JPS602430Y2 - 給排気筒 - Google Patents
給排気筒Info
- Publication number
- JPS602430Y2 JPS602430Y2 JP1612479U JP1612479U JPS602430Y2 JP S602430 Y2 JPS602430 Y2 JP S602430Y2 JP 1612479 U JP1612479 U JP 1612479U JP 1612479 U JP1612479 U JP 1612479U JP S602430 Y2 JPS602430 Y2 JP S602430Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- exhaust
- guide wall
- exhaust port
- angle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Exhaust Silencers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は強制給排気方式の温風暖房機等に用いられる給
排気筒に関し、排気口から排気された排気ガスが再び給
気口より吸引される、いわゆる排気ガスの再循環を小さ
くすることを目的としたものである。
排気筒に関し、排気口から排気された排気ガスが再び給
気口より吸引される、いわゆる排気ガスの再循環を小さ
くすることを目的としたものである。
従来、この種の給排気筒は第1図に示すように、外筒1
と内筒2とで二重筒を構成し、外筒1は内筒2前方へ突
出させ一重筒部とするとともに、先端は内に向って凸と
なった円錐状の案内壁3で閉塞し、さらに、内筒2先端
と外筒1間も閉塞壁8によって閉塞することにより、外
側通路を二重筒部の外筒1に設けた給排気口4を介して
外部と連通ずる給気路5とするとともに内側通路は一重
筒部の外筒1に設けた排気口6を介して外部と連通ずる
排気路7として給排気筒Aを構成していた。
と内筒2とで二重筒を構成し、外筒1は内筒2前方へ突
出させ一重筒部とするとともに、先端は内に向って凸と
なった円錐状の案内壁3で閉塞し、さらに、内筒2先端
と外筒1間も閉塞壁8によって閉塞することにより、外
側通路を二重筒部の外筒1に設けた給排気口4を介して
外部と連通ずる給気路5とするとともに内側通路は一重
筒部の外筒1に設けた排気口6を介して外部と連通ずる
排気路7として給排気筒Aを構成していた。
なお、同図中、一点鎖線矢印は吸入空気および排気ガス
の流れを示す。
の流れを示す。
しかるに、以上のように構成した場合、次に示す欠侭が
あった。
あった。
1 排気路7から排気口6に至る排気ガスは、案内壁3
の先端に衝突した後、案内壁3が円錐状に成型されてい
るため、案内壁3の表面に沿って流れ排気口6より外部
へ排出される流れとなる。
の先端に衝突した後、案内壁3が円錐状に成型されてい
るため、案内壁3の表面に沿って流れ排気口6より外部
へ排出される流れとなる。
また、排気口6より排出される排気ガスの排出角α田マ
案内壁3の中心軸に対する傾斜角βによって、はぼ決定
される。
案内壁3の中心軸に対する傾斜角βによって、はぼ決定
される。
すなわち、案内壁3を円錐状に底型した場合、案内壁3
表面に沿って流れるため、α中βとなるものである。
表面に沿って流れるため、α中βとなるものである。
一方、排気ガスの再循環を防止するには、排出1された
排気ガスを、給気口4に対して、より遠方へかつ、排出
速度を速くして排出することであることは周知である。
排気ガスを、給気口4に対して、より遠方へかつ、排出
速度を速くして排出することであることは周知である。
すなわち、排出角αを、小さくし、排気口6の面積を小
さくするように構成すればよい。
さくするように構成すればよい。
しかし、排気角αを小さくすれば案内壁3の中心軸に対
する傾斜角βが小さくなり、その結果、案内壁3の長さ
1が長くなり給排気筒Aの全長が長くなる欠侭があった
。
する傾斜角βが小さくなり、その結果、案内壁3の長さ
1が長くなり給排気筒Aの全長が長くなる欠侭があった
。
この欠侭は給排気筒Aの外径が大きくなるほど、増大す
る方向にある。
る方向にある。
一方、排気ガスの排出方向を決定するものは案内壁3に
沿う流れであるが、案内壁3に沿って流れる排気ガスの
流路、すなわち、案内壁3と閉塞壁8とで構成される流
路の断面積が大きくなれば二重を流れる排気ガスの流速
は低下する。
沿う流れであるが、案内壁3に沿って流れる排気ガスの
