JPS60240456A - インク貯蔵器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、記録用インクをノズルよシ噴射又は吐出せし
めて記録体上へ付着せしめることによって画像を形成す
る、例えばインクジェット記録装置やペンレコーダの如
き記録装置にインクを供給補充するインク貯蔵器に関す
るものである。

〔従来技術〕

インクを記録体上へ付着せしめることによって画像を形
成するものとして、インク壺からインクをペン先に供給
し、データを記録するペンレコーダや、インクをノズル
から噴射して記録体上にインクドツト画像を形成するイ
ンクジェット記録装置がるる。

インクジェット記録装置は、細いノズルからインクを小
滴として噴射飛翔させて、記録紙上に文字、図形等全ド
ツト記録させるものである。この場合、高品質な文字、
図形等を描かせるためには、微細かつ等しい径のインク
小滴を規則正しく間欠的に噴射させねばならない。この
ような、インク小滴の噴射飛翔を円滑に行なわせ、記録
紙上に安定して文字・図形等を描かせるためには、イン
ク自体の性質も充分均一化された安定なものとする必要
があるが、同時にインク中に空気泡が混入することを充
分防止するようにしなりればならない。

インクジェット記録装置におけ、るインク供給装置どし
ては、インク全外気に触れさせること外〈安定した状態
に保つために、密刺型のインク貯蔵器が用いられている
。このインク貯蔵器にはインクが気密性の高い袋または
容器Ｌ／Ｃ空気の入らないように充填上れＣいる。この
インク貯蔵器ａ一般にはインクカートリッジとなし、カ
ートリッジ受は部に対して着脱可能に設け、該インクカ
ートリッジを交換することによって新しいインクを補充
できるようになされている。

上記インクカートリッジのうち、静水圧によってインク
を供給する密封形式の従来のインクカートリッジにあっ
ては、インクを収容する袋全体が可撓膜で構成されてい
る。このような可撓膜を用いたインク収容袋では、可撓
膜全体が不規則に変形する足めＫ、インク収容袋中のイ
ンク全景を使い切ることができず、未使用のインクが袋
中に残存するので無駄になるという欠点を有し、実用上
問題となっていた。

第１図（５）はこのような従来用いられているインクカ
ートリッジの一例を示す。インクカ−トリッジは容器本
体１．該容器本体ｌ内に収容されたその内部にインク２
を貯蔵する可続性インク収容袋３、および該インク収容
袋３に結合もれインクを外部のインクジェット記録装置
の記録ヘッド（不図示）へ導出するインク導出１１Ｓ４
とよシ成っている。インク導出部４に、前記記録ヘッド
に接続するインク供給管６と接続するインク導出管５を
挿入することによシ、インク収容袋３内のインク２はイ
ンク導出管５、インク供給管６を経て記録へラド内に供
給される。

更にインク収容袋３は、内部に空気が混入しない密閉構
造をとっている。従って、インクを使用していくに従っ
てインク収容袋３はその体積が次第に縮小していき、第
１図（ハ）に示すように数箇所にインクの残留部７を形
成してしまい、それら残留インクは使用することが難し
くなって不経済であった。

このような問題点を改善するための提案として、特開昭
５７−１２６８３号、特開昭５７−１８２６６号公報に
示されるインクカートリッジが知られている。

これは、第２図に示すようにインクを貯溜する偏平なイ
ンク収容袋８を有するインクカートリッジにおいて、前
記インク収容袋８内に挿漕・連通されるインク導出部９
の一部を成し、前記インク収容袋８内に位置する部位に
、その周面にインクの流通が可能な多数の孔１０を有す
るパイプ１１を配したことを特徴とするものである。

しかしながら、このようにインク収容袋８内に多孔性パ
イプ１１を挿入した形式においては、インク結合部材９
付近のインク収容袋８の密着はなくなるが、第２図に示
すように尚、インクの残留部１２が存し、このため、や
はりインク収容袋８内のインクは残存して無駄になる欠
点がある。

