JPS6024326A - 成形性にすぐれたフエライト系ステンレス鋼板の製造方法 - Google Patents
成形性にすぐれたフエライト系ステンレス鋼板の製造方法Info
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- JPS6024326A JPS6024326A JP13024183A JP13024183A JPS6024326A JP S6024326 A JPS6024326 A JP S6024326A JP 13024183 A JP13024183 A JP 13024183A JP 13024183 A JP13024183 A JP 13024183A JP S6024326 A JPS6024326 A JP S6024326A
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- Japan
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- stainless steel
- annealing
- ferritic stainless
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D8/00—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment
- C21D8/02—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of plates or strips
- C21D8/04—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of plates or strips to produce plates or strips for deep-drawing
- C21D8/0405—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of plates or strips to produce plates or strips for deep-drawing of ferrous alloys
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- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
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- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(技術分野)
フェライト系ステンレス鋼板の製造法に関して、この明
細声にのべる技術内容は、製造工程をとくに簡略化して
、しかも従来法により製造された製品と比べて同等もし
くはそれ以上のりジング性ならびに成形性確保を同舟し
た開発成果に関連している。
細声にのべる技術内容は、製造工程をとくに簡略化して
、しかも従来法により製造された製品と比べて同等もし
くはそれ以上のりジング性ならびに成形性確保を同舟し
た開発成果に関連している。
(問題点)
フェライト系ステンレス鋼板の冷間圧延製品は、従来鋼
塊を分塊圧延して得たスラブや連続鋳造法によるスラブ
(連鋳スラブ)を熱間圧延した熱間圧延鋼帯をコイル状
に巻いた状態でバッチ方式で650〜850°Cでの長
時間焼なましく通常ベル焼なましと呼ばれている)を行
った後、−回の冷間圧延(−回冷延法)か又は中間焼な
ましをはさんだ2回の冷間圧延(2回冷延法)により最
終の板厚に冷延し、ついで最終仕上焼なましを行って製
品とされている。
塊を分塊圧延して得たスラブや連続鋳造法によるスラブ
(連鋳スラブ)を熱間圧延した熱間圧延鋼帯をコイル状
に巻いた状態でバッチ方式で650〜850°Cでの長
時間焼なましく通常ベル焼なましと呼ばれている)を行
った後、−回の冷間圧延(−回冷延法)か又は中間焼な
ましをはさんだ2回の冷間圧延(2回冷延法)により最
終の板厚に冷延し、ついで最終仕上焼なましを行って製
