JPS6024598B2 - 電子部品の端子のクリンチ装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はプリント基板に挿入した電子部品の端子を折曲
げて固定するクリンチ装置に関する。

通常一つの基板には異種類の電子部品が多数挿着され、
これら電子部品の端子を順次クリンチして固定する場合
、プリント基板の裏側で加工されるクリンチ作業で端子
が正常に折曲げて挿着されたか否かを確認することが必
要である。本発明は上記目的のためのクリンチ爪装置を
有するクリンチ装置を提供するもので、端子をクリンチ
する都度折曲げられる端子先端の有無によって作業異状
を検出する装置を設けたものである。

以下実施例について述べる。第１図において基台１に固
定された２本の案内軸２，２′に競合し上下可動に設け
た支持体３は、中心部に立軸４を配設している。基台１
に軸５で支持されたレバー６は、一端６ａが支持体と係
合し池端６ｂがカム７で駆動されるカムレバー８、リン
ク８′と連結され支持体３を所定量上下駆動する昇降装
置９を構成する。立軸４の上部には軸心をはさんで相互
に対向する２つのレバー１０，１０′よりなる対向レバ
ー１１の竪溝に組込まれたクリンチ爪装置１２（後述）
を有し、対向レバー１１に設けたローラ１３，１３′と
接触する駆動部材として円錐部１４ａを設けた中心軸１
４を立軸中心に上下可動に設け、下方に調節可能にネジ
込まれた連結具１５がナット１６で固定され軸１８に鶏
止めしたバネ１７で下方に付勢され、連結具１５と軸１
８で揺動可能に連結されたりンク１９と、支持体３に固
定した支持臭２０の軸２１で揺動可能に支持されたレバ
ー２２に軸２３で連結されたりンク２４とが連結軸２５
で連結され、連結軸２５にはカム２６で左右方向に所定
量駆動制御されるカムレバ−によって駆動されるリンク
２７が左右方向に揺動可能に連結されており、レバー２
２の先端のローラ２８は支持体３の下方に鯨設されたヱ
アシリンダー２９，２９′によって案内面３０１こ沿っ
て水平方向に移動されるカム板３１，３１′の何れかと
係合し中心軸１４の上下位置を選択する上下選択駆動装
置３２を構成する。カム２６によりリンク２７を所定量
右方向に駆動するとりンク１９及び２４が作動して中心
軸１４を所定量上昇させる上昇駆動装置３３となる。ク
リンチ爪装置は第２図にも示すように、中心鞠心に対向
して設けた平行軸４０，４０′に支持された２つのレバ
ー１０，１０′よりなる対向レバー１１は、第１図に示
すように、バネ４１でローラー３，１３′を夫々円錐部
１４ａに接触する方向に付勢して設けられ、対向レバー
１１を支持する平行軸４０，４０′と平行の藤４２，４
２′に着脱可能に竪溝１０ａ，１０′ａ内に設けたクリ
ンチ爪部４３ａ，４３′ａを有するクリンチ爪４３，４
３′は、止ネジ４４，４４′で固定された連結板４５，
４５′がレバー１０，１０′に設けたバネ４６，４６′
で対向レバーに夫々植設したピン４７，４７′に当援す
る迄対向するクリンチ爪部を閉止方向に付勢している。

押軸４８，４８′はクリンチ爪部４３ａ，４３′ａの背
面とわずかな間隙を設けて対向レバーの夫々に固定され
ている。リミットスイッチ４９，４９′は対向するレバ
ー１０，１０′に固定した支持板５０，５０′に固定さ
れ上記連縞板４５，４５′の一端と常時係合している。
プリント基板５１には挿入された電子部品５２の端子先
端５２ａ，５２ｂが下方に突出した状態で保持されてい
る。

受具５３は上面でプリント基板の下面を支持するように
立軸上面のネジで着脱可能に取付けられる。

（第１図）第３図に示す度ギメピン６０は立鰍４に固定
して楯設され、支持体３に設けた度ギメネジ６１，６１
′の何れかと側面が当接して所定角度（本実施例では９
０ｏ）の立軸の回動制御が可能で、回動駆動は立軸４に
刻設した歯車部４ａと直交して噛合するラック樺６２を
エアーシリンダー等の作動で所定方向に駆動するように
支持体内で軸方向に可動に設け（第４図）立軸回動制御
装置６３が構成され、立軸は度ギメピンが度ギメネジに
当俵した状態で上下に駆動される。次に作動について述
べる。

