JPS6023964B2 - 化粧石膏ボ−ドの製造方法 - Google Patents
化粧石膏ボ−ドの製造方法Info
- Publication number
- JPS6023964B2 JPS6023964B2 JP51135094A JP13509476A JPS6023964B2 JP S6023964 B2 JPS6023964 B2 JP S6023964B2 JP 51135094 A JP51135094 A JP 51135094A JP 13509476 A JP13509476 A JP 13509476A JP S6023964 B2 JPS6023964 B2 JP S6023964B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gypsum board
- base paper
- ink
- board
- decorative
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Laminated Bodies (AREA)
- Producing Shaped Articles From Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は天井用化粧石膏ボードの製造方法に関する。
石膏ボードは２枚の吸水及び通気性能をもつ粗雑なボー
ド原紙の間に石膏スラリーを注入して後厚さ規正，裁断
，乾燥の一連工程を過て製造される。
ド原紙の間に石膏スラリーを注入して後厚さ規正，裁断
，乾燥の一連工程を過て製造される。
従って石膏ボードは粗雑なボード原紙が表面に出ている
ため、そのままでは化粧板として使用し得ないｏそこで
石膏ボード‘こ内装建材としての表面性能付与と化粧を
施す一方法として、あらかじめ模様を印刷したボード原
紙を使用し前記の一連からなる石音ボード製造工程を過
た後さらに上塗塗料を塗布する製造方法が一般的である
。
ため、そのままでは化粧板として使用し得ないｏそこで
石膏ボード‘こ内装建材としての表面性能付与と化粧を
施す一方法として、あらかじめ模様を印刷したボード原
紙を使用し前記の一連からなる石音ボード製造工程を過
た後さらに上塗塗料を塗布する製造方法が一般的である
。
前記のイけ鉾石膏ボード製造工程において上塗り塗装ま
で完了した印刷ボード原紙が使用出来れば石膏ボード成
型後の上塗り塗装工程を必要とせず通常の石膏ボード製
造工程のみで化粧石膏ボードが製造可能となり、工程短
縮による大幅な価格低減が計れる。所が上塗り塗料はボ
ード原紙の通気穴を被い通気性を阻害するため石膏スラ
リー中の余分な水分がボード原紙の表面より蒸発させる
乾燥工程において石膏ボード内に蒸気となって保持され
石膏の硬化乾燥を遅らせるとともに石膏とボード原紙の
付着性を著しく低下させるなどの問題点がある。そこで
本発明者はそれらの問題点を検討の結果ボード原紙に耐
久性のある印刷インクを使用することにより、過酷な表
面性能を要求されない天井用に適した化粧石膏ボードを
上塗り塗装工程を過ることなく製造するに至った。本発
明をさらに詳細に説明すると。
で完了した印刷ボード原紙が使用出来れば石膏ボード成
型後の上塗り塗装工程を必要とせず通常の石膏ボード製
造工程のみで化粧石膏ボードが製造可能となり、工程短
縮による大幅な価格低減が計れる。所が上塗り塗料はボ
ード原紙の通気穴を被い通気性を阻害するため石膏スラ
リー中の余分な水分がボード原紙の表面より蒸発させる
乾燥工程において石膏ボード内に蒸気となって保持され
石膏の硬化乾燥を遅らせるとともに石膏とボード原紙の
付着性を著しく低下させるなどの問題点がある。そこで
本発明者はそれらの問題点を検討の結果ボード原紙に耐
久性のある印刷インクを使用することにより、過酷な表
面性能を要求されない天井用に適した化粧石膏ボードを
上塗り塗装工程を過ることなく製造するに至った。本発
明をさらに詳細に説明すると。
（１）化粧用ボード原紙となる紙は通常の石音ボード製
造に使用されている丸綱式抄紙機により作られた厚さ０
．５肌〜０．８収穫度の通気性のある粗雑な厚紙である
。
造に使用されている丸綱式抄紙機により作られた厚さ０
．５肌〜０．８収穫度の通気性のある粗雑な厚紙である
。
（０）印刷は通常建材用紙の以前に使用されているグラ
ビア印刷機により２〜３版の組合せで連続的に行なわれ
る。
ビア印刷機により２〜３版の組合せで連続的に行なわれ
る。
（ｍ）印刷インクは一般のグラビア印刷用インクに比べ
ビヒクル中の樹脂量を多くするとともに、熱硬化反応型
の樹脂を使用しなければならない。
ビヒクル中の樹脂量を多くするとともに、熱硬化反応型
の樹脂を使用しなければならない。
熱硬化反応型としては、不飽和ポリエステル樹脂，変性
ポリエステル樹脂，変性アルキッド樹脂，尿素ホルムア
ルデヒド樹脂，メラミンホルムアルデヒド樹脂，ブチル