品とされている。
しかしベル焼なましは通常40時間にも及ぶ在炉時間を
要するのでコスト低減の観点から熱延仮焼なましの短時
間化が図られるようになった。
要するのでコスト低減の観点から熱延仮焼なましの短時
間化が図られるようになった。
フェライト系ステンレス鋼の熱間圧延銅帯を従来のコイ
ル状のままの焼なましに代えて、コイルを展開し、炉内
を連続的に通過させる間に、短時間(生産能率の点から
20分以内)で焼なましするいわゆる連続焼なましと呼
ばれる焼なまし法が近年各種提案されている。
ル状のままの焼なましに代えて、コイルを展開し、炉内
を連続的に通過させる間に、短時間(生産能率の点から
20分以内)で焼なましするいわゆる連続焼なましと呼
ばれる焼なまし法が近年各種提案されている。
短時間で連続焼なましを行うためには、焼なまし温度と
しては、通常850°C以上の高温で行われる場合が多
いが、その後の冷間圧延・仕上焼なましを経て得られる
製品は、リジング軽減はなされ得ても成形性の劣化を伴
い易く、このため連続焼なまし法は、なかなか実用化さ
れるに至っていないのが現状である。
しては、通常850°C以上の高温で行われる場合が多
いが、その後の冷間圧延・仕上焼なましを経て得られる
製品は、リジング軽減はなされ得ても成形性の劣化を伴
い易く、このため連続焼なまし法は、なかなか実用化さ
れるに至っていないのが現状である。
(発明の目的)
そこでフェライト系ステンレス鋼の熱間圧延銅帯を従来
のバッチ方式ベル焼なましに代え、短時間の連続方式で
焼なましする場合において、従来法により製造した製品
に比して、リジング性、成形性ともに同等又はそれ以上
のものを得ることを可能ならしめるフェライト系ステン
レス鋼板の製造法を提案することが、この発明の目的で
ある。
のバッチ方式ベル焼なましに代え、短時間の連続方式で
焼なましする場合において、従来法により製造した製品
に比して、リジング性、成形性ともに同等又はそれ以上
のものを得ることを可能ならしめるフェライト系ステン
レス鋼板の製造法を提案することが、この発明の目的で
ある。
(発想の端緒)
上記目的を達成するために、鋼中成分組成やスラブの加
熱温度ならびに熱延板の焼なまし条件について詳しい研
究を行った結果、Al及びTaを含有するフェライト系
ステンレス鋼スラブを、1000〜1280°Cに加熱
保持後、熱間圧延を行うことにより、その後の熱延仮焼
なましは、800〜1100°Cの温度で20分以内の
短時間焼なましをもってしても、最終製品板厚に冷間圧
延して仕上焼なましを行ったとき、従来法により製造し
た製品に比してリジング性、成形性ともに同等もしくは
それ以□上のものが得られることが明らかになった。
熱温度ならびに熱延板の焼なまし条件について詳しい研
究を行った結果、Al及びTaを含有するフェライト系
ステンレス鋼スラブを、1000〜1280°Cに加熱
保持後、熱間圧延を行うことにより、その後の熱延仮焼
なましは、800〜1100°Cの温度で20分以内の
短時間焼なましをもってしても、最終製品板厚に冷間圧
延して仕上焼なましを行ったとき、従来法により製造し
た製品に比してリジング性、成形性ともに同等もしくは
それ以□上のものが得られることが明らかになった。
この実験内容は次のとおりである。
すなわち第1図は、0006重量%(以下単に%で示す
)O−17,8%Cr鋼において、種々なAl含有量に
対してテ値へ及ぼすTa −0゜005%の1との複合
添加効果を示し、また第2図は同じくリジング性評価へ
の影響を示したものである。
)O−17,8%Cr鋼において、種々なAl含有量に
対してテ値へ及ぼすTa −0゜005%の1との複合
添加効果を示し、また第2図は同じくリジング性評価へ
の影響を示したものである。
?値は大きい方が好ましく、リジング性評価は小さい方
が好ましいのはいうまでもない。
が好ましいのはいうまでもない。
第1図、第2図に従い、AlとTaを複合添加させるこ
とによってテ値ならびにリジング性が大幅に改善される
ことがわかる。
とによってテ値ならびにリジング性が大幅に改善される
ことがわかる。
一方第8図及び第4図は、0606%C−17,3%Q
r −o。11%Atのフェライト系ステンレス鋼につ