カム７によって駆動されるレバー６によって案内軸２，
２′に沿って所定位置に下降された支持体３に支持され
た立軸４は、上端に設けたクリンチ爪４３，４３′の対
向方向を選択するため、立軸４を回転させるラック梓６
２を指令によって移動させ度ギメピン６０を度ギメネジ
６１，６１′の何れかに当接させる、次に支持体３下部
に設けた２つのエアーシリンダ２９，２９′のいずれか
を作動して夫々連結された２つのカムの内何れかでレバ
ー２２の先端ローラ２８の位置を上下に移動制御してリ
ンク２４，１９を介して中心軸１４を上又は下に移動さ
せ、円錐面１４ａと対向して接触するローラ１３，１３
′によってクリンチ爪部４３ａ，４３′ａの対向間隙を
次にクリンチ作業を行う電子部品の端子間に合せて選択
制御をする。

以上の準備作動が終ると支持体３はカム７によってリン
ク８′を介して所定位置迄上昇されプリント基板下面に
突出する端子先端５２ａ，５２ｂが対向するクリンチ爪
部内に鉄合し同時に立軸上面に設けた受具５３上面がプ
リント基板下面を支える。次にカム２６の駆動でリンク
２７が右方向へ（第１図）駆動されると、リンク１９と
りンク２４の作動で中心軸は所定量上昇し、円錐部１４
ａと接触するローラ１３，１３′がそれぞれ外側に向っ
て押し拡げられ軸４０，４０′を中心とする揺動でクリ
ンチ爪部４３ａ，４３′ａは閉止方向に移動して端子先
端５２ａ，５２ｂと当援する。

端子先端と当接したクリンチ爪４３ａ，４３′ａは軸４
２，４２′を中心に付勢バネ４６，４６′に抗してクリ
ンチ爪部背面が押軸４８，４８′に当援する迄揺動し、
此の時クリンチ爪と１体に揺動する連結板４５，４５′
の一端が対向レバー１０，１０′に設けたりミットスイ
ッチ４９，４９′との接触を離れＯＦＦの状態となる、
クリンチ爪部は更に押軸４８，４８′と共に対向方向に
移動し端子部の折り曲げが行われる。クリンチ爪部が端
子と当接して押軸４８に当俵する迄揺動するとりミット
スイッチ４９，４９′がＯＦＦ状態となり端子の折り曲
げ加工が行われた信号として取り出される。従って何れ
かのクリンチ爪部が端子と当俵しないときはリミットス
イッチから加工信号が送られない。端子の折り曲げ作業
のクリンチが終了すると支持体３はしバー６で所定位置
迄下降され、中心髄１４もしバー２７で旧位置に下降す
る。そしてカム板３１，３１′による。ーラ２８の上下
位置の選択、ラック樟６２の作動選択等によって次のク
リンチ状態が準備されるｉ第５図は３本以上の端子を対
向して折り曲げてクリンチする場合のクリンチ爪部４３
ａ，４３′ａの形状を示す。

以上詳述するように本発明は電子部品の端子をクリンチ
する毎にクリンチ爪部が折曲げる端子と当俵したか否か
を検出出来るクリンチ爪装置を設けたクリンチ装置であ
り、端子の挿入が不充分であったり、又は一方の端子が
欠損していて挿入不充分である場合等のクリンチ作業の
異常をリミットスイッチより信号として取り出すことが
出来、作業不良の早期発見を容易に出来る。

特に連続的に端子を挿着する自動化装置として使用する
クリンチ装置として極めて有効である。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の実施例を示し、第１図は全体図、第２図は
クリンチ爪装置の詳細図、第３図は第１図の１，１断面
、第４図は第１図の０，ロ断面、第５図は端子とクリン
チ爪部との関係を示す説明図である。 １０，１０′……２つのレバー、１１・・・…対向レバ
ー、１４ａ・・・・・・駆動部材、４０，４０′・・・
・・・２つの平行軸、４２，４２′…・・・押軸、４３
，４３′……クリンチ爪、４３ａ，４３′ａ……クリン
チ爪部、４９，４９′・・・・・・リミットスイッチ。 ス）２図牙）３図 才４図 牙Ｓ図 図 六

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ プリント基板に挿入された電子部品の端子先端を折
   り曲げて装着するクリンチ装置において、２つの平行軸
   に夫々枢着され対向して揺動する２つのレバーよりなる
   対向レバーは夫々一端で駆動部材により作動され他端先
   端部には上記平行軸と平行に設けた軸に枢支され対向方
   向に付勢されたクリンチ爪を有し、該クリンチ爪のクリ
   ンチ爪部が端子と当接して反付勢方向へ揺動される上記
   クリンチ爪の背面と当接する押軸と、上記クリンチ爪の
   揺動で離接信号を出すリミツトスイツチとを対向レバー
   の夫々に設けたクリンチ爪装置を有する電子部品のクリ
   ンチ装置。