化アミノ樹脂，ェポキシ樹脂，ポリウレタン樹脂などが
上げられる。
ポリエステル樹脂，変性アルキッド樹脂，尿素ホルムア
ルデヒド樹脂，メラミンホルムアルデヒド樹脂，ブチル
化アミノ樹脂，ェポキシ樹脂，ポリウレタン樹脂などが
上げられる。
インクの標準組成としては、熱硬化反応型樹脂が２５重
量％以上、顔料１５〜２５重量％、助剤・適性付与剤１
〜２重量％、溶剤４母重量％以下が適当である。以上の
構成により製造された上塗り塗装を行なわない化粧用ボ
ード原紙は印刷インクが耐久性のある樹脂であると伴に
樹脂量が従来のインク（樹脂量２０〜２５重量％）に比
較して多量であるためインク中の樹脂が顔料粒子を被覆
する様に紙の表面にしっかりと固定出来る。
量％以上、顔料１５〜２５重量％、助剤・適性付与剤１
〜２重量％、溶剤４母重量％以下が適当である。以上の
構成により製造された上塗り塗装を行なわない化粧用ボ
ード原紙は印刷インクが耐久性のある樹脂であると伴に
樹脂量が従来のインク（樹脂量２０〜２５重量％）に比
較して多量であるためインク中の樹脂が顔料粒子を被覆
する様に紙の表面にしっかりと固定出来る。
従って従来の熱可塑性樹脂インクによる印刷面に比べ耐
熱，耐水．耐溶剤，耐摩耗性に優れた印刷面が得られ、
天井用としては実用性の有る表面性能を提供出来る。イ
ンク中の樹脂含有量を２５重量％以上に限定した理由は
ボード原紙が吸水性に富んだ粗雑な厚紙のため２５重量
％以下の場合、樹脂が原紙中に浸透しすぎて、顔料粒子
を充分被覆し難いためである。一方印刷は従来のグラビ
ア印刷と同じ版を使用出来るので紙に対するインキの付
着量は従来の印刷ボード原紙とほとんど変らず、ボード
原紙の通気性を阻害する心配はない。
熱，耐水．耐溶剤，耐摩耗性に優れた印刷面が得られ、
天井用としては実用性の有る表面性能を提供出来る。イ
ンク中の樹脂含有量を２５重量％以上に限定した理由は
ボード原紙が吸水性に富んだ粗雑な厚紙のため２５重量
％以下の場合、樹脂が原紙中に浸透しすぎて、顔料粒子
を充分被覆し難いためである。一方印刷は従来のグラビ
ア印刷と同じ版を使用出来るので紙に対するインキの付
着量は従来の印刷ボード原紙とほとんど変らず、ボード
原紙の通気性を阻害する心配はない。
なお、該印刷インクの艶を適度に調整して模様が３版か
らなるグラビア印刷の場合は１版目が艶消しインク、２
版目は半艶消インク、３版目は全艶有りインクの様に各
版ごとにインクの艶を変え印刷すれば模様に同調した立
体感に富んだ化粧用ボード原紙を製造出来る。
らなるグラビア印刷の場合は１版目が艶消しインク、２
版目は半艶消インク、３版目は全艶有りインクの様に各
版ごとにインクの艶を変え印刷すれば模様に同調した立
体感に富んだ化粧用ボード原紙を製造出来る。
以上の方法により製造された化粧用ボード原紙を表面に
、無印刷のボード原紙を裏面にして、間に石膏スラリー
を注入し成型した。
、無印刷のボード原紙を裏面にして、間に石膏スラリー
を注入し成型した。
石膏スラリーとしては混水量６０〜７５重量％の焼石管
に小量の不クズ及び凝結促進剤を添加したものである。
次いで定尺に裁断後、１００〜１１０つ○で４０〜６０
分間乾燥して化粧石膏ボードを得た。本発明の実施例を
上げると、 実施例 １ ５層からなる厚さ０．５肋のボード用原紙の表面にグラ
ビア印刷機によりアミノアルキッド樹脂３０重量％、顔
料２の重量％、アマニ油２重量％、溶剤４８％よりなる
印刷インクを用い、杉の板目柄を印刷して化粧用ボード
原紙とした。
に小量の不クズ及び凝結促進剤を添加したものである。
次いで定尺に裁断後、１００〜１１０つ○で４０〜６０
分間乾燥して化粧石膏ボードを得た。本発明の実施例を
上げると、 実施例 １ ５層からなる厚さ０．５肋のボード用原紙の表面にグラ
ビア印刷機によりアミノアルキッド樹脂３０重量％、顔
料２の重量％、アマニ油２重量％、溶剤４８％よりなる
印刷インクを用い、杉の板目柄を印刷して化粧用ボード
原紙とした。
ただし、板目柄の春材部に該当するインクには艶消し剤
を混入し秋材部に該当するインクは艶有りインクとした
ため、艶の有る秋材部は凸状に見える。一方、石膏ボー
ド製造工程で５層からなる厚さ０．５肋の無印刷ボード
用原紙の上に渇水量６な重量％の焼石管に１重量％の木
粉と少量の凝結促進剤を混入したスラリーを定量注入し
て後、上記化粧用ボード原紙を表面に重ねた。約１粉ご
間の養生後定尺に裁断して枚様にし、さらに１００〜１
１ぴ０熱風乾燥機中で５０分間乾燥して化粧石唇ボ−ド
を得た。この化粧石膏ボード表面をぬれ雑巾にて１０回
ぬぐったが印刷面には何ら変化は見られなかった。実施
例 ２ 厚さ０．５側のボード用原紙の表面にグラビア印刷機に
よりェポキシ樹脂３５重量％、顔料２１重量％に若干の
助剤及び溶剤からなる印刷インクを用い小さな升目模様
を２版で印刷して化粧用ボード原紙とした。
を混入し秋材部に該当するインクは艶有りインクとした
ため、艶の有る秋材部は凸状に見える。一方、石膏ボー