き、テ値ならびにリジング性に及ぼすTaの効果を示し
たものであり、AlとTaを複合添加することにより、
テ値は、増大し、リジング性評価の値は小さくなり、い
でれも特性が大幅に向上していることが示される。
r −o。11%Atのフェライト系ステンレス鋼につ
き、テ値ならびにリジング性に及ぼすTaの効果を示し
たものであり、AlとTaを複合添加することにより、
テ値は、増大し、リジング性評価の値は小さくなり、い
でれも特性が大幅に向上していることが示される。
ここで第2図、第4図における縦軸にとったりジング性
の評価は、目視観察により、1,2,8゜4.5に等級
づけを行い、数が小さい方が良好で数が大きくなるにつ
れて、悪くなるものである。
の評価は、目視観察により、1,2,8゜4.5に等級
づけを行い、数が小さい方が良好で数が大きくなるにつ
れて、悪くなるものである。
さらに各等級の間のグレードとして1.5,2゜5゜3
.5,4゜5の評価値も用いた。
.5,4゜5の評価値も用いた。
第2図に従い、Alによる改善効果に加わるTaの添加
の効果は、特にリジング性評価で、Ta無添加の場合に
比し、約1ランク向上し、大幅な改善をもたらしている
。
の効果は、特にリジング性評価で、Ta無添加の場合に
比し、約1ランク向上し、大幅な改善をもたらしている
。
ちなみに以上のAl−Taの複合添加効果は、熱延板の
ベル焼なましを行う場合に格別な実効を生じないのに反
して、とくに800〜1100°Cにおける20分間以
内の連続焼なましを行った場合に限って、とくに顕著に
生じ、連続焼なまし法の適用における独自の効果である
。
ベル焼なましを行う場合に格別な実効を生じないのに反
して、とくに800〜1100°Cにおける20分間以
内の連続焼なましを行った場合に限って、とくに顕著に
生じ、連続焼なまし法の適用における独自の効果である
。
以上の研究開発の成果を踏まえてこの発明は、次の事項
を骨子とする、成形性にすぐれたフェライト系ステンレ
ス鋼板の製造方法を確立したもの以下”;Q % Or
: 12〜20%およびN : 0.025%以下を
含み、かつl : 0.05〜0.80%とTa:0.
0008〜0゜1000%とを複合含有して、残部は不
可避的不純物と実質的にFeの組成からなるフェライト
系ステンレス鋼スラブを1000〜1280°Cに加熱
保持後熱間圧延し、ついで熱延板に、800〜1100
℃の温度で20分以内の短時間焼なましを行い、 その後最終製品板厚に冷間圧延し、仕上り′さなましを
行う、 ことを特徴とする成形性にすぐれたフェライト系ステン
レス鋼板の製造方法(第1発明)。
を骨子とする、成形性にすぐれたフェライト系ステンレ
ス鋼板の製造方法を確立したもの以下”;Q % Or
: 12〜20%およびN : 0.025%以下を
含み、かつl : 0.05〜0.80%とTa:0.
0008〜0゜1000%とを複合含有して、残部は不
可避的不純物と実質的にFeの組成からなるフェライト
系ステンレス鋼スラブを1000〜1280°Cに加熱
保持後熱間圧延し、ついで熱延板に、800〜1100
℃の温度で20分以内の短時間焼なましを行い、 その後最終製品板厚に冷間圧延し、仕上り′さなましを
行う、 ことを特徴とする成形性にすぐれたフェライト系ステン
レス鋼板の製造方法(第1発明)。
2)C: 0.1 %以下、 Si : 1.0%以下
、 1i(n : 1.0 %以下で、Or:12〜2
0%およびN : 0.025 %以下を含み、かつf
i、l : (1,05〜0.80%とTa:0゜00
08〜0.1000%とを複合含有し、さらにo、o
o a o%%以下B、1゜0%以下のMOならびに何
れも0.5%以下のTi、Nb、Vおよびzrよりなる
群のうちから選んだ少くとも一種を含んで残部は不可避
的不純物と実質的にFeの組成からなるフェライト系ス
テンレス鋼スラブを、1000〜1280°Cに加熱保
持後熱間圧延し、その後最終製品板厚に冷間圧延し、仕
上焼なましを行う、 ことを特徴とする成形性にすぐれたフェライト系ステン
レス鋼板の製造方法(第2発明)。
、 1i(n : 1.0 %以下で、Or:12〜2
0%およびN : 0.025 %以下を含み、かつf