上記インクカートリッジのインク収容袋内のインクが不
足すると、ペン先や記録ヘッドは記録動作をしているに
も拘らず、記録紙上にインクが十分与えられないため画
像がかすれたシ、画像の一部に抜けを生じたり、あるい
は全く記録されないことになる。また記録ヘッドがノズ
ルから気泡を吸引して印字不能に陥シ、パージなどを行
って回置動作をせねばならなくなる。気泡の吸引の程度
がひどいときは、パージ動作を何度も繰シ返さねば回復
しなかったり、最悪の場合には記録ヘッドを交換しなけ
ればならなかった。

ところで、目視によってインク壺やインク容器あるいは
インク供給径路のインクの残量を知り、適宜インクを補
充している。しかしながら目視によるインクの残量監視
は、めんどうでミスがあるので特にインク残量の監視が
重要なものでは、自動的にインクの残量が監視できるイ
ンク残量監視手段を備えていたものである。

また、インク？加圧して吐出させ、インク滴を選択的に
帯電して偏向して記録するのではなく、記録の必要な時
だけ電圧を印加させることによりインク滴を吐出させる
オンデマンド形のインクジェットプリンタの場合には、
インク貯蔵器内のインク液面を一定に保ちかつヘッド内
の圧力を大気と同じ圧力に保つようにすることが必要で
ある。

このためインク貯蔵器内のインク収容袋の変形による圧
力変動を少なくするために偏平なｍＮ構造の袋が用いら
れるが、このようなインク液面を一定に保つ構造をもち
、かつインク収容袋でインク容量を増やそうとすると必
然的に社面積が大きな袋となってし２う。従って、イン
ク消費に伴い満杯の時から空になるまでのインク収容袋
の変形量、即ち、高さ変化は緩やかであシ、インク収容
袋の変形を利用して前記のように自動的にインク残量の
変化を検知するとき、インク残量検知感度が非常に低下
してし壕う。

また、インク収容袋の製造時に、袋の形状・材質・膜厚
・インク充填量等のため、また製造時の取扱方によシ生
じる折シ目などのため、各袋個有の歪・クセ・シワ等は
避けられ々い。従来のインクカートリッジではこれら貸
の歪・クセ・シワ等の影響を直接的に受けてしまい、寿
現性の良い正確なインク残量検知が行なえなかった。

〔発明の目的〕

本発明は、上述のような欠点を解決するもので、インク
収容袋内のインクが無駄なく安定して消費され、さらに
自動的に残量検知を行なう場合、精度が高く、安定して
検知が行なえるインク貯蔵器を提供することを目的とす
るものである。

〔発明の構成〕

本発明ではこの目的を達成するために、インク収容袋が
インク貯蔵器の容器本体内に収容されているきき、該イ
ンク収容袋の少なくとも水平方向が容器本体の内面に、
若しくは該内面に設けた規制部に当接し規制されている
構成となすものである。

〔実　施　例〕

以下、本発明を用いて記録する記録装置、例えばインク
ジェット記録装置やペンレコーグ等におけるインク供給
装置について図を参照して説明する。

第３図、第４図、第５図は本発明を適用し得るインク供
給装置を示したもので、第３図はインク貯蔵器（この場
合は、インクカートリッジ）、第４図はインク貯賦器受
け（レセプタクル）、第５図は前記インク貯蔵器をイン
ク受けに接続し、た状態を示す。

インク貯蔵器２０は堅固な筐体２１とインク収容袋２２
とインク導出部２３とインク残量検知部２４と廃液部２
５とから構成されている。

筐体２１ハ側壁２１Ａ、中仕切板２１Ｂ、上！　２１０
、底板２１Ｄとから組立形成され、上下二段構造になり
ていて、上段の室と下段の室とはそれぞれ隔離され気密
構造になっている。また側壁２１Ａの上部には上段の室
に空気を給排気する開孔２６が、下部には下段の室に廃
インクを導入する開口２７と吸気口（不図示）がそれぞ
れ設けられている。

