JPS60244663A - アンチスキツド装置 - Google Patents

アンチスキツド装置

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Publication number
JPS60244663A
JPS60244663A JP9820184A JP9820184A JPS60244663A JP S60244663 A JPS60244663 A JP S60244663A JP 9820184 A JP9820184 A JP 9820184A JP 9820184 A JP9820184 A JP 9820184A JP S60244663 A JPS60244663 A JP S60244663A
Authority
JP
Japan
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valve
pump
passage
pressure
piston
Prior art date
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Pending
Application number
JP9820184A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyasu Nakanishi
中西 伸育
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JPS60244663A publication Critical patent/JPS60244663A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/32Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration
    • B60T8/34Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition
    • B60T8/42Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition having expanding chambers for controlling pressure, i.e. closed systems
    • B60T8/4275Pump-back systems
    • B60T8/4291Pump-back systems having means to reduce or eliminate pedal kick-back

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、自動車の制動時に車輪と路面とのスリップ率
が過大となることを防止するために、ブレーキシリンダ
の液圧を制御するアンチスキッド装置に関するものであ
る。
従来の技術 自動車用ブレーキ装置としては、ブレーキ操作部材の操
作に基づいてマスクシリンダに発生させられたブレーキ
液圧をブレーキシリンダに導き、ドラムブレーキ、ディ
スクブレーキ等のブレーキを作動させて自動車の車輪の
回転を抑制する液圧ブレーキ装置が一般に用いられてい
る。この場合、ブレーキシリンダの液圧は、車輪のスリ
・ノブ率が特定の値に保たれるように制御されることが
望ましい。車輪と路面との摩擦係数は両者のスリ・7プ
率が特定の値のとき最大となるため、自動車の走行安定
性を損なうことなく1.シかも最も効率良く減速し或い
は停止させるために、スリ、プ率がその特定値に保たれ
るようにブレーキシリンダの液圧が制御されることが望
ましいのである。
そのため、近年、車輪のスリ・ノブ状態を監視しつつブ
レーキシリンダの液圧を制御するアンチスキッド装置が
使用されるようになった。これは、マスクシリンダとブ
レーキシリンダとを接続する主液通路の途中に電磁制御
弁が設けられるとともに、この電磁制御弁が車輪のスリ
ップ状態を監視するコントローラによって制御され、ブ
レーキシリンダの液圧を路面の摩擦係数との関係におい
て適正な高さとなるように制御するものである。そのた
めに電磁制御弁は、ブレーキシリンダをマスクシリンダ
に連通させる昇圧許容状態と、リザーバに連通させる降
圧許容状態とに切換えが可能なものとされ、ブレーキシ
リンダの液圧を降下させるときに6.1ブレーキシリン
ダからブレーキ液の一部かりザーハに逃がされ、リザー
バに逃がされたブレーキ液GJポンプが汲み上げて加圧
し、ポンプ通路を経て主液通路の電磁制御弁とマスクシ
リンダとを接続する部分に供給するように構成されるこ
のポンプは電磁制御弁の前記昇圧許容状態から1:キ圧
許容状態への第1回目の切換え時に起動されろものであ
り、アンデスキッド制御の開始以後はマスクシリンダで
発生させられる液圧とは無関係に、ポンプを圧力源とし
てブレーキシリンダ液圧が電磁制御弁で適正な高さ6、
二制御されるのである。
このようなアンチスキン(′装置の作動中においてポン
プとマスクシリンダとが連通状態となる構成のものでは
、電鍵制御弁の制御状態の変化に伴ってポンプ通路の高
圧ブレーキ液がマスクシリンダに流入したりそこから流
出したりするため、ブレーキペダル等のブレーキ操作部
材を繰り返し突き戻して、運転者に不快感を与えるキッ
クハック現象を生しさせる。
この問題を解決するための一手段が特開昭56−128
251号公報に開示されている。それは前記主液通路の
ポンプ通路が接続された部分よりもマスクシリンダ側の
部分に、通常はマスクシリンダから圧送されるブレーキ
液圧によって開かれるが、ポンプの起動後はポンプから
圧送されるブレーキ液圧によって閉じられる逆止弁を設
けたものである。このようなアンチスキッド装置におい
ては、その作動中にポンプ通路のブレーキ液がマスクシ
リンダへ流入することが阻止されるため、前述のような
キックバンク現象が回避されるのであるが、未だ解決す
べき問題点を残している。
解決すべき問題点 すなわぢ、この形式のアンチスキッド装置においては、
電磁制御弁が降圧許容状態から昇圧許容状態に切り換え
られたり、この昇圧許容状態が長時間継続して多量のブ
レーキ液が消費されたり、あるいはポンプの吐出圧が低
く制御されたりする場合に、ポンプから圧送されるブレ
ーキ液の液圧が一時的に低下して逆止弁が開き、次にポ
ンプ側の液圧が上昇したときマスクシリンダへブレーキ
液が流入してブレーキ操作部材にキックバンク現象を生
じさせる可能性があるのである。本発明はこの問題を解
決するために為されたものである。
問題点を解決するための手段 上記の問題点を解決するために、本発明に係るアンチス
キット′装置は、前述のような電磁制御弁。
コントローラ、ポンプおよびリザーバに加えて、前記ポ
ンプ通路の前記主液通路への接続部に設けられ、マスク
シリンダを電磁制御弁に連通させる一方でポンプを遮断
する第一状態と、そのポンプを電磁制御弁に連通させる
一方でマスクシリンダを遮断する第二状態とに択一的に
切り換えられる切換弁と、ポンプ通路の液圧が設定値以
上になったときそのポンプ通路から前記リザーバへのブ
レーキ液の還流を許容するりリーフ弁とを備え、さらに
その切換弁が、(a)ポンプ通路と主液通路との接続部
に形成された弁室と、(bllシフ通路を経てポンプか
ら圧送されるブレーキ液が上記弁室内に流入する開口部
に形成された第一の弁座と、fcl前記主液通路を経て
マスクシリンダから圧送されるブレーキ液が上記弁室内
に流入する開口部に第一の弁座と対向して形成された第
二の弁座と、(dl上記弁室内に移動可能に収容され、
それら第一および第二の弁座に択一的に着座可能な弁子
と、(elその弁子を第一の弁座に着座する方向へ常時
付勢する付勢手段と、(fll上記ポジ1通路一部を成
すピストン室に摺動可能に嵌合されて、そのピストン室
をポンプ側液室と弁子側液室とに仕切るとともに、通常
はその弁子が第一の弁座に着座することを許容するピス
トンと、(g)それらポンプ側液室と弁子側液室とを絞
りを経て互いに連通させ、前記ポンプの起動後にそのポ
ンプから圧送されるブレーキ液をポンプ側液室から弁子
側液室に流通さゼるとともに、上記絞りの作用に基づく
液圧差をそれら双方の液室間に生しさセることによりピ
ストンを移動させて上記弁子を第二の弁座に着座さ−ヒ
る絞り通路と、(h)上記ピストンの、上記弁子の第一
の弁座に押し付けられた状態における受圧面積以下の受
圧面積を有する受圧面に、マスクシリンダの液圧をその
弁子を第二の弁座に押しイヌ1ける向きに作用さけ・る
助勢手段とを含んで構成される。
発明の作用・効果 以上のように構成されたアンチスキッド装置において、
切換弁が第一・状態にあるときのブレーキ作動時には、
マスクシリンダで発4ユさ−Uられたブレーキ液圧がブ
レーキシリンダに供給されて車輪の制動を行うが、車輪
と路面との間のスリップ率が上昇し、電磁制御弁が昇圧
許容状態から降圧許容状態に切り換えられると、ポンプ
が起動されてリザーバからブレーキ液を切換弁に圧送す
る。そのブレーキ液によって切換弁のピストンが移動さ
せられて弁子を第二の弁座に着座させ、切換弁はマスク
シリンダを遮断する一方でポンプを電磁制御弁に連通さ
せる第二状態に切り換えられる。その後、電磁制御弁が
昇圧許容状態に切り換えられると、弁子側液室のブレー
キ液が電磁制御弁の側に流出して弁子側液室の液圧が一
時的に低下し、弁子を第二の弁座に押し付ける向きの液
圧が低下するが、その液圧の低下時には前記絞り通路を
ブレーキ液が流通させられる際の絞り効果により弁子側
液室とポンプ側液室との間に必ず液圧差が生じて、ピス
トンに弁子を第二の弁座に押しイ]ける向きの力が作用
する。その上ピストンには、助勢手段によりその液圧差
に基づく力と同じ方向にマスクシリンダ液圧が作用させ
られるため、アンチスキッド制御中に切換弁の弁子が第
一の弁座に押し戻されることがなく、ポンプとマスクシ
リンダとの連通が確実に阻止されるのである。
しかも、助勢液圧であるマスクシリンダの液圧が作用さ
せられるピストン受注面の面積は、上記弁子が第一の弁
座に押し付けられた状態での受圧面積以下とされている
ため、切換弁の弁子が第一・の弁座に着座してマスクシ
リンダを電磁制御弁に連通させた状態で、マスクシリン
ダ液圧が電磁制御弁とピストンとに供給される場合に、
ピストンはマスクシリンダ液圧の上昇にも拘らず弁子を
第一の弁座に着座から押し上げることがなく、そのため
マスクシリンダが遮断されてしまうことがないのである
実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
図において10はマスクシリンダであり、互いに独立し
た二つの加圧室を備えてブレーキ操作部材たるブレーキ
ペダル12の踏込み操作に基づいてそれぞれの加圧室に
同じ高さの液圧を発生させる。一方の加圧室に発生した
液圧は左右の後輪14.14(以下単に後輪14という
)にそれぞれ設けられたブレーキのブレーキシリンダで
あるリヤホイールシリンダ16.16に供給される。も
う一方の加圧室で発生した液圧は、図示は省略するが、
左右の前輪にそれぞれ設置られたブレーキのフロン11
;イールシリンダに供給されるようになっており、本実
施例の液圧ブレーキ装置は前後二系統式となっている。
マスクシリンダ10とリヤホイールシリンダ16.16
(以下単にホイールシリンダ16という)とを接続する
主液通路の途中には1.切換弁18と電磁制御弁20と
が設けられており、それらによって主液通路はマスクシ
リンダ側通路22.中間通路24およびホイールシリン
ダ側通路26の三つの部分に分かれている。また、マス
クシリンダ側通路22とホイールシリンダ側通路26と
の間には切換弁18および電磁制御弁20をバイパスす
るバイパス通路28が設けられ、このバイパス通路28
にはホイールシリンダ16側からマスクシリンダ10側
へ向かう方向を順方向とする逆止弁30が設けられてい
る。
電磁制御弁20にはリザーバ通路32を経てリザーバ3
4が接続されている。このリザーバ34は、ハウジング
36内に可動部(・1とし−(のビス1ン38か摺動可
能に嵌合されることにより容積可変の液室40か形成さ
れたものであり、ビス1ン38はスプリング42によっ
て常に液室40の容積を減少させる向きに伺勢されてい
る。そして、その液室40ζこ蓄えられたブレーキ液は
、モータ44の駆動によりポンプ4Gが汲め上げ、ポン
プ通!7848および前記り換弁18を経て主液通路の
一部である中間3m路24へ供給するようになっている
」二連の電磁制御弁20ば、昇圧許容状態と液圧保持状
態と碑圧許容状態との三つの状態に切換えかiiJ能な
切換弁である。昇圧許容状態は図示のよ)ル、皿中間+
Ii/324をホイールシリンダ側通路26に連通さ−
Uて、マスクシリンダ10もしくはポンプ46からのブ
レーキ液によってホイールシリンダ16の液圧が」二昇
することを許容する状態であり、液圧保持状態は中間通
路24.ホイールシリンダ側通路26およびリザーバ通
路32の全てを遮断してホイールシリンダ16の液圧を
一定に保持する状態である。また、降圧許容1ノ(態は
ホ・イールシリンダ側通路26をり史−ハ通路32に連
通させ、ホイールシリンダ16からブレーキ液かリザー
バ34へ流出することを可能にして、ホイールシリンダ
16の液圧か1逢下することを許容する状態である。
この電磁制御弁20の切換えはコントローラ50からの
指令信号によって行われる。コントローラ50ばマ・イ
クロコンピュータを主体とする4)のであり、左右の後
輪14の回転速度を検知するセ/す52を備えており1
、これらセンサ52からのWjMに基づいて左右後輪1
4のスリップ状態を111ビし、電磁制御弁20のソレ
ノイド54に対するh流の供給を制御す、乙ことによ−
、て1.電磁制御弁20を前記三つの状態のいずれかに
切り換えるのであるが、公知のものであり、また本発明
の理解に直接必要がないため詳細な説明は省略する。
コントローラ50は更にポンプ46を駆動する前記モー
タ44をも起動・停止させる役割を果たす。すなわちア
ンチメキノト−装置によるホイールシリンダ16の液圧
:!、す御が開始されたとさ、つまり電磁制御弁20が
賀正81[容状態から液圧保持状態もしくは降圧許容1
ノへ第1回「1に切り換えられたとき、″1ントローラ
50がモータ44を起動し、アン−ブース・1−ノド装
置の作動中は相続してポンプ40を駆動し続りるJ、う
にされているのである。
ごのボ〉・ブ46の吐出圧、つまりポンプ通路48のブ
レーキ液圧は、リリーフ弁56によって制御されるよう
になっている。このリリーフ弁561、J、ポンプ46
をバイパスして中間通路24とリザーバ34とを接続す
るりリーフ通路の途中に設りられ、このリリーフ通路は
リリーフ弁56を挾/Llで、中間通路24に連通ずる
導入通路58とリザーバ34に連通ずるI−レン通路6
0とに分かれている。さらにリリーフ弁56は制御通路
62によって、電磁制御弁20とホイールシリンダ1G
とを接続するホイールシリンダ側通路26に接続されて
いる。このリリーフ弁56のハウジング64内には弁室
66とピストン室68とが連続して形成され、弁室66
に導入通路58およびドレン通路60か開口し、ピスト
ン室(;8に制御通路62が開D Lでいる。そして、
2η入通路58の弁室66への開口部には弁座70が形
成され、この弁座70に着座可能な球状のリリーフ弁子
72が弁室66内に移動可能に収容されている。このリ
リーフ弁子72は弁座70に着座した1〕〈態では導入
通路58とドレン通路60との連通を阻止するが、導入
通路58を経て圧送されるブレーキ液の液圧によって弁
座70から押し上げられたときG、二は、双方の通路5
8と60とを連通さセて、ポンプ通路48のブレーキ液
が中間通路24.7#人通路58、弁室66およびトレ
ン通路60を経てリザーバ34に還流することを許容ず
イ〕ものである。
リリーフ弁子72の背後においては制御ピストン74が
前記ピストン室68に摺動可能に嵌合され、スプリング
76によってリリーフ弁子72を弁座70に押し付りる
向きに伺勢されている。この制御ピストン74のリリー
フ弁子72とは反対側の端面(受圧面)と、ピストン室
68の一部とによって制御室78が形成され、この制御
室78に制御通路62を経てホイールシリンダ16の液
圧か導かれ、そのホイールシリンダ液圧か制御ピストン
74の受圧面に対してスプリング76の付勢方向と同し
向きに作用することにより、制御ピストン74はスプリ
ング76の付勢力とホイールシリンダ1(うの液圧とに
よってリリーフ弁子72を弁座701:二押し付けろよ
うになっている。ずなわl、1、二のリリーフ弁子72
目゛ホイールシリンダ1firEが高りればそのリリー
フ圧が高く、低ければリリーフ圧も低くなるものであっ
て、ポンプ通路48の液圧がホイールシリンダ液圧より
設定値以上に同くなったとき開くリリーフ弁なのである
なお、制御ピストン74の受圧面積S−とリリーフ弁子
72の受圧面積spとは等しくなるようにされている。
最後に切換弁18について説明する。
この切換弁18のハウジング80ば、マスクシリンダ側
通路22.中間通路24およびポンプ通路48の接続部
に形成された弁室82と、ポンプ通路48の弁室82に
近接する部分に形成されたビスI・ン室84とを備え、
弁室82には球状の弁子86か移動可能に収容され、ビ
ス1ン室84にはピストン88が摺動可能G、二嵌合さ
れている。また、ポンプ通路48から圧送されるブレー
キ液が弁室82内に流入する開口部には第一の弁座90
が形成され、この第一の弁座90に対向して第二の弁座
92が設けられ、これはマスクシリンダ側通路22から
圧送されるブレーキ液が弁室82内に流入する開口部に
形成されている。上記弁子86はこれら第一・の弁座9
0と第二の弁座92とに択一的に着座し得るようにされ
ているが、同勢手段としてのスプリング94によって常
に第一の弁座90に着座する向きに付勢されている。
上記ピストン室84は、ピストン88によってそれの軸
方向における一端側のポンプ側液室96と他端側の弁子
側液室98とに分断されているが、ピストン88には絞
り100を有する絞り通路102がほぼ軸方向に貫通し
て形成さり、ていて、この絞り100を経てポンプ側液
室96と弁子側液室98とを互いに連通させている。そ
して、ピストン88はポンプ46が作動していない通常
の状態ではスプリング94によって後退させられ、弁子
86か第一の弁座90に着座するごとを許容するように
なっている。
さらに、ビスI・ン室84にはポンプ側液室96と弁子
側液室98との間に助勢液室104か形成されている。
3なわら、このピストン室84は弁子86側に大径穴部
を、またポンプ46側に小径穴部をそれぞれイjする段
付状に形成され、またピノ、1〜ン88はこれら大径穴
部および小径穴部にそれぞれ対応する大径軸部および小
径軸部を有する段伺状のものであって、このようなピス
トン88がピストン室84に嵌合される結果、ピストン
室84の段(4部とピストン88の段41部との間に、
弁子側液室98およびポンプ側液室96とは独立の助勢
液室104が円環状に形成されているのである。
この助勢液室104には、マスクシリンダ側通路22の
液圧を導く助勢通路106が接続されて、ピストン88
の肩面によって構成される円環状の受圧面108にマス
クシリンダ液圧を作用させるよ・うになっている。その
結果、ピストン88は受圧面108の受圧面積SXにマ
スクシリンダ液圧Pmを乗じた助勢カニPm −3工て
弁子側液室98の側に付勢されて、弁子86にそれを第
二の弁座92に押し付ける向きの助勢力を与えるように
なっており、本実施例では助勢液室104と助勢通路1
06とが弁子86に上記助勢力を与える助勢手段を構成
している。ただし、ピストン88の受圧面108の受圧
面積S1は弁子86が第一の弁座90に押しイ」けられ
た状態においてマスクシリンダ液圧Pmを受ける受圧面
積S2にほぼ等しいかそれより小さい面積に選ばれてい
る。
というのは、ポンプ46が起動しない状態でかつ弁子8
6が第一の弁座90に着座した状態において、マスクシ
リンダ液圧PITlが切換弁18を経て電磁制御弁20
に供給される場合の弁子86に関する力の釣り合いを考
えると、スプリング94のイ;J勢力をl・゛として、 Pm ・Sl −I’m −32+F の関係か成立し、ここでスプリング94のイ」勢力Fは
、マスクシリンダ液圧Pmに比べればほとんと無視°ζ
きるはとに小さなものであり、従って81 ≦32 とされていれば、ポンプ46が起動していないにも拘ら
す弁子86がビス1ン88によって第二の弁1jE92
に着座さ−Uられることが回避されるからである。
次に、作動を説明する。
以上のように構成されたアンチスキッド装置イ」液圧ブ
レーキ装置は、通常ば切換弁18の弁子86が第一の弁
座90に着座させられてポンプ側通路48を遮断する一
方でマスクシリンダ側通路22を中間通路24に連通さ
せる第一状態にあり、また電磁制御弁20が中間通路2
4をホイールシリンダ側通路26に連通させる昇圧許容
状態にあってマスクシリンダ10とホイールシリンダ1
6とが連通させられている。また、リザーバ34のピス
トン38が前進端位置にあって液室40は容積が最小の
状態にあり、ポンプ46は停止している。
この状態からブレーキペダル12が踏め込まれると、マ
スクシリンダIOで発生させられたフレーキ液圧がマス
クツリング側通路22.切換弁18、中間通路24.電
磁制御弁20およびホイールシリンダ側通路26を経て
ホイールシリンダ16に供給される。なお、助勢通路1
06を経て助勢液室104にもマスクシリンダ液圧が供
給されるが、その液圧を受けるピストン88の受圧面積
S□が弁子86の受圧面積S2以下とされているため、
弁子86がマスクシリンダ10を遮断する向きに移動さ
せられることはない。そして、ホイールシリンダ16に
ブレーキ液が供給される結果ブレーキが作動し、左右後
輪14の回転が抑制されて自動車が減速されるのである
が、この場合、路面の摩擦係数が高くまたブレーキペダ
ル12の踏込力が小さければ、左右後輪14には問題と
なるようなスリ、プが生ぜず、コン10−ラ50は電磁
制御弁20を切り換えないためブレーキ装置はアンチス
キノl′装置がない場合と同様に作動する。
しかし、路面の摩擦係数に対してブレーキペダル12の
踏込力が大きかった場合には、左右後輪14のスリップ
率が適正範囲を超えて増大する。
従ってコントローラ50がその事実をセンサ52を介し
て検知し、電磁制御弁20を昇圧許容状態から液圧保持
状態もしくは降圧許容状態へ切り換えると同時に、モー
タ44を起動する。
電磁制御弁20が液圧保持状態に切り換えられた場合に
はホイールシリンダ16の液圧が一定に保持されるので
あるが、降圧許容状態に切り換えられた場合にはホイー
ルシリンダ16からリザーバ34ヘブレーキ液が排出さ
れ、ホイールシリンダ16の液圧が低下する。それと同
時にリザーバ34へ流入したブレーキ液がポンプ46に
よって汲み」二げられ、ポンプ通路48を経て切換弁1
8に圧送される。この切換弁18のピストン88は受圧
面108にマスクシリンダ液圧を受りており、さらにポ
ンプ46の駆動によってポンプ側液室96の液圧が高め
られるごとにより、弁786の側に移動し、スプリング
94を圧縮させつつ弁子86を第一の弁座90から浮き
上からゼで第二の弁座92に着座させ、その結果、切換
弁18はマスクシリンダ通路22を遮断する一方でポン
プ通路48を電磁制御弁20に連通させる第二状態に切
り換えられる。この切換えのときには、ピストン88は
実質的に絞り通路102が存在しない場合とほぼ同様に
ポンプ46から圧送されるブレーキ液の液圧を受け、ま
た弁子側液室98の容積が減少する一方で助勢液室10
4の容積が増大するため、弁子側液室98に存在するブ
レーキ液は助勢通路106を経て助勢液室104に移動
することとなる。そして、」二記のようにマスクシリン
ダ側通路22が弁子86によって遮断されることにより
、ポンプ46から圧送されたブレーキ液がマスクシリン
ダ10に流入することが防止され、ブレーキペダル12
が突き戻されるキックハック現象の発生が回j苛される
リノ換弁18が第二状態に切り換えられたときに6.1
、電磁制御弁20がlグ圧保持状態もしくは降圧11′
1容状態であって中間通路24が遮断されている・ため
、ポンプ通路48および中間通路24の液圧が上昇する
が、その液圧がリリーフ弁56のリリーフ圧に達すると
、リリーフ弁56が開いてポンプ通路48および中間通
路24のブレーキ液をドレン通路60を経てリザーバ3
4へ逃がし、これによりポンプ4Gの過負荷が回避され
る。このリリーフ弁56は、前述のようにポンプ側液圧
Pρがホイールシリンダ液圧PwよりΔPだけ高くなっ
たとき開いて、両者の圧力差ΔPが一定となるようにポ
ンプ側液圧ppを制御する。つまり、この圧力差ΔPは
スプリング76の(=J勢カf、制御ピストン74の受
圧面積Swおよびリリーフ弁子72の受圧面積Spによ
って、 八P=Pw’ ((Sw /Sp ) 1 )+ f/
Spで表されるが、前述のように制御ピストン74の受
圧面積Swとリリーフ弁子72の受圧面積Spとが等し
くされているため、圧力差ΔPは一定となるのである。
そして、このようにポンプ46が作動し、かつリリーフ
弁56がブレーキ液のリザーバ34への還流を許容する
状態では、ポンプ46から圧送されるブレーキ液がポン
プ側液室96から絞り通路102の絞り100を経て弁
子側液室98の側へ流通させられ、その絞り100の作
用に基づき双方の液室96および98間に液圧差が生し
、ピストン88はより低圧である弁子側液室98の側に
向かう力を受け、またブレーキ液が絞り通路1゜2を流
通する際に生ずる粘性抵抗によってもピストン88には
弁子86を第二の弁座92に押し付ける向きの力が働く
。また、リリーフ弁5Gが閉じて絞り通路102にブレ
−キ液圧側通路生じない状態においては、ポンプ側液室
96と弁子側液室98との間に差圧は生じなくなるが、
弁子側液室98のブレーキ液圧が直接に弁子86に作用
する。
いずれにしても、ポンプ46がら切換弁18にji送さ
れZ、ブレーキ液が弁子86を第ニーの弁座92に押し
伺りる向きの力を与えるが、そのポンプ71 jiの用
出圧つまりポンプ通路48の液圧は、リリーフ弁56に
よってホイールシリンダ16の液J1−の高低に応して
制御されるため、ホイールシリンダ16の液圧が低くな
ったときはポンプ通路48の液圧も低くなり、そのため
弁子86を第二の弁座92に押し付ける力が低下して、
弁子86が第二の弁座92からマスクシリンダ液圧によ
って押し離され易くなる。
しかし、ピストン88の受圧面108には、助勢通路1
06を経て助勢液室104に導かれるマスクシリンダ液
圧が作用させられ、ポンプ46がら圧送されるブレーキ
液とは別に弁子86を第二の弁座92に押し付ける向き
の力を付与しているため、ポンプ通路48の液圧が低い
状態でブレーキペダル12が強く踏み込まれ、マスクシ
リンダ液圧が高くなった状態においても、切換弁18は
マスクシリンダ10を遮断した第二状態に安定に保たれ
るのである。
なお、そのような助勢通路106および助勢液室104
を設ける代わりに、ピストン88のポンプ側液室96か
ら受レノる液圧の受圧面積を大きくすることにより、弁
子86を第二の弁座92に押し付ける向きの力を大きく
することも可能であるが、その場合にはピストン88の
径を大きくとる必要があって車両搭載上不利になるのに
対し、マスクシリンダ液圧をピストン88の受圧面10
8に作用させるようにすれば、そのような問題が生ぜず
好都合なのである。
以上のように、ブレーキペダル12が踏み込まれてから
第1回目に電磁制御弁20が液圧保持状態もしくは降圧
許容状態へ切り換えられることによって左右後輪14の
スリップ率が低下したならば、その事実をセンサ52を
介してコントローラ50が検知し、電磁制御弁20を液
圧保持状態もしくは昇圧許容状態に切り換える。その結
果、中間通路24がホイールシリンダ側通路26に連通
させられると、ポンプ46から圧送されるブレーキ液が
切換弁18.電磁制御弁20等を経てボイ−ルシリンダ
16に供給され、その液圧か高められる。このときの昇
圧速度は、ポンプ通路48の液圧がホイールシリンダ1
6の液圧よりとれだけ高いか、つまり両者の圧力差ΔP
によって決まるのこあるが、前記リリーフ弁56によっ
てその圧力y゛Δ1)が一定となるよ・うGこポンプ側
液圧が制御される人:め、ポンプ4Gによってボイール
ジリンタ16のlf気圧を高める際の昇圧速度がホイー
ルシリンダ液圧の高低に拘らず一定となる。このことは
、一つにG、1ホイールシリンダ液圧が低いのにポンプ
側の商い液圧が押し込まれることにより生じ易いオーバ
シュートの防止につながり、また一つにはホイールシリ
ンダ液圧が高い状態でそれに見合った高さのポンプ側液
圧を押し込むことが望ましいにも拘らず、ポンプ側液圧
が低いために昇圧速度が遅くなってしまうことを回避す
ることにつながる。
ホイールシリンダ16にポンプ46から圧送されるブレ
ーキ液が供給されるときにば切換弁18の弁子側液室9
8内のブレーキ液が弁室82を経て中間通路24の側に
流出するため、弁子側液室98の液圧が一時的に低下し
て弁子86自体にそれを第二の弁座92に押しイτjけ
る向きに作用する液圧が低下することとなるが、同時に
ピストン88の前後に絞り100の絞り効果に基づく液
圧差が生じて、ピストン88に弁子86を第二の弁座9
2に押し付ける向きの力が作用し、しかも助勢液室10
4に導かれているマスクシリンダ液圧によってもそれと
同し方向の力が生しているため、弁子86は第二の弁座
92に着座させられた状態を保つのである。
以上のようにして、ポンプ46からのブレーキ液の供給
によりホイールシリンダ16の液圧か上昇して左右後輪
14に対する制動力が増大した結果、それらと路面との
スリップ率が再び適正範囲を超えそうになれば、その事
実をセンサ52を介してコントローラ50が検知し、電
磁制御弁20を再び液圧保持状態もしくは降圧許容状態
に切り ′換える。以後、同様のことが繰り返されて、
左右後輪14と路面とのスリップ率が適正値前後に保ノ
これるようにホイールシリンダ16の1iffi圧力<
ili’l f3nされ、自動車は走行安定性を損なう
ことなく、しかも最も効率良く減速、もしくは停車させ
られることとなる。
自動車が予め定められている一定速度以下まで減速され
た場合や、ブレーキペダル12の踏込のが解除された場
合には、コントローラ50が電磁制御弁20を昇圧許容
状態に切り換えてアンチスキッド装置は非作動状態に復
し、ブレーキペダルレ12の踏込め解除に伴ってホイー
ルシリンダ16からバイパス通路28を経°ζブレーキ
液がマスクシリンダ10に戻される。なお、ポンプ46
はその後も一定短時間駆動されるため、リザー/X34
内にブレーキ液が残っていた場合には、そのブレーキ液
は切換弁18.中間通路24.電磁制御弁20、バイパ
ス通路28.逆止弁30およびマスクシリンダ側通路2
2を経てマスクシリンダ10へ戻され、リサーハ34は
容積最小の状態に復する。
そして、ポンプ46が停止させられてポンプ側液圧が低
下すると、切換弁18の弁子86はスプリング94の付
勢力に従ってピストン88を後退させつつ第一の弁座9
0に着座し、ポンプ通路48を遮断すると第一状態に復
帰する。このとき、逆止弁30の開弁圧に起因してホイ
ールシリンダ側通路26に残存していた液圧はブレーキ
液がこの切換弁18を経てマスクシリンダ10へ還流す
ることによって消滅し、ブレーキの引摺が防止される。
以上、本発明の一実施例を詳細に説明したが、ごれは文
字通り例示であって、本発明はそれらの具体的な記載に
よって限定されるものではない。
例えば、前記実施例においては切換弁18のピストン8
8自体に絞り通路102が設けられていたが、それに代
えてハウジング80にポンプ側液室96と弁子側液室9
8とを連通させる絞り通路を設りるようにすることもで
きる。
また、リリーフ弁56の導入通路58をポンプ通路48
に接続するようにしてもよく、さらに言えば、ホイール
シリンダ液圧とポンプ側液圧とのj]−力差を一定に保
つリリーフ弁に代えて小にポンプ側液圧が一定値に達し
たとき開くリリーフ弁を採用することもてきる。
さらに、電磁制御弁20について言えば、複数の電磁弁
を組み合わせるごとにより前述のような三つの状態を取
り得るようにしてもよく、また液圧保持状態は必要不可
欠というわけではなく、昇圧許容状態と降圧許容状態と
のみによってブレーキシリンダ液圧を制御することも可
能である。
また、前述の実施例では左右後輪14のリヤホイールシ
リンダの液圧制御のみについて説明したが、実際にはフ
1コントボイールシリンダのブレーキ液圧も同様なアン
チスキット装置によって制御されるのが普通であり、そ
の場合、左右前輪の各ホイールシリンダにつき各々専用
のアンチスキッド回路を設けるよ・うにしてもよいし、
共用のアンチスキッド回路を設りるようにしてもよい。
このことは左右後輪14の各ホイールシリンダ16につ
いても同様である。その他にも、本発明の趣旨を逸脱し
ない限りにおいて、当業者の知識に基づき種々の変更、
改良等を施した態様で本発明を実施し得ることは勿論で
ある。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例であるアンチスキッド装置を備え
た自動車用液圧ブレーキ装置の一部を示す回路図である
。 10:マスクシリンダ 12ニブレーキペダル(ブレーギ操作部材914:左右
の後輪 16:リヤホイールシリンダ 18;切換弁 20:電磁制御弁 34、リザーバ 44:モータ 46:ポンプ 48:ポンプ通路 50:コントローラ 56:リリーフ弁58:導入通路
 60 : )”シン通路62:制御通路 70:弁座 72:リリーフ弁子 7−4;制御ピストン78:制御
室 80:ハウシング 82:弁室 84:ピストン室 8【う、弁子 88:ピストン 90;第一の弁座 92:第二の弁座 94ニスプリング(イマj勢手段) 96:ポンプ側液室 98:弁子側液室100;校り 
102;絞り通路 出願人 1−ヨク自動車株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1) ブレーキ操作部材の操作に応じてマスクシリン
    ダで発生さ一已られたブレーキ液圧が、自動車の車輪の
    回転を抑制するブレーキに設けられたブレーキシリンダ
    に導かれてそのブレーキを作動させる形式の自動車用液
    圧ブレーキ装置に設けられて、前記車輪と路面とのスリ
    ップ率が過大となることを防止するために前記ブレーキ
    シリンダの液圧を制御するアンチスキッド装置であって
    、一定量のブレーキ液を収容可能なリザーバと、前記マ
    スクシリンダとブレーキシリンダとを接続する主液通路
    の途中に設けられ、ブレーキシリンダをマスクシリンダ
    に連通させる昇圧許容状態と、前記リザーバに連通させ
    る降圧許容状態とに切換えが可能な電磁制御弁と、 前記車輪のスリップ状態を監視しつつ前記ブレーキシリ
    ンダの液圧が適正な高さとなるように前記電磁制御弁を
    切り換えるコントロニラと、前記電磁制御弁の前記昇圧
    許容状態から前記降圧許容状態への第1回目の切換え時
    に起動されて前記リザーバからブレーキ液を汲み上げ、
    ポンプ通路を経て前記主液通路の前記電磁制御弁と前記
    マスクシリンダとを接続する部分に供給するポンプと、 前記ポンプ通路の前記主液通路への接続部に設けられ、
    前記マスクシリンダを前記電磁制御弁に連通させる一方
    で前記ポンプを遮断する第一状態と、そのポンプを電磁
    制御弁に連通させる一方でマスクシリンダを遮断する第
    二状態とに択一的に切り換えられる切換弁と、 前記ポンプ通路の液圧が設定値以上になったときそのポ
    ンプ通路から前記リザーバへのブレーキ □液の還流を
    許容するリリーフ弁とを備え、かつ、前記切換弁が、 前記ポンプ通路と前記主液通路との接続部に形成された
    弁室と、 前記ポンプ通路を経て前記ポンプから圧送されろブレー
    キ液が前記弁室内に流入する開口部゛に形成された第一
    の弁座と、 前記」ユ液通路を経て前記マスクシリンダから圧送され
    るブレーキ液が前記弁室内に流入する開口部に前記第一
    の弁座と対向して形成された第二の弁座と、 前記弁室内に移動可能に収容され、前記第一および第二
    の弁座に択一的に着座可能な弁子と、その弁子を前記第
    一の弁座Lコ着座する方向へ常時付勢する付勢手段と、 前記ポンプ通路の一部を成すピストン室に摺動可能に嵌
    合されて、そのピストン室をポンプ側液室と弁子側液室
    とに仕切るとともに、通常は前記弁子が第一の弁座に着
    座することを許容するピストンと、 前記ポンプ側液室と弁子側液室とを絞りを経て互いに連
    通させ、前記ポンプの起動後にそのポンプから圧送され
    るブレーキ液をポンプ側液室から弁子側液室に流通させ
    るとともに、前記絞りの作用に基づく液圧差をそれら双
    方の液室間に生しさせることによりピスト・ンを移動さ
    せて前記弁子を第二の弁座に着座させる絞り通路と、 前記ピストンの、前記弁子の前記第一の弁座に押し付け
    られた状態における受圧面積以下の受圧面積を有する受
    圧面に、前記マスクシリンダの液圧を前記弁子を第二の
    弁座に押し伺げろ向きに作用させる助勢手段と を含むことを特徴とするアンチスキッド装置。 (2〕 前記リリーフ弁が、 前記ポンプ通路、または前記主液通路の前記切換弁と前
    記電磁制御弁とを接続する中間部分に接続され、前記ブ
    レーキシリンダの液圧を制御液圧として受けることによ
    り前記ポンプ通路の液圧がブレーキシリンダ液圧より設
    定値以上に高くなったとき前記ポンプ通路または前記中
    間部分から前記リザーバへのブレーキ液の還流を許容し
    、前記ポンプ通路の液圧とブレーキシリンダ液圧との差
    をほぼ一定に保つものである特許請求の範囲第1項記載
    のアンチスキッド装置。 (3)前記切換弁のピストン室が前記弁子側に大径穴部
    を、また前記ポンプ例に小径穴部をそれぞれ有する段付
    状に形成され、かつ、前記ピストンがそれら大径穴部お
    よび小径穴部にそれぞれ対応する大径軸部および小径軸
    部を有する段付状のものであって、その結果、ピストン
    室の段付部とピストンの段付部との間に前記弁子側液室
    およびポンプ側液室とは独立の助勢液室が形成され、そ
    の助勢液室に前記マスクシリンダ側の液圧を導く助勢通
    路が接続されて、前記ピストンの受圧面である環状の肩
    面にマスクシリンダ液圧を作用させるようになっており
    、それら助勢液室と助勢通路とが前記助勢手段を構成し
    ている特許請求の範囲第1項または第2項記載のアンチ
    スキッド装置。 (4)前記絞り通路が、前記ピストンをほぼ軸方向に貫
    通して形成されている特許請求の範囲第1項乃至第3項
    のいずれかに記載のアンチキッド装置。
JP9820184A 1984-05-16 1984-05-16 アンチスキツド装置 Pending JPS60244663A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2650799A1 (fr) * 1989-08-09 1991-02-15 Bosch Gmbh Robert Installation de freinage hydraulique a dispositif antiblocage pour vehicules automobiles

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2650799A1 (fr) * 1989-08-09 1991-02-15 Bosch Gmbh Robert Installation de freinage hydraulique a dispositif antiblocage pour vehicules automobiles

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