i、l : (1,05〜0.80%とTa:0゜00
08〜0.1000%とを複合含有し、さらにo、o
o a o%%以下B、1゜0%以下のMOならびに何
れも0.5%以下のTi、Nb、Vおよびzrよりなる
群のうちから選んだ少くとも一種を含んで残部は不可避
的不純物と実質的にFeの組成からなるフェライト系ス
テンレス鋼スラブを、1000〜1280°Cに加熱保
持後熱間圧延し、その後最終製品板厚に冷間圧延し、仕
上焼なましを行う、 ことを特徴とする成形性にすぐれたフェライト系ステン
レス鋼板の製造方法(第2発明)。
ここで上記のように成分組成及び製造条件を限定するD
j1山についてまずのべる。
j1山についてまずのべる。
C! : 0.1%以下
Cは強度を上昇させるのに大いに効果のある元素である
。しかし多量の添加は強度の上昇は得られるが、0.1
%をこえると伸び及び成形性の低下を生じるので上限を
0.1%にした。
。しかし多量の添加は強度の上昇は得られるが、0.1
%をこえると伸び及び成形性の低下を生じるので上限を
0.1%にした。
st : t、o%%以
下iは、脱酸元素として鋼に添加されるが1゜0%をこ
える多量の添加はsi、o2系の介在物が残存して成形
性に好ましくないので上限を1゜0%とした。
える多量の添加はsi、o2系の介在物が残存して成形
性に好ましくないので上限を1゜0%とした。
Mn : 1.0%以下
)4nは、脱酸元素として網に添加されるが、1.0%
をこえる多量の添加は鎖の脆化をもたらすので、上限を
1.0%とした。
をこえる多量の添加は鎖の脆化をもたらすので、上限を
1.0%とした。
Or:12〜20%
Orは、ステンレス鋼としての耐食性を付与するのに欠
かせないものであるが、12%未満では所期する耐食性
が十分に得られUdG < 、一方20%を超えてもそ
のQr増加に見合う程の耐食性の増加は得られず、コス
ト上昇の不利が大きいので上限を20%に限定した。
かせないものであるが、12%未満では所期する耐食性
が十分に得られUdG < 、一方20%を超えてもそ
のQr増加に見合う程の耐食性の増加は得られず、コス
ト上昇の不利が大きいので上限を20%に限定した。
Neo。025%以下
NはCと同じく強度上昇に大きい効果を有する元素であ
るが0.025%をこえて静置となると、伸び、成形性
の低下を生じるので、0.025%以下に限定した。
るが0.025%をこえて静置となると、伸び、成形性
の低下を生じるので、0.025%以下に限定した。
1 : 0005〜0.30%
Alは脱酸元素として一般に少量含有されるが、成形性
の向上に関するhtの添加効果に加えて、次にのべるT
aの適量を、複合して含有させることにより、とくにス
ラブを熱間圧延して得られる熱延板を連続焼なましする
際に、再結晶を促進させる効果が顕著に生じて冷延・仕
上焼なまし後の製品板において成形性ならびにリジング
性の向上に著しく寄与することがさきに触れたようにし
て知見されたのである。Taとのかかる複合添加効果を
得るために、Aノは0゜05%以上の添加が必要であり
、一方0.8%を超えると、その効果は飽和するととも
に経済的にも好ましくなくなるのでその上限を0.3%
とした。
の向上に関するhtの添加効果に加えて、次にのべるT
aの適量を、複合して含有させることにより、とくにス
ラブを熱間圧延して得られる熱延板を連続焼なましする
際に、再結晶を促進させる効果が顕著に生じて冷延・仕
上焼なまし後の製品板において成形性ならびにリジング
性の向上に著しく寄与することがさきに触れたようにし
て知見されたのである。Taとのかかる複合添加効果を
得るために、Aノは0゜05%以上の添加が必要であり
、一方0.8%を超えると、その効果は飽和するととも
に経済的にも好ましくなくなるのでその上限を0.3%
とした。
Ta : 0.0008〜0.1%
Taは、上記のようにA/との複合添加効果によって、
成形性ならびにリジング性の向上をもたらすために、0
゜0008%以上の添加が必要であるが、一方0.1%
を超えるとその効果が飽和するうえ、Taが高価な原料
であり、コストアップともなるので、その上限を0.1
%とした。
成形性ならびにリジング性の向上をもたらすために、0