インク収容袋２２は記録用インクを気密状態に一内包す
る可撓性フィルムで作られてい、て、静水圧を維持して
インクを貯蔵補給する。このインク収容袋２２はポリ塩
化ビニリデン、ポリエチレン、ナイロン、ポリプロピレ
ン、セロファンなどの薄膜単体やこれらの組合せによる
複合積層体によシ作られる。例えばポリ塩化ビニリデン
のフィルムをポリエチレン等で両面被着した３層ラミネ
ート構成の高分子フィルム又はポリ塩化ビニリデンフィ
ルムにナイロンフィルムをラミネートした２層構成フィ
ルムを用いる。インク収容袋２２としては、気体透過率
が低くバリア性があり、インクと化学変化を生じない安
定性があり、かつ、可撓性の良い材料の薄膜状フィルム
が選ばれる。このような薄膜状フィルムを折シ曲げ重ね
合わせ、その周縁の開口辺となる２−辺ないし４辺を熱
融着等によ多接合して偏平形状になして、可撓性袋状の
インク収容袋２２を形成する。

このインク収容袋２２の下面の一部には、ポリエチレン
等の樹脂あるいはステンレス鋼等の金属よ構成るハウジ
ング２８がインク収容袋２２および筺体２１に接合固定
されていてインク導出部２３の一部をなしている。該ハ
ウジング２８の内部には、ブチルゴム、ブタジェンゴム
、インプレンコ゛ム、シリコンゴム、アクリルゴム、ウ
レタンゴム、弗素ゴム、ニトリルゴム等の弾性体からな
るセプタム２９が嵌入され、キャップ３０によシ閉蓋固
定されている。かくして前記インク収容袋２２の開口部
ハ、ハウジング２８、セプタム２９、キャンプ３０よ構
成るインク導出部によって密閉封止されて、インク収容
袋２２内に貯蔵されたインクの漏出又は外気侵入は防止
される。

一方、インク収容袋２２０可撓膜体上面外表面には反射
部材３１が密着固定されている。該反射部材３１は光反
射性の高い材料で作られた反射板または反射膜である。

該反射部材３１の対向位置であって、インク収容袋２２
下面側には、透明板３２が筐体２１の底板２１Ｂに固設
され、その下方は筒状のガイド３３となっている。

インク貯蔵器２０の下段の室内には廃棄インクを吸収す
る多孔質海綿状の廃液吸収部材３４が充填されている。

該廃液吸収部材３４は高分子発泡体や高分子吸収体やス
ポンジやセルローススポンジ又は天然海綿などを用いる
〇 一方、インク貯蔵器受け４０は、上記インク貯蔵器２０
の筐体２１の底部を受ける受け台４１と、インク導出部
と光検出部とから構成されている。インク導出部は、前
記インク導出部２３のセプタム２９を貫通しハウジング
２８内のインク室内に連通ずる管状針４２と、該管状針
４２を保持する保持部４３と、管状針４２に接続するイ
ンク供給管４４とから成る。また光検出部は、発光素子
と受光素子とから成る反射形光検出素子４５とその上部
の透明な防塵板４６とを保持するセンサーホルダ４７と
、該センサーホルダ４７と押し上げ用コイルはね４８と
を保持する保持部４９とから成る。これらの部材及びイ
ンクカートリッジの透明板３２、ガイド３３よシインク
残量検知部２４が構成されている。

前記インク貯蔵器２０を受け台４１上に設置結合せしめ
ると、第５図に示す如く、針状管４２はインク導出部２
３のセプタム２９を貫通してインク収容袋２２内に差し
込寸れ、インク収容袋２２内のインクは管状針２２、イ
ンク供給管４４を通って導出し、インク噴射ヘッドにイ
ンクを供給する。

上記結合と同時に、光検出部も結合する。即ち、センサ
ーホルダー４７はガイド３３内に嵌入し、防塵板４６は
透明板３２に当接し、コイルばね４９によシ圧接される
うこの状態において光検出素子４５の発光素子から投光
された光は防塵板４６、透明板３２、透明なインク収容
袋２２の下面側を通過してインク内を透過・七てインク
収容袋２２の上面側を通って反射部材３１によって反射
され、再び上記とほぼ逆光路を辿って光検出素子４５の
受光素子に入射する。

