JPS6024349A - 強度靭性のすぐれた非調質型熱間加工用Ｃｒ−Ｍｏ鋼 - Google Patents
強度靭性のすぐれた非調質型熱間加工用Ｃｒ−Ｍｏ鋼Info
- Publication number
- JPS6024349A JPS6024349A JP11371184A JP11371184A JPS6024349A JP S6024349 A JPS6024349 A JP S6024349A JP 11371184 A JP11371184 A JP 11371184A JP 11371184 A JP11371184 A JP 11371184A JP S6024349 A JPS6024349 A JP S6024349A
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- steel
- toughness
- strength
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、主としてボイラー圧力容器用として使用さ
れるクロム・モリブデン餉鎖板のＡ Ｓ Ｔ Ｍ規格Ａ
３８７ Ｇｒ、１２、すなわちＩ Ｃｒ −１／２
Ｍｏ鋼の改良鋼に係り、さらに詳しくはＢ、Ａβ、 Ｔ
ｉ およびＮ量を制御することによって、調質熱処理を
施すことなく高強度が得られるＣｒＭｏ＠ｉｉに関する
。
れるクロム・モリブデン餉鎖板のＡ Ｓ Ｔ Ｍ規格Ａ
３８７ Ｇｒ、１２、すなわちＩ Ｃｒ −１／２
Ｍｏ鋼の改良鋼に係り、さらに詳しくはＢ、Ａβ、 Ｔ
ｉ およびＮ量を制御することによって、調質熱処理を
施すことなく高強度が得られるＣｒＭｏ＠ｉｉに関する
。
ｃｒ−Ｍｏ鋼板は、ＪＩＳ規格でボイラ及び圧力容器用
クロム・モリブデンｍ ｆｌｌ板（ＳＣＭＶ）、あるい
は高温高圧用８Ｍ品（ＳＣＰＨ）として規格化されてい
る。近年圧力容器が大型化し、これに従って鋼板の肉厚
は厚くなり、１ｏｏｒ！Ｉｍを超える極厚端板が使用さ
れるようになったが、肉厚を厚くするにつれて溶接残留
応力除去のための暁鐘温度が高くなり、さらにその保持
時間も長くなる傾向にある。そして応力除去焼鈍後に、
必要とされる強度を確保することが最大の問題となって
いる。
クロム・モリブデンｍ ｆｌｌ板（ＳＣＭＶ）、あるい
は高温高圧用８Ｍ品（ＳＣＰＨ）として規格化されてい
る。近年圧力容器が大型化し、これに従って鋼板の肉厚
は厚くなり、１ｏｏｒ！Ｉｍを超える極厚端板が使用さ
れるようになったが、肉厚を厚くするにつれて溶接残留
応力除去のための暁鐘温度が高くなり、さらにその保持
時間も長くなる傾向にある。そして応力除去焼鈍後に、
必要とされる強度を確保することが最大の問題となって
いる。
このほか強度が低下する原因として、使用に供する前に
通常行なわれる煉ならしあるいは焼ならし一焼もどしに
おいて、板厚が厚くなるほど焼ならし時の冷却速度が遅
（なることが挙げられる。
通常行なわれる煉ならしあるいは焼ならし一焼もどしに
おいて、板厚が厚くなるほど焼ならし時の冷却速度が遅
（なることが挙げられる。
ここで合金元素をさらに添加すれば、必要な強度を得る
ことができるが、溶接低温割れ感受性の増大、あるいは
ポンド靭性が劣化するなど溶接性の低下を招く欠点があ
る。
ことができるが、溶接低温割れ感受性の増大、あるいは
ポンド靭性が劣化するなど溶接性の低下を招く欠点があ
る。
この発明は、溶接性の低下をきたすことなく、極厚Ｃｒ
Ｍｏａ板の強度を高めるために、Ｂの焼入れ性向上効
果を利用した、ｃｒＭｏｔＷＡを提案するものである。
Ｍｏａ板の強度を高めるために、Ｂの焼入れ性向上効
果を利用した、ｃｒＭｏｔＷＡを提案するものである。
Ｂの焼入れ性向上効果は周知の如く、鋼の強度を確保す
るために微量のＢを添加するものであるが、これは焼入
れ一焼もどしの調質熱処理を行う鋼が対象であった。