ド製造工程で５層からなる厚さ０．５肋の無印刷ボード
用原紙の上に渇水量６な重量％の焼石管に１重量％の木
粉と少量の凝結促進剤を混入したスラリーを定量注入し
て後、上記化粧用ボード原紙を表面に重ねた。約１粉ご
間の養生後定尺に裁断して枚様にし、さらに１００〜１
１ぴ０熱風乾燥機中で５０分間乾燥して化粧石唇ボ−ド
を得た。この化粧石膏ボード表面をぬれ雑巾にて１０回
ぬぐったが印刷面には何ら変化は見られなかった。実施
例 ２ 厚さ０．５側のボード用原紙の表面にグラビア印刷機に
よりェポキシ樹脂３５重量％、顔料２１重量％に若干の
助剤及び溶剤からなる印刷インクを用い小さな升目模様
を２版で印刷して化粧用ボード原紙とした。
ただし升目模様は１版目が艶消しインク、２版目には艶
有りインクを使用し印刷したため、艶有りインク部分が
凸状に見える。この化粧用ボード原紙を実施例１と同様
の石管ボード製造工程に使用して求める表面性能と見掛
けをもつ化粧石膏ボードを得た。
有りインクを使用し印刷したため、艶有りインク部分が
凸状に見える。この化粧用ボード原紙を実施例１と同様
の石管ボード製造工程に使用して求める表面性能と見掛
けをもつ化粧石膏ボードを得た。
Claims (1)
- １ 無印刷の石膏ボード原紙上に石膏スラリーを注入後
、印刷インクで所望の模様を印刷した上塗り塗装のない
石膏ボード用原紙を重ねて後成型し、次いで該石膏ボー
ドを乾燥して化粧石膏ボードを製造する方法において、
インク重量に対して２５％以上である熱硬化反応型樹脂
印刷インクで所望の模様を印刷することを特徴とする化
粧石膏ボードの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP51135094A JPS6023964B2 (ja) | 1976-11-08 | 1976-11-08 | 化粧石膏ボ−ドの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP51135094A JPS6023964B2 (ja) | 1976-11-08 | 1976-11-08 | 化粧石膏ボ−ドの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5358514A JPS5358514A (en) | 1978-05-26 |
| JPS6023964B2 true JPS6023964B2 (ja) | 1985-06-10 |
Family
ID=15143683
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP51135094A Expired JPS6023964B2 (ja) | 1976-11-08 | 1976-11-08 | 化粧石膏ボ−ドの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6023964B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0329827Y2 (ja) * | 1984-12-27 | 1991-06-25 | ||
| USD950160S1 (en) | 2020-07-27 | 2022-04-26 | Steve Feher | Air conditioned hard hat |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4879224A (ja) * | 1972-01-24 | 1973-10-24 | ||
| JPS5067831A (ja) * | 1973-10-22 | 1975-06-06 |
-
1976
- 1976-11-08 JP JP51135094A patent/JPS6023964B2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4879224A (ja) * | 1972-01-24 | 1973-10-24 | ||
| JPS5067831A (ja) * | 1973-10-22 | 1975-06-06 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0329827Y2 (ja) * | 1984-12-27 | 1991-06-25 | ||
| USD950160S1 (en) | 2020-07-27 | 2022-04-26 | Steve Feher | Air conditioned hard hat |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5358514A (en) | 1978-05-26 |
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