第６図（６）、（Ｂ）、◎は本発明の第１の実施例のイ
ンク貯蔵器のインク消費経過状態を示す図であり、第５
図のＡ−Ａ載面の断面図である。

本実施例では、インク収容袋２２をその横幅よりも狭い
内法の筐体２１内（収納域）に収納することによシ、イ
ンク収容袋２２０両端の耳部を図示の如く跳ね上けて押
し込む。またこの時、インク収容袋２２の中央部は、筐
体内法により横幅規制された耳部によシ押し上げられて
、長辺方向に沿って高められ、即ちインク収容袋の両側
が一方向に変形され、平凸状の屋根形隆起が形成される
。

この隆起形状は、インク消費に伴うインク収容袋２２の
変形にも拘わらず生じ、底面側にはインクの流路が安定
して形成されるため、前述の残留部を形成しにくい。ま
た、特に重要なインク残量僅少時のインク消費量に対す
るインク収容袋２２の高さ変化率が大きくなる。これは
高さ変化に寄与するインク収容袋の実効底面積が小さい
ためでめり、従来インク供給管を充分大きな筐体に収納
して自由に静水圧でインク消費した場合に比して、イン
ク終了検知感度が特に向上する。

第７図は前記光検出器を用いたインク残量検知装置の電
気回路図である。光検出器、例えば反射形ホトセンサ４
５による光出力電流はノイズ除去用ＲＯ回路を経て、Ｏ
Ｐアンプ５０に入力される。いっぽうＲ１、Ｒ２（Ｒ２
は個体差バラツキの吸収用に半固定抵抗になＪている）
で抵抗分割して得た基準電圧もＯＰアンプ５０の別の端
子に入力される。

両入力は該オペアンプにより比較され、インク残量検知
信号として出力される。この出力は表示装置（不図示）
と接続されており、インク収容袋２２内部のインクが終
了寸前であることを表示する。

なお表示装置はランプのように視覚に訴えるものでも良
いし、アラーム装置のように聴覚に訴えるものでも良い
。要するにインクが終了または終了間近でおることをい
ち早く知らせることのできる表示装置であればよい。ま
たは、この信号をもとに印字速度を落とすなり、止める
なシしてもよい。

第８図は、インク収容袋企２内のインク残量と光検出器
４５による出力電圧値との関係を示すもので、曲線Ａは
インク収容袋の横幅規制をしない欠け、最終残量は少な
く出来す、かつ不安定である。曲線Ｂは本発明によるイ
ンク収容袋２２の横幅規制をした場合でちゃ、インク残
量が少なくなると急峻に立ち上がシ、検出精度に優れた
検出力が得られる。また、曲線Ｂかられかるように本実
施例の方がインク収容袋内のインクが少なくなるまで出
力電圧が立ち上がらずインクを有効に消費できる。

以上の如く、従来はインク貯蔵器のインク収容容量を増
大させ、かつインク消費に伴うインク収容袋の変形によ
るインクの静水圧の変化をなるべく少なく押えるために
は、インク収容袋の底面積を増さざるを得ないが、この
ため単位インク消費量当シのインク収容袋の高さ変化が
小さくなってしまい、インク終了検知感度が低下し、更
にインク収容袋の可撓膜の種々のクセなどの出方によっ
ては、第８図の曲線Ａに示すように光検出器の出力が不
安定になることが多く、またインク残量が充分多いにも
拘わらず光検出部のインク収容装上面膜がつぶれて沈下
して他の部分よシ光検出素子４５に近接してしまい誤検
知をする場合もらった。

本発明では上記の如き１ンク収容袋のクセなどがあって
も、横幅を規制することにより、第８図の曲線Ｂに示す
ように安定した良好なインク残量検知特性を得ることが
できる。