゜0008%以上の添加が必要であるが、一方0.1%
を超えるとその効果が飽和するうえ、Taが高価な原料
であり、コストアップともなるので、その上限を0.1
%とした。
次に以下のべるB、MOならびにTi、Nb、Vおよび
Zrは、熱延板連続焼なまし工程を経て得られるこの発
明のフエラント系ステンレス鋼板の成形性向上に関し作
用効果を同じくする均等成分である。
Zrは、熱延板連続焼なまし工程を経て得られるこの発
明のフエラント系ステンレス鋼板の成形性向上に関し作
用効果を同じくする均等成分である。
B:0.0030%以下
Bは成形性、リジング性の改善に効果のある元素であり
、この効果を得るためには、0.0005%以上の添加
が望ましいが、o、o o a o%を超えるとその効
果は飽和してしまう上、ざらにボロン化合物が析出する
ようになって、耐食性、熱間加工性が劣化するのでこの
上限をo、o o a o%とじた。
、この効果を得るためには、0.0005%以上の添加
が望ましいが、o、o o a o%を超えるとその効
果は飽和してしまう上、ざらにボロン化合物が析出する
ようになって、耐食性、熱間加工性が劣化するのでこの
上限をo、o o a o%とじた。
MO: 1.0%以下
MOの添加は、耐食性の向上が得られることのほか、と
くに熱延板の連続焼なましを経る製品の成形性向上に0
゜03%以上でのぞましい効果を生じるが、一方1.0
%を超えると、その効果は持続するものの経済性の点か
ら好ましくないので上限を0.1%に限定した。
くに熱延板の連続焼なましを経る製品の成形性向上に0
゜03%以上でのぞましい効果を生じるが、一方1.0
%を超えると、その効果は持続するものの経済性の点か
ら好ましくないので上限を0.1%に限定した。
Ti、lJb、VおよびZr j 0.5%以下これら
の元素はいずれも安、定な炭屋化物を形成する元素であ
って、焼なまし再結晶過程で生成する微細析出物が核と
なって結晶粒の微細化が得られ、伸び、靭性の増大を介
して成形性の向上の、のぞましい効果が、均しく 0.
005%以上の添加によって発揮されるが、一方0.5
%を超えるとその効果が飽和するので、経済性の観点か
ら、その上限を0.5%とした。
の元素はいずれも安、定な炭屋化物を形成する元素であ
って、焼なまし再結晶過程で生成する微細析出物が核と
なって結晶粒の微細化が得られ、伸び、靭性の増大を介
して成形性の向上の、のぞましい効果が、均しく 0.
005%以上の添加によって発揮されるが、一方0.5
%を超えるとその効果が飽和するので、経済性の観点か
ら、その上限を0.5%とした。
次にフェライト系ステンレス舖スラブの加熱温度範囲は
、1000°C〜1280℃に規定され、この限定は、
以下の理由による。
、1000°C〜1280℃に規定され、この限定は、
以下の理由による。
すなわち上述の成分組成とした冷延板の壬値とりジング
性に及ぼす加工履歴のうち、とくにスラブ加熱温度の影
響を、900°CX2分間にわたる熱延板焼なましを行
った場合について調べた結果を第5図に示すところにお
いて、モ値は1゜0%以上が望ましくまたリジング性評
価については、3より小さいことが好ましいことから、
この両方の条件を満足し、しかもスラブ加熱時の結晶粒
の粗大化を生じさせないために、スラブ加熱温度は、1
280℃以下でなければならない。
性に及ぼす加工履歴のうち、とくにスラブ加熱温度の影
響を、900°CX2分間にわたる熱延板焼なましを行
った場合について調べた結果を第5図に示すところにお
いて、モ値は1゜0%以上が望ましくまたリジング性評
価については、3より小さいことが好ましいことから、
この両方の条件を満足し、しかもスラブ加熱時の結晶粒
の粗大化を生じさせないために、スラブ加熱温度は、1
280℃以下でなければならない。
一方スラブ加熱温度が1000°Cより低いと、熱間圧
延終了温度が低下し、圧延機に過大な負荷がかかるため
、スラブ加熱温度を1000°C以上とした。
延終了温度が低下し、圧延機に過大な負荷がかかるため
、スラブ加熱温度を1000°C以上とした。
次に熱延板焼なまし条件の限定理由について述べる。
焼なまし温度を800℃以上に限定したのは、800°
C未満の温度では、20分間の短時間で十分な再結晶が
