図３】プリンターの外観図
【図４】保管箱外観図
【図５】（Ａ），（Ｂ）数が異なるオリフィス列のヘッ
ドの表面図
ドの表面図
【図６】（Ａ），（Ｂ）密度が異なるオリフィス列のヘ
ッドの表面図
ッドの表面図
【図７】キャップ１６の断面詳細図
【図８】（Ａ），（Ｂ）モノクロおよびカラー用ヘッド
とキャップの吸引口との位置関係を示す図
とキャップの吸引口との位置関係を示す図
１１ モノクロ用インクジェットヘッド １２ カラー用インクジェットヘッド １３ ヘッドの電気信号端子 １４ キャリッジ １５ 本体上の電気信号端子面 １６ キャップ １６１ 吸引口 ２１ モノクロインクのオリフィス列 ２２ カラーインクのオリフィス列 ３１ プリンター ４１ 保管箱のフタ ４２ 保管箱の本体 ５１，５２ それぞれ数が異なるオリフィス列 ６１，６２ それぞれ密度が異なるオリフィス列 ７１ キャップゴム ７２ キャップカバー ７３ ポンプ吸引チューブ ８１ 吸引ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B41J 2/18 B41J 2/185 B41J 2/165 B41J 2/21 B41J 2/01
Claims (16)
- 【請求項１】 装着されるインクジェット記録ヘッドに
対し電気的、機械的保持を行えるキャリッジに対して、
異なる種類の複数のインクジェット記録ヘッドを選択的
に搭載して記録を行うインクジェット記録装置におい
て、 上記異なる種類の複数のインクジェット記録ヘッドは、
黒色インクのみを吐出するブラックインクジェット記録
ヘッドと、イエローインク、マゼンタインク及びシアン
インク及び黒インクを夫々吐出する吐出口領域をこの順
に備えるカラーインクジェット記録ヘッドとであり、該
イエロー、マゼンタ、シアンインクの固着性と該黒イン
クの固着性とが異なる関係を該カラーインクジェット記
録ヘッドは満足するものであって、 上記選択的に搭載される異なるインクジェット記録ヘッ
ド夫々の吐出口部を完全に覆うことができる単一のキャ
ップ部材を介して吸引回復を行う回復手段を備え、前記
キャップ部材の吸引ポンプ連結部である吸引口は、上記
ブラックインクジェット記録ヘッドの吐出口領域の中央
域に対応すると共に、上記カラーインクジェット記録ヘ
ッドの黒インク吐出口領域に対向する範囲内で上記シア
ンインク吐出口領域側にずれた位置に対応することを特
徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項２】 前記複数のインクジェット記録ヘッド
が、各々、異なるノズル数を持つことを特徴とする請求
項１記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項３】 前記複数のインクジェット記録ヘッド
が、各々、異なるノズルピッチであることを特徴とする
請求項１記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項４】 前記複数のインクジェット記録ヘッド
が、夫々電気熱変換体の発する熱エネルギーを用いてイ
ンクを吐出することを特徴とする請求項１、２または３
記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項５】 前記複数のインクジェット記録ヘッド
が、各々、共通に一個保管できる保管箱を具備すること
を特徴とする請求項１、２、３または４記載のインクジ
ェット記録装置。 - 【請求項６】 装着されるインクジェット記録ヘッドに
対し電気的、機械的保持を行えるキャリッジに対して、
異なる種類の複数のインクジェット記録ヘッドを選択的
に搭載して記録を行うインクジェット記録装置のインク
ジェット記録ヘッドの回復方法において、 上記異なる種類の複数のインクジェット記録ヘッドは、
黒色インクのみを吐出するブラックインクジェット記録
ヘッドと、イエローインク、マゼンタインク及びシアン
インク及び黒インクを夫々吐出する吐出口領域をこの順
に備えるカラーインクジェット記録ヘッドとであり、該
イエロー、マゼンタ、シアンインクの固着性と該黒イン
クの固着性とが異なる関係を満足するものであって、 上記選択的に搭載される異なるインクジェット記録ヘッ
ド夫々の吐出口部を完全に覆うことができる単一のキャ
ップ部材を介して吸引回復を行い、且つ、前記キャップ
部材の吸引ポンプ連結部である吸引口は前記ブラックイ
ンクジェット記録ヘッドの吐出口領域の中央域に対応す
ると共に、前記カラーインクジェット記録ヘッドの黒イ
ンク吐出口領域に対向する範囲内で上記シアンインク吐
出口領域側にずれた位置に対応することを特徴とする異
