JPS6024654B2 - 架空送電線路 - Google Patents
架空送電線路Info
- Publication number
- JPS6024654B2 JPS6024654B2 JP6513179A JP6513179A JPS6024654B2 JP S6024654 B2 JPS6024654 B2 JP S6024654B2 JP 6513179 A JP6513179 A JP 6513179A JP 6513179 A JP6513179 A JP 6513179A JP S6024654 B2 JPS6024654 B2 JP S6024654B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power transmission
- transmission line
- overhead power
- shielding
- wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は架空送電線の線下の静電謙導を低減した架空送
電線路に関するものである。
電線路に関するものである。
一般に、架空送電線の線下の静電誘導による弊害を除去
するためには、鉄塔間に架設した架空送電線の下方大地
側に導体からなる遮蔽筋擬を架設していた。
するためには、鉄塔間に架設した架空送電線の下方大地
側に導体からなる遮蔽筋擬を架設していた。
従来、この遮蔽線は大地と電気的な接続がなされていな
いと静電誘導を低減できないことから遮蔽線の両端は鉄
塔に導通されていた。
いと静電誘導を低減できないことから遮蔽線の両端は鉄
塔に導通されていた。
このため遮蔽線は、鉄塔−遮蔽線−鉄塔−大地−鉄塔の
閉ループ銭構成し、架空送電線からの影響により遮蔽線
に電磁誘導が起り誘導電流が流れる。
閉ループ銭構成し、架空送電線からの影響により遮蔽線
に電磁誘導が起り誘導電流が流れる。
この誘導電流は、通常の50肌V程度の送電線では比較
的小さいので問題となることがないが、送電線が大容量
例えば100肌V程度となると、誘導電流が大きくなり
、遮蔽線を大径のものにする必要が生じる等種々弊害が
生じる。
的小さいので問題となることがないが、送電線が大容量
例えば100肌V程度となると、誘導電流が大きくなり
、遮蔽線を大径のものにする必要が生じる等種々弊害が
生じる。
本発明は上記の事情に鑑み、送電線の影響による静電譲
導を確実に低減し得ると同時に、遮蔽孫擬に流れる譲導
電流を従釆に比し格段と少くし、もつて遮蔽線の糠径を
4・さなものとし得るようにしたものである。
導を確実に低減し得ると同時に、遮蔽孫擬に流れる譲導
電流を従釆に比し格段と少くし、もつて遮蔽線の糠径を
4・さなものとし得るようにしたものである。
これを第1図〜第3図に示した一実施例に基づき説明す
る。
る。
図において1,3は引留鉄塔、2は懸吊鉄塔、4は架空
送電線、5は静電誘導の遮蔽線を示し、架空送電線4は
引蟹鉄塔1,3間に引留金具、碍子を介して引留め、中
間部は懸吊鉄塔2に懸吊され、また遮樹孫嫁5は架空送
電線4の下方大地側に複数条架空送電線4と同様、引留
鉄塔1,3間に引留め、中間部を懸吊鉄塔2に懸吊して
ある。
送電線、5は静電誘導の遮蔽線を示し、架空送電線4は
引蟹鉄塔1,3間に引留金具、碍子を介して引留め、中
間部は懸吊鉄塔2に懸吊され、また遮樹孫嫁5は架空送
電線4の下方大地側に複数条架空送電線4と同様、引留
鉄塔1,3間に引留め、中間部を懸吊鉄塔2に懸吊して
ある。
6は高抵抗体を示し、この高抵抗体6で遮蔽線5を各鉄
塔1,2,3において各々接地する。
塔1,2,3において各々接地する。
この接地の手段として本実施例では、例えば第2図、第
3図に示すような構成を採用した。第2図は遮蔽線5の
引留部における接地構造を示し、遮蔽線5は引蟹鉄塔1
,3に引留金臭7、碍子装置8を介して引留めてあり、
この引留金具7と鉄塔1,3とを、高抵抗体6で接続し
、これにより遮蔽線5は接地される。第3図は遮蔽線5
の懸吊部における接地構造を示し、遮補珠濠5は懸吊ク
ランプ8と碍子装置9とにより鉄塔2に懸吊してあり、
懸吊クランプ8と鉄塔2とは高抵抗体6により接続し、