以上は反射部材としてポリ弗化ビニルシートの如き拡散
反射板を使用した場合を説明してきたが、アルミニウム
箔等の鏡面反射板を用いることも可能である。例えばア
クリル板の表面をアルミ蒸着したもの。第９図は鏡面反
射板５１をインク収容袋２２の隆起部の傾斜面に設けた
実施例である。

第９図（５）はインク残量が充分存在する状態を示し、
光検出器４５の発光素子よシ投射された光は鏡面反射板
５１によシ反射され矢印方向に向い受光素子には入射し
ない。第９図（ロ）はインクが終了寸前の状態を示し、
インク収容袋２２の隆起部が平坦に近付くに従って鏡面
反射鏡５１による反射光は受光素子に入射しインク残量
を検出する。この場合、鏡面反射板５１の角度変化を利
用して、よシ一層シャープで２値的な特性を得ることが
できる。

またこの場合には、第１０図の光検出器特性図よりも判
るように、光検出器の出力のダイナミックレンジが広い
ためＳ／Ｎ比も高くなシ、より好都合となる。

本実施例ではインク収容袋の上面の尾根形隆起形状が安
定して形成されるため、このようなインク残量検出方法
を用いても安定した検出が行なえる。

なお、インク収容袋の製造時に上側の可撓膜の方が幅広
い状態で融廻されてしまうと、インク終了時にも上下の
可撓膜が密着せず、凹凸状のシワが最後まで残つＣしま
うことがある。このシワが光検出部上に残ると、誤検知
の原因となるため、反射部材３１．５１は可撓膜よりは
剛性の高いものでちることが望ましい。本実施例では、
前記ポリ弗化ビニルシート又はアルミニウム箔とも剛性
が小さいため、厚さ１００μｍのトリアセテートフィル
ムの１０ｍ角の反射部材を上側可撓膜に貼付してシワ防
止とした。また厚さＩＩＩＩ＋のアクリル板や塩ビ板に
アルミ蒸着したものでも良好な結果を得た。

以上の説明では、インク収容袋のインクが満たされる部
分の幅が筐体の内部の幅より長い場合を示したが、第１
１図、第１２図に示したようなインク収容袋、インク貯
蔵器でも本発明の範囲に入る。

第１１図（ａ）はインク収容袋３５のインクが封入され
ていない場合を示し、同図の）はインク収容袋にインク
が封入されている場合を示しており、３６Ａはインクが
満たされる部分で、その幅ｘ社具体的には７４箇で作成
し、３６Ｂは耳部インク収容袋の可撓膜の上面と下面を
接合してお９、ここにはインクは入ってこない。そして
インク収容袋の幅ｙは８４簡となるように耳部をそれぞ
れ５憩とした。

第１２図線上記インク収容袋３５を筺体３７に収納した
状態を示す概要図である。

筐体の内部の幅２は７４ｗｍでろシインク収容袋の幅よ
シ短く、このためインク収容袋は筐体の側面によって規
制され、前記耳部が上方に持ち上げられて尾根形隆起を
形成し、前述のようにインクの消費が有効に行なわれ、
インク残量検知装置を設けた場合も、安定、かつ正確な
インク残量検知が行なえる。

第１３図は、本発明によるインク貯蔵器の第２の実施例
を示す断面図であシ、第一１４図はその分解斜視図であ
る。これらの図において、第３図と同一構造部分につい
ては同一符号を付しである。

インク貯蔵器の筐体６０は、インク収容袋２２を気密状
に収容する堅固な枠状構造をなしていて、底部の基板６
１、四囲の側壁６２、上蓋６３とから成る。基板６１に
は前記インク導出部２３、インク残量検知部２４（不図
示）を内蔵し、その上面は段差が設けられていて、中央
部の溝状凹所６１Ａは両端の凸平面６１Ｂより低くなっ
ている。また、第１２図において、６１０はインク導出
部２３の取付穴、６１Ｄはインク残量検知部２４の取付
穴である。基板６１の凹所６１Ａには両面接着テープ６
４が貼着されていて、この上にインク収容袋２２の下面
が接着・固定される。