なるインクジェット記録ヘッドの回復方法。 - 【請求項７】 前記複数のインクジェット記録ヘッド
が、各々、異なるノズル数を持つことを特徴とする請求
項６記載のインクジェット記録ヘッドの回復方法。 - 【請求項８】 前記複数のインクジェット記録ヘッド
が、各々、異なるノズルピッチであることを特徴とする
請求項６記載のインクジェット記録ヘッドの回復方法。 - 【請求項９】 前記複数のインクジェット記録ヘッド
が、夫々電気熱変換体の発する熱エネルギーを用いてイ
ンクを吐出することを特徴とする請求項６、７または８
記載のインクジェット記録ヘッドの回復方法。 - 【請求項１０】 前記複数のインクジェット記録ヘッド
が、各々、共通に一個保管できる保管箱を具備すること
を特徴とする請求項６、７、８または９記載のインクジ
ェット記録ヘッドの回復方法。 - 【請求項１１】 異なる種類のインクジェット記録ヘッ
ドを択一的にキャリッジに搭載して記録媒体に記録を行
うインクジェット記録装置において、 前記異なる種類のインクジェット記録ヘッドの一つは、
黒色インクを吐出する黒色インク吐出口領域を備えたモ
ノクロインクジェット記録ヘッドであり、 前記異なる種類のインクジェット記録ヘッドの他の一つ
は、黒色インクを吐出する黒色インク吐出口領域と、黒
色以外の色であって黒色よりもインクが固着し難い色の
インクを吐出するカラーインク吐出領域と、を備えたカ
ラーインクジェット記録ヘッドであり、 前記キャリッジに択一的に搭載された前記モノクロイン
クジェット記録ヘッド又は前記カラーインクジェット記
録ヘッドの夫々のインク吐出口を覆うことができる単一
のキャップ部材を介してポンプによる吸引により吸引回
復を行う回復手段を備え、 前記ポンプと連通する前記キャップ部材の吸引口は、前
記モノクロインクジェット記録ヘッドの黒色インク吐出
口領域と対向するとともに、前記カラーインクジェット
記録ヘッドの黒色インク吐出口領域に対向する範囲内で
前記カラーインク吐出領域の側にずれた位置に対応する
ことを特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項１２】 前記カラーインク吐出領域には黒色イ
ンク吐出口領域から順にシアンインク、マゼンタイン
ク、イエローインクを夫々吐出する吐出口領域が配され
ていることを特徴とする請求項１１に記載のインクジェ
ット記録装置。 - 【請求項１３】 前記モノクロインクジェット記録ヘッ
ド及びカラーインクジェット記録ヘッドは、夫々電気熱
変換体の発する熱エネルギーを用いてインクを吐出する
ことを特徴とする請求項１１または１２に記載のインク
ジェット記録装置。 - 【請求項１４】 異なる種類のインクジェット記録ヘッ
ドを択一的にキャリッジに搭載して記録媒体に記録を行
うインクジェット記録装置の当該インクジェット記録ヘ
ッドの回復方法において、 前記異なる種類のインクジェット記録ヘッドの一つは、
黒色インクを吐出する黒色インク吐出口領域を備えたモ
ノクロインクジェット記録ヘッドであり、 前記異なる種類のインクジェット記録ヘッドの他の一つ
は、黒色インクを吐出する黒色インク吐出口領域と、黒
色以外の色であって黒色よりもインクが固着し難い色の
インクを吐出するカラーインク吐出領域と、を備えたカ
ラーインクジェット記録ヘッドであり、 前記キャリッジに択一的に搭載された前記モノクロイン
クジェット記録ヘッド又は前記カラーインクジェット記
録ヘッドの夫々のインク吐出口を覆うことができる単一
のキャップ部材を介してポンプによる吸引により吸引回
復を行う際に、前記モノクロインクジェット記録ヘッド
の黒色インク吐出口領域と対向するとともに、前記カラ
ーインクジェット記録ヘッドの黒色インク吐出口領域に
対向する範囲内で前記カラーインク吐出領域の側にずれ
た位置に対応して前記ポンプに連通する吸引口を備えた
キャップ部材を用いて吸引回復を行うことを特徴とする
インクジェット記録ヘッドの回復方法。 - 【請求項１５】 前記カラーインク吐出領域には黒色イ
ンク吐出口領域から順にシアンインク、マゼンタイン
ク、イエローインクを夫々吐出する吐出口領域が配され
ていることを特徴とする請求項１４に記載のインクジェ
ット記録ヘッドの回復方法。 - 【請求項１６】 前記モノクロインクジェット記録ヘッ
ド及びカラーインクジェット記録ヘッドは、夫々電気熱
変換体の発する熱エネルギーを用いてインクを吐出する
ことを特徴とする請求項１４または１５に記載のインク
ジェット記録ヘッドの回復方法。
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