これにより遮蔽線は接地される。
3図に示すような構成を採用した。第2図は遮蔽線5の
引留部における接地構造を示し、遮蔽線5は引蟹鉄塔1
,3に引留金臭7、碍子装置8を介して引留めてあり、
この引留金具7と鉄塔1,3とを、高抵抗体6で接続し
、これにより遮蔽線5は接地される。第3図は遮蔽線5
の懸吊部における接地構造を示し、遮補珠濠5は懸吊ク
ランプ8と碍子装置9とにより鉄塔2に懸吊してあり、
懸吊クランプ8と鉄塔2とは高抵抗体6により接続し、
これにより遮蔽線は接地される。
また高抵抗体6としては鉄線、半導電性碍子など、その
電流に応じ数オームから数メガオームの範囲の抵抗体を
選定する。
電流に応じ数オームから数メガオームの範囲の抵抗体を
選定する。
更に前記実施例では、全ての鉄塔において接地したが、
これは例えば引蟹部のみ、懸吊部のみ等必要に応じて適
宜変更し得る。
これは例えば引蟹部のみ、懸吊部のみ等必要に応じて適
宜変更し得る。
また遮蔽線は複数条となったときにはスベーサを取付け
るが、このスベーサは場合によっては絶縁スベーサとす
る。
るが、このスベーサは場合によっては絶縁スベーサとす
る。
しかして、本発明によれば鉄塔間に架設した架空送電線
の下方大地側に、静電誘導の遮蔽線を架設した架空送電
線路において、前記遮蔽線は高抵抗体を介して接地した
ので、送電線の影響による静電誘導を確実に低減し得る
と同時に、遮蔽線を従来のものよりも小径、低導電率の
ものとし得る等の作用効果を奏する。
の下方大地側に、静電誘導の遮蔽線を架設した架空送電
線路において、前記遮蔽線は高抵抗体を介して接地した
ので、送電線の影響による静電誘導を確実に低減し得る
と同時に、遮蔽線を従来のものよりも小径、低導電率の
ものとし得る等の作用効果を奏する。
即ち、例えば第4図イに示す如く、地上高10肌のとこ
ろに架空送電線ACSR810の虎(38.40)を対
地電圧10雌Vとして配置し、その直下、地上高5肌の
位置に遮蔽線GSC30の髭(6.9◇)を平行に配置
した場合、地上高1仇のP点の空間電位は1.94(K
V)となる。
ろに架空送電線ACSR810の虎(38.40)を対
地電圧10雌Vとして配置し、その直下、地上高5肌の
位置に遮蔽線GSC30の髭(6.9◇)を平行に配置
した場合、地上高1仇のP点の空間電位は1.94(K
V)となる。
また遮蔽線が無い場合の空間電位は、2.89(KV)
となる。遮蔽線があることによって地上lmの電界は2
8.9(V/肌)から19.4(V/弧)に低減される
。しかして、前記遮蔽線を本発明の如き高抵抗体を介在
して接地した場合の等価回路は第4図口の如くなる。
となる。遮蔽線があることによって地上lmの電界は2
8.9(V/肌)から19.4(V/弧)に低減される
。しかして、前記遮蔽線を本発明の如き高抵抗体を介在
して接地した場合の等価回路は第4図口の如くなる。
ここでV,;100(KV),C,2=1.44×1び
8(F/肌)である。そして、架空送電線から対地まで
のインピーダンスは、絶対値で、電源周波数をf(HZ
)としてノ(沈思)2十R2で表被れる。
8(F/肌)である。そして、架空送電線から対地まで
のインピーダンスは、絶対値で、電源周波数をf(HZ
)としてノ(沈思)2十R2で表被れる。
ここでfコ5。(HZ)とすれば;長;=221×1ぴ
となり、抵抗としては2.21×1び(0)=2.21
0(MO)と非常に大きな値になる。一方、遮蔽線の電
位は、前記高抵抗体の抵抗を1(MO)とした場合で4
5(V),10(MQ)とした場合で450(V)であ
る。
となり、抵抗としては2.21×1び(0)=2.21
0(MO)と非常に大きな値になる。一方、遮蔽線の電
位は、前記高抵抗体の抵抗を1(MO)とした場合で4
5(V),10(MQ)とした場合で450(V)であ
る。
遮蔽線が無い場合には、この部分の空間爵位は15.8
1(KV)である。このように遮蔽線を10(MO)の
高抵抗体を介して接地しても遮蔽線が無い場合の空間電
位15.81(KV)をズ和風こ低減し得る。そして、
遮蔽線を接地したことにより、この部分の電位が略0と
なり、地上の電界が大幅に低減され、充分な遮蔽効果を
奏する。しかも、遮蔽線を高抵抗体を介して接地したこ