第１３図（ホ）、■、０はインク収容袋２２を基板６１
に両面接着テープ６４等を用いて固定した構造のインク
貯蔵器におけるインク消費に伴うインク収容袋２２の形
状変化を示す図である。図に示す如く、インク収容袋２
２の下面は、中央付近が基板６１に固定され、両端に近
い耳部が凸平面６１Ｂによシ高く持ち上げられて溝６１
Ａが構成されこれによシインク収容袋が水平方向（中心
に向かう）に規制されていて中央付近に下向きの隆起を
作る。

即ち、インク収容袋が基体６１の形状に応じて溝を形成
する。そしてインク消費が進行しても従来技術の項で述
べたよう々残留部は形成されず、また、の隆起部が両端
に比べて低い位置にあるから、最後までその部分にイン
クは残っている。そして第１３図◎に示す如く、最終時
寸前には、インク収容袋２２の上面側は凹所６１Ａの中
へと落ち込んでくる。従って、インク導出部２３のハウ
ジング２８の上部にインク流通溝を設けておけば１、イ
ンク収容袋２２の上面側がハウジング２８の上面に到達
しても、なお残量のインクを導出することができ、イン
ク収容袋２２内のインクを最後まで有効に利用すること
ができる。

同様にインク残量検知部を基板６１の凹所６１Ａに設け
ることによシ、該インク残量検知部付近に最後までイン
クが溜ま９、この凹所６１Ａ付近に対応するインク収容
袋２２内のインクが消費されてなくなる寸前にインク残
量検知動作が働き、信号を出力し、書味または表示を発
生する。かぐしてインク残量検知時のインク残量を必要
最小限にすることが可能となる。

なお、第１３図および第１４図において、前記基板６１
０両端の凸平面６１Ｂの下方を空洞状の室になし、ここ
に多孔質海綿状の廃液吸収部材を充填し、この室の一部
に廃液導入口６６および吸気口６７を設け、第３図と同
様にインク供給と廃液処理とを共通のインク貯蔵器によ
って行なわしめてもよい。

第１５図、第１６図、第１７図、第１８図、第１９図は
インク貯蔵器の他の実施例をそれぞれ示す図でメジ、何
れも基板の凹所の形状を変更したものである。第１５図
は基板７１の凹所の両側面を傾斜面となしたもの、第１
６図は基板７２０両端の平凸部をなして傾斜面となした
ものでおる。第１７図はインク収容袋２２の下面が接す
る基板７３の凹所面をＶ字形の傾斜面となし、その最低
部にインク導出部やインク残量検知部を設けたものであ
る。第１８図は基板７４の凹所を円筒面又は曲面になし
たものである。上記倒れの場合にも凹所の傾斜角夏、溝
の幅や深さ等はインク収容袋２２に最小限のへこみ（シ
ワ）（凹凸）を発生するように決められる。またシワの
でき方はインク収容袋２２の材質や厚さ等によっても変
化するので、これらによっても溝の幅や深さ、傾斜角度
等を変える必要がある。第１９図は、インク収容袋のイ
ンク満たん時の幅よシインク容器本体の内側の幅を狭く
し、インク収容袋全体が規制されるようにし、かつ基板
に溝６１Ａを設けてインク収容袋の両側を一方向に変形
させたものである。第２０図はインク収容袋のインク満
たん時の幅よりインク容器本体の内側の幅を狭くし、イ
ンク収容袋の両側の折れ曲が９方向を第６図図示のもの
と逆にした実施例を示す〇第２１図は、インク容器本体
（筐体）の底部基板８１に設ける溝の設は方の他の態様
を示す概略図で、８１Ａは凹状の溝、８１０はインク導
出部（第３図等においては２３）の取付穴でおる。

以上の説明ではインク残量検知手段として光検出器を用
いたが、他の検知手段、例えば磁気センサや静電容量検
知手段やインピータンス検知手段を用いた場合にも、本
発明のインク収容袋規制手段は有効である。また、イン
ク収容袋を規制するものはインク容器本体の底面あるい
は側面でおる実施例を説明してきたが、これに限らず規
制部材を内部に独立に設けてもよいことは勿論である。