流路、すなわち、案内壁3と閉塞壁8とで構成される流
路の断面積が大きくなれば二重を流れる排気ガスの流速
は低下する。
このため、案内壁3に沿う流れが小さくなり、排気口6
より排出される排気ガスの排出角度はαより大きくなる
。
より排出される排気ガスの排出角度はαより大きくなる
。
しかも、給排気筒Aの外径が大きくなるほど、この欠点
が助長されるようになるものである。
が助長されるようになるものである。
これに対して本考案は、主に案内壁の形状を改良するこ
とによって、上記欠点を解決するものである。
とによって、上記欠点を解決するものである。
以下、本考案例を図面を用いて詳細に説明する。
本考案は第2図に示すように外筒9と内筒10とで二重
筒を構成し、外筒9は内筒10前方へ突出させ、−重筒
部を形成するとともに、先端は内に向って凸となった略
円錐状の案内壁11で閉塞し、さらに内筒10先端と外
筒9間も閉塞壁12で閉塞することにより、外側通路を
二重筒部の外筒9に設けた給気口13を介して外部と連
通ずる給気路14とするとともに、内側通路は一重筒部
の外筒9に設けた排気口15を介して外部と連通ずる排
気路16として給排気筒Bを構成している。
筒を構成し、外筒9は内筒10前方へ突出させ、−重筒
部を形成するとともに、先端は内に向って凸となった略
円錐状の案内壁11で閉塞し、さらに内筒10先端と外
筒9間も閉塞壁12で閉塞することにより、外側通路を
二重筒部の外筒9に設けた給気口13を介して外部と連
通ずる給気路14とするとともに、内側通路は一重筒部
の外筒9に設けた排気口15を介して外部と連通ずる排
気路16として給排気筒Bを構成している。
さらに、案内壁11の断面形状は、その突出した先端付
近の壁面を、中心軸に対してθなる角度で傾斜させた直
線状の壁面を形成し、外周に近い部分、すなわち、排気
口15に近い付近は、排気口15における接線の方向が
中心軸に対してγとなるよう円弧状に壁面を形成して案
内壁11を構成するとともに閉塞壁12も中心軸に対し
てδなる角度を有する傾斜壁面とし、その外周部、すな
わち排気口15付近は排気口15に近接して設けである
。
近の壁面を、中心軸に対してθなる角度で傾斜させた直
線状の壁面を形成し、外周に近い部分、すなわち、排気
口15に近い付近は、排気口15における接線の方向が
中心軸に対してγとなるよう円弧状に壁面を形成して案
内壁11を構成するとともに閉塞壁12も中心軸に対し
てδなる角度を有する傾斜壁面とし、その外周部、すな
わち排気口15付近は排気口15に近接して設けである
。
しかも、上記、各角度θ、γ、δはθ〉γ≧δなる相互
関係を有するように構成している。
関係を有するように構成している。
また案内壁11の円弧状に形成した壁面と閉塞壁12と
の間の排気ガス流に対する通路面積は排気口15の全断
面積および排気路16における断。
の間の排気ガス流に対する通路面積は排気口15の全断
面積および排気路16における断。
面積と同程度とするとともに、案内壁11の直線状に形
成した壁面と閉塞壁12との間のそれとは大きくなるよ
うに構成している。
成した壁面と閉塞壁12との間のそれとは大きくなるよ
うに構成している。
なお、同図中、一点鎖線矢印は吸入空気および排気ガス
の流れを示す。
の流れを示す。
以上のように構成することによって次に示す利点がある
。
。
すなわち、θ〉γとなるよう案内壁11を構成すること
によって、案内壁11による排気ガスの排出方向γを小
さくすることによって、生じる案内壁11の長さLが長
くなる欠点を防止し、給排気筒B全長を短く構成するこ
とができる。
によって、案内壁11による排気ガスの排出方向γを小
さくすることによって、生じる案内壁11の長さLが長
くなる欠点を防止し、給排気筒B全長を短く構成するこ
とができる。
一方、θ〉γとした場合、案内壁11に沿って1流れる
排気ガスの流れは、第2図に示すように、同角度の壁面
の接点部付近において、案内壁11に沿う流れから、閉
塞壁12に沿う流れに変化する。
排気ガスの流れは、第2図に示すように、同角度の壁面
の接点部付近において、案内壁11に沿う流れから、閉
塞壁12に沿う流れに変化する。
このため、排気ガスの流れる方向はγより大きな角度と
なる方向に流れる。
なる方向に流れる。
しかるに、閉塞壁−12を中心軸に対してδなる角度で
傾斜させるとともに、γ≧δとなるよう構成し、かつ、
閉塞壁12外周端すなわち、排気口15付近は排気口1
5に近接して配しであるため、排気ガスの流れる方向は
、閉塞壁12によって再び変更され、δなする角度で排