るために微量のＢを添加するものであるが、これは焼入
れ一焼もどしの調質熱処理を行う鋼が対象であった。
そこで、調質熱処理を行なうことなく、焼ならし処理を
施して製造する極厚６１１板に対してＢの添加の可否に
ついて種々検討を行い、Ｂ、 ＡＩ、 ＴｉおよびＮｍ
の制御が必須要件であることを見出した。
施して製造する極厚６１１板に対してＢの添加の可否に
ついて種々検討を行い、Ｂ、 ＡＩ、 ＴｉおよびＮｍ
の制御が必須要件であることを見出した。
Ｂはオーステナイト粒中に固溶し、粒界に偏析すること
によりフェライト変態を抑制し、焼ならし時の強度を増
大できるが、焼ならし時の冷却速度カ遅いので、Ｂ量が
多くなるとオーステナイト粒界にポロン析出物として析
出し、かえってフェライト変態を促進させる。従ってＢ
は微量の添加が必須条件となる。
によりフェライト変態を抑制し、焼ならし時の強度を増
大できるが、焼ならし時の冷却速度カ遅いので、Ｂ量が
多くなるとオーステナイト粒界にポロン析出物として析
出し、かえってフェライト変態を促進させる。従ってＢ
は微量の添加が必須条件となる。
又、鋼中のＮはＢと結合し、その窒化物を生成しＢの有
効量が減少するため、Ｎを固定する必要がある。
効量が減少するため、Ｎを固定する必要がある。
このようなりの焼入れ性向上効果の消失を防止するには
、使用する原料などにより製造上Ｎを低減することがで
きず比較的多くのＮを含有する場合には、ＴｉおよびＡ
４によるＮの固定が有効である。
、使用する原料などにより製造上Ｎを低減することがで
きず比較的多くのＮを含有する場合には、ＴｉおよびＡ
４によるＮの固定が有効である。
すなわち、この発明は上述した知見に基づき、ＣＯ，１
１〜０．１７％、Ｓｉ ０．０５〜０．５０％、Ｍｎ
０．３０〜０．６５％、Ｃｒ ０．８０〜１．１５％、
Ｍｏ ０．４５〜０．６５％、８０．０００１５％以上
０．００１０ｑ６未満、ｓｏ＃Ａ／ ０．００５〜０．
１０％、Ｎ Ｏ，００４０〜０．０１５０％、Ｔｉ Ｏ
，０１〜０．０８％を含有し、残部はｐｃおよび不可避
的不純物よりなる強度靭性のすぐれた非調質型熱間加工
用Ｃｆ −Ｍｏ口である。
１〜０．１７％、Ｓｉ ０．０５〜０．５０％、Ｍｎ
０．３０〜０．６５％、Ｃｒ ０．８０〜１．１５％、
Ｍｏ ０．４５〜０．６５％、８０．０００１５％以上
０．００１０ｑ６未満、ｓｏ＃Ａ／ ０．００５〜０．
１０％、Ｎ Ｏ，００４０〜０．０１５０％、Ｔｉ Ｏ
，０１〜０．０８％を含有し、残部はｐｃおよび不可避
的不純物よりなる強度靭性のすぐれた非調質型熱間加工
用Ｃｆ −Ｍｏ口である。
以下にこれらの成分の限定理由を説明する。
Ｃは、必要な強度を得るために０．１１％以上の含有が
必須であるが、０．１７茅を超えると溶接低温割れ感受
性が増大するため、その含有量は０．１１〜０．１７％
とする。
必須であるが、０．１７茅を超えると溶接低温割れ感受
性が増大するため、その含有量は０．１１〜０．１７％
とする。
Ｓｉは、脱酸剤として又強度を確保する目的で０．０５
ｑｂ以上の添加が必要であるが、靭性の劣化を防ぐため
０．５０ ％以下とし、０．０５〜０．５０％の含有量
とする。
ｑｂ以上の添加が必要であるが、靭性の劣化を防ぐため
０．５０ ％以下とし、０．０５〜０．５０％の含有量
とする。
Ｍｎは、強度と靭性を確保するために０．３０％以上の
添加を行うが、溶接性を劣化させないために０．６５％
を上限とし、０．３０〜０．６５％の含有量とする。
添加を行うが、溶接性を劣化させないために０．６５％
を上限とし、０．３０〜０．６５％の含有量とする。
Ｃｒは、高温における耐食性と強度を確保するため０．
８０％以上の含有を必要とするが、１．１５％を超える
と溶接性が劣化するためこれを考慮し、０．８０〜１．
１５俤の含有量とする。
８０％以上の含有を必要とするが、１．１５％を超える