以上述べたように、本発明によるインク貯蔵器は、イン
ク貯蔵器のインク収容袋内のインクを無駄なく消費する
から、インクの有効利用に大きな効果がある。特に、イ
ンク収容袋の中央部の凸状隆起又社筐体の凹状部がイン
ク残量最終時のインク通路となるからインクの使用効率
が向上した。

またインク貯蔵器の体積効率にも優れている。

また、インク収容袋を構成する可撓膜の歪み等による各
袋個有のクセの影響を受け難くなり、かつ温度変化や傾
斜の影響を受け難くなったので信頼性が向上した。

更に、インク残量検知装置を設ける場合には、インク単
位消費当りのインク収容袋の高さ変化率が、特にインク
残量が僅少になるとき、大きくなるし、またインク収容
袋のクセを受けにくいのでインク終了検知の感度および
精度が向上する特長がある。

そして以上の各効果を簡単な構造によって達成し安価に
提供できる利点を有している。

【図面の簡単な説明】

第１図（イ）、（ハ）は従来のインクカートリッジによ
るインク充満状態およびインク消費状態を示す断面図。 第２図は従来の他のインクカートリッジの断面図、第３
図、第４図、第５図は本発明を適用１７得るインク供給
装置におけるインク貯蔵器、インク貯蔵器受は及びこれ
らを接続した状態のそれぞれの断面図、第６図はインク
貯蔵器のインク消費経過を説明する断面図、第７図はイ
ンク残量検知装置の電気回路図、第８図は上記インク残
量検知装置によるインク残ｉ特性図、第９図は本発明の
インク貯蔵器の他の実施例を示す断面図、第１０図はそ
の光検出出力特性図、第１１図は本発明の他の実施例に
おけるインク収容袋の概要を示す斜視図、第１２図線第
１Ｉ図のインク収容袋を収納した本発明のインク貯蔵器
の概要を示す断面図である。第１３図は本発明のインク
貯蔵器の更に他の実施例を示す断面図、第１４図はその
斜視図、−＄４第１５図ないし第２１図はインク貯蔵器
の各種実施例を示す模式図である。 ２０．６０・・・・・・インク貯蔵器、４０・・・・・
・インク貯蔵器受け、２１・・・・・・筐体、２２・・
・・・イン゛り収容袋、２３・・・・・・インク導出部
、２４・・・・・・インク残量検知部、４５・・・・・
・光検出器、６１Ａ・・・・・・基板の凹所。 代理人　弁理士　野　１）義　親 ４Ｇ 第１０図 ノシ身撞　）でへメ巨ｄメ！　（、＃、）メθ４ 第１３図　合 ６７％ 第２１図 グ１０　酬／

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）　少なくとも一部が可撓膜から構成されたインク
   収容袋を容器本体に収容して、該インク収容袋のインク
   導出部よシインクを導出して供給するインク貯蔵器にお
   いて、前記インク収容袋が容器本体に収納されていると
   き、該インク収容袋を所望の形状に変形するよりに規制
   して前記容器本体に収容したことを特徴とするインク貯
   蔵器。
2. （２）　前記収容袋がその両側において一方向に変形す
   るように規制して、前記容器本体に収容したことを特徴
   とする特許請求の範囲第１項記載のインク貯蔵器。
3. （３）　前記インク収容袋の容器本体への収納時の水平
   方向の少なくとも一方向の長さが、容器本体の収納域の
   前記一方向と同方向の長さより小さく構成することによ
   り、インク収容袋が容器本体の内面に当接して規制され
   て収納されていることを特徴とする特許請求の範囲第１
   項又は第２項記載のインク貯蔵器。
4. （４）　前記容器本体の内面下方に前記インク収容袋の
   底部が当接する凹部を設け、インク収容袋が容器本体の
   該凹部に当接して規制されて収納されるようになしたこ
   とを特徴とする特許請求の範囲、第・１項乃・至第３項
   の何れか１項に記載のインク貯蔵器。