得られず、このためリジング性及び成形性改善の効果を
も得られないためである。
C未満の温度では、20分間の短時間で十分な再結晶が
得られず、このためリジング性及び成形性改善の効果を
も得られないためである。
一方熱延板焼なまし温度を1100°C以下と限定した
のは、この温度を超えると結晶粒の粗大化が見られ、成
形性、リジング性が低下するためである。
のは、この温度を超えると結晶粒の粗大化が見られ、成
形性、リジング性が低下するためである。
焼なまし時間を20分以内と限定したのは、20分を超
える焼なましを行ってもリジング性、成形性とも、時間
増加に見合う程、特性向上が得られないこと及び長時間
の焼なましはコスト増になるからである。
える焼なましを行ってもリジング性、成形性とも、時間
増加に見合う程、特性向上が得られないこと及び長時間
の焼なましはコスト増になるからである。
(実施例)
以下実施例により詳細に説明する。
実施例1
表1に示した化学成分のフェライト系ステンレス鋼8種
(A)、(Blおよび(c)について、表2に示すごと
く、 スラブ加熱を1250°Cで行い、熱間圧延後、熱延仮
焼なましを950°Cで行った場合、(甲法)スラブ加
熱を]100°Cで行い、熱間圧延後熱延仮焼なましを
900℃で行った場合、(色決)の両実施例につき甲法
と色決との成績を、従来法として熱延仮焼なましを、ベ
ル焼なましすなわち850°Cで8時間焼なまし後引続
き750°Cで5時間焼なましした場合と対比した。
(A)、(Blおよび(c)について、表2に示すごと
く、 スラブ加熱を1250°Cで行い、熱間圧延後、熱延仮
焼なましを950°Cで行った場合、(甲法)スラブ加
熱を]100°Cで行い、熱間圧延後熱延仮焼なましを
900℃で行った場合、(色決)の両実施例につき甲法
と色決との成績を、従来法として熱延仮焼なましを、ベ
ル焼なましすなわち850°Cで8時間焼なまし後引続
き750°Cで5時間焼なましした場合と対比した。
表1 (重1jt%)
甲法、色決とも従来のベル貌なまし法による製品に比べ
て、リジング性、f値とも優れている。
て、リジング性、f値とも優れている。
実施例2
表3に示した化学成分のフェ2イ)Jステンレス1ij
43種(ヰ、 (Ii′lおよび(Flに対して、スラ
ブ加熱温度が1270’C及び1.000″Cで熱延仮
焼なまし温度がそれぞれ1000 ’Cと900″Cと
した各場合の実施結果を表4に示す。
43種(ヰ、 (Ii′lおよび(Flに対して、スラ
ブ加熱温度が1270’C及び1.000″Cで熱延仮
焼なまし温度がそれぞれ1000 ’Cと900″Cと
した各場合の実施結果を表4に示す。
衣8 (重量%)
表4
いずれも従来法に比べてリジング性、r″値が大幅に改
善されていることが示される。
善されていることが示される。
(発明の適用)
以上この発明の具体的な適用につき、連鋳スラブを例に
して説明したが、鋼塊を用いた場合にも同様な効果がも
たらされる。
して説明したが、鋼塊を用いた場合にも同様な効果がも
たらされる。
第1図は、0.06%c−17゜a%Qr鋼につき、種
々なAl含有喰に対して’ra : 0.005%添加
にによるデ値への彫物、また 第2図は同じくリジング性への影響をそれぞれ示したグ
ラフ、 第3図、第4図はそれぞれ?値、リジング性に及ぼすT
aの効果を示したグラフであり、第5図はテ値およびリ
ジング性へのスラブ加熱温度の影響を示したグラフであ
る。 0 005 0、f 015 θ20 0.25 θ3
0AI 舊膚f(重量2) 第2図 AI′s4量(!量2〕 第3図 −シた力σ更 Cψ1f幻 第4図 nシト重量(重量%)
々なAl含有喰に対して’ra : 0.005%添加
にによるデ値への彫物、また 第2図は同じくリジング性への影響をそれぞれ示したグ
ラフ、 第3図、第4図はそれぞれ?値、リジング性に及ぼすT
aの効果を示したグラフであり、第5図はテ値およびリ
ジング性へのスラブ加熱温度の影響を示したグラフであ
る。 0 005 0、f 015 θ20 0.25 θ3
0AI 舊膚f(重量2) 第2図 AI′s4量(!量2〕 第3図 −シた力σ更 Cψ1f幻 第4図 nシト重量(重量%)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 LO:0.1重量%以下 Si:1.0重量%以下 Mn、=1゜0重量%以下で C!r:12〜20重量%および N:0゜025重量%以下を含み、かつAl: 0.0
5〜0.30重量%とTa : 0.0008.。 〜0゜1000重量% とを複合合羽して、残部は不可避的不純物と実質的にF
eの組成からなるフェライト系ステンレス鋼スラブを、 1000〜1280℃に加熱保持後熱間在延し、 ついで熱延板に800〜1100°Cの温度で20分以
内の短時間焼なましを行い、その後最終製品板厚に冷間
圧延し、仕上焼なましを行う、 ことを特徴とする成形性にすぐれたフェライト系ステン
レス鋼板の製造方法。 aa:o、1重量%以下 Si:1゜0重量%以下 Mn:i、o重JKJf、%以下で Or:12〜20重債%および N:00025重量%以下を含み、かつAt : 0.
05〜0.30重量%とTa : 0.0008〜0.
1000重量% とを複合含有し、さらに o、o o a o重量%以下のB、 1゜0重量%以
下のMOならびに何れも0.5重機%以下のTi。 Nb、VおよびZrよりなる群のうちから選んだ少くと
も一種を含んで残部は不可避的不純物と実質的にFeの
組成からなるフェライト系ステンレス鋼スラブを、 1000〜1280℃に加熱保持後熱間圧延し、 その後最終製品板厚に冷間圧延し、仕上焼なましを行う
、 ことを特徴とする成形性にすぐれたフェライト系ステン
レス鋼板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13024183A JPS6024326A (ja) | 1983-07-19 | 1983-07-19 | 成形性にすぐれたフエライト系ステンレス鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13024183A JPS6024326A (ja) | 1983-07-19 | 1983-07-19 | 成形性にすぐれたフエライト系ステンレス鋼板の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6024326A true JPS6024326A (ja) | 1985-02-07 |
Family
ID=15029497
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13024183A Pending JPS6024326A (ja) | 1983-07-19 | 1983-07-19 | 成形性にすぐれたフエライト系ステンレス鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6024326A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100434879B1 (ko) * | 1999-12-30 | 2004-06-07 | 주식회사 포스코 | 가공성이 우수한 안정화 페라이트계 스테인레스강의제조방법 |
KR100435457B1 (ko) * | 1999-12-09 | 2004-06-10 | 주식회사 포스코 | 성형성 및 리찡 저항성이 우수한 페라이트계스테인레스강의 제조방법 |
-
1983
- 1983-07-19 JP JP13024183A patent/JPS6024326A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100435457B1 (ko) * | 1999-12-09 | 2004-06-10 | 주식회사 포스코 | 성형성 및 리찡 저항성이 우수한 페라이트계스테인레스강의 제조방법 |
KR100434879B1 (ko) * | 1999-12-30 | 2004-06-07 | 주식회사 포스코 | 가공성이 우수한 안정화 페라이트계 스테인레스강의제조방법 |
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