と溶接性が劣化するためこれを考慮し、０．８０〜１．
１５俤の含有量とする。
Ｍ、は、焼入れ性および焼もどし軟化抵抗を高めるため
、高温における強度を向上させる目的で０．４５％以上
の添加をするが、０．６５’ｌを超える含有量では焼も
どし脆化感受性が増大し、靭性が劣化するため、０．４
５〜０．６５％の範囲の含有量とする。
、高温における強度を向上させる目的で０．４５％以上
の添加をするが、０．６５’ｌを超える含有量では焼も
どし脆化感受性が増大し、靭性が劣化するため、０．４
５〜０．６５％の範囲の含有量とする。
Ｂは、この発明において溶接性を劣化させることなく、
長時間の応力除去暁鈍後の強度を確保するために必要な
元素である。焼ならし時の焼入れ性を高め強度を向上さ
せるため０．０００１５％以上の添加を行なうが、０．
００１０％以上では焼ならし冷却途中に“オーステナイ
ト粒界にボロン析出物として析出しかえって焼入れ性を
劣化させるため、０．０００１５係以上０．００１０％
未満の含有Ｑとする。
長時間の応力除去暁鈍後の強度を確保するために必要な
元素である。焼ならし時の焼入れ性を高め強度を向上さ
せるため０．０００１５％以上の添加を行なうが、０．
００１０％以上では焼ならし冷却途中に“オーステナイ
ト粒界にボロン析出物として析出しかえって焼入れ性を
劣化させるため、０．０００１５係以上０．００１０％
未満の含有Ｑとする。
５ｏｌＡｌは、Ａ４Ｎとして析出し、ＢＮを形成してＢ
の添加効果を無効にするＮを固定するため０．００５係
以上添加するが、０．１０％を超えると鋼塊割れを起こ
す原因となるため、ｏ、ｏｏｓ〜０．１０％の含有量と
する。
の添加効果を無効にするＮを固定するため０．００５係
以上添加するが、０．１０％を超えると鋼塊割れを起こ
す原因となるため、ｏ、ｏｏｓ〜０．１０％の含有量と
する。
Ｎは、Ａｌ単独で固定されるとき、０．００４０％を超
えると、Ｊだけでは熱間正値条件の影響を受け、ＢＮを
生成し上述の極微量のＢｉにおいてはその添加効果を発
揮させろことができない。そこで、Ｎカ０．００４０％
以上で材Ｔ ｉを共存させることにヨッてＢの焼入れ性
向上効果を損なわずにオーステナイト粒を微細化して銅
の靭性を向上させることができる。しかしＮ量が０．０
１５０％を超えるとＴｉの共存下であってもＢの焼入れ
性向上効果は消失する。このためＮは０．００４０−０
．０１５０％トシタ。
えると、Ｊだけでは熱間正値条件の影響を受け、ＢＮを
生成し上述の極微量のＢｉにおいてはその添加効果を発
揮させろことができない。そこで、Ｎカ０．００４０％
以上で材Ｔ ｉを共存させることにヨッてＢの焼入れ性
向上効果を損なわずにオーステナイト粒を微細化して銅
の靭性を向上させることができる。しかしＮ量が０．０
１５０％を超えるとＴｉの共存下であってもＢの焼入れ
性向上効果は消失する。このためＮは０．００４０−０
．０１５０％トシタ。
Ｔｉは、Ｎと結合してＴ ｉ Ｎとして析出するもので
、前述したようにＮが０．００４０％以上で抛Ｔｉを０
．０１％以上添加することによりＢの焼入れ性向上効果
を損なわずにかつオーステナイト粒の微細化により靭性
を向上させる効果を有する。しかし０．０１を超えると
靭性が劣化するため０．０１〜０．０８チとした。
、前述したようにＮが０．００４０％以上で抛Ｔｉを０
．０１％以上添加することによりＢの焼入れ性向上効果
を損なわずにかつオーステナイト粒の微細化により靭性
を向上させる効果を有する。しかし０．０１を超えると
靭性が劣化するため０．０１〜０．０８チとした。
実施例
第１表に示す成分組成を有するＣｒＭｏｔｔｌを、１５
０ｆｆｆｆ厚さに圧延し、第２表に示す製造条件に従い
焼ならしと応力除去焼鈍を施した。これらの各ＣｒＭｏ
鋼板に対して引張試験および行撃試験を行った。その試
験結果は第２表に示すとおりである。結果から明らかな