気口15より排出される状態となり、より、給排気筒B
前方に向って排出させることができる。
傾斜させるとともに、γ≧δとなるよう構成し、かつ、
閉塞壁12外周端すなわち、排気口15付近は排気口1
5に近接して配しであるため、排気ガスの流れる方向は
、閉塞壁12によって再び変更され、δなする角度で排
気口15より排出される状態となり、より、給排気筒B
前方に向って排出させることができる。
・さらに、案内壁11の円弧状に形成した
壁面と閉塞壁12との間の排気ガス流に対する通路断面
積を排気口15の全断面積および排気路16の断面積と
同程度とすることによって、ここを通過する排気ガスの
流速を排気路16内と同程度の速度に保つことができる
。
壁面と閉塞壁12との間の排気ガス流に対する通路断面
積を排気口15の全断面積および排気路16の断面積と
同程度とすることによって、ここを通過する排気ガスの
流速を排気路16内と同程度の速度に保つことができる
。
特に通路断面積を小さくすれば排気ガスの速度は速くな
る反面、圧力損失が増大するる欠点がある。
る反面、圧力損失が増大するる欠点がある。
また、直線状に形成した案内壁11の壁面と閉塞壁12
との間の断面積を大きく取ることによって、この部分に
おける圧力損失を、はとんど無視できる状態とすること
ができるものである。
との間の断面積を大きく取ることによって、この部分に
おける圧力損失を、はとんど無視できる状態とすること
ができるものである。
すなわち、排気口15付近のみの通気路の断面積を、排
気口15の全断面積および排気路16における断面積と
同程度とすることによって、給排気筒B内の圧力損失を
極力小さくし、しかも、排気ガスを効果的に排出させる
ため、極めて高性能で、かつ、給排気筒全長の短い給排
気筒を提供することができるものである。
気口15の全断面積および排気路16における断面積と
同程度とすることによって、給排気筒B内の圧力損失を
極力小さくし、しかも、排気ガスを効果的に排出させる
ため、極めて高性能で、かつ、給排気筒全長の短い給排
気筒を提供することができるものである。
なお、本実施例において閉塞壁12の断面を、中心軸に
対してδなる角度を有する直線状の壁面を構成した例に
ついて説明したが、特に、排気口15付近のみ、δなる
角度を持たせても、同様の効果が得られることは言うま
でもない。
対してδなる角度を有する直線状の壁面を構成した例に
ついて説明したが、特に、排気口15付近のみ、δなる
角度を持たせても、同様の効果が得られることは言うま
でもない。
以上のように本考案によれば、燃焼機器に用いられる給
排気筒において、排気ガスの再循環を小さくすることが
できるものである。
排気筒において、排気ガスの再循環を小さくすることが
できるものである。
すなわち、案内壁の中心軸との角度をθとした場合、案
内壁に沿って流れる排気ガスの流れは、第2図に示すよ
うに、γより大きな角度となる方向に流れるが、閉塞壁
を中心軸に対してδなる角度で傾斜させるとともに、γ
≧δとなるよう構成し、かつ、閉塞壁外周端すなわち、
排気口付近は排気口に近接して配するとともに、案内壁
と閉塞壁間に構成される通気路の排気流に対する断面積
において排気口付近の断面積を排気口全体の開口面積と
同程度にすることにより、排気口部での排出方向をδに
保ったまま排出することができることとなり、より、給
排気筒前方に向って排出させることができ、排ガス再循
環を防止しやすくなるのである。
内壁に沿って流れる排気ガスの流れは、第2図に示すよ
うに、γより大きな角度となる方向に流れるが、閉塞壁
を中心軸に対してδなる角度で傾斜させるとともに、γ
≧δとなるよう構成し、かつ、閉塞壁外周端すなわち、
排気口付近は排気口に近接して配するとともに、案内壁
と閉塞壁間に構成される通気路の排気流に対する断面積
において排気口付近の断面積を排気口全体の開口面積と
同程度にすることにより、排気口部での排出方向をδに
保ったまま排出することができることとなり、より、給
排気筒前方に向って排出させることができ、排ガス再循
環を防止しやすくなるのである。
第1図は従来の給排気筒の一部断面図、第2図は本考案
の一実施例における給排気筒の一部断面図である。 9・・・・・・外筒、10・・・・・・内筒、11・・
・・・・案内壁、12・・・・・・閉塞壁、15・・・
・・・排気口、16・・・・・・排気路、B・・・・・
・給排気筒。
の一実施例における給排気筒の一部断面図である。 9・・・・・・外筒、10・・・・・・内筒、11・・
・・・・案内壁、12・・・・・・閉塞壁、15・・・
・・・排気口、16・・・・・・排気路、B・・・・・
・給排気筒。
Claims (1)
- 内筒および外筒で二重筒を構成し、外筒は内筒前方へ突
出させ、その先端を内に凸なる案内壁で閉塞するととも
に内筒先端と外筒とは閉塞壁で閉塞した給排気筒におい
て、案内壁をこの案内壁の断面形状が排気口に近い部分
は排気口における接線と中心軸との角度がγとなる円弧
状に形成し遠い部分は中心軸との角度がθなる直線状に
形成した壁面で円錐状に構成し閉塞壁も中心軸に対する
角度δだけ傾斜させ、かつθ〉γンδとするとともに閉
塞壁外周端は排気口に近接させ、案内壁と閉塞壁面の通
気口断面積を排気口全体の開口面積と同程度とした給排
気筒。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1612479U JPS602430Y2 (ja) | 1979-02-09 | 1979-02-09 | 給排気筒 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1612479U JPS602430Y2 (ja) | 1979-02-09 | 1979-02-09 | 給排気筒 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55119537U JPS55119537U (ja) | 1980-08-23 |
JPS602430Y2 true JPS602430Y2 (ja) | 1985-01-23 |
Family
ID=28839062
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1612479U Expired JPS602430Y2 (ja) | 1979-02-09 | 1979-02-09 | 給排気筒 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS602430Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5769012B2 (ja) * | 2011-07-27 | 2015-08-26 | 株式会社ノーリツ | 温水ユニット |
-
1979
- 1979-02-09 JP JP1612479U patent/JPS602430Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55119537U (ja) | 1980-08-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS5945802B2 (ja) | 混合気内部形成式内燃機関 | |
JP3877725B2 (ja) | 内燃機関用シリンダヘッド | |
JPS602430Y2 (ja) | 給排気筒 | |
JP5466915B2 (ja) | ガスバーナ | |
JP2005233064A (ja) | 2サイクルエンジン | |
CN214698301U (zh) | 同时装配传感部件和记忆合金的水泵及其燃气热水器 | |
JPH0234412Y2 (ja) | ||
GB2056553A (en) | Directed inlet passages in I. C. engines | |
JP2001248868A (ja) | 耐外部風型排気口 | |
JPH08158873A (ja) | 多弁吸気式エンジン | |
JP3523498B2 (ja) | エンジンのスワール形吸気ポート | |
JPS599089Y2 (ja) | 内燃機関におけるエアクリ−ナ−装置 | |
JPS6030424A (ja) | 内燃機関の吸気ポ−ト | |
JPS6160976B2 (ja) | ||
JPS6012923Y2 (ja) | 内燃機関の吸気装置 | |
JPS6222723Y2 (ja) | ||
JPH04278115A (ja) | 給排気装置 | |
TW202344779A (zh) | 高燃燒效率的燃燒裝置 | |
JPS5923936Y2 (ja) | 燃焼装置 | |
JPS5813078Y2 (ja) | 2弁式直接噴射式内燃機関の吸気管 | |
JP3207115B2 (ja) | 給湯装置の給排気筒構造 | |
JP3033061U (ja) | 強制給排気型ボイラー用煙道 | |
JPS6140953Y2 (ja) | ||
JPS6030594Y2 (ja) | 給排気筒 | |
JPH0429047Y2 (ja) |