JPS6024264Y2 - 電動調理器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は本体上部に載置した容器内のカッターによって
野菜、肉、トレシング等の切削、粉砕、攪拌を行なう電
動調理器に関するもので、容器とその容器蓋の着脱性を
向上させたものである。

以下添付図面をもとに本考案の一実施例について説明す
る。

図において１は本体で、電動機２を２個のクッションゴ
ムと取付板４を介して本体１のリブ５と裏板６により固
定している。

裏板６には脚７を固着している。

取付板４には電動機２の駆動をつかさどるスイッチ８が
取付けられ、又コイルバネ９によりスイッチ板１０を上
方向に押上げている。

スイッチ板１０はスイッチ８と対向する位置にスイッチ
操作リブ１１を設けている。

本体１の上部には、容器１２が載置され、容器１２の内
部には２枚のカッター１３を段差を設けて形成したカッ
タ一台１４が設けられている。

容器１２の上部開口部及び外側部を覆う筒状の容器蓋１
５は内周に数個の突起部１６と、容器上部外周の凹部１
７とで容器１２と容器蓋１５は着脱自在に嵌着されてい
る。

カッタ一台１４は一体に形成された主軸１８が容器１２
に固定された軸受１９、オイルシール２０を介して保持
されている。

主軸１８の下端には上コネクター２１を固着し、上コネ
クター２１は電動機２の主軸２２に固着された下コネク
ター２３に嵌合している。

よってカッタ一台１４は下コネクター２３、上コネクタ
ー２１、主軸１８を介して電動機２の動力が伝達され回
転する。

容器蓋１５の下端部には２箇所以上の突起部２４を設け
てあり、又本体１上面には前記突起部２４に対向す位置
に嵌合孔２５を設けている。

嵌合孔２５の下部には嵌合孔２５をふさぐべくスイッチ
板１０がコイルバネ９により本体天井面に押当てられて
いる。

次に上記調理器の操作及び動作について説明する。

まず本体１の上部に容器１２を載置しない状態では、第
２図のようにスイッチ板１０はコイルバネにより押し上
げられているため、スイッチ８の接点は開かれ、電動機
２には電力が供給されない状態となっている。

そこで、まず容器１２の中に被切削物を入れ、容器蓋１
５に容器１２を嵌合させると、容器蓋１５の内周側壁部
に設けた突部１６と容器上部に設けた凹部１７が嵌合し
容器１２と容器蓋１５は嵌着される。

次に上記状態で本体１上に載置し、容器蓋１５をコイル
バネ９に抗して上方より押し下げると、容器蓋１５下端
部の突起部２４が本体１の嵌合孔２５に嵌合し、上コネ
クター２１と下コネクター２３が嵌合する。

さらに容器蓋１５を押し下げると、前記突起部２４が嵌
合孔２５の下部に位置するスイッチ板１ｏの操作部２６
をコイルバネ９に逆い押し下げるため、スイッチ板１０
のスイッチ操作リブ１１が下がり、スイッチ８の接点を
閉じ、電動機２に電力が供給給され、電動機２が駆動し
、カッタ一台１４が回転−被切削物を切削、粉砕する。

運転を止める時は、容器蓋１５に加えていた抑圧を除け
ば、コイルバネ９により、スイッチ板１０を押し上げる
ため、スイッチ８の接点が開かれ電動機２の回転が止ま
る。

以上の構造にすることにより、カッタ一部分を容器蓋１
５で覆っていないと、スイッチ８は入らない。

ここで第３図に示すように容器蓋１５には、容器１２の
着脱用の２個所の容器取手１２ａと嵌合する切欠き部１
５ａがそれぞれ設けである。

容器取手１２ａは容器１２の表面より突出し、中央部は
指のひっかかりが容易なようにくぼんでいる。

容器１２と容器蓋１５の離脱の際、容器蓋１５の切欠き
部１３ａとほぼ直角の位置を手で握ぎられることかある
が容器蓋１５は切欠き部１５ａがあるので、容器１２の
取手１２ａの両側よりはさみ付けられた状態となり、容
器１２と容器蓋１５の離脱感触が悪くなる。

このため、第４図に示すように容器１２の取手１２ａと
ほぼ直角に近い位置でかつ下端面に近い部分にリブ状の
突起１２ｂを２個設けて容器１２が容器蓋１５によりは
さみ付けられた状態になっても離脱感の低下はないよう
にして容易に離脱出来るようにしている。

なお突起１２ｂは容器蓋１５側に設けてもよい。

このように本考案は容器に容器取手を、また容器蓋には
容器取手と嵌合する切欠き部を設けて簡単な構成により
両者の着脱操作が容易に行なえるようにしているととも
に、容器取手と切欠き部との嵌合位置とはなれた位置に
は突起を設けて扱い方いかんによって容器取手と切欠き
部とのはさみ込みがなされて取扱い上問題が生ずるとい
ったことがない。

また容器蓋を完全に施してはじめてスイッチが入るよう
になっているため、安全性の向上がはかれるものである
が、このような構成にあって容器蓋と容器の取扱い性を
向上させたものであり、実用上きわめてすぐれたもので
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例における調理器の要部断面図
、第２図は本体の平面図、第３図は容器蓋の斜視図、第
４図は容器の斜視図である。 １・・・・・・本体、２・・・・・・電動機、１２・・
・・・・容器、１２ａ・・・・・・容器取手、１２ｂ・
・・・・・突起、１３・・・・・・カッター、１５・・
・・・・容器蓋、１５ａ・・・・・・切欠き部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 電動機を内蔵する本体と、本体上に載置され内部にカッ
   ターを有する容器と、下端部に複数の突起部を有し容器
   の上部開口部を覆い容器と着脱自在に嵌着する容器蓋と
   、上記突起部により開閉されるスイッチとを備え、上記
   容器には複数の容器取手を突出形威し、容器蓋には容器
   取手と嵌合する切欠き部を設け、容器取手と切欠き部と
   の嵌合位置からはなれた位置で容器と容器蓋のどちらか
   の下端面近くに突起を設けたことを特徴とする電動調理
   器。