とにより、遮蔽孫像1こ流れる誘導電流は高抵抗体が無
い場合に比し少くなる。
1(KV)である。このように遮蔽線を10(MO)の
高抵抗体を介して接地しても遮蔽線が無い場合の空間電
位15.81(KV)をズ和風こ低減し得る。そして、
遮蔽線を接地したことにより、この部分の電位が略0と
なり、地上の電界が大幅に低減され、充分な遮蔽効果を
奏する。しかも、遮蔽線を高抵抗体を介して接地したこ
とにより、遮蔽孫像1こ流れる誘導電流は高抵抗体が無
い場合に比し少くなる。
従って、本発明によれだ遮燕稀鼓としては従来のような
大径のもの又は高導電率のものを必要とせず小径のもの
又は低導電率のもので足り所期の目的を達し得る。
大径のもの又は高導電率のものを必要とせず小径のもの
又は低導電率のもので足り所期の目的を達し得る。
第1図は本発明架空送電線路の一実施例を説明する説明
図、第2図及び第3図は第1図における要部拡大説明図
、第4図イ及び口は、本発明の効果を説明する説明図で
ある。 1,3・・・・・・引留鉄塔、2・・・・・・懸吊鉄塔
、4・・・・・・架空送電線、5・・・・・・遮蔽線、
6・・・・・・高抵抗体。 弟f図発Z図 第3図 茅4図
図、第2図及び第3図は第1図における要部拡大説明図
、第4図イ及び口は、本発明の効果を説明する説明図で
ある。 1,3・・・・・・引留鉄塔、2・・・・・・懸吊鉄塔
、4・・・・・・架空送電線、5・・・・・・遮蔽線、
6・・・・・・高抵抗体。 弟f図発Z図 第3図 茅4図
Claims (1)
- 1 鉄塔間に架設した架空送電線の下方大地側に静電誘
導の遮蔽線を架設してなる架空送電線路において、前記
遮蔽線は高抵抗体を介して接地してなることを特徴とす
る架空送電線路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6513179A JPS6024654B2 (ja) | 1979-05-26 | 1979-05-26 | 架空送電線路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6513179A JPS6024654B2 (ja) | 1979-05-26 | 1979-05-26 | 架空送電線路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55157918A JPS55157918A (en) | 1980-12-09 |
JPS6024654B2 true JPS6024654B2 (ja) | 1985-06-14 |
Family
ID=13278004
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6513179A Expired JPS6024654B2 (ja) | 1979-05-26 | 1979-05-26 | 架空送電線路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6024654B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007209173A (ja) * | 2006-02-06 | 2007-08-16 | Hokuriku Electric Power Co Inc:The | 架空電線路の雷被害防護設備及びその施工方法 |
-
1979
- 1979-05-26 JP JP6513179A patent/JPS6024654B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007209173A (ja) * | 2006-02-06 | 2007-08-16 | Hokuriku Electric Power Co Inc:The | 架空電線路の雷被害防護設備及びその施工方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55157918A (en) | 1980-12-09 |
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