如く、この発明歯は強度と靭性がともにすぐれているこ
とがわかる。
０ｆｆｆｆ厚さに圧延し、第２表に示す製造条件に従い
焼ならしと応力除去焼鈍を施した。これらの各ＣｒＭｏ
鋼板に対して引張試験および行撃試験を行った。その試
験結果は第２表に示すとおりである。結果から明らかな
如く、この発明歯は強度と靭性がともにすぐれているこ
とがわかる。
すなわち、この発明は、従来の調質熱処理を行うことな
く、溶接残留応力除去のための焼鈍を行っても、必要な
倒板の強度が確保され、製造工程が少な（てすむすぐれ
たＣｒＭｏ＠である。
く、溶接残留応力除去のための焼鈍を行っても、必要な
倒板の強度が確保され、製造工程が少な（てすむすぐれ
たＣｒＭｏ＠である。
（以下余白）
第１表
（以下余白）
Claims (1)
- ＩＣ０，１１〜０．１７係、Ｓｉ Ｏ，０５〜０．５０
係、Ｍｎ ０．３０〜０．６５％、Ｃｒ Ｏ，８０〜１
．１５ ％、ＭＯｏ、４５〜０．６５％を基本成分とし
更にＢｏ、０００１５チ以上０．００１０％未満、ｓｏ
Ｊ？ＡＪｌ！ ０．００５〜０．１０％、 ＮＯ，００
４０〜０．０１５０％、Ｔｉ ０．０１〜０．０８％、
残部Ｆｅ及び不可避的不純物よりなることを特徴とする
強度靭性のすぐれた非調質型熱間加工用Ｃｒ−Ｍ。銅。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11371184A JPS6024349A (ja) | 1984-06-01 | 1984-06-01 | 強度靭性のすぐれた非調質型熱間加工用Ｃｒ−Ｍｏ鋼 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11371184A JPS6024349A (ja) | 1984-06-01 | 1984-06-01 | 強度靭性のすぐれた非調質型熱間加工用Ｃｒ−Ｍｏ鋼 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP54073792A Division JPS5942744B2 (ja) | 1979-06-11 | 1979-06-11 | 強度靭性のすぐれた非調質型熱間加工用Ｃｒ−Ｍｏ鋼 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6024349A true JPS6024349A (ja) | 1985-02-07 |
Family
ID=14619217
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11371184A Pending JPS6024349A (ja) | 1984-06-01 | 1984-06-01 | 強度靭性のすぐれた非調質型熱間加工用Ｃｒ−Ｍｏ鋼 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6024349A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108286013A (zh) * | 2017-10-26 | 2018-07-17 | 新疆八钢铁股份有限公司 | 一种中厚板容器用钢15CrMnR炼钢连铸生产方法 |
-
1984
- 1984-06-01 JP JP11371184A patent/JPS6024349A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108286013A (zh) * | 2017-10-26 | 2018-07-17 | 新疆八钢铁股份有限公司 | 一种中厚板容器用钢15CrMnR炼钢连铸